JP2013176540A - X線ct装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体を所望の位置に配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能なX線CT装置を提供する。
【解決手段】実施形態に係るX線CT装置は、寝台装置と、架台装置と、形成部と、駆動部と、記憶部と、駆動制御部とを有する。寝台装置は、被検体が載置される天板を有する。架台装置は、互いに対向して配置されたX線管及びX線検出器を含む検出部を回転させることにより被検体に対するスキャンを行う。形成部は、スキャンにより得られたデータに基づいて被検体の画像データを形成する。駆動部は、天板と検出部との間の相対位置を変更する。記憶部は、スキャンが行われたときの相対位置を示す相対位置情報を記憶する。駆動制御部は、新たなスキャンが行われるときに駆動部を制御して、記憶された相対位置情報に示す相対位置に天板と検出部とを配置させる。
【選択図】図2

Description

この発明の実施形態はX線CT装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、被検体をX線でスキャンしてデータを収集し、収集されたデータをコンピュータで処理することにより、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的には、X線CT装置は、被検体に対してX線を異なる方向から複数回曝射し、被検体を透過したX線をX線検出器にて検出して複数の検出データを収集する。収集された検出データはデータ収集部によりA/D変換された後、データ処理系に送信される。データ処理系は、検出データに前処理等を施すことで投影データを形成する。続いて、データ処理系は、投影データに基づく再構成処理を実行して断層画像データを形成する。また、データ処理系は、更なる再構成処理として、複数の断層画像データに基づきボリュームデータを形成する。ボリュームデータは、被検体の3次元領域に対応するCT値の3次元分布を表すデータセットである。
X線CT装置は、ボリュームデータを任意の方向にレンダリングすることによりMPR(Multi Planar Reconstruction)表示を行うことができる。MPR表示された断面画像(MPR画像)には、直交3軸画像とオブリーク画像がある。直交3軸画像とは、体軸に対する直交断面を示すアキシャル像、体軸に沿って被検体を縦切りした断面を示すサジタル像、及び、体軸に沿って被検体を横切りした断面を示すコロナル像を示す。オブリーク画像は、直交3軸画像以外の断面を示す画像である。また、X線CT装置は、任意の視線を設定してボリュームデータをレンダリングすることで、この視線から被検体の3次元領域を見たときの擬似的3次元画像を形成する。
CT透視(CTF:Computed Tomography Fluoroscopy)という撮影方法がある。CT透視とは、被検体にX線を連続的に又は間欠的に照射することにより、被検体の関心部位の画像をリアルタイムに得る撮影方法である。CT透視では、検出データの収集レートを短くし、再構成処理に要する時間を短縮することで、画像をリアルタイムに作成している。CT透視は、たとえば、生検において穿刺針の先端と検体を採取する部位との位置関係を確認する場合や、ドレナージ法においてチューブの位置確認を行う場合などに用いられる。なお、ドレナージ法とは、体腔内に貯まった体液をチューブ等によって排出する方法である。
CT透視では、スキャンと所定の医療行為とを交互に行うことがある。たとえば、CT透視で得られたボリュームデータに基づくMPR画像を参照しながら生検を行う場合には、スキャンと穿刺とが交互に行われる。具体的には、まず、被検体を所定のスキャン位置に配置させてCT透視を行うことで被検体のMPR画像を取得する。次に、被検体をスキャン位置から所定の処置位置に移動させ、このMPR画像を参照しながら穿刺を行う。ある程度穿刺針を挿入させたら、被検体を再度スキャン位置に配置させてCT透視を行なって新たなMPR画像を取得する。更に、被検体を再度処置位置に配置させ、この新たなMPR画像を参照しながら穿刺を進める。生検が完了するまでこの動作が繰り返し行われる。また、穿刺を行う前に、穿刺針の挿入経路を決定するための穿刺計画を実施する場合もある。穿刺計画においてもスキャンが行われる。
特開2011−4980号公報
このようにスキャンと所定の医療行為とを繰り返し行う場合、被検体をスキャン位置に配置させる動作と医療行為の実施位置に配置させる動作とが交互に行われる。従来のX線CT装置では、被検体をスキャン位置や医療行為の実施位置に配置させる度に、その位置の調整を行なっていた。しかし、この作業は煩雑であり時間も掛かるため、術者や患者への大きな負担になっていた。
この発明が解決しようとする課題は、被検体を所望の位置に配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能なX線CT装置を提供することである。
実施形態に係るX線CT装置は、寝台装置と、架台装置と、形成部と、駆動部と、記憶部と、駆動制御部とを有する。寝台装置は、被検体が載置される天板を有する。架台装置は、互いに対向して配置されたX線管及びX線検出器を含む検出部を回転させることにより被検体に対するスキャンを行う。形成部は、スキャンにより得られたデータに基づいて被検体の画像データを形成する。駆動部は、天板と検出部との間の相対位置を変更する。記憶部は、スキャンが行われたときの相対位置を示す相対位置情報を記憶する。駆動制御部は、新たなスキャンが行われるときに駆動部を制御して、記憶された相対位置情報に示す相対位置に天板と検出部とを配置させる。
第1実施形態に係るX線CT装置の構成を表すブロック図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の構成を表すブロック図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作例を表すフローチャートである。 第2実施形態に係るX線CT装置の構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係るX線CT装置の構成を表すブロック図である。 第2実施形態に係るX線CT装置の動作例を表すフローチャートである。 変形例に係るX線CT装置の動作例を表すフローチャートである。
<第1実施形態>
第1実施形態に係るX線CT装置について図面を参照しながら説明する。
[構成]
図1及び図2を参照し、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成例を説明する。なお、「画像」と「画像データ」を同一視する場合がある。
X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成される。
(架台装置)
架台装置10は、被検体Eに対してX線を曝射し、被検体Eを透過したX線の検出データを収集する装置である。架台装置10は、X線発生部11と、X線検出器12と、回転体13と、高電圧発生部14と、架台駆動部15と、X線絞り部16と、絞り駆動部17と、データ収集部18とを有する。
X線発生部11は、X線を発生させるX線管(たとえば、円錐状や角錐状のビームを発生する真空管。図示なし)を含んで構成される。発生されたX線は被検体Eに対して曝射される。
