JP6279398B2 - パネル施工装置およびパネルガイド - Google Patents

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Description

本発明は、パネルを搬送し、かつH鋼からなる支柱間にパネルを入れ込んで据え付ける際に用いるパネル施工装置と、支柱の上端部に装着してパネルの入れ込みを案内するためのパネルガイドに関する。
高速道路等の側壁には、遮音壁が採用される場合がある。この種の遮音壁としては、道路に沿って所定間隔おきに立てたH鋼からなる支柱間に複数の遮音パネルを上下に複数段の状態に積み上げて構築する構造のものがある(特許文献1、2)。
特開2007−277885号公報 特開2011−80330号公報
遮音パネルは据え付けの施工現場まで搬送された後、施工現場において支柱間に上方から挿入して据え付けられるが、人力作業では施工性が悪く危険も伴うことに加えコスト面でも不利となり、特に重量が大きなプレキャストコンクリート製のコンクリートパネルを用いる場合にはそのような問題が助長される。そこで、ウインチやクレーン等の巻き上げ機を使用して据え付けることが行われるが、現場においてパネルを搬送して据え付けるまでの作業を、より円滑、かつ安全に行うことのできる技術が望まれた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、支柱間にパネルを上方から入れ込んで据え付ける作業を行うにあたり、高い施工性と十分な安全性を確保することができるとともに施工コストの低減も図ることができるパネル施工装置およびパネルガイドを提供することを目的とする。
本発明のパネル施工装置は、矩形状のパネルを、面方向が略鉛直方向に沿い、かつ一辺方向が略水平方向に沿った立姿勢に調整して、H鋼からなる支柱間に据え付けるパネル施工装置であって、昇降部を備えた自走式車両の該昇降部に取り付けられるベースと、前記ベースに、X軸およびZ軸を介して支持され、前記パネルに対し、該X軸が該パネルの前記一辺方向と略平行に、該Z軸が該パネルの前記一辺方向と略直交する他辺方向と略平行になる状態に対向配置されるフレームと、前記フレームを、前記X軸を軸に回転させるX軸駆動手段と、前記フレームを、前記Z軸を軸に回転させるZ軸駆動手段と、前記フレームに設けられ、前記パネルの一の面を負圧作用で吸着して該パネルを吸着保持する吸着パッドと、前記フレームに設けられ、前記吸着パッドが前記パネルを吸着保持して該パネルを前記立姿勢に調整した状態で、該パネルの下方に向けて前後方向に進退可能であって前方への進出時にパネル下方の保持位置に位置付けられるパネル下端部保持部材と、該パネルの上端縁の前後にわたって回転可能であって前方への回転時に該上端縁を越えて該パネルの前記他の面に対向する保持位置に位置付けられるパネル上端部保持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明のパネル施工装置は、例えば次のようにして用いられる。まず、施工するパネルに対し自走式車両を接近させ、該車両の昇降部の昇降動作、X軸およびZ軸の回転動作等を適宜に組み合わせて、フレームに設けた吸着パッドを、パネルの被吸着面である一の面に対向させ、さらに吸着パッドをパネルの表面に当接させるとともに負圧を発生させて吸着パッドでパネルを吸着保持する。吸着パッドでパネルを吸着保持する際には、X軸をパネルの一辺方向と略平行に調整する。したがってZ軸はパネルの他辺方向と略平行となる。次いで、昇降部を利用してパネルを持ち上げるとともに、X軸を適宜に回転させることで、パネルを、面方向が略鉛直方向に沿い、かつ一辺方向が略水平方向に沿った立姿勢に調整する。また、立姿勢に調整するまでの間、または調整した直後に、パネル上端部保持部材を回転させてパネルの他の面側の保持位置に位置付けるとともに、パネル下端部保持部材を進出させてパネルの下方の保持位置に位置付ける。
続いて、自走式車両を運転して立姿勢のパネルを支柱間のパネル施工箇所まで搬送し、昇降部によってパネルを支柱間の上方位置に持ち上げ、必要に応じてZ軸を回転させてパネルを支柱間方向と平行な入れ込み可能位置に位置付ける。次いで、昇降部によりパネルを下降させてパネルの両側端部を支柱に入れ込み、パネルを据え付け位置まで下降させ、吸着パッドによるパネルの吸着保持を解除して据え付けを完了する。ここで、パネルの下降途中でパネル上端部保持部材を元の位置まで回転させて退避させ、また、据え付け位置の直前でパネル下端部保持部材を退避させてパネルの下端を開放させておく。
