JP6277939B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、コイル部品に関する。
従来、コイル部品としては、特開2011−253888号公報に記載されているものがある。このコイル部品は、コアと、巻線とを備え、前記コアは、一体かつ同一の磁性体からなっている。前記コアは、一対の鍔部と、巻芯部とを有している。前記巻芯部は、一方の鍔部と、他方の鍔部とを連結している。前記巻線は、絶縁被膜された銅線からなっている。前記巻線は、巻芯部に巻回されている。
特開2011−253888号公報
前記従来のコイル部品に対し、本願発明者は、次の課題を見いだした。すなわち、前記従来のコイル部品は、一体の磁性体からなっていて、いずれの箇所でも強度が変わらないから、コアにおいて応力が集中する部分に破損が起こることがある。
特に、コアの鍔部や、巻芯部の付け根部分に応力が集中し易く、更に述べると、鍔部においては鍔部の実装面側の先端部の電極形成部に応力が集中し易い。したがって、これらの部分で破損が発生し易い。
特に、近年では、論理回路の高周波化や高速化のために、また、省資源や省電力のために、コイル部品の小型化が進んでいる。したがって、コアの小型化に伴って、コアの強度が低下し、前記破損の問題が顕著になりつつある。
そこで、本発明の課題は、コアが破損しにくいコイル部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、この発明のコイル部品は、
第1鍔部と、第2鍔部と、前記第1鍔部と前記第2鍔部とを連結する巻芯部とを有するコアと、前記巻芯部に巻回された巻線と、前記第1鍔部に設けられると共に、前記巻線の一端に電気的に接続された第1電極と、前記第2鍔部に設けられると共に、前記巻線の他端に電気的に接続された第2電極とを備え、
前記コアは、前記巻芯部の少なくとも一部を有する第1部分と、前記第1部分よりも剛性が大きい第2部分とを有し、
前記第1電極と、前記第2電極とは、前記第2部分に設けられていることを特徴としている。
本発明によれば、コアにおいて各電極が設けられる部分が、第1部分よりも剛性が高い第2部分であるから、コアにおける各電極との接触部分(電極の縁)の全てを、剛性が高くて強度が高い第2部分で補強できる。したがって、コアにおける各電極との接触部分の強度を大きくできて、各電極とコアの接触部を起点とした損傷(割れ)を抑制でき、コアにおける電極固着部の耐久性を向上できる。
また、一実施形態では、
前記コアは、前記第1部分と、前記第2部分とからなり、
前記巻芯部は、直線に沿って延在すると共に、前記第1鍔部および前記第2鍔部の夫々は、前記巻芯部の延在方向に略直交する一方向に延在し、
前記第2部分は、前記第1鍔部の前記一方向の一方側の一端部と、前記第2鍔部の前記一方向の一方側の一端部とを含み、
前記第1電極は、前記第1鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられ、前記第2電極は、前記第2鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられる。
尚、コアが、第1部分でも第2部分でもない部分を有さない場合が、前記「コアは、前記第1部分と、前記第2部分とからなり」との文言に該当するのは勿論である。
しかしながら、この明細書では、コアが、第1部分でも第2部分でもない部分を有している場合でも、その第1部分でも第2部分でもない部分が、第1部分と、第2部分とをくっつけるための部分のみである場合には、この場合も、前記「コアは、前記第1部分と、前記第2部分とからなり」との文言に該当しているものとする。
ここで、第1部分と、第2部分とを接着剤で接着している場合での接着剤は、前記くっつけるための部分に該当するものとする。
また、第1部分と、第2部分とを、焼結により同時に成形して作成する場合において、第1部分にも第2部分にも固着し易い材料を、第1部分と第2部分との間に配置して、第1部分と第2部分とを前記固着し易い材料を仲立ちとして接続する場合がある。この場合、前記固着し易い材料は、前記くっつけるための部分に該当するものとする。
前記実施形態によれば、第1電極が、第1鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられると共に、第2電極が、第2鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられているから、各電極を、回路基板に容易に実装できるので好ましい。
