JP3608529B2 - 両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法およびそれを用いたコンデンサ - Google Patents

両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法およびそれを用いたコンデンサ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンデンサに使用される両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法およびそれを用いたコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金属を蒸着したプラスチックフィルムからなるコンデンサ(以下、金属化フィルムコンデンサ)は、従来から広く用いられている。なかでもポリプロピレンフィルムを用いた金属化フィルムコンデンサは、すぐれた電気特性(誘電損失が小さい、耐電圧が高い、また誘電率の温度変化や周波数変化が少ないなど)をもつことから、携帯機器に代表される小型電子部品用途から、電車の駆動モータ制御や高圧進相等の大型産業用途に至るまで幅広く適用されている。
【0003】
図4は、従来の、ポリプロピレンフィルムを用いた金属化フィルムコンデンサの断面図である。片面に金属41を蒸着したポリプロピレンフィルム42を2枚重ねて巻回または積層し、両端面から金属を溶射したメタリコン部34からコンデンサが形成されている。蒸着金属41としては、アルミニウムや亜鉛、またはその混合物が広く用いられてきたが、アルミニウムを用いた場合には、メタリコン34との接着強度が弱く、また長期にわたって電圧を印加した際に、アルミニウムの酸化劣化により容量が減少してしまう問題点があることから、近年では、亜鉛または亜鉛とアルミニウムの混合物が用いられる場合が多い。
【0004】
なお、蒸着金属41としては、図4に示したように、容量形成部の蒸着金属膜厚を薄くして自己回復性(フィルムが局部的に絶縁破壊した場合にも、周囲の蒸着金属が蒸発飛散して電気的に遮断され、コンデンサとしての機能が回復すること)を高め、かつメタリコン部34と接する部分を厚くしてメタリコン部34との接触強度を高めたヘビーエッジ構造が広く採用されている。
【0005】
従来の構成においては、片面に金属を蒸着したポリプロピレンフィルムを2枚用いているため、それぞれのフィルムに対して蒸着工程が必要となり、工数がかかっていた。ここで、1回の蒸着工程でポリプロピレンフィルムの両面に金属を蒸着し(以下、両面蒸着ポリプロピレンフィルム)、蒸着していないポリプロピレンフィルム(以下合わせ用ポリプロピレンフィルム)と重ねる構造(図3参照)ができれば、蒸着工程は半減できる。
【0006】
しかしながら、両面に金属を蒸着する場合、真空蒸着機1(図1参照)内で一旦、製品ロール3(図1参照)として巻き取る必要があるが、このとき、両面の蒸着金属同士が接触する。ポリプロピレンフィルムは、濡れ性が低いために蒸着金属との接着力が弱く、また製品ロールの巻き絞まり(製品ロール内に蓄積される応力)が強いことから、両面の蒸着金属同士が接着し、次工程(蒸着フィルムのスリッタ工程やコンデンサの巻取り工程)で製品ロールから巻き出した際に両面の蒸着金属同士が剥離し合う問題点(以下、ブロッキング)があった。ブロッキングは、米国特許第3895129号に記載の如く、蒸着金属がアルミニウムの場合よりも亜鉛の場合に著しいことが知られている。
【0007】
ブロッキングが発生した両面蒸着ポリプロピレンフィルムを用いてコンデンサを作製した場合には、前述のスリッタや巻取りにおいて両面の蒸着金属同士が剥離し合うことにより、コンデンサ電極としての機能が損なわれて、tanδ(誘電正接)が増大することから、コンデンサ用両面蒸着ポリプロピレンフィルムとしては、ブロッキングを解決することが必要不可欠である。
【0008】
この点に鑑みて、ブロッキングを低減する製造方法が従来から提唱されてきた。例えば、米国特許第3895129号公報には、ポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛を蒸着する製造方法として、片側の蒸着面に空気を吹き付けて蒸着金属表面を酸化させた後に製品ロールに巻き取ることが開示されている。
【0009】
また、特公平7−62238号公報には、合成樹脂フィルムの両面に亜鉛、亜鉛合金またはその他の金属を真空蒸着する製造方法として、空気や酸素等の酸化性気体を真空チャンバ内の、隔壁により蒸着室から分離されたフィルム巻取り室に注入する製造方法が記載されている。すなわち、まずポリプロピレンフィルムの片側に金属を蒸着した後、その蒸着面に酸化性ガスを吹き付けて蒸着膜を酸化させ、次に反対側の面に金属を蒸着した後、その蒸着面に酸化性ガスを吹き付けてから巻き取ることが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、米国特許第3895129号公報および特公平7−62238号公報に開示された製造方法では、亜鉛もしくは、亜鉛とアルミニウムの混合物を用いた両面蒸着ポリプロピレンフィルムにおいては、ブロッキングを解決することはできていなかった。
【0011】
