JP6272052B2 - 電子素子搭載用基板及び電子装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子素子、例えばCCD(Charge Coupled Device)型またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型等の撮像素子、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子、チップコンデンサ等の電子部品が搭載される電子素子搭載用
基板および電子装置に関するものである。
従来からCCD型またはCMOS型等の撮像素子、LED等の発光素子を電子素子搭載用基板に搭載した電子装置が知られている。このような電子装置の一つに、基板および枠体を有し、当該枠体の上面に接続端子を有する電子素子搭載用基板とその上面に光学フィルタ、又は透明な物質から成る蓋体等を設けた電子装置が知られている。このような電子装置は、基板上面および枠体内壁で形成された凹部に電子素子が搭載され、枠体上面の接続端子に外部回路又は電子部品等が電気的に接続される。
特開2002−252797
しかしながら、接続端子と外部回路又は電子部品等とを接続するための領域を確保するため、蓋体と枠体上面との接合領域を十分確保することが困難だった。また、電子装置の小型化の要求により、この接合領域の確保はさらに困難だった。よって、枠体の外縁を基板の外縁より内側にすることで、枠体の側面と基板の上面とで構成される段差部を設け、当該段差部に接続端子が設けられる構成が考えられる。しかしながら、電子素子の作動時に発生した熱に起因して蓋体と基板との間に温度差が生じる。また、一般的に蓋体と基板とは熱膨張係数が異なる。よって、両部材間の熱膨張・熱収縮の大きさに差が生じ、段差部に隣接する枠体の側壁には熱応力がかかりやすくなっていた。この熱応力による変形が繰り返し発生するため、枠体、又は枠体と基板との接合部分に応力が集中して、クラック又は割れが発生するおそれがあった。
本発明の目的は、枠体、又は枠体と基板との接合部近傍にクラック又は割れが発生することを抑制することができる電子素子搭載用基板と、電子素子搭載用基板を用いた電子装置とを提供することにある。
本発明の一つの態様に係る電子素子搭載用基板は、電子素子搭載部を有する基板と、該基板の上面に接合された枠体と、を有しており、上面視において、前記枠体の外縁の少なくとも一部は、前記基板の外縁より内側に位置しており、前記枠体の側面と前記基板の上面とによって段差部が設けられており、該段差部において、前記枠体は、前記基板の外縁に向かって突出する第1支持部を有しており、該第1支持部は、前記枠体および前記基板と一体化しており、前記第1支持部の幅は、前記基板に近づくほど広くなっている
本発明の一つの態様に係る電子素子搭載用基板は、電子素子搭載部を有する基板と、該基板の上面に接合された枠体と、を有しており、上面視において、前記枠体の外縁の少なくとも一部は、前記基板の外縁より内側に位置しており、前記枠体の側面と前記基板の上面とによって段差部が設けられており、該段差部において、前記枠体は、前記基板の外縁に向かって突出する第1支持部を有しており、該第1支持部は、前記枠体および前記基板と一体化しており、前記基板の上面において、隣り合う第1支持部の間に、切り欠きが設けられているとともに、前記切り欠きは複数設けられており、前記切り欠き同士の深さが異なっている。
本発明の一つの態様に係る電子装置は、上記の電子素子搭載用基板と、前記基板の前記電子素子搭載部に搭載された電子素子と、を有する。
本発明の一態様に係る電子素子搭載用基板は、枠体は、基板の外縁に向かって突出する第1支持部を有しており、第1支持部は、枠体および基板と一体化している。これにより、変形を起こしやすい、段差部に隣接する枠体の側壁を第1支持部によって支持することにより、枠体の側壁の変形を抑制するので、枠体又は枠体と基板との接合部近傍に、クラック又は割れ等が発生することを抑制することができる。
本発明の一つの態様に係る電子装置は、上記の電子素子搭載用基板と、前記基板の前記電子素子搭載部に搭載された電子素子と、を有するので、枠体、又は枠体と基板との接合部近傍にクラックが発生しにくくなり、長期信頼性の向上を図ることができる。
(a)は、本発明の第1の実施形態に係る電子素子搭載用基板および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX−X線に対応する縦断面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る電子素子搭載用基板、および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX−X線に対応する縦断面図である。 (a)は、本発明の第3の実施形態に係る電子素子搭載用基板、および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX−X線に対応する縦断面図である。 (a)は、本発明の第4の実施形態に係る電子素子搭載用基板、および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX−X線に対応する縦断面図である。 (a)は、本発明の第5の実施形態に係る電子素子搭載用基板、および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX1−X1線に対応する縦断面図であり、(c)は、(a)のX2−X2線に対応する縦断面図である。 (a)は、本発明の第6の実施形態に係る電子素子搭載用基板、および電子装置の外観を示す上面図であり、(b)は、(a)のX1−X1線に対応する縦断面図であり、(c)は、(a)のX2−X2線に対応する縦断面図である。 図6(a)のY−Y線に対応する縦断面図である。
以下、本発明のいくつかの例示的な実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、電子素子搭載用基板に電子素子が搭載された構成を電子装置とする。電子素子搭載用基板および電子装置は、いずれの方向が上方若しくは下方とされてもよいものであるが、便宜的に、直交座標系xyzを定義するとともに、z方向の正側を上方として、上面若しくは下面の語を用いるものとする。
(第1の実施形態)
図1を参照して本発明の第1の実施形態における電子装置21、及び電子素子搭載用基板1について説明する。本実施形態における電子装置21は、電子素子搭載用基板1と電子素子10とを備えている。
電子素子搭載用基板1は、電子部品搭載部11を有する基板2と、基板2の上面に接合された枠体4と、を有しており、上面視において、枠体4の外縁の少なくとも一部は、基板2の外縁より内側に位置しており、枠体4の側面と基板2の上面とによって段差部5が設けられており、段差部5において、枠体4は、基板2の外縁に向かって突出する第1支持部6aを有しており、この第1支持部6aは、枠体4および基板2と一体化している。
図1に示す例では、基板2は貫通孔を有する第1基部2bと貫通孔を有さない第2基部2cとから形成される凹部2aを有しており、枠体4は凹部2aより大きい開口部4aを
有している。凹部2aの開口と開口部4aとは連結している。
図1に示す例では、基板2の上面と、枠体4の内側の側面とによって内側段差部が形成されており、この内側段差部に電子素子接続用パッド3が設けられている。
図1に示す例では、基板2の凹部2aの底面が電子素子搭載部11であり、凹部2aに電子素子10が収納されている。
基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに後述する枠体4の材料は例えば、電気絶縁性セラミックス、又は樹脂(プラスティックス)等が使用される。
基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4の材料として使用される電気絶縁性セラミックスとしては例えば、酸化アルミニウム質焼結体,ムライト質焼結体,炭化珪素質焼結体,窒化アルミニウム質焼結体,窒化珪素質焼結体,又はガラスセラミックス焼結体等が挙げられる。
基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4の材料として使用される樹脂としては例えば、エポキシ樹脂,ポリイミド樹脂,アクリル樹脂,フェノール樹脂,又はフッ素系樹脂等が挙げられる。フッ素系樹脂としては例えば、ポリエステル樹脂、又は四フッ化エチレン樹脂が挙げられる。
図1に示す例において、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4は、前述した材料から成る絶縁層を複数上下に積層して形成されている。
基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4は、図1に示すように2層の絶縁層から形成されていても良いし、単層または3層以上の絶縁層から形成されていても良い。図1に示す例では、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4は2層の絶縁層から形成されており、基板2の上面には、複数の電子素子接続用パッド3、又は接続端子8が設けられている。
基板2および枠体4の内部には、配線導体が設けられていても良いし、基板2および枠体4は、表面に露出した配線導体を有していても良い。また、その配線導体によって、後述する接続端子8と電子素子接続用パッド3とが電気的に接続されていても良い。また、基板2および枠体4の内部に設けられたそれぞれの配線導体が、基板2および枠体4のそれぞれの表面に露出した配線導体等によってそれぞれ電気的に接続していても良い。
電子素子接続用パッド3、後述する接続端子8および配線導体は、基板2又は枠体4が電気絶縁性セラミックスから成る場合には、タングステン(W),モリブデン(Mo),マンガン(Mn),銀(Ag)または銅(Cu)等のメタライズから成る。また、接続端子8および電子素子接続用パッド3は、基板2又は枠体4が樹脂から成る場合には、銅(Cu),金(Au),アルミニウム(Al),ニッケル(Ni),クロム(Cr),モリブデン(Mo)またはチタン(Ti)およびそれらの合金等の金属材料から成る。
