JP6287256B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用制御装置に関する。
従来、蓄電装置と、蓄電装置と電力伝達を行う主機回転機とを備える車両に適用され、蓄電装置の充放電を行う車両用制御装置が知られている。こうした制御装置としては、具体的には例えば、下記特許文献1に見られるように、蓄電装置として、第1蓄電装置(高出力型組電池)と、この蓄電装置とは仕様の異なる第2蓄電装置(高容量型組電池)とを備える車両に適用されるものも知られている。
特許第5321742号公報
ここで、蓄電装置には、その入出力電力の許容範囲が設定されている。このため、車両の走行時に要求される主機回転機の電力と、この回転機とは別の車載電気負荷の消費電力との合計電力が、蓄電装置の入出力電力の許容範囲からはずれる場合、蓄電装置の信頼性が低下する等の不都合が生じ得る。なお、こうした問題を解決するためには、例えば、蓄電装置の車両搭載量を増やし、上記許容範囲を拡大させる対策を採用することも考えられる。ただし、車両の設計上、蓄電装置の体格や重量に制約が設けられることが多いため、こうした対策は現実的ではない。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、蓄電装置の体格や重量の増大を抑制しつつ、車載主機となる回転機の要求電力と車載電気負荷との合計電力が、蓄電装置の入出力電力の許容範囲からはずれることを回避できる車両用制御装置を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本発明は、蓄電装置(10,20)と、前記蓄電装置と電力伝達を行うことで駆動される車載主機としての回転機(42)と、前記蓄電装置及び前記回転機のそれぞれから電力が供給可能に構成された電気負荷(14,24,52)と、前記蓄電装置及び前記回転機の間で伝達される電力を調整すべく通電操作される電力変換器(12,22)と、を備える車両に適用され、前記回転機の要求電力を算出する要求電力算出手段と、前記蓄電装置の入出力電力の許容範囲を算出する範囲算出手段と、前記要求電力算出手段によって算出された要求電力と、前記電気負荷の消費電力との合計電力を算出する合計電力算出手段と、前記合計電力算出手段によって算出された合計電力が、前記範囲算出手段によって算出された許容範囲内に収まるように、前記回転機の要求電力の調整に優先して前記電気負荷の消費電力を調整する調整手段と、を備えることを特徴とする。
上記発明では、調整手段により、回転機の要求電力と電気負荷の消費電力との合計電力が上記許容範囲内に収まるように、電気負荷の消費電力を調整する。このため、蓄電装置の体格や重量の増大を抑制しつつ、上記合計電力を許容範囲内に収めることができる。さらに、上記発明では、回転機の要求電力の調整に優先して電気負荷の消費電力を調整する。このため、回転機の要求電力を優先して確保することができ、例えば車両の走行性能を高めることもできる。
第1の実施形態にかかる車載システムの全体構成図。 同実施形態にかかる力行駆動時の電力変換器の操作を示すブロック図。 同実施形態にかかる回生駆動時の電力変換器の操作を示すブロック図。 同実施形態にかかる車載システムの操作処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかる制限値算出処理の手順を示すフローチャート。 比較技術にかかる車載システムの操作処理を示すタイムチャート。 第1の実施形態にかかる車載システムの操作処理を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかる力行駆動時の電力変換器の操作を示すブロック図。 第2の実施形態にかかる回生駆動時の電力変換器の操作を示すブロック図。 同実施形態にかかる車載システムの操作処理の手順を示すフローチャート。 第3の実施形態にかかる制限値算出処理の手順を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる車両用制御装置を、車載主機としてモータジェネレータとエンジンとを備えるハイブリッド車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両は、高出力型蓄電池10、高容量型蓄電池20、第1電力変換器12、第2電力変換器22、第1降圧コンバータ14、第2降圧コンバータ24、及び制御装置30を備えている。また、車両は、主機インバータ40、車載主機としての主機モータジェネレータ42、補機インバータ50、補機モータ52、及び車載主機としての図示しないエンジンを備えている。
高出力型蓄電池10及び高容量型蓄電池20のそれぞれは、複数の電池セルの直列接続体としての組電池であり、その出力電圧が例えば百V(例えば288V)以上となるものである。高出力型蓄電池10は、その単位時間あたりに入出力可能な電力が、高容量型蓄電池20の単位時間あたりに入出力可能な電力よりも大きく設定されている。本実施形態では、こうした設定を、高出力型蓄電池10の入出力密度Dc1を高容量型蓄電池20の入出力密度Dc2よりも高く設定することで実現している。また、高容量型蓄電池20は、そのエネルギ密度De2が高出力型蓄電池10のエネルギ密度De1よりも高く設定されている。ここで、上記入出力密度は、その単位が例えば「W/kg」や「W/L」で表されるパラメータであり、上記エネルギ密度は、その単位が例えば「Wh/kg」や「Wh/L」で表されるパラメータである。なお、本実施形態では、各蓄電池10,20として、充電率SOCに応じて変化する出力電圧が、互いに等電圧となり得るものを用いている。
ちなみに、高容量型蓄電池20の上述した電池特性は、この蓄電池20が、主機モータジェネレータ42のみによって走行するEV走行に主に使用されることから設定された。
第1電力変換器12は、チョッパ式の昇降圧DCDCコンバータであり、高出力型蓄電池10と、主機インバータ40及び補機インバータ50のそれぞれとの間の電力伝達を行う。第1電力変換器12は、第1リアクトル12a、第1電池側キャパシタ12b、第1負荷側キャパシタ12c、第1上,下アームスイッチング素子S1p,S1n、及び第1上,下アームダイオードD1p,D1nを備えている。本実施形態では、各スイッチング素子S1p,S1nとして、IGBTを用いている。
第1上,下アームスイッチング素子S1p,S1nは、互いに直列接続されている。詳しくは、第1上アームスイッチング素子S1pのエミッタには、第1下アームスイッチング素子S1nのコレクタが接続されている。これらスイッチング素子S1p,S1nの直列接続体には、第1負荷側キャパシタ12cが並列接続されている。
