JP6267526B2 - 流体ポンプの流量制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体ポンプの吐出流量を三段階に切換可能とした流体ポンプの流量制御装置に関する。
従来、エンジン等の駆動系を動力として駆動される、平衡型ベーンポンプや連続接触型内接ギヤポンプ等を代表とする流体ポンプは、駆動系の回転数に連動して回転数が変動するため、駆動系が高回転になると、流体ポンプの回転数も上昇し、必要以上の流量が吐出されてしまい、動力損失により燃費が悪化してしまう問題がある。
そのため、例えば特許文献1(特許第3391355号公報)には、流体ポンプの吐出ポートをメインポートとサブポートとに分割し、無段変速機油圧制御系の全体で使用する必要流量が、メインポートから吐出されるポンプ流量にヒステリイス分の流量を加算した値以内の場合は、サブポートから吐出されるオイルを吸入側へ環流させてメインポートのみ負荷運転とし、又、必要流量がポンプ流量を超えている場合は、サブポートを開弁させて、メインポートとサブポートとの双方による負荷運転とする技術が開示されている。
この文献に開示されている技術によれば、必要流量がメインポートからのポンプ流量以内の場合は、サブポンプからのオイルをそのまま環流させるので、流体ポンプの無駄な動力消費が低減され、燃費向上を実現することができる。
特許第3391355号公報
しかし、上述した文献に開示されている技術では、流体ポンプの流量が二段階でしか切換えることができないため、例えば、必要流量がメインポートからのポンプ流量を大きく下回っている場合であっても、メインポートのみから流体が供給し続ける。同様に、必要流量がメインポートからのポンプ流量を僅かでも超えた場合には、メインポートとサブポートとの双方による負荷運転が開始されてしまう。
その結果、ポンプ流量の制御領域を充分に確保することができず、動力損失が発生するため、より高い燃費改善を実現するには限界がある。
本発明は、上記事情に鑑み、流体ポンプからのポンプ流量を、油圧制御系全体で使用する必要流量に応じてより最適に区分することが可能で、流体ポンプ全体における充分な制御領域を確保し、無駄な動力損失をより低減させて、より高い燃費改善を実現することのできる流体ポンプの流量制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、ポンプケーシングに吸入側油溜室と吐出側第1油溜室と吐出側第2油溜室とが形成され、駆動系の動作に従い該吸入側油溜室から吸入された流体を該各油溜室に吐出させる流体ポンプと、前記吐出側第1油溜室に連通する第1流入ポートと前記吐出側第2油溜室に連通する第2流入ポートと前記駆動系にて駆動される制御機構側に連通されている供給ポートと、前記各流入ポートと該供給ポートとを連通させて前記制御機構に供給する流体流量を切換える弁体とを有する油路切換弁と、前記油路切換弁の切換を制御して前記制御機構へ供給する流体流量を制御する制御ユニットとを備える流体ポンプの流量制御装置において、前記油路切換弁は前記弁体の切換動作により、前記第1流入ポートと前記第2流入ポートとを前記供給ポートに選択的に連通させ或いは該両流入ポートの双方を前記供給ポートに連通可能であり、前記制御ユニットは前記第1流入ポートと前記供給ポートとを連通させる第1吐出モードと前記第2流入ポートと該供給ポートとを連通させる第2吐出モードと前記両流入ポートと該供給ポートとを連通させる全吐出モードとの中から1つの吐出モードを前記制御機構で必要とする流体流量に応じて選択する。
本発明によれば、油路切換弁が弁体の動作により第1流入ポートと第2流入ポートとを供給ポートに対して選択的に連通させ、或いは両流入ポートの双方を供給ポートに連通可能とし、制御ユニットは第1流入ポートと供給ポートとを連通させる第1吐出モードと第2流入ポートと供給ポートとを連通させる第2吐出モードと両流入ポートと供給ポートとを連通させる全吐出モードとの中から1つの吐出モードを制御機構で必要とする流体流量に応じて選択するようにしたので、流体ポンプからのポンプ流量を、油圧制御系全体で使用する必要流量に応じてより最適に区分することが可能となり、流体ポンプ全体における充分な制御領域を確保すると共に、無駄な動力損失を低減させて、より高い燃費改善を実現することができる。