本発明のパネル施工装置によれば、パネル搬送中において、吸着パッドによるパネルの吸着保持が何らかの原因で不具合が生じ吸着保持が外れた場合、パネルはパネル下端部保持部材に載り、かつ、パネル上端部保持部材で被吸着面とは反対側の他の面側への倒れが阻止されるため、落下が防止される。吸着パッドで吸着保持していた一の面側には吸着パッドがあるため、こちら側は吸着パッドで倒れが抑えられる。したがって吸着パッドからパネルが万一外れても、落下や倒れといった事故を防止することができ、安全性が十分に確保される。また、パネルの搬送および姿勢制御を人力によらず適確に遂行することができるため、低コストで施工性の向上が図られる。
本発明のパネル施工装置は、前記ベースに前記フレームが、前記X軸および前記Z軸に直交するY軸を介して支持されている形態を含む。この形態を含むことにより、Y軸を軸にパネルの姿勢を制御することができ、パネルの姿勢制御をより高精度に行うことができるとともに、人力の手間をより省くことができる。
また、本発明のパネル施工装置は、前記吸着パッドを複数有し、これら吸着パッドに接続されて負圧を発生させる負圧回路が少なくとも2系統に分離されている形態を含む。この形態を含むことにより、仮に1つの負圧回路につながる吸着パッドがパネルから外れたとしても、他の負圧回路につながる吸着パッドがパネルを吸着保持しているので、吸着パッドによる吸着保持は維持され、安全性が向上する。
次に、本発明のパネルガイドは、ウェブおよび一対のフランジを有し、両側面に溝部が形成されたH鋼からなる支柱を、前記溝部が対向する状態に所定間隔をおいて立設し、隣接する一対の前記支柱の前記溝部間に上方からパネルを入れ込んで壁を構築するにあたり、前記支柱の上端部に装着され、前記パネルを前記溝部内に案内するためのパネルガイドであって、前記支柱の上端面に着脱可能に取り付けられ、該上端面の少なくとも一方側の前記溝部を形成する前記ウェブおよび前記フランジに対応するコ字状のベース部を有する取付部と、この取付部の、前記ウェブに対応する位置に形成された上方に延びる第1ガイド部と、前記フランジに対応する位置に形成された上方に延びる2つの第2ガイド部と、を備え、前記第1ガイド部および前記第2ガイド部の少なくとも上端部には、上方に向かうにしたがって前記一方側の前記溝部の外側に広がるテーパ部が形成されていることを特徴とする。
本発明のパネルガイドによれば、H鋼からなる支柱の溝部に上方からパネルの側端部を入れ込む際に、当該パネルガイドの第1ガイド部と第2ガイド部の各テーパ部によってパネルの側端部が溝部内に案内され、円滑に入れ込むことができる。このため、施工性の向上が図られる。
本発明のパネルガイドにおいては、前記取付部の前記ベース部は、前記支柱の上端面における両側の前記溝部を形成する前記ウェブおよび前記フランジに対応するH字状に形成され、該取付部の前記ウェブに対応する位置に形成される前記第1ガイド部は、両側の前記溝部に対応して2つ形成されるとともに、これら2つの第1ガイド部は、両側の前記溝部に対し上から見た場合において干渉しない形状に形成されている形態を含む。この形態のパネルガイドによれば、第1ガイド部が、支柱の両側の溝部に対し上から見た場合において干渉しない形状に形成されているため、1つの支柱の両側に同時にパネルを据え付ける場合、それらパネルが第1ガイド部に干渉せず、溝部へのパネルの挿入が可能となる。
本発明によれば、支柱間にパネルを上方から入れ込んで据え付ける作業を、高い施工性と十分な安全性を確保することができるとともに施工コストの低減も図ることができるパネル施工装置およびパネルガイドが提供されるといった効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るパネル施工装置の側面図(フレームを立て、パネル上端部保持機構の保持爪とパネル下端部保持機構のピストンが保持位置にある状態)である。 同パネル施工装置の側面図(フレームを立て、パネル上端部保持機構の保持爪とパネル下端部保持機構のピストンが退避位置にある状態)である。 同パネル施工装置の側面図(フレームが下向き、パネル上端部保持機構の保持爪とパネル下端部保持機構のピストンが退避位置にある状態)である。 同パネル施工装置の正面図(フレームが下向き、パネル上端部保持機構の保持爪とパネル下端部保持機構のピストンが保持位置にある状態)である。 同パネル施工装置の正面図(フレームを立て、パネル上端部保持機構の保持爪とパネル下端部保持機構のピストンが保持位置にある状態)である。 同パネル施工装置を装着したフォークリフトでパネルを運搬する状態を示す側面図である。 同パネル施工装置で施工される一実施形態の遮音パネルの(a):正面図、(b):(a)のB−B断面図、(c):(a)のC−C断面図である。 同遮音パネルで構築される遮音壁の一部を示す(a):横断面図、(b):正面図である。 本発明の一実施形態に係るパネルガイドの平面図である。 一実施形態のパネルガイドの(a):一側面図、(b):他側面図である。 本発明の他の実施形態に係るパネルガイドの平面図である。 他の実施形態のパネルガイドの(a):一側面図、(b):他側面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1〜図6の符号100は一実施形態のパネル施工装置を示しており、図7の符号10は遮音性および吸音性を有する遮音パネルである。パネル施工装置100は、図8に示すように支柱1間に遮音パネル10を据え付けて遮音壁5を構築するにあたって好適に用いられる。
