JP6283872B2 - X線ct装置、x線ctシステム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置及びX線CTシステムに関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的には、X線CT装置は、被検体を中心とする円軌道に沿って、当該被検体に対しX線を異なる方向から複数回曝射する。X線CT装置は、被検体を透過したX線をX線検出器にて検出して複数の検出データを収集する。収集された検出データはデータ収集部によりA/D変換された後、コンソール装置に送信される。コンソール装置は、当該検出データに前処理等を施し投影データを作成する。そして、コンソール装置は、投影データに基づく再構成処理を行い、断層画像データ、或いは複数の断層画像データに基づくボリュームデータを作成する。ボリュームデータは、被検体の三次元領域に対応するCT値の三次元分布を表すデータセットである。
X線CT装置は、上記ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることによりMPR(Multi Planar Reconstruction)表示を行うことができる。以下、ボリュームデータをレンダリングすることによりMPR表示された断面画像を「MPR画像」という場合がある。MPR画像には、たとえば、体軸に対する直交断面を示すアキシャル像、体軸に沿って被検体を縦切りした断面を示すサジタル像、及び体軸に沿って被検体を横切りした断面を示すコロナル像がある。更には、ボリュームデータにおける任意断面の画像(オブリーク像)もMPR画像に含まれる。作成された複数のMPR画像は、表示部等に同時に表示することができる。
X線CT装置を用いて行うCT透視(CTF:Computed Tomography Fluoroscopy)という撮影方法がある。CT透視とは、被検体にX線を連続的に照射することにより、被検体の関心部位に関する画像をリアルタイムに得る撮影方法である。CT透視では、検出データの収集レートを短くし、再構成処理に要する時間を短縮することで、画像をリアルタイムに作成している。CT透視は、たとえば、生検中に穿刺針の先端と検体を採取する部位との位置関係を確認する場合や、ドレナージ法を行うときのチューブの位置確認等に用いられる。なお、ドレナージ法とは、体腔内に貯まった体液をチューブ等により廃出する方法である。
CT透視で得られたボリュームデータに基づくMPR画像を参照しながら被検体に対して生検を行う場合、たとえば、スキャンと穿刺とを交互に行うことがある。具体的には、まず、CT透視により被検体のMPR画像を取得する。医師等は、MPR画像を参照しながら穿刺を行う。この際、たとえば、穿刺針の先端と検体を採取する部位との位置関係を確認するため、ある程度、穿刺を行った段階で再度のCT透視を行う。再度のCT透視で得られたMPR画像を参照しながら、医師等は更に穿刺を進める。この動作は、生検が完了するまで繰り返し行なわれる。
また、CT透視により生検を行う場合、予め穿刺計画を作成する場合がある。穿刺計画は、予め設定された被検体に対する穿刺針の挿入経路(以下、「計画経路」という場合がある)を含む情報である。穿刺計画は、たとえば、CT透視を行う前に予め取得されたCT画像において、マウス等の指示入力により計画経路を描くことにより設定される。医師等は、計画経路が示されたCT画像と、X線スキャンにより都度得られるボリュームデータに基づくMPR画像とを参照しながら被検体に対して穿刺を行う。
特開2002−112998号公報
ところで、たとえば、被検体の動きによる影響や穿刺に対する医師の熟練度によっては、計画経路に沿って穿刺針を挿入することが困難な場合がある。すなわち、計画経路と実際の穿刺針の位置(進路)にずれが生じる可能性があり、確実な生検の妨げになる。一方、計画経路からの穿刺針のずれに対して、穿刺針の挿入位置や方向をどのように修正すればよいかは、医師等の経験によるところが大きい。
実施形態は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、計画経路と穿刺針とのずれを反映した画像を表示することが可能な技術を提供することを目的とする。
実施形態のX線CT装置は、被検体をX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成する。X線CT装置は、設定部と、判断部と、表示制御部とを有する。設定部は、予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、被検体に対する穿刺針の挿入経路を設定する。判断部は、穿刺針が被検体に挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における穿刺針の位置と設定部で設定された挿入経路の位置とのずれの有無を判断する。表示制御部は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させる。ずれがあると判断された場合、設定部は、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路を設定し、表示制御部は、設定された新たな挿入経路を第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる。
また、実施形態のX線CTシステムは、被検体をX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成するX線CT装置を含む。X線CTシステムは、設定部と、判断部と、表示制御部とを有する。設定部は、予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、被検体に対する穿刺針の挿入経路を設定する。判断部は、穿刺針が被検体に挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における穿刺針の位置と設定部で設定された挿入経路の位置とのずれの有無を判断する。表示制御部は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させる。ずれがあると判断された場合、設定部は、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路を設定し、表示制御部は、設定された新たな挿入経路を第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる。