第1実施形態による流量制御装置の機能ブロック図 同、切換判定処理ルーチンを示すフローチャート 同、(a)は小流量閾値曲線と大流量閾値曲線とで区画される吐出モードの説明図、(b)は油路切換弁を動作させる制御圧と必要流量との関係を示す説明図 同、全吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、全吐出モード時のチェック弁の動作を示す断面図 同、中吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、中吐出モード時のチェック弁の動作を示す断面図 同、小吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、小吐出モード時のチェック弁の動作を示す断面図 第2実施形態による中吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、全吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、小吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 第3実施形態による小吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、全吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 同、中吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図 第4実施形態による中吐出モード時の油路切換弁の状態を示す概略断面図
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
{第1実施形態}
図1〜図9に本発明の第1実施形態を示す。尚、本実施形態では、流量制御装置を、無段変速機等の自動変速機に設けられている油圧制御系に組み込んだ状態を例示して説明する。
自動変速機内には、駆動系の一例であるエンジンを動力源として駆動する流体ポンプとしてのオイルポンプ1と、このオイルポンプ1から吐出される流体の一例であるオイルの油路を切換える油路切換弁2と、この油路切換弁2から吐出されるポンプ流量を元圧としてライン圧やパイロット圧等を生成し、自動変速機の変速制御等を行う制御機構としてのコントロールバルブ3とが設けられている。更に、このコントロールバルブ3に、油路切換弁2に供給して油路を切換動作させるための制御圧Pcを設定する油路切換ソレノイド3aが設けられている。
オイルポンプ1は、ベーンポンプ、ギヤポンプ、トロコイドポンプ等の回転式ポンプであり、このオイルポンプ1のポンプケーシング1aの吸入側に吸入側油溜室1bが形成されている。又、吐出側には吐出側第1油溜室(以下、「第1油溜室」と略称)1cと吐出側第2油溜室(以下、「第2油溜室」と略称)1dとが区画形成されており、第1油溜室1cは第2油溜室1dよりも大きな吐出量が確保できる形状に形成されている。この吸入側油溜室1bに連通する吸入ポート(図示せず)がオイルパン4の底部に配設されているオイルストレーナ5に吸入油路6を介して連通されている。又、第1油溜室1cと第2油溜室1dとに第1吐出ポートと第2吐出ポート(いずれも図示せず)が連通されている。
油路切換弁2はケーシング7と、このケーシング7内を進退動作する弁体としてのスプール8とを有している。ケーシング7には、そのほぼ中央に第1流入ポート7aと第2流入ポート7bとが形成され、又、その両側に第1排出ポート7cと第2排出ポート7dとが形成されていると共に、この各ポート7a〜7dが等間隔に配設されている。更に、このケーシング7の第1流入ポート7aと第2流入ポート7bとのほぼ中間に供給ポート7eが形成されている。又、このケーシング7の両端に第1動作室7fと第2動作室7gとが形成されている。
又、スプール8のスプール軸8aに、略円筒状の第1ランド部8bと第2ランド部8cとが形成されていると共に、ケーシング7に形成されている各動作室7f,7gに進退自在に挿通されている第1ピストン部8dと第2ピストン部8eとが形成されている。
又、各動作室7f,7gには、各ピストン部8d,8eを押圧付勢する動作ばねとしての第1、第2圧縮ばね9a,9bが介装されている。この両圧縮ばね9a,9bは同一のセット荷重に設定されており、図4に示すように、両動作室7f,7gに制御圧Pcが供給されていない状態では、スプール8が中立位置に保たれる。又、スプール8の移動量は、ピストン部8d,8eの端面から各動作室7f,7gに突出されているスプール軸8aの軸端部8f,8gが動作室7f,7gに当接することで規制される。
又、ケーシング7に形成されている第1流入ポート7aが、オイルポンプ1の第1油溜室1cに連通する第1吐出ポートに第1吐出油路10aを介して連通され、又、第2流入ポート7bが、第2油溜室1dに連通する第2吐出ポートに第2吐出油路10bを介して連通されている。更に、第1排出ポート7cと第2排出ポート7dとが、排出油路11a,11bを介して吸入油路6に連通されている。又、供給ポート7eがコントロールバルブ3に供給油路12を介して連通されている。
コントロールバルブ3は、供給されるオイルの流量(ポンプ流量)を元圧として、CVT等の自動変速機の変速制御を行うためのライン圧やパイロット圧Pp等を生成する。このコントロールバルブ3に内蔵されている油路切換ソレノイド3aは、パイロット圧Ppを元圧として、後述する制御ユニット21からの指示圧に従い、油路切換弁2の動作室7f,7gに供給する制御圧Pcを生成する。