X線検出器12は、複数のX線検出素子(図示なし)を含んで構成される。X線検出器12は、被検体Eを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データ(以下、「検出データ」という場合がある)をX線検出素子で検出し、その検出データを電流信号として出力する。
X線検出器12としては、たとえば、互いに直交する2方向(スライス方向とチャンネル方向)にそれぞれ複数の検出素子が配置された2次元X線検出器(面検出器)が用いられる。複数のX線検出素子は、たとえば、スライス方向に沿って320列設けられている。このように多列のX線検出器を用いることにより、1回転のスキャンでスライス方向に幅を有する3次元の領域を撮影することができる(ボリュームスキャン)。なお、スライス方向は被検体Eの体軸方向に相当し、チャンネル方向はX線発生部11の回転方向に相当する。
図2に示す検出部101は、X線を検出するための構成部位であり、少なくともX線発生部11とX線検出器12を含む。
回転体13は、X線発生部11とX線検出器12とを被検体Eを挟んで対向する位置に支持する部材である。回転体13は、スライス方向に貫通した開口部を有する。開口部には、被検体Eが載置された天板が挿入される。回転体13は、架台駆動部15によって、被検体Eを中心とした円軌道に沿って回転される。それにより被検体Eに対するスキャンが行われる。
架台駆動部15は、スキャンのために検出部101を回転させる機構と、検出部101を移動させるための機構とを有する。後者の機構が図2に示す検出駆動部102である。検出駆動部102は、検出部101を平行移動及び傾斜移動(チルト)させる。
この平行移動は任意の方向への変位である。たとえば、この平行移動には、上下方向への移動、左右方向への移動、及び、前後方向への移動のうちの1つ以上が含まれる。ここで、左右方向とは、後述の天板31の短手方向、つまり天板31に載置された被検体Eの体幅方向を示す。また、前後方向とは、天板31の長手方向、つまり天板31に載置された被検体Eの体軸方向を示す。上下方向とは、左右方向と前後方向の双方に直交する方向である。これら3つの方向のうち2つ以上の方向への移動が可能である場合、検出駆動部102は、これら2つ以上の方向への移動動作を組み合わせて、検出部101を任意の方向に移動させることができる。
チルトは、天板31と検出部101との間の傾斜角度を変更する動作である。この傾斜角度は、たとえば、天板31の上面の法線方向と、スキャン時に検出部101が回転移動される面(つまり回転体13の回転面)の法線方向とが成す角度として定義することができる。
高電圧発生部14は、X線発生部11に対して高電圧を印加する。X線発生部11は、この高電圧に基づいてX線を発生させる。X線絞り部16は、スリット(開口)を形成し、このスリットのサイズ及び形状を変えることで、X線発生部11から出力されたX線のファン角(チャンネル方向の広がり角)とX線のコーン角(スライス方向の広がり角)とを調整する。絞り駆動部17は、X線絞り部16を駆動して、スリットのサイズ及び形状を変更する。
データ収集部18(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出器12(各X線検出素子)からの検出データを収集する。更に、データ収集部18は、収集された検出データ(電流信号)を電圧信号に変換し、この電圧信号を周期的に積分して増幅し、デジタル信号に変換する。そして、データ収集部18は、デジタル信号に変換された検出データをコンソール装置40に送信する。
(寝台装置)
寝台装置30の天板31(図2参照)には被検体Eが載置される。寝台装置30には、天板31に載置された被検体Eを移動させるための天板駆動部32が設けられている。天板駆動部32は、たとえば、前述した上下方向、左右方向及び前後方向に天板31を移動可能とされる。また、天板駆動部32は、天板31を傾斜可能に構成されていてもよい。
検出駆動部102と天板駆動部32は、天板31と検出部101との間の相対位置を変更する「駆動部」の一例として機能する。なお、この実施形態では天板31を移動させる機構(第1の駆動部)と検出部101を移動させる機構(第2の駆動部)の双方を備えているが、これら機構の一方のみを設けた構成を採用することも可能である。
(コンソール装置)
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10から入力された検出データから被検体Eの内部形態を表すCT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を再構成する。コンソール装置40は、制御部41と、スキャン制御部42と、処理部43と、記憶部44と、表示部45と、操作部46とを含んで構成される。
制御部41、スキャン制御部42及び処理部43は、たとえば処理装置と記憶装置を含んで構成される。処理装置としては、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphic Processing Unit)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)が用いられる。記憶装置は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)を含んで構成される。記憶装置には、X線CT装置1の各部の機能を実行するためのコンピュータプログラムが記憶されている。処理装置は、これらコンピュータプログラムを実行することで、上記機能を実現する。制御部41は、装置各部を制御する。図2に示す制御部41の内部構成については後述する。
スキャン制御部42は、X線によるスキャンに関する動作を統合的に制御する。この統合的な制御は、高電圧発生部14の制御と、架台駆動部15の制御と、絞り駆動部17の制御と、寝台装置30の制御とを含む。高電圧発生部14の制御は、X線発生部11に対して所定の高電圧を所定のタイミングで印加させるように高電圧発生部14を制御するものである。架台駆動部15の制御は、所定のタイミング及び所定の速度で回転体13を回転駆動させるように架台駆動部15を制御するものである。絞り制御部17の制御は、X線絞り部16が所定のサイズ及び形状のスリットを形成するように絞り駆動部17を制御するものである。寝台装置30の制御は、所定の位置に所定のタイミングで天板を移動させるように寝台装置30を制御するものである。なお、ボリュームスキャンでは、天板の位置を固定した状態でスキャンが実行される。また、ヘリカルスキャンでは、天板を移動させながらスキャンが実行される。
処理部43は、架台装置10(データ収集部18)から送信された検出データに対して各種処理を実行する。処理部43は、前処理部431と、再構成処理部432と、レンダリング処理部433と、断面位置判断部434とを含んで構成される。
前処理部431は、架台装置10からの検出データに対して対数変換処理、オフセット補正、感度補正、ビームハードニング補正等を含む前処理を行って、投影データを生成する。