すなわち、米国特許第3895129号公報および特公平7−62238号公報に開示された製造方法は、いずれも高速で走行するポリプロピレンフィルムの蒸着面に空気や酸化性ガスを吹き付けるものであるが、蒸着工程におけるポリプロピレンフィルムの走行速度は一般に毎分300m〜1000mであるため、百分の一秒以下の極めて短い時間しか空気や酸化性ガスに暴露されない。このような短い時間では、亜鉛もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物からなる蒸着膜においては、十分な酸化膜は形成されないことから、ブロッキングを解決するには至っていなかった。
【0012】
特に、コンデンサ用両面蒸着ポリプロピレンフィルムとしては、一般に10000mを越えるような長尺のポリプロピレンフィルムで連続蒸着が行われているが、このような長尺の製品ロールにおいては、その内周部(巻芯に近い部分)は巻き絞まりの応力が外側から累積されるため、不十分な酸化膜ではブロッキングが発生してしまう。このような両面蒸着ポリプロピレンフィルムを用いてコンデンサを作製した場合には、前述のようにコンデンサのtanδが増大してしまうことから、問題点となっていた。
【0013】
また、ブロッキングは表裏の蒸着膜同士の接着に起因する現象であることから、製品ロールの状態で長期間保管された場合に、不十分な酸化膜ではやはりブロッキングが発生し、コンデンサ作製時にtanδが増大してしまうことも、問題点となっていた。
【0014】
本発明は、このような問題点を解決し、長尺のポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を蒸着して長期間保管した場合にもブロッキングの無い良好な両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法を実現することを目的としている。また、本発明は、前記両面蒸着ポリプロピレンフィルムを用いることにより、工数が低くかつブロッキングによるtanδ増大の無い良好なコンデンサを実現することも目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために請求項1記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、原反ロールから引き出されたポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛、もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を真空蒸着して製品ロールに巻き取る蒸着工程を備え、前記ポリプロピレンフィルムが製品ロールに接して巻き取られる内面側に酸化性ガスを吹き付ける製造方法である。
【0016】
また請求項2記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、請求項1記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、酸化性ガスを吹き付ける吹き出し部を設け、この吹き出し部は蒸着工程中に増大する製品ロールの半径に応じて追従移動させる製造方法である。
【0017】
また請求項3記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、請求項1または2記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、酸化性ガスとして酸素を用いる製造方法である。
【0018】
また請求項4記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、請求項1から3のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの表面ぬれ指数が、両面とも34〜41dyn/cmとした製造方法である。
【0019】
また請求項5記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、本発明の請求項1から4のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの少なくとも片側の表面粗さが、最大表面粗さ(以下Rmax)で1.0〜2.0μmであり、かつ平均表面粗さ(以下Ra)が0.1μm以上とした製造方法である。
【0020】
また請求項6記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法は、本発明の請求項1から5のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムのアイソタクチック度が96%以上とした製造方法である。
【0021】
また本発明の請求項7に記載のコンデンサは、請求項1から6のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムと合わせ用ポリプロピレンフィルムとを具備するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、原反ロールから引き出されたポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛、もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を真空蒸着して製品ロールに巻き取る蒸着工程を備え、前記ポリプロピレンフィルムが製品ロールに接して巻き取られる内面側に酸化性ガスを吹き付けることにより、製品ロールの内部に酸化性ガスが巻き込まれるため、ポリプロピレンフィルムが製品ロールに巻き取られた後にも蒸着膜の酸化反応が進行することから、十分な酸化膜が形成される。そのため長尺のポリプロピレンフィルムに連続蒸着した場合にもブロッキングのない両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造できる。
