JP2019025689A - 印刷装置と印刷制御装置、及びその制御方法とプログラム - Google Patents

印刷装置と印刷制御装置、及びその制御方法とプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ある給紙段の用紙の設定を変更することにより、関連する給紙段の用紙の設定との不整合を認識できるが、関連する給紙段の用紙の設定を変更せずに、特定の給紙段の用紙の設定だけを変更することは考慮されていない。【解決手段】印刷制御装置であって、印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶しておき、印刷装置の給紙段の情報を取得する。そして、印刷装置の給紙段が選択され、当該選択された給紙段の用紙の情報の編集が選択されると、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定し、その選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、その選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する。【選択図】 図8

Description

本発明は、印刷装置と印刷制御装置、及びその制御方法とプログラムに関する。
ディジタル複合機を使用して印刷する際に、ユーザは、その印刷に使用する用紙に関する種々の設定を行うことができる。この設定には、例えば、用紙の名称、坪量、表面性等の、その用紙が持っている属性に基づく設定や、その用紙に印刷する上でディジタル複合機の特性が影響する設定(例:用紙の表面/裏面のレジ位置調整量、用紙のカール補正量)がある。従って、ディジタル複合機を使用するユーザは、このような用に対する設定を最適なものにして印刷物を作成する必要がある。
ディジタル複合機の給紙段に割当てられた用紙の設定を管理する手法として、いくつかの形態が考えられる。例えば、用紙の情報(設定含む)をデータベースで一元管理し、給紙段に割当てられている用紙の設定は、データベースから複製した情報を使用する(つまり、データベース内の用紙情報と給紙段の用紙情報とが独立している)という形態がある。この場合は、データベースと、給紙段ごとの用紙の設定とを独立して管理するが、データベースの情報が更新された場合には、そのデータベースと給紙段の用紙の設定との連携処理が複雑になりがちである。
そのため、別の形態として、例えば、用紙の情報(設定含む)をデータベースで一元管理し、給紙段に割当てられている用紙の設定は、データベースの情報を参照する形態がある。例えば、データベース上の用紙のIDだけを給紙段の用紙の設定とし、給紙段の用紙の設定の際には、そのIDをキーにしてデータベースから参照する形態(以降、参照型)が考えられる。この場合は、データベースの用紙の設定が更新されると、その更新を、給紙段の用紙の設定に容易に反映させることができる。
用紙の設定操作は、適正な印刷物を得るために必要なものであり、このため、その設定の操作性を高める仕組みが考えられている。例えば、特許文献1では、用紙の設定の操作において、その設定が適切でない場合には、ユーザの確認を促すことを目的として警告画面を表示している。具体的には、給紙段の用紙に設定されている設定を変更する際、関連する給紙段の用紙の設定との不整合が生じる場合に警告を行うシステムが記載されている。こうして用紙の設定の変更が適切か否かを判定し、適切でない場合に警告画面を表示することで、ディジタル複合機における用紙の設定の操作性を向上させている。
特開2013−111820号公報
一般に、印刷物に応じて、給紙段の用紙に対する設定は変更されるが、印刷会社によっては、特定の給紙段を特定の用紙のみ収容して印刷する運用にして、ユーザによる給紙段への用紙セットや設定の変更操作の手間を軽減している場合がある。例えば、第1の給紙段は、常に特定の用紙のみを収容し、印刷物に応じて第2の給紙段へ所定の用紙(第1の給紙段は、その所定の用紙と同じ用紙を収容する場合も含む)を設定して運用する。
このような運用を画像形成システムで実現する場合、給紙段ごとに、その用紙の設定の変更可否を設定する手段を設け、用紙の設定を簡単に変更できないようにすることが考えられる。しかしながらその場合、第1と第2の給紙段に同一の用紙が設定されており、第1の給紙段の用紙に対してのみ設定の変更が禁止されている状態で、第2の給紙段の用紙の設定を変更しようとすると、第2の給紙段の設定を不可にする必要がある。なぜなら上述の参照型では、2つの給紙段に同一の用紙が設定されている状態で一方の給紙段の用紙の設定だけを変更すると、それに連動して他方の給紙段の用紙の設定も変更されてしまうためである。従って、このような場合、画像形成システムは、設定が変更された用紙が、設定を変更できない給紙段に収容されている場合は、その用紙の設定を変更できないようにする必要がある。
ここで、2つの給紙段に同一の用紙が設定されている状態で、一方の給紙段の用紙の設定を変更したいケースとして、例えばカール補正量の設定変更を例として説明する。カール補正量の設定は、用紙が搬送パスを通過して印刷されて排紙される際にカールしないように補正する設定である。この設定は、用紙の種類(表面性、坪量、材質)と、給紙段から通紙する紙搬送路の設定を含み、この設定により、より効果的なカール補正結果を得ることができる。例えば、用紙の搬送路が一直線の場合と、曲線を描くような場合では、用紙のカールになりやすさが異なる。よって、同じ種類(表面性、坪量、材質)の用紙が、それぞれ通紙する紙搬送路が異なる複数の給紙段に設定されている場合、同じ用紙であっても用紙のカール補正値を給紙段ごとに異なる設定にしないと効果的なカール補正結果を得られない場合がある。その場合は、用紙の設定を変更したい給紙段ごとに、用紙の設定変更作業を行う必要がある。これはディジタル複合機を使用するユーザの利便性を損ない、この結果、ディジタル複合機の生産性向上を実現できない状況となる。
上述の特許文献1に記載の技術では、用紙の設定を変更すると、その設定が変更された用紙が格納される給紙段と同一グループ化されている給紙段の用紙の設定と整合しているかを調べ、整合していないときはいなければ警告を出している。そのため、ある給紙段の用紙の設定を変更することにより、関連する給紙段の用紙の設定との不整合を認識できるが、関連する給紙段の用紙の設定を変更せずに、特定の給紙段の用紙の設定だけを変更することは考慮されていない。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、用紙の設定を変更する際、その用紙が用紙の設定変更が禁止されている給紙段に収容されているときのユーザの操作性を向上させる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る印刷制御装置は以下のような構成を備える。即ち、