[1]遮音パネル
遮音パネル(以下、パネルと略称)10は、図7に示すように長方形状であって、この場合、2枚の金属板20の間に芯材30が挟まれた金属サンドイッチパネルである。
金属板20は、カラー鋼板、フッ素鋼板、塩ビ鋼板、SUS等のステンレス板等が用いられる。芯材30は、不燃性および断熱性を備えた無機系繊維等を、125〜200kg/m3の高密度にパネル状に圧縮成形したものが用いられる。そのような芯材30の材料としては、例えば、製鉄プロセスで得られるガラス状の鉄炉スラグに石灰等を混合して高温で溶解し生成されるパネル状のロックウールや、パネル状のグラスウール等の無機系人造繊維等が挙げられる。
パネル10は、図8に示すように、長手方向を水平方向と平行にして立てた状態で、支柱1間に複数枚が上下に積み上げられて遮音壁5を構築する。このように壁材として使用されるパネル10の寸法は、例えば、幅:1500〜6000mm、高さ:450〜1200mm程度とされ、全体厚さが50〜250mm程度とされる。また、金属板20の厚さは0.2〜2.0mm程度とされる。
図7(c)に示すように、パネル10の上端部には、表裏の金属板20が内側に絞られて幅がやや小さくなることで、凸部11が形成されている。金属板20の上端は内側に直角に屈曲してその屈曲部21が芯材30の上面の一部を覆っている。そしてパネル10の上端面は、防湿防水剤を塗布した後に、断面コ字状の上部カバー40が嵌め込まれ、この上部カバー40によって覆われている。
図7(c)に示すように、パネル10の下端部においては、金属板20が芯材30よりも下方に突出している。それら突出部22は、180°の折り返し角度で内側に折り返して形成されており、折り返された後は内側に直角に屈曲してその屈曲部23が芯材30の下面の一部を覆っている。屈曲部23間の芯材30の下面は、防湿防水剤を塗布した後に、ブチルゴム等からなる防水シート81が貼着される。金属板20の表裏の突出部22間には、上端部の凸部11が内側に嵌合する溝状の凹部12が形成されており、上記のように支柱1間にパネル10を入れ込んで積み上げる際には、下側のパネル10の凸部1を、積層する上側のパネル10の凹部12に嵌め込むことで、積層状態が安定するようになされている。
また、パネル10の左右の側端部には、断面コ字状の側部カバー50が嵌め込まれ、この側部カバー50によって覆われている。この側部カバー50の内側には、防水パッキン82が挟まれる。側部カバー50は、ボルト等の締結具71によって側端部に固定されている。側部カバー50は、上側の凸部11の下端からパネル10自体の下端縁までの長さを有し、また、その幅は、H鋼からなる支柱1の溝部1cの深さを超える寸法を有している。また、凸部11の左右両端の上面であって上部カバー40と側部カバー50との間の角部の表面には、ブチルゴム等からなる防水シート83が貼着される。
上記パネル10は、図8に示すように、パネル10の幅寸法に対応する間隔をおいて立設された支柱1間に上方から挿入されて遮音壁5を構築する。支柱1はウェブ1aの両側縁にフランジ1bが形成されたH鋼であり、両側面にコ字状の溝部1cが形成されている。支柱1は、両側の溝部1cをパネル10を立てる側に向け、隣接する支柱1の溝部1cが互いに対向する状態に立てられる。パネル10は、2つの支柱1の間において、それら支柱1の溝部1cに左右の両端部をそれぞれ上方から入れ込むことで支柱1間に立てた状態に支持され、所定枚数のパネル10を支柱1の間に積み上げて遮音壁5が構築される。
次に、上記のように支柱1間にパネル10を据え付ける一実施形態に係るパネル施工装置100を、図1〜図6を参照して説明する。なお、上記パネル10の構成は一例であり、本発明でのパネルはこれに限定されない。
[2]パネル施工装置
[2−1]構成
パネル施工装置100はベース110を有している。このベース110は、図6に示すようにフォークリフト(自走式昇降機)500のフォーク(昇降部)510に装脱可能に固定される。ベース110には、下部にフォーク510が挿入されて固定される左右一対のフォーク挿入部111が設けられている。
ベース110上にはクレーン120が装備されている。クレーン120は、ベース110に立てられたポスト125と、ポスト125の上端から前方(図1で右方)に延びる上下動アーム126とを備えている。上下動アーム126は水平軸127を支点に上下に揺動可能にポスト125に支持されており、その先端には、水平軸127と平行なX軸128を介してリンク123が上下回転可能に支持されている。上下動アーム126は、ベース110との間に架け渡された第1シリンダ121によって上下方向の揺動が駆動され、リンク123は、上下動アーム126との間に架け渡された第2シリンダ(X軸駆動手段)122によって上下方向の回転が駆動される。
