JP6280720B2 - レーザ切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被切断部材に対してレーザを照射させることで、部材を溶融させ切断するレーザ切断装置に関するものである。
被切断部材にレーザを照射させて切断する場合、レーザの外側にアシストガスを噴出することで、溶融部材を吹飛ばす必要がある。このとき、切断雰囲気が気中であっても、アシストガスが適正に切断溝へ流入するように、このアシストガスの外側にシールドガスを噴出する必要がある。また、切断雰囲気が水中であるとき、レーザは、水中で急速に減衰してしまうことから、このレーザの照射領域に空気層を形成するように、アシストガスの外側に空洞形成用ガスを噴出すると共に、空洞形成用ガスの外側に空洞形成水を噴出する必要がある。
このようなレーザ切断装置としては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。特許文献1に記載されたレーザ切断方法は、被切断面に対してレーザビームを照射すると共に、レーザビームに沿ってインナーアシストガスを噴射し、インナーアシストガスに沿ってアウターアシストガスを噴射するものであり、インナーアシストガス及びアウターアシストガスを旋回させて噴射させている。
特開平07−009184号公報
従来のレーザ切断装置にあっては、切断雰囲気が気中のとき、アシストガスの噴射ノズルとシールドガスの噴射ノズルが必要であり、切断雰囲気が水中のとき、アシストガスの噴射ノズルと空洞形成用ガスの噴射ノズルと空洞形成水の噴射ノズルが必要となる。そのため、装置が複雑化すると共に大型化してしまい、狭い場所での切断作業が困難となってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、構造の簡素化及び小型化を可能として作業性の向上を図るレーザ切断装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明のレーザ切断装置は、レーザ光を照射可能なレーザ光照射装置と、前記レーザ光の切断部にアシストガスを噴出可能なアシストガス噴射ノズルと、前記アシストガス噴射ノズルの先端部に設けられて外側へのアシストガスの漏洩を抑制する抵抗部材と、を有することを特徴とするものである。
従って、レーザ光照射装置は、被切断部材の表面に向けてレーザ光を照射することで、このレーザ光により被切断部材を切断し、アシストガス噴射ノズルは、レーザ光の切断部にアシストガスを噴出することで、溶融部材を切断溝に導く。このとき、抵抗部材は、アシストガス噴射ノズルの先端部と被切断部材の表面との間で、外側へのアシストガスの漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝に適正に導くことができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記アシストガスの外側に空洞形成ガスを噴出可能な空洞形成ガス噴射ノズルが設けられ、前記抵抗部材は、前記空洞形成ガス噴射ノズルの先端部に設けられることを特徴としている。
従って、レーザ光照射装置は、被切断部材の表面に向けてレーザ光を照射することで、このレーザ光により被切断部材を切断し、アシストガス噴射ノズルは、レーザ光の切断部にアシストガスを噴出することで、溶融部材を切断溝から排出し、空洞形成ガス噴射ノズルは、アシストガスの外側に空洞形成ガスを噴出することで、内部に空洞部を形成する。このとき、抵抗部材は、空洞形成ガス噴射ノズルの先端部と被切断部材の表面との間で、外側へのアシストガスの漏洩を抑制することから、水中であっても、溶融部材を切断溝から適正に排出することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、円筒形状をなし、先端部が被切断部材の表面に摺接可能であることを特徴としている。
従って、抵抗部材が円筒形状をなして先端部が被切断部材の表面に摺接可能であることから、作業中に移動しても、ノズルの先端部と被切断部材の表面との間からのアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、先端部が拡径した形状をなすことを特徴としている。
従って、抵抗部材の先端部が拡径した形状をなすことから、抵抗部材の先端部が被切断部材の表面に摺接しても、抵抗部材の先端部が被切断部材の表面から逸脱しにくくなり、ノズルの先端部と被切断部材の表面との間からのアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、先端部が外側に向けて湾曲した形状をなすことを特徴としている。
従って、抵抗部材の先端部が外側に向けて湾曲した形状をなすことから、抵抗部材の先端部が被切断部材の表面に摺接しても、抵抗部材の先端部が被切断部材の表面から逸脱しにくくなり、ノズルの先端部と被切断部材の表面との間からのアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、多孔質材料により形成されることを特徴としている。
従って、抵抗部材が多孔質材料により形成されることで、ノズルの先端部と被切断部材の表面との間の空洞部に圧力が高圧にならずに適正圧に維持することができ、抵抗部材の先端部と被切断部材の表面との間からの大量のアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、基端部が気密材料により形成され、先端部が多孔質材料により形成されることを特徴としている。
従って、抵抗部材の基端部を気密材料とし、先端部を多孔質材料とすることで、ノズルの先端部と被切断部材の表面との間の空洞部に圧力が高圧にならずに適正圧に維持することができ、抵抗部材の先端部と被切断部材の表面との間からの大量のアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記アシストガス噴射ノズルが屈曲して設けられると共に、内部にレーザ光を屈曲方向に反射可能な反射部材が設けられ、前記抵抗部材は、円板形状をなし、前記アシストガス噴射ノズルの外周部に配置されることを特徴としている。
従って、被切断部材が円筒形状をなすとき、レーザ光を反射部材により屈曲させることで、被切断部材の内面に適正に照射することができ、アシストガス噴射ノズルを屈曲して設けることで、レーザ光の切断部にアシストガスを適正に噴射することができ、円筒形状の被切断部材を適正に切断することができる。また、このとき、円板形状をなす抵抗部材により、ノズルの先端部と被切断部材の内面との間からのアシストガスや空洞形成ガスの漏洩を適正に抑制することができる。
本発明のレーザ切断装置では、前記抵抗部材は、前記アシストガス噴射ノズルの先端部における両側にアシストガスの噴射方向に平行をなして設けられることを特徴としている。
従って、抵抗部材をアシストガス噴射ノズルの両側に設けることで、抵抗部材によりノズルの先端部と被切断部材の表面との間で外側へのアシストガスの漏洩を抑制することから、水中であっても、適正に切断作業を行うことができる。
本発明のレーザ切断装置によれば、アシストガス噴射ノズルの先端部に外側へのアシストガスの漏洩を抑制する抵抗部材を設けるので、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。