第1実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第1実施形態に係る第1設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る第1設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 第2実施形態に係る第1設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る第1設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る第2設定部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1から図4を参照して、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。なお、「画像」と「画像データ」は一対一に対応するので、本実施形態においては、これらを同一視する場合がある。
<装置構成>
図1に示すように、X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成されている。
[架台装置]
架台装置10は、被検体Eに対してX線を曝射し、被検体Eを透過した当該X線の検出データを収集する装置である。架台装置10は、X線発生部11と、X線検出部12と、回転体13と、高電圧発生部14と、架台駆動部15と、X線絞り部16と、絞り駆動部17と、データ収集部18とを有する。
X線発生部11は、X線を発生させるX線管球(たとえば、円錐状や角錐状のX線ビームを発生する真空管。図示なし)を含んで構成されている。X線発生部11は、発生したX線を被検体Eに対して曝射する。
X線検出部12は、複数のX線検出素子(図示なし)を含んで構成されている。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出する。具体的には、X線検出部12は、被検体Eを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データ(以下、「検出データ」という場合がある)をX線検出素子で検出し、その検出データを電流信号として出力する。X線検出部12は、たとえば、検出素子が互いに直交する2方向(スライス方向とチャンネル方向)にそれぞれ複数配置された2次元のX線検出器(面検出器)が用いられる。複数のX線検出素子は、たとえば、スライス方向に沿って320列設けられている。このように多列のX線検出器を用いることにより、1回転のスキャンでスライス方向に幅を有する3次元の撮影領域を撮影することができる(ボリュームスキャン)。なお、スライス方向は被検体Eの体軸方向に相当し、チャンネル方向はX線発生部11の回転方向に相当する。
回転体13は、X線発生部11とX線検出部12とを被検体Eを挟んで対向するよう支持する部材である。回転体13は、スライス方向に貫通した開口部13aを有する。架台装置10内において、回転体13は、被検体Eを中心とした円軌道で回転するよう配置されている。すなわち、X線発生部11及びX線検出部12は、被検体Eを中心とする円軌道に沿って回転可能に設けられている。
高電圧発生部14は、X線発生部11に対して高電圧を印加する(以下、「電圧」とは、X線管球におけるアノード−カソード間の電圧を意味する)。X線発生部11は、当該高電圧に基づいてX線を発生させる。
架台駆動部15は、回転体13を回転駆動させる。X線絞り部16は、所定幅のスリット(開口)を有し、スリットの幅を変えることで、X線発生部11から曝射されたX線のファン角(チャンネル方向の広がり角)とX線のコーン角(スライス方向の広がり角)とを調整する。絞り駆動部17は、X線発生部11で発生したX線が所定の形状となるようX線絞り部16を駆動させる。
データ収集部18(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出部12(各X線検出素子)からの検出データを収集する。また、データ収集部18は、収集した検出データ(電流信号)を電圧信号に変換し、この電圧信号を周期的に積分して増幅し、デジタル信号に変換する。そして、データ収集部18は、デジタル信号に変換された検出データをコンソール装置40に送信する。なお、CT透視を行う場合、データ収集部18は、検出データの収集レートを短くする。
[寝台装置]
寝台装置30は、撮影対象の被検体Eを載置・移動させる装置である。寝台装置30は、寝台31と寝台駆動部32とを備えている。寝台31は、被検体Eを載置するための寝台天板33と、寝台天板33を支持する基台34とを備えている。寝台天板33は、寝台駆動部32によって被検体Eの体軸方向及び体軸方向に直交する方向に移動することが可能となっている。すなわち、寝台駆動部32は、被検体Eが載置された寝台天板33を、回転体13の開口部13aに対して挿抜させることができる。基台34は、寝台駆動部32によって寝台天板33を上下方向(被検体Eの体軸方向と直交する方向)に移動させることが可能となっている。
[コンソール装置]
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10によって収集された検出データから被検体Eの内部形態を表すCT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を再構成する機能等を有している。コンソール装置40は、処理部41と、第1設定部42と、判断部43と、第2設定部44と、表示制御部45と、記憶部46と、表示部47と、スキャン制御部48と、制御部49とを含んで構成されている。
処理部41は、架台装置10(データ収集部18)から送信された検出データに対して各種処理を実行する。処理部41は、前処理部41aと、再構成処理部41bと、レンダリング処理部41cとを含んで構成されている。
前処理部41aは、架台装置10(X線検出部12)で検出された検出データに対して対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する。
再構成処理部41bは、前処理部41aで作成された投影データに基づいて、CT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を作成する。断層画像データの再構成には、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を採用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより作成される。ボリュームデータの再構成には、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を採用することができる。上述のように多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにより、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。また、CT透視を行う場合には、検出データの収集レートを短くしているため、再構成処理部41bによる再構成時間が短縮される。従って、スキャンに対応したリアルタイムのCT画像データを作成することができる。
レンダリング処理部41cは、再構成処理部41bで作成されたボリュームデータに対するレンダリング処理を行う。