リンク123にはブラケット130が固定され、このブラケット130に、Z軸131を介してフレーム140のメインフレーム141が回転可能に支持されている。フレーム140は、水平方向に延び、その長手方向中央部にZ軸131が取り付けられたメインフレーム141と、メインフレーム141の両端部、および両端部のZ軸131寄りにそれぞれ固定された計4本の縦フレーム142とから構成される。
縦フレーム142はメインフレーム141に直交し、メインフレーム141の外側(リンク123とは反対側)の面に、その長手方向中央部が固定されている。フレーム140は、クレーン120の第1シリンダ121の伸縮によって上下動し、ブラケット130に設けられたモータ等を有するZ軸駆動手段132により、Z軸131を支点として回転する。
各縦フレーム142の前面側には、パネル10を吸着保持する複数の円盤状の吸着パッド150が設けられている。各吸着パッド150は、各縦フレーム142にシリンダ状のクッション152を介して取り付けられている。この場合、各縦フレーム142には、長手方向に等間隔をおいて3つずつ吸着パッド150が配置され、全体としては図5に示すように縦3列・横4列の計12個が装備されている。クッション152はX軸128およびZ軸131に直交するY軸方向(図1に示す)に延びており、吸着パッド150の吸着面151は、そのY軸に直交する面とほぼ平行にセットされる。
各吸着パッド150には、真空吸引ホースによる負圧回路がそれぞれ接続され、負圧回路に連通する図示せぬ真空ポンプが運転されると、吸着パッド150の吸着面151に負圧が発生する。
パネル施工装置100は、ベース110にフォークリフト500のフォーク510が挿入・固定された使用状態で、フレーム140はほぼ水平状態となる。フレーム140は第2シリンダ122を伸縮させることでX軸128を支点に回転する。ここで、第2シリンダ122を図3→図1のように縮小させてフレーム140をこれら図で反時計回りに回転させ、図1に示すようにフレーム140全体が立った状態での上下方向(Z軸131の方向)および左右方向(X軸128の軸方向)の方向を本装置での上下・左右の方向と定義し、また、X軸128・Z軸131に直交するY軸方向を前後方向として吸着パッド150の吸着面151が向く方向を前方と定義して、以下説明を続ける。
パネル10は、フレーム140の前方においてフレーム140と平行に対面して各吸着パッド150に吸着保持され、図1および図5に示すように、フレーム140全体が立った状態では、パネルは面方向が略鉛直方向に沿い、かつ長手方向が略水平方向に沿った立姿勢に調整される。
図1および図5に示すように、フレーム140の縦フレーム142のうち、両端の2本の縦フレーム142(以下、端部縦フレーム142A)の上下の端部には、それぞれパネル上端部保持機構160およびパネル下端部保持機構170が設けられている。
端部縦フレーム142Aの上端部に設けられたパネル上端部保持機構160は、メインフレーム141と平行な駆動軸161を支点に回転させられるアーム164と、アーム164の先端部に固定されたアーム164と直交する保持爪(パネル上端部保持部材)165とを有している。駆動軸161は端部縦フレーム142Aの上端部に固定されたモータ等を有する駆動部162により回転させられる。パネル上端部保持機構160は、図1に示すようにアーム164が前方に向かって延びる状態で保持爪165は下方に延び、この位置が、吸着パッド150に吸着保持されて立姿勢にされたパネル10の背面(前側の面)の上端部に保持爪165が対向する保持位置とされる。そして、保持位置から図2に示す位置までアーム164が後方に回転した位置が、保持爪165がパネル10よりも後側に位置する退避位置とされる。
パネル上端部保持機構160は、吸着パッド150に保持されたパネル10の上端縁の前後にわたって回転可能であって、保持爪165は、退避位置から前方へ回転してパネル10の上端縁を越えて、パネル10の背面側の保持位置に位置付けられる。保持爪165はアーム164の回転によって退避位置と保持位置との間を回転する。
端部縦フレーム142Aの下端部に設けられたパネル下端部保持機構170は、端部縦フレーム142Aにステー173を介して固定されたモータあるいはシリンダ等からなる駆動部172と、この駆動部172から前後方向に伸縮して進退するピストン(パネル下端部保持部材)175とから構成される。ピストン175は、前方への進出時には吸着パッド150に吸着保持されて立姿勢にされたパネル10の下方の保持位置に位置付けられ、後方へ縮小した退避位置では、パネル10よりも後側に位置付けられる。ピストン175は、駆動部172によって退避位置と保持位置との間を前後方向に縮小するように作動する。なお、端部縦フレーム142Aにはコ字状の補強フレーム143が固定されている。