印刷制御装置であって、
印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記印刷装置の給紙段の情報を取得する取得手段と、
前記記憶手段に記憶されている用紙の情報の編集が選択されると、前記取得手段により取得した前記給紙段の情報を参照して、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、前記選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明により、用紙の設定を変更する際、その用紙が用紙の設定変更が禁止されている給紙段に収容されているときのユーザの操作性を向上させることができる。
実施形態に係る画像形成システムの全体構成を説明するブロック図。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る印刷制御装置のハードウェア構成を説明するブロック図。 実施形態に係る印刷制御装置で動作する用紙管理アプリケーションによる表示されるトップ画面の一例を示す図。 実施形態に係る印刷制御装置で用紙管理アプリケーションが起動してトップ画面を表示するまでの処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る画像形成装置における、図5の印刷制御装置の処理に対する処理を説明するフローチャート。 実施形態に係る印刷制御装置の外部表示装置に表示される給紙段1の用紙設定画面の一例を示す図。 実施形態1に係る印刷制御装置による用紙設定の編集処理を説明するフローチャート。 実施形態1に係る印刷制御装置で表示される用紙リスト画面の一例を示す図。 図9の画面で編集ボタンが押下されたときに表示される用紙編集画面の一例を示す図。 実施形態2に係る印刷制御装置の外部表示装置に表示される給紙段2の用紙設定画面の一例を示す図。 実施形態2に係る印刷制御装置による用紙設定の編集処理を説明するフローチャート。 実施形態3に係る印刷制御装置による用紙設定の編集処理を説明するフローチャート。 実施形態3に係る印刷制御装置で動作する用紙管理アプリケーションによる表示される用紙設定変更禁止を解除する画面の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、実施形態に係る画像形成システム100の全体構成を説明するブロック図である。
この画像形成システム100は、画像形成装置(印刷装置)103と、印刷制御装置102とを備えている。印刷制御装置102は、クライアントコンピュータ101とケーブル109、Local Area Network(LAN)110を介して通信可能に接続されている。また印刷制御装置102と画像形成装置103とは、画像ビデオケーブル107及び制御ケーブル108を介して接続されている。実施形態では、画像形成装置103は、LAN110に直接接続されていないため、印刷制御装置102を介してクライアントコンピュータ101と通信する。尚、画像形成装置103は、LAN110に接続されても良い。つまり画像形成装置103は、直接、クライアントコンピュータ101と通信可能に接続されていても良い。
クライアントコンピュータ101は、アプリケーションを起動させて画像形成システム100に印刷指示などを行う。また印刷制御装置102は、画像形成装置103と連携して画像処理を行う。画像形成装置103は種々の機能を有する複合機である。この画像形成装置103は、クライアントコンピュータ101や印刷制御装置102からの画像データに対する印刷処理を行うだけでなく、スキャナ部104により得られた原稿の画像データをコピーしたり、共有フォルダに送信することができる。スキャナ部104で原稿を走査する際には、操作部105の各種キーを介して、ユーザからの各種指示を受け付ける。また操作部105は、操作部105の操作パネルを介して、スキャン状態などの各種情報を表示する。排紙部106は画像が形成(印刷)された用紙を受け取って排紙する。
表示部111は印刷制御装置102の表示部であり、印刷制御装置102における情報を表示する。操作ボタン部112は印刷制御装置102のハードウェアの操作ボタン部であり、ユーザは、このボタンを操作して表示部111に表示されている情報に基づく操作を行う。表示部111に表示される情報は、印刷制御装置102を操作する上で最低限必要となる情報(電源操作やIPアドレスの確認)を表示する目的で使用される。外部表示装置113は、印刷制御装置102に接続された液晶モニタ等の表示装置である。更に印刷制御装置102には、キーボード114、ポインティングデバイス115が接続されており、ユーザはこれらを使用して必要な情報や命令等を印刷制御装置102に入力できる。
実施形態では、印刷制御装置102と画像形成装置103とがそれぞれ別体の装置として説明するが、画像形成装置103が印刷制御装置102の機能を包含して、印刷制制御装置102を省略しても良い。また外部表示装置113は、例えばタッチパッドのような座標入力機能を有し、ポインティングデバイス115の機能を兼ねる構成でも良い。
図2は、実施形態に係る画像形成装置103のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU201は、ROM203のブートプログラムを実行して外部記憶装置211に記憶されている制御プログラムをRAM202に展開し、その展開したプログラムを実行することにより、システムバス204に接続される各種のデバイスを総括的に制御する。CPU201は、印刷インターフェース207を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)210に出力情報としての画像信号を出力し、読取インターフェース212を介して接続されるスキャナ部104から入力される画像信号を制御する。またCPU201は、LANコントローラ206を介して印刷制御装置102との通信処理が可能である。RAM202は、主としてCPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ハードディスク(HDD)、ICカード等の外部記憶装置211は、ディスクコントローラ(DKC)208によりアクセスが制御される。外部記憶装置211は、アプリケーションプログラム、フォントデータ、フォームデータ等を記憶したり、プリントジョブを一時的にスプールし、スプールされたジョブを外部から制御するためのジョブ格納領域として使用される。また更に、スキャナ部104から入力された画像データやプリントジョブの画像データをBOXデータとして保持し、ネットワークから参照したり、印刷を行うBOXデータ格納領域としても使用される。実施形態では、外部記憶装置211としてはHDDを使用するものとし、ジョブログ、画像ログ等各種ログを保持する。操作部105は、ユーザがソフトウェアキー或いはハードウェアキーを操作して各種情報を入力する。不揮発性メモリ209は、操作部105やネットワークを介して端末から設定される各種設定情報を記憶している。ビデオインターフェース214は、画像ビデオケーブル107を介して印刷制御装置102から画像データを受信する。
