JP6283332B2 - 蒸着ユニット及び真空コーティング装置 - Google Patents

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Description

発明の背景
(発明の分野)
本明細書内で説明される実施形態は、ウェブのコーティング用の真空コーティング装置
に関する。より具体的には、少なくとも1つの蒸着源と、少なくとも2つのコーティング
ドラムを有する真空コーティング装置の実施形態を説明する。更なる実施形態は、少なく
とも2つのコーティングドラムと、互いに対して傾斜している少なくとも2つの蒸着源を
有する真空コーティング装置に関する。更なる実施形態は、互いに対して傾斜している蒸
着源を有する蒸着ユニットに関する。
(関連技術の説明)
材料オーバーレイを有する箔又はフィルムなどのコーティングウェブ用にコーティング
装置が使用される。コーティング装置は、蒸着源とコーティングドラムとの間に形成され
た堆積ゾーンを通ってウェブを搬送するコーティングドラムに向けられた蒸着源を含む。
蒸着源から蒸着した材料は、特定の開き角を有する「蒸着ビーム」を形成し、これによっ
て蒸着した材料は広がる。ウェブ上への蒸着材料の堆積を制限するために、及びコーティ
ング装置の他の領域への堆積を避けるために、保護すべき領域を覆う遮蔽手段が提供され
る。これらの遮蔽手段は、定期的に清掃する必要がある。また、かなりの量の蒸着した材
料が、これらの遮蔽手段上に堆積され、したがってこれらは無駄になり、歩留まりを減少
させる。
したがって、真空コーティング装置を改良する必要がある。
上記に鑑み、請求項1に係る真空コーティング装置が提供される。また、請求項9に係
る真空コーティング装置が提供される。更に、請求項14に係る真空コーティング装置が
提供される。更に、請求項17に係る蒸着ユニットが提供される。また、請求項20に係
るウェブをコーティングする方法が提供される。
一実施形態によると、ウェブをコーティングするための真空コーティング装置が提供さ
れる。この装置は、真空チャンバと、第1の回転可能なコーティングドラムと、第1ドラ
ムと平行に配置された第2の回転可能なコーティングドラムを含み、第1及び第2のコー
ティングドラムの間には少なくとも1つのウェブを搬送するためのギャップが形成されて
いる。第1の蒸着器は、第1の蒸着ビームを生成するための少なくとも1つの蒸着源を含
み、第1のコーティングドラムの隣に配置されている。第2の蒸着器は、第2の蒸着ビー
ムを生成するための少なくとも1つの蒸着源を含み、第2のコーティングドラムの隣に配
置されている。第1及び第2の蒸着器は、互いに対して傾斜している。
一実施形態によると、蒸着ユニットが提供される。蒸着ユニットは、第1の蒸着ビーム
を生成するための少なくとも1つの蒸着源を有する第1の蒸着器と、第2の蒸着ビームを
生成するための少なくとも1つの蒸着源を有する第2の蒸着器を含む。第1及び第2の蒸
着器は互いに対して傾斜している。
一実施形態によると、ウェブをコーティングするための方法が提供される。本方法は、
第1の回転可能なコーティングドラムと、第1ドラムと平行に配置された第2の回転可能
なコーティングドラムを提供する工程であって、第1及び第2のコーティングドラムの間
にはギャップが形成されている工程と、第1の蒸着方向から第1の蒸着器からの材料を蒸
発させ、第2の蒸着方向から第2の蒸着器からの材料を蒸発させることによって、第1及
び第2のコーティングドラムの表面に隣接して共通の蒸着ゾーンを形成する工程と、第1
のコーティングドラム及び/又は第2のコーティングドラムによって、共通の蒸着ゾーン
を通して少なくとも1つのウェブを搬送する工程を含む。
本発明の上述した構成を詳細に理解することができるように、上記に簡単に要約した本
発明のより具体的な説明を、実施形態を参照して行う。実施形態のいくつかは添付図面に
示されている。しかしながら、添付図面は本発明の典型的な実施形態を示すに過ぎず、し
たがってこの範囲を制限していると解釈されるべきではなく、本発明は他の等しく有効な
実施形態を含み得ることに留意すべきである。
2つの蒸着源と2つのコーティングドラムが互いに平行に配置された真空コーティング装置の一実施形態を示す。 一実施形態に係るコーティングドラムに対する蒸着源の構成を示すための2つの蒸着源を有する真空コーティング装置の拡大断面を示す。 一実施形態に係るコーティングドラムに対する蒸着源の構成を示すための2つの蒸着源を有する真空コーティング装置の拡大断面を示す。 一実施形態に係るコーティングドラムに対する蒸着源の構成を示すための2つの蒸着源を有する真空コーティング装置の拡大断面を示す。 1つの蒸着源と2つのコーティングドラムが互いに平行に配置された真空コーティング装置の一実施形態を示す。 2つの蒸着源と1つのコーティングドラムを有する真空コーティング装置の一実施形態を示す。 1つの蒸着源と2つのコーティングドラムが互いに平行に配置された真空コーティング装置の一実施形態を示す。 2つの蒸着源と2つのコーティングドラムが互いに平行に配置された真空コーティング装置の一実施形態を示す。 1以上の実施形態に係る真空コーティング装置を示す。 1以上の実施形態に係る蒸着器ユニットを示す。 蒸着源の蒸着ビームを示す。 1以上の実施形態に係る互いに平行に配置された2つのコーティングドラムの平面図を示す。
理解を促進するために、図面に共通する同一の要素を示す際には可能な限り同一又は類
似の参照番号を使用している。一実施形態で開示される要素を特定の参照なしに他の実施
形態で有益に使用してもよいと理解される。
詳細な説明
本明細書内で説明される実施形態は、真空チャンバ内に配置された少なくとも1つのコ
ーティングドラムによって搬送されるウェブのコーティングなどの多様なコーティングプ
ロセス用に使用することができる。
以下の詳細な説明において、本明細書の一部を形成する添付の図面が参照され、その中
で本発明を実施可能な特定の実施形態が例示によって示されている。この点で、方向に関
する用語(例えば、「上部」、「底部」、「前」、「後」、「先頭」、「末尾」等)は、
記載されている図の向きを参照して使用される。実施形態の構成要素は、多くの異なる向
きに配置することができるので、方向に関する用語は、図解の目的で用いられ、決して限
定するものではない。他の実施形態を用いてもよく、構造的又は論理的な変更をしてもよ
いことが理解されるべきである。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈
されるべきではない。説明される実施形態は、特定の言葉遣いを用いており、添付の特許
請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
特に断りのない限り、本明細書に記載の様々な例示的実施形態の構成は、互いに組み合
わせ可能なことを理解すべきである。例えば、一実施形態の一部として例示又は説明した
構成は、更なる一実施形態を得るために、他の実施形態の構成と組み合わせて使用するこ