たとえば、レンダリング処理部41cは、ボリュームデータに対してボリュームレンダリング処理を施すことにより、疑似三次元画像(画像データ)を作成する。「疑似三次元画像」とは、被検体Eの三次元的な構造を二次元的に表示させるための画像である。
また、レンダリング処理部41cは、ボリュームデータに対して所望の方向にレンダリング処理を施すことにより、MPR画像(画像データ)を作成する。「MPR画像」とは、被検体Eの所望の断面を示す画像である。MPR画像としては、直交三断面であるアキシャル像、サジタル像、コロナル像がある。或いは、レンダリング処理部41cは、任意断面を示すオブリーク像をMPR画像として作成してもよい。
第1設定部42は、予め作成されたボリュームデータに基づく画像に対し、被検体Eに対する穿刺針の挿入経路を設定するために用いられる。予め作成されたボリュームデータとは、生検を実施する前の段階で行われたX線スキャンにより得られたボリュームデータである。
第1設定部42により設定される挿入経路は、被検体Eに対してどのようなルートで穿刺針を挿入していくかを示す経路(計画経路)である。なお、挿入経路は、表示部47に表示される挿入経路の画像と一対一に対応するので、以下、これらを同一視する場合がある。
第1設定部42の具体例として、あるタイミングで行われたスキャン(第1スキャン)により得られたボリュームデータ(第1ボリュームデータ)に基づくアキシャル像AIに対して穿刺針の挿入経路(計画経路)を設定する場合について述べる。図2A及び図2Bは、ボリュームデータに基づくアキシャル像AIを示している。表示制御部45は、アキシャル像AIを表示部47に表示させる。
術者は、表示部47に表示されたアキシャル像AIに対し、X線CT装置1等に設けられた入力デバイス等を用いて生検を行う部位(病変部等)の位置S、及び穿刺針の挿入位置Pの2点を指定する(図2A参照)。第1設定部42は、アキシャル像AI上でその2点を結ぶ最短距離を算出し、その最短距離を結ぶ線分を挿入経路Iとして設定する。表示制御部45は、設定された挿入経路Iをアキシャル像AI上に表示させる(図2B参照)。また、第1設定部42は、アキシャル像AIにおける挿入経路Iの位置(座標値)を求める。挿入経路Iの画像及び挿入経路Iの位置は、記憶部46に記憶される。なお、アキシャル像AIは三次元のボリュームデータに基づく画像である。従って、アキシャル像AIにおいて設定された挿入経路Iの位置は、三次元の座標値で特定することができる。
なお、術者は、入力デバイス等を用いてアキシャル像AI上に挿入経路Iを示す線分を直接描くことも可能である(手動)。この場合、第1設定部42は、当該描かれた線分を挿入経路Iとして設定する。或いは、第1設定部42は、アキシャル像AIに対してエッジ検出等の画像解析処理を施すことにより、病変部の位置Sと病変部から最も近い体表面の位置を算出する。そして、第1設定部42は、それらを結ぶ線分を算出し、当該線分を挿入経路Iとして設定することも可能である(自動)。
また、挿入経路Iが設定される画像は、アキシャル像AIに限られない。第1設定部42は、同様の手法により、サジタル像やコロナル像に対しても挿入経路Iを設定することが可能である。或いは、第1設定部42は、ボリュームデータに基づく疑似三次元画像(被検体Eの三次元的な構造を二次元的に示した画像)に対して挿入経路Iを設定することも可能である。
判断部43は、穿刺針が被検体Eに挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成されたボリュームデータに基づく画像における穿刺針と挿入経路とのずれの有無を判断する。「ずれ」は、設定された挿入経路の位置と被検体Eに挿入された穿刺針の位置との差である。ずれは、たとえば、設定された挿入経路に対する穿刺針の先端位置の距離である。すなわち、ずれが無い場合(挿入経路に沿って穿刺が行われている場合)には、当該距離は0となる。或いは、設定された挿入経路と穿刺針とがなす角度を「ずれ」としてもよい(ずれが無い場合には、当該角度は0になる)。
判断部43の具体例として、第1ボリュームデータに基づくアキシャル像AIに対して、第1設定部42が挿入経路Iを設定した場合について述べる。
レンダリング処理部41cは、第1スキャンとは異なるタイミング(穿刺針が被検体Eに挿入された状態)で行われたスキャン(第2スキャン)により得られたボリュームデータ(第2ボリュームデータ)に基づきアキシャル像AI´を作成する。判断部43は、第1設定部42により設定された挿入経路Iの位置(座標値)を記憶部46から読み出す。また、判断部43は、アキシャル像AI´において、エッジ検出等の画像処理により、被検体Eに挿入された穿刺針PNの先端位置h(座標値)を検出する。そして、判断部43は、穿刺針PNの先端位置hが設定された挿入経路I上にあるかないかを判断する。
穿刺針PNの先端位置hが設定された挿入経路I上にある場合(挿入経路Iの座標値に先端位置hの座標値が含まれる場合)、判断部43は、ずれはないと判断する。一方、穿刺針PNの先端位置hが設定された挿入経路I上にない場合(挿入経路Iの座標値に先端位置hの座標値が含まれない場合)、判断部43は、ずれがあると判断する。なお、判断部43は、挿入経路Iと穿刺針PNの先端位置hとの差をずれ量として検出することも可能である。
本実施形態において、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータは、その元となる断層画像データの枚数や画像のピクセル数は等しいものとする。また、第1スキャンと第2スキャンの撮影条件(撮影位置、回転体13のローテーションスピード等)も等しいものとする。つまり、第1ボリュームデータと第2ボリュームデータは、同じ座標体系にあるものとする。また、本実施形態において、第1ボリュームデータに基づくアキシャル像AI、及び第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´は、体軸方向における同じ位置の断面を示す画像である。
第2設定部44は、ずれがあると判断された場合、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路を設定するために用いられる。新たな挿入経路は、ずれに応じて計画経路(挿入経路I)を修正して得られる経路である。
第2設定部44の具体例として、予め設定された挿入経路Iから穿刺針PNの先端位置hがずれている場合(図2C参照)について述べる。図2C及び図2Dは、第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´を示している。なお、図2C及び図2Dでは、穿刺針PNが指定された挿入位置Pから挿入されたが、穿刺を行ううちに先端位置hが挿入経路Iからずれてしまった例を示している。
この場合、第2設定部44は、穿刺針PNの先端位置hの座標値と挿入経路Iの一端(病変部の位置S)の座標値を結ぶ線分を新たな挿入経路I´として設定する(図2D参照)。挿入経路I´は、穿刺針PNの先端位置hと挿入経路Iの一端を結ぶ最短経路であることが望ましい。