図3は、実施形態に係る印刷制御装置102のハードウェア構成を説明するブロック図である。
CPU301は、ROM303に記憶されているブートプログラムを実行して外部記憶装置309に記憶された制御プログラムをRAM302に展開する。そしてその展開したプログラムを実行することにより、システムバス304に接続される各種のデバイスを総括的に制御する。またCPU301は、LANコントローラ306を介して画像形成装置103との通信処理が可能である。またCPU301は、LANコントローラ307を介してネットワーク上のクライアントコンピュータ101や画像形成装置103との通信処理が可能である。RAM302は、主としてCPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。ハードディスク(HDD)、ICカード等の外部記憶装置309は、ディスクコントローラ(DKC)308によりアクセスが制御される。外部記憶装置309は、アプリケーションプログラム、フォントデータ、フォームデータ等を記憶したり、プリントジョブを一時的にスプールする。スプールされたジョブをRIP(Raster Image Processor)処理し、再度保存するためのジョブ格納領域として使用される。操作部I/F305は、ユーザが操作ボタン部112から入力した各種情報を受取ってCPU301に伝え、またCPU301により出力された情報を表示部111へ表示する。ビデオインターフェース310は、画像ビデオケーブル107を介して画像形成装置103へRIP処理した画像データを送信する。キーボードコントローラ(KBC)311は、キーボード114、ポインティングデバイス115からの情報などの入力に係る処理を行う。表示制御部312は、内部にビデオメモリを有し、CPU301からの指示に従ってそのビデオメモリに描画すると共に、そのビデオメモリに描画されたイメージデータをビデオ信号として外部表示装置113に出力して表示させる。
図4は、実施形態に係る印刷制御装置102で動作する用紙管理アプリケーションによる表示されるトップ画面401の一例を示す図である。図4は、画像形成装置103の複数の給紙段の情報を表示した画面例を示す。用紙管理アプリケーションのトップ画面401は、CPU301からの指示に従ってそのビデオメモリに描画すると共に、ビデオメモリに描画されたイメージデータをビデオ信号として外部表示装置113に出力されて表示される。
エリア402は、タブコントロールを実施可能な表示領域で、ユーザがデバイスタブ403を押下すると、このエリア402に画像形成装置103の給紙段情報が表示される(図4の状態)。また調整タブ404が押下されると、そのエリア402には、各種調整設定を実施可能なボタンが表示される。またエリア405には、現在の印刷制御装置102に接続されている画像形成装置103のハードウェアオプションの接続状況が表示される。用紙管理アプリケーションは起動すると、後述する図5のフローチャートに従って画像形成装置103のハードウェアオプション情報を取得し、このオプション情報に従って、このエリア405を表示する。
図4では、PODデッキが重連、フィニッシャが接続されている状態を表している。給紙段ボタン406〜413は、用紙管理アプリケーションが起動した時に画像形成装置103から取得した給紙段の情報を基に表示されている。用紙情報を表示するエリア414は、各行にその種類とその属性が表示されている。エリア414に表示されている用紙以外の情報を表示したい場合は、スライダーバー415を操作することで、それら情報がスクロールされて表示される。また表示されている属性以外を表示したい場合は、スライダーバー416を操作することで表示可能となる。給紙段ボタンのボタン417は、その給紙段の用紙設定の変更可否を切り替え可能なボタンである。図4では「許可」、即ち、給紙段2の用紙設定の変更が可能に設定されている例を示している。一方、給紙段1の給紙ボタン406のボタン417は「禁止」、即ち、給紙段1の用紙設定の変更が不可に設定されている。このボタン417を押下する度に、用紙設定の変更可否の状態が、「許可」と「禁止」でトグルするようにしてもよい。実施形態では、給紙段ごとに用紙設定の変更可否状態を保持しており、許可状態か禁止状態かを示している。用紙リストボタン418は、図9に示す用紙リスト画面を表示するように指示するボタンである。実施形態では、用紙リストボタン418が押下されると、用紙アプリケーションは、例えば図9に示すような用紙リスト画面を、外部表示装置113の最前面に表示する。
また用紙管理アプリケーションは、ボタン417が押下される度に、その給紙段に対する用紙設定の変更可否の状態をRAM302に格納する。尚、ここでは説明のため、起動時の用紙設定の変更可否の状態は、許可状態とする。
図5は、実施形態に係る印刷制御装置102で用紙管理アプリケーションが起動してトップ画面を表示するまでの処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU301が外部記憶装置309からRAM302に展開したプログラムを実行することにより実現される。
まずS501でCPU301は、用紙管理の対象となる画像形成装置103のモデルを判別する。この画像形成装置103のモデルは、図4のようなトップ画面を作成する時や、モデルごとの仕様差を吸収する際に使用される。ここでCPU301は、LANコントローラ306を介して画像形成装置103と通信を行って、そのモデル情報を取得し、予め保持しているモデル情報を基に画像形成装置103のモデルを判別する。次にS502に進みCPU301は、その画像形成装置103に接続されているハードウェアオプションを判別し、図4のトップ画面を作成する時、給紙段の情報を特定する時や、モデルごとの仕様差を吸収する際に使用する。次にS503に進みCPU301は、その画像形成装置103に接続されている給紙段を判別し、接続されている給紙段の数を特定する。次にS504に進みCPU301は、その画像形成装置103のそれぞれの給紙段に設定されている用紙情報を取得する。次にS505に進みCPU301は、図4のトップ画面401に表示する給紙段ボタンの情報を作成する。次にS506に進みCPU301は、その画像形成装置103から用紙リスト情報を取得する。そしてS507に進みCPU301は、トップ画面401に表示する用紙リストの情報を作成する。次にS508に進みCPU301は、画像形成装置103から図4のボタン417を作成するために、各給紙段における用紙の設定の変更の許可/禁止を取得する。こうして設定の変更の許可/禁止を取得するとS509に進みCPU301は、その取得した設定に基づいて、各給紙段ボタンのボタン417に表示する文字列を作成する。ここでは設定の変更が許可されているときは「許可」を表示し、禁止されているときは「禁止」を表示する。次にS510に進みCPU301は、これまでの処理で取得した情報を基に、例えば図4に示トップ画面401を表示する。
