JP6273964B2 - 熱転写受像シート及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また特許文献2では、ポリオレフィン支持体と染料像受容層との間に、チタン酸有機塩またはチタニウムアルコキシドから形成されるチタンの酸化物である無機主鎖を有するポリマーからなる下塗り層を設けることで、染料受容層の支持体への粘着を改善した染料受容素子が提案されている。
また、特許文献2及び特許文献3に提案されている染料受容素子を用いて、昨今の高速印画プリンタにて印画を行ったところ、十分な印画濃度を得ることができないばかりか、染料受容層が熱転写層表面に融着してしまう、異常転写が発生してしまった。
本発明は、そのような点に着目してなされたもので、高速印画を行っても、印画濃度が高く、基材密着性も良好な熱転写受像シートを提供することを目的としている。
すなわち、本発明の一態様である熱転写受像シートは、基材の一方の面に、断熱層、下引き層、及び染料受容層を順次積層して形成した熱転写受像シートにおいて、下引き層は、アルコキシド、アルコキシドの加水分解物、又は塩化錫の少なくとも一つと、水溶性高分子と、ウレタン系樹脂とからなる重縮合物を主成分としていることを特徴とし、アルコキシドが、テトラエトキシシラン若しくはトリイソプロポキシアルミニウム、またはテトラエトキシシランとトリイソプロポキシアルミニウムの混合物である。
ウレタン系樹脂は、アイオノマー型ポリウレタンであってもよい。
水溶性高分子は、ポリビニルアルコールであってもよい。
水溶性高分子は、ポリビニルピロリドンであってもよい。
また、本実施形態の熱転写受像シート1の製造方法は、アルコキシド、アルコキシドの加水分解物、又は塩化錫の少なくとも一つと、水溶性高分子と、ウレタン系樹脂とが形成後の下引き層において主成分となるように調整した塗布液を、塗布して、乾燥して、下引き層を形成するものである。
基材2は、印画物としてのコシ、強度や耐熱性等を考慮し、厚さが25μm以上250μm以下の範囲のものを使用可能であるが、厚さが50μm以上200μm以下のものが好ましい。
断熱層3は、厚さが10μm以上80μm以下の範囲のものを使用可能であるが、厚さが20μm以上60μm以下のものが好ましい。
染料受容層5に用いられるバインダ樹脂としては、例えばポリビニルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレート等のポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−アクリル共重合体、スチレン−アクリル共重合体、ポリブタジエン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリカプロラクトン、エポキシ樹脂、ケトン樹脂、あるいはこれらの変性樹脂等を挙げることができるが、特に塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体を用いることが好ましい。
この下引き層4は、アルコキシドまたは/およびその加水分解物または塩化錫の少なくとも一つと、水溶性高分子と、ウレタン系樹脂とを主成分として含む塗布液(下引き層形成塗布液)を、塗布して、乾燥して形成される。この下引き層4を設けることによって、後述の実施例から分かるように、昨今の高速印画プリンタにて高速印画を行っても、印画濃度が十分に高く、隣接して積層された断熱層3または/および染料受容層5との密着性が良好な印画物を得ることができる。
M(OR)n・・・(1)
(一般式(1)において、Mは、Si、Ti、Al、Zr等の金属を表す。Rは、CH3、C2H5等のアルキル基を表す。nは、Mの種類によって異なる1〜4の整数を表す。)
基材として厚さ140μmの上質紙を使用し、一方の面に溶融押し出し法により厚さ30μmの第1ポリエチレン樹脂層を形成した。また、発泡ポリプロピレンフィルムの片面にスキン層を設けた、厚さ40μmの断熱層を用意した。
塩化第一錫 2.0部
メチルセルロース 1.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
エマルジョン型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
<染料受容層塗布液>
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 19.5部
(ソルバインC、日信化学工業(株)製)
アミノ変性シリコーン 0.5部
(KF−393、信越化学工業(株)製)
メチルエチルケトン 40.0部
トルエン 40.0部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−2にした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−2>
塩化第一錫 2.0部
メチルセルロース 1.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−3にした以外は、実施例1と同様にして、実施例3の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−3>
塩化第一錫 2.0部
メチルセルロース 1.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−4にした以外は、実施例1と同様にして、実施例4の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−4>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルアルコール 1.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
エマルジョン型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−5にした以外は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−5>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルピロリドン 1.5部
(ISPジャパン(株)製)