電子素子接続用パッド3、接続端子8、及び配線導体の露出表面に、めっき層が設けられることが好ましい。この構成によれば、電子素子接続用パッド3、接続端子8、および配線導体の露出表面を保護して酸化を防止できる。また、この構成によれば、電子素子接続用パッド3と電子素子10との電気的接続、又は接続端子8と外部回路基板との電気的接続を良好にできる。めっき層は、例えば、厚さ0.5〜10μmのNiめっき層を被着させるか、またはこのNiめっき層および厚さ0.5〜3μmの金(Au)めっき層を順次被着させてもよい。
図1に示す例のように、基板2の上面には枠体4が接合されている。枠体4は上面視において枠体4の外縁の少なくとも一部が、基板2の外縁より内側に位置しており、枠体4の外側の側面と基板2の上面とによって段差部5が設けられている。
図1に示す例においては、x方向において枠体4の開口部4aを挟むように、2つの段差部5が配置されている。
一般的に、基板2と蓋体13とは、熱膨張係数が異なる。例えば、基板2が酸化アルミニウム焼結体から成る場合には、基板2の熱膨張係数は7.1×10−6/℃であり、蓋体13が、石英ガラスから成る場合には、蓋体13の熱膨張係数は、0.6×10−6/℃である。そのため枠体4の上面に、基板2とは熱膨張係数の異なる蓋体13を接合した場合、電子素子10の作動時に繰り返して熱が発生すると、基板2と蓋体13との間に生じる温度差と、基板2と蓋体13との熱膨張係数の違いによって、両部材間で熱膨張・熱収縮の差が発生する。この基板2と蓋体13との間の熱膨張・熱収縮の差によって、枠体4が変形しようとする。よって、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部分に応力が集中する。従って、電子素子10の作動が繰り返されることによって枠体4、又は枠体4と基板2との接合部分近傍にクラック又は割れが発生しやすくなる。
図1に示す例のように、段差部5において、枠体4は、基板2の外縁に向かって突出する第1支持部6aを有しており、この第1支持部6aは、枠体4および基板2と一体化している。より詳細には、第1支持部6aは、枠体4の外側の側面、および基板2の上面と一体化している。よって、枠体4の上面に、基板2とは熱膨張係数の異なる蓋体13を接合させて電子素子10を作動させたとしても、第1支持部6aによって、変形の生じやすい、段差部5に隣接する枠体4の側壁の変形が抑制される。従って、電子素子10の作動が繰り返されたとしても、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍にクラックが発生することを抑制することが可能となる。
基板2及び枠体4が電気絶縁性セラミックスから成る場合は、例えばセラミックグリーンシートの状態で積層して加圧し、同時焼結させることにより基板2と枠体4とが互いに接合される。また、例えば、基板2と枠体4となるセラミックグリーンシートを焼成した後、基板2と枠体4とをはんだ、又はガラス等のろう材により、接合してもよい。
また、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2cが、ともに電気絶縁性セラミックスから成る場合には、基板2と枠体4との接合方法と同様の方法により接合される。
また、図1に示す例のように、第1支持部6aは、段差部5の中央部に設けられていることが好ましい。これにより、枠体4の側壁において最も変形が生じやすい部分に第1支持部6aが設けられているので、枠体4の側壁に変形が発生することを抑制することができる。よって、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍にクラックが発生することを抑制することが可能となる。
また、図1に示す例のように、段差部5の両端部にさらに第1支持部6aが設けられていることが好ましい。このように両端部に第1支持部6aを設けることで、枠部4に変形が発生することをより効果的に抑制し、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍にクラックが発生することを抑制することが可能となる。
また、図1に示す例のように、段差部5における、基板2の上面に、接続端子8が設けられていてもよい。よって、従来のように接続端子8を枠体4の上面に設ける必要がない。従って、接続端子8が無くなって平坦になった枠体4の上面に、蓋体13を接合させる
ことができる。結果として、蓋体13と枠体4の上面との密着力が向上し、枠体4の内部空間の封止性を向上させることができる。
接続端子8は、例えば、基板2内部の配線導体等により電子素子接続用パッド3と電気的に接続されている。
また、1つの第1支持部6aの幅は段差部5のy方向の長さの10%以上であると、より効果的に枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍におけるクラックの発生を抑制することができる。