この油路切換ソレノイド3aの吐出側に上流側を連通する制御圧油路13の下流側が二股に分岐されて油路切換弁2の第1動作室7fと第2動作室7gとに連通されている。
又、制御圧油路13の分岐部と第1動作室7fとの間にチェック弁14が介装されている。このチェック弁14は、第1動作室7fに流れる制御圧Pcを規制するものであり、図5に示すように、このチェック弁14はスプール弁体15とチェックばね16とを有している。スプール弁体15は、小径部15aと大径部15bとを有し、小径部15aの先端に突起部15cが形成され、又、大径部15bにばね収容部15dが凹状に形成されている。
一方、チェック弁14の上流側に制御圧油路13に連通するチェック油路14aが連通されており、このチェック油路14aからチェック圧油路14bと制御圧通過油路14cとが分岐されている。このチェック圧油路14bは油圧動作室14dに連通され、制御圧通過油路14cがばね室14eに連通されている。こ油圧動作室14dにはスプール弁体15の小径部15aが進退自在に挿通されており、又、ばね室14eには大径部15bが挿通されている。
更に、ばね室14eに、油路切換弁2の第1動作室7fに連通する給排ポート14fと、ドレーンポート14gとが形成されている。このばね室14eに収容されているチェックばね16はスプール弁体15を油圧動作室14dの方向へ常時付勢しており、この状態では、小径部15aの先端に突設されている突起部15cが油圧動作室14dの壁面に当接して油圧動作室14d内の最小空間が確保される。更に、大径部15bにて制御圧通過油路14cとばね室14eとが遮断されている。又、このチェックばね16のばね圧Pbは、後述する制御ユニット21で設定する中間制御圧Plと最大制御圧Psとの間に設定されている(図3(b)参照)。
又、油路切換弁2の第1動作室7fに挿通されている第1ピストン部8dの受圧面積が第2ピストン部8eの受け圧面積よりも大きく設定されている(8d>8e)。従って、図8に示すように、制御圧Pcがチェック弁14を開弁させて第1動作室7fに流入すると、第1ピストン部8dの受圧面積が第2ピストン部8eの受圧面積よりも大きいため、差圧により第2ピストン部8eは押し戻される。
コントロールバルブ3に設けられている油路切換ソレノイド3aから吐出される制御圧Pcは、制御圧油路13に油圧を供給せずに全ドレーンさせる最小制御圧(Pc=0)と、チェック弁14に設けられているチェックばね16のばね圧Pbよりも小さい中間制御圧Plと、チェックばね16のばね圧よりも大きな最大制御圧Psとの3段階に設定される。
図4に示すように、スプール8が中立位置にある状態では、第1流入ポート7aと第2流入ポート7bと供給ポート7eとが、第1ランド部8bと第2ランド部8cとの間に収まって連通状態となる。又、図6に示すように、第2動作室7gに、中間制御圧Plに設定されている制御圧Pcが印加されると、第1流入ポート7aと供給ポート7eとが、第1ランド部8bと第2ランド部8cとの間に収まって連通状態になると共に、第2流入ポート7bと第2排出ポート7dとが、第2ランド部8cと第2ピストン部8eとの間に収まって連通される。更に、図8に示すように、第1動作室7fに、最大制御圧に設定されている制御圧Pcが印加されると、第1排出ポート7cと第1流入ポート7aとが、第1ピストン部8dと第1ランド部8bとの間に収まって連通されると共に、第2流入ポート7bと第2排出ポート7dとが第2ランド部8cと第2ピストン部8eとの間に収まって連通される。
この油路切換弁2の切換動作を制御する制御圧Pcを供給する油路切換ソレノイド3aはデューテイソレノイドであり、この油路切換ソレノイド3aを動作させるデューテイ比は、制御ユニット21にて設定される。この制御ユニット21は、マイクロコンピュータを主体に構成されており、CPUに記憶されている制御プログラムに従い、所定制御圧Pcを生成するデューテイ比が設定される。制御ユニット21は、油路切換ソレノイド3aから吐出される制御圧Pcを制御する機能として、必要流量演算部22、閾値演算部23、切換判定演算部24を備えている。
必要流量演算部22は、図示しないエンジン制御ユニットのエンジントルク算定部31で求めたエンジントルクTE/G、及び図示しない変速制御ユニットの目標変速比算定部32で求めた目標変速比io、エンジン回転数センサ33で検出したエンジン回転数Ne、油温センサ34で検出した自動変速機内の油温Ta、油圧センサ35で検出した自動変速機内の油圧Pa等の必要流量演算情報に基づいて、自動変速機が必要とするオイル流量の総量(必要流量)Qregを求める。