エマルジョン型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−6にした以外は、実施例1と同様にして、実施例6の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−6>
テトラエトキシシラン 7.3部
メチルセルロース 2.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
エマルジョン型エーテル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−7にした以外は、実施例1と同様にして、実施例7の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−7>
トリイソプロポキシアルミニウム 7.3部
メチルセルロース 2.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
エマルジョン型エーテル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−8にした以外は、実施例1と同様にして、実施例8の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−8>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルアルコール 1.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−9にした以外は、実施例1と同様にして、実施例9の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−9>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルピロリドン 1.5部
(ISPジャパン(株)製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−10にした以外は、実施例1と同様にして、実施例10の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−10>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルアルコール 1.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−11にした以外は、実施例1と同様にして、実施例11の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−11>
塩化第一錫 2.0部
ポリビニルピロリドン 1.5部
(ISPジャパン(株)製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.5部
純水 62.5部
エチルアルコール 28.0部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−12にした以外は、実施例1と同様にして、実施例12の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−12>
テトラエトキシシラン 7.3部
メチルセルロース 2.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−13にした以外は、実施例1と同様にして、実施例13の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−13>
テトラエトキシシラン 7.3部
メチルセルロース 2.5部
(メトローズSM4000、信越化学工業(株)製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−14にした以外は、実施例1と同様にして、実施例14の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−14>
テトラエトキシシラン 7.3部
ポリビニルアルコール 2.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−15にした以外は、実施例1と同様にして、実施例15の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−15>
テトラエトキシシラン 7.3部
ポリビニルピロリドン 2.5部
(ISPジャパン(株)製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−16にした以外は、実施例1と同様にして、実施例16の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−16>
テトラエトキシシラン 7.3部
ポリビニルアルコール 2.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−17にした以外は、実施例1と同様にして、実施例17の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−17>
テトラエトキシシラン 7.3部
ポリビニルピロリドン 2.5部
(ISPジャパン(株)製)
アイオノマー型エーテル系ポリウレタン 2.2部
0.1N塩酸 52.0部
純水 32.5部
イソプロピルアルコール 3.5部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−18にした以外は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−18>
塩化第一錫 1.8部
ポリビニルアルコール 1.2部
(PVA424H、(株)クラレ製)
純水 64.0部
エチルアルコール 29.1部
イソプロピルアルコール 3.9部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−19にした以外は、実施例1と同様にして、比較例2の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−19>
塩化第一錫 1.8部