図6は、実施形態に係る画像形成装置103における、図5の印刷制御装置の102の処理に対する処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU201が外部記憶装置211からRAM202に展開したプログラムを実行することにより実現される。
この処理は画像形成装置103が起動することにより開始され、先ずS601でCPU201は、画像形成装置103のモデル情報を外部記憶装置211より取得し、印刷制御装置102に返信可能なデータとして作成する。次にS602に進みCPU201は、画像形成装置103に接続されているハードウェアオプション情報を外部記憶装置211より取得し、印刷制御装置102に返信可能なデータとして作成する。次にS603に進みCPU201は、画像形成装置103の給紙段情報を外部記憶装置211より取得し、印刷制御装置102に返信可能なデータとして作成する。次にS604に進みCPU201は、画像形成装置103の用紙リスト情報を外部記憶装置211より取得し、印刷制御装置102に返信可能なデータとして作成する。次にS605に進みCPU201は、画像形成装置103の各給紙段における設定変更の禁止/許可の情報を外部記憶装置211より取得し、印刷制御装置102に返信可能なデータとして作成する。ここでの調整値の取得は、画像形成装置103で実施可能な調整項目の全てに対して実施する。
次にS606に進みCPU201は、印刷制御装置102よりモデル情報の問合せを受信したか否かを判定し、モデル情報の問合せを受信しないときはS608に進むが、そうでないときはS607に進む。S607でCPU201は、S601で作成したモデル情報を印刷制御装置102に返信してS608に進む。S608でCPU201は、印刷制御装置102よりハードウェアオプション情報の問合せを受信したか否か判定する。ここでハードウェアオプション情報の問合せを受信した場合はS609に進むが、そうでないときはS610に進む。S609でCPU201は、S602で作成したハードウェアオプション情報を印刷制御装置102に返信してS610に遷移する。
S610でCPU201は、印刷制御装置102より給紙段情報の問合せを受信したか否か判定する。ここで給紙段情報の問合せを受信したと判定するとS611に進むが、そうでないときはS612に進む。S611でCPU201は、S603で作成した給紙段情報を印刷制御装置102に返信してS612に遷移する。S612でCPU201は、印刷制御装置102より用紙リスト情報の問合せを受信したか否か判定し、用紙リスト情報の問合せを受信したときはS613に進み、そうでないときはS614に進む。S613でCPU201は、S604で作成した用紙リスト情報を印刷制御装置102に返信してS614に遷移する。S614でCPU201は、印刷制御装置102よりボタン417の情報の問合せを受信したか否か判定し、その情報の問合せを受信した場合はS615に遷移し、そうでないときはS606に進む。S615でCPU201は、S605で作成したボタン417の情報を印刷制御装置102に返信してS606に遷移する。
次に説明を図4に戻し、ユーザが給紙段1の給紙段ボタン406をポインティングデバイス115等を用いて指示すると、図7に示すような給紙段1の用紙設定画面が表示される。
図7は、実施形態に係る印刷制御装置103の外部表示装置113に表示される給紙段1の用紙設定画面の一例を示す図である。実施形態では詳細に説明しないが、各給紙段は、インサータや手差しトレイなどの給紙装置を含むことはいうまでもない。また、以降の説明では、ボタン押下時等のアプリケーションの操作時にポインティングデバイス115等を使用するといった説明は省略するが、このような入力デバイスを使用して操作することはいうまでもない。この用紙設定画面は、CPU301からの指示に従ってビデオメモリに描画すると共に、ビデオメモリに描画されたイメージデータをビデオ信号として外部表示装置113に出力されて表示される。
給紙段1の画面の用紙設定画面701には、用紙情報の表示領域702と、用紙リスト表示領域703と、割当ボタン704、用紙リスト更新ボタン705、閉じるボタン706が表示される。表示領域702は、現在、給紙段1に設定されている用紙の設定情報を表示している。図4の給紙段ボタン406が押下されて、この用紙設定画面701が表示された時には、給紙段1に現在割当てられている用紙の情報が表示領域702に表示される。用紙リスト表示領域703には、印刷制御装置102と画像形成装置103とが管理している用紙情報がリスト化して表示される。用紙リスト表示領域703から用紙の種類を選択すると、その選択された用紙の情報が用紙情報の表示領域702に表示される。図7では、用紙リスト表示領域703で「厚紙」が選択されているため、その「厚紙」の情報が用紙情報の表示領域702に表示されている。
まず、用紙情報の表示領域702の各入力項目について説明する。
707は、用紙の名称を入力できるテキストフィールドである。用紙の名称を変更する場合は、キーボード114等を使用して、テキストフィールド707に文字を入力して変更する。以降の説明では、入力時にキーボード114等を使用するといった説明は省略するが、このような入力デバイスを使用して文字を入力することはいうまでもない。そして、ここで変更した情報を用紙情報に反映させるためには、用紙リスト更新ボタン705を押下する。用紙リスト更新ボタン705が押下されると、印刷制御装置102と画像形成装置103の用紙情報が変更される。708は、坪量を入力できるテキストフィールドである。坪量が入力されたときの動作は、テキストフィールド707に文字を入力した場合と同じであるため、その説明を省略する。709は、用紙のサイズ情報を表示するコンボボックスである。このコンボボックス709に、リスト表示されたサイズ情報から所望の用紙サイズを選択して設定することができる。こうして変更した用紙サイズを用紙情報に反映させるためには、用紙リスト更新ボタン705を押下する。用紙リスト更新ボタン705が押下されると、印刷制御装置102と画像形成装置103の用紙情報がそれに応じて変更される。710は、用紙の表面性を表示するコンボボックスである。このコンボボックス709が指示されたときの動作は、サイズコンボボックス709の場合と同じであるため、その説明を省略する。以下の説明でも、特に説明しない場合は、コンボボックス709が指示されたときの動作と同じであるため、その説明を省略する。711は、用紙の特徴情報を表示するコンボボックスである。712は、用紙の色情報を表示するコンボボックスである。713は、両面の2面目情報を表示するコンボボックスである。714は、スキ目情報を表示するコンボボックスである。