閾値演算部23は、エンジン回転数センサ33で求めたエンジン回転数Neに基づき、計算式、或いはROMに予め記憶されている閾値テーブルを参照して、基本的な小流量閾値Qsと大流量閾値Qlとを設定し、更に、これを油温センサ34で検出した自動変速機内の油温Taと油圧センサ35で検出した油圧Paで、油温補正及び油圧補正して、最終的な小流量閾値Qsと大流量閾値Qlとを求める。図3(a)に示すように、小流量閾値Qsと大流量閾値Qlとは、エンジン回転数Neの増加に従って増加する特性を有しており、この各閾値Qs,Qlによって、オイルポンプ1からコントロールバルブ3に供給する吐出モードMpを、第2油溜室1dのみとする第1吐出モードとしての小吐出モードMsと第1油溜室1cのみとする第2吐出モードとしての中吐出モードMmと第1油溜室1c及び第2油溜室1dの双方とする全吐出モードMlの3領域に区分する。
切換判定演算部24は、必要流量演算部22で求めた必要流量Qregと閾値演算部23で求めた小流量閾値Qs及び大流量閾値Qlとを比較して、必要流量Qregが何れの吐出モードMs,Mm,Mlにあるかを調べ、設定した制御圧Pcに対応するデューテイ比の駆動信号を油路切換ソレノイド3aに出力する。
切換判定演算部24で実行されるオイルポンプ1の油路切換判定処理は、具体的には、図2に示す切換判定処理ルーチンに従って行われる。
このルーチンは、制御ユニット21が起動された後、所定演算周期毎に実行され、先ず、ステップS1で、セレクトレバーのセット位置を検出するセレクトポジションセンサ36で検出したセレクトレバーのセット位置に基づき、セレクトレバーがDレンジにセットされているか否かを調べ、Dレンジにセットされている場合はステップS2へ進み、Dレンジ以外のポジションにセットされている場合はステップS5へジャンプする。
ステップS2へ進むと、必要流量Qregと小流量閾値Qsとを比較し、Qreg>Qsの場合、ステップS3へ進む。又、Qreg≦Qsの場合、ステップS4へ分岐し、吐出モードMpを小吐出モードMsに設定して(Mp←Ms)、ルーチンを抜ける。
吐出モードMpが小吐出モードMsに設定されると、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、チェック弁14に設けられているチェックばね16のばね圧Pbよりも大きな最大制御圧Ps(図3(b)参照)を生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。すると、油路切換ソレノイド3aから最大制御圧Psが吐出され、この最大制御圧Psが制御圧油路13を介して第2動作室7gに流入すると共に、チェック弁14のチェック圧油路14bを経て油圧動作室14dに流入する。
油圧動作室14dに流入した制御圧Pcは、ばね圧Pbよりも大きな最大制御圧Psに設定されているため、図9に示すように、スプール弁体15がチェックばね16の付勢力に抗して押して、図の左方向へ移動し、ドレーンポート14gを遮断すると共に、制御圧通過油路14cとばね室14eとを連通させる。すると、チェック油路14aから流入される制御圧Pcがばね室14eを経て給排ポート14fから第1動作室7fに流入される。
この場合、第1動作室7fに挿通されている第1ピストン部8dの受圧面積は第2ピストン部8eの受け圧面積よりも大きく、又、両動作室7f,7gに介装されている圧縮ばね9a,9bは同一のセット加重であるため、第1ピストン部8dがスプール8を第2動作室7g側へ移動させ、スプール軸8aの第2動作室7gに臨まされている軸端部8gが壁面に当接して移動が停止する。
すると、図8に示すように、第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと排出油路11aに連通する第1排出ポート7cとが、第1ピストン部8dと第1ランド部8bとの間に収められて、第1油溜室1cから吐出されるオイルは、オイルポンプ1の吸入ポート側へ戻される。第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと供給ポート7eとが第1ランド部8bと第2ランド部8cとの間に収められて、第2油溜室1dから小吐出のポンプ流量が供給ポート7eを経てコントロールバルブ3に供給される。
一方、ステップS3へ進むと、必要流量Qregと大流量閾値Qlとを比較し、Qreg>Qlの場合、ステップS5へ進む。又、Qreg≦Qlの場合、ステップS6へ分岐し、吐出モードMpを中吐出モードMmに設定して(Mp←Mm)、ルーチンを抜ける。
吐出モードMpが中吐出モードMmに設定されると、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、チェック弁14に設けられているチェックばね16のばね圧Pbよりも小さい中間制御圧Pl(図3(b)参照)を生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。すると、油路切換ソレノイド3aから中間制御圧Plが吐出され、この中間制御圧Plが制御圧油路13から第2動作室7gとチェック弁14とに印加される。この制御圧Pcはばね圧Pbよりも小さい中間制御圧Plに設定されているため、図7に示すように、スプール弁体15はチェックばね16の押圧力により初期位置に押し戻され、制御圧通過油路14cとばね室14eとが遮断されると共に、ドレーンポート14gが開弁される。