また、一実施形態では、
前記第2部分は、前記第1鍔部において前記巻芯部よりも前記一方向の一方側に位置する部分と、前記第2鍔部において前記巻部よりも前記一方向の一方側に位置する部分とを含む。

前記実施形態によれば、各鍔部において巻芯部よりも前記一方向の一方側に位置する部分を、第2部分で構成し、コアにおける各電極固着部だけでなく、巻芯部よりも電極側の根元部分(コアの脚の付け根部分)の全てを、強度が大きい第2部分で構成しているから、コアにおける各電極とコアとの接触部分の強度を大きくできることに加えて、更に、巻芯部と、各鍔部の夫々との境界付近の強度も大きくできるので好ましい。したがって、各電極とコアの接触部分を起点とした損傷(割れ)を抑制できることに加えて、巻芯部と、各鍔部との境界近傍を起点とした損傷(割れ)も抑制できて、コアの巻芯部の根元部分の全ての耐久性を向上できるので好ましい。
また、一実施形態では、
前記巻芯部は、前記巻芯部の延在方向と平行な中心軸を有し、
前記第2部分は、前記コアにおいて前記中心軸よりも前記一方向の一方側に位置する部分を含む。
前記実施形態によれば、コアにおいて巻芯部の中心軸よりも前記一方向の一方側に位置する部分を、強度が大きい第2部分で構成して、コアにおいて巻芯部の中心軸よりも電極側の下半分の全てを、強度が大きい第2部分で構成しているから、コアにおける各電極とコアとの接触部分の強度と、巻芯部と各鍔部の夫々との境界の近傍付近の強度とを大きくできることに加えて、更に、電極側とは反対側の天面側からの力に対する抗折強度も大きくできるので好ましい。したがって、コイル部品の耐久性を更に向上させることができるので好ましい。
また、一実施形態では、
前記第1部分は、前記巻芯部からなり、前記第2部分は、前記第1鍔部と、前記第2鍔部とからなる。
前記実施形態によれば、前記第2部分が、前記第1鍔部と、前記第2鍔部とからなるから、巻芯部と第1鍔部との境界近傍の強度を広範囲に大きくできると共に、巻芯部と第2鍔部との境界近傍の強度も広範囲に大きくできるので好ましい。したがって、コイル部品の耐久性を向上できるので好ましい。
また、一実施形態では、
前記第1部分の透磁率は、前記第2部分の透磁率よりも大きい。
前記実施形態によれば、コアにおいて第2部分よりも透磁率が高い第1部分が、巻線が巻回される巻芯部の少なくとも一部を有しているから、コイル部品の特性、例えば、磁場を強化してコイル部品内に閉じ込めることによって、インダクタンスを増大させる性質等を良好なものにできる。
本発明のコイル部品によれば、コアの破損を抑制できて、耐久性を向上できる。
本発明の第1実施形態のコイル部品を回路基板に実装してなる実装構造の断面図である。 第1および第2電極が被覆されたコアを3次元的に示す模式図である。 第2実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。 第3実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。 第4実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。
以下、本発明を図示の形態により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のコイル部品1を回路基板2に実装してなる実装構造の断面図である。
図1に示すように、この実装構造は、コイル部品1と、回路基板2とを備える。前記コイル部品1は、コア10と、巻線11と、第1電極12と、第2電極13とを有し、コア10は、第1鍔部20と、第2鍔部21と、巻芯部22とを有する。前記第1鍔部20は、図1の紙面においては、点線(この点線は、実際には見えない)80よりも左側に位置し、第2鍔部21は、点線81(この点線は、実際には見えない)よりも右側に位置し、巻芯部22は、図1の紙面の左右方向で、第1鍔部20と、第2鍔部21との間に位置している。図1の断面において、直線82は、巻芯部22の紙面の上側の境界を画定し、直線82に平行な直線83は、巻芯部22の紙面の下側の境界を画定している。
前記巻芯部22は、直方体の形状を有し、一直線に沿って延在している。前記第1鍔部20は、略直方体の形状を有している。また、前記第2鍔部20は、第21鍔部と同一の形状および大きさを有している。前記コア10は、略H字状の形状を有している。詳しくは、前記第1鍔部20および第2鍔部21の夫々は、巻芯部22の延在方向に直交する一方向に延在している。また、前記巻芯部22は、第1鍔部20の前記一方向の両端部以外の中央部と、第2鍔部21の前記一方向の両端部以外の中央部とを連結している。