とができる。本説明には、そのような修正及び変形を含むことが意図される。
本明細書の目的のために、「横方向」という用語は、コーティングドラムの方向に垂直
で、コーティングドラムの回転軸を結ぶ接続線に対して実質的に平行な方向を表すことを
意図している。「コーティングドラムの後方」という用語は、蒸着源に対してコーティン
グドラムの後方に配置される領域を表すことを意図している。したがって、「コーティン
グドラムの前方」という用語は、1又は複数のコーティングドラムと蒸着源との間にある
領域を表すことを意図している。
図1は、一実施形態に係る真空コーティング装置100を示しており、この装置は本明
細書に記載する他の実施形態と組み合わせ可能である。真空コーティング装置100は、
第1のコーティングドラム11が周囲を回転可能な回転軸11aを有する第1のコーティ
ングドラム11を含む。図1は、第1のコーティングドラム11の幾何学的中心としての
軸11aを示している。真空コーティング装置100は、第2のコーティングドラム12
が周囲を回転可能な回転軸12aを有する第2のコーティングドラム12を更に含む。図
1は、第2のコーティングドラム12の幾何学的中心としての軸12aを示している。第
1及び第2のコーティングドラム11と12は、それらの軸11aと12aが互いに平行
に配置されるように互いに配置されている。ギャップ17が、第1及び第2のコーティン
グドラム11と12の外周面25と26の間に形成されている。
第1及び第2のコーティングドラム11と12の並列配置は、以下に更に説明するよう
に、コーティングドラムと接触しながら、ウェブ15をコーティングすることができる利
用可能な面を増加させる。これは、例えば、単一の大きなコーティングドラムを使用した
真空コーティング装置と比較して、より小さなコーティングドラムの使用を可能にする。
より小さなコーティングドラムを使用すると、真空コーティング装置の小型化を図ること
ができる。更に、コーティングドラムを回転させるために必要な駆動力を低減させること
ができる。本明細書に記載される1以上の実施形態と組み合わせ可能な実施形態では、ウ
ェブ15は、回転している第1及び第2の回転コーティングドラム11と12の外表面2
5と26によって支持され、それらの一部に接触しながらコーティングされる。
ギャップ17は、以下で更に説明するように、例えば、上部チャンバと下部チャンバの
間の圧力差を維持するために、比較的小さくすることができる。ギャップ17は、約1m
m〜約60mmの範囲内とすることができる。更に、コーティングドラム11、12の半
径Rとギャップ17の幅Dの間の比R/Dは、約500〜約1の範囲内とすることができ
る。例えば、比R/Dは、15以上とすることができる。本明細書に記載の1以上の実施
形態と組み合わせ可能な実施形態によると、比R/Dは、100以上とすることができる
図1に示される実施形態では、第1及び第2のコーティングドラム11と12の両方は
、同一の半径Rを有する。更なる実施形態では、第1のコーティングドラム11は、第2
のコーティングドラム12よりも大きな半径を有することができる。あるいはまた、第1
のコーティングドラム11は、第2のコーティングドラム12よりも小さな半径を有する
ことができる。
真空コーティング装置100は、少なくとも1つの蒸着源21aを有する少なくとも1
つの第1の蒸着器21を更に含む。典型的には、真空コーティング装置100は、各々が
蒸着源21aを有する複数の第1の蒸着器21を含む。あるいはまた、第1の蒸着器21
は、複数の蒸着源21aを含む。個々の第1の蒸着器21があるかどうか、又は複数の蒸
着源21aを有する唯一の第1の蒸着器21があるかどうかに関係なく、蒸着源21aは
、第1及び第2のコーティングドラム11、12の回転軸11a、12aに平行な線に沿
って配置することができる。そして、蒸着源21aは、軸11aに平行な第1の列内に配
置される。図1は軸11a、12aに沿った投影を示しているので、1つの蒸着源21a
のみが示されている。第1の蒸着器21は、第1のコーティングドラム11の隣に配置さ
れている。第1の蒸着器21は、特に、第1の蒸着器21の蒸着源21aは、第2のコー
ティングドラム12よりも第1のコーティングドラム11の近くに配置されている。
蒸着源22aを有する第2の蒸着器22は、第2のコーティングドラム12の隣に配置
することができる。第2の蒸着器22は、特に、第2の蒸着器22の蒸着源22aは、第
1のコーティングドラム11よりもむしろ第2のコーティングドラム12の近くに配置さ
れている。第2の蒸着器22は、第1の蒸着器21と同様の構成を有することができる。
例えば、第2の蒸着器22は、軸12aに平行な第2の列内に配置される複数の蒸着源2
2aを含むことができる。第1及び第2の列の蒸着源21a、22aは、後述するように
、互いに対して横方向にずれている。
第1及び第2の蒸着器21と22は、それぞれの蒸着ビーム31bと32bを生成する
ように構成され、これらを蒸着材料の蒸着ローブ又は放射ローブとも呼ぶことができる。
蒸着ビーム31bと32bの各々は、材料が蒸発するそれぞれの蒸着源21aと22aの
表面に対して典型的には法線方向である主蒸着方向31aと32aを有する。当業者は、
各蒸着源21a、22aは、所定の空間的な広がりを有していることを理解するであろう
。したがって、蒸着源は、材料が蒸発する領域として画定される。上述したように、第1
及び第2の蒸着器21と22の各々は、少なくとも1つの蒸着源21aと22aを含むこ
とができる。蒸着源は、互いに別個であり、離間している。例えば、蒸着器は、金属を溶
融するように構成されたセラミックスのるつぼ又はボートを含むことができる。るつぼは
、導電性セラミックスで作り、直接電流を通すことによって加熱することができる。誘導
加熱は、別の選択肢である。更なる選択肢は、電子ビーム加熱である。したがって、蒸着
源は、材料が加熱によって蒸発する熱源である。溶融金属の領域が、実際の蒸着源を形成
する。図1では、蒸着ビーム31b、32bを破線によって示している。
溶融金属は通常、るつぼの所定の領域を覆う又は濡らす。溶融金属によって湿潤したる
つぼ表面の向きは、これに直交する主蒸着方向を決定する。したがって、所与の向きにる
つぼを配置することによって、主蒸着方向を変化させることができる。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2の蒸着器21と22は、第1及び第2の軸11aと12aに垂直に投影して見たとき
、千鳥状に配置することができる。図8及び10は、各々が1つの蒸着源21aを有する
複数の第1の蒸着器21と、各々が複数の蒸着源を有する複数の第2の蒸着器22を示す
ことによって、これを説明している。本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可
能な更なる実施形態では、第1及び第2の蒸着器21と22は、互いに離間した2列の蒸
着源を有する単一の蒸着器ユニットに融合可能である。