第1支持部6aは、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2cと同様の材料で形成される。また、第1支持部6aの内部に配線導体を設けていても良い。
第1支持部6aは、図1に示す例のように、枠体4と一体であることにより、枠体4と第1支持部6aとの接合箇所に隙間等ができにくいため、より効果的に枠体4の変形を抑制することができる。
電子装置21は、電子素子搭載用基板1の電子素子搭載部11に搭載された電子素子10と、電子素子搭載用基板1の上面に接合された蓋体13とを有している。電子素子10は例えば、CCD型若しくはCMOS型等の撮像素子、又はLED等の発光素子が用いられる。また、電子素子10としては、チップコンデンサ等の電子部品が用いられても良い。図1に示す例においては、電子素子10の各電極は、接続部材12(ボンディングワイヤ)によって電子素子接続用パッド3に電気的に接続されている。接続部材12は、ボンディングワイヤ以外にも金バンプまたはハンダ等が使用される。
蓋体13は、例えば、ガラス又は光学フィルタ等が使用され、熱硬化性樹脂又は低融点ガラス等の接合部材14により、電子素子搭載用基板1に接合される。
本発明の電子装置21は、上記構成の電子素子搭載用基板1と、基板2の凹部2aの電子素子搭載部11に搭載された電子素子10と、電子素子搭載用基板1の枠体4の上面に接合された蓋体13とを有していることにより、長期信頼性を向上させた電子装置21を提供することができる。
次に、本実施形態の電子素子搭載用基板1の製造方法について説明する。
(1)まず、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4を構成するセラミックグリーンシートを形成する。例えば、酸化アルミニウム(Al)質焼結体である絶縁基板2を得る場合には、Alの粉末に焼結助材としてシリカ(SiO),マグネシア(MgO)またはカルシア(CaO)等の粉末を添加し、さらに適当なバインダー、溶剤および可塑剤を添加し、次にこれらの混合物を混錬してスラリー状となす。その後、従来周知のドクターブレード法またはカレンダーロール法等の成形方法によって多数個取り用のセラミックグリーンシートを得る。
なお、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4が、例えば樹脂から成る場合は、所定の形状に成形できるような金型を用いて、トランスファーモールド法またはインジェクションモールド法等によって成形することによって基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4を形成することができる。
また、基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4は、例えばガラスエポキシ樹脂のように、ガラス繊維から成る基材に樹脂を含浸させたものであってもよい
。この場合には、ガラス繊維から成る基材にエポキシ樹脂の前駆体を含浸させ、このエポキシ樹脂前駆体を所定の温度で熱硬化させることによって基板2を形成する第1基部2b及び第2基部2c並びに枠体4を形成できる。
(2)次に、スクリーン印刷法等によって、上記(1)の工程で得られたセラミックグリーンシートに電子素子接続用パッド3、配線導体、および接続端子8となる部分に金属ペーストを塗布又は充填する。この金属ペーストは、基板2および枠体4となるセラミックグリーンシートと同時に焼成することによって、電子素子接続用パッド3、接続端子8、前述した配線導体等が形成される。
この金属ペーストは、タングステン,モリブデン,マンガン,銀または銅等の金属粉末に適当な溶剤およびバインダーを加えて混練することによって、適度な粘度に調整して作製される。なお、金属ペーストは、基板2および枠体4との接合強度を高めるために、ガラス、セラミックスを含んでいても構わない。
(3)次に、前述のグリーンシートを金型等によって加工する。第1基部2b及び枠体4となるグリーンシートの中央部に、貫通孔を形成する。
また、枠体4となるグリーンシートの外縁の一部を、第1の支持部6が残るようにして、除去する。この除去によって、枠体4の外縁が基板2の外縁より中央側になって段差部5が形成される。例えば、金型を用いて、グリーンシートの外縁に複数の孔を打ち抜くことで、複数の孔の間の領域は第1支持部6aとなる。
また、複数の孔は、一つずつ形成しても良いし、複数同時に形成しても良い。これは金型の形状によって選択することができる。また、電子素子搭載用基板1が複数の絶縁層から成る場合、各絶縁層となるグリーンシートを積層して加圧することによりグリーンシート積層体を作製することができる。
なお、複数の孔を形成した後、複数のグリーンシートを積層しても良いし、複数のグリーンシートを積層した後、複数の孔を形成してもよい。