術者は、入力デバイス等を用いて第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´上に示された穿刺針PNの先端位置hと挿入経路Iの一端を結ぶ線分を直接描くことも可能である。この場合、第2設定部44は、当該描かれた線分を新たな挿入経路I´として設定する。また、第1設定部42と同様、第2設定部44は、第2ボリュームデータに基づくコロナル像、サジタル像、オブリーク像、及び疑似三次元画像に対して新たな挿入経路I´を設定することも可能である。
なお、挿入経路Iは、ボリュームデータに基づく画像上で設定されるため、三次元の座標値を有している。従って、挿入経路Iが設定される画像と新たな挿入経路I´が設定される画像が異なっていてもよい。たとえば、第1設定部42は、アキシャル像AI上で挿入経路Iを設定する。そして、第2設定部44は、コロナル像上で新たな挿入経路I´を設定することも可能である。
また、ずれが小さい場合には、新たな挿入経路I´を設定しなくとも穿刺に影響を与えない可能性もある。この場合、第2設定部44は、判断部43により検出されたずれ量が閾値以上の場合のみ、新たな挿入経路I´を設定することでもよい。閾値は、挿入経路Iと穿刺針PNの先端位置hとの距離に基づいて設定される値である。或いは、閾値は、入力デバイス等を用いて、CT透視の都度、任意の値を設定することも可能である。
また、図3A及び図3Bに示すように、第2設定部44は、穿刺針PNが指定された挿入位置Pから大きくずれた状態で穿刺された場合であっても、上記と同様の処理により、新たな挿入経路I´を設定することが可能である。図3A及び図3Bは、第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´を示している。
表示制御部45は、画像表示に関する各種制御を行う。たとえば、レンダリング処理部41cにより作成された疑似三次元画像やMPR画像(アキシャル像、サジタル像、コロナル像、オブリーク像)等を表示部47に表示させる制御を行う。
また、本実施形態において、表示制御部45は、ボリュームデータに基づく画像を表示部47に表示させ、且つ設定された新たな挿入経路I´をボリュームデータに基づく画像に表示させる。
表示制御部45の具体例として、第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´を表示部47に表示させる場合について述べる。この場合、表示制御部45は、第2設定部44により設定された新たな挿入経路I´をアキシャル像AI´中に表示させる(図2D参照)。新たな挿入経路I´の表示態様として、表示制御部45は、アキシャル像AI´中の画素(画素値)を新たな挿入経路I´の画素(画素値)で置き換えることができる。或いは、表示制御部45は、アキシャル像AI´に対して新たな挿入経路I´を重畳させることも可能である。また、表示制御部45は、元の挿入経路Iと新たな挿入経路I´の双方をアキシャル像AI´に表示させることもできる(図2D参照)。或いは、表示制御部45は、新たな挿入経路I´のみをアキシャル像AI´に表示させることもできる。
また、表示制御部45は、元の挿入経路Iと新たな挿入経路I´とを異なる表示態様で表示させることもできる。たとえば、表示制御部45は、元の挿入経路Iが表示される色と新たな挿入経路I´が表示される色とを異ならせることができる。表示制御部45は、元の挿入経路Iを点滅表示させ、新たな挿入経路I´を点灯表示させることができる。表示制御部45は、元の挿入経路Iを破線で表示させ、新たな挿入経路I´を実線で表示させることができる(図2D参照)。
更に、表示制御部45は、ずれを示す情報(たとえば、穿刺針PNの先端位置hと挿入経路Iとの距離や角度等のずれ量)を表示部47の表示画面における所定の位置に数値等で表示させることもできる(アキシャル像AI´上に重ねて表示させる場合も含む)。
記憶部46は、RAMやROM等の半導体記憶装置によって構成される。記憶部46は、挿入経路Iの位置の他、検出データや投影データ、或いは再構成処理後のCT画像データ等を記憶する。
表示部47は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の任意の表示デバイスによって構成される。たとえば、表示部47には、ボリュームデータをレンダリング処理して得られるMPR画像が表示される。
スキャン制御部48は、X線スキャンに関する各種動作を制御する。たとえば、スキャン制御部48は、X線発生部11に対して高電圧を印加させるよう高電圧発生部14を制御する。スキャン制御部48は、回転体13を回転駆動させるよう架台駆動部15を制御する。スキャン制御部48は、X線絞り部16を動作させるよう絞り駆動部17を制御する。スキャン制御部48は、寝台31を移動させるよう寝台駆動部32を制御する。
制御部49は、架台装置10、寝台装置30およびコンソール装置40の動作を制御することによって、X線CT装置1の全体制御を行う。たとえば、制御部49は、スキャン制御部48を制御することで、架台装置10に対して予備スキャン及びメインスキャンを実行させ、検出データを収集させる。また、制御部49は、処理部41を制御することで、検出データに対する各種処理(前処理、再構成処理等)を行わせる。或いは、制御部49は、表示制御部45を制御することで、記憶部46に記憶されたCT画像データ等に基づく画像を表示部47に表示させる。
<動作>
次に、図4を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、穿刺針の挿入経路(計画経路)を設定した後、CT透視を用いて生検を行う場合の動作について述べる。
生検を開始する前に、まずX線CT装置1は、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、ボリュームデータ(第1ボリュームデータ)を作成する。
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S10)。X線検出部12で検出された検出データは、データ収集部18で収集され、処理部41(前処理部41a)に送られる。
前処理部41aは、S10で取得された検出データに対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する(S11)。作成された投影データは、制御部49の制御に基づき、再構成処理部41bに送られる。
再構成処理部41bは、S11で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部41bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する(S12)。レンダリング処理部41cは、S12で作成された第1ボリュームデータをレンダリング処理することによりアキシャル像AIを作成する。表示制御部45は、作成されたアキシャル像AIを表示部47に表示させる(S13)。