当業者は、蒸着ビーム31bと32b内で蒸着材料の分布が一様ではなく、蒸着ビーム
の中心から、ここで破線31bと32bによって示されるそれらの境界に向かって減少す
ることを理解するであろう。また、蒸着ビーム31b、32bは、所定の開口角度を有す
る。蒸着ビームは典型的には、蒸着材料の空間的分布のため、明確な境界をもたない。単
なる例示目的のためであり、いかなる意味においても限定することを意図していないが、
表面から約180mm離間されたAl蒸着源を考える。蒸着源は、約30mmの横寸法を
有する。蒸着源は、堆積層の端部における層の厚さが堆積層領域の中央における層の厚さ
のわずか約10%である、約80〜100mmの横方向の広がりを有する表面上に堆積さ
れたAl層領域をもたらす所定の温度で蒸着ビームを生成する。
図1に示されるように、第1の蒸着器21の蒸着ビーム31bは、第1のドラム11の
表面に対して傾斜している。蒸着ビーム31bの主蒸着方向31aは、軸11aに沿って
投影して見たとき、第1の蒸着器21の蒸着源21aと第1のコーティングドラム11の
軸11aの間の仮想線に対して傾斜している。また、第2の蒸着器22の蒸着ビーム32
bは、第2のドラム12の表面に対して傾斜している。蒸着ビーム32bの主蒸着方向3
2aは、軸12aに沿って投影して見たとき、第2の蒸着器22の蒸着源22aと第2の
コーティングドラム12の軸12aの間の仮想線に対して傾斜している。したがって、蒸
着ビーム31bと32bの主蒸着方向31aと32aは、垂直ではあるが、特定の入射角
であり、それぞれ最も近いコーティングドラム11と12の外表面25と26には衝突し
ない。
更に、蒸着ビーム31bと32bは、互いに対して傾斜させることができる。上述した
ように、蒸着ビーム31bと32bの方向は、蒸着源21aと22aの方向によって画定
することができる。蒸着ビーム31bと32bを互いに対して傾斜させるために、蒸着源
21aと22aが、互いに対して傾斜している。図1は、軸11aと12aに沿って投影
して見たときに、蒸着源21aと22aが互いに対して傾斜しており、これによって蒸着
ビーム31bと32bが互いに向かって傾斜され、互いに重なっていることを示している
。こうして、共通の堆積ゾーン又は共通の蒸着雲(クラウド)が形成される。
上述のように、第1及び第2の蒸着源21aと22aは、軸11aと12aに平行な方
向にずらすことができる。例えば、複数の蒸着源21aと22aは、千鳥状に配置するこ
とができる。したがって、「互いに向かって傾斜」という用語は、軸11aと12aに沿
って投影して見たときの方向に関する。
第1及び第2コーティングドラム11と12は、それらの外周面25と26に沿った堆
積ゾーンを通してコーティングされるウェブ15を搬送する。図1に示されるように、ウ
ェブ15は、第2のコーティングドラム12の下半分の周りで搬送され、ギャップ17を
通過し、ガイドローラ18によってギャップ17を通って案内されて戻り、その後第1の
コーティングドラム11の下半分に沿って搬送される。第1及び第2のコーティングドラ
ム11と12は、ウェブ15をコーティングすることができる大きなコーティング領域を
共に形成する。ガイドローラ18の使用により、ウェブ15は、第2のコーティングドラ
ム12によって搬送されたときに起こる第1のコーティングと、第1のコーティングドラ
ム11によって搬送されたときに起こる第2のコーティングによって、「二重」コーティ
ングされる。第1及び第2のコーティングドラム11と12は、同じ回転方向を有する。
第1及び第2のコーティングドラム11と12と共にガイドローラ18も冷却すること
ができる。また、ガイドローラ18のみを冷却することも可能である。あるいはまた、第
1及び第2のコーティングドラム11と12のみを冷却することもできる。
蒸着器21と22の傾斜配置は、第1及び第2のコーティングドラム11と12の横方
向外側の外側領域における材料の堆積を回避又は少なくとも大幅に低減する。これらの外
側領域は、第1及び第2のコーティングドラム11と12のギャップ17に面した側とは
反対側に配置されている。したがって、傾斜した構成は、ウェブ15上に堆積された材料
の、コーティング装置内の他の表面(例えば、遮蔽手段)上に堆積された材料に対する比
率を増加させる。したがって、コーティングプロセスは効率的となり、歩留まりを増加さ
せ、生産コストを低減させる。これはまた、所定の時間内により多くの材料を堆積させる
ことができるので、ウェブ15の搬送速度を増加させることができる。
第1及び第2の蒸着器21と22の傾斜配置を用いることによって、例えば、最大90
%、及び更にそれ以上のコーティング効率が得られる。これは、60%以下のコーティン
グ効率を有する同じ方向に向いた複数の蒸着源を有する一般的に使用される蒸着器ユニッ
トに比べて大きな改善である。
遮蔽手段上への材料堆積の減少は、多くの理由のために有用である。遮蔽手段は、典型
的には、所望の領域内に堆積を制限し、堆積から他の領域を保護するために使用される。
例えば、横方向の遮蔽手段は、「成形」堆積ゾーンに提供することができる。本明細書に
記載されるような傾斜配置は、堆積ゾーンを成形する、又は集束させるために使用するこ
とができ、これによっていくつかの用途においては、堆積ゾーンを制約する追加の遮蔽手
段が必要とされない。しかしながら、例えば、蒸着ビーム31bと32bの「外側」領域
からの材料の堆積を回避すべき場合は、オプションで遮蔽手段を使用することもできる。
蒸着ビーム31bと32bは、特定の領域のみを覆うように示されているが、程度は少な
いにせよ、蒸着ビームの外側の領域にも材料が蒸着されることを当業者は理解するであろ
う。しかしながら、この少量が堆積されると、コーティング層を劣化させる可能性がある
。例えば、ウェブは、しばしば反射面を得るために、アルミニウムでコーティングされる
。技術的に有用な蒸着ビームの「外側」から堆積された材料は、反射率を低減させる可能
性がある。これを回避するために、遮蔽手段を設けることができる。
遮蔽手段上への蒸着材料の堆積の低減は更に、クリーニングを高い頻度で行う必要がな
いので、真空コーティング装置のクリーニングを容易にする。
例えば、第1及び第2の蒸着器21と22の蒸着源21aと22aは、仮想接続線13
に直交し、第1及び第2のコーティングドラム11と12のそれぞれの軸11aと12a
を通過する垂線65内に配置することができる。仮想線13は、第1のコーティングドラ
ム11の回転軸11aを第2のコーティングドラム12の回転軸12aと接続する。換言
すれば、蒸着源21aと22aは、2*R+D未満、典型的にはギャップ17の幅Dは半
径Rよりもはるかに小さいので、典型的には2*R未満とすることができる距離Lだけ互
いに対して離間している。本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施
形態では、Lは半径R以下である。距離Lは、例えば、150mm〜200mmとするこ
とができる。