再構成処理部432は、前処理部431により生成された投影データに基づいて、CT画像データ(断層画像データやボリュームデータ)を生成する。断層画像データの再構成処理としては、たとえば、2次元フーリエ変換法、コンボリューション・バックプロジェクション法等、任意の方法を適用することができる。ボリュームデータは、再構成された複数の断層画像データを補間処理することにより生成される。ボリュームデータの再構成処理としては、たとえば、コーンビーム再構成法、マルチスライス再構成法、拡大再構成法等、任意の方法を適用することができる。上述した多列のX線検出器を用いたボリュームスキャンにおいては、広範囲のボリュームデータを再構成することができる。
レンダリング処理部433は、たとえば、MPR処理とボリュームレンダリングを実行可能である。MPR処理は、再構成処理部432により生成されたボリュームデータに任意の断面を設定してレンダリング処理を施すことにより、この断面を表すMPR画像データを生成する画像処理である。ボリュームレンダリングは、任意の視線(レイ)に沿ってボリュームデータをサンプリングし、その値(CT値)を加算していくことにより、被検体Eの3次元領域を表す擬似的3次元画像データを生成する画像処理である。
図2に示す画像形成部435は、前処理部431と、再構成処理部432と、レンダリング処理部433とを含む。画像形成部435は、スキャンにより得られたデータに基づいて被検体Eの画像データを形成する「形成部」の一例として機能する。
断面位置判断部434は、異なるタイミングで行われたスキャンにより得られた2つの画像データを比較して、これら画像データにより描出される被検体Eの断面の位置が実質的に同一であるか判断する。断面位置判断部434は「判断部」の一例として機能する。
断面位置判断部434が実行する処理の例を説明する。断面の位置が実質的に同じである場合、2つの画像データは実質的に同じ画像を提示するものとなる。断面位置判断部434は、たとえば2つの画像データの差分画像(サブトラクション画像)を求め、この差分画像が実質的に何も描写していないか判定する。差分画像に実質的に何も描写されていないと判定された場合、断面位置判断部434は、これら画像データにより描出される断面位置は実質的に同一であると判断する。
他の処理例として、断面位置判断部434は、各画像データから特徴部位(臓器、血管等)を抽出し、これら特徴部位の形状及び/又は位置が実質的に同じであるか判定する。特徴部位の形状及び/又は位置が実質的に同じであると判定された場合、断面位置判断部434は、これら画像データにより描出される断面位置は実質的に同一であると判断する。なお、断面位置の同一性を判断する処理はこれらに限定されるものではなく、任意の画像処理技術を適用することができる。
断面の位置が「実質的に同じ」とは、完全に同じ場合だけでなく、所定の許容誤差が存在する場合も含むことを示す。この許容誤差が存在する場合の例として、上記差分画像により描出されている画像の画素数が所定閾値以下である場合、上記特徴部位の形状及び/又は位置の誤差が所定閾値以下である場合、被検体Eとともに描出される物体(穿刺針等)の位置や向きの誤差が所定閾値以下である場合などがある。
記憶部44は、検出データ、投影データ、再構成処理後の画像データ等を記憶する。表示部45は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスによって構成される。操作部46は、X線CT装置1に対する各種の指示入力や情報入力に用いられる。操作部46は、たとえばキーボード、マウス、トラックボール、ジョイスティック、フットスイッチ等により構成される。また、操作部46は、表示部45に表示されたGUI(Graphical User Interface)を含んでいてもよい。
図2を参照して制御部41について説明する。制御部41は、情報記憶部411と、情報選択部412と、駆動制御部413と、報知制御部414とを有する。
情報記憶部411は、スキャンが行われたときの天板31と検出部101との相対位置を示す相対位置情報を記憶部44に記憶させる。この相対位置は、天板駆動部32及び検出駆動部102に対する駆動制御部413の制御内容によって得られる。
この処理の具体例を説明する。駆動制御部413は、天板駆動部32に対して制御信号を送信することで天板31を移動させる。また、駆動制御部413は、検出駆動部102に対して制御信号を送信することで検出部101を移動させる。これら制御信号は、その制御内容として、移動方向を示す情報と移動量を示す情報とを含む。また、天板駆動部32及び検出駆動部102による対象物の移動には、それぞれ、所定の基準位置があらかじめ設定されている。情報記憶部411は、天板31の基準位置と検出部101の基準位置との間の相対位置をあらかじめ記憶している。相対位置は、たとえばあらかじめ設定された3次元座標系の座標として表現される。この3次元座標系は、たとえば架台装置10及び寝台装置30が設置された空間における位置を表現するものである。駆動制御部413は、制御信号を送信する度に、その制御内容を情報記憶部411に送る。情報記憶部411は、天板31の移動に関する制御内容と、検出部101の移動に関する制御内容とをそれぞれ記録する。それにより、情報記憶部411は、天板31の移動に関する制御履歴と、検出部101の移動に関する制御履歴とを把握することができる。各制御履歴は、対応する基準位置を始点とするものとする。情報記憶部411は、これら制御履歴を参照することにより、天板31及び検出部101のそれぞれの現在位置を上記座標として求めることができる。スキャンが実行されると、情報記憶部411は、そのときにおける天板31及び検出部101のそれぞれの座標を求め、これら座標の間の変位を求める。この変位が、天板31と検出部101との相対位置となる。情報記憶部411は、この相対位置を示す相対位置情報を記憶部44に記憶させる。なお、情報記憶部411が実行する処理はこれに限定されるものではなく、天板31と検出部101との相対位置を求めることが可能な任意の技術であってよい。
情報選択部412について説明する。情報選択部412は、スキャンが複数回実行された場合において、2回以上のスキャンにおける相対位置情報が記憶部44に記憶された場合に、これら相対位置情報のうちの1つを選択する。駆動制御部413は、情報選択部412により選択された相対位置情報に基づいて、天板駆動部32及び/又は検出駆動部102の制御を行う。情報選択部412は「選択部」の一例として機能する。情報選択部412の動作の例を以下に説明する。
第1の動作例を説明する。第1の動作例において、選択部は、情報選択部412に加えて表示部45と操作部46を含む。表示部45は、記憶部44に記憶されている2つ以上の相対位置情報に示す2つ以上の相対位置を表示する。これら相対位置は、たとえば文字情報として、又は画像情報として提示される。文字情報の例として、各スキャンの識別情報(たとえばスキャンに付された名称、番号等、又はスキャンの対象臓器名等)、相対位置を示す情報(たとえば上記変位を示す数値、天板31及び検出部101の位置を示す座標)などがある。画像情報の例として、各スキャンを示すアイコン、スキャンの対象臓器を示すアイコン、相対位置を示すアイコンなどがある。ユーザは、表示部45に表示された2つ以上の相対位置のうち所望のものを、操作部46を用いて指定する。情報選択部412は、指定された相対位置に対応する相対位置情報を記憶部44から読み出す。更に、情報選択部412は、読み出された相対位置情報と、天板31及び検出部101のそれぞれの現在位置とに基づいて、現在の相対位置を起点として天板31及び/又は検出部101を当該相対位置情報に示す相対位置まで移動させるための、天板31及び/又は検出部101の移動方向及び移動量を算出する。この算出処理は、たとえば上記3次元座標系におけるこれら相対位置の座標の間の変位を求めることにより行われる。情報選択部412は、算出された移動方向及び移動量を示す情報を駆動制御部413に送る。駆動制御部413は、情報選択部412から入力された情報に基づいて制御信号を生成し、天板駆動部32及び/又は検出駆動部102に送る。天板駆動部32及び/又は検出駆動部102は、この制御信号に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させる。それにより、天板31と検出部101が、情報選択部412により選択された相対位置情報に示す相対位置に配置される。