前記巻線11は、絶縁被膜された金属線からなる。金属線としては、例えば、銅線や、銀線や、金線等を好適に使用できる。前記巻線11は、巻芯部22に巻回されている。前記第1電極12は、第1鍔部20の前記一方向の一方側の先端部の全てを覆っている。前記第1電極12は、巻線11の一端に図示しない引出線を介して接続され、巻線11の一端に電気的に接続されている。また、前記第2電極13は、第2鍔部21の前記一方向の一方側の先端部の全てを覆っている。前記第2電極13は、巻線11の他端に図示しない引出線を介して接続され、巻線11の他端に電気的に接続されている。
図1に示すように、前記回路基板2は、第1ランド部25と、第2ランド部26部とを有する。前記第1電極12は、はんだ28を介して第1ランド部25に接合される一方、第2電極13は、はんだ29を介して第2ランド部26に接合されている。
尚、前記はんだ28,29の材料としては、例えば、SnやPbを好適に使用できるが、この材料に限定されることはない。また、前記各電極12,13の材料も、例えば、Agを好適に使用できるが、各電極12,13の材料は、導通性を有する材料であれば良い。
図2は、第1電極および第2電極12,13が被覆されたコア10を3次元的に示す模式図である。尚、図2に示す点線は、実際には電極12,13によって見えない第2部分31の一部の輪郭を表す線である。
図1および図2に示すように、前記コア10は、第1部分30と、第2部分31とからなり、第1部分30は、フェライト系の材料からなっている。詳しくは、例えば、前記コア10の第1部分30は、Ni-Zn系フェライトや、Mn-Zn系フェライトからなっている。また、前記コア10の第2部分31は、酸化アルミニウム(Al2O3)からなっている。前記第1部分30の透磁率は、第2部分31の透磁率よりも大きい一方、第1部分30の剛性は、第2部分31の剛性よりも小さくなっている。第1部分30と、第2部分31とは、次の方法で一体化されている。すなわち、コア10を成形する金型(図示せず)の第1部分30に対応する箇所に、フェライト系の材料の原料粉を敷き詰めると共に、コア10を成形する金型の第2部分31に対応する箇所に、酸化アルミニウムの原料粉を敷き詰める。その後、自動成形機で圧縮した後、焼結する。このようにして、第1部分30と、第2部分31とを一体化している。
図1および図2に示すように、前記第2部分31は、第1鍔部20の前記一方向(巻芯部22の延在方向に直交する一方向)の一方側の一端部40と、第2鍔部21の前記一方向の一方側の一端部41とからなっている。
図1および図2に示すように、前記各一端部40,41の夫々は、巻芯部22において最も前記一方向の一方側に位置する箇所50に対して前記一方向の一方側に間隔をおいて位置している。図1に示す断面図で、前記一方向において、各一端部40,41で最も巻芯部22側に位置する箇所51,52は、巻芯部22の延在方向と略平行に延在している。
図1および図2に示すように、前記第1および第2電極12,13の夫々は、第2部分に設けられている。前記第1および第2電極12,13の夫々は、第1部分30に対して間隔をおいて位置している。前記第1および第2電極12,13の夫々は、第2部分31の表面上のみを被覆し、第1部分30とは非接触となっている。
前記第1実施形態によれば、コア10における各電極12,13との接触部分の全てが、剛性が高くて強度が高い第2部分31で構成されるから、コア10における各電極12,13との接触部分の強度を大きくできる。したがって、各電極12,13とコア10の接触部分を起点とした損傷(割れ)を抑制できて、コア10における電極固着部の耐久性を向上できる。
また、前記第1実施形態によれば、コア10において各電極12,13で覆われない殆どの部分が、透磁率が高い第1部分30で構成される。ここで、コア10において各電極12,13で覆われる部分は、コア10の本来の特性、例えば、磁場を強化してコイル部品1内に閉じ込めることによって、インダクタンスを増大させる性質等に寄与しない。したがって、前記第1実施形態によれば、コイル部品1の性能を低下させることがなく、コイル部品1の耐久性だけを向上できる。
また、前記第1実施形態によれば、第1電極12が、第1鍔部20の延在方向の一方側の先端部に設けられると共に、第2電極13が、第2鍔部21の延在方向の一方側の先端部に設けられているから、各電極12,13を、回路基板2に容易に実装できる。