蒸着源21aと22aを、互いに比較的小さな距離で、例えば2*R未満の距離に配置
する場合、蒸着ビーム31bと32bのそれぞれの「外側」の境界は内側にシフトし、こ
れによって軸11aと12aに沿って投影して見たときに、それぞれのコーティングドラ
ム11と12の横方向外側端部から境界はより離れる。これは、横方向外側の領域から離
れて、コーティングドラム11と12の間の中心に向かって堆積を集束し、したがって材
料がコーティングドラム11と12の横方向外側に横方向に堆積される可能性を低減させ
る。
上記のように互いに向かって蒸着器21と22を傾けるとき、この効果はより顕著であ
る。蒸着器21と22のそれぞれの外側端部を、第1及び第2のコーティングドラム11
と12の共通の中心に向かって傾斜させることができる。
第1及び第2の蒸着器21と22は、仮想接続線13に対して垂直に構成された垂線1
4に横方向に間隔を空けて配置することができる。垂線14は、ギャップ17を通過する
。距離d1とd2によるそれぞれの横方向のずれは、特定のニーズに応じて選択すること
ができる。距離d1とd2は同一であってもよい。あるいはまた、距離d1とd2は、互
いに異なっていてもよい。例えば、第1及び第2のコーティングドラム11と12が同じ
半径Rを有する場合、典型的にはd1はd2に実質的に等しい。異なる半径のコーティン
グドラムを使用する場合、d1はd2と異なることが可能である。
ウェブ15は、任意の適切な帯状のフレキシブルな材料とすることができる。典型的な
例は、箔である。コーティングされた箔は食品包装材料として使用することができる。蒸
着材料は、好適に蒸着可能な任意の材料(例えば、金属又は誘電体材料)とすることがで
きる。一例はアルミニウムである。別の一例は銅である。材料は、加熱された蒸着器内で
溶融されるワイヤとして供給することができる。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な実施形態によると、蒸着器21
と22は、蒸着材料が、それぞれの蒸着源21aと22aから直線に沿ってギャップ17
を通過することができないように配置されている。これは、図1の拡大詳細図を示す図2
Aに示されている。第1及び第2の蒸着器21と22の蒸着源21aと22aは、互いに
対して、及びギャップ17を通る線14に対しても傾斜してコーティングドラム11及び
12の方に向いている。用語「方に向く」は、各蒸着源の主蒸着方向が、示された方向を
指すことを記述することを意図している。
蒸着源21aと22aは、ギャップ17を通過し、第1及び第2のコーティングドラム
11と12の共通接線である線61と62によって構成することができる領域63の外側
に配置されている。各線61と62は、第1及び第2のコーティングドラム11と12の
両方の接線を形成している。これらの線61と62は、線14を中心とする領域63を制
約する。領域63は灰色で示されている。領域63の外側に蒸着される材料は、直線に沿
って直接ギャップ17を通過することはできない。第1及び第2のコーティングドラム1
1と12は、蒸着材料がギャップ17を通過するのを防ぐギャップ17用の遮蔽を形成す
る。したがって、堆積ゾーンは、実質的にギャップ17の「前方」にある領域に制限され
る。
上記のように蒸着源21aと22aを配置する場合は、ギャップ17の前方にも後方に
も、遮蔽手段を必要としない。これは、定期的に清掃する必要がある遮蔽手段上に材料が
堆積しないので、歩留まりを更に向上させる。
図2Aに示されるように、蒸着源21aと22aは、主蒸着方向31aと32aの幾何
学的な延長線が、ギャップ17の後方に配置される点P(ここでは図示せず)で交差する
ように配置されている。こうすることによって、蒸着材料はより均一に堆積ゾーン内に分
散され、単一の領域に集束しない。一方、蒸着ビーム31bと32bは互いに向かって傾
斜しているので、蒸着ゾーン内の蒸着材料の密度は増加し、これは蒸着源21aと22a
をより離れた距離に配置可能とし、例えばウェブ15の熱応力を低減させることができる
。更に、ウェブ15の搬送速度を増加させることができる。
図2Bは、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な別の一実施形態を示
す。第1及び第2の蒸着器21と22の構成は、第1及び第2の蒸着器21と22が、互
いに向かってより傾斜している以外は、図2Aに示されたものと同様であり、主蒸着方向
31aと32aの幾何学的交点Pは、ギャップ17の前方に配置されている。これは、蒸
着材料の濃度を更に増加させ、これはまた、蒸着源21aと22aと、第1及び第2のコ
ーティングドラム11と12の表面との間の距離を増加可能にする。
蒸着ビーム31bと32bは、コーティングドラム11と12の表面25と26に到達
する前に、軸11aと12aの法線方向に投影して見たとき、本実施形態では互いに「交
差」している。特に、第1のコーティングドラム11の隣に配置された第1の蒸着器21
は、第2のコーティングドラム12の方に向けられており、一方、第2のコーティングド
ラム12の隣に配置された第2の蒸着器22は、第1のコーティングドラム11の方に向
けられており、これによって「クロス蒸着」が起こる。
第1の蒸着源21aからの蒸着材料は、第1のコーティングドラム11の外表面25を
「通過する」。第1の蒸着源21aによる第1コーティングドラム11上への堆積も発生
する。材料は、第1のコーティングドラム11の表面25の法線に対して傾斜した角度で
堆積される。同様に、第2の蒸着源22aからの第2のコーティングドラム12上への堆
積も発生する。したがって、ウェブ15は、第1のコーティングドラム11の表面25上
にあるとき、第1及び第2の蒸着源21と22の両方の蒸着源21aと22aによってコ
ーティングされる。同様に、ウェブ15は、第2のコーティングドラム12の表面26上
にあるとき、第1及び第2蒸着源21と22の両方の蒸着源21aと22aによってコー
ティングされる。
1つの蒸着源に対する第1及び第2のコーティングドラム11と12上への堆積の割合
は、ドラム面25と26の法線に対する傾斜角度と、コーティングドラム11と12まで
の距離によって調整することができる。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第2のコ
ーティングドラム12上への第1の蒸着器21からの堆積は、第1コーティングドラム1
1上への第1の蒸着器21からの堆積が起こる角度よりも大きな角度で起こることができ
る。角度は、主蒸着方向がそれぞれの表面に当たるコーティングドラムの表面に対して定
義される。したがって、第1のコーティングドラム11上への第2の蒸着器22からの堆
積は、第2のコーティングドラム12への第2の蒸着器22からの堆積が起こる角度より
も大きな角度で起こることができる。
しかしながら、領域63内に第1及び第2の蒸着器21と22を配置することも可能で
ある。「直線」パスが蒸着源21aと22aと、ギャップ17との間に形成されるが、そ