715は、調整関連の設定をまとめて表示する領域である。調整関連の設定項目は多数存在するため、この画面中に全てを収めることが出来ない。現在表示されていない調整の設定項目を確認する場合は、スライダーバー716を操作することで、表示されていない設定値を表示することが可能となる。717は、画像位置調整の設定項目ボタンで、このボタン717に、現在の用紙が既に調整済みかが表示される。既に調整済みの場合は「調整あり」と表示し、調整していない場合は「調整なし」と表示する。この画像位置調整の設定項目ボタン717が押下されると調整画面が表示され、この調整画面を介してユーザは、各種調整値を入力することができる。そして変更した情報を用紙情報に反映させるためには、ユーザは用紙リスト更新ボタン705を押下する。この用紙リスト更新ボタン705が押下されると、印刷制御装置102、画像形成装置103の用紙情報を変更することが出来る。718は、カール補正の設定項目ボタンで、このボタン718が押下されたときの動作は、画像位置調整の設定項目ボタン717と場合と同様であるため、その説明を省略する。719は、後処理の一例であるサドル折位置の調整の設定項目ボタンで、このボタン719に、現在の調整値がmm単位で表示される。サドル折位置の調整の設定項目ボタン719が押下されると調整画面が表示され、この調整画面で各種調整値を入力することが可能である。変更した情報を用紙情報に反映させるためには、用紙リスト更新ボタン705を押下する。これにより印刷制御装置102、画像形成装置103の用紙情報が変更される。720は、クリープ補正量の調整の設定項目ボタンで、このボタン720の押下に伴う動作は、サドル折位置の調整の設定項目ボタン719と同じであるため、その説明を省略する。これは以下に説明するボタンの場合も、前述の各対応するボタンの場合と同様であるため、その説明を省略する。721は、中とじ折位置の調整の設定項目ボタンである。722は、中とじ位置調整の設定項目ボタンである。723は、二次転写電圧の調整の設定項目ボタンである。724は、先端部二次転写電圧の調整の設定項目ボタンである。725は、二次転写除電バイアスの調整の設定項目ボタンである。726は、一次転写電圧の調整の設定項目ボタンである。
次に、用紙リスト表示領域703について説明する。
用紙リスト727は、各列に用紙の属性情報を配置し、各行には、その用紙の情報が設定されている。用紙リスト727に表示されている以外の用紙の属性を表示したい場合は、スライダーバー728を操作して横方向にスクロールさせて他の属性を表示できる。また表示されている用紙以外を表示したい場合は、スライダーバー729を操作して縦方向にスクロールさせて他の用紙を表示できる。730は、この用紙リスト727で選択されている用紙を示し、選択されていることが分かるように反転表示されている。他の用紙は、選択されていない用紙を示し、用紙リスト727で、これら用紙のいずれかが選択されると、用紙表示領域702に、その選択された用紙の情報が表示される。そして、この状態で、割当てボタン704が押下されると、給紙段1に、その新たに選択された用紙を割当てることができる。ここで給紙段1の用紙設定を変更せずに終了する場合、ユーザは閉じるボタン706を押下する。
尚、本実施形態は、印刷制御装置102上で動作する用紙管理アプリケーションを例に説明するが、用紙管理アプリケーションに限定されるものではない。画像形成装置101や印刷制御装置102において同様の仕組みを実施する形態でもよい。
以上の前提に基づいて、以下、本発明の実施形態1〜3を説明する。
[実施形態1]
図9は、実施形態1に係る印刷制御装置102で表示される用紙リスト画面901の一例を示す図である。この用紙リスト画面901には、印刷制御装置102が管理している用紙の一覧が表示される。
この用紙リスト画面901で用紙を選択して編集ボタン919が押下されると、図10に示す用紙設定画面1001が表示される。ここではカール補正量の設定を行う例で説明するが、その他の設定項目における処理でも同様であることはいうまでもない。
実施形態1を説明するための前提条件を説明する。ここでは説明のため、例えば給紙段1と給紙段2に片面コート紙_1(図9の909)が設定されており、それ以外の給紙段には片面コート紙_1とは異なる種類の用紙が設定されているものとする。更に、図4のように給紙段1のボタン406のボタン417により、給紙段1の用紙設定の変更は禁止状態で、片面コート紙_1の用紙設定を変更できない状態である。この状態でユーザが給紙段1の用紙の設定を変更せずに、給紙段2のカール補正量を変更する例を用いて実施形態1を説明する。
トップ画面401で用紙リストボタン418が押下されると、用紙管理アプリケーションは、例えば図9に示すような用紙リスト画面901を外部外部表示装置113の最前面に表示する。ここで用紙設定画面を起動するために、図9の用紙リスト画面901について説明する。
用紙リスト画面901は、CPU301からの指示に従ってそのビデオメモリに描画されると共に、ビデオメモリに描画されたイメージデータをビデオ信号として外部表示装置113に出力されて表示される。用紙リスト902は、印刷制御装置102が管理している用紙の一覧である。ここでは各列には用紙の属性情報が、各行には用紙が設定される。表示されている属性以外の用紙の属性情報を表示したい場合はスライダーバー903を操作することで表示され、表示されている用紙以外を表示したい場合はスライダーバー904を操作することで表示可能となる。用紙リスト902に表示されている用紙の内、用紙909は選択状態であり、選択されていることが分かるように白黒反転表示されている。それ以外の非選択状態の用紙は、反転されずに表示される。この状態でOKボタン916が押下されると、選択状態の用紙に、変更された設定の内容が反映される。キャンセルボタン917は、設定をキャンセルするように指示する。新規作成ボタン918が押下されると、新規に用紙を生成する新規用紙の作成画面が表示される。編集ボタン919が押下されると、選択された用紙(ここでは用紙909)の設定確認、及びその設定を変更するための用紙設定画面(図10の1001)が表示される。複製ボタン920が押下されると、選択された用紙(ここでは用紙909)の情報の複製、及び、設定変更を行うための用紙設定画面が表示される。
用紙管理アプリケーションは、この用紙リスト画面901で用紙909が選択されている状態で編集ボタン919が押下されると、図8のフローチャートで示す用紙設定編集処理を開始する。
図8は、実施形態1に係る印刷制御装置102による用紙設定の編集処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU301が外部記憶装置309からRAM302に展開したプログラムを実行することにより実現される。