第1下アームスイッチング素子S1nには、第1リアクトル12a及び第1電池側キャパシタ12bの直列接続体が並列接続されている。第1電池側キャパシタ12bには、高出力型蓄電池10が並列接続されている。詳しくは、第1リアクトル12aの両端のうち第1電池側キャパシタ12bとの接続点には、高出力型蓄電池10の正極端子が接続されている。第1上,下アームスイッチング素子S1p,S1nには、第1上,下アームダイオードD1p,D1nが逆並列に接続されている。
第2電力変換器22は、第1電力変換器12と同様に、チョッパ式の昇降圧DCDCコンバータであり、高容量型蓄電池20と、主機インバータ40及び補機インバータ50のそれぞれとの間の電力伝達を行う。第2電力変換器22は、第2リアクトル22a、第2電池側キャパシタ22b、第2負荷側キャパシタ22c、第2上,下アームスイッチング素子S2p,S2n、及び第2上,下アームダイオードD2p,D2nを備えている。ここで、本実施形態において、第2電力変換器22の内部構成は、第1電力変換器12の内部構成と同じである。このため、本実施形態では、第2電力変換器22の内部構成の詳細な説明を省略する。
第1電力変換器12及び第2電力変換器22のそれぞれには、主機インバータ40及び補機インバータ50のそれぞれが接続されている。本実施形態では、主機インバータ40及び補機インバータ50として、多相インバータ(3相インバータ)を用いている。
主機インバータ40には、主機モータジェネレータ42が接続されている。主機モータジェネレータ42は、多相回転機(3相回転機)であり、車両の駆動輪44に連結されている。一方、補機インバータ50には、補機モータ52が接続されている。なお、主機モータジェネレータ42及び補機モータ52としては、例えば、同期機(永久磁石同期機)や、誘導機を用いることができる。
補機モータ52は、車載空調装置54を構成し、冷凍サイクルに冷媒を循環させるべく冷媒を吸入及び吐出する電動コンプレッサ54a駆動用の電動機である。車載空調装置54は、電動コンプレッサ54aに加えて、コンデンサ54b、膨張弁54c、及びエバポレータ54dを備えている。詳しくは、コンデンサ54bは、電動コンプレッサ54aから吐出された冷媒を冷却するための部材である。膨張弁54cは、コンデンサ54bから供給された冷媒を減圧及び膨張させて霧状とするための部材である。エバポレータ54dは、膨張弁54cによって霧状とされた冷媒と、車室内空調用の空気とを熱交換させるための部材である。なお、エバポレータ54dにおいて熱交換された冷媒は、電動コンプレッサ54aに吸入される。なお、本実施形態において、エバポレータ54d及び冷凍サイクルを循環する冷媒は、補機モータ52の駆動によって生成された熱エネルギを蓄積可能な「熱エネルギ蓄積装置」に相当する。
車載電気負荷には、高出力型蓄電池10及び高容量型蓄電池20の少なくとも一方の出力電圧を降圧して低圧蓄電池60に印加する上記各降圧コンバータ14,24が含まれる。詳しくは、第1降圧コンバータ14は、高出力型蓄電池10の出力電圧を降圧して低圧蓄電池60に印加するチョッパ式の降圧DCDCコンバータである。低圧蓄電池60は、その出力電圧(例えば12V)が高出力型蓄電池10や高容量型蓄電池20の出力電圧よりも低いものである。本実施形態では、低圧蓄電池60として、鉛蓄電池を用いている。低圧蓄電池60には、この蓄電池を電力供給源として駆動される低圧負荷62が接続されている。なお、本実施形態において、低圧蓄電池60は、各降圧コンバータ14,24の駆動によって生成された電気エネルギを蓄積可能な「エネルギ蓄積装置」に相当する。
第2降圧コンバータ24は、高容量型蓄電池20の出力電圧を降圧して低圧蓄電池60に印加するチョッパ式の降圧DCDCコンバータである。本実施形態では、第2降圧コンバータ24として、第1降圧コンバータ14と同じ構成のものを用いている。
ちなみに、本実施形態において、高出力型蓄電池10,高容量型蓄電池20と、低圧蓄電池60とは、各降圧コンバータ14,24内における磁気回路と光学素子とにより、電気的に絶縁されている。
制御装置30は、マイクロコンピュータを主体として構成されている。制御装置30は、高出力型蓄電池10に流れる電流を検出する第1電池側電流センサ70や、高出力型蓄電池10の出力電圧を検出する第1電圧センサ72、第1電力変換器12と各インバータ40,50との間に流れる電流を検出する第1負荷側電流センサ74の検出値を取り込む。また、制御装置30は、高容量型蓄電池20に流れる電流を検出する第2電池側電流センサ80や、高容量型蓄電池20の出力電圧を検出する第2電圧センサ82、第2電力変換器22と各インバータ40,50との間に流れる電流を検出する第2負荷側電流センサ84の検出値を取り込む。さらに、制御装置30は、低圧蓄電池60に流れる電流を検出する低圧電流センサ90や、低圧蓄電池60の出力電圧を検出する低圧電圧センサ92、各電力変換器12,22と各インバータ40,50との間の電圧を検出する第3電圧センサ94の検出値を取り込む。制御装置30は、これら検出値に基づき、各電力変換器12,22や、各降圧コンバータ14,24を通電操作する。
制御装置30は、また、主機モータジェネレータ42を電動機として駆動(力行駆動)させたり、走行中の車両の運動エネルギを利用して発電機として駆動(回生駆動)させたりすべく、主機インバータ40を通電操作する。制御装置30は、さらに、補機モータ52を駆動させるべく、補機インバータ50を通電操作する。ここで、これら各操作は、例えば、周知のベクトル制御によって各インバータ40,50を操作することで行われる。
制御装置30は、主機モータジェネレータ42の力行駆動時において高出力型蓄電池10の出力電圧を昇圧して各インバータ40,50に印加したり、回生駆動時において主機インバータ40の出力電圧を降圧して高出力型蓄電池10に印加したりすべく、第1上,下アームスイッチング素子S1p,S1nを操作する。また、制御装置30は、力行駆動時において高容量型蓄電池20の出力電圧を昇圧して各インバータ40,50に印加したり、回生駆動時において主機インバータ40の出力電圧を降圧して高容量型蓄電池20に印加したりすべく、第2上,下アームスイッチング素子S2p,S2nを操作する。
なお、図1には、単一の制御装置30のみを記載したが、各電力変換器12,22、各降圧コンバータ14,24、及び各インバータ40,50に対して各別に制御装置を設けてもよい。この場合、これら各制御装置間で情報のやりとりが行われる。
以下、図2及び図3のブロック図を用いて、制御装置30の行う処理のうち、第1,第2電力変換器12,22の操作処理について説明する。