れぞれの蒸着源21aと22aの主蒸着方向31aと32aが、それぞれ反対のコーティ
ングドラムの方へ向くように蒸着源21aと22aを互いに向かって傾斜させることによ
って、ギャップ17を通った堆積を著しく低減させることができる。必要に応じて、ギャ
ップ17を覆うように遮蔽58を設けることができる。
隣接するコーティングドラムの隣に配置される蒸着源は、図2B及び図2Cに示される
ように、隣接するコーティングドラムよりもその蒸着源からより大きな距離に配置された
別のコーティングドラムの方に向けられている。図2Aでは、蒸着源は、それに隣接する
コーティングドラムの方に向けられ、蒸着源の遠位に配置された別のコーティングドラム
に向かって部分的に傾斜している。
蒸着源21aと22a間の傾斜角(主蒸着方向31aと32aの間の角度で定義される
)は、特定のニーズに応じて選択することができ、例えば、約60°〜約180°とする
ことができる。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置200は、図3に示されるように、第1の蒸着器21のみを含むことができ
る。図1及び図2A〜図2Cのいずれかに関連して説明したように、第1の蒸着器21を
同様に配置することができる。第1の蒸着器21は、図2A〜図2Cのいずれかに関連し
て説明したような、第1及び第2のコーティングドラム11と12に対する位置及び配置
を有することができる。
図4は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な別の一実施形態を示す
。真空コーティング装置300は、唯一のコーティングドラム11を含む。第1及び第2
の蒸着器21と22は、上記のように配置することができる。第1及び第2の蒸着器21
と22の主蒸着方向31aと32aの幾何学的な延長線は、コーティングドラム11の表
面25と、コーティングドラム11によって搬送されるウェブ15にそれぞれ到達する前
に、点Pで交差する。そして、点Pは、距離Bだけコーティングドラム11の外表面25
から離間される。あるいはまた、点Pは、コーティングドラム11の外表面25に近く、
又は外表面25上にあることができる。更なる代替形態において、点Pは、コーティング
ドラム11の外表面25とその回転軸11aとの間に位置することができる。
点Pがコーティングドラム11の外周面から離間されるとき、Bは0mm〜100mm
とすることができる。あるいはまた、点Pがコーティングドラム11「内」にある場合、
Bは、Rをコーティングドラム11の半径であるとして、約0(表面)〜約−R(コーテ
ィングドラムの中心)の範囲にあることができる。
上述したように、蒸着源21aと22aを互いに向かって傾斜させることは、単一の蒸
着源を用いるよりも、又は同じ方向を向く2つの蒸着源を使用した場合、つまり互いに平
行な場合よりも、蒸着材料のより均一な分布を有する、より集束した堆積ゾーンをもたら
す。更に、蒸着ビームは、コーティングドラム11の外周面25に、したがって、ウェブ
15の表面に、表面に垂直ではなく傾斜した角度をもって衝突する。これはまた、堆積プ
ロセスを改善する。
図5は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な真空コーティング装置
400の更なる一実施形態を示す。真空コーティング装置400は、図1のギャップ17
よりも大きいギャップ17’によって互いに平行に配置された2つのコーティングドラム
11と12を含む。ガイドローラ18は、第1及び第2のコーティングドラム11と12
の間の中央を通過する垂線14に対して横方向にずれている。ガイドローラ18の横方向
のずれは、ギャップ17’を通過する蒸着材料がウェブ15上に堆積することを保証する
図6は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な真空コーティング装置
500の更なる一実施形態を示す。真空コーティング装置500は、間にギャップ17が
形成され、互いに平行に配置された2つのコーティングドラム11と12を含む。図1と
は対照的に、第1のコーティングドラム11によってウェブ15’が搬送され、一方、第
2のコーティングドラム12によってウェブ15”が搬送され、2つのウェブが同時にコ
ーティングされる。コーティングドラム11と12は、同じ回転方向を有することができ
る。あるいはまた、コーティングドラム11と12は、反対の回転方向を有することがで
きる。
図7は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な真空コーティング装置
600の更なる一実施形態を示す。真空コーティング装置600は、互いに平行に配置さ
れた2つのコーティングドラム11と12を含み、2つのコーティングドラム11と12
の間にはギャップ17が形成されている。真空コーティング装置600は、上部チャンバ
51と下部チャンバ52を有するハウジング50を含む。巻き戻しドラム41及び巻取り
ドラム42が、上部チャンバ51内に配置されている。ガイドローラ18も、上部チャン
バ51内に配置されている。第1及び第2のコーティングドラム11と12は、部分的に
上部チャンバ51内に配置され、一方、蒸着源21と22が配置された成膜チャンバを形
成する下部チャンバ52内に、両方の下部、例えば下半分が突出している。蒸着材料の痕
跡が搬送されたウェブ15上に堆積する可能性を避けるために、蒸着源21と22の側方
に遮蔽手段57を配置することができる。
まず、上部チャンバ51は、バルブ53を介して排気することができ、一方、下部チャ
ンバ52はバルブ54を介して排気することができる。典型的には、上部及び下部チャン
バ51と52の間には圧力差がある。圧力差を維持するために、壁部55は、わずかなク
リアランスのみを残して、コーティングドラムの外周面近くまで延びている。ギャップ1
7を比較的小さくして、これによって上部チャンバ51と下部チャンバ52の間の真空圧
力差を維持することもできる。
図8は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な蒸着器ユニット700
の一実施形態を示す。蒸着ユニット700は、2つの蒸着列701と701を含む。各列
701と702は、ウェブ15の移動方向に対して垂直に配置された線705に沿って、
各列701と702内に実質的に一定の距離で互いに横方向に間隔を置いた複数の蒸着器
721と722を含む。ウェブ15はここでは図示していない。第1及び第2のコーティ
ングドラム711と712は、極細線で示されている。
蒸着器ユニット700は、例えば、2つの列701と702に配置された、25〜30
個の蒸着器721と722を含むことができる。
列701と702は、線705に沿って互いにずれており、これによって個々の蒸着器
721と722の千鳥配置を得る。更に、各列701と702の蒸着器721と722は
、コーティングドラムの回転軸に平行な線705に沿って見たときに、互いに部分的に重