図1は、第1実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図2は、第1実施形態における別の水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図3は、第1実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図4は、第2実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図5は、第2実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図6は、第3実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図7は、第3実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図8は、第4実施形態のレーザ切断装置の要部断面図である。 図9は、第5実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図10は、第6実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。 図11は、第6実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明のレーザ切断装置の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図、図2は、第1実施形態における別の水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図、図3は、第1実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。
第1実施形態にて、図1に示すように、レーザ切断装置10は、水中Wでの被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、空洞形成ガス噴射ノズル13と、抵抗部材14とから構成されている。
レーザ光照射装置11は、図示しない加工ヘッドに設けられ、レーザ光(レーザビーム)Lを照射可能である。アシストガス噴射ノズル12は、円筒形状をなすアシストガス通路21を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が縮径したノズル部22が形成されている。そして、アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21にアシストガスG1を供給可能なアシストガス供給装置23が接続されている。そのため、レーザ光照射装置11は、このアシストガス噴射ノズル12におけるアシストガス通路21の中心を通してノズル部22からレーザ光Lを照射可能であり、アシストガス噴射ノズル12は、ノズル部22からレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能となっている。
空洞形成ガス噴射ノズル13は、円筒形状をなす空洞形成ガス通路24を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が縮径したノズル部25が形成されている。空洞形成ガス噴射ノズル13は、空洞形成ガス通路24に空洞形成ガスG2を供給可能な空洞形成ガス供給装置26が接続されている。そのため、空洞形成ガス噴射ノズル13は、ノズル部25からアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能となっている。
抵抗部材14は、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に設けられている。この抵抗部材14は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材14は、円筒形状をなし、基端部が空洞形成ガス噴射ノズル13のノズル部25の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材14は、先端部が拡径すると共に、この先端部が外側に向けて湾曲したラッパ形状をなしている。即ち、抵抗部材14は、円筒形状をなす取付部14aと、被切断部材Aの表面A1に摺接する摺接部14bと、先端が湾曲して被切断部材Aの表面A1から離間するように反り返る湾曲部14cとを有している。
また、抵抗部材14は、多孔質材料により形成されており、少なくとも先端部が弾性変形可能となっている。多孔質材料としては、スポンジ、多孔板(パンチングメタル)、金網、セラミックなどを用いるとよい。
ここで、第1実施形態のレーザ切断装置10による被切断部材Aの切断作業について説明する。本実施形態では、水中Wでの被切断部材Aの切断作業である。
まず、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。次に、アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出すると共に、空洞形成ガス噴射ノズル13は、空洞形成ガス通路24を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
すると、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に固定された抵抗部材14は、摺接部14bが被切断部材Aの表面A1に密着しており、水中Wに対して空洞部Cが区画される。そして、この空洞部Cは、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2が供給されることから、水が外部に排除されてガスG1,G2が充填される。なお、このアシストガスG1及び空洞形成ガスG2は、空気、酸素ガス、不活性ガス(窒素ガスなど)であり、両者を同様のものとしてもよく、また、アシストガスG1を不活性ガスとし、空洞形成ガスG2を空気としてもよい。
そして、抵抗部材14は、多孔質体で形成されていることから、空洞部Cにあった水がこの抵抗部材14を通過して外部に排出される。このとき、空洞形成ガスG2が所定の割合で抵抗部材14を通過して外部に排出されることで、空洞部Cの内圧(空間静圧)が水中Wの外圧(水圧)より高く維持され、水中Wから空洞部Cへの水の浸入が阻止される。また、空洞形成ガスG2がアシストガスG1の外側に噴出されることで、抵抗部材14からのアシストガスG1の漏洩が抑制される。この空洞部Cの内圧を水中Wの外圧より高く維持するため、抵抗部材14の開口率、アシストガスG1の供給量(供給速度)、空洞形成ガスG2の供給量(供給速度)などが適正値に設定されている。
そのため、空洞部Cは、水が浸入しないでガスG1,G2が充填された状態に維持されることとなり、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中Wに排除する。