まず、図2を用いて、各蓄電池10,20の出力電圧の昇圧処理について説明する。なお、昇圧処理時においては、各上アームスイッチング素子S1p,S2pがオフ操作される。
フィルタ処理部30aは、各インバータ40,50に印加する電圧の目標値(以下、目標電圧Vtgt)にローパスフィルタ処理した値を、第2目標電圧V2tgtとして算出する。第2目標電圧V2tgtは、第2電力変換器22の出力電圧の目標値である。なお、ローパスフィルタ処理としては、例えば、遅れ要素(1次遅れ要素)からなるローパスフィルタ処理や、移動平均処理を用いることができる。
偏差算出部30bは、第3電圧センサ94によって検出された各電力変換器12,22の出力電圧VH3を目標電圧Vtgtから減算した値として、第1目標電圧V1tgtを算出する。第1目標電圧V1tgtは、第1電力変換器12の出力電圧の目標値である。
FF操作部30cは、フィルタ処理部30aから出力された第2目標電圧V2tgtに第2電力変換器22の出力電圧をフィードフォワード制御するための第2指令時比率Duty2を算出する。ここで、第2指令時比率Duty2は、第2下アームスイッチング素子S2pのオンオフ操作1周期Tswに対するオン操作時間T2onの比率である。本実施形態では、第2目標電圧V2tgtが低いほど、第2指令時比率Duty2を低く算出する。
FB操作部30dは、各電力変換器12,22の出力電圧VH3を目標電圧Vtgtにフィードバック制御するための第1指令時比率Duty1を算出する。第1指令時比率Duty1は、第1下アームスイッチング素子S1pのオンオフ操作1周期Tswに対するオン操作時間T1onの比率である。本実施形態では、第1目標電圧V1tgtを入力とした比例積分制御によって第1指令時比率Duty1を算出する。
こうして算出された第1,第2指令時比率Duty1,Duty2により、第1,第2下アームスイッチング素子S1n,S2nがオンオフ操作される。これにより、第2電力変換器22から主機インバータ40に対する印加電圧は、目標電圧Vtgtが変化する場合において、目標電圧Vtgtに向かって徐々に変化することとなる。
続いて、図3を用いて、各インバータ40,50の出力電圧の降圧処理について説明する。なお、降圧処理時においては、各下アームスイッチング素子S1n,S2nがオフ操作される。
降圧処理時においては、偏差算出部30bに入力される電圧検出値が、各電力変換器12,22の出力電圧VH3から、第1電圧センサ72によって検出された高出力型蓄電池10の出力電圧VH1に変更される。フィルタ処理部30aは、第2電力変換器22から高容量型蓄電池20への出力電圧の目標値として、第2目標電圧V2tgtを算出する。偏差算出部30bは、第1電力変換器12から高出力型蓄電池10への出力電圧の目標値として、第1目標電圧V1tgtを算出する。また、降圧処理時においては、オンオフ操作されるスイッチング素子が、各下アームスイッチング素子S1n,S2nから、各上アームスイッチング素子S1p,S2pに変更される。
続いて、図4を用いて、車載システムの操作処理について説明する。この処理は、制御装置30によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgを算出する。本実施形態では、力行駆動が行われる場合における要求電力Pmgの符号を正と定義する。すなわち、各蓄電池10,20から各電力変換器12,22を介して主機モータジェネレータ42に電力が供給される場合における要求電力Pmgの符号を正と定義する。一方、回生駆動が行われる場合における要求電力Pmgの符号を負と定義する。すなわち、主機モータジェネレータ42から各電力変換器12,22を介して各電池10,20に電力が供給される場合における要求電力Pmgの符号を負と定義する。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「要求電力算出手段」に相当する。
続くステップS12では、第1降圧コンバータ14及び第2降圧コンバータ24の消費電力の合計値(以下、DCDC消費電力Pdc)と、補機モータ52の消費電力(以下、AC消費電力Pac)とを算出する。本実施形態において、各消費動力Pdc,Pacは、0以上の値をとるものとする。
続くステップS14では、高出力型蓄電池10の充電率SOC1に基づき、高出力型蓄電池10の出力許容値P1out及び入力許容値P1inを算出する。また、高容量型蓄電池20の充電率SOC2に基づき、高容量型蓄電池20の出力許容値P2out及び入力許容値P2inを算出する。本実施形態では、各入力許容値P1in,P2inを0以下の値とし、各充電率SOC1,SOC2が低いほど、各入力許容値P1in,P2inの絶対値を大きく算出する。また、各出力許容値P1out,P2outを0以上の値とし、各充電率SOC1,SOC2が高いほど、各出力許容値P1out,P2outを大きく算出する。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「範囲算出手段」に相当する。
ちなみに、高出力型蓄電池10の充電率SOC1は、第1電池側電流センサ70によって検出された電流I1aと、第1電圧センサ72によって検出された電圧VH1とに基づき算出すればよい。具体的には、検出値I1a,VH1を入力として、検出値IH1,VH1と充電率SOC1とが関係付けられたマップを用いて算出すればよい。このマップは、例えば、予め実験的に作成されるものである。また、高容量型蓄電池20の充電率SOC2は、第2電池側電流センサ80によって検出された電流I2aと、第2電圧センサ82によって検出された電圧VH2とに基づき算出すればよい。
続くステップS16では、AC消費電力Pacの上下限値Pacmax,Pacminと、DCDC消費電力Pdcの上下限値Pdcmax,Pdcminとを算出する制限値算出処理を行う。
図5に、制限値算出処理の手順を示す。この処理は、制御装置30によって例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS30において、先の図4のステップS10で算出された要求電力Pmgが0以上であるか否かを判断する。この処理は、主機モータジェネレータ42が力行駆動されているか、又は回生駆動されているかを判断するための処理である。以下、力行駆動時及び回生駆動時における制限値算出処理について説明する。
<力行駆動時における制限値算出処理>