第2の動作例を説明する。第2の動作例において、選択部は、情報選択部412に加えて操作部46を含む。ユーザは、スキャンに対応し、操作部46を用いて所定操作を行う。「スキャンに対応し」とは、当該スキャンの前、当該スキャン中、当該スキャンの後を含むものとする。スキャンの前とは、前回のスキャンから今回のスキャンまでの間の任意のタイミングを含む。また、今回のスキャンが最初のスキャンである場合には、文字通り今回のスキャンの前を意味する。スキャンの後とは、今回のスキャンから次回のスキャンまでの間の任意のタイミングを含む。情報選択部412は、所定操作が行われたスキャンに対応して記憶部44に記憶された相対位置情報に対して識別情報を付与する。この識別情報はたとえばフラグである。上記今回のスキャンよりも後にスキャン(新たなスキャンと呼ぶことがある)が行われる前に、情報選択部412は、記憶部44に記憶された2つ以上の相対位置情報のうちから所定操作がなされたスキャンにおける相対位置情報(識別情報が付された相対位置情報)を記憶部44から選択的に読み出す。以降の処理は第1の動作例と同様である。ここで、識別情報が付与される相対位置情報は1つだけとする。既に識別情報が付与された相対位置情報が存在する場合に上記所定操作が新たに行われると、情報選択部412は、既に付与された識別情報を削除し、この新たな所定操作に対応する相対位置情報に識別情報を付与する。なお、2つ以上の相対位置情報に識別情報を付与できるように構成することも可能である。その場合、識別情報が付与されている2つ以上の相対位置情報に示す相対位置を、第1の動作例と同様にユーザにより指定可能に表示させるように構成することが可能である。
報知制御部414について説明する。報知制御部414は、2つの画像データにより描出される被検体Eの断面の位置が実質的に同一でないと断面位置判断部434によって判断された場合に報知を行う。報知制御部414は「報知部」の一例として機能する。この報知処理の例として、所定の報知情報を表示部45に表示させることができる。この報知情報は、警告メッセージ等の文字情報、又は警告を示す画像情報である。また、所定の警告ウィンドウをポップアップ表示させるようにしてもよい。これらの場合、報知部は、報知制御部414に加えて表示部45を含む。また、図示しない音声出力部を制御して警告音や警告メッセージを出力させるようにしてもよい。この場合、報知部は、報知制御部414に加えて音声出力部を含む。
[動作]
この実施形態に係るX線CT装置1の動作を説明する。図3に示すフローチャートは、穿刺を行う場合における動作例を示す。
(S1:スキャンを行う)
まず、寝台装置30の天板31に被検体Eを載置し、架台装置10の開口部に挿入する。所定のスキャン開始操作がなされると、制御部41は、スキャン制御部42に制御信号を送る。この制御信号を受けたスキャン制御部42は、高電圧発生部14、架台駆動部15及び絞り駆動部17を制御して、被検体EをX線でスキャンさせる。X線検出器12は、被検体Eを透過したX線を検出する。データ収集部18は、スキャンに伴いX線検出器12から逐次に生成される検出データを収集する。データ収集部18は、収集された検出データを前処理部431に送る。
(S2:相対位置情報を記憶する)
情報記憶部411は、たとえば前述の動作例のいずれかを行うことにより、ステップ1のスキャンにおける相対位置情報を記憶部44に記憶させる。
(S3:画像データを形成する)
前処理部431は、データ収集部18からの検出データに対して前述の前処理を施して投影データを生成する。再構成処理部432は、あらかじめ設定された再構成条件に基づく再構成処理を投影データに施すことにより、ボリュームデータを生成する。レンダリング処理部433は、ボリュームデータに基づくMPR画像データを生成する。MPR画像データは、直交3軸画像のいずれかの画像データでもよいし、任意に設定された断面に基づくオブリーク画像の画像データでもよい。
(S4:画像を表示する)
制御部41は、ステップ3で形成された画像データに基づく画像を表示部45に表示させる。
(S5、S6:穿刺作業を行う)
術者は、所定の操作を行って架台装置10と天板31とを相対的に移動させることで、所定の穿刺作業位置に被検体Eを移動させる。そして、術者は、ステップ4で表示された画像を参照しつつ、被検体Eに対する穿刺作業を行う。この実施形態における穿刺は、スキャンと穿刺作業とを交互に行いながら徐々に進められる。
(S7:スキャンを指示する)
穿刺作業が終了したら、術者は、所定の操作を行なって再度のスキャンを指示する。
(S8:天板・検出部をスキャン位置に移動する)
スキャンの指示を受けた制御部41は、たとえば前述の動作例のいずれかにしたがい、ステップ2で記憶された相対位置情報に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させる。それにより、天板31と検出部101が、ステップ1のスキャンと同じ相対位置に配置される。ステップ1に戻り、再度のスキャンが実行される。なお、ステップ1からの処理を繰り返す場合に、ステップ2における相対位置情報の記憶は少なくとも一回行えばよい。
以上の処理が穿刺の終了(ステップ5:YES)まで繰り返される。
[作用・効果]
この実施形態に係るX線CT装置1の作用及び効果を説明する。
X線CT装置1は、寝台装置30と、架台装置10と、画像形成部435と、天板駆動部32及び/又は検出駆動部102(まとめて駆動部と呼ぶことがある)と、記憶部44と、駆動制御部413とを有する。寝台装置30は、被検体Eが載置される天板31を有する。架台装置10は、互いに対向して配置されたX線管(X線発生部11)及びX線検出器12を含む検出部101を回転させることにより、被検体Eに対するスキャンを行う。画像形成部435は、スキャンにより得られたデータに基づいて被検体Eの画像データを形成する。駆動部は、天板31と検出部101との間の相対位置を変更する。記憶部44は、スキャンが行われたときの相対位置を示す相対位置情報を記憶する。駆動制御部413は、新たなスキャンが行われるときに駆動部を制御して、記憶部44に記憶された相対位置情報に示す相対位置に天板31と検出部101とを配置させる。
このX線CT装置1によれば、新たなスキャンを行うときに、過去にスキャンが行われたときの天板31と検出部101との相対位置を自動で再現することができる。したがって、被検体Eをスキャン位置に配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能である。