また、レーザ切断装置10により被切断部材Aを切断するとき、上述した状態で、レーザ切断装置10を被切断部材Aの表面A1に沿って平行移動していく。このとき、抵抗部材14は、摺接部14bが被切断部材Aの表面A1に密着した状態で移動することで、空洞部Cへの水の浸入が阻止され、水中Wの外圧により高い空洞部Cの内圧が維持される。また、抵抗部材14は、先端部に湾曲部14cが設けられていることから、摺接部14bが被切断部材Aの表面A1に密着したまま移動するとき、ステックなどが抑制される。また、抵抗部材14は、先端部が弾性変形可能であることからも、被切断部材Aの表面A1形状にかかわらず、被切断部材Aの表面A1に密着したまま移動できる。
なお、上述した実施形態のレーザ切断装置10は、アシストガス噴射ノズル12が縮径したノズル部22を有し、空洞形成ガス噴射ノズル13が縮径したノズル部25を有しているが、この構造に限定されるものではない。
図2に示すように、レーザ切断装置30は、水中Wでの被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル32と、空洞形成ガス噴射ノズル33と、抵抗部材34とから構成されている。
アシストガス噴射ノズル32は、円筒形状をなすアシストガス通路41を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が同径のノズル部42が形成されている。そして、アシストガス噴射ノズル32は、アシストガス通路41にアシストガスG1を供給可能なアシストガス供給装置23が接続されている。そのため、レーザ光照射装置11は、このアシストガス噴射ノズル32におけるアシストガス通路41の中心を通してノズル部42からレーザ光Lを照射可能であり、アシストガス噴射ノズル32は、ノズル部42からレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能となっている。
空洞形成ガス噴射ノズル33は、円筒形状をなす空洞形成ガス通路44を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が同径のノズル部45が形成されている。空洞形成ガス噴射ノズル33は、空洞形成ガス通路44に空洞形成ガスG2を供給可能な空洞形成ガス供給装置26が接続されている。そのため、空洞形成ガス噴射ノズル33は、ノズル部45からアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能となっている。
抵抗部材34は、空洞形成ガス噴射ノズル33の先端部に設けられている。この抵抗部材34は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材34は、円筒形状をなし、基端部が空洞形成ガス噴射ノズル33のノズル部45の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材34は、先端部が拡径すると共に、この先端部が外側に向けて湾曲したラッパ形状をなしている。また、抵抗部材34は、多孔質材料により形成されており、少なくとも先端部が弾性変形可能となっている。
ここで、レーザ切断装置30による被切断部材Aの切断作業について説明する。本実施形態では、水中Wでの被切断部材Aの切断作業である。
まず、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路41を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。次に、アシストガス噴射ノズル32は、アシストガス通路41を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出すると共に、空洞形成ガス噴射ノズル33は、空洞形成ガス通路44を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
すると、空洞形成ガス噴射ノズル33の先端部に固定された抵抗部材34は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、水中Wに対して空洞部Cが区画される。そして、この空洞部Cは、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2が供給されることから、水が外部に排除されてガスG1,G2が充填される。そして、抵抗部材34は、多孔質体で形成されていることから、空洞部Cにあった水がこの抵抗部材34を通過して外部に排出されることで、空洞部Cの内圧(空間静圧)が水中Wの外圧(水圧)より高く維持され、水中Wから空洞部Cへの水の浸入が阻止される。また、空洞形成ガスG2がアシストガスG1の外側に噴出されることで、抵抗部材34からのアシストガスG1の漏洩が抑制される。
そのため、空洞部Cは、水が浸入しないでガスG1,G2が充填された状態に維持されることとなり、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中Wに排除する。
また、上述した実施形態のレーザ切断装置10,30は、水中Wで使用するものであり、気中で使用するものは、構造が簡素化される。図3に示すように、レーザ切断装置50は、気中Qで被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、抵抗部材54とから構成されている。
レーザ光照射装置11は、図示しない加工ヘッドに設けられ、レーザ光(レーザビーム)Lを照射可能である。アシストガス噴射ノズル12は、円筒形状をなすアシストガス通路21を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が縮径したノズル部22が形成されている。そして、アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21にアシストガスG1を供給可能なアシストガス供給装置23が接続されている。そのため、レーザ光照射装置11は、このアシストガス噴射ノズル12におけるアシストガス通路21の中心を通してノズル部22からレーザ光Lを照射可能であり、アシストガス噴射ノズル12は、ノズル部22からレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能となっている。
抵抗部材54は、アシストガス噴射ノズル12の先端部に設けられている。この抵抗部材54は、アシストガスG1の漏洩を抑制するものである。抵抗部材54は、円筒形状をなし、基端部がアシストガス噴射ノズル12のノズル部22の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材54は、先端部が拡径すると共に、この先端部が外側に向けて湾曲したラッパ形状をなしている。また、抵抗部材54は、多孔質材料により形成されており、少なくとも先端部が弾性変形可能となっている。
ここで、レーザ切断装置50による被切断部材Aの切断作業について説明する。本実施例では、気中Qでの被切断部材Aの切断作業である。
まず、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。次に、アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。すると、アシストガス噴射ノズル12の先端部に固定された抵抗部材54は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、気中Qに対して空洞部Cが区画される。そして、この空洞部Cは、アシストガスG1が供給されて充填される。