ステップS30において肯定判断された場合には、力行駆動されていると判断し、ステップS32に進む。ステップS32では、各蓄電池10,20の各出力許容値P1out,P2outの合計値(以下、合計放電電力)から、要求電力Pmg、AC消費電力Pac及びDCDC消費電力Pdcの合計電力を減算した値が閾値Pmr(>0)よりも大きいか否かを判断する。この処理は、主機モータジェネレータ42の要求電力(消費電力)と、AC消費電力Pacと、DCDC消費電力Pdcとの合計電力に対して、各蓄電池10,22の合計放電電力に余裕があるか否かを判断するための処理である。なお、閾値Pmrは、各蓄電池10,20の合計放電電力の全てが主機モータジェネレータ42等によって使用されることを回避するために設定されている。閾値Pmrは、例えば、ドライバによって車両の加速が指示された場合に備えて設定すればよい。また、本実施形態において、本ステップの処理が「合計電力算出手段」に相当する。
ステップS32で肯定判断された場合には、各蓄電池10,20の合計放電電力に余裕があると判断し、ステップS34に進む。ステップS34では、AC消費電力の上限値Pacmaxを補機モータ52の取り得る消費電力の最大値(以下、AC最大消費電力maxAC)に設定し、AC消費電力の下限値Pacminを「0」に設定する。すなわち、補機モータ52の駆動が制限されない。一方、DCDC消費電力の上限値Pdcmaxを各コンバータ14,24の合計消費電力の取り得る最大値(以下、DCDC最大消費電力maxDC)に設定し、DCDC消費電力の下限値Pdcminを「0」に設定する。すなわち、各降圧コンバータ14,24の駆動が制限されない。
一方、上記ステップS32において否定判断された場合には、各蓄電池10,20の合計放電電力に余裕がないと判断し、ステップS36に進む。ステップS36では、低圧蓄電池60の充電率SOCpbが低圧側閾値TpbLを下回っているか否かを判断する。この処理は、低圧蓄電池60が充電不足であるか否かを判断するための処理である。なお、本実施形態において、低圧蓄電池60の充電率SOCpbは、例えば、低圧電流センサ90によって検出された電流ILと、低圧電圧センサ92によって検出された電圧VLとに基づき算出すればよい。
ステップS36において肯定判断された場合には、低圧蓄電池60が充電不足であると判断し、ステップS38に進む。ステップS38では、主機モータジェネレータ42等の合計電力「Pmg+Pac+Pdc」に対する各蓄電池10,20の合計放電電力の余裕度を確保すべく、AC消費電力の上限値Pacmaxを低減させる。ただし、低圧蓄電池60が充電不足であることから、各降圧コンバータ14,24の駆動は制限しない。
具体的には、AC消費電力の上限値Pacmaxを第1制限値limACに設定し、AC消費電力の下限値Pacminを「0」に設定する。ここで、第1制限値limACは、0以上であって、かつAC最大消費電力maxACよりも小さい値である。第1制限値limACは、例えば、上記合計電力「Pmg+Pac+Pdc」に対して各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」が不足しているほど、小さい値に設定すればよい。なお、上限値Pacmaxが「0」に設定されると、補機モータ52の駆動が禁止される。
一方、上記ステップS36において否定判断された場合には、低圧蓄電池60の充電量が十分であると判断し、ステップS40に進む。ステップS40では、主機モータジェネレータ42等の合計電力に対する各蓄電池10,20の合計放電電力の余裕度を確保すべく、AC消費電力Pac及びDCDC消費電力Pdcの少なくとも一方を低減させる。本ステップにおいては、上記ステップS38とは異なり、低圧蓄電池60の充電量が十分であることから、補機モータ52に加えて、各降圧コンバータ14,24も駆動制限対象とする。
具体的には、DCDC消費電力の上限値Pdcmaxを第2制限値limDCに設定し、DCDC消費電力の下限値Pdcminを「0」に設定する。ここで、第2制限値limDCは、0以上であって、DCDC最大消費電力maxDCよりも小さい値である。第2制限値limDCは、例えば、上記合計電力「Pmg+Pac+Pdc」に対して各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」が不足しているほど、小さい値に設定すればよい。なお、上限値Pdcmaxが「0」に設定されると、各降圧コンバータ14,24の駆動が禁止される。
<回生駆動時における制限値算出処理>
上記ステップS30において否定判断された場合には、回生駆動されていると判断し、ステップS42に進む。ステップS42では、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmg、AC消費電力Pac及びDCDC消費電力Pdcの合計電力から、各蓄電池10,20の各入力許容値P1in,P2in(<0)の合計値(以下、合計充電電力)を減算した値が上記閾値Pmrよりも大きいか否かを判断する。この処理は、主機モータジェネレータ42の要求電力(発電電力)を、各蓄電池10,20に加えて、補機モータ52及び各降圧コンバータ14,24によって受け入れ可能であるか否かを判断するための処理である。なお、本実施形態において、本ステップの処理が「合計電力算出手段」に相当する。
ステップS42で肯定判断された場合には、受け入れ可能であると判断し、ステップS44に進む。ステップS44では、AC消費電力の上限値PacmaxをAC最大消費電力maxACに設定し、AC消費電力の下限値Pacminを「0」に設定する。一方、DCDC消費電力の上限値PdcmaxをDCDC最大消費電力maxDCに設定し、DCDC消費電力の下限値Pdcminを「0」に設定する。
一方、上記ステップS42において否定判断された場合には、受け入れ可能でないと判断し、ステップS46に進む。ステップS46では、低圧蓄電池60の充電率SOCpbが高圧側閾値TpbH(>TpbL)を上回っているか否かを判断する。この処理は、各降圧コンバータ14,24を過剰に駆動させることで低圧蓄電池60に充電する余裕があるか、すなわち先の図4のステップS12で算出されたDCDC消費電力Pdcを強制的に増大可能であるか否かを判断するための処理である。
ステップS46において肯定判断された場合には、低圧蓄電池60に充電する余裕がないと判断し、ステップS48に進む。ステップS48では、AC消費電力の下限値Pacminを、AC最大消費電力maxAC又は第1制限値limACに設定する。具体的には例えば、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmg(発電電力)に対して、各蓄電池10,20、補機モータ52及び各降圧コンバータ14,24の合計受け入れ可能電力に余裕がないほど、下限値Pacminを大きく設定すればよい。本ステップの処理により、先の図4のステップS12で算出されたAC消費電力Pacが下限値Pacminを下回る場合、AC消費電力Pacが強制的に下限値Pacminまで増大させられることとなる。このため、エバポレータ54dを流れる冷媒温度を低下させることができ、冷媒とともにエバポレータ54dに冷熱を過剰に蓄積させることができる。これにより、その後、エバポレータ54dに蓄積された冷熱を空調(冷房)に用いることができる。