その結果、第1動作室7fの油圧がばね室14eを介してドレーンポート14gから排出され、制御圧Pcは第2動作室7gにのみ供給されるため、スプール8は、第1動作室7f側へ押圧され、この第1動作室7fに臨まされているスプール軸8aの軸端部8fが壁面に当接して移動が停止する。すると、図6に示すように、第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと供給ポート7eとが第1ランド部8bと第2ランド部8cとの間に収められて、第1油溜室1cから中吐出のポンプ流量が供給ポート7eを経てコントロールバルブ3に供給される。一方、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと第2排出ポート7dとが第2ランド部8cと第2ピストン部8eとの間に収められて、第2油溜室1dから吐出されるオイルがオイルポンプ1の吸入ポート側へ戻される。
又、ステップS5へ進むと、吐出モードMpを全吐出モードMlに設定して(Mp←Ml)、ルーチンを抜ける。その結果、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、パイロット圧Ppをドレーンさせる信号を出力する。すると、油路切換ソレノイド3aから制御圧油路13への制御圧Pcの供給が絶たれると共に、第2動作室7gに流入されている制御圧Pcが制御圧油路13を経て油路切換ソレノイド3a側からドレーンされる。一方、チェック弁14は、スプール弁体15がチェックばね16の付勢力を受けて初期位置に押し戻されるため、第1動作室7fに供給されている制御圧Pcは給排ポート14fからばね室14eを経てドレーンポート14gから排出される。
すると、両動作室7f,7gの制御圧Pcがドレーンされるため、両動作室7f,7gは、同一セット荷重の圧縮ばね9a,9bの付勢力でちょうど釣り合った位置、すなわち、図4に示すように、第1流入ポート7aと第2流入ポート7bと供給ポート7eとを第1ランド部8bと第2ランド部8cとに収める位置で停止される。すると、第1油溜室1cからの中吐出のポンプ流量と第2油溜室1dからの小吐出のポンプ流量とが合算された大吐出のポンプ流量が供給ポート7eを経てコントロールバルブ3に供給される。
このように、本実施形態では、自動変速機の必要流量Qregに対応して、ポンプ流量を3段階に切換えることができるようにしたので、ポンプ流量を最適に区分することができ、オイルポンプ1全体における充分な制御領域を確保することが可能となり、無駄な動力損失が低減され、より燃費を改善することができる。
[第2実施形態]
図10〜図12に本発明の第2実施形態を示す。尚、第1実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。又、切換判定処理は、図2に示す切換判定処理ルーチンをそのまま適用し、第1実施形態と相違する処理のみについて説明する。
上述した第1実施形態では、油路切換弁2の両動作室7f,7gに収容されている圧縮ばね9a,9bが同一のセット荷重に設定されており、従って、油路切換ソレノイド3aから制御圧Pcが供給されない状態では、図4に示すように、スプール8が中立位置となり、コントロールバルブ3に最大吐出のポンプ流量が供給されるように設定されている。
これに対し、本実施形態では、第2圧縮ばね9bのセット荷重を第1圧縮ばね9aのセット荷重よりも大きくすると共に、チェック弁14を省略したものである。従って、両動作室7f,7gに制御圧Pcが供給されていない初期状態では、図10に示すように、第2動作室7gの第2圧縮ばね9aにてスプール8が第1動作室7f側にスライドされており、したがって、この状態の吐出モードMpは、オイルポンプ1の第1油溜室1cからコントロールバルブ3にポンプ流量が供給される中吐出モードMmとなる。
すなわち、図2に示す切換判定処理ルーチンのステップS3おいて、Qreg≦Qsと判定されて、ステップS4へ進み、吐出モードMpを小吐出モードMsに設定すると(Mp←Ms)、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して最大制御圧Psを生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。尚、この最大制御圧Psは、第1圧縮ばね9aのばね圧と第1ピストン部8dに生じる受圧を加算した値が、第2圧縮ばね9bと第2ピストン部8eに生じる受圧とを加算した値よりも大きくなる値に設定されている。
すると、油路切換ソレノイド3aから最大制御圧Psが吐出され、この最大制御圧Psが第1動作室7fと第2動作室7gとの双方に供給される。