なることができる。
図8に示されるように、列701の蒸着器721と列702の蒸着器721は、更に上
述したように、互いに対して傾斜しており、共通の蒸着ゾーンを形成している。
蒸着器721と722は、ここではワイヤ770として供給される金属を溶融する加熱
るつぼによって形成されている。各るつぼは、それぞれの蒸着ビーム732を形成するた
めに細長い形状を有している。図9A及び図9Bは、図8で使用されるそれぞれの蒸着器
721と722の蒸着ビーム732を示している。
蒸着器721と722を形成するるつぼは、互いに対して傾斜している。各るつぼは、
金属を溶融する金属ワイヤ770と共に提供される。ワイヤ770の供給速度は、溶融速
度が蒸着速度と同様になるように調整することができる。過剰な溶融金属は、溶融金属が
傾斜したるつぼから流れ落ちるのを避けるために低減することができる。例えば、溶融金
属の供給速度は、るつぼの表面が薄い液体金属膜によってただ湿潤されるように調整する
ことができる。各るつぼ721と722は、例えば、幅30mm、長さ180mmとする
ことができる。
図10は、本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な蒸着ユニット800
の一実施形態を示す。蒸着ユニット800は、蒸着器821の第1の列801と、蒸着器
822の第2の列802を含み、それぞれが各蒸着源821aと822aをそれぞれ含む
。図8の蒸着ユニット700とは異なり、各列802と802の蒸着器821と822は
、コーティングドラム11と12の軸11aと12aに平行に投影したとき、互いに重な
らない。
図10は更に、コーティングドラム11と12のそれぞれの端部を覆う可動の遮蔽手段
56を示している。遮蔽手段56は、堆積を制限するために、そして異なる大きさのバン
ド材料を用いた場合に、堆積ゾーンを適応させるために使用される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブを
コーティングするための真空コーティング装置が提供される。この装置は、真空チャンバ
と、第1の回転可能なコーティングドラムと、少なくとも1つのウェブを搬送するための
第1及び第2のコーティングドラム間に形成されるギャップを有する、第1ドラムと平行
に配置された第2の回転可能なコーティングドラムを含む。第1の蒸着器は、第1の蒸着
ビームを生成するように構成された少なくとも1つの蒸着源を含み、第1の蒸着器は、第
1のコーティングドラムの隣に配置される。第2の蒸着器は、第2の蒸着ビームを生成す
るように構成された少なくとも1つの蒸着源を含み、第2の蒸着器は、第2のコーティン
グドラムの隣に配置される。第1及び第2の蒸着器は、それらの蒸着ビームが互いに対し
て傾斜するように配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブを
コーティングするための真空コーティング装置が提供される。この装置は、真空チャンバ
と、第1の回転可能なコーティングドラムと、少なくとも1つのウェブを搬送するための
第1及び第2のコーティングドラム間に形成されるギャップを有する、第1ドラムと平行
に配置された第2の回転可能なコーティングドラムを含む。第1の蒸着器は、第1のコー
ティングドラムの隣に配置される少なくとも1つの蒸着源を含む。第2の蒸着器は、第2
のコーティングドラムの隣に配置される少なくとも1つの蒸着源を含む。第1及び第2の
蒸着器は、互いに対して傾斜している。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2の蒸着器の蒸着ビームのそれぞれは主蒸着方向を含み、それぞれの主蒸着方向の幾何
学的な延長線は、ギャップの前方に配置された点Pで交差する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2の蒸着器の蒸着ビームのそれぞれは主蒸着方向を含み、それぞれの主蒸着方向の幾何
学的な延長線は、ギャップの後方に配置された点Pで交差する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2の蒸着器の蒸着ビームのそれぞれは主蒸着方向を含み、それぞれの主蒸着方向の幾何
学的な延長線は、ギャップ内に配置された点Pで交差する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2のコーティングドラムは、ギャップを通してウェブを搬送するように構成され、第1
及び第2の蒸着器は、それぞれの蒸着器の蒸着源から見たときに、第1及び第2のコーテ
ィングドラムのそれぞれ1つによって視界からギャップが隠されるように、第1及び第2
のコーティングドラムに対して配置される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2のコーティングドラムの各々は半径Rを有し、第1及び第2のコーティングドラムの
間のギャップは、第1のコーティングドラムの回転軸を第2のコーティングドラムの回転
軸とを結ぶ仮想接続線に沿って測定したときに幅Dを有し、比R/Dは15以上、特には
100を超える。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置は、ギャップを通してウェブを案内するために、第1及び第2の蒸着器に対
して第1及び第2のコーティングドラムの後方に配置されたガイドローラを更に含む。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び第2の蒸着ビームは、第1及び第2の蒸着器と第1及び第2のコーティングドラムの間に配置された共通の堆積ゾーンを形成する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、共通の堆
積ゾーンは、第1及び第2のコーティングドラムの軸に沿って投影して見たとき、単一の
蒸着器によって形成される堆積ゾーンよりも蒸着された材料のより均一な分布を有する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置は、ギャップを通して第1コーティングドラムによって第1ウェブを搬送し
、同時にギャップを通して第2コーティングドラムによって第2ウェブを搬送するように
構成される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブを
コーティングするための真空コーティング装置が提供される。装置は、真空チャンバと、
第1の回転可能なコーティングドラムと、第1ドラムと平行に配置された第2の回転可能
なコーティングドラムを含み、第1及び第2のコーティングドラムの間にはギャップを通
してウェブを搬送するためのギャップが形成されている。ギャップを通して第2のコーテ
ィングドラムによって搬送されたときに、ウェブ上に材料を堆積させるために、蒸着源を
有する少なくとも1つの第1の蒸着器が、第1のコーティングドラムの隣に配置され、第