一方、上記ステップS46において否定判断された場合には、低圧蓄電池60に充電する余裕があると判断し、ステップS50に進む。ステップS50では、主機モータジェネレータ42の発電電力の受け入れ能力を増大させるべく、AC消費電力Pacに加えて、DCDC消費電力Pdcを強制的に増大させる対象とする。
具体的には、DCDC消費電力の下限値PdcminをDCDC最大消費電力maxDC又は第2制限値limDCに設定する。具体的には例えば、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmg(発電電力)に対して、各蓄電池10,20、補機モータ52及び各降圧コンバータ14,24の合計受け入れ可能電力に余裕がないほど、下限値Pdcminを大きく設定すればよい。本ステップの処理により、先の図4のステップS12で算出されたDCDC消費電力Pdcが下限値Pdcminを下回る場合、DCDC消費電力Pdcが強制的に下限値Pdcminまで増大させられることとなる。
ちなみに、DCDC消費電力Pdcをさらに増大させる手段として、先の図1において、低圧蓄電池60に接続された低圧負荷62に含まれる図示しない通電駆動式の発熱装置(例えば、ヒータ線)を採用することができる。この場合、主機モータジェネレータ42の発電時において、上記合計電力が合計充電電力「P1in+P2in」を下回ることを回避すべく、発熱装置の消費電力を強制的に増大させて蓄熱する。ここで、発熱装置の駆動によって生成された熱エネルギは、例えば、車両に搭載された蓄熱材に蓄熱される。ここで、発熱装置とは、具体的には例えば、車両の座席に埋め込まれたヒータ線や、車両の窓の曇り止め用に埋め込まれたヒータ線、空調装置54に埋め込まれたヒータ線を指す。
なお、ステップS34、S38、S40、S44、S48、S50の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
先の図4の説明に戻り、続くステップS18では、上記ステップS12で算出されたAC消費電力Pacを、上記ステップS16で算出された上限値Pacmaxと下限値Pacminとでガードする。また、上記ステップS12で算出されたDCDC消費電力Pdcを、上記ステップS16で算出された上限値Pdcmaxと下限値Pdcminとでガードする。すなわち、AC消費電力Pacを例にして説明すると、AC消費電力Pacが上限値Pacmaxを上回る場合、AC消費電力Pacが上限値Pacmaxとされる。一方、AC消費電力Pacが下限値Pacminを下回る場合、AC消費電力Pacが下限値Pacminとされる。
続くステップS20では、各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」から、上記ステップS18で算出された最終的な各消費電力Pac,Pdcの合計値を減算した値を、主機モータジェネレータ42の要求電力の上限値Pmgoutとして算出する。すなわち、主機モータジェネレータ42の力行駆動時において、上記ステップS10で算出された要求電力Pmgが上限値Pmgoutを上回る場合、要求電力Pmgが上限値Pmgoutとされる。
一方、各蓄電池10,20の合計充電電力「P1in+P2in」から、上記ステップS18で算出された最終的な各消費電力Pac,Pdcの合計値を減算した値を、主機モータジェネレータ42の要求電力の下限値Pmginとして算出する。すなわち、主機モータジェネレータ42の回生駆動時において、上記ステップS10で算出された要求電力Pmgが下限値Pmginを下回る場合、要求電力Pmgが下限値Pmginとされる。
ステップS20の処理では、先に制限された各消費電力Pac,Pdcに基づき、要求電力Pmgの上下限値Pmgout,Pmginを算出している。このため、各消費電力Pac,Pdcの確保よりも、要求電力Pmgの確保を優先させることができる。
続くステップS22では、上記ステップS20で算出された要求電力の上下限値Pmgin,Pmgout内に収まるように、主機モータジェネレータ42の実際の電力を要求電力Pmgに制御すべく、主機インバータ40を通電操作する。また、実際のAC消費電力を上記ステップS18で算出されたAC消費電力Pacに制御すべく、補機インバータ50を通電操作する。さらに、実際のDCDC消費電力を上記ステップS18で算出されたDCDC消費電力Pdcに制御すべく、各降圧コンバータ14,24を通電操作する。なお、本実施形態において、本ステップの処理、上記ステップS18の処理、及び先の図5に示した処理が「調整手段」に相当する。
続くステップS24では、目標電圧Vtgtを算出し、また、第3電圧センサ94によって検出された電圧VH3と、第1電圧センサ72によって検出された電圧VH1とを取得する。本実施形態では、目標電圧Vtgtを、上下限値Pmgout,Pmginによってガードされた主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgと、上記ステップS18で算出された各消費電力Pac,Pdcの合計値とに基づき算出する。上記目標電圧Vtgt及び各取得値VH3,VH1が、先の図2及び図3で示した処理で用いられる。
なお、ステップS24の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
続いて、本実施形態にかかる車載システムの操作処理の効果について、比較技術と対比して説明する。ここで、比較技術とは、先の図5に示した処理のうちステップS10,S12の処理と、各指令値Pmg,Pac,Pdcに基づく主機インバータ40,補機インバータ50,各降圧コンバータ14,24の制御処理とを含むものである。
図6に、比較技術を示す。詳しくは、図6(a)は、主機モータジェネレータ42等の合計電力「Pmg+Pac+Pdc」,要求電力Pmg,各消費電力Pac,Pdcの合計値の推移を示し、図6(b)は、各消費電力Pac,Pdcの合計値の推移を示す。