そして、抵抗部材54は、多孔質体で形成されていることから、アシストガスG1が所定の割合で抵抗部材54を通過して外部に排出されることで、空洞部Cの内圧(空間静圧)が気中Qの外圧(水圧)より高く維持される。また、この抵抗部材54によりアシストガスG1の多大な漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中に排除する。
なお、レーザ切断装置50を気中Qで被切断部材Aを切断するものとしたが、アシストガス噴射ノズル12により空洞部Cへ噴出するアシストガスの供給量(供給速度)や抵抗部材54の開口率を調整することで、水中Wで使用することもできる。
このように第1実施形態のレーザ切断装置にあっては、レーザ光Lを照射可能なレーザ光照射装置11と、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能なアシストガス噴射ノズル12,32と、アシストガス噴射ノズル12,32(空洞形成ガス噴射ノズル13,33)の先端部に設けられて外側へのアシストガスG1(空洞形成ガスG2)の漏洩を抑制する抵抗部材14,34,54とを設けている。
従って、レーザ光照射装置11は、被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射することで、このレーザ光Lにより被切断部材Aを切断し、アシストガス噴射ノズル12,32は、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出することで、溶融部材を切断溝A2に導く。このとき、抵抗部材14,34,54は、アシストガス噴射ノズル12,32の先端部と被切断部材Aの表面A1との間で、外側へのアシストガスG1の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝A2から適正に排出することができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。
第1実施形態のレーザ切断装置では、アシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能な空洞形成ガス噴射ノズル13,33を設け、抵抗部材14,34を空洞形成ガス噴射ノズル13,33の先端部に設けている。従って、レーザ光照射装置11は、被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射することで、このレーザ光Lにより被切断部材Aを切断し、アシストガス噴射ノズル12,32は、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出することで、溶融部材を切断溝A2に導き、空洞形成ガス噴射ノズル13,33は、アシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出することで、内部に空洞部Cを形成する。このとき、抵抗部材14,34は、空洞形成ガス噴射ノズル13,33の先端部と被切断部材Aの表面A1との間で、外側へのアシストガスG1の漏洩を抑制することから、水中Wであっても、溶融部材を切断溝A2から適正に排出することができる。
第1実施形態のレーザ切断装置では、抵抗部材14,34,54を円筒形状とし、先端部を被切断部材Aの表面A1に摺接可能としている。従って、作業中に移動しても、各ノズ12,13,32,33の先端部と被切断部材Aの表面A1との間からのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を適正に抑制することができる。
第1実施形態のレーザ切断装置では、抵抗部材14,34,54の先端部を拡径した形状としている。従って、抵抗部材14,34,54の先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接しても、抵抗部材14,34,54の先端部が被切断部材Aの表面A1から逸脱しにくくなり、各ノズル12,13,32,33の先端部と被切断部材Aの表面A1との間からのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を適正に抑制することができる。
第1実施形態のレーザ切断装置では、抵抗部材14,34,54の先端部が外側に向けて湾曲した形状としている。従って、抵抗部材14,34,54の先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接しても、抵抗部材14,34,54の先端部が被切断部材Aの表面A1から逸脱しにくくなり、各ノズル12,13,32,33の先端部と被切断部材Aの表面A1との間からのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を適正に抑制することができる。
第1実施形態のレーザ切断装置では、抵抗部材14,34,54を多孔質材料により形成している。従って、ノズル12,13,32,33の先端部と被切断部材Aの表面A1との間の空洞部Cの圧力が高圧にならずに適正圧に維持することができ、抵抗部材14,34,54の先端部と被切断部材Aの表面A1との間からの大量のアシストガG1スや空洞形成ガスG2の漏洩を適正に抑制することができる。
[第2実施形態]
図4は、第2実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図、図5は、第2実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第2実施形態にて、図4に示すように、レーザ切断装置60は、水中Wで被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、空洞形成ガス噴射ノズル13と、抵抗部材61とから構成されている。
ここで、レーザ光照射装置11とアシストガス噴射ノズル12と空洞形成ガス噴射ノズル13は、第1実施形態と同様であることから詳細な説明は省略する。
抵抗部材61は、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に設けられている。この抵抗部材61は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材61は、円筒形状をなし、基端部が空洞形成ガス噴射ノズル13のノズル部25の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材61は、多孔質材料により形成されている。
そのため、レーザ切断装置60を用いて水中Wで被切断部材Aを切断する場合、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。また、空洞形成ガス噴射ノズル13は、空洞形成ガス通路24を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