また、第1支持部6aは、上述のグリーンシート加工以外の方法で形成されても良い。例えば、枠体4となる四角形状のグリーンシートを、基板2となるグリーンシート上に積層した後、第1支持部6aとなる絶縁材料を、別途、段差部4に設けた後で、同時焼成すれば良い。または、焼結後の枠体4および基板2によって設けられた段差部に、第1支持部6aを配置して、はんだ又はろう材等によって段差部4に接合させれば良い。
(4)次に、各絶縁層となるセラミックグリーンシートを積層して加圧することによりセラミックグリーンシート積層体を作製する。本工程では、例えば、第1基部2bと、第2基部2cと、枠体4とを積層して加圧することで、電子素子搭載用基板1となる積層体を作製する。また、その際、第1基部2b、第2基部2cおよび枠体4の表面に配線導体を露出させておき、第1基部2bと、第2基部2cと、枠体4とを積層して加圧することで、それぞれの配線導体を電気的に接続させても良い。
(5)次に、このセラミックグリーンシート積層体を約1500〜1800℃の温度で焼成して、電子素子搭載用基板1が複数配列された多数個取り基板を得る。なお、この工程によって、前述した金属ペーストは、電子素子接続用パッド3、接続端子8、または配線導体となる。
(6)次に、焼成して得られた多数個取り基板を複数の電子素子搭載用基板1に分断す
る。この分断においては、電子素子搭載用基板1の外縁となる箇所に沿って多数個取り基板に分割溝を形成しておき、この分割溝に沿って破断させて分割する方法、またはスライシング法等により電子素子搭載用基板1の外縁となる箇所に沿って切断する方法等を用いることができる。なお、分割溝は、焼成後にスライシング装置により多数個取り基板の厚みより小さく切り込むことによって形成することができるが、多数個取り基板用のセラミックグリーンシート積層体にカッター刃を押し当てたり、スライシング装置によりセラミックグリーンシート積層体の厚みより小さく切り込んだりすることによって形成してもよい。
上記(1)〜(6)の工程によって、電子素子搭載用基板1が得られる。
このようにして形成された電子素子搭載用基板1の電子素子搭載部11に電子素子10を搭載し、電子装置21を作製することができる。
本発明の電子装置21によれば、上記構成の電子素子搭載用基板1と、基板2の電子素子搭載部11に搭載された電子素子10と、を有していることにより、長期信頼性を向上させた電子装置21を提供することができる。また、図1に示す例においては、枠体4の上面に蓋体13が接合されている。
また、図1に示す例においては、蓋体13の下面は、接合部材14によって、枠体4の上面と第1支持部6aの上面とに接合されている。
また、図1に示す例のように、接合部材14は、枠体4および第1支持部6aの上面のみに配置されていることが好ましい。このような構成によれば、段差部5内に接合部材14が入り込んでいる場合と比較し、段差部5の接続端子8を良好に外部回路又は電子部品と電気的に接続できる。また、接合部材14の量のコントロールが容易となるため、生産性の低下を抑制することができる。
また、図1に示す例のように、接合部材14は、その一部が第1支持部6aの上面と蓋体13の下面との間に入り込んでいることが好ましい。このような構成によれば、部分的に接合部材14の幅を大きくすることができるので、応力の分散を行うことができ、電子素子搭載用基板1と蓋体13との接合信頼性を高めることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態による電子素子搭載用基板1および電子装置21について、図2を参照しつつ説明する。
本実施形態における電子装置21において、第1の実施形態の電子装置21と異なる点は、上面視において、段差部5の両端部に位置する第1支持部6aの内側の側面間の距離が、凹部2aの辺の長さ(y方向の長さ)以下である点、基板2が第1基部2bと金属平板2dとから成る点である。
図2に示す例のように、上面視において、段差部5の両端部に位置する第1支持部6aの内側の側面間の距離は、凹部2aの辺の長さ(y方向の長さ)以下であることが好ましい。また、段差部5の両端部の第1支持部6aの内側の側面は、その第1支持部6aの配置方向(y方向)に延びる凹部2aの辺の両端より、その配置方向(y方向)において基板2の中央側(X−X線側)に位置している。この構成により、電子装置の作動時に、枠体4の変形の起点となる枠体4の開口4aの角部を、段差部5の両端に設けられた第1支持部6aによって保持することができる。よって、枠体4の変形をより効果的に抑制することができ、電子素子10の作動が繰り返されたとしても、枠体4、又は枠体4と基板2
との接合部近傍に、クラック又は割れが発生することを、より低減させることができる。