上記相対位置は次の3つのうちの任意の1つ以上を含んでいてもよい:(1)天板31の長手方向(上記前後方向)における第1の相対位置;(2)天板31の短手方向における第2の相対位置(上記左右方向);(3)第1の相対位置及び第2の相対位置の双方に直交する方向における第3の相対位置(上記上下方向)。また、上記相対位置は、天板31と検出部101との間の傾斜角度を含んでいてもよい。
X線CT装置1は、スキャンが複数回行われた場合において、複数回のスキャンのうちの1回以上のスキャンにおける相対位置情報を記憶するように構成されていてもよい。更に、X線CT装置1は、複数回のスキャンのうちの2回以上のスキャンにおける相対位置情報を記憶している場合に、当該2つ以上の相対位置情報のうちの1つを選択する選択部を有し、かつ、駆動制御部413が、選択された相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行うように構成されていてもよい。これにより、2つ以上の相対位置情報を記憶させることができ、更に、所望の相対位置を再現させることが可能となる。
選択部は、表示部45と操作部46とを有していてもよい。表示部45は、2つ以上の相対位置情報に示す2つ以上の相対位置を表示する。操作部46は、表示された2つ以上の相対位置のうちの1つを指定するために用いられる。駆動制御部413は、指定された相対位置に対応する相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行う。これにより、ユーザは、所望の相対位置を選択的に再現させることが可能となる。その使用形態の例を説明する。肺ガンに対する穿刺では、複数の腫瘍に対して個別に穿刺作業を行う。これら腫瘍のそれぞれについて相対位置情報を記憶させることができる。そして、或る腫瘍に対する穿刺作業を行うときに、この腫瘍に対応する相対位置情報を選択的に適用することで、この腫瘍に対応するスキャン位置を自動的に再現させることができる。
選択部は操作部46を含んでいてもよい。スキャンに対応して操作部46により所定操作がなされた場合において、選択部は、新たなスキャンが行われる前に、記憶部44に記憶された2つ以上の相対位置情報のうちから所定操作がなされたスキャンにおける相対位置情報を選択する。駆動制御部413は、選択された相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行う。これにより、ユーザは、将来スキャン位置を再現させたい場合に、当該スキャンに対応して所定操作を行うことができる。この操作は、将来のスキャンにおけるスキャン位置をロックするものと言える。つまり、将来のスキャンにおいて、当該スキャン位置が自動的に再現される。
X線CT装置1は、断面位置判断部434と報知部とを有していてもよい。断面位置判断部434は、過去のスキャンにより得られたデータに基づき形成された画像データと、新たなスキャンにより得られたデータに基づき形成された画像データとを比較して、当該2つの画像データにより描出される被検体Eの断面の位置が実質的に同一であるか判断する。報知部は、断面位置判断部434により断面の位置が実質的に同一でないと判断された場合に報知を行う。報知部は、たとえば報知制御部414及び表示部45(又は音声出力部)を含む。スキャン位置を再現した場合であっても、被検体Eの体動などにより、以前と異なる断面の画像が得られることがある。この画像に穿刺針や穿刺対象などが適正に描出されていないこともあり得る。そうすると、穿刺作業を正確にかつ円滑に行うことができない。この構成を有するX線CT装置1によれば、このような事態の発生を術者等に知らせることが可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態に係るX線CT装置について図面を参照しながら説明する。本実施形態では、被検体Eに対する医療行為を行う実施位置に被検体Eを配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能な構成について説明する。医療行為とは、たとえば、MPR画像を参照して被検体Eに対して穿刺針を挿入させる処置等をいう。なお、第1実施形態と同様の構成については、詳細な説明を省略する。
[構成]
図4及び図5を参照し、第2実施形態に係るX線CT装置1の構成例を説明する。
本実施形態における処理部43は、前処理部431と、再構成処理部432と、レンダリング処理部433とを含んで構成される。
また、制御部41は、情報記憶部411と、情報選択部412と、駆動制御部413とを有する。
情報記憶部411は、被検体Eに対する医療行為が行われるときの天板31と検出部101との相対位置を示す相対位置情報を記憶部44に記憶させる。この相対位置は、たとえば、天板駆動部32及び検出駆動部102に対する駆動制御部413の制御内容によって得られる。
天板31(被検体E)が医療行為の実施位置にある場合、操作部46等からの指示入力に基づき、情報記憶部411は、そのときにおける天板31及び検出部101のそれぞれの座標を求め、これら座標の間の変位を求める。この変位が、天板31と検出部101との相対位置となる。情報記憶部411は、この相対位置を示す相対位置情報を記憶部44に記憶させる。
なお、相対位置情報は、予めユーザが設定した値(たとえば、検出部101に対する天板31の距離が600mm)を用いることも可能である。或いは、相対位置情報として、過去に同一被検体に対する同一部位への穿刺作業を行った際の天板31及び検出部101の位置情報や、X線CT装置1が配置された手術室内の初期位置における天板31及び検出部101の位置情報を用いることも可能である。これらの場合、情報記憶部411は天板31及び検出部101の座標の変位を求める処理が不要となる。
情報選択部412について説明する。情報選択部412は、被検体Eに対する医療行為が複数回実行された場合において、2回以上の医療行為における相対位置情報が記憶部44に記憶された場合に、これら相対位置情報のうちの1つを選択する。駆動制御部413は、情報選択部412により選択された相対位置情報に基づいて、天板駆動部32及び/又は検出駆動部102の制御を行う。本実施形態における情報選択部412の動作は、第1実施形態と同様、第1の動作例及び第2の動作例として示すことができる。なお、第1の動作例は、第1実施形態と同様であるため詳細な説明を省略する。
本実施形態における第2の動作例を説明する。第2の動作例において、選択部は、情報選択部412に加えて操作部46を含む。ユーザは、医療行為に対応し、操作部46を用いて所定操作を行う。「医療行為に対応し」とは、当該医療行為の前、当該医療行為中、当該医療行為の後を含むものとする。医療行為の前とは、前回の医療行為から今回の医療行為までの間の任意のタイミングを含む。また、今回の医療行為が最初の医療行為である場合には、文字通り今回の医療行為の前を意味する。医療行為の後とは、今回の医療行為から次回の医療行為までの間の任意のタイミングを含む。情報選択部412は、所定操作が行われた医療行為に対応して記憶部44に記憶された相対位置情報に対して識別情報を付与する。この識別情報はたとえばフラグである。上記今回の医療行為よりも後に医療行為(新たな医療行為と呼ぶことがある)が行われる前に、情報選択部412は、記憶部44に記憶された2つ以上の相対位置情報のうちから所定操作がなされた医療行為における相対位置情報(識別情報が付された相対位置情報)を記憶部44から選択的に読み出す。以降の処理は第1の動作例(第1実施形態参照)と同様である。ここで、識別情報が付与される相対位置情報は1つだけとする。既に識別情報が付与された相対位置情報が存在する場合に上記所定操作が新たに行われると、情報選択部412は、既に付与された識別情報を削除し、この新たな所定操作に対応する相対位置情報に識別情報を付与する。なお、2つ以上の相対位置情報に識別情報を付与できるように構成することも可能である。その場合、識別情報が付与されている2つ以上の相対位置情報に示す相対位置を、第1の動作例と同様にユーザにより指定可能に表示させるように構成することが可能である。