抵抗部材61は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、水中Wに対して空洞部Cが区画され、この空洞部Cは、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2が供給されることから、抵抗部材61を通して水が外部に排除される。すると、空洞部CへのガスG1,G2の供給により、空洞部Cの内圧(空間静圧)が水中Wの外圧(水圧)より高く維持され、空洞部Cへの水の浸入が阻止される。また、空洞形成ガスG2がアシストガスG1の外側に噴出されることで、抵抗部材61からのアシストガスG1の漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中Wに排除する。
また、本実施形態にて、図5に示すように、レーザ切断装置70は、気中Qで被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、抵抗部材71とから構成されている。
ここで、レーザ光照射装置11とアシストガス噴射ノズル12は、第1実施形態と同様であることから詳細な説明は省略する。
抵抗部材71は、アシストガス噴射ノズル12の先端部に設けられている。この抵抗部材71は、アシストガスG1の漏洩を抑制するものである。抵抗部材71は、円筒形状をなし、基端部がアシストガス噴射ノズル12のノズル部22の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材71は、多孔質材料により形成されている。
そのため、レーザ切断装置70を用いて気中Qで被切断部材Aを切断する場合、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。抵抗部材71は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、空洞部Cの内圧(空間静圧)が気中Qの外圧(水圧)より高く維持され、アシストガスG1の多大な漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中に排除する。
このように第2実施形態のレーザ切断装置にあっては、レーザ光Lを照射可能なレーザ光照射装置11と、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能なアシストガス噴射ノズル12と、アシストガス噴射ノズル12(空洞形成ガス噴射ノズル13)の先端部に設けられて外側へのアシストガスG1(空洞形成ガスG2)の漏洩を抑制する抵抗部材61,71とを設けている。
従って、抵抗部材61,71は、ノズル12,13の先端部と被切断部材Aの表面A1との間で、外側へのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝A2から適正に排出することができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。この場合、抵抗部材61,71の構造を簡素化することで、低コスト化を可能とすることができる。
[第3実施形態]
図6は、第3実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図、図7は、第3実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第3実施形態にて、図6に示すように、レーザ切断装置80は、水中Wで被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、空洞形成ガス噴射ノズル13と、抵抗部材81とから構成されている。
抵抗部材81は、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に設けられている。この抵抗部材81は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材81は、円筒形状をなし、基端部が空洞形成ガス噴射ノズル13のノズル部25の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材81は、気密部材により形成されている。
そのため、レーザ切断装置80を用いて水中Wで被切断部材Aを切断する場合、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。また、空洞形成ガス噴射ノズル13は、空洞形成ガス通路24を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
抵抗部材81は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、水中Wに対して空洞部Cが区画され、この空洞部Cは、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2が供給されることから、抵抗部材81と被切断部材Aの表面A1との間から水が外部に排除される。すると、空洞部CへのガスG1,G2の供給により、空洞部Cの内圧(空間静圧)が水中Wの外圧(水圧)より高く維持され、空洞部Cへの水の浸入が阻止される。また、空洞形成ガスG2がアシストガスG1の外側に噴出されることで、抵抗部材81からのアシストガスG1の漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中Wに排除する。
また、本実施形態にて、図7に示すように、レーザ切断装置90は、気中Qで被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、抵抗部材91とから構成されている。
抵抗部材91は、アシストガス噴射ノズル12の先端部に設けられている。この抵抗部材91は、アシストガスG1の漏洩を抑制するものである。抵抗部材91は、円筒形状をなし、基端部がアシストガス噴射ノズル12のノズル部22の外周部に固定され、先端部が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材91は、気密材料により形成されている。
そのため、レーザ切断装置90を用いて気中Qで被切断部材Aを切断する場合、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。抵抗部材91は、先端部が被切断部材Aの表面A1に密着しており、空洞部Cの内圧(空間静圧)が気中Qの外圧(水圧)より高く維持され、アシストガスG1の多大な漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から気中Qに排除する。
このように第3実施形態のレーザ切断装置にあっては、レーザ光Lを照射可能なレーザ光照射装置11と、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能なアシストガス噴射ノズル12と、アシストガス噴射ノズル12(空洞形成ガス噴射ノズル13)の先端部に設けられて外側へのアシストガスG1(空洞形成ガスG2)の漏洩を抑制する抵抗部材81,91とを設けている。
