JP4374611B2 - レーザ加工装置 - Google Patents

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本発明は、レーザ光によって被加工物に対し溶接や切断などの加工を行うレーザ加工装置に関する。
近年、レーザ光によって被加工物に対し溶接や切断などの加工を行うレーザ加工装置が広く普及している。
特開2001−205472号公報 特開平7−223086号公報
レーザ加工装置では、加工時において、レーザ光が照射された被加工物の一部が、溶融し、スパッタとして周囲に飛散する。このようなスパッタは、レーザ照射手段の照射部や被加工物等に付着することがあり、この結果、レーザ照射手段の照射部の汚染により、レーザ光証照射の妨げになり、加工精度が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、レーザ加工時において飛散するスパッタがレーザ照射や被加工物等に付着することなく、良好な加工を行うことが可能なレーザ加工装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段・発明の効果
上記課題を解決するため、本発明のレーザ加工装置では、被加工物の加工部に向けてレーザ光を照射するレーザ照射手段と、該加工部から発生するスパッタを吹き飛ばすため、噴出面に形成された複数のエア噴出口からエアを噴出させてレーザ照射手段と被加工物との間を横切るエアカーテンを生成するエアカーテン生成手段とを備え、噴出面は、長方形状をなし、その長手方向がレーザ光の照射方向に対して垂直に配置されており、エア噴出口は、レーザ光の照射方向に沿うように千鳥配列されていることを特徴とする。
上記本発明によると、レーザ照射手段と被加工物との間を横切るエアカーテンを生成させることで、被加工物からレーザ照射手段に向かって飛散するスパッタを吹き飛ばし、レーザ照射手段や被加工物等を保護することが可能となっている。
次に、本発明のレーザ加工装置では、エアカーテン生成手段は、レーザ光の照射方向に沿うように配列した複数のエア噴出口を有するように構成することができる。
上記本発明によると、レーザ光の照射方向に沿うように複数のエア噴出口が設けることで、当該照射方向に対してエアカーテンを厚くすることができる。これによって、スパッタをより吹き飛ばしやすくなり、レーザ照射手段や被加工物等をより良好に保護することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1に示すのは、本発明の第一実施形態に係るレーザ加工装置1の概略構成図である。レーザ加工装置1は、被加工物Aの加工部APに向けてレーザ光LBを照射するレーザ照射手段2と、該加工部APから発生するスパッタSを吹き飛ばすため、レーザ照射手段2と被加工物Aとの間を横切るエアカーテンARを生成するエアカーテン生成手段3と、を備える。
レーザ加工装置1は、レーザ照射手段2から照射したレーザ光LBによって被加工物Aに対し溶接や切断などの加工を行う。その際、レーザ光LBが照射された被加工物Aの加工部APからはスパッタSが飛散するが、エアカーテン生成手段3によりレーザ照射手段2と被加工物Aとの間を横切るエアカーテンARを発生させることで、スパッタSを吹き飛ばし、レーザ照射手段2や被加工物Aに付着しないようにしている。
レーザ加工装置1は、被加工物Aを保持する保持手段4を備えており、被加工物Aを保持手段4によって保持した状態でレーザ加工する。例えば、図に示すように、レーザ照射手段2及びエアカーテン生成手段3を固定し、保持手段4により被加工物Aを移動・回転等させることができる。すなわち、レーザ光LBの焦点位置を固定し、それに対して加工部AP側を相対移動させるように構成することで、レーザ光LBの焦点位置を加工部APに合わせやすくすることができる。また、当該保持手段4には、加工部APに不活性ガスIGを噴きつける不活性ガス噴出手段41が形成されている。これにより、加工時における加工部APの酸化が防止される。なお、不活性ガスIGの種類としては特に限定されず、アルゴンガスや窒素ガス等を適宜選択可能である。
レーザ照射手段2は、例えば、レーザ発生器、光ファイバー及びレンズにより構成することができる。すなわち、レーザ発生器で発生したレーザ光LBを、光ファイバーを通し、照射部21に配されたレンズで集光して、加工部APに向かって照射する。レーザの種類としては、例えば、YAG:Nd3+レーザや半導体(ダイオード)レーザを用いることができる。また、照射部21の先には保護ガラス22が設けられており、レーザ光LBを透過させつつ、照射部21(レンズ等)を保護している。
エアカーテン生成手段3は、噴出面34からエアを噴出させて、レーザ照射手段2と被加工物Aとの間を横切るエアカーテンARを生成させる。エアの噴出方向は、例えば、レーザ光LBの照射方向(詳しくは、レーザ照射手段2と加工部APとを結ぶ直線)に対して垂直な方向とすることができる。エアの噴出圧については、スパッタSを十分に吹き飛ばし、レーザ照射手段2を保護することが可能な大きさを適宜調整する。なお、エアの噴出圧が過度に大きい場合には、エアカーテンARが上記不活性ガスIGを巻き込んで、加工部AP付近を不活性ガス雰囲気とすることができず、加工部APを酸化させてしまう畏れがある。
なお、エアカーテン生成手段3により噴出されるエアカーテンARと、上記不活性ガス噴出手段41により噴出される不活性ガスIGとは、図に示すように、ほぼ同方向に流通するように構成されることが好ましい。両者が、過度に異なる方向に流通した場合、不活性ガスIGがエアカーテンARに巻き込まれやすくなって、加工部AP付近を不活性ガス雰囲気とすることができず、加工部APを酸化させてしまう畏れがある。