[動作]
本実施形態に係るX線CT装置1の動作を説明する。図6に示すフローチャートは、医療行為として穿刺を行う場合における動作例を示す。
(S10:スキャンを行う)
まず、寝台装置30の天板31に被検体Eを載置し、架台装置10の開口部に挿入する。所定のスキャン開始操作がなされると、制御部41は、スキャン制御部42に制御信号を送る。この制御信号を受けたスキャン制御部42は、高電圧発生部14、架台駆動部15及び絞り駆動部17を制御して、被検体EをX線でスキャンさせる。X線検出器12は、被検体Eを透過したX線を検出する。データ収集部18は、スキャンに伴いX線検出器12から逐次に生成される検出データを収集する。データ収集部18は、収集された検出データを前処理部431に送る。
(S11:画像データを形成・表示する)
前処理部431は、データ収集部18からの検出データに対して前述の前処理を施して投影データを生成する。再構成処理部432は、あらかじめ設定された再構成条件に基づく再構成処理を投影データに施すことにより、ボリュームデータを生成する。レンダリング処理部433は、ボリュームデータに基づくMPR画像データを生成する。制御部41は、生成されたMPR画像データに基づく画像を表示部45に表示させる。
(S12:穿刺作業を行う)
術者は、所定の操作を行って架台装置10と天板31とを相対的に移動させることで、所定の穿刺作業位置(医療行為の実施位置)に被検体Eを移動させる。そして、術者は、ステップ11で表示された画像を参照しつつ、被検体Eに対する穿刺作業を行う。この実施形態における穿刺は、スキャンと穿刺作業とを交互に行いながら徐々に進められる。なお、ステップ12において架台装置10と天板31とを相対的に移動させる場合、制御部41は、予め記憶された相対位置情報に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させることも可能である。
(S13:相対位置情報を記憶する)
情報記憶部411は、たとえば前述の動作例のいずれかを行うことにより、ステップ12の医療行為が行われるときの相対位置情報を示す相対位置情報を記憶部44に記憶させる。
(S14:再度のスキャンを行う)
穿刺作業が終了したら、術者は、所定の操作を行なって再度のスキャンを指示する。スキャンの指示を受けた制御部41は、天板31及び/又は検出部101をスキャン位置まで移動させ、再度のスキャンを行う。
(S15:画像データを形成・表示する)
そして、制御部41は、再度のスキャンで得られた検出データに基づく画像を表示部45に表示させる。
(S16:穿刺の終了判断)
術者は、ステップ15で表示された画像を参照し、穿刺針が穿刺対象に到達しているかどうかを判断する。穿刺針が穿刺対象に到達していない場合(穿刺が終了していない場合。ステップ16でNの場合)、更なる穿刺作業が必要となる。この場合、被検体Eを改めて穿刺作業位置まで移動させる必要がある。そこで、たとえば、術者以外の操作者が、操作部46等を介して天板31及び/又は検出部101の移動を指示する。操作者は、X線CT装置1等が配置された手術室外にあるコンソール装置40において指示入力を行うことができる。たとえば、操作者は、表示部45に表示された「Move Out」アイコンをクリックすることにより指示入力を行う。このように手術室外から天板31等を操作することにより、術者が直接、架台装置10に対して移動指示の入力操作を行う必要がない。よって、衛生面に優れる。なお、操作部46としてフットスイッチ等を用いることにより、衛生面に考慮しつつ、術者自身が当該指示入力を行うことも可能である。
(S17:天板・検出部を穿刺作業位置(医療行為の実施位置)に移動する)
ステップ16において指示入力を受けた制御部41は、たとえば前述の動作例のいずれかにしたがい、ステップ13で記憶された相対位置情報に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させる。それにより、天板31と検出部101が、ステップ12の穿刺作業時と同じ相対位置に配置される(被検体Eを穿刺作業位置に配置する)。この状態で術者は穿刺作業を行う(ステップ12)。なお、ステップ12からステップ17を繰り返す場合に、ステップ13における相対位置情報の記憶は少なくとも一回行えばよい。
以上の処理が穿刺の終了(ステップ16:YES)まで繰り返される。
[作用・効果]
この実施形態に係るX線CT装置1の作用及び効果を説明する。
X線CT装置1は、寝台装置30と、架台装置10と、画像形成部435と、天板駆動部32及び/又は検出駆動部102(まとめて駆動部と呼ぶことがある)と、記憶部44と、駆動制御部413とを有する。寝台装置30は、被検体Eが載置される天板31を有する。架台装置10は、互いに対向して配置されたX線管(X線発生部11)及びX線検出器12を含む検出部101を回転させることにより、被検体Eに対するスキャンを行う。画像形成部435は、スキャンにより得られたデータに基づいて被検体Eの画像データを形成する。駆動部は、天板31と検出部101との間の相対位置を変更する。記憶部44は、被検体Eに対する医療行為が行われるときの相対位置を示す相対位置情報を記憶する。駆動制御部413は、被検体Eに対する新たな医療行為が行われるときに駆動部を制御して、記憶部44に記憶された相対位置情報に示す相対位置に天板31と検出部101とを配置させる。
このX線CT装置1によれば、新たな医療行為を行うときに、過去に医療行為が行われたときの天板31と検出部101との相対位置(或いは予め設定された相対位置)を自動で再現することができる。したがって、被検体Eを医療行為の実施位置に配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能である。
X線CT装置1は、被検体Eに対する医療行為が複数回行われた場合において、複数回の医療行為のうちの1回以上の医療行為における相対位置情報を記憶するように構成されていてもよい。更に、X線CT装置1は、複数回の医療行為のうちの2回以上の医療行為における相対位置情報を記憶している場合に、当該2つ以上の相対位置情報のうちの1つを選択する選択部を有し、かつ、駆動制御部413が、選択された相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行うように構成されていてもよい。これにより、2つ以上の相対位置情報を記憶させることができ、更に、所望の相対位置を再現させることが可能となる。