術者は、表示部47に表示されたアキシャル像AIを参照しながら、入力デバイス等によってアキシャル像AIにおける病変部の位置S、及び穿刺針PNの挿入位置Pを指定する。第1設定部42は、指定された位置を結ぶ線分を挿入経路Iとして設定する(S14。図2B参照)。表示制御部45は、設定された挿入経路I(計画経路)をアキシャル像AI上に表示させる。第1設定部42は、挿入経路Iの画像及び挿入経路Iの座標値を記憶部46に送る。記憶部46は、当該画像及び当該座標値を記憶する。
その後、挿入経路Iが示されたアキシャル像AIを参照しながら、術者は被検体Eに対して生検を開始する。
ある程度、生検を進めた後(被検体Eに対して穿刺針PNを挿入した後)、穿刺の状態(穿刺針PNが計画経路に沿って進んでいるか等)を確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行い、ボリュームデータ(第2ボリュームデータ)を作成する。
すなわち、第1スキャンと同様、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S15)。なお、上述の通り、第1スキャンと第2スキャンの撮影条件等は等しいものとする。
前処理部41aは、S15で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S16)。再構成処理部41bは、S16で作成された投影データに基づいて作成された複数の断層画像データを補間処理することにより、第2ボリュームデータを作成する(S17)。レンダリング処理部41cは、S17で作成された第2ボリュームデータをレンダリングすることによりアキシャル像AI´を作成する。アキシャル像AI´は、S13で表示されたアキシャル像AIと体軸方向における同じ位置の断面を示す。
ここで、判断部43は、アキシャル像AI´における穿刺針PNの先端位置hと挿入経路Iとのずれの有無を判断する(S18)。
S18でずれがあると判断された場合、第2設定部44は、アキシャル像AI´に対し、新たな挿入経路I´を設定する(S19)。一方、ずれがないと判断された場合、穿刺は計画通りに進んでいるため、X線CT装置1はS19以降の処理を行わない。
表示制御部45は、アキシャル像AI´を表示部47に表示させ、且つS19で設定された新たな挿入経路I´をアキシャル像AI´に表示させる(S20)。
なお、処理部41、第1設定部42、判断部43、第2設定部44、表示制御部45、スキャン制御部48及び制御部49は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの図示しない処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)や、又はHDD(Hard Disc Drive)などの図示しない記憶装置とによって構成されていてもよい。記憶装置には、処理部41の機能を実行するための処理プログラムが記憶されている。また、記憶装置には、第1設定部42及び第2設定部44の機能を実行するための設定部処理用プログラムが記憶されている。また、記憶装置には、判断部43の機能を実行するための判断部処理用プログラムが記憶されている。また、記憶装置には、表示制御部45の機能を実行するための表示制御プログラムが記憶されている。また、記憶装置には、スキャン制御部48の機能を実行するためのスキャン制御プログラムが記憶されている。また、記憶装置には、制御部49の機能を実行するための制御プログラムが記憶されている。CPUなどの処理装置が、記憶装置に記憶されている各プログラムを実行することで各部の機能を実行する。
また、本実施形態では、第1設定部42と第2設定部44とを機能的に分けて説明した。一方、単一の設定部を設け、当該設定部においてそれぞれの機能(第1設定部42の動作、及び第2設定部44の動作)を実行することも可能である。
また、これまでは単独のX線CT装置1における構成・動作について述べた。一方、本実施形態の構成を、X線CT装置1を含むX線CTシステムとして実現することも可能である。
たとえば、X線CT装置1において、予め作成されたボリュームデータに基づく画像に対して挿入経路Iの設定を行い、且つ挿入経路Iの画像及び挿入経路Iの位置を記憶する。そして、CT透視を用いた生検を他のX線CT装置で行う。この場合、他のX線CT装置は、記憶された挿入経路IをX線CT装置1から読み出し、CT透視で得られた新たなボリュームデータ(第2ボリュームデータ)に基づく画像における穿刺針PNと挿入経路Iとのずれの有無を判断する。ずれがある場合、他のX線CT装置は、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路I´を設定する。そして、他のX線CT装置は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させ、且つ当該画像に新たな挿入経路I´を表示させる。
或いは、X線CT装置1では、第1ボリュームデータに基づく画像の作成を行う。X線CT装置1とは別に設けられたコンピュータは、第1ボリュームデータに基づく画像に対して挿入経路Iの設定を行い、挿入経路Iの画像及び挿入経路Iの位置を記憶する。そして、X線CT装置1(或いは、他のX線CT装置)でCT透視を行う場合に、X線CT装置1は、記憶された挿入経路Iをコンピュータから読み出し、CT透視で得られた第2ボリュームデータに基づく画像における穿刺針PNと挿入経路Iとのずれの有無を判断する。ずれがある場合、X線CT装置1は、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路I´を設定する。そして、X線CT装置1は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させ、且つ当該画像に新たな挿入経路I´を表示させることも可能である。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のX線CT装置1は、被検体EをX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成する。X線CT装置1は、第1設定部42と、判断部43と、第2設定部44と、表示制御部45とを有する。第1設定部42は、予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、被検体Eに対する穿刺針PNの挿入経路Iを設定するために用いられる。判断部43は、穿刺針PNが被検体Eに挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における穿刺針PNと挿入経路Iとのずれの有無を判断する。第2設定部44は、ずれがあると判断された場合、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路I´を設定するために用いられる。表示制御部45は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部47に表示させ、且つ設定された新たな挿入経路I´を第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる。