図示されるように、比較技術では、主機モータジェネレータ42の力行駆動期間である時刻t1〜t2において、合計電力が各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」を上回る。この場合、車両の要求動力に対する主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgの不足分を補償すべく、エンジンが始動されることとなる。なお、車両の要求動力とは、ドライバの要求する車両走行を実現すべく、例えばドライバのアクセルペダルの操作量に基づき算出される値である。
その後、主機モータジェネレータ42の回生駆動期間である時刻t3〜t4において、合計電力が各蓄電池10,20の合計充電電力「P1in+P2in」を下回る。この場合、主機モータジェネレータ42の発電電力を各蓄電池10,20等によって受け入れることができない。このため、車両に搭載されたブレーキ装置(摩擦ブレーキ装置)によって車両に制動力が付与されることとなり、車両の運動エネルギの有効利用を図ることができなくなる。
続いて、図7を用いて、本実施形態にかかる車載システムの操作処理について説明する。詳しくは、図7(a)は、合計電力,各消費電力Pac,Pdcの合計値の推移を示し、図7(b)は、高出力型蓄電池10の充放電電力PH1,高容量型蓄電池20の充放電電力PH2の推移を示す。
図示されるように、本実施形態では、主機モータジェネレータ42の力行駆動期間である時刻t1〜t2において、各消費電力Pac,Pdcの合計値が強制的に低減させられる。これにより、合計電力が各蓄電池10,20の合計放電電力以下とされ、主機モータジェネレータ42とともにエンジンが駆動されるHV走行への移行を回避することができる。なお、図7には、時刻t1〜t2において各消費電力Pac,Pdcの合計値が0とされ、各降圧コンバータ14,24と補機モータ52との駆動が禁止される例を示した。
その後、回生駆動期間である時刻t3〜t4において、各消費電力Pac,Pdcの合計値が強制的に増大させられる。本実施形態では、時刻t3〜t4において強制的に増大される各降圧コンバータ14,24と補機モータ52との合計エネルギが、先の時刻t1〜t2において強制的に低減された各降圧コンバータ14,24と補機モータ52との合計エネルギと等しくなるようにした。これにより、力行駆動期間における各消費電力Pac,Pdcの低減分を回生駆動期間において回収することができる。すなわち、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgを一時的に優先するために低減された各消費電力Pac,Pdcを、その後の各消費電力Pac,Pdcに上乗せすることができる。ここで、各降圧コンバータ14,24の駆動によって生成された電気エネルギは低圧蓄電池60に蓄積でき、また、補機モータ52の駆動によって生成された熱エネルギはエバポレータ54dや冷媒に蓄積することができる。蓄積された各エネルギは、低圧負荷62の駆動や、空調に後で使用することができる。このように、一時的に各消費電力Pac,Pdcが低減される場合であっても、力行駆動期間及び回生駆動期間を含む所定の期間における合計電力の平滑化を図ることにより、各消費動力Pac,Pdcを低減したことに起因した大きな不都合の発生を回避できる。
また、時刻t3〜t4において、合計電力が各蓄電池10,20の合計充電電力を下回ることを回避すべく、ブレーキ装置によって車両に制動力が付与されることを回避することもできる。
さらに、本実施形態では、時刻t1〜t2において、先の図2に示した処理により、合計電力の正側の変化分を主に高出力型蓄電池10によって賄うことができる。その後、時刻t3〜t4において、先の図3に示した処理により、合計電力の負側の変化分を主に高出力型蓄電池10によって賄うことができる。このように、高出力型蓄電池10は、その時間平均電力収支が0となるように、その充放電電力が調整される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgと、各消費動力Pac,Pdcとの合計電力が、各蓄電池10,20の入出力電力の許容範囲(「P1in+P2in」〜「P1out+P2out」)内に収まるように、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgの調整に優先して各消費電力Pac,Pdcを調整した。このため、各蓄電池10,20の体格や重量を削減しつつ、主機モータジェネレータ42の要求電力を優先して確保しつつ、上記合計電力を許容範囲内に収めることができる。
(2)主機モータジェネレータ42等の合計電力が各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」を上回ることを回避すべく各消費電力Pac,Pdcを低減した場合、その後、主機モータジェネレータ42の回生駆動時において各消費電力Pac,Pdcを強制的に増大させた。このため、主機モータジェネレータ42に対して高出力が要求される場合であっても、高出力型蓄電池10の搭載量をより削減でき、ひいては高出力型蓄電池10の体格や重量をより削減することができる。
(3)先の図2及び図3に示す処理により、高容量型蓄電池20及び主機モータジェネレータ42間の実際の伝達電力を、要求電力Pmgに向かって徐々に変化させるように、第2電力変換器22を通電操作した。また、要求電力Pmgと、各蓄電池10,20及び主機モータジェネレータ42の間の実際の伝達電力との差を補償するための電力を、高出力型蓄電池10及び主機モータジェネレータ42の間の実際の伝達電力とすべく、第1電力変換器12を操作した。
高出力型蓄電池10の単位時間あたりに入出力可能な電力が、高容量型蓄電池20の単位時間あたりに入出力可能な電力よりも高く設定されている。このため、高出力型蓄電池10は、高容量型蓄電池20よりも、主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgのうち高周波数成分の受け入れに適している。この点に鑑み、本実施形態では、先の図2及び図3に示す処理により、要求電力Pmgのうち高周波成分を、高出力型蓄電池10及び主機モータジェネレータ42の間の実際の伝達電力とし、要求電力Pmgのうち低周波数成分を、高容量型蓄電池20及び主機モータジェネレータ42の間の実際の伝達電力とすることができる。これにより、要求電力Pmgのうち、車両の定常走行時等に要求される周波数の低い電力を、主に高容量型蓄電池20及び主機モータジェネレータ42の間の伝達電力に割り振ることができる。一方、要求電力Pmgのうち、実際の電力が要求電力Pmgとなるまでの過渡状態における要求電力の変化分を、主に高出力型蓄電池10及び主機モータジェネレータ42の間の伝達電力に割り振ることができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、制御装置30の行う処理のうち、第1,第2電力変換器12,22の操作処理を変更する。