選択部は、表示部45と操作部46とを有していてもよい。表示部45は、2つ以上の相対位置情報に示す2つ以上の相対位置を表示する。操作部46は、表示された2つ以上の相対位置のうちの1つを指定するために用いられる。駆動制御部413は、指定された相対位置に対応する相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行う。これにより、ユーザは、所望の相対位置を選択的に再現させることが可能となる。その使用形態の例を説明する。肺ガンに対する穿刺では、複数の腫瘍に対して個別に穿刺作業を行う。これら腫瘍のそれぞれについて相対位置情報を記憶させることができる。そして、或る腫瘍に対する穿刺作業を行うときに、この腫瘍に対応する相対位置情報を選択的に適用することで、この腫瘍に対応する医療行為の実施位置を自動的に再現させることができる。
選択部は操作部46を含んでいてもよい。被検体Eに対する医療行為に対応して操作部46により所定操作がなされた場合において、選択部は、被検体Eに対する新たな医療行為が行われる前に、記憶部44に記憶された2つ以上の相対位置情報のうちから所定操作がなされた医療行為における相対位置情報を選択する。駆動制御部413は、選択された相対位置情報に基づいて駆動部の制御を行う。これにより、ユーザは、将来的に医療行為の実施位置を再現させたい場合に、当該実施位置に対応して所定操作を行うことができる。この操作は、将来の医療行為における実施位置をロックするものと言える。つまり、将来の医療行為において、当該医療行為の実施位置が自動的に再現される。
<変形例>
X線CT装置1において、第1実施形態及び第2実施形態の構成を適用することも可能である。
すなわち、本変形例に係る記憶部44は、スキャンが行われたときの相対位置を示す情報、及び被検体Eに対する医療行為が行われるときの相対位置を示す情報を相対位置情報として記憶する。
駆動制御部413は、新たなスキャンが行われるときに駆動部を制御して、記憶された相対位置情報に示すスキャンが行われたときの相対位置に天板31と検出部101とを配置させる。更に、駆動制御部413は、被検体Eに対する新たな医療行為が行われるときに駆動部を制御して、記憶された相対位置情報に示す被検体Eに対する医療行為が行われるときの相対位置に天板31と検出部101とを配置させる。
[動作]
本変形例に係るX線CT装置1の動作を説明する。図7に示すフローチャートは、医療行為として穿刺を行う場合における動作例を示す。
(S20:スキャンを行う)
まず、寝台装置30の天板31に被検体Eを載置し、架台装置10の開口部に挿入する。所定のスキャン開始操作がなされると、制御部41は、スキャン制御部42に制御信号を送る。この制御信号を受けたスキャン制御部42は、高電圧発生部14、架台駆動部15及び絞り駆動部17を制御して、被検体EをX線でスキャンさせる。X線検出器12は、被検体Eを透過したX線を検出する。データ収集部18は、スキャンに伴いX線検出器12から逐次に生成される検出データを収集する。データ収集部18は、収集された検出データを前処理部431に送る。
(S21:スキャンにおける相対位置情報を記憶する)
情報記憶部411は、たとえば第1実施形態に記載の動作例のいずれかを行うことにより、ステップ20のスキャンが行われたときの相対位置を示す情報を相対位置情報として記憶部44に記憶させる。
(S22:画像データを形成・表示する)
前処理部431は、データ収集部18からの検出データに対して前処理を施して投影データを生成する。再構成処理部432は、あらかじめ設定された再構成条件に基づく再構成処理を投影データに施すことにより、ボリュームデータを生成する。レンダリング処理部433は、ボリュームデータに基づくMPR画像データを生成する。制御部41は、生成されたMPR画像データに基づく画像を表示部45に表示させる。
(S23:穿刺作業を行う)
術者は、所定の操作を行って架台装置10と天板31とを相対的に移動させることで、所定の穿刺作業位置(医療行為の実施位置)に被検体Eを移動させる。そして、術者は、ステップ22で表示された画像を参照しつつ、被検体Eに対する穿刺作業を行う。この実施形態における穿刺は、スキャンと穿刺作業とを交互に行いながら徐々に進められる。
(S24:医療行為における相対位置情報を記憶する)
情報記憶部411は、たとえば前述の動作例のいずれかを行うことにより、ステップ23の医療行為が行われるときの相対位置を示す情報を相対位置情報として記憶部44に記憶させる。
(S25:天板・検出部をスキャン位置に移動する)
穿刺作業をある程度進めた後、術者は、所定の操作を行なって再度のスキャンを指示する。スキャンの指示を受けた制御部41は、たとえば第1実施形態に記載の動作例のいずれかにしたがい、ステップ21で記憶された相対位置情報に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させる。それにより、天板31と検出部101が、ステップ1のスキャンと同じ相対位置に配置される。X線CT装置1は、この状態で再度のスキャンを行う。
(S26:画像データを形成・表示する)
そして、制御部41は、再度のスキャンで得られた検出データに基づく画像を表示部45に表示させる。
(S27:穿刺の終了判断)
術者は、ステップ26で表示された画像を参照し、穿刺針が穿刺対象に到達しているかどうかを判断する。穿刺針が穿刺対象に到達していない場合(穿刺が終了していない場合。ステップ27でNの場合)、更なる穿刺作業が必要となる。この場合、術者(または操作者)は、操作部46等を介して天板31及び/又は検出部101の移動を指示する。
(S28:天板・検出部を穿刺作業位置(医療行為の実施位置)に移動する)
ステップ27において指示入力を受けた制御部41は、たとえば第2実施形態に記載の動作例のいずれかにしたがい、ステップ24で記憶された相対位置情報に基づいて天板31及び/又は検出部101を移動させる。それにより、天板31と検出部101が、ステップ23の穿刺作業時と同じ相対位置に配置される(被検体Eを穿刺作業位置に配置する)。この状態で術者は穿刺作業を行う(ステップ23)。
以上の処理が穿刺の終了(ステップ27:YES)まで繰り返される。
本変形例に係るX線CT装置1によれば、新たなスキャンを行うときに、過去にスキャンが行われたときの天板31と検出部101との相対位置を自動で再現することができる。更に、本変形例に係るX線CT装置1によれば、新たな医療行為を行うときに、過去に医療行為が行われたときの天板31と検出部101との相対位置を自動で再現することができる。したがって、被検体Eをスキャン位置及び医療行為の実施位置に配置させる作業の容易化及び時間短縮を図ることが可能である。
なお、天板31及び/又は検出部101をスキャン位置と穿刺作業位置の間で移動させる順番は任意に設定することが可能である。たとえば、予め被検体Eに対して穿刺する位置が明確に分かっている場合、本変形例とは逆に、X線CT装置1は、まず天板31及び/又は検出部101を駆動し、穿刺作業位置に配置させる。この場合の穿刺作業位置に対応する相対位置情報は、予め設定された値等を用いることができる。そして、穿刺作業をある程度進めた後、X線CT装置1は、天板31及び/又は検出部101を駆動し、被検体Eをスキャン位置に配置させることも可能である。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