【0023】
また請求項2記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、酸化性ガスを吹き付けるための吹き出し部を、蒸着工程中に増大する製品ロールの半径に応じて追従移動させることにより、製品ロールの半径が小さい蒸着立ち上げ時から、半径が増大する蒸着終了時に至るまで、一定の距離で酸化性ガスを吹き付けることができるため、長尺フィルムの連続蒸着工程においても、均質な両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。
【0024】
また請求項3記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、酸化性ガスとして酸素ガスを用いることから、より好適に酸化膜が形成され、ブロッキングの無い両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。
【0025】
また請求項4記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から3のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの表面ぬれ指数が、両面とも34〜41dyn/cmであることから、蒸着金属とポリプロピレンフィルムとの密着性に優れ、かつ前述の原反ロール内でポリプロピレンフィルム同士が接着したりしない良好な両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。すなわち、前記ポリプロピレンフィルムの表面ぬれ指数が34dyn/cmを下回ると、蒸着膜とポリプロピレンフィルムとの密着性が劣るために、蒸着膜が剥離しやすくなり、ブロッキングが生じやすくなる。また、41dyn/cmを上回ると、原反ロール内においてポリプロピレンフィルム同士が接着してしまうため、原反ロールから円滑に巻き出せなくなる。
【0026】
また請求項5記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から4のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの少なくとも片側の表面粗さを、Rmaxで1.0〜2.0μmであり、かつRaが0.1μm以上とすることにより、次工程であるスリッタや巻取りにおいて、しわや蛇行が発生せず、作業性に優れた両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。両面蒸着ポリプロピレンフィルムは、両面ともに金属が蒸着されているために、表面粗さがこの範囲を下回った場合には、両面蒸着ポリプロピレンフィルムを所定幅に切断するスリッタ機(図示せず)や、巻取り機(図示せず)に多数設けられているローラと両面蒸着ポリプロピレンフィルムとの間で円滑な走行が得られず、しわが入ったり、蛇行したりする。なお、Rmaxが2.0μmを上回ると、ポリプロピレンフィルムの厚みが不均一となり、コンデンサを作製して電圧を印加したときに、ポリプロピレンフィルムの最も薄い部分で破壊しやすくなるために、Rmaxは2.0μm以下が望ましい。
【0027】
また請求項6記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から5のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムのアイソタクチック度を96%以上とすることにより、ポリプロピレンフィルムの結晶の立体規則性が向上することから、ポリプロピレンフィルムの弾性率が向上し、前述の製品ロールの巻き絞まりを低減することができる。したがって、製品ロールの状態で長期間保管したり輸送したりするような場合に、周囲温度が上昇しても巻き絞まりを低減できることから、長期保管性や輸送性に優れた両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。なお、アイソタクチック度とは、ポリプロピレンフィルム中でアイソタクチック立体構造が全体に占める割合であり、ポリプロピレンフィルムの立体規則性の程度を表す指標として13C−NMRにより測定できるものである。
【0028】
また請求項7記載のコンデンサによれば、請求項1から6のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムと合わせ用ポリプロピレンフィルムとを具備するものであるから、蒸着工程が1回しかかからず、しかも誘電体がすべてポリプロピレンフィルムであることから、良好な電気特性をもった低価格なコンデンサが実現できる。
【0029】
(実施の形態1)
以下に本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0030】
図1は、両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法を示した説明図であり、また図2は、図1における製品ロール近傍を拡大図示した説明図である。
【0031】