まず、図8を用いて、各蓄電池10,20の出力電圧の昇圧処理について説明する。
フィルタ処理部30eは、各蓄電池10,20から各インバータ40,50に供給する電力の目標値(以下、目標電力Ptgt)にローパスフィルタ(例えば、1次遅れ要素)処理した値を、第2目標電力P2tgtとして算出する。第2目標電力P2tgtは、高容量型蓄電池20を電力供給源として、第2電力変換器22から各インバータ40,50へと供給する電力の目標値である。
偏差算出部30fは、フィルタ処理部30eによって算出された第2目標電力P2tgtを目標電力Ptgtから減算した値として、第1目標電力P1tgtを算出する。第1目標電力P1tgtは、高出力型蓄電池10を電力供給源として、第1電力変換器12から各インバータ40,50へと供給する電力の目標値である。
第1FF操作部30gは、フィルタ処理部30eによって算出された第1目標電力P1tgtに第1電力変換器12の実際の出力電力をフィードフォワード制御するための指令時比率を算出する。本実施形態では、この指令時比率を、第1目標電力P1tgtが低いほど低く算出する。
第1偏差算出部30hは、第1目標電力P1tgtから第1電力変換器12の実際の出力電力P1obsを減算した値を第1電力偏差ΔP1として算出する。ここで、実際の出力電力P1obsは、第3電圧センサ94によって検出された電圧VH3と、第1負荷側電流センサ74によって検出された電流I1bとの乗算値として算出すればよい。
第1FB操作部30iは、第1電力変換器12の実際の出力電力P1obsを第1目標電力P1tgtにフィードバック制御するための指令時比率を算出する。第1加算部30jは、各操作部30g,30iによって算出された指令時比率の加算値として、第1指令時比率Duty1を算出する。
一方、第2FF操作部30kは、フィルタ処理部30eによって算出された第2目標電力P2tgtに第2電力変換器22の実際の出力電力をフィードフォワード制御するための指令時比率を算出する。本実施形態では、この指令時比率を、第2目標電力P2tgtが低いほど低く算出する。
第2偏差算出部30lは、第2電力変換器22の実際の出力電力P2obsを第2目標電力P2tgtから減算した値を第2電力偏差ΔP2として算出する。ここで、実際の出力電力P2obsは、第3電圧センサ94によって検出された電圧VH3と、第2負荷側電流センサ84によって検出された電流I2bとの乗算値として算出すればよい。
第2FB操作部30mは、第2電力変換器22の実際の出力電力P2obsを第2目標電力P2tgtにフィードバック制御するための指令時比率を算出する。第2加算部30nは、各操作部30k,30mによって算出された指令時比率の加算値として、第2指令時比率Duty2を算出する。
続いて、図9を用いて、各インバータ40,50の出力電圧の降圧処理について説明する。
降圧処理時においては、第1偏差算出部30hに入力される第1電力変換器12の実際の出力電力P1obsが、第1電圧センサ72によって検出された電圧VH1と、第1電池側電流センサ70によって検出された電流I1aとの乗算値として算出される。また、第2偏差算出部30lに入力される第2電力変換器22の実際の出力電力P2obsが、第2電圧センサ82によって検出された電圧VH2と、第2電池側電流センサ80によって検出された電流I2aとの乗算値として算出される。
続いて、図10を用いて、本実施形態にかかる車載システムの操作処理について説明する。この処理は、制御装置30によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、図10において、先の図4に示した処理と同一の処理については、便宜上、同一のステップ番号を付している。
この一連の処理では、ステップS22の処理の完了後、ステップS24aに進む。ステップS24aでは、上下限値Pmgout,Pmginによってガードされた主機モータジェネレータ42の要求電力Pmgと、上記ステップS18で算出された各消費電力Pac,Pdcとの合計値を目標電力Ptgtとして算出する。また、各電圧センサ72,82,94によって検出された電圧VH1〜VH3と、各電流センサ70,74,80,84によって検出された電流I1a,I1b,I2a,I2bを取得する。上記目標電力Ptgt及び各取得値VH1〜VH3,I1a,I1b,I2a,I2bが、先の図8及び図9で示した処理で用いられる。
なお、ステップS24aの処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
以上説明した本実施形態によっても、上記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、先の図1に示した車載システムから、各降圧コンバータ14,24と、低圧蓄電池60と、低圧負荷62とを除去する。このため、本実施形態にかかる車載システムの操作処理は、先の図4に示した処理から、DCDC消費電力Pdcに関する処理が除去されたものとなる。詳しくは、図4のステップS16に示した制限値算出処理を例にして説明すると、本実施形態にかかる制限値算出処理は、図11に示すように、DCDC消費電力Pdcに関する処理が除去されたものとなる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態の効果に準じた効果を得ることはできる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態において、各蓄電池10,20のいずれか一方が故障したり、各電力変換器12,22のいずれか一方が故障したことを検出する機能を制御装置30に持たせてもよい。ここで、制御装置30によって上記故障が検出された場合、故障が生じた旨をドライバに通知するとともに、故障してない方の蓄電池及び電力変換器を用いた車両の退避走行モードに切り替える処理を行ってもよい。
・上記第1の実施形態において、車載システムから蓄電池10,20のいずれか一方を除去してもよい。この場合、除去した蓄電池に付随する装置(降圧コンバータ、昇降圧機能を有する電力変換器、電流センサ、電圧センサ)も除去する。
・主機モータジェネレータ42等の合計電力が各蓄電池10,20の合計放電電力「P1out+P2out」を上回ることを回避すべく、各消費電力Pac,Pdcを低減した場合、その後、各消費電力Pac,Pdcを強制的に増大させる期間としては、主機モータジェネレータ42の回生駆動期間に限らない。例えば、力行駆動期間であってもよい。具体的には例えば、先の図7の時刻t2〜t3の間の力行駆動期間において、合計電力が合計放電電力「P1out+P2out」以下となることを条件として、その後の回生駆動期間を待たずして各消費動力Pac,Pdcを強制的に増大させてもよい。この場合、各消費電力Pac,Pdcの強制的な増大分は、時刻t1〜t2における各消費電力Pac,Pdcの低減分と等しくなるようにすればよい。