[2−2]パネル施工装置の使用方法および作用
次に、上記パネル施工装置100の使用方法の一例および作用を説明する。
フォークリフト500のフォーク510を、ベース110のフォーク挿入部111に挿入して固定する。そして、クレーン120の上下動アーム126の上下動、X軸128およびZ軸131を支点としたフレーム140の回転を適宜に組み合わせ、フレーム140をパネル10の被吸着面151である片側の表面(一の面)に対しパネル10と長手方向が一致する状態に対向させる。また、ここまでの間に、パネル上端部保持機構160の保持爪165とパネル下端部保持機構170のピストン175をともに退避位置に位置付けておく。続いて吸着パッド150の吸着面151をパネルに押し付け、負圧を発生させて吸着パッド150でパネル10を吸着保持する。
例えば、複数のパネルがストックヤード等に平積みされている場合には、図3に示すように吸着パッド150を下向きにしてフレーム140全体を水平に調整し、最も上に積まれているパネル10に吸着パッド150を押し付け、吸着保持する。この状態で、X軸128はパネル10の長手方向と略平行となり、Z軸131はパネルの短手方向と略平行となる。
吸着パッド150でパネル10を吸着保持したら、例えば上下動アーム126を上げることでパネル10を持ち上げるとともに、X軸128を支点にフレーム140を図3→図1に示すように回転させることで、パネル10を、面方向が略鉛直方向に沿い、かつ長手方向が略水平方向に沿った立姿勢に調整する。また、この立姿勢のパネル10を調整するまでの間、または調整した直後に、図1および図5に示すように、パネル上端部保持機構160のアーム164を回転させて保持爪165をパネル10の背面側の保持位置に位置付けるとともに、パネル下端部保持機構170のピストン175を進出させてパネル10の下方の保持位置に位置付ける。保持位置の保持爪165およびピストン175は、パネル10からある程度の距離(例えば数cm〜十数cm)離れている。
続いて、フォークリフト500を運転して立姿勢のパネル10を図8に示す支柱1間のパネル施工箇所まで搬送し、上下動アーム126やフォーク510によってパネル10を支柱1間の上方位置に持ち上げ、必要に応じてZ軸131を支点にフレーム140を回転させてパネル10を支柱1間方向と平行な入れ込み可能位置に位置付ける。次いで、フォーク510を下降させてパネル10の両側端部を各支柱1の溝部1cに入れ込み、パネル10を据え付け位置まで下降させる。ここで、パネル10の下降途中でパネル上端部保持機構160のアーム164を元の位置まで回転させて保持爪165を退避させ、また、据え付け位置の直前でパネル下端部保持機構170のピストン175を退避させてパネル10の下端を開放させておく。次いで吸着パッド150による吸着保持を解除して、支柱1間への1枚のパネル10の据え付けを完了する。
続いてフォークリフト500を後退させ、上記と同じ要領で次のパネル10を既設のパネル10の上に重ねて据え付ける作業を繰り返して、支柱1間に所定枚数のパネル10を据え付けて、遮音壁を構築する。
上記一実施形態のパネル施工装置100によれば、パネル10の搬送中において、吸着パッド150によるパネル10の吸着保持が何らかの原因で不具合が生じ吸着保持が外れた場合、パネル10はパネル下端部保持機構170のピストン175に載り、かつ、パネル上端部保持機構160の保持爪165で前方への倒れが阻止されるため、落下が防止される。吸着パッド150で吸着保持していた側には吸着パッド150があるため、こちら側は吸着パッド150で倒れが抑えられる。したがって吸着パッド150からパネル10が万一外れても、落下や倒れといった事故を防止することができ、安全性が十分に確保される。また、パネル10の搬送および姿勢制御を人力によらず適確に遂行することができるため、低コストで施工性の向上が図られる。
上記一実施形態のパネル施工装置100は、X軸128とZ軸131の2軸でフレーム140を回転させる構成であるが、これらX軸128とZ軸131に直交するY軸を付加した形態であってもよい。Y軸は、パネル10を立てた状態でパネル10の面に直交する軸であり、このため、パネル10の姿勢をそのY軸を軸に揺動させることができる。このため、立てたパネル10を施工箇所に据え付ける際などにおいて、パネル10の姿勢制御をより高精度に行うことができるとともに、人力の手間をより省くことができる。
また、複数(ここでは12個)の吸着パッド150に対し、分離した2系統の負圧回路を半数ずつ千鳥状に接続すると、安全面で好ましい。すなわちこのように負圧回路を2系統にした場合において一方側の負圧回路につながる吸着パッド150に負圧漏れなどが生じてパネル10が外れたとしても、他方側の負圧回路につながる複数の吸着パッド150によるパネル10の吸着は保持される。したがって複数の吸着パッド150による吸着保持は維持され、安全性が向上する。