図において、蒸着機1の内部に取付けられた原反ロール2よりポリプロピレンフィルム4を巻き出して、1次側冷却キャン5aにおいて1次側アルミニウム蒸発源6aおよび亜鉛蒸発源7aより1次側の蒸着金属をポリプロピレンフィルム4の片面に形成し、続いて2次側冷却キャン5bにおいて2次側アルミニウム蒸発源6bおよび亜鉛蒸発源7bからポリプロピレンフィルム4の反対側の面に2次側の蒸着金属を形成する。なお、隔壁16は、原反ロール2内でポリプロピレンフィルム4に吸着されていた気体や水分が、前記蒸発源5a、5b、6a、6b近傍の真空度を悪化させないように仕切るために従来より設けられているものである。
【0032】
次に両面に蒸着されたポリプロピレンフィルム4が、追従駆動部8に設けられたローラ11を経由して製品ロール3に巻き取られる際に、追従駆動部8に設置された吹き出し口9より酸化性ガス10を、ポリプロピレンフィルム4が製品ロール3に接して巻き取られる内面側に吹き付けるものである。なお、追従駆動部8とは、図2に拡大図示したように、蒸着工程中に増大する製品ロール3の半径に追従してピニオンギア13を駆動させ、回転軸12を中心に回転する機構であり、追従駆動部8上に配置されたロール11と製品ロール3の距離を一定に保つことにより、長尺の連続蒸着においてもポリプロピレンフィルム4が製品ロール3に均一に巻き取れるものである。
【0033】
酸化性ガス10は、例えば流量弁15により流量を調節し、配管14を通じて吹き出し口9より吹き付けられる。吹き付けられた酸化性ガス10は製品ロール3の内部に巻き込まれることから、ポリプロピレンフィルム4の両側の蒸着面が酸化性ガス10に長時間暴露されて酸化膜が形成されることにより、ブロッキングが防止できる。
【0034】
吹き出し口9の取り付け位置としては、前記内面側に酸化性ガス10を吹き付けられる位置であれば特に限定されないが、例えば10,000mを超えるような長尺のポリプロピレンフィルム4に連続蒸着するような場合は、前記追従駆動部8上に設置することが望ましい。すなわち、蒸着工程中に製品ロール3の半径が増大しても、距離と角度を一定に保って酸化性ガス10が吹き付けられることから、長尺にわたって均質な効果が得られるためである。
【0035】
図3は両面蒸着ポリプロピレンフィルムコンデンサの断面図を示しており、これはポリプロピレンフィルム4とその表面に形成された蒸着金属31とから成る両面蒸着ポリプロピレンフィルム32と、合わせ用ポリプロピレンフィルム33とを具備し、蒸着電極31に付着するメタリコン34により電極が取り出されている。
【0036】
以上のように両面蒸着のため、蒸着工程が1回しかかからず、しかも酸化性ガス10をポリプロピレンフィルム4が製品ロール3に接して巻き取られる内面側に吹き付けられるため、ブロッキングによるtanδ増大の無い、安価で良好な電気特性をもったコンデンサが実現できる。
【0037】
次に本実施の形態1により製造した両面蒸着ポリプロピレンフィルム32のブロッキングを、従来技術と対比しながら説明する。
【0038】
本実施の形態として、厚みが4μmで、両面ともに表面ぬれ指数が37dyn/cm、表面粗さがRmax=1.6μmでRa=0.2μmであり、アイソタクチック度=96%であり、長さが15000mのポリプロピレンフィルム4を用いて、下記の両面蒸着ポリプロピレンフィルム32を作製した。
【0039】
実施の形態1−1:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛を蒸着し、図1に示した方法で酸素を吹き付けて製品ロール3に巻き取った。
【0040】
実施の形態1−2:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛とアルミニウムの混合物を蒸着し、図1に示した方法で空気を吹き付けて製品ロール3に巻き取った。
【0041】
実施の形態1−3:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛とアルミニウムの混合物を蒸着し、図1に示した方法で酸素を吹き付けて製品ロール3に巻き取った。
【0042】
次に、製品ロール3を、蒸着機から取り出した後、製品ロール3の最外周部および最内周部の両面蒸着ポリプロピレンフィルム32を巻き出しながらサンプリングし、その蒸着金属31の剥離状況を50倍の透過顕微鏡により観察して写真に撮影した。この写真をパソコンでデジタル処理して、蒸着金属31が剥離した部分と剥離していない部分に2値化することにより、蒸着金属31が剥離した割合を百分率で求めた。なお、比較のために、従来技術からなる両面蒸着ポリプロピレンフィルムとして、以下の試料についても、剥離の割合を求めた。
【0043】
従来技術1−1:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛を蒸着し、そのまま製品ロール3に巻き取った。
【0044】
従来技術1−2:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛とアルミニウムの混合物を蒸着し、特公平7−62238号公報の図1に示された方法により空気を吹き付けて製品ロール3に巻き取った。
【0045】
従来技術1−3:ポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛とアルミニウムの 混合物を蒸着し、特公平7−62238号公報の図1に示された方法により酸素を吹き付けて製品ロール3に巻き取った。
【0046】
各試料の蒸着金属が剥離した割合を、(表1)に示す。本実施の形態においては、応力の蓄積される製品ロール3内周部においても蒸着金属が剥離した割合がきわめて小さく、従来技術では得られない良好な両面蒸着ポリプロピレンフィルムが製造できることがわかる。