まずS801でCPU301は、図9の用紙リスト画面901で選択されている用紙909の用紙設定を参照するために、用紙909の用紙IDを取得する。次にS802に進みCPU301は、その取得した用紙IDが、用紙設定の変更が禁止されている給紙段に収容されているか否か判定する。実施形態1では、一例として、選択された用紙IDの用紙を収容している給紙段が、用紙設定の変更が禁止になっている場合には、その選択された用紙IDの用紙902の用紙設定の変更はできないとしている。ここで取得した用紙IDの用紙が、用紙設定の変更が禁止されている給紙段に収容されていると判定するとS803に進み、そうでないときはSS806に進む。S806でCPU301は、その用紙の変更された用紙設定を、元の用紙設定に上書きして保存するための、例えば図7の用紙リスト更新ボタン705のようなボタンを作成してS805に進む。
S803での処理を詳しく説明すると、CPU301は、取得した画像形成装置103の給紙段情報から、その用紙IDの用紙が収容されている給紙段を検索する。ここでCPU301は、その検索処理の結果、片面コート紙_1を示す用紙IDの用紙は、例えば給紙段1,2に収容されていることを検索結果として取得する。次にCPU301は、それら給紙段に対して、RAM302に格納されている用紙設定の変更可否が禁止状態であるか否か判定する。ここではCPU301は、その検索結果に基づき、給紙段1,2に設定されている用紙設定の変更可否状態を確認する。ここでは給紙段1が用紙設定の変更が禁止に設定されているため、その用紙IDの用紙に対しては、用紙設定を変更できないと判定する。従ってS803に進みCPU301は、その変更された用紙の設定を、別名で保存するためのボタン1005(図10)を作成する。次にS804に進みCPU301は、その選択されている用紙の設定を変更できない理由を提示するためのメッセージ1004(図10)を作成する。そしてS805に進みCPU301は、例えば図10に示すような用紙編集画面を外部表示装置113へ表示するように表示制御を行う。
図10は、図9の画面で編集ボタン919が押下されたときに表示される用紙編集画面1001の一例を示す図である。尚、図10において、前述の図7と共通する部分は同じ参照番号で示し、それらの説明を省略する。尚、図10では図7と同じ一部の参照番号は略している。
図10と図7との差異は、図7の用紙リスト703、割当てボタン704相当のボタンがないことと、図10では、メッセージフィールド1004と別名で保存ボタン1005が追加されている点である。また、メッセージフィールド1004は、選択された用紙(片面コート紙_1)は、用紙の設定を変更できない給紙段1で使用中であるため、その選択された用紙の設定を変更できない旨を表示している。また変更を保存するときには、別名で保存する必要があることも表示している。
別名で保存ボタン1005は、選択されている用紙IDとは別の用紙IDとして保存するように指示するボタンである。実施形態1では、図9の用紙リスト画面901で用紙を選択して図10の用紙編集画面1001を表示する場合は、給紙段への用紙割当てや、用紙設定画面での選択用紙の変更はない。従って、図10の用紙編集画面1001では、用紙リスト703、割当てボタン704を表示しない画面で記載している。しかしながら、用紙編集画面1001に用紙リスト703、割当てボタン704を表示するようにしてもよい。またS803でCPU301は、用紙リスト更新ボタン705と別名で保存ボタン1005を同時に表示してもよい。また、用紙IDの用紙の設定を変更できない場合は、用紙リスト更新ボタン705をグレーアウトして、ユーザが押下できない状態にし、別名で保存ボタン1005を押下できるようしても良い。
これ以降、ユーザは例えば、図10の用紙設定画面1001のカール補正の設定項目ボタン718を押下し、表示されたカール補正の調整画面に従い補正量を入力する。入力後に、ユーザは別名で保存ボタン1005を押下し、その設定内容を保存する。その後、ユーザは図4の給紙段ボタン(例えば給紙段2の給紙段ボタン407)を押下し、図7の用紙設定画面701上で別名保存した用紙を選択し、割当てボタン704を押下する。これによってユーザは、給紙段1の用紙設定を変更せずに、給紙段2の用紙の設定のうちカール補正量を変更することが可能になる。
以上説明したように実施形態1によれば、ユーザは、用紙リスト画面から用紙を選択してその設定を変更しようとする際、その用紙が他の設定変更が禁止されている給紙段に収容されているかどうか、即ち、その用紙の設定を変更できるかどうか判別できる。そして、その用紙の設定を変更できないときは、メッセージフィールドによって、その理由を確認できる。またその用紙の設定の変更を保存するには、別名で保存する必要があることを確認できる。
またユーザは、図10の別名で保存ボタン1005により、変更した用紙の設定を別名で保存でき、その保存した用紙の設定を使用して、所望の給紙段(設定が禁止されていない)の用紙の設定を変更できる。そのためユーザは、一々、図9の用紙リスト画面901に戻って複製ボタン920を押して、その用紙の情報をコピーして設定を変更するといった操作を行わなくてもよくなり、操作性を向上できる。
[実施形態2]
次に実施形態2を説明する。実施形態2では、図4の給紙段2の給紙段ボタン407を選択して図9の用紙設定画面901を表示して、給紙段2の用紙のカール補正量の設定を行う例を説明する。しかし、その他の項目の設定処理も同様にして実現できるため、ここではカール補正量の設定を例に説明する。尚、実施形態2に係る画像形成装置103、印刷制御装置102の構成等は前述の実施形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
実施形態2を説明するための前提条件を説明する。実施形態1と同様に、ここでは説明のため、給紙段1と給紙段2に片面コート紙_1(図9の909)が設定されており、それ以外の給紙段には片面コート紙_1とは異なる用紙が設定されているものとする。更に給紙段1の用紙の設定の変更可否状態は「禁止」であり、片面コート紙_1の設定を変更できない状態である。この状態で、ユーザが給紙段1の用紙に対する設定を変更せずに、給紙段2の用紙のカール補正量を変更する例で説明する。
前述の実施形態1との違いは、最初に、用紙の設定を変更する対象の給紙段を選択し、その給紙段が用紙の設定が禁止されているかどうか、或いは実施形態1と同様に、その収容している用紙が、用紙の設定が禁止されている他の給紙段にあるかどうか判定する。そして、選択した給紙段に主要している用紙が、上記いずれかの場合に該当する、その用紙の設定変更を不可能にする点で異なる。ここで、図4の給紙段2の給紙段ボタン407を押下することで表示される用紙設定画面を図11を用いて説明する。