また、本実施形態の構成をX線CTシステムとして実現することも可能である。X線CTシステムは、被検体EをX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成するX線CT装置1を含む。X線CTシステムは、第1設定部42と、判断部43と、第2設定部44と、表示制御部45とを有する。第1設定部42は、予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、被検体Eに対する穿刺針PNの挿入経路Iを設定するために用いられる。判断部43は、穿刺針PNが被検体Eに挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における穿刺針PNと挿入経路Iとのずれの有無を判断する。第2設定部44は、ずれがあると判断された場合、第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路I´を設定するために用いられる。表示制御部45は、第2ボリュームデータに基づく画像を表示部47に表示させ、且つ設定された新たな挿入経路I´を第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる。
このように、第2設定部44は、穿刺針PNと挿入経路Iとのずれがある場合に、新たな挿入経路I´を設定する。表示制御部45は、新たな挿入経路I´をボリュームデータに基づく画像に表示させる。術者は、この画像を参照することで、生検を行う部位に対して穿刺針をどのように挿入すればよいかを容易に把握することができる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置(X線CTシステム)によれば、計画経路と穿刺針とのずれを反映した画像を表示することが可能となる。
また、本実施形態におけるX線CT装置1の表示制御部45は、第1設定部42で設定された挿入経路Iを第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる。
このように、第2ボリュームデータに基づく画像に新たな挿入経路I´及び予め設定された挿入経路Iを併せて表示させることにより、予め設定された挿入経路Iに対する新たな挿入経路I´のずれを容易に把握することができる。
また、本実施形態におけるX線CT装置1の表示制御部45は、ずれを示す情報を表示部47に表示させる。
このように、ずれを示す情報を表示部47に表示させることにより、術者はずれを数値等の情報として具体的に把握することが可能となる。
また、本実施形態におけるX線CT装置1の表示制御部45は、挿入経路Iと新たな挿入経路I´とを異なる表示態様で表示させる。
このように、挿入経路Iと新たな挿入経路I´とを異なる表示態様で表示させることにより、それぞれの経路を区別し易くなる。よって、術者は、いずれの経路に沿って穿刺針PNを挿入すればよいかを容易に判断することが可能となる。
(第2実施形態)
図5から図8を参照して、第2実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。たとえば、被検体Eに対して生検を行う場合、血管等を避けて穿刺針を挿入していくことが望ましい。本実施形態では、血管等を避けて穿刺針の挿入経路及び新たな挿入経路を設定する構成について述べる。第1実施形態と同様の構成については詳細な説明を省略する。
本実施形態におけるコンソール装置40は、処理部41と、第1設定部42と、判断部43と、第2設定部44と、表示制御部45と、記憶部46と、表示部47と、スキャン制御部48と、制御部49と、検出部50とを含んで構成されている。
検出部50は、ボリュームデータから所定の対象部位を検出する。「所定の対象部位」とは、血管等のボリュームデータに含まれる被検体E内の特定の部位を示す。対象部位は、穿刺針による穿刺を避けるべき部位である(すなわち、挿入経路は、対象部位を避けて設定されることが望ましい)。検出される対象部位は、予め設定されたものが記憶部46等に記憶されていてもよいし、生検の都度、入力デバイス等を用いて任意の部位を設定することも可能である。また、対象部位は、領域であってもよいし、領域の最小単位である点(たとえば、ボリュームデータにおいて最もCT値が高いボクセル(ピクセル))であってもよい。
検出部50の具体例として、第1ボリュームデータに基づいて作成されるMPR画像から対象部位を検出する構成について述べる。検出部50は、MPR画像の各ピクセルのCT値と検出する対象部位の閾値とを比較する。そして、検出部50は、閾値以上(或いは、閾値以下)のCT値を有するピクセル(ピクセルの座標値)を対象部位(対象部位の座標値)として検出する。閾値は、対象部位に対応して定まる値(たとえば、血管のCT値)であって、ピクセル内に対象部位が含まれているか否かを判断するための値である。閾値は、所定の幅を有していてもよい。閾値が幅を有する場合、検出部50は、閾値に含まれるCT値を有するピクセルを対象部位として検出する。
なお、検出部50は、ボリュームデータから直接、対象部位を検出することも可能である。この場合、検出部50は、ボリュームデータを構成する各ボクセルのCT値と検出する対象部位の閾値とを比較する。そして、検出部50は、閾値以上(或いは、閾値以下)のCT値を有するボクセル(ボクセルの座標値)を対象部位(対象部位の座標値)として検出する。
本実施形態における第1設定部42によれば、第1ボリュームデータから検出された対象部位を避けて挿入経路が設定される。
図6Aは、第1ボリュームデータに基づくアキシャル像AIを示している。ここで、穿刺針を挿入しようとする挿入位置Pと病変部の位置Sとの最短距離で挿入経路(図6Aの破線参照)を設定した場合、その挿入経路上に血管Bが存在することになる(図6A参照)。従って、その挿入経路に沿って穿刺を行った場合には、血管Bを穿刺してしまうことになる。
そこで、第1設定部42は、エッジ検出等の画像解析処理により、アキシャル像AI中における病変部の位置S、及び体表面の輪郭Oを求める。そして、第1設定部42は、輪郭O上で位置Sが最も近くなる点P´を特定する(すなわち、位置Sと点P´との距離は、位置Sと輪郭Oとの最短距離になる)。ここで、第1設定部42は、位置Sと点P´とを結ぶ線分上に血管Bが無いかどうかを判断する。すなわち、第1設定部42は、当該線分の座標値に血管Bの座標値が含まれるかを判断する。位置Sと点P´とを結ぶ線分上に血管Bが無いと判断した場合(当該線分の座標値に血管Bの座標値が含まれない場合)、第1設定部42は、当該線分に沿って挿入経路Iを設定する(図6B参照)。一方、位置Sと点P´とを結ぶ線分上に血管Bがあると判断した場合(当該線分の座標値に血管Bの座標値が含まれる場合)、第1設定部42は、輪郭O上で新たな点を特定し、その点と位置Sとを結ぶ線分上に血管Bが無いかどうかを改めて判断する。
なお、挿入経路Iは、血管Bを避けて設定されればよく、位置Sと輪郭Oとの最短距離である必要はない。すなわち、挿入経路Iの座標値と血管Bの座標値とが異なっていればよい。