その結果、図12に示すように、受圧面積の大きい第1ピストン部8dがスプール8を、第2圧縮ばね9bの付勢力に抗して第2動作室7g方向へ押圧し、第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと排出油路11aに連通する第1排出ポート7cとを連通させて、オイルポンプ1の吸入ポート側へ戻す。又、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと供給ポート7eとを連通させて、第2油溜室1dから小吐出のポンプ流量をコントロールバルブ3に供給する。尚、第2動作室7gに供給されている制御圧Psは、制御圧油路13から第1動作室7f側へ押し出される。
一方、図2に示すフローチャートのステップS3にて、Qreg≦Qlと判定されてステップS6へ進み、吐出モードMpが中吐出モードMmに設定されると、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、パイロット圧Ppをドレーンさせる信号を出力し、油路切換ソレノイド3aから制御圧油路13への制御圧Pcの供給を絶つと共に、第1動作室7f、第2動作室7gに流入されている制御圧Pcを油路切換ソレノイド3a側からドレーンさせる。
その結果、図10に示すように、スプール8は第2圧縮ばね9bの付勢力を受けて第1動作室7f側へスライドし、第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと供給ポート7eとが連通され、中吐出のポンプ流量が供給ポート7eを経てコントロールバルブ3に供給される。一方、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと第2排出ポート7dとが連通されて、第2油溜室1dから吐出されるオイルがオイルポンプ1の吸入ポート側へ戻される。
又、図2に示すフローチャートのステップS3でQreg>Qlと判定されて、ステップS5へ進み、吐出モードMpを全吐出モードMlに設定すると(Mp←Ml)、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、中間制御圧Plを生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。すると、油路切換ソレノイド3aから吐出される中間制御圧Plが第1動作室7fと第2動作室7gとに供給される。
この中間制御圧Plは、第1動作室7fの第1圧縮ばね9aのばね圧に第1ピストン部8dに発生する受圧を加算した値と、第2動作室7gの第2圧縮ばね9bのばね圧に第2ピストン部8eに発生する受圧を加算した値とが等しくなる値に設定されている。その結果、図11に示すように、スプール8が中央で停止し、第1流入ポート7aと第2流入ポート7bと供給ポート7eとが連通されて、第1油溜室1cからの中吐出のポンプ流量と第2油溜室1dからの小吐出のポンプ流量とが合算された大吐出のポンプ流量がコントロールバルブ3に供給される。
このように、本実施形態では、第1実施形態に比し、チェック弁14が省略されているため、構造を簡素化することができる。
[第3実施形態]
図13〜図15に本発明の第3実施形態を示す。尚、第2実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。又、切換判定処理は、図2に示す切換判定処理ルーチンをそのまま適用し、第2実施形態と相違する処理のみについて説明する。
上述した第2実施形態では、第1動作室7fに挿通されている第1ピストン部8dの受圧面積が第2動作室7gに挿通されている第2ピストン部8eよりも大きく設定されていると共に、第2圧縮ばね9bのばね圧が第1圧縮ばね9aのばね圧よりも大きく設定されているが、本実施形態では、第2動作室7gに挿通されている第2ピストン部8eの受圧面積が第1動作室7fに挿通されている第1ピストン部8dよりも大きく設定されていると共に、第1圧縮ばね9aのばね圧が第2圧縮ばね9bのばね圧よりも大きく設定されている。
従って、図13に示すように、両動作室7f,7gに制御圧Pcが印加されていない初期状態では、スプール8が第1動作室7fに介装されている第1圧縮ばね9aのばね圧による付勢力で、第2動作室7g側にスライドされ、スプール軸8aの軸端部8gが壁面に当接されている。
この初期状態は、第2実施形態の図12、すなわち、オイルポンプ1の第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと排出油路11aに連通する第1排出ポート7cとが連通され、又、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと供給ポート7eとが連通されて、第2油溜室1dから小吐出のポンプ流量がコントロールバルブ3に供給される小吐出モードMsに設定されている。