・上記第1の実施形態において、車載システムから補機モータ52を除去してもよい。すなわち、上記第3の実施形態とは逆に、先の図1に示した車載システムから、補機インバータ50と車載空調装置54とを除去する。この場合、車載システムの操作処理は、先の図4に示した処理から、AC消費電力Pacに関する処理が除去されたものとなる。
・「駆動アクチュエータ」として、補機モータ52に代えて、例えば、通電によって発熱する上述した発熱装置を用いてもよい。この場合、具体的には例えば、暖房用のPTCヒータを採用することができる。なお、このとき、エネルギ蓄積装置としては、例えば、PTCヒータによって生成された熱エネルギを蓄積可能な蓄熱材を車両に備えればよい。
・主機モータジェネレータ42の電力伝達対象となる第1,第2蓄電装置としては、蓄電池に限らず、例えば、キャパシタから構成された蓄電装置であってもよい。
・上記実施形態では、各蓄電池10,20の入出力密度やエネルギ密度等の電池特性を互いに異ならせることで、各蓄電池10,20の仕様を互いに異ならせたがこれに限らない。例えば、各蓄電池10,20の電池特性を同一とし、各蓄電池10,20を構成する単位電池数(電池サイズ)を互いに異ならせることで、各蓄電池10,20の仕様を互いに異ならせてもよい。
・本発明が適用される車両としては、ハイブリッド車に限らず、例えば、プラグインハイブリッド車や、電気自動車であってもよい。
10…高出力型蓄電池、12…第1電力変換器、20…高容量型蓄電池、22…第2電力変換器、42…主機モータジェネレータ42。

Claims (3)

  1. 蓄電装置(10,20)と、
    前記蓄電装置と電力伝達を行うことで駆動される車載主機としての回転機(42)と、
    前記蓄電装置及び前記回転機のそれぞれから電力が供給可能に構成された電気負荷(14,24,52)と、
    前記蓄電装置及び前記回転機の間で伝達される電力を調整すべく通電操作される電力変換器(12,22)と、
    前記電気負荷の駆動によって生成されたエネルギを蓄積可能な装置であって、前記蓄電装置とは別のエネルギ蓄積装置(60,54d)と、を備える車両に適用され、
    前記回転機の要求電力を算出する要求電力算出手段と、
    前記蓄電装置の入出力電力の許容範囲を算出する範囲算出手段と、
    前記要求電力算出手段によって算出された要求電力と、前記電気負荷の消費電力との合計電力を算出する合計電力算出手段と、
    前記合計電力算出手段によって算出された合計電力が、前記範囲算出手段によって算出された許容範囲内に収まるように、前記回転機の要求電力の調整に優先して前記電気負荷の消費電力を調整する調整手段と、
    を備え、
    前記回転機が電力を消費する場合における前記要求電力の符号と、前記電気負荷が駆動される場合における前記電気負荷の消費電力の符号とを正と定義するとき、前記許容範囲は、0以上の値で定義される出力許容値と、前記出力許容値よりも小さい値であって0以下の値で定義される入力許容値とによって区画される範囲であり、
    前記調整手段は、前記合計電力が前記出力許容値を上回ることを回避すべく前記電気負荷の消費電力を低減した場合、その後、前記車両の運動エネルギを利用した前記回転機の発電時において、前記回転機の発電電力を前記蓄電装置及び前記電気負荷で受け入れて、かつ、前記合計電力が前記入力許容値を下回ることを回避すべく、前記電気負荷の消費電力を強制的に増大させることで、前記エネルギ蓄積装置に蓄積されるエネルギを増大させ
    前記蓄電装置は、第1蓄電装置(10)と、単位時間あたりに入出力可能な電力が前記第1蓄電装置よりも小さく設定された第2蓄電装置(20)とを含み、
    前記回転機は、前記第1蓄電装置及び前記第2蓄電装置の少なくとも一方と電力伝達を行うことで駆動可能に構成され、
    前記電気負荷は、前記各蓄電装置及び前記回転機のそれぞれから電力が供給可能に構成され、
    前記電力変換器は、前記第1蓄電装置及び前記回転機の間で伝達される電力を調整すべく通電操作される第1電力変換器(12)と、前記第2蓄電装置及び前記回転機の間で伝達される電力を調整すべく通電操作される第2電力変換器(22)とを含み、
    前記第2蓄電装置及び前記回転機の間の実際の伝達電力を、前記要求電力算出手段によって算出された要求電力に向かって徐々に変化させるように前記第2電力変換器を通電操作する処理、並びに前記要求電力算出手段によって算出された要求電力と、前記第2蓄電装置及び前記回転機の間の実際の伝達電力との差を補償するための電力を、前記第1蓄電装置及び前記回転機の間の実際の伝達電力とすべく、前記第1電力変換器を操作する処理を行う操作手段を備えることを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記エネルギ蓄積装置は、前記蓄電装置よりも出力電圧の低い低圧蓄電池(60)を含み、
    前記電気負荷は、前記蓄電装置の出力電圧を降圧して前記低圧蓄電池に印加するDCDCコンバータ(14,24)を含み、
    前記調整手段は、前記合計電力が前記出力許容値を上回ることを回避すべく前記DCDCコンバータから前記低圧蓄電池への供給電力を低減した場合、その後、前記供給電力を強制的に増大させることで、前記低圧蓄電池に蓄積される電気エネルギを増大させることを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。
  3. 前記電気負荷は、通電によって駆動される空調用圧縮機の電動機(52)、及び通電によって駆動される発熱装置のうち少なくとも1つである駆動アクチュエータを含み、
    前記エネルギ蓄積装置は、前記駆動アクチュエータの駆動によって生成された熱エネルギを蓄積可能な熱エネルギ蓄積装置(54d)を含み、
    前記調整手段は、前記合計電力が前記出力許容値を上回ることを回避すべく前記駆動アクチュエータの消費電力を低減した場合、その後、前記駆動アクチュエータの消費電力を強制的に増大させることで、前記熱エネルギ蓄積装置に蓄積される熱エネルギを増大させることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用制御装置。
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