尚、前記第1実施形態では、前記コア10の第1部分30が、Ni-Zn系フェライトや、Mn-Zn系フェライトからからなっていたが、この発明では、コアの第1部分は、それ以外のフェライト系の材料からなっていても良い。
また、前記第1実施形態では、コア10の第1部分30が、フェライト系の材料からなり、コア10の第2部分31が、酸化アルミニウム(Al2O3)からなっていた。しかしながら、この発明では、コアの第1部分を、アモルファス、ナノ結晶合金、方向性ケイ素鋼板、パーマロイ等のフェライト系材料以外の磁性材料で構成しても良く、非磁性体で構成しても良い。また、コアの第2部分を、ジルコニア、炭化ケイ素、ステアタイト等のセラミックや、エポキシ樹脂やベークライト等のプラスチック系の材料等の酸化アルミニウム(Al2O3)以外の材料で構成しても良い。コアの第2部分も、磁性体で構成しても、非磁性体で構成しても良い。コアの第2部分は、コアの第1部分よりも透磁率が低くて剛性が高い材料であれば良い。
また、前記第1実施形態では、第1部分30を構成する原料粉と、第2部分31を構成する原料粉とを、金型に敷き詰めて圧縮した後、更に、焼結することによって、第1部分30と、第2部分31とを直接的に一体化した。
しかしながら、この発明では、コアを成形する金型(図示せず)に、第1部分を構成する原料粉と、第2部分を構成する原料粉とを敷き詰めると共に、第1部分を構成する原料粉と、第2部分を構成する原料粉との間に、第1部分とも第2部分とも固着し易い材料の原料粉を敷き詰めて、その後、自動成形機で圧縮した後、焼結しても良い。このようにして、第1部分と、第2部分とを前記固着し易い材料を仲立ちとして間接的に一体化しても良い。尚、このようにすれば、第1部分と、第2部分とが固着の相性が悪くても、第1部分30と、第2部分31とを一体化することができる。
また、この発明では、第1部分と、第2部分とを、互いに異なる金型で成形した後に接着剤で貼り合わせることによって、第1部分と、第2部分とを一体化しても良い。
また、前記第1実施形態では、各電極12,13が、引出線を介して巻線11に接続されたが、この発明では、各電極は、巻線の端に直接接続されても良い。
また、前記第1実施形態では、図1に示す断面図で、巻芯部22の延在方向に直交する一方向において、各一端部40,41で最も巻芯部22側に位置する箇所51,52が、巻芯部22の延在方向と略平行に延在していた。しかしながら、この発明では、コイル部品の断面図において、第2部分を構成する各一端部において、鍔部の延在方向の最も巻芯部側に位置する箇所が、巻芯部の延在方向と平行に延在しなくても良く、例えば、巻芯部の延在方向に傾斜しても良い。すなわち、コイル部品の断面図において、第2部分を構成する各一端部において鍔部の延在方向の最も巻芯部側に位置する箇所は、巻芯部の延在方向と平行な直線形状以外の如何なる形状であっても良く、例えば、巻芯部の延在方向と平行でない直線の形状や、巻芯部側に凸な曲線の形状や、巻芯部側に凹な曲線の形状等であっても良い。
また、前記第1実施形態では、巻芯部22が直方体の形状であったが、この発明では、巻芯部は、例えば、直方体以外の多角柱の形状を有しても良く、または、円柱や楕円柱等、多角柱以外の形状を有しても良い。巻芯部は、第1鍔部と、第2鍔部を連結していれば、如何なる形状でも良い。また、前記第1実施形態では、巻芯部22は、一直線に沿って延びていたが、この発明では、巻芯部は、一直線に沿って延在しなくても良く、例えば、略U字状の曲線等の曲線にそって延在しても良い。尚、この場合でも、U字状の巻芯部の一端側に第1鍔部が存在し、U字状の巻芯部の他端側に第2鍔部が存在することは言うまでもない。
また、前記第1実施形態では、第1鍔部20と、第2鍔部21とが同一で、かつ、各鍔部20,21が、略直方体の形状を有していた。しかしながら、この発明では、第1鍔部と、第2鍔部とは同一でなくても良い。また、この発明では、少なくとも一方の鍔部は、直方体以外の多角柱の形状を有しても良く、または、円柱や楕円柱等、多角柱以外の形状を有しても良い。少なくとも一方の鍔部は、如何なる形状でも良い。
また、前記第1実施形態では、コア10が略H字状の形状を有して、巻芯部22の延在方向と、各鍔部20,21の延在方向とが、直交していた。しかしながら、この発明では、巻芯部の延在方向と、各鍔部の延在方向とは、直交していなくても良く、例えば、コアの二つの鍔部は、互いに平行に延在せずに、略ハ字状に延在しても良い。