そのため、図2のフローチャートのステップS2で、Qreg≦Qsと判定されて、ステップS4へ分岐し、吐出モードMpを小吐出モードMsに設定した場合(Mp←Ms)、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、パイロット圧Ppをドレーンさせる信号を出力し、油路切換ソレノイド3aから制御圧油路13への制御圧Pcの供給を絶つと共に、第1動作室7f、第2動作室7gに流入されている制御圧Pcを油路切換ソレノイド3a側からドレーンさせ、両圧縮ばね9a,9bのばね圧差により、図13に示す初期状態を維持させる。
又、ステップS3で、Qreg>Qlと判定されて、ステップS5へ進み、吐出モードMpを全吐出モードMlに設定すると(Mp←Ml)、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、中間制御圧Plを生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。すると、油路切換ソレノイド3aから吐出される中間制御圧Plが第1動作室7fと第2動作室7gとに供給される。
この中間制御圧Plは、第1動作室7fの第1圧縮ばね9aのばね圧に第1ピストン部8dに発生する受圧を加算した値と、第2動作室7gの第2圧縮ばね9bのばね圧に第2ピストン部8eに発生する受圧を加算した値とが等しくなる値に設定されている。そのため、図14に示すように、スプール8が中央で停止し、第1流入ポート7aと第2流入ポート7bと供給ポート7eとが連通されて、第1油溜室1cからの中吐出のポンプ流量と第2油溜室1dからの小吐出のポンプ流量とが合算された大吐出のポンプ流量がコントロールバルブ3に供給される。
一方、ステップS3でQreg≦Qlと判定されてステップS6へ進み、吐出モードMpが中吐出モードMmに設定されると、切換判定演算部24は、油路切換ソレノイド3aに対して、最大制御圧Psを生成させる所定デューテイ比の駆動信号を出力する。尚、この最大制御圧Psは、第2圧縮ばね9bのばね圧と第2ピストン部8eに生じる受圧を加算した値が、第1縮ばね9aと第1ピストン部8dに生じる受圧とを加算した値よりも大きくなる値に設定されている。
その結果、図15に示すように、スプール8は、第2動作室7gに供給される最大制御圧Psによる付勢力を受けて第1動作室7f側へスライドし、第1油溜室1cに連通する第1流入ポート7aと供給ポート7eとを連通させて、中吐出のポンプ流量を、供給ポート7eを経てコントロールバルブ3へ供給する。一方、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと第2排出ポート7dとが連通されて、第2油溜室1dから吐出されるオイルがオイルポンプ1の吸入ポート側へ戻される。尚、第1動作室7fに供給されている制御圧Psは、制御圧油路13から第2動作室7g側へ押し出される。
このように、本実施形態では、チェック弁14が省略されているため、上述した第2実施形態と同様、構造を簡素化することができる。
[第4実施形態]
図15に本発明の第4実施形態を示す。尚、第1実施形態と同一構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
上述した第1〜第3実施形態では、油路切換弁2のスプール8を油圧制御により動作させているが、本実施形態による油路切換弁2’は、スプール8を電磁アクチュエータとしての油路切換ソレノイド41によって直接、制御動作させるようにしたものである。又、この油路切換ソレノイド41動作は、第1実施形態の制御ユニット21によって行われるものとし、同図の油路切換ソレノイド3aを油路切換ソレノイド41と読み代えて適用する。
油路切換ソレノイド41は油路切換弁2’の第1動作室7f側に設けられており、停止時は第2動作室7gに設けられている圧縮ばね9bの付勢力を受けて第1動作室7f側に押圧されている。この状態は、第2実施形態の図10に示す初期位置と同じであり、切換判定演算部24は吐出モードMpを中吐出モードMmとし(図2のS6)、油路切換ソレノイド41に対するデューテイ比を0[%]に設定する。
一方、切換判定演算部24が吐出モードMpを全吐出モードMlに設定すると(図2のS5)、油路切換ソレノイド41に中間デューテイ比の駆動信号を送信して、スプール8を第2圧縮ばね9bの付勢力に抗して、第2動作室7g側へスライドさせて、図11と同じ位置で停止させ、第1油溜室1cからの中吐出のポンプ流量と第2油溜室1dからの小吐出のポンプ流量とを合算した大吐出のポンプ流量をコントロールバルブ3に供給する。
又、切換判定演算部24が吐出モードMpを小吐出モードMsに設定すると(図2のS4)、油路切換ソレノイド41に最大デューテイ比の駆動信号を送信して、スプール8の軸端部8gを第2動作室7gの壁面に当接させて停止させる。これにより、第2油溜室1dに連通する第2流入ポート7bと供給ポート7eとが連通されて、第2油溜室1dから小吐出のポンプ流量がコントロールバルブ3に供給される。