従って、抵抗部材81,91は、ノズル12,13の先端部と被切断部材Aの表面A1との間で、外側へのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝A2に適正に導くことができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。この場合、抵抗部材81,91を気密部材により構成することから、鋼板や合成樹脂の使用が可能となり、低コスト化を可能とすることができる。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態のレーザ切断装置の要部断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第4実施形態にて、図8に示すように、レーザ切断装置100は、水中で被切断部材Aの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置11と、アシストガス噴射ノズル12と、空洞形成ガス噴射ノズル13と、抵抗部材101とから構成されている。
抵抗部材101は、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に設けられている。この抵抗部材101は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材101は、円筒形状をなし、基端部102が空洞形成ガス噴射ノズル13のノズル部25の外周部に固定され、先端部103が被切断部材Aの表面A1に摺接可能となっている。この抵抗部材101は、基端部102が気密材料により形成され、先端部103が多孔質材料により形成されている。
そのため、レーザ切断装置100を用いて水中Wで被切断部材Aを切断する場合、レーザ光照射装置11は、アシストガス通路21を通して被切断部材Aの表面A1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル12は、アシストガス通路21を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。また、空洞形成ガス噴射ノズル13は、空洞形成ガス通路24を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
抵抗部材101は、先端部103が被切断部材Aの表面A1に密着しており、水中Wに対して空洞部が区画され、この空洞部Cは、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2が供給されることから、抵抗部材101と被切断部材Aの表面A1との間から水が外部に排除される。すると、空洞部CへのガスG1,G2の供給により、空洞部Cの内圧(空間静圧)が水中Wの外圧(水圧)より高く維持され、空洞部Cへの水の浸入が阻止される。また、空洞形成ガスG2がアシストガスG1の外側に噴出されることで、抵抗部材101からのアシストガスG1の漏洩が抑制される。そのため、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して被切断部材Aの表面A1に適正に照射され、被切断部材Aを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝A2から水中に排除する。
なお、ここでは、抵抗部材101を水中Wで被切断部材Aの切断作業を実施するレーザ切断装置100に適用して説明したが、気中Qで被切断部材Aの切断作業を実施するレーザ切断装置に適用することもできる。
このように第4実施形態のレーザ切断装置にあっては、空洞形成ガス噴射ノズル13の先端部に設けられて外側への空洞形成ガスG2の漏洩を抑制する抵抗部材101にて、基端部102を気密材料により形成し、先端部103を多孔質材料により形成している。
従って、抵抗部材101は、ノズル12,13の先端部と被切断部材Aの表面A1との間で、外側への空洞形成ガスG2の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝A2に適正に導くことができる。また、抵抗部材101の基端部102を気密材料とし、先端部103を多孔質材料とすることで、空洞部Cに圧力が高圧にならずに適正圧に維持することができ、抵抗部材101の先端部102と被切断部材Aの表面A1との間からの大量の空洞形成ガスG2の漏洩を適正に抑制することができる。
[第5実施形態]
図9は、第5実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。
第5実施形態にて、図9に示すように、レーザ切断装置110は、水中Wでの配管Pの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置111と、アシストガス噴射ノズル112と、空洞形成ガス噴射ノズル113と、抵抗部材114とから構成されている。
レーザ光照射装置111は、図示しない加工ヘッドに設けられ、反射板(反射部材)121を有し、レーザ光(レーザビーム)Lを照射可能であり、反射板121により反射可能である。アシストガス噴射ノズル112は、円筒形状をなす第1、第2アシストガス通路122,123を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が縮径したノズル部124が形成されている。第1アシストガス通路122は、配管Pの長手方向に沿って設けられ、第2アシストガス通路123は、第1アシストガス通路122からほぼ90度屈曲して設けられている。
そして、アシストガス噴射ノズル112は、第1アシストガス通路122にアシストガスG1を供給可能なアシストガス供給装置125が接続されている。そのため、レーザ光照射装置111は、このアシストガス噴射ノズル112における第1アシストガス通路122の中心にレーザ光Lを照射すると、レーザ光Lを反射板121により反射し、第2アシストガス通路123を通してノズル部124から照射可能である。また、アシストガス噴射ノズル112は、第1、第2アシストガス通路122,123を通してノズル部124からレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能となっている。
空洞形成ガス噴射ノズル113は、円筒形状をなす第1、第2空洞形成ガス通路126,127を有し、基端部が加工ヘッドに固定され、先端部が縮径したノズル部128が形成されている。第1空洞形成ガス通路126は、配管Pの長手方向に沿って設けられ、第2空洞形成ガス通路127は、第1空洞形成ガス通路126からほぼ90度屈曲して設けられている。そして、空洞形成ガス噴射ノズル113は、第1空洞形成ガス通路126に空洞形成ガスG2を供給可能な空洞形成ガス供給装置129が接続されている。そのため、空洞形成ガス噴射ノズル113は、第1、第2空洞形成ガス通路126,127を通してノズル部128からアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能となっている。
この場合、アシストガス噴射ノズル112及び空洞形成ガス噴射ノズル113の各ノズル部124,128は、加工ヘッドの先端部にほぼ直角方向を向いて設けられている。
抵抗部材114は、空洞形成ガス噴射ノズル13に設けられている。この抵抗部材114は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものである。抵抗部材114は、円板のリング形状をなし、内周部が空洞形成ガス噴射ノズル13の第1空洞形成ガス通路126の外周部に固定され、外周部が配管Pの内面P1に摺接可能となっている。この抵抗部材114は、多孔質材料により形成されている。