エアカーテン生成手段3は、図2に示すように、レーザ照射手段2(例えば、レンズの中心)と加工部APとを結ぶ直線BLを基準に定めることができる。具体的には、エアカーテン生成手段3は、当該直線BLからの離間距離Hが20mm以上となるように設置することができる。なお、離間距離Hは、直線BLからエアカーテン生成手段3の先端(本実施形態では噴出面34)までの距離とする。レーザ光照射手段2に向かうスパッタSを、エアカーテンARによって吹き飛ばすためには、噴出面34の噴出口からレーザ光LBまでの距離が短い方が好ましい。他方、エアカーテン生成手段3を過度に近接させると、レーザ光LBに干渉してしまう畏れがあるので、離間距離Hを20mm以上とするのが好ましい。より好ましくは、30mm以上とする。
また、エアカーテン生成手段3は、上記直線BLに沿った方向における被加工物Aからの距離(照射方向距離)D1が25mm以上となるように設置することができる。なお、距離D1は、直線BLに沿った方向における被加工物Aの加工部APからエアカーテン生成手段3の噴出口位置(例えば、噴出面34の中央)までの距離とする。距離D1が25mm未満であると、保持手段4に設けられた不活性ガス噴出手段41から噴出される不活性ガスIGが、エアカーテン生成手段3からのエアカーテンARに巻き込まれやすくなって、加工部AP付近を不活性ガス雰囲気とすることができず、加工部APを酸化させてしまう畏れがある。また、距離D1は30mm以上であることがより好ましい。
他方、距離D1が過度に大きくなると、すなわち、直線BL方向におけるレーザ照射手段2(本実施形態では保護ガラス22)からの距離(照射方向距離)D2が小さくなり過ぎると、エアカーテンARの位置がレーザ照射手段2に近接しすぎて、スパッタSの飛散方向を十分に変えることができずに、保護ガラス22に付着させてしまう畏れがある。なお、距離D2は、直線BLに沿った方向におけるレーザ照射手段2の先端(例えば、保護ガラス22の表面)からエアカーテン生成手段3の噴出口位置(例えば、噴出面34の中央)までの距離とする。
図3に示すのは、本発明の第二実施形態に係るレーザ加工装置10の概略構成図である。以下、主として図1と異なるところを述べ、同一部分は図3中に同一符号を付して説明を簡略化する。図4は、エアカーテン生成手段30の噴出面39を表す図であるが、エアカーテン生成手段30は、レーザ光LBの照射方向Lに沿うように配列した複数のエア噴出口37を有する。
なお、エア噴出口37の配列形態は、照射方向Lに沿って複数配列していれば、特には限定されない。本実施形態では、図4に示すように、複数のエア噴出口37を噴出面39に千鳥配置させている。また、噴出面39の形状は、例えば、長方形状として、長手方向をレーザ光LBの照射方向Lと垂直にすることができる。このように構成することで、図5(a)に示すように、レーザ照射手段2と被加工物Aとの間を遮断するようにエアカーテンARSを壁のごとく生成させ、レーザ照射手段2を良好に保護することができる。
他方、レーザ光LBの照射方向Lには上述のごとくエア噴出口37が複数配列しているため、図5(b)に示すように、レーザ光LBの照射方向Lに対して厚いエアカーテンARSを生成させることができる。すなわち、被加工物Aからレーザ照射手段2に向かって飛散してくるスパッタSの貫通方向に対し、エアカーテンARSを厚くできるので、スパッタSをより吹き飛ばしやすくなり、レーザ照射手段2が良好に保護されるのである。
詳しくは、図6に示すように、被加工物Aからレーザ照射手段2に向かって飛散してくるスパッタSは、エアカーテンARS内において、照射方向Lに沿って複数配列したエア噴出口37からそれぞれ噴出されるエアによって、多段的に飛散方向が屈折させられる。このようにして、単独の噴出口の場合よりも、スパッタSをより良好に吹き飛ばすことが可能となる。
本発明に係るレーザ加工装置の第一実施形態の概略構成図 本発明に係るレーザ加工装置を構成する各手段の位置関係を表す図 本発明に係るレーザ加工装置の第二実施形態の概略構成図 エアカーテン生成手段の噴出面を表す図 エアカーテン生成手段により生成したエアカーテンを模式的に表す図 エアカーテンによってスパッタが吹き飛ぶ様子を模式的に表す図
符号の説明
1、10 レーザ加工装置
2 レーザ照射手段
22 保護ガラス
3、30 エアカーテン生成手段
4 保持手段
41 不活性ガス噴出手段
A 被加工物
AP 加工部
AR エアカーテン
LB レーザ光
S スパッタ

Claims (4)

  1. 被加工物の加工部に向けてレーザ光を照射するレーザ照射手段と、該加工部から発生するスパッタを吹き飛ばすため、噴出面に形成された複数のエア噴出口からエアを噴出させて前記レーザ照射手段と前記被加工物との間を横切るエアカーテンを生成するエアカーテン生成手段とを備え
    前記噴出面は、長方形状をなし、その長手方向が前記レーザ光の照射方向に対して垂直に配置されており、前記エア噴出口は、前記レーザ光の照射方向に沿うように千鳥配列されていることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記エアカーテン生成手段は、前記レーザ照射手段と前記加工部とを結ぶ直線からの離間距離が20mm以上となるように設置されてなることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記被加工物を保持する保持手段を備え、当該保持手段には、前記エアカーテン生成手段により生成されるエアカーテンと同方向に流通するよう前記加工部に不活性ガスを噴きつける不活性ガス噴出手段が形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ加工装置。
  4. 前記エアカーテン生成手段は、前記レーザ照射手段と前記加工部とを結ぶ直線に沿った方向における前記被加工物からの距離が25mm以上となるように設置されてなることを特徴とする請求項3に記載のレーザ加工装置。
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