【0047】
【表1】
Figure 0003608529
【0048】
次に、本実施の形態によるコンデンサの特性例として、実施の形態1で作製した両面蒸着ポリプロピレンフィルム32と合わせ用ポリプロピレンフィルム33を巻回して図3に示すコンデンサ(10μF)を作製し、1kHzにおけるtanδを測定した。
【0049】
なお、いずれのコンデンサにおいても、両面蒸着ポリプロピレンフィルム32としては、製品ロール3の最内周部のものを用いた。
【0050】
得られた結果を、(表2)に示す。従来技術からなるコンデンサが、電極の剥離により直列等価抵抗が上昇してtanδが増大してしまうのに対して、本実施の形態よりなるコンデンサはtanδが低く、良好な特性を示した。
【0051】
【表2】
Figure 0003608529
【0052】
次に、ポリプロピレンフィルム4の表面ぬれ指数による影響を調べるために、まずポリプロピレンフィルム4のコロナ処理強度を変えて、表面ぬれ指数の異なるポリプロピレンフィルム4を作製し、その両面にアルミニウムと亜鉛を蒸着して、図1に示した方法で酸素を吹き付けることにより、両面蒸着ポリプロピレンフィルム32を作製した。なお、用いたポリプロピレンフィルム4の厚みは6μm、長さは2000mで、表面粗さはRmax=1.3μmでRa=0.15μmであり、アイソタクチック度は97%であった。蒸着膜が剥離した割合と、製品ロール3の仕上がりを調べた。得られた結果を(表3)に示す。
【0053】
【表3】
Figure 0003608529
【0054】
ポリプロピレンフィルム4の表面ぬれ指数が34dyn/cmを下回った場合には、蒸着金属31とポリプロピレンフィルム4の密着性が低下するために蒸着膜の剥離の割合が0.8%に上昇した。また、ぬれ指数が41dyn/cmを上回った場合には、原反ロール2においてポリプロピレンフィルム4同士が接着して円滑な巻き出しができなくなるため、製品ロール3にしわが発生したり、フィルム切れが発生したりした。
【0055】
ポリプロピレンフィルム4の両側のぬれ指数が34〜41dyn/cmの範囲にあるときにブロッキングが無く、しかも製品ロール3の仕上がりも良好な両面蒸着ポリプロピレンフィルム32を得ることができた。
【0056】
次に、ポリプロピレンフィルム4の表面粗さによる影響を調べるために、表面粗さの異なるポリプロピレンフィルム4を作製し、その両面にアルミニウムと亜鉛を蒸着して、図1に示した方法で酸素を吹き付けることにより、両面蒸着ポリプロピレンフィルム32を作製した。さらに、この両面蒸着ポリプロピレンフィルム32をスリッタ機で裁断し、スリッタ時のしわの発生具合を検討した。結果を(表4)に示す。なお、1次側、2次側とはポリプロピレンフィルム32の各面を示す。
【0057】
【表4】
Figure 0003608529
【0058】
ポリプロピレンフィルム4の表面粗さが、Rmaxが1μm以上でかつRaが0.1μm以上の場合に、コンデンサ巻取り時にしわが発生しなかった。
【0059】
さらに、ポリプロピレンフィルム4の立体規則性による影響を調べるために、アイソタクチック度の異なるポリプロピレンフィルム4を作製し、その両面にアルミニウムと亜鉛を蒸着して、図1に示した方法で酸素ガスに暴露することにより、両面蒸着ポリプロピレンフィルム32の製品ロール3を作製して、60日間40℃で放置し、ブロッキングの大きさを調べた結果を(表5)に示す。
【0060】
【表5】
Figure 0003608529
【0061】
ポリプロピレンフィルム4のアイソタクチック度が95%の場合には40℃で60日間放置する間に両面蒸着ポリプロピレンフィルム32の熱収縮が進行して製品ロール3が次第に巻き締まるために、蒸着金属31同士がくっついて剥離しあうブロッキングが認められたが、アイソタクチック度が96%以上の場合には、ポリプロピレンフィルム4の立体規則性が高まって熱収縮がおこりにくいため、ブロッキングは認められないことから、製品ロール3の状態で長期間保管してもブロッキングのおこらない長期保管性にも優れた両面蒸着ポリプロピレンフィルム32が製造できる。
【0062】
なお、本実施の形態においては、4μmおよび6μm厚みのポリプロピレンフィルム4を用いたが、他の厚みにおいても同様の効果を得られる。
【0063】
また、本発明の実施の形態を図1、図2に示したが、本実施の形態はこれらに限定されるものでなく、原反ロール2から引き出されたポリプロピレンフィルム4の両面に亜鉛、もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を真空蒸着して製品ロール3に巻き取る蒸着工程において、ポリプロピレンフィルム4が製品ロール3に接して巻き取られる内面側に酸化性ガス10を吹き付ける製造方法であれば、同様の効果を得ることができる。
【0064】
また、酸化性ガス10として酸素と空気の例を示したが、本発明の形態はこれらに限定されるものでなく、酸化性を有するガスであれば、同様の効果を得ることができる。
【0065】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1から3記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、原反ロールから引き出されたポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛、もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を真空蒸着して製品ロールに巻き取る蒸着工程において、前記ポリプロピレンフィルムが製品ロールに接して巻き取られる内面側に酸化性ガスを吹き付けることにより、製品ロールの内部に酸化性ガスが巻き込まれることから、長尺のポリプロピレンフィルムに連続蒸着した場合にもブロッキングのない両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造できる。