10 架台装置
11 X線発生部
12 X線検出部
13 回転体
14 高電圧発生部
15 架台駆動部
16 X線絞り部
17 絞り駆動部
18 データ収集部
101 検出部
102 検出駆動部
30 寝台装置
31 天板
32 天板駆動部
40 コンソール装置
41 制御部
411 情報記憶部
412 情報選択部
413 駆動制御部
414 報知制御部
42 スキャン制御部
43 処理部
431 前処理部
432 再構成処理部
433 レンダリング処理部
434 断面位置判断部
435 画像形成部
44 記憶部
45 表示部
46 操作部

Claims (13)

  1. 被検体が載置される天板を有する寝台装置と、
    互いに対向して配置されたX線管及びX線検出器を含む検出部を回転させることにより前記被検体に対するスキャンを行う架台装置と、
    スキャンにより得られたデータに基づいて前記被検体の画像データを形成する形成部と、
    前記天板と前記検出部との間の相対位置を変更する駆動部と、
    スキャンが行われたときの前記相対位置を示す相対位置情報を記憶する記憶部と、
    新たなスキャンが行われるときに前記駆動部を制御して、記憶された前記相対位置情報に示す相対位置に前記天板と前記検出部とを配置させる駆動制御部と
    を有するX線CT装置。
  2. 被検体が載置される天板を有する寝台装置と、
    互いに対向して配置されたX線管及びX線検出器を含む検出部を回転させることにより前記被検体に対するスキャンを行う架台装置と、
    スキャンにより得られたデータに基づいて前記被検体の画像データを形成する形成部と、
    前記天板と前記検出部との間の相対位置を変更する駆動部と、
    前記被検体に対する医療行為が行われるときの前記相対位置を示す相対位置情報を記憶する記憶部と、
    前記被検体に対する新たな医療行為が行われるときに前記駆動部を制御して、記憶された前記相対位置情報に示す相対位置に前記天板と前記検出部とを配置させる駆動制御部と
    を有するX線CT装置。
  3. 前記相対位置は、前記天板の長手方向における第1の相対位置、前記天板の短手方向における第2の相対位置、前記第1の相対位置及び前記第2の相対位置の双方に直交する方向における第3の相対位置、並びに前記天板と前記検出部との間の傾斜角度のうちの1つ以上を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のX線CT装置。
  4. スキャンが複数回行われた場合、前記記憶部は、前記複数回のスキャンのうちの1回以上のスキャンにおける前記相対位置情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記複数回のスキャンのうちの2回以上のスキャンにおける前記相対位置情報を前記記憶部が記憶している場合に、当該2つ以上の前記相対位置情報のうちの1つを選択する選択部を有し、
    前記駆動制御部は、選択された前記相対位置情報に基づいて前記駆動部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. 前記選択部は操作部を含み、
    スキャンに対応して前記操作部により所定操作がなされた場合において、前記選択部は、新たなスキャンが行われる前に、前記記憶部に記憶された2つ以上の前記相対位置情報のうちから前記所定操作がなされたスキャンにおける前記相対位置情報を選択し、
    前記駆動制御部は、選択された前記相対位置情報に基づいて前記駆動部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項5に記載のX線CT装置。
  7. 過去のスキャンにより得られたデータに基づき形成された画像データと、新たなスキャンにより得られたデータに基づき形成された画像データとを比較して、当該2つの画像データにより描出される前記被検体の断面の位置が実質的に同一であるか判断する判断部と、
    前記断面の位置が実質的に同一でないと判断された場合に報知を行う報知部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  8. 前記被検体に対する医療行為が複数回行われた場合、前記記憶部は、前記複数回の医療行為のうちの1回以上の医療行為における前記相対位置情報を記憶する
    ことを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  9. 前記複数回の医療行為のうちの2回以上の医療行為における前記相対位置情報を前記記憶部が記憶している場合に、当該2つ以上の前記相対位置情報のうちの1つを選択する選択部を有し、
    前記駆動制御部は、選択された前記相対位置情報に基づいて前記駆動部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のX線CT装置。
  10. 前記選択部は操作部を含み、
    被検体に対する医療行為に対応して前記操作部により所定操作がなされた場合において、前記選択部は、被検体に対する新たな医療行為が行われる前に、前記記憶部に記憶された2つ以上の前記相対位置情報のうちから前記所定操作がなされた医療行為における前記相対位置情報を選択し、
    前記駆動制御部は、選択された前記相対位置情報に基づいて前記駆動部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項9に記載のX線CT装置。
  11. 前記選択部は、
    前記2つ以上の前記相対位置情報に示す2つ以上の相対位置を表示する表示部と、
    表示された前記2つ以上の相対位置のうちの1つを指定するための操作部と、
    を有し、
    前記駆動制御部は、指定された相対位置に対応する前記相対位置情報に基づいて前記駆動部の制御を行う
    ことを特徴とする請求項5または9に記載のX線CT装置。
  12. 前記駆動部は、前記天板を駆動する第1の駆動部及び/又は前記検出部を駆動する第2の駆動部を含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のX線CT装置。
  13. 被検体が載置される天板を有する寝台装置と、
    互いに対向して配置されたX線管及びX線検出器を含む検出部を回転させることにより前記被検体に対するスキャンを行う架台装置と、
    スキャンにより得られたデータに基づいて前記被検体の画像データを形成する形成部と、
    前記天板と前記検出部との間の相対位置を変更する駆動部と、
    スキャンが行われたときの前記相対位置を示す情報、及び前記被検体に対する医療行為が行われるときの前記相対位置を示す情報を相対位置情報として記憶する記憶部と、
    新たなスキャンが行われるときに前記駆動部を制御して、記憶された前記相対位置情報に示すスキャンが行われたときの相対位置に前記天板と前記検出部とを配置させ、且つ前記被検体に対する新たな医療行為が行われるときに前記駆動部を制御して、記憶された前記相対位置情報に示す被検体に対する医療行為が行われるときの相対位置に前記天板と前記検出部とを配置させる駆動制御部と、
    を有するX線CT装置。
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