また、図2に示す例において、基板2は第1基部2bと金属平板2dとから成る。第1基部2bは貫通孔を有している。第1基部2bの貫通孔の内壁と金属平板2dの上面とで凹部2aが形成されおり、凹部2aに電子素子10が搭載されている。また、例えば、金属平板2dとしては、銅板(熱伝導率:398W/mK)を用いることができる。この場合には、第2基部2cとして酸化アルミニウム質焼結体(熱伝導率:20W/mK)を用いた場合より、第2基部2c(金属平板2d)からの放熱性を良好とすることができる。よって、金属平板2dから、基板2を形成する第1基部2bおよび蓋体13の方に熱が伝わるのを抑制できるので、両部材の温度差を小さくすることができる。そのため、第1基部2bと蓋体13との間の熱膨張・熱収縮の差を小さくすることができ、枠体4の側壁の変形をより効果的に抑制することができる。これによって、電子素子10の作動が繰り返されたとしても、枠体4、又は枠体4と基板2との接合箇所近辺のクラック又は割れの発生をより低減させることができる。
金属平板2dは、例えば、第1基部2bが電気絶縁性セラミックスから成る場合、ステンレス(SUS)、Fe−Ni−Co合金、42アロイ,銅(Cu),又は銅合金等から成る。
例えば、基板2を形成する第1基部2bが約5×10−6/℃〜10×10−6/℃の熱膨張率を有する酸化アルミニウム質焼結体であり、金属平板2dが約10×10−6/℃の熱膨張率を有するステンレス(SUS410)であることが好ましい。この場合には、電子装置の作動時に基板2を形成する第1基部2bと金属平板2dとの熱収縮差・熱膨張差が小さくなるので、枠体4にかかる熱応力を緩和することができる。
また、金属平板2dは、熱硬化性樹脂又は低融点ガラス等からなる接着部材により第1基部2bに接合されている。熱硬化性樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型液状エポキシ樹脂等が用いられる。接着部材として、電子素子10の搭載時の作動時の熱によって変性しないものを用いることによって、電子素子10の搭載時、又は作動時に第1基部2bと金属平板2dとが剥離することを良好に抑制することができるので好ましい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態による電子素子搭載用基板1および電子装置21について、図3を参照しつつ説明する。
本実施形態における電子装置21において、第1の実施形態の電子装置21と異なる点は、縦断面視における第1支持部6aの形状である。
なお、図3に示す例において、基板2は貫通孔を有する第1基部2bと貫通孔を有さない第2基部2cとから形成されている。また、第1基部2bの貫通孔の内壁と第2基部2cの上面とで形成される凹部2aを有しており、電子素子10は凹部2aに収納されている。
図3(b)に示す例においては、第1支持部6aの幅は、基板2に近づくほど広くなっている。この構成により、枠体4の温度変化に伴う応力が集中しやすい枠体4と絶縁基板2との接合部の幅を厚くして、枠体4の変形を効果的に防ぐことが可能となり、電子素子10の作動が繰り返されたとしても、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍における、クラック又は割れの発生を防ぐことができる。また、この構成により、第1支持部6aの上端部は下端部より幅を小さくしておくことができる。よって、図3(b)に示すように、第1支持部6a同士の間の空間では、上方が下方より幅が広い。従って、例えば、
電子部品、又はフレキシブル基板を接続端子8に接続させる際に、第1支持部6aに当てないようにスムーズに段差部5内に配置させることができる。また、段差部5の接続端子8にワイヤボンディングを接続させる際に、キャピラリを第1支持部6aに当てないようにスムーズに段差部5内に配置させることができる。よって、作業効率が向上する。
また、第1支持部6aの幅は下面側(基板2側)の幅が上面側の幅に比べて30〜50%程度大きいことが好ましい。30%以上に幅を大きくすることで、枠体4の変形を効果的に抑制することができる。また、50%以下の幅とすることで、第1支持部6aの上面側に位置する部位と第1支持部6aの下面側に位置する部位との幅の均衡をとることができ、第1支持部6aの上面側に位置する部位に、クラック又は割れ等が発生することを防ぐことが可能となる。また、50%以下の幅とすることで、基板2の上面において接続端子8を配置するスペースの減少を防ぐことができる。
また、図3に示す例のように、第1支持部6aの幅は上面側から下面側(基板2側)にかけて、連続的に大きくなっていることが好ましい。このことにより、急に幅の厚みが変化している部位に応力が集中することを抑制し、基板2と第1支持部6aとの接合部にクラック等が発生しやすくなることを抑制するためである。
さらに、図示はしないが、第1支持部6aの側面を曲面状とすることで、基板2と第1支持部6aとの接合部にクラック等が発生しやすくなることを効果的に抑制することができる。このような構成は、例えば枠体4および第1支持部6aが電気絶縁性セラミックスから成る場合、打ち抜くための金型のパンチとダイスとの間のクリアランスを設定することで、作製することができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態による電子素子搭載用基板1および電子装置21について、図4を参照しつつ説明する。
本実施形態における電子装置21において、第1の実施形態の電子装置21と異なる点は、上面視における、枠体4と第1支持部6aとの接合箇所の形状と、基板2が第1基部2bと金属平板2dとから成る点である。