[3]パネルガイド
上記パネル施工装置100によってパネル10は隣接する一対の支柱1の溝部1c間に上方から挿入されるが、溝部1cへのパネル10の両端部の挿入を人手によることなく円滑に案内するために、図9および図10に示すパネルガイド200、あるいは図11および図12に示すパネルガイド300が好適に使用される。これらパネルガイド200、300は、支柱1の上端に着脱可能に取り付けられて使用される。
[3−1]一実施形態のパネルガイド
図9および図10に示す一実施形態に係るパネルガイド200は、上方に延びる第1ガイド部210および第2ガイド部220と、支柱1の上端に着脱可能に取り付けられる取付部230を備えている。
取付部230は、支柱1の上端面に載置されるコ字状の板材からなるベース部231と、このベース部231の下面から直交して下方に延びる3つの板状の脚部235とを有している。ベース部231は、H字状である支柱1の上端面の、一方側の溝部1cを形成するウェブ1aおよびフランジ1bに沿ったコ字状に形成され、溝部1cを上方に開放させる切欠き232が形成されている。ベース部231は、切欠き232を溝部1cに対応させ、その溝部1cを囲むようにウェブ1aおよびフランジ1bの上端面に載置される。ここで、ベース部231におけるウェブ1aおよびフランジ1bに対応する部分を、それぞれウェブ対応部233、フランジ対応部234とする。切欠き232の幅(フランジ対応部234間の距離)は、溝部1cの幅とほぼ同じく、パネル10が挿入可能なサイズとなっている。
脚部235は、ベース部231のウェブ対応部233およびフランジ対応部234の下面に、溝部1cを囲むように配列されている。これら脚部235は、ベース部231が支柱1の上端面に当接して載置されるまで、ウェブ1aおよびフランジ1bの外面に沿って上方から嵌め込まれ、これによりパネルガイド200は支柱1の上端部に着脱可能に取付状態となる。脚部235の内面側には、支柱1のフランジ1bの側端縁に当接する上下に延びるガイド片237が設けられている。ガイド片237の下端部には、フランジ1bの側端縁との間に空隙を形成するテーパ切欠き238が形成されている。図9に示すように、支柱1の上端部への取付状態で、ベース部231の溝部1c側の内縁は、溝部1cにパネル10が挿入可能であるように溝部1cの内面にほぼ合致した状態となる。
各脚部235の下端部には、下方に向かうにしたがって、ベース部231が囲む溝部1cの外側に広がるテーパ部236が形成されており、テーパ部236によって脚部235はウェブ1aおよびフランジ1bの外側に案内され、下方に円滑に嵌め込まれる。各脚部235は、ウェブ1aおよびフランジ1bの外面に摺動しながら嵌め込まれ、これによって位置決めがなされて嵌め込まれる。ベース部231の下面と各脚部235の外面には、脚部235の反りや変形を抑えるリブ239が固着されている。
一方、ベース部231の上面の、ウェブ対応部233には第1ガイド部210が形成され、フランジ対応部234には第2ガイド部220がそれぞれ形成されている。これらガイド部210,220は、ベース部231の切欠き232を形成するコ字状の内縁から直立して上方に延びており、途中から上方に向かうにしたがって外側に広がるテーパ部211,221がそれぞれ形成されている。テーパ部211の広がり角度θ1は任意であるが、例えば15°前後とされ、これにより対向する第2ガイド部220のテーパ部211間の間隔は、パネル10の厚さよりも十分大きな距離(例えばパネルの厚さの1.5倍前後)が確保されている。
第1ガイド部210のテーパ部211は、図9に示すようにベース部231で囲まれる溝部1cとは反対側の他方側(図9で左側)の溝部1cに対し、上から見た場合に入り込んで干渉する位置まで延びている。なお、各テーパ部211は、この場合では脚部235の高さの半分以上を占める領域に形成されているが、少なくとも上端部に形成されていればよい。ベース部231の上面と各ガイド部210,220の外面には、各ガイド部210,220の反りや変形を抑えるリブ219,229がそれぞれ固着されている。
上記構成のパネルガイド200は、2つ1組として、図8に示したパネル10を据え付ける隣接する一対の支柱1の上端に、ベース部231の切欠き232が対向する状態に2つのパネルガイド200を上方からそれぞれ嵌め込んで使用する。嵌め込む際には、各脚部235は、支柱1のウェブ1aおよびフランジ1bの外面に摺動し、かつ、ガイド片237がテーパ切欠き238に案内されてフランジ1bの側端縁に摺動しながら嵌め込まれる。パネルガイド200は、2つのフランジ対応部234から下方に延びる各脚部235が支柱1を挟むことで支柱1の奥行き方向(図9で上下方向)への動きが規制され、ウェブ対応部233から下方に延びる脚部235とガイド片237とが支柱1を挟むことで横方向への動きが規制される。このようにしてパネルガイド200は支柱1の上端部に位置決めがなされて着脱可能に固定される。