図3は、第2実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。尚、第2実施形態では、第1実施形態と同一の変形例は、記載を省略する。
第2実施形態では、第2部分131の構成範囲が、第1実施形態での第2部分31の構成範囲よりも広範囲となっている点が、第1実施形態と異なる。
詳しくは、第2実施形態では、図3に示すように、コア110の第2部分131が、第1鍔部120において巻芯部122よりも第1鍔部120の延在方向の第1電極112側に位置する部分と、第2鍔部121において巻芯部122よりも第2鍔部121の延在方向の第2電極113側に位置する部分とからなっている。
第2実施形態のそれ以外の構成、例えば、コア110が、第1部分130と第2部分131とからなる構成や、第1部分130の材料や、第2部分131の材料や、巻芯部122の形状や、各鍔部120,121の形状や、巻芯部122が直線に沿って延在している構成や、第1鍔部120および第2鍔部121の夫々が巻芯部122の延在方向に直交する一方向に延在している構成等は、第1実施形態と同一である。
前記第2実施形態によれば、各鍔部120,121において巻芯部122よりも前記一方向の電極112,113側に位置する部分を、第2部分131で構成し、巻芯部122よりも電極112,113側の根元部分の全てを、強度が大きい第2部分131で構成し、強度が大きい第2部分131の存在領域が、巻芯部122と、各鍔部120,121の夫々との境界の近傍付近まで大きくなっている。したがって、第1実施形態と同様に、コア110における各電極112,113との接触部分の強度を大きくできることに加えて、第2実施形態では、更に、巻芯部122と、各鍔部120,121の夫々との境界の近傍付近の強度も大きくできる。したがって、各電極112,113とコア110の接触部分を起点とした損傷(割れ)を抑制できることに加えて、巻芯部122と、各鍔部120,121との境界近傍を起点とした損傷(割れ)も抑制できて、コア110において第2部分131が存在する巻芯部122の前記根元部分の全ての耐久性を向上できる。
図4は、第3実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。尚、第3実施形態では、第1実施形態と同一の変形例は、記載を省略する。
第3実施形態では、第2部分231の構成範囲が、第2実施形態での第2部分131の構成範囲よりも更に広範囲となっている点が、第2実施形態と異なる。
詳しくは、第3実施形態でも、巻芯部222が、直方体の形状を有し、巻芯部222が直線に沿って延在し、巻芯部222が、巻芯部222の延在方向と平行な中心軸を有している。また、第1鍔部220および第2鍔部221の夫々が、巻芯部222の延在方向に直交する一方向に延在している。一方、第3実施形態では、図4に示すように、第2部分231が、コア210において前記中心軸よりも前記一方向の電極212,213側に位置する部分からなっている。第3実施形態での第2部分231の存在範囲は、第2実施形態での第2部分131の存在範囲より広がっている。
第3実施形態のそれ以外の構成、例えば、コア210が、第1部分230と第2部分231とからなる構成や、第1部分230の材料や、第2部分231の材料や、各鍔部220,221の形状等は、第1、第2実施形態と同一である。
前記第3実施形態によれば、コア210において巻芯部222の中心軸よりも前記一方向の電極212,213側に位置する部分を、強度が大きい第2部分231で構成して、コア210において巻芯部222の中心軸よりも電極212,213側の全てを、強度が大きい第2部分231で構成している。したがって、強度が大きい第2部分231の存在範囲が、コア210において巻芯部222の中心軸よりも前記一方向の電極212,213側に位置する部分まで大きくなっているから、この大きな第2部分231で、電極212,213側とは反対側の天面側からの力を受けることができる。したがって、第3実施形態のコイル部品では、第2実施形態と同様に、コア210における各電極212,213との接触部分の強度や、巻芯部222と各鍔部220,221の夫々との境界の近傍付近の強度を大きくできることに加えて、第3実施形態では、更に、電極212,213側とは反対側の天面側からの力に対する抗折強度も大きくできる。したがって、コイル部品の耐久性を更に向上させることができる。
図5は、第4実施形態のコイル部品における図2に対応する模式図である。尚、第4実施形態では、第1実施形態と同一の変形例は、記載を省略する。