2のコーティングドラムに向かって傾斜している。第1の蒸着器の蒸着源は、第2コーテ
ィングドラムよりも第1のコーティングドラムにより近くに配置され、第1の蒸着器の蒸
着源から見たときに、第1のコーティングドラムによってギャップが視界から隠されるよ
うに第1及び第2のコーティングドラムに対して配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置は、第1コーティングドラムによって搬送されたときに、ウェブ上に材料を
堆積する第1のコーティングドラムに向かって傾斜した蒸着源を有する少なくとも1つの
第2の蒸着器を更に含み、第2の蒸着器は、第1のコーティングドラムよりも第2のコー
ティングドラムにより近くに配置され、第2の蒸着器の蒸着源から見たときに、第2のコ
ーティングドラムによってギャップが視界から隠されるように第1及び第2のコーティン
グドラムに対して配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1の蒸
着器は第1の主蒸着方向を有し、第2の蒸着器は第2の主蒸着方向を有する。第1の主蒸
着方向と第2の主蒸着方向は、第1及び第2のコーティングドラム間に形成されるギャッ
プの後方に配置された点Pで交差する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1の蒸
着器は第1の主蒸着方向を有し、第2の蒸着器は第2の主蒸着方向を有する。第1の主蒸
着方向と第2の主蒸着方向は、第1及び第2のコーティングドラム間に形成されるギャッ
プの後方に配置された点Pで交差する。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2のコーティングドラムの各々は半径Rを含む。第1の蒸着器の蒸着源は、コーティン
グドラムの半径R未満である距離Lによって、第2の蒸着器の蒸着源から離間している。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2のコーティングドラムの半径Rは、第1のコーティングドラムと第2の蒸着器の蒸着
源との間の距離よりも大きい、及び/又は、第2のコーティングドラムと第1の蒸着器の
蒸着源との間の距離よりも大きい。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブを
コーティングするための真空コーティング装置が提供される。真空コーティング装置は、
真空チャンバと、回転軸及びウェブを搬送するための面を有する少なくとも1つの回転可
能なコーティングドラムと、少なくとも1つの蒸着源を有する第1の蒸着器と、少なくと
も1つの蒸着源を有する第2の蒸着器を含む。第1及び第2の蒸着器は、コーティングド
ラムの隣に配置され、互いに対して傾斜している。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1の蒸
着器の蒸着源は、第1の主蒸着方向を有する第1の蒸着ビームを生成するように構成され
ており、第2の蒸着器の蒸着源は、第2の主蒸着方向を含む第2の蒸着ビームを生成する
ように構成されている。第1及び第2の蒸着器は、その蒸着ビームが互いに対して傾斜す
るように配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、回転軸に
平行に投影して見たときに、第1の主蒸着方向と第2の主蒸着方向が、コーティングドラ
ムと第1及び第2の蒸着器の間に配置される点Pで交差するように第1及び第2の蒸着器
は配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1の蒸
着ビーム(31a)を生成するための少なくとも1つの蒸着源を備えた第1の蒸着器と、
第2の蒸着ビームを生成するための少なくとも1つの蒸着源(22a)を備えた第2の蒸
着器を有し、第1及び第2の蒸着器は、互いに対して傾斜している蒸着ユニット又は蒸着
装置が提供される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、蒸着器又
は蒸着装置は、第1の蒸着器の第1の列であって、第1の蒸着器の各々は、第1の蒸着ビ
ームを生成するように構成されている第1の列と、第2の蒸着器の第2の列であって、第
2の蒸着器の各々は、第2の蒸着ビームを生成するように構成されている第2の列を更に
含む。第1及び第2の列は、互いに平行に配置されており、第1の列の第1の蒸着器と第
2の列の第2の蒸着器は、第1及び第2の列に沿って投影して見たときに、第1の蒸着器
の蒸着ビームが第2の蒸着器の蒸着ビームに対して傾斜するように配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、第1及び
第2の蒸着器は千鳥状に配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置が提供される。真空コーティング装置は、真空チャンバと、軸を有する第1
のコーティングドラムと、第1のドラムに平行に配置された軸を有する第2のコーティン
グドラムであって、第1及び第2のコーティングドラム間にはギャップが形成される第2
のコーティングドラムと、ギャップを通して第2のコーティングドラムによって搬送され
たときに、ウェブ上に材料を堆積させるための、第2のコーティングドラムへ向けられた
蒸着源を有する少なくとも1つの第1の蒸着器を含む。第1の蒸着器の蒸着源は、軸に平
行に投影して見たときに、ギャップを通り、第1及び第2のコーティングドラムの両方の
接線である第1の仮想線の間に画定された領域の外側に配置される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、真空コー
ティング装置は、第1のコーティングドラムによって搬送されたときに、ウェブ上に材料
を堆積させるための、第1のコーティングドラムへと向かう蒸着源を有する少なくとも1
つの第2の蒸着器を更に含む。第2の蒸着器の蒸着源は、軸に平行に投影して見たときに
、第1の仮想線の間に画定された領域の外側に配置される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、軸は、ギ
ャップを通る仮想接続線に沿って互いに配置されている。第1の蒸着器及び/又は第2の
蒸着器の蒸着源は、第1及び第2のコーティングドラムの軸のそれぞれ1つを通り、仮想
接続線に垂直である第2の仮想線の間に画定される領域内に配置される。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブを
コーティングための真空コーティング装置が提供される。真空コーティング装置は、真空
チャンバと、第1の回転可能なコーティングドラムと、第1ドラムと平行に配置された第
2の回転可能なコーティングドラムを含み、第1及び第2のコーティングドラムの間には
ギャップを通してウェブを搬送するためのギャップが形成されている。軸が、ギャップを