図4に示す例においては、基板2は第1基部2bと金属平板2dとから成る。第1基部2bは貫通孔を有している。第1基部2bの貫通孔の内壁と金属平板2dの上面とで凹部2aが形成されおり、凹部2aに電子素子10が搭載されている。
図4に示される例において、上面視において、第1支持部6の側面と、枠体4の側面との間の角部が曲線であることが好ましい。この構成によって、第1支持部6の側面と、枠体4の外側の側面との間の角部に応力が集中することを抑制することができる。よって、枠体4の外側の側面との間の角部にクラック又は割れ等も抑制することができる。
このような構成を形成するためには、例えば、前述したセラミックグリーンシートに複数の孔を打ち抜く工程において、金型の対応する箇所を曲線状に設定し、角部が曲線状である孔を複数打ち抜けばよい。
また、図4に示す例のように、基板2を形成する金属平板2dが、上面視において、基板2を形成する第1基部2bよりも外側に位置する外側領域を有することが好ましい。この場合には、金属平板2dから外部へ効率良く放熱することができる。よって、金属平板2dから、第1基部2bおよび蓋体13(図示せず)の方に熱が伝わるのを抑制できるので、両部材の温度差を小さくすることができる。そのため、基板2と蓋体13との間の熱
膨張・熱収縮の差を小さくすることができ、枠体4の側壁の変形をより効果的に抑制することができる。これによって、電子素子10の作動が繰り返されたとしても、枠体4、又は枠体4と基板2との接合箇所近辺のクラック又は割れの発生をより低減させることができる。
また、金属平板2dの外側領域に、貫通孔9を設けても良い。この場合には、第1基部2bと金属平板2dとを接合する場合、又は電子素子搭載用基板1に電子素子10を搭載する場合に、貫通孔9を位置合わせ用の目印して利用することができる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態による電子素子搭載用基板1および電子装置21について、図5を参照しつつ説明する。
本実施形態における電子装置21において、第1の実施形態の電子装置21と異なる点は、電子素子搭載用基板1が第2支持部6bを有している点、基板2が凹部2aを有さない点である。
図5に示される例において、枠体4は、基板2の中央部に向かって突出する第2支持部6bを有しており、この第2支持部6bは、枠体4および基板2と一体化していることが好ましい。より詳細には、第2支持部6bは、枠体4の内側の側面、および基板2の上面と一体化している。この場合には、枠体4側壁の外側の側面および内側の側面から枠体4側壁を保持することができる。よって、蓋体13と基板2との間の熱膨張差・熱収縮差に起因した熱応力が、枠体4側壁に作用することを緩和できるので、枠体4、又は枠体4と基板2との接合部近傍にクラック又は割れが発生することを抑制することが可能となる。
図5に示される例のように、上面視において、第2支持部6bの側面と、枠体4の内側の側面との間の角部が曲線であることが好ましい。この場合には、第2支持部6bの側面と、枠体4の内側の側面との間の角部に応力が集中するのを防ぐことができる。
また、第2支持部6bは、枠体4の側壁を挟んで第1支持部6aと対向する位置に設けられていることが好ましい。この場合には、枠体4側壁の撓みによる変形をより効果的に抑制できる。
このような第2支持部6bは第1支持部6aと同様の材料及び製造方法で作成することができる。
また、図5に示される例のように、基板2に凹部2aが設けられていなくても良い。この例においては、基板2は、貫通孔を有さない第2基部2cのみから成り、貫通孔を有する第1基部2bを有していない。よって、基板2は、平板状である。この基板2の上面に、電子素子10が収納されている。このような構成により、第1の実施形態と比較して、薄型化を実現できる。
また、枠体4の上面と蓋体13下面とを接合する接合部材14は、その一部が第1支持部6aの上面と蓋体の下面との間、および、第2支持部6bの上面と蓋体の下面との間に入り込んでいることが好ましい。このような構成によれば、部分的に接合部材の幅を大きくすることができるので、応力の分散を行うことができ、電子素子搭載用基板1と蓋体13との接合信頼性を高めることができる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態による電子素子搭載用基板1および電子装置21につい
て、図6を参照しつつ説明する。
本実施形態における電子装置21において、第1の実施形態の電子装置21と異なる点は、基板2の上面に切り欠き15が設けられている点である。
図6に示す例において、基板2は、貫通孔を有する第1基部2bと貫通孔を有さない第2基部2cとから形成されている。この例においては、第1基部2bは3層の絶縁体層から成り、第1基部2bは2層の絶縁体層から成っている。この第1基部2bの貫通孔の内壁と第2基部2cの上面とで形成される凹部2aに、電子素子10が収納されている。