ここで、第5実施形態のレーザ切断装置110による配管Pの切断作業について説明する。本実施形態では、水中Wでの配管Pの切断作業である。そして、配管Pは、鉛直方向に沿って配置されている。
まず、レーザ光照射装置111は、第1、第2アシストガス通路122,123を通して配管Pの内面P1に向けてレーザ光Lを照射する。次に、アシストガス噴射ノズル112は、第1、第2アシストガス通路122,123を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出すると共に、空洞形成ガス噴射ノズル113は、第1、第2空洞形成ガス通路126,127を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
すると、空洞形成ガス噴射ノズル113に固定された抵抗部材114は、各ノズル部124,128より上方で、空洞形成ガス噴射ノズル113の外周面と配管Pの内面P1との隙間を覆うことから、抵抗部材114の下方にアシストガスG1及び空洞形成ガスG2が充填されることで、水中Wに対して空洞部Cが区画される。そして、この空洞部Cは、各ノズル部124,128を水中Wから気中へ導く。
そのため、空洞部Cは、水が浸入しないでガスG1,G2が充填された状態に維持されることとなり、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して配管Pの内面Pに適正に照射され、配管Pを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝P2から水中に排除する。
また、レーザ切断装置110により配管Pを切断するとき、上述した状態で、レーザ切断装置110を鉛直軸心に沿って回転することで配管Pの内面P1に沿って平行移動していく。このとき、抵抗部材114は、外周部が配管Pの内面P1に摺接することで、空洞部Cへの水の浸入が抑制され、気中の空洞部Cが維持される。
このように第5実施形態のレーザ切断装置にあっては、レーザ光Lを照射可能なレーザ光照射装置111と、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能なアシストガス噴射ノズル112と、アシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能な空洞形成ガス噴射ノズル113と、空洞形成ガス噴射ノズル113に設けられて上方へのアシストガスG1及び空洞形成ガスG2の漏洩を抑制する抵抗部材114とを設けている。
従って、レーザ光照射装置111は、配管Pの内面P1に向けてレーザ光Lを照射することで、このレーザ光Lにより配管Pを切断し、アシストガス噴射ノズル112は、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出することで、溶融部材を切断溝P2から排出する。このとき、抵抗部材114は、外周部と配管Pの内面P1との間で、上方へのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝P2から適正に排出することができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。
第5実施形態のレーザ切断装置では、各ノズル部124,128を配管Pの内面P1に直角方向を向いて設けると共に、レーザ光を配管Pの内面P1に向けて直角方向に屈曲可能な反射板121を設け、抵抗部材114を円板形状とし、空洞形成ガス噴射ノズル113に固定している。
従って、鉛直方向に沿う配管Pであっても、空洞部Cに各ガスG1,G2を充填して気中とすることで、レーザ光Lによりこの配管Pを適正に切断することができる。
[第6実施形態]
図10は、第6実施形態における水中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図、図11は、第6実施形態における気中雰囲気用のレーザ切断装置の断面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
第6実施形態にて、図10に示すように、レーザ切断装置130は、水中Wでの配管Pの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置131と、アシストガス噴射ノズル132と、空洞形成ガス噴射ノズル133と、抵抗部材134とから構成されている。
レーザ光照射装置131は、加工ヘッド141に設けられ、ガス通路142に反射板(反射部材)143を有し、レーザ光(レーザビーム)Lを照射可能であり、反射板143により反射可能である。アシストガス噴射ノズル132は、ガス通路142に連通する円筒形状をなすアシストガス通路144を有し、基端部が加工ヘッド141に固定され、先端部にノズル部145が形成されている。空洞形成ガス噴射ノズル133は、ガス通路142に連通する円筒形状をなす空洞形成ガス通路146を有し、基端部が加工ヘッド141に固定され、先端部にノズル部147が形成されている。そして、ガス通路142は、アシストガスG1及び空洞形成ガスG2としてのガス(例えば、空気)Gを供給可能なガス供給装置148が接続されている。
そのため、レーザ光照射装置131は、ガス通路142の中心にレーザ光Lを照射すると、レーザ光Lを反射板143により反射し、アシストガス通路144を通してノズル部145から照射可能である。また、アシストガス噴射ノズル132は、ガス通路142からアシストガス通路144を通してノズル部145からレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能となっている。また、空洞形成ガス噴射ノズル133は、ガス通路142から空洞形成ガス通路146を通してノズル部147からアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能となっている。
抵抗部材134は、加工ヘッド141に設けられている。この抵抗部材134は、アシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制するものであり、各噴射ノズル132,133における加工ヘッド141の長手方向の両側、つまり、加工ヘッド141の中途部と先端部に設けられている。一方の抵抗部材134は、円板のリング形状をなし、内周部が加工ヘッド141の外周部に固定され、外周部が配管Pの内面P1に摺接可能となっている。他方の抵抗部材134は、円板形状をなし、中心部が加工ヘッド141の先端部に固定され、外周部が配管Pの内面P1に摺接可能となっている。この抵抗部材134は、気密材料からなる本体部134aと、本体部134aの外周部に設けられて多孔質材料からなる外周部134bとを有している。
ここで、第6実施形態のレーザ切断装置130による配管Pの切断作業について説明する。本実施形態では、水中Wでの配管Pの切断作業である。そして、配管Pは、水平方向に沿って配置されている。
まず、レーザ光照射装置131は、ガス通路142及びアシストガス通路144を通して配管Pの内面P1に向けてレーザ光Lを照射する。次に、アシストガス噴射ノズル132は、ガス通路142及びアシストガス通路144を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出すると共に、空洞形成ガス噴射ノズル113は、ガス通路142及び空洞形成ガス通路146を通してアシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出する。