第4実施形態では、図5に示すように、第1部分330を、巻芯部322で構成し、第2部分331を、第1鍔部320と、第2鍔部321とで構成する点が、第1実施形態と異なっている。
第4実施形態のそれ以外の構成、例えば、コア310が、第1部分330と第2部分331とからなる構成や、第1部分330の材料や、第2部分331の材料や、巻芯部322の形状や、各鍔部320,321の形状や、巻芯部322が直線に沿って延在している構成や、第1鍔部320および第2鍔部321の夫々が巻芯部122の延在方向に直交する一方向に延在している構成等は、第1実施形態と同一である。
前記第4実施形態によれば、前記第2部分331が、第1鍔部320と、第2鍔部321とからなるから、巻芯部322と第1鍔部320との境界近傍の強度を広範囲に大きくできると共に、巻芯部322と第2鍔部321との境界近傍の強度も広範囲に大きくできる。したがって、コイル部品の耐久性を向上できる。
尚、前記第1〜第4実施形態では、コア10,110,210,310を、第1部分30,130,230,330と、第2部分31,131,231,331とで構成した。しかしながら、この発明では、コアを、互いに異なる三以上の材料(第1部分と、第1部分とをくっつけるための部材が存在している場合、この三以上の材料は、そのくっつけるための部分を含まない)で構成しても良い。また、前記実施形態および変形例で説明した全ての構成のうちの二以上の構成を組み合わせて新たな実施形態を構築できることは、勿論である。
1 コイル部品
10,110,210,310 コア
11 巻線
12,112 第1電極
13,113 第2電極
20,120,220,320 第1鍔部
21,121,221,321 第2鍔部
22,122,222,322 巻芯部
30,130,230,330 第1部分
31,131,231,331 第2部分
40 第1鍔部における巻芯部の延在方向に直交する一方向の一方側の一端部
41 第1鍔部における巻芯部の延在方向に直交する一方向の一方側の一端部

Claims (6)

  1. 第1鍔部と、第2鍔部と、前記第1鍔部と前記第2鍔部とを連結する巻芯部とを有するコアと、前記巻芯部に巻回された巻線と、前記第1鍔部に設けられると共に、前記巻線の一端に電気的に接続された第1電極と、前記第2鍔部に設けられると共に、前記巻線の他端に電気的に接続された第2電極とを備え、
    前記コアは、前記巻芯部の少なくとも一部を有する第1部分と、前記第1部分よりも剛性が大きい第2部分とを有し、前記第1部分と前記第2部分は、焼結化されており、
    前記第1電極と、前記第2電極とは、前記第2部分に設けられていることを特徴とするコイル部品。
  2. 請求項1に記載のコイル部品において、
    前記コアは、前記第1部分と、前記第2部分とからなり、
    前記巻芯部は、直線に沿って延在すると共に、前記第1鍔部および前記第2鍔部の夫々は、前記巻芯部の延在方向に略直交する一方向に延在し、
    前記第2部分は、前記第1鍔部の前記一方向の一方側の一端部と、前記第2鍔部の前記一方向の一方側の一端部とを含み、
    前記第1電極は、前記第1鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられ、前記第2電極は、前記第2鍔部の前記一方向の一方側の先端部に設けられることを特徴とするコイル部品。
  3. 請求項2に記載のコイル部品において、
    前記第2部分は、前記第1鍔部において前記巻芯部よりも前記一方向の一方側に位置する部分と、前記第2鍔部において前記巻部よりも前記一方向の一方側に位置する部分とを含むことを特徴とするコイル部品。
  4. 請求項3に記載のコイル部品において、
    前記巻芯部は、前記巻芯部の延在方向と平行な中心軸を有し、
    前記第2部分は、前記コアにおいて前記中心軸よりも前記一方向の一方側に位置する部分を含むことを特徴とするコイル部品。
  5. 請求項1に記載のコイル部品において、
    前記第1部分は、前記巻芯部からなり、前記第2部分は、前記第1鍔部と、前記第2鍔部とからなることを特徴とするコイル部品。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一つに記載のコイル部品において、
    前記第1部分の透磁率は、前記第2部分の透磁率よりも大きいことを特徴とするコイル部品。
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