図11は、実施形態2に係る印刷制御装置102の外部表示装置113に表示される給紙段2の用紙設定画面の一例を示す図である。尚、図11において、前述の図7、図10と共通する部分は同じ参照番号で示し、それらの説明を省略する。
図7で説明した用紙設定画面701において、用紙設定変更できない場合に表示する用紙設定画面の一例を示すものである。この図11は、図7に存在する用紙リスト703、割当てボタン704に相当する用紙リスト1103、割当ボタン704として存在すること点以外は図10と同じである。そのため、ここでは、それらの説明は省略する。
用紙管理アプリケーションは、給紙段ボタンが押下された場合、その給紙段ボタンに対応する給紙段に設定されている用紙に対して図12のフローチャートで示す用紙設定編集処理を開始する。
図12は、実施形態2に係る印刷制御装置102による用紙設定の編集処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU301が外部記憶装置309からRAM302に展開したプログラムを実行することにより実現される。尚、図12において、前述の図8と共通する処理には同じ参照符号を付して、その説明を省略する。
この処理は、図4の画面で給紙段を選択する給紙段ボタンが押下されることにより開始される。まずS1201でCPU301は、給紙段ボタンが押下されたことを検知すると、RAM302に格納されている、対応する給紙段の情報を取得し、その給紙段に設定されている用紙の用紙IDを取得する。次にS1202に進みCPU301は、その給紙段2では用紙の設定を変更できるかどうか判定する。ここで用紙の設定が変更できない給紙段であればS1203に処理を進め、そうでないときはS802に処理を進める。ここでは、給紙段2の場合は、用紙の設定が変更できるためS802へ処理を進める。S802〜S806の処理は前述した通りである。
S1203でCPU301は、表示する用紙設定変更画面1101(図11)において、設定変更の反映、及び、給紙段への割当てる用紙の変更操作できないように制御する。例えば、割当ボタン704、及び、用紙リスト更新ボタン705をグレーアウトするように設定し、用紙領域1102、及び、用紙リスト1103のボタン押下やクリック操作などを無効にすることで設定変更できないようにしてもよい。次にS1204に進みCPU301は、S1202で選択された給紙段の設定を変更できない理由を表示するために、表示メッセージを生成する。ここでは例えば、「給紙段1は、用紙の設定変更が禁止されているので設定を上書きできません」のようなメッセージを生成する。そしてCPU301は、例えば図11に示すような用紙設定画面1101を生成して外部表示装置113へ表示するように表示制御を行う。
実施形態2では、実施形態1と同様に、用紙リスト更新ボタン705を、別名で保存ボタン1005で差し替える形態で説明しているが、用紙リスト更新ボタン705と別名で保存ボタン1005を同時に表示するようにしてもよい。そして用紙の設定が変更できない場合は、用紙リスト更新ボタン705をグレーアウトして押下不可能な状態にし、別名で保存ボタン1005を押下可能な状態にするような形態でもよい。こうしてS805で、例えば図11の用紙設定画面1101を生成して外部表示装置113へ表示するように表示制御を行う。
これ以降、ユーザは、例えば図11の用紙設定画面1101のカール補正の設定項目ボタン718を押下し、表示されたカール補正の調整画面に従いカール補正量を入力する。その入力後、ユーザは別名で保存ボタン1005を押下し、その用紙の設定の変更内容を別名で保存する。その後、ユーザは、その用紙の設定変更が禁止されている給紙段の用紙設定を許可状態にした後、図7の画面で割当てボタン704を押下して、別名で保存した用紙の設定を、その給紙段に割り当てる。これによって、ユーザは、用紙の設定が禁止されている給紙段1の用紙の設定を変更せずに、所望の給紙段の用紙のカール補正量の設定だけを変更することができる。
以上説明したように実施形態2によれば、ユーザは、給紙段を選択してその設定を変更しようとする際、その給紙段の用紙の設定変更が禁止されているかどうか、またその用紙にが変更が禁止されている他の給紙段にあるかどうか判別できる。即ち、その用紙の設定を変更できるかどうか判別できる。そして、その用紙の設定を変更できないと判定すると、メッセージフィールドによって、その理由をユーザに提示できる。またその用紙の設定の変更を保存するには、別名で保存する必要があることをユーザに提示できる。
また実施形態1と同様に、ユーザは、図10の別名で保存ボタン1005により、変更した用紙の設定を別名で保存でき、その保存した用紙の設定を使用して、所望の給紙段(設定が禁止されていない)の用紙の設定を変更できる。そのためユーザは、一々、図9の用紙リスト画面901に戻って複製ボタン920を押して、その用紙の情報をコピーして設定を変更するといった操作を行わなくてもよくなり、操作性を向上できる。
[実施形態3]
前述の実施形態1,2では、選択された用紙の設定が変更できない状態あれば、選択された用紙を別の用紙として保存させるフローを実現する形態について説明した。
しかしながら、ユーザによっては、給紙段の設定の変更可否状態を一時的に禁止状態にしたことを解除し忘れていたまま、用紙の設定を変更する操作を行う場合が考えられる。その場合、ユーザは別名で保存ではなく、設定を上書きするため図4の画面401に戻って、対象給紙段の設定変更可否状態を「許可」にしてから、再度、用紙設定画面で設定変更を行う必要があり操作に手間がかかる。そこで実施形態3では、実施形態2において設定を変更できない用紙を編集する際に、図13のフローチャートに従って設定変更可否状態の禁止状態を解除する画面を表示して、用紙設定変更可否を切り替える例について説明する。尚、実施形態3に係る画像形成装置103、印刷制御装置102の構成等は前述の実施形態1と同様であるため、それらの説明を省略する。
図13は、実施形態3に係る印刷制御装置102による用紙設定の編集処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU301が外部記憶装置309からRAM302に展開したプログラムを実行することにより実現される。尚、図13において、前述の図8と共通するステップは同じ参照符号付して、その説明を省略する。
S1301でCPU301は、図14に示す用紙設定変更禁止を解除する画面1401を外部表示装置113に表示する。
図14は、実施形態3に係る印刷制御装置102で動作する用紙管理アプリケーションによる表示される用紙設定変更禁止を解除する画面1401の一例を示す図である。