すると、加工ヘッド141に固定された抵抗部材134は、各噴射ノズル132,133の両側で配管Pの内面P1との隙間を覆うことから、一対の抵抗部材134の間にアシストガスG1及び空洞形成ガスG2が充填されることで、水中Wに対して空洞部Cが区画される。そして、この空洞部Cは、各噴射ノズル132,133を水中Wから気中へ導く。
そのため、空洞部Cは、水が浸入しないでガスG1,G2が充填された状態に維持されることとなり、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して配管Pの内面P1に適正に照射され、配管Pを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝P2から水中Wに排除する。
また、レーザ切断装置130により配管Pを切断するとき、上述した状態で、レーザ切断装置130を水平軸心に沿って回転することで配管Pの内面P1に沿って平行移動していく。このとき、抵抗部材134は、外周部が配管Pの内面P1に摺接することで、空洞部Cへの水の浸入が抑制され、気中の空洞部Cが維持される。
また、上述した実施形態のレーザ切断装置130は、水中Wで使用するものであり、気中Qで使用するものは、構造が簡素化される。図11に示すように、レーザ切断装置150は、気中Qでの配管Pの切断作業を実施するものであり、レーザ光照射装置131と、アシストガス噴射ノズル132と、抵抗部材134とから構成されている。
レーザ光照射装置131とアシストガス噴射ノズル132と抵抗部材134は、レーザ切断装置130と同様であり、レーザ切断装置150は、空洞形成ガス噴射ノズルがなく、その他の構成はほぼ同様となっている。
そのため、レーザ切断装置150により気中Qで配管Pの切断作業を実施するとき、レーザ光照射装置131は、ガス通路142及びアシストガス通路144を通して配管Pの内面P1に向けてレーザ光Lを照射する。アシストガス噴射ノズル132は、ガス通路142及びアシストガス通路144を通してレーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出する。すると、加工ヘッド141に固定された抵抗部材134は、アシストガス噴射ノズル132の両側で配管Pの内面P1との隙間を覆うことから、一対の抵抗部材134の間にアシストガスG1が充填されることで、空洞部Cが区画される。
そのため、空洞部Cは、ガスG1が充填された状態に維持されることとなり、レーザ光Lは、この空洞部Cを通して配管Pの内面P1に適正に照射され、配管Pを切断することができる。そして、レーザ光Lの切断部に噴出されるアシストガスG1は、レーザ光Lにより溶融した溶融部材を切断溝P2から気中Qに排除する。
このように第6実施形態のレーザ切断装置にあっては、レーザ光Lを照射可能なレーザ光照射装置131と、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出可能なアシストガス噴射ノズル132と、アシストガスG1の外側に空洞形成ガスG2を噴出可能な空洞形成ガス噴射ノズル133と、各噴射ノズル132,133の両側に設けられてアシストガスG1及び空洞形成ガスG2の漏洩を抑制する抵抗部材134とを設けている。
従って、レーザ光照射装置131は、配管Pの内面P1に向けてレーザ光Lを照射することで、このレーザ光Lにより配管Pを切断し、アシストガス噴射ノズル132は、レーザ光Lの切断部にアシストガスG1を噴出することで、溶融部材を切断溝P2に導く。このとき、抵抗部材134は、外周部と配管Pの内面P1との間で、上方へのアシストガスG1や空洞形成ガスG2の漏洩を抑制することから、溶融部材を切断溝P2から適正に排出することができる。その結果、先端部に多数の噴射ノズルを配置する必要がなく、構造の簡素化及び小型化を可能とし、狭い場所での切断作業が容易となり、作業性を向上することができる。
第6実施形態のレーザ切断装置では、各噴射ノズル部132,133の両側に抵抗部材134を配置している。従って、水中方向に沿う配管Pであっても、空洞部Cに各ガスG1,G2を充填して気中とすることで、レーザ光Lによりこの配管Pを適正に切断することができる。
なお、上述した第5、第6実施形態では、アシストガス噴射ノズル、空洞形成ガス噴射ノズル、加工ヘッドに円板形状をなす抵抗部材を設けたが、第1から第4実施形態の円筒形状をなす抵抗部材を設けてもよい。
また、各実施形態では、アシストガス噴射ノズル、空洞形成ガス噴射ノズル、抵抗部材を円筒形状としたが、この形状に限定されるものではなく、角筒形状としてもよい。
10,30,50,60,70,80,90,100,110,130,150 レーザ切断装置
11,111,131 レーザ光照射装置
12,32,112,132 アシストガス噴射ノズル
13,33,113,133 空洞形成ガス噴射ノズル
14,34,54,61,71,114,134 抵抗部材
A 被切断部材
P 配管(被切断部材)
C 空洞部
L レーザ光
G1 アシストガス
G2 空洞形成ガス

Claims (7)

  1. レーザ光を照射可能なレーザ光照射装置と、
    中心にレーザ光が通るアシストガス通路を通して前記レーザ光の切断部にアシストガスを噴出可能なアシストガス噴射ノズルと、
    前記アシストガス通路の外側に設けられる円筒形状をなす空洞形成ガス通路を通して空洞形成ガスを噴出可能な空洞形成ガス噴射ノズルと、
    前記空洞形成ガス噴射ノズルの先端部に設けられて外側へのアシストガスの漏洩を抑制する抵抗部材と、
    を有し、
    前記アシストガス噴射ノズルが屈曲して設けられると共に、内部にレーザ光を屈曲方向に反射可能な反射部材が設けられ、前記抵抗部材は、円板形状をなし、前記アシストガス噴射ノズルの外周部に配置される、
    ことを特徴とするレーザ切断装置。
  2. 前記抵抗部材は、円筒形状をなし、先端部が被切断部材の表面に摺接可能であることを特徴とする請求項1に記載のレーザ切断装置。
  3. 前記抵抗部材は、先端部が拡径した形状をなすことを特徴とする請求項2に記載のレーザ切断装置。
  4. 前記抵抗部材は、先端部が外側に向けて湾曲した形状をなすことを特徴とする請求項3に記載のレーザ切断装置。
  5. 前記抵抗部材は、多孔質材料により形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーザ切断装置。
  6. 前記抵抗部材は、基端部が気密材料により形成され、先端部が多孔質材料により形成されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のレーザ切断装置。
  7. 前記抵抗部材は、前記アシストガス噴射ノズルの先端部における両側にアシストガスの噴射方向に平行をなして設けられることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のレーザ切断装置。
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