図6(c)に示す例においては、基板2の上面において、隣り合う第1支持部6aの間に、切り欠き15が設けられている。このように、切り欠き15が設けられていることによって、切り欠き15内部に電子部品又は外部接続端子等を配置するスペースを大きくすることができる。
また、図6(c)に示す例においては、切り欠き15は複数設けられており、切り欠き15同士の深さが異なっている。この構成によれば、切り欠き15内部に配置する電子部品等の大きさが異なる場合にも、配置のスペースを調整することができる。また、切り欠き15が設けられた段差部5と、設けられていない段差部5との間でも、電子部品等を収納するためのスペースを調整することができる。
また、図7に示す例のように、第1基部2bを構成する3層の絶縁体層のうち、上側の一層は、下側の他の2層より貫通孔が大きい。この例の第1基部2bにおいては、上側の一層の貫通孔の内壁と、その直下の層の上面とによって、内側段差部が形成されている。電子素子接続用パッド3は、この内側段差部に設けられている。
なお、本発明は上述の実施形態の例に限定されるものではなく、種々の変形は可能である。
また、図1〜図6に示される例のように、段差部5を非対称に形成させていると、電子素子10を実装する際などの方向性の認識を容易に行うことができる。
また、例えば、図1〜図6に示す例では、枠体4や基板2の開口は矩形状であるが、円形状やその他の多角形状であってもかまわない。
また、本実施形態における電子素子接続用パッド3、接続端子8の配置、数、形状などは指定されない。
また、本実施形態における基板2となる金属平板2dの外側領域や貫通孔9の形状、面積などは指定されない。
また、本実施形態において、上面視において電子装置21は電子素子10(撮像素子)と重なる位置にガラスや水晶等から成る透明な蓋体やフィルター等を有していてもよい。
1・・・・電子素子搭載用基板
2・・・・基板
2a・・・凹部
2b・・・第1基部
2c・・・第2基部
2d・・・金属平板
3・・・・電子素子接続用パッド
4・・・・枠体
4a・・・開口部
5・・・・段差部
6・・・・支持部
6a・・・第1支持部
6b・・・第2支持部
7・・・・貫通孔
8・・・・接続端子
9・・・・貫通孔
10・・・電子素子
11・・・電子素子搭載部
12・・・接続部材
13・・・蓋体
14・・・接合部材
15・・・切り欠き
21・・・電子装置

Claims (9)

  1. 電子素子搭載部を有する基板と、
    該基板の上面に接合された枠体と、を有しており、
    上面視において、前記枠体の外縁の少なくとも一部は、前記基板の外縁より内側に位置しており、
    前記枠体の側面と前記基板の上面とによって段差部が設けられており、
    該段差部において、前記枠体は、前記基板の外縁に向かって突出する第1支持部を有しており、
    該第1支持部は、前記枠体および前記基板と一体化しており、前記第1支持部の幅は、前記基板に近づくほど広くなっている
    電子素子搭載用基板。
  2. 前記第1支持部は、前記段差部の中央部に設けられている
    請求項1記載の電子素子搭載用基板。
  3. 前記段差部の両端部にさらに第1支持部が設けられている
    請求項2記載の電子素子搭載用基板。
  4. 上面視において、前記第1支持部の側面と、前記枠体の側面との間の角部が曲線である
    請求項1乃至請求項のいずれか記載の電子素子搭載用基板。
  5. 前記枠体は、前記基板の中央部に向かって突出する第2支持部を有しており、
    該第2支持部は、前記枠体および前記基板と一体化している
    請求項1乃至請求項のいずれか記載の電子素子搭載用基板。
  6. 前記段差部における、前記基板の前記上面に、接続端子が設けられている
    請求項1乃至請求項のいずれか記載の電子素子搭載用基板。
  7. 前記基板の上面において、隣り合う第1支持部の間に、切り欠きが設けられている
    請求項1乃至請求項のいずれか記載の電子素子搭載用基板。
  8. 電子素子搭載部を有する基板と、
    該基板の上面に接合された枠体と、を有しており、
    上面視において、前記枠体の外縁の少なくとも一部は、前記基板の外縁より内側に位置
    しており、
    前記枠体の側面と前記基板の上面とによって段差部が設けられており、
    該段差部において、前記枠体は、前記基板の外縁に向かって突出する第1支持部を有しており、
    該第1支持部は、前記枠体および前記基板と一体化しており、前記基板の上面において、隣り合う第1支持部の間に、切り欠きが設けられているとともに、前記切り欠きは複数設けられており、前記切り欠き同士の深さが異なっている
    電子素子搭載用基板。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載の電子素子搭載用基板と、
    前記基板の前記電子素子搭載部に搭載された電子素子と、
    を有する電子装置。
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