この画面は、メッセージフィールド1402、解除処理のキャンセルボタン1403、解除実行のOKボタン1404を含んでいる。メッセージフィールド1402には、設定変更可否状態が禁止状態である給紙段を特定できる情報を表示し、ユーザにその設定を解除するか否かを確認するメッセージを表示する。尚、メッセージだけでなく、どの給紙段が禁止状態になっているかどうか給紙段構成図のようなものを表示して可視化してもよい。解除処理のキャンセルボタン1403は、設定変更の禁止状態を解除して許可状態に変更することを中止するボタンである。解除実行のOKボタン1404は、選択された用紙が入っている給紙段で、用紙の設定変更が禁止されている給紙段に対して、一括して許可状態に変更することを指示するボタンである。
次にS1302に進みCPU301は、画面1401において、キャンセルボタン1403、または、OKボタン1404が押下されるまでS1302でボタン入力待ち状態にする。S1302でCPU301は、キャンセルボタン1403或いはOKボタン1404が押下されたかどうか判定する。キャンセルボタン1403が押下された場合はS803へ処理を進め、OKボタン1404が押下された場合はS1303へ処理を進める。S1305でCPU301は、図10の用紙設定画面の別名で保存ボタン1005を、用紙リスト更新ボタン705に置き換えて、用紙領域の設定を編集可能な状態に設定する。また用紙リスト更新ボタン705を押下できる状態にして、設定変更内容をRAM302へ格納できるように設定する。
以上説明したように実施形態3によれば、ユーザが用紙の設定を変更しようとしたとき、その用紙が、用紙の設定変更が禁止されている他の給紙段に収容されているために、その設定変更ができない場合、簡単にその給紙段の用紙設定変更禁止を解除できる。これにより、ユーザが意図した用紙の設定を変更することができるようになる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…画像形成システム、102…印刷制御装置、103…画像形成装置、104…スキャナ部、105…操作部、113…外部表示装置、301…CPU、302…RAM、303…ROM

Claims (10)

  1. 印刷制御装置であって、
    印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記印刷装置の給紙段の情報を取得する取得手段と、
    前記記憶手段に記憶されている用紙の情報の編集が選択されると、前記取得手段により取得した前記給紙段の情報を参照して、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、前記選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 印刷制御装置であって、
    印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶する記憶手段と、
    前記印刷装置の給紙段の情報を取得する取得手段と、
    前記印刷装置の給紙段が選択され、当該選択された給紙段の用紙の情報の編集が選択されると、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、前記選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  3. 前記別の用紙の情報として保存された用紙の情報を、用紙に関する設定の変更が禁止されていない給紙段に割り当てる割当手段を、更に有することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記制御手段は更に、前記選択された用紙の情報を編集できない旨のメッセージをユーザに提示することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記判定手段により、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、当該給紙段における前記用紙に関する設定の変更の禁止を解除するための画面を表示する表示手段を、更に有し、
    前記制御手段は、前記画面を介して前記給紙段における前記用紙に関する設定の変更の禁止が解除されると、前記選択された用紙の情報の編集を許可することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記用紙の情報は、用紙の属性とともに当該用紙に印刷される画像の位置、前記用紙のカール補正の調整値、前記用紙を使用した後処理のための調整値のうちの、少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置と、
    複数の給紙段と、
    前記複数の給紙段の何れから給紙された用紙に画像を印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  8. 印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶する記憶部を有する印刷制御装置を制御する制御方法であって、
    前記印刷装置の給紙段の情報を取得する取得工程と、
    前記記憶部に記憶されている用紙の情報の編集が選択されると、前記取得工程で取得した前記給紙段の情報を参照して、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定する判定工程と、
    前記判定工程で、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、前記選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  9. 印刷装置で使用される用紙に関する情報を記憶する記憶部を有する印刷制御装置を制御する制御方法であって、
    前記印刷装置の給紙段の情報を取得する取得工程と、
    前記印刷装置の給紙段が選択され、当該選択された給紙段の用紙の情報の編集が選択されると、当該選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されているかどうか判定する判定工程と、
    前記判定工程で、前記選択された用紙の情報に対応する用紙が、用紙に関する設定の変更が禁止された給紙段に収容されていると判定されると、前記選択された用紙の情報の編集の結果を、別の用紙の情報として保存するようにユーザに指示する制御工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータを、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の印刷制御装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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