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 1.2部
純水 64.0部
エチルアルコール 29.1部
イソプロピルアルコール 3.9部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−20にした以外は、実施例1と同様にして、比較例3の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−20>
ポリビニルアルコール 1.5部
(PVA424H、(株)クラレ製)
エマルジョン型エステル系ポリウレタン 1.5部
純水 64.0部
エチルアルコール 29.1部
イソプロピルアルコール 3.9部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−21にした以外は、実施例1と同様にして、比較例4の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−21>
ポリビニルアルコール 3.0部
(PVA424H、(株)クラレ製)
純水 64.0部
エチルアルコール 29.1部
イソプロピルアルコール 3.9部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−22にした以外は、実施例1と同様にして、比較例5の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−22>
ポリビニルピロリドン 3.0部
(ISPジャパン(株)製)
純水 64.0部
エチルアルコール 29.1部
イソプロピルアルコール 3.9部
実施例1で作製した熱転写受像シートにおいて、下引き層を下記組成の下引き層塗布液−23にした以外は、実施例1と同様にして、比較例6の熱転写受像シートを得た。
<下引き層塗布液−23>
テトラエトキシシラン 10.4部
0.1N塩酸 89.6部
実施例1の発泡ポリプロピレンフィルムのスキン層側に、下引き層を設けることなく、実施例1と同様の染料受容層塗布液を、乾燥後の厚みが3μmとなるように塗布、乾燥することで、染料受容層を形成し、比較例7の熱転写受像シートを得た。
基材として、4.5μmの片面易接着処理付きポリエチレンテレフタレートフィルムを使用し、その易接着処理面の反対面に下記組成の耐熱滑性層塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/m2となるように塗布、乾燥し、耐熱滑性層付き基材を得た。次に、耐熱滑性層付き基材の易接着処理面に、下記組成の熱転写層塗布液を、乾燥後の塗布量が1.0g/m2となるように塗布、乾燥して熱転写層を形成し、熱転写記録媒体を得た。
シリコーン系アクリルグラフトポリマー 50.0部
(東亜合成(株)US−350)
メチルエチルケトン 50.0部
<熱転写層塗布液>
C.I.ソルベントブルー36 2.5部
C.I.ソルベントブルー63 2.5部
ポリビニルアセタール樹脂 5.0部
トルエン 45.0部
メチルエチルケトン 45.0部
実施例1〜17、比較例1〜7の熱転写受像シートおよび熱転写記録媒体を使用し、解像度が300×300DPIで、印画速度を1.5msec/lineと1.4msec/lineとで変更できる評価用サーマルプリンタにて、ベタ画像の印画を行い、以下の評価を行った。
昨今の高速印画プリンタ相当の印画速度である1.5msec/lineでは、最高反射濃度、異常転写、及びセロテープ剥離試験の評価を行った。また昨今の高速印画プリンタより速い印画速度の1.4msec/lineでは、異常転写及びセロテープ剥離試験の評価を行った。評価結果を表1に示す。なお、ここで言う異常転写とは、熱転写時に熱転写受像シート側のいずれかの層間にて剥離し、熱転写層へ転写してしまうことを言う。
・最高反射濃度は、X−rite528にて測定を行った。
・異常転写の評価は、以下の基準にて行った。
○:異常転写の発生無し。
×:異常転写が部分的に発生。
××:異常転写が全面に発生。
・セロテープ剥離試験は、ベタ画像にセロテープCT−24(ニチバン(株)製)を貼り付けて試験を行った。セロテープ剥離試験の評価は、以下の基準にて行った。
○:剥離無し。
△:いずれかの層より、セロテープ(登録商標)を貼り付けた面積の4分の1未満の面積が剥離。
×:いずれかの層より、セロテープを貼り付けた面積の4分の1以上の面積が剥離。
2:基材
3:断熱層
4:下引き層
5:染料受容層
Claims (6)
- 基材の一方の面に、断熱層、下引き層、及び染料受容層を順次積層して形成した熱転写受像シートにおいて、
前記下引き層は、アルコキシド、アルコキシドの加水分解物、又は塩化錫の少なくとも一つと、水溶性高分子と、ウレタン系樹脂とからなる重縮合物を主成分としていることを特徴とし、
前記アルコキシドが、テトラエトキシシラン若しくはトリイソプロポキシアルミニウム、または、テトラエトキシシランとトリイソプロポキシアルミニウムの混合物である、熱転写受像シート。 - 前記ウレタン系樹脂が、エステル系ポリウレタンであることを特徴とする、請求項1に記載の熱転写受像シート。
- 前記ウレタン系樹脂が、アイオノマー型ポリウレタンであることを特徴とする、請求項1に記載の熱転写受像シート。
- 前記水溶性高分子が、ポリビニルアルコールであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱転写受像シート。
- 前記水溶性高分子が、ポリビニルピロリドンであることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱転写受像シート。
- 基材の一方の面に、断熱層、下引き層、及び染料受容層を順次積層して形成される熱転写受像シートの製造方法であって、
前記下引き層を、アルコキシド、アルコキシドの加水分解物、又は塩化錫の少なくとも一つと、水溶性高分子と、ウレタン系樹脂とが形成後の下引き層において主成分となるように調整した塗布液を、塗布して、乾燥して形成することを特徴とし、
前記アルコキシドが、テトラエトキシシラン若しくはトリイソプロポキシアルミニウム、または、テトラエトキシシランとトリイソプロポキシアルミニウムの混合物である、熱転写受像シートの製造方法。
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