【0066】
また請求項4記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から3のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの表面ぬれ指数が、両面とも34〜41dyn/cmであることから、しわや蛇行の無い良好な両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製品ロールを作製できる。
【0067】
また請求項5記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から4のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの少なくとも片側の表面粗さを、Rmaxで1.0〜2.0μmであり、かつRaが0.1μm以上とすることにより、次工程であるスリッタや巻取りにおいても、しわや蛇行が発生せず、作業性に優れた両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。
【0068】
また請求項6記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法によれば、請求項1から5のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法において、前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムのアイソタクチック度を96%以上とすることにより、長期保管性や輸送性に優れた両面蒸着ポリプロピレンフィルムを製造することができる。
【0069】
また請求項7記載のコンデンサによれば、請求項1から6のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムと合わせ用ポリプロピレンフィルムとを具備するものであるから、蒸着工程が1回しかかからず、しかも誘電体がすべてポリプロピレンフィルムであることから、良好な電気特性をもった低価格なコンデンサが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法の説明図
【図2】同実施の形態1における製品ロール近傍の拡大図
【図3】同実施の形態1における両面蒸着ポリプロピレンフィルムコンデンサの断面図
【図4】従来のコンデンサの断面図
【符号の説明】
1 真空蒸着機
2 原反ロール
3 製品ロール
4 ポリプロピレンフィルム
5a、5b 冷却キャン
6a、6a アルミニウム蒸発源
7a、7b 亜鉛蒸発源
8 追従移動部
9 吹き出し口
10 酸化性ガス
11 ローラ
12 回転軸
13 ピニオンギア
14 酸化性ガス配管
15 流量弁
16 隔壁
31 蒸着金属
32 ポリプロピレンフィルム
33 合わせ用ポリプロピレンフィルム
34 メタリコン

Claims (7)

  1. 原反ロールから引き出されたポリプロピレンフィルムの両面に亜鉛、もしくは亜鉛とアルミニウムの混合物を真空蒸着して製品ロールに巻き取る蒸着工程で、前記ポリプロピレンフィルムが製品ロールに接して巻き取られる内面側に酸化性ガスを吹き付けることを特徴とする両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  2. 酸化性ガスを吹き付けるための吹き出し部を設け、この吹き出し部は蒸着工程中に増大する製品ロールの半径に応じて追従移動させる請求項1に記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  3. 酸化性ガスとして酸素を用いる請求項1または2に記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  4. 原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの表面ぬれ指数が、両面とも34〜41dyn/cmである請求項1から3のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  5. 前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムの少なくとも片側の表面粗さが、最大表面粗さが1.0〜2.0μmであり、かつ平均表面粗さが0.1μm以上である請求項1から4のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  6. 前記原反ロールから引き出されるポリプロピレンフィルムはアイソタクチック度が96%以上である、請求項1から5のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の両面蒸着ポリプロピレンフィルムと合わせ用ポリプロピレンフィルムとを具備するコンデンサ。
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