また、入力デバイス等を用いてアキシャル像AI上に挿入経路Iを示す線分を直接描く場合等には、挿入経路Iと検出された対象部位(血管B等)とが重なる可能性がある。この場合、X線CT装置1は、設定された挿入経路Iが望ましくない旨の警告を発することが可能である。たとえば、表示制御部45は、表示部47に「挿入経路を変更すべき」との表示を出すことにより警告を行う。或いは、制御部49は、警告手段(図示なし)を駆動させ、音声により警告を行うことも可能である。
本実施形態における第2設定部44によれば、第1ボリュームデータ又は第2ボリュームデータから検出された対象部位を避けて新たな挿入経路が設定される。図6C及び図6Dは、第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´を示している。なお、図6C及び図6Dでは、穿刺針PNが指定された挿入位置Pから挿入されたが、穿刺を行ううちに先端位置hが挿入経路Iからずれてしまった例を示している。
たとえば、図6Cに示すように、挿入経路Iから穿刺針PNがずれた場合、そのまま穿刺を進めると血管Bを穿刺してしまう可能性がある。そこで、第2設定部44は、血管Bを避けるよう新たな挿入経路I´を設定する。具体的には、第2設定部44は、穿刺針PNの先端位置hと病変部の位置Sとを結ぶ最短経路を特定し、その最短経路上に血管Bが無いかどうかを判断する。血管Bが無いと判断した場合、第2設定部44は、特定された最短経路に沿って新たな挿入経路I´を設定する(図6D参照)。
また、図7A及び図7Bに示すように、第2設定部44は、穿刺針PNが指定された挿入位置Pから大きくずれた状態で穿刺された場合であっても、上記と同様の処理により、新たな挿入経路I´を設定することが可能である。図7A及び図7Bは、第2ボリュームデータに基づくアキシャル像AI´を示している。
なお、検出部50は、X線スキャンの都度、対象部位を検出してもよい。たとえば、呼吸や心臓の拍動の影響により、第1ボリュームデータを取得したタイミングと、第2ボリュームデータを取得したタイミングとで対象部位等の位置が変化している可能性がある。
そこで、第1ボリュームデータと異なるタイミングで得られた第2ボリュームデータに基づき、検出部50は、所定の対象部位を改めて検出する。そして、第2設定部44は、第2ボリュームデータで検出された対象部位を避けて穿刺針PNの先端位置hと病変部の位置Sとを結ぶ線分を特定し、当該線分に沿って新たな挿入経路I´を設定する。このように、第2設定部44は、第2ボリュームデータに基づく画像から検出された対象部位を避けて新たな挿入経路I´を設定する。従って、X線CT装置1は、血管Bの位置の変化等の影響を低減させた状態で、新たな挿入経路I´を設定することができる。
<動作>
次に、図8を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。ここでは、穿刺針の挿入経路(計画経路)を設定した後、CT透視を用いて生検を行う場合の動作について述べる。
生検を開始する前に、まずX線CT装置1は、被検体Eに対してX線スキャン(第1スキャン)を行い、ボリュームデータ(第1ボリュームデータ)を作成する。
具体的には、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S30)。前処理部41aは、S30で取得された検出データに対して、対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等の前処理を行い、投影データを作成する(S31)。再構成処理部41bは、S31で作成された投影データに基づいて、複数の断層画像データを作成する。また、再構成処理部41bは、複数の断層画像データを補間処理することにより第1ボリュームデータを作成する(S32)。レンダリング処理部41cは、S32で作成された第1ボリュームデータをレンダリング処理することによりアキシャル像AIを作成する。表示制御部45は、作成されたアキシャル像AIを表示部47に表示させる(S33)。
ここで、検出部50は、アキシャル像AIの各ピクセルのCT値を血管Bの閾値と比較することにより、アキシャル像AIにおける血管Bを検出する(S34)。
第1設定部42は、エッジ検出等により、アキシャル像AI中における病変部の位置S、及び体表面の輪郭Oを求める。そして、第1設定部42は、輪郭O上で位置Sが最も近くなる点P´を特定する。第1設定部42は、位置Sと点P´とを結ぶ線分上に血管Bが無いかどうかを判断する。位置Sと点P´とを結ぶ線分上に血管Bが無いと判断した場合、第1設定部42は、当該線分に沿って挿入経路Iを設定する。すなわち、第1設定部42は、S34で検出された血管Bを避けて、挿入経路Iとして設定する(S35)。表示制御部45は、設定された挿入経路Iをアキシャル像AI上に表示させる。第1設定部42は、挿入経路Iの画像及び挿入経路Iの座標値を記憶部46に送る。記憶部46は、当該画像及び座標値を記憶する。
その後、挿入経路Iが示されたアキシャル像AIを参照しながら、術者は被検体Eに対して生検を開始する。
ある程度、生検を進めた後(被検体Eに対して穿刺針PNを挿入した後)、穿刺の状態(穿刺針PNが計画経路に沿って進んでいるか等)を確認するため、X線CT装置1は、再度、被検体Eに対してX線スキャン(第2スキャン)を行い、ボリュームデータ(第2ボリュームデータ)を作成する。
すなわち、第1スキャンと同様、X線発生部11は、被検体Eに対してX線を曝射する。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線を検出し、その検出データを取得する(S36)。なお、上述の通り、第1スキャンと第2スキャンの撮影条件等は等しいものとする。
前処理部41aは、S36で取得された検出データに対して、前処理を行い、投影データを作成する(S37)。再構成処理部41bは、S37で作成された投影データに基づいて作成された複数の断層画像データを補間処理することにより、第2ボリュームデータを作成する(S38)。レンダリング処理部41cは、S38で作成された第2ボリュームデータをレンダリングすることによりアキシャル像AI´を作成する。このアキシャル像AI´は、S33で表示されたアキシャル像AIと体軸方向における同じ位置の断面を示す。
ここで、判断部43は、アキシャル像AI´における穿刺針PNの先端位置hと挿入経路Iとのずれの有無を判断する(S39)。
S39でずれがあると判断された場合、第2設定部44は、アキシャル像AI´に対し、S34で検出された血管Bを避けて新たな挿入経路I´を設定する(S40)。一方、ずれがないと判断された場合、穿刺は計画通りに進んでいるため、X線CT装置1はS40以降の処理を行わない。