このように、本実施形態では、油路切換弁2’のスプール8を油路切換ソレノイド41で直動させるようにしたので、上述した第2実施形態に比し、応答性が良く、しかも油圧回路が削減されるため構造の簡素化を実現することができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限るものではなく、例えば第4実施形態の油路切換弁2’は油路切換ソレノイド41を第1動作室7fに設けているが、この油路切換ソレノイド41を第2動作室7g側に設け、第1動作室7fに設けた第1圧縮ばね9aによってスプール8を第2動作室7gがわへ押圧付勢するようにしても良い。この場合、切換判定演算部24は、上述した第3実施形態と同じ制御を行う。
1…オイルポンプ、
1a…ポンプケーシング、
1b…吸入側油溜室、
1c…第1油溜室、
1d…第2油溜室、
2,2’ …油路切換弁、
3…コントロールバルブ、
3a…油路切換ソレノイド、
7…ケーシング、
7a…第1流入ポート、
7b…第2流入ポート、
7c…第1排出ポート、
7d…第2排出ポート、
7e…供給ポート、
7f…第1動作室、
7g…第2動作室、
8…スプール、
8a…スプール軸、
8b…第1ランド部、
8c… 第2ランド部、
8d… 第1ピストン部、
8e… 第2ピストン部、
10a…第1吐出油路、
10b…第2吐出油路、
11a…排出油路、
12…供給油路、
13…制御圧油路、
14…チェック弁、
15…スプール弁体、
21…制御ユニット、
22…必要流量演算部、
23…閾値演算部、
24…切換判定演算部、
33…エンジン回転数センサ、
41…油路切換ソレノイド、
Ml…全吐出モード、
Mm…中吐出モード、
Mp…吐出モード、
Ms…小吐出モード、
Ne…エンジン回転数、
Pa…油圧、
Pb…ばね圧、
Pc…制御圧、
Pl…中間制御圧、
Ps…最大制御圧、
Qreg…必要流量、
Ql…大流量閾値、
Qs…小流量閾値

Claims (5)

  1. ポンプケーシングに吸入側油溜室と吐出側第1油溜室と吐出側第2油溜室とが形成され、駆動系の動作に従い該吸入側油溜室から吸入された流体を該各油溜室に吐出させる流体ポンプと、
    前記吐出側第1油溜室に連通する第1流入ポートと前記吐出側第2油溜室に連通する第2流入ポートと前記駆動系にて駆動される制御機構側に連通されている供給ポートと、前記各流入ポートと該供給ポートとを連通させて前記制御機構に供給する流体流量を切換える弁体とを有する油路切換弁と、
    前記油路切換弁の切換を制御して前記制御機構へ供給する流体流量を制御する制御ユニットと
    を備える流体ポンプの流量制御装置において、
    前記油路切換弁は前記弁体の切換動作により、前記第1流入ポートと前記第2流入ポートとを前記供給ポートに選択的に連通させ或いは該両流入ポートの双方を前記供給ポートに連通可能であり、
    前記制御ユニットは前記第1流入ポートと前記供給ポートとを連通させる第1吐出モードと前記第2流入ポートと該供給ポートとを連通させる第2吐出モードと前記両流入ポートと該供給ポートとを連通させる全吐出モードとの中から1つの吐出モードを前記制御機構で必要とする流体流量に応じて選択する
    ことを特徴とする流体ポンプの流量制御装置。
  2. 前記第1油溜室は前記第2油溜室よりも容量が大きく設定されており、
    前記制御ユニットは前記必要とする流体流量と小流量閾値及び大流量閾値とを比較して、該必要とする流体流量が小流量閾値以下の場合は前記第吐出モードを選択し、該必要とする流体流量が該小流量閾値と前記大流量閾値との間にある場合は前記第吐出モードを選択し、又該必要とする流体流量が該大流量閾値を超えている場合は前記全吐出モードを選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の流体ポンプの流量制御装置。
  3. 前記駆動系はエンジンであり、
    前記各流量閾値は前記エンジンの回転数に基づいて可変設定される
    ことを特徴とする請求項2記載の流体ポンプの流量制御装置。
  4. 前記制御ユニットは油圧アクチュエータから吐出する制御圧を設定するものであり、
    前記制御圧により前記油路切換弁の前記弁体が前記各吐出モードに応じて切換動作される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の流体ポンプの流量制御装置。
  5. 前記油路切換弁の前記弁体に電磁アクチュエータが連設され、
    前記制御ユニットは前記電磁アクチュエータを介して、前記弁体を前記各吐出モードに応じて切換動作させる
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の流体ポンプの流量制御装置。
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