通過する仮想接続線に沿って互いに対して配置されている。蒸着源を有する少なくとも1
つの第1の蒸着器は、ギャップを通して第2のコーティングドラムによって搬送されたと
きに、ウェブ上に材料を堆積させるために、第2のコーティングドラムの方に向いている
。第1の蒸着器は、ギャップを通る蒸着源からの直線が、第1のコーティングドラムによ
って遮られるように、第1及び第2のコーティングドラムに対して配置されている。
本明細書に記載の1以上の実施形態と組み合わせ可能な一実施形態によると、ウェブコ
ーティングするための方法が提供される。本方法は、第1の回転可能なコーティングドラ
ムと、第1ドラムと平行に配置された第2の回転可能なコーティングドラムを提供する工
程であって、第1及び第2のコーティングドラムの間にはギャップが形成されている工程
と、第1の蒸着方向から第1の蒸着器からの材料を蒸発させ、第2の蒸着方向から第2の
蒸着器からの材料を蒸発させることによって、第1及び第2のコーティングドラムの表面
に隣接して共通の蒸着ゾーンを形成する工程と、第1のコーティングドラム及び/又は第
2のコーティングドラムによって、共通の蒸着ゾーンを通して少なくとも1つのウェブを
搬送する工程を含む。
上記は本発明の実施形態を対象としているが、本発明の他の及び更なる実施形態は本発
明の基本的範囲を逸脱することなく創作することができ、その範囲は以下の特許請求の範
囲に基づいて定められる。

Claims (6)

  1. ウェブをコーティングするための真空コーティング装置であって、
    真空チャンバ(50)と、
    周囲を回転可能な回転軸(11a)を有する回転可能な第1のコーティングドラム(11)と、周囲を回転可能な回転軸(12a)を有し、前記第1のコーティングドラム(11)と平行に配置された回転可能な第2のコーティングドラム(12)であって、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の間には少なくとも1つのウェブ(15)を搬送するためのギャップ(17)が形成された第1のコーティングドラム(11)及び第2のコーティングドラム(12)と、
    第1の蒸着ビーム(31b)を生成するための少なくとも1つの蒸着源(21a)を含み、前記第1のコーティングドラム(11)の隣に配置された第1の蒸着器(21)と、
    第2の蒸着ビーム(32b)を生成するための少なくとも1つの蒸着源(22a)を含み、前記第2のコーティングドラム(12)の隣に配置された第2の蒸着器(22)とを含み、
    前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の前記回転軸(11a、12a)に沿って投影して見たときに、前記第1及び第2の蒸着器(21、22)は、互いに対して傾斜しており、前記第1及び第2の蒸着器(21、22)は、それぞれ、主蒸着方向(31a、32a)を含み、
    前記第1の蒸着器(21)の前記主蒸着方向(31a)は、前記第1のコーティングドラム(11)及び前記少なくとも1つのウェブ(15)の表面に対して傾斜しており、
    前記蒸着源(21a、22a)は、互いに対して傾斜しており、これによって前記回転軸(11a、12a)に沿って投影して見たとき、前記蒸着ビーム(31b、32b)は、互いに向かって傾斜され、互いに重なる真空コーティング装置。
  2. 前記主蒸着方向(31a、32a)の幾何学的な延長線は、前記ギャップ(17)の前に配置された点Pで交差する請求項1記載の真空コーティング装置。
  3. 前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)は、前記ギャップ(17)を通して前記ウェブ(15)を輸送するように構成され、前記第1及び第2の蒸着器(21、22)は、夫々の前記蒸着器(21、22)の前記蒸着源(21a、22a)から見たときに、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)のそれぞれ1つによって前記ギャップ(17)が視界から隠されるように前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)に対して配置されている請求項1又は2記載の真空コーティング装置。
  4. 前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の各々は半径Rを有し、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の間の前記ギャップ(17)は、前記第1のコーティングドラム(11)の前記回転軸(11a)を前記第2のコーティングドラム(12)の前記回転軸(12a)と結ぶ仮想接続線(13)に沿って測定したときに幅Dを有し、比R/Dが15以上である請求項1〜3のいずれか1項記載の真空コーティング装置。
  5. 前記第1及び第2の蒸着器(21、22)は、前記第1及び第2の蒸着ビーム(31b、32b)が、前記第1及び第2の蒸着器(21、22)と前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の間に配置された共通の堆積ゾーンを形成するように配置されている請求項1〜4のいずれか1項記載の真空コーティング装置。
  6. ウェブをコーティングするための方法であって、
    回転可能な第1のコーティングドラム(11)と、前記第1のコーティングドラム(11)と平行に配置された回転可能な第2のコーティングドラム(12)を提供する工程であって、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の間にはギャップ(17)が形成されている工程と、
    第1の主蒸着方向(31a)を含む第1の蒸着器(21)からの材料を蒸発させ、第2の主蒸着方向(32a)を含む第2の蒸着器(22)からの材料を蒸発させることによって、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の表面に隣接して共通の蒸着ゾーンを形成する工程であって、前記第1及び第2の蒸着器(21、22)は、前記第1及び第2のコーティングドラム(11、12)の回転中心となる回転軸(11a、12a)に沿って投影して見たときに、互いに対して傾斜しており、前記第1の蒸着器(21)の前記第1の主蒸着方向(31a)は、前記第1のコーティングドラム(11)及び少なくとも1つのウェブ(15)の表面に対して傾斜している工程と、
    前記第1のコーティングドラム(11)、前記第2のコーティングドラム(12)、及びこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つによって、前記共通の蒸着ゾーンを通して前記少なくとも1つのウェブ(15)を搬送する工程を含む方法。
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