表示制御部45は、アキシャル像AI´を表示部47に表示させ、且つS40で設定された新たな挿入経路I´をアキシャル像AI´に表示させる(S41)。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のX線CT装置1は、検出部50を有する。検出部50は、ボリュームデータから所定の対象部位(たとえば、血管)を検出する。第1設定部42により、第1ボリュームデータから検出された対象部位を避けて挿入経路Iが設定される。第2設定部44により、第1ボリュームデータ又は第2ボリュームデータから検出された対象部位を避けて新たな挿入経路I´が設定される。
このように、第1設定部42は、検出部50により検出された血管等(穿刺を避けるべき対象部位)を回避して挿入経路Iを設定する。また、穿刺針PNと挿入経路Iとのずれがある場合に、第2設定部44は、血管等を回避して新たな挿入経路I´を設定する。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置(X線CTシステム)によれば、計画経路と穿刺針とのずれを反映した画像を表示することが可能となる。更に、その画像は、血管等を回避して設定された画像である。この画像を参照して穿刺を行うことにより、術者は、血管等を穿刺する可能性が低くなる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置(X線システム)によれば、血管等を避けて穿刺を行うときの参照となる画像を提供することができる。
<実施形態に共通の効果>
以上述べた少なくともひとつの実施形態のX線CT装置によれば、第2設定部は、穿刺針と挿入経路とのずれがある場合に、新たな挿入経路を設定する。表示制御部は、新たな挿入経路をボリュームデータに基づく画像に表示させる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置によれば、計画経路と穿刺針とのずれを反映した画像を表示することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
10 架台装置
11 X線発生部
12 X線検出部
13 回転体
13a 開口部
14 高電圧発生部
15 架台駆動部
16 X線絞り部
17 絞り駆動部
18 データ収集部
30 寝台装置
32 寝台駆動部
33 寝台天板
34 基台
40 コンソール装置
41 処理部
41a 前処理部
41b 再構成処理部
41c レンダリング処理部
42 第1設定部
43 判断部
44 第2設定部
45 表示制御部
46 記憶部
47 表示部
48 スキャン制御部
49 制御部
E 被検体

Claims (11)

  1. 被検体をX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成するX線CT装置であって、
    予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、前記被検体に対する穿刺針の挿入経路を設定するための設定部と、
    前記穿刺針が前記被検体に挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における前記穿刺針の位置と前記設定部で設定された前記挿入経路の位置とのずれの有無を判断する判断部と、
    前記第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記ずれがあると判断された場合、
    前記設定部は、前記第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路を設定し、
    前記表示制御部は、設定された前記新たな挿入経路を前記第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記ずれは、前記穿刺針の先端位置と前記挿入経路との距離であることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記ずれは、前記穿刺針と前記挿入経路とがなす角度であることを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  4. 前記ずれを表わす前記距離について閾値が予め設定されており、前記判断部は、前記閾値を超えた場合に前記ずれが生じたと判断することを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  5. 前記ずれを表わす前記角度について閾値が予め設定されており、前記判断部は、前記閾値を超えた場合に前記ずれが生じたと判断することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  6. ボリュームデータから所定の対象部位を検出する検出部を有し、
    前記設定部により、前記第1ボリュームデータ又は前記第2ボリュームデータから検出された前記対象部位を避けて前記新たな挿入経路が設定されることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のX線CT装置。
  7. 前記表示制御部は、前記挿入経路を前記第2ボリュームデータに基づく画像に表示させることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のX線CT装置。
  8. 前記表示制御部は、前記ずれを示す情報を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のX線CT装置。
  9. 前記表示制御部は、前記挿入経路と前記新たな挿入経路とを異なる表示態様で表示させることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のX線CT装置。
  10. 前記表示制御部は、前記第1ボリュームデータに基づく画像又は前記第2ボリュームデータに基づく画像として、前記被検体のアキシャル像、サジタル像、コロナル像及びオブリーク像の少なくとも一つを前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のX線CT装置。
  11. 被検体をX線でスキャンした結果に基づき、ボリュームデータを作成するX線CT装置を含むX線CTシステムであって、
    予め作成された第1ボリュームデータに基づく画像に対し、前記被検体に対する穿刺針の挿入経路を設定するための設定部と、
    前記穿刺針が前記被検体に挿入された状態で行われたスキャンの結果に基づき作成された第2ボリュームデータに基づく画像における前記穿刺針の位置と前記設定部で設定された前記挿入経路の位置とのずれの有無を判断する判断部と、
    前記第2ボリュームデータに基づく画像を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記ずれがあると判断された場合、
    前記設定部は、前記第2ボリュームデータに基づく画像に対し、新たな挿入経路を設定し、
    前記表示制御部は、設定された前記新たな挿入経路を前記第2ボリュームデータに基づく画像に表示させる
    ことを特徴とするX線CTシステム。
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