上記パネル施工装置100でパネル10の側端部を上方から支柱の溝部1cに入れ込む際には、溝部1cを囲む第1ガイド部210と2つの第2ガイド部220の各テーパ部211,221によってパネル10の側端部が溝部1c内に案内され、これによってパネル10の側端部は、パネル施工装置100を用いても溝部1cに円滑に入れ込むことができる。このため、パネル施工装置100の使用に加えて施工性の一層の向上が図られる。
上記パネルガイドは、支柱1の上端に取り付けた状態では、上記のように第1ガイド部210のテーパ部211が、ベース部231で囲まれる溝部1cとは反対側の他方側の溝部1cに対し上から見た場合に入り込んで干渉する位置まで延びている。したがってこのパネルガイド200を取り付けたままでは、反対側の溝部1cへのパネル10の挿入はできず、パネル10の据え付けはパネルガイド200を一旦取り外してから、そのパネルガイド200を反対向きに付け替えることで可能となる。そこで図11および図12に示すパネルガイド300は、このような付け替えの手間を要することなく、支柱1の両側にパネル10を挿入することを可能とするものであり、以下、説明する。
[3−2]他の実施形態のパネルガイド
図11および図12に示す他の実施形態に係るパネルガイド300は、H字状である支柱1の上端面に沿った形状であって、支柱1の双方の溝部1cを形成するウェブ1aおよびフランジ1bに沿ったH字状に形成されたベース部331と、脚部335からなる取付部330を有している。この場合のベース部331には、各溝部1cを上方に開放させる2つの切欠き332が形成されている。言い換えるとベース部331は、コ字状の板材をH字状に2つ組み合わせたような形状であって、ウェブ対応部333およびフランジ対応部334から構成される。このベース部331は、図11に示すように各切欠き332を各溝部1cにそれぞれ対応させ、それら溝部1cをウェブ対応部333およびフランジ対応部334が囲むようにウェブ1aおよびフランジ1bの上端面に載置される。
ベース部331の各フランジ対応部334の下面および上面には、一実施形態のパネルガイド200と同様の脚部335および第2ガイド部320がそれぞれ形成されている。このパネルガイド300においては、ウェブ対応部333の下面には脚部は形成されていない。
各脚部335の下端部には、下方に向かうにしたがって溝部1cの外側に広がるテーパ部336が形成されており、テーパ部336によって脚部335はフランジ1bの外側に案内され、下方に円滑に嵌め込まれる。また、各脚部335の内面側には、フランジ1bの側端縁に当接して横方向の位置決めをなすガイド片337が設けられている。これらガイド片337の下端部には、フランジ1bへの嵌め込みを案内するテーパ切欠き338が形成されている。対向する第2ガイド部320の上側に形成されたテーパ部321間の間隔は、パネル10の厚さよりも十分大きな距離(例えばパネルの厚さの1.5倍前後)が確保されている。ベース部331の下面と各脚部335の外面には、脚部335の反りや変形を抑えるリブ339が固着されている。
一方、ウェブ対応部333の上面には、支柱1の各溝部1cに対応して2つの第1ガイド部310が形成されている。第1ガイド部310は、ウェブ対応部333の内縁から直立して上方に延びており、途中から上方に向かうにしたがって、対応する溝部1cから離れる外側に広がるテーパ部311が形成されている。したがって双方の第1ガイド部310のテーパ部311は互いに近接するように傾斜している。第1ガイド部310のテーパ部311の広がり角度θ2は任意であるが、例えば10°前後とされる。ベース部331の上面と各ガイド部310,320の外面には、各ガイド部310,320の反りや変形を抑えるリブ319,329がそれぞれ固着されている。このパネルガイド300は、図11に示すようにウェブ対応部333の幅方向中心線を対称線として左右対称の形状に形成されている。
ベース部331のウェブ対応部333上に立設された2つの第1ガイド部310は、図11に示すように上から見た場合においてウェブ対応部333の幅内に収まり、これにより両側の溝部1cに対し干渉しないように形成されている。
このパネルガイド300においても、2つ1組として、図8に示したパネル10を据え付ける隣接する一対の支柱1の上端に、ベース部331の脚部335を上方からそれぞれ嵌め込んで使用する。嵌め込む際には、各脚部335は、支柱1のフランジ1bの外面に摺動し、かつ、ガイド片337がテーパ切欠き338に案内されてフランジ1bの側端縁に摺動しながら嵌め込まれる。パネルガイド300は、各脚部335が支柱1を挟むことで支柱1の奥行き方向(図11で上下方向)への動きが規制され、脚部335のガイド片337が支柱1を挟むことで横方向への動きが規制される。このようにしてパネルガイド300は支柱1の上端部に位置決めがなされて着脱可能に固定される。
上記パネル施工装置100でパネル10の側端部を上方から支柱の溝部1cに入れ込む際には、溝部1cを囲む第1ガイド部310と2つの第2ガイド部320の各テーパ部311,321によってパネル10の側端部が溝部1c内に案内され、これによってパネル10の側端部は、パネル施工装置100を用いても溝部1cに円滑に入れ込むことができる。このため、パネル施工装置100の使用に加えて施工性の一層の向上が図られる。
また、このパネルガイド300では、ウェブ対応部333上の2つの第1ガイド部310が、支柱1の両側の溝部1cに対し上から見た場合において干渉しない形状に形成されているため、1つの支柱1の両側に同時にパネル10を据え付ける場合、それらパネル10が第1ガイド部310に干渉せず、溝部1cへのパネル10の挿入が可能となる。したがって上記したように付け替えの手間を要することなく、支柱1の両側にパネル10を挿入することが可能となる。
1…支柱
1a…ウェブ
1b…フランジ
1c…溝部
5…遮音壁
10…遮音パネル
100…パネル施工装置100
110…ベース
122…第2シリンダ(X軸駆動手段)
128…X軸
131…Z軸
132…Z軸駆動手段
140…フレーム
150…吸着パッド
165…保持爪(パネル上端部保持部材)
175…ピストン(パネル下端部保持部材)
200,300…パネルガイド
210,310…第1ガイド部
211,311…テーパ部
220,320…第2ガイド部
230,330…取付部
231,331…ベース部331
500…フォークリフト(自走式昇降機)
510…フォーク(昇降部)

Claims (5)

  1. 矩形状のパネルを、面方向が略鉛直方向に沿い、かつ一辺方向が略水平方向に沿った立姿勢に調整して、H鋼からなる支柱間に据え付けるパネル施工装置であって、
    昇降部を備えた自走式車両の該昇降部に取り付けられるベースと、
    前記ベースに、X軸およびZ軸を介して支持され、前記パネルに対し、該X軸が該パネルの前記一辺方向と略平行に、該Z軸が該パネルの前記一辺方向と略直交する他辺方向と略平行になる状態に対向配置されるフレームと、
    前記フレームを、前記X軸を軸に回転させるX軸駆動手段と、
    前記フレームを、前記Z軸を軸に回転させるZ軸駆動手段と、
    前記フレームに設けられ、前記パネルの一の面を負圧作用で吸着して該パネルを吸着保持する吸着パッドと、
    前記フレームに設けられ、前記吸着パッドが前記パネルを吸着保持して該パネルを前記立姿勢に調整した状態で、該パネルの下方に向けて前後方向に進退可能であって前方への進出時にパネル下方の保持位置に位置付けられるパネル下端部保持部材と、該パネルの上端縁の前後にわたって回転可能であって前方への回転時に該上端縁を越えて該パネルの前記他の面に対向する保持位置に位置付けられるパネル上端部保持部材と、
    を備えることを特徴とするパネル施工装置。
  2. 前記ベースに前記フレームが、前記X軸および前記Z軸に直交するY軸を介して支持されていることを特徴とする請求項1に記載のパネル施工装置。
  3. 前記吸着パッドを複数有し、これら吸着パッドに接続されて負圧を発生させる負圧回路が少なくとも2系統に分離されていることを特徴とする請求項1または2に記載のパネル施工装置。
  4. ウェブおよび一対のフランジを有し、両側面に溝部が形成されたH鋼からなる支柱を、前記溝部が対向する状態に所定間隔をおいて立設し、隣接する一対の前記支柱の前記溝部間に上方からパネルを入れ込んで壁を構築するにあたり、前記支柱の上端部に装着され、前記パネルを前記溝部内に案内するためのパネルガイドであって、
    前記支柱の上端面に着脱可能に取り付けられ、該上端面の少なくとも一方側の前記溝部を形成する前記ウェブおよび前記フランジに対応するコ字状のベース部を有する取付部と、
    この取付部の、前記ウェブに対応する位置に形成された上方に延びる第1ガイド部と、前記フランジに対応する位置に形成された上方に延びる2つの第2ガイド部と、を備え、
    前記第1ガイド部および前記第2ガイド部の少なくとも上端部には、上方に向かうにしたがって前記一方側の前記溝部の外側に広がるテーパ部が形成されていること
    を特徴とするパネルガイド。
  5. 前記取付部の前記ベース部は、前記支柱の上端面における両側の前記溝部を形成する前記ウェブおよび前記フランジに対応するH字状に形成され、該取付部の前記ウェブに対応する位置に形成される前記第1ガイド部は、両側の前記溝部に対応して2つ形成されるとともに、これら2つの第1ガイド部は、両側の前記溝部に対し上から見た場合において干渉しない形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のパネルガイド。
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