JP6263005B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に係り、特に、遊技盤に植設されている釘が折れてしまった場合に、折れた釘の交換及び回収を可能にした遊技機に関する。
従来より、遊技盤に植設された釘が折れる場合のあることが指摘されている。この様な場合、折れた釘を交換する必要があることから、遊技盤の前面側下部に折れ釘回収箱を設置し、この折れ釘回収箱の重量変化を検知して釘が折れたことを報知する技術が提案されている(特許文献1:特開2007−319193)。しかしながら、特許文献1には、折れた釘の交換方法については具体的に記載がない。
これに対し、命釘を固定した釘固定ピースを着脱機構によってユニットベースに交換可能に固定する技術(特許文献2:特開2011−217988)や、遊技釘を植設する下穴を遊技盤の本体及び裏面の印刷シートを貫通させ、裏から遊技釘の先端部分が残っている下穴の位置を確認し、残った遊技釘の先端部分を工具等を用いて下穴から叩き落とす技術(特許文献3:特開2011−83385)や、新しい障害釘を遊技盤の前面から打ち込むための釘打補助具(特許文献4:特開平10−80533)などの提案がある。
特開2007−319193(要約書、図8,図18) 特開2011−217988(要約書、図4〜図10) 特開2011−83385(要約書,0007、図7) 特開平10−80533(要約書、図5,図6)
特許文献2は交換に当たって固定ピースを取り外し、新たに設置するために遊技盤を分解する必要があると共に、遊技盤の構造を複雑化するという問題がある。特許文献3も、遊技盤本体の裏から作業するために裏ユニットケースを取り外す等の作業が必要である。特許文献4は、遊技盤前面から新たな釘を打ち込む結果、折れ残っていた釘が裏ユニットケース内にこぼれ落ち、玉詰まりや電気系統などの不具合の原因となる恐れがある。また、遊技盤裏面側に打ち出された釘の破片の所在が不明となり、遊技機解体の際に回収できなくなったり、作業者が怪我をしたりする可能性も考えられる。
そこで、本発明は、釘が折れた場合に、遊技盤を分解することなく新たな釘を遊技盤前面側から打ち込んで交換を行う際に、残存していた釘の破片を確実に回収できる様にすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、障害釘や風車の固定釘など多数の釘が植設された遊技盤と、該遊技盤の裏面側に取り付けられる裏ユニットとを備え、以下の構成を備えたことを特徴とする。
(1)前記多数の釘の内の少なくとも所定の釘に対し、当該釘の打ち込み位置に対応する前記遊技盤の背面側の位置に、前記打ち込み位置から前記遊技盤の後方へと抜け出させた釘の破片を回収する釘回収機構を備えさせたこと。
(2)前記釘回収機構は、前記裏ユニットの所定位置に一体成形され、少なくとも前面以外を閉鎖した閉鎖体によって構成された角筒状部が前記打ち込み位置と一直線となる様に、当該角筒状部の前端を前記遊技盤の背面に当接させた状態で設置されていること。
)前記釘回収機構は、前記角筒状部の入口部分は前記遊技盤の裏面に貼り付けられたセルシートによって塞がれていて、外から内へは前記セルシートを突き破って釘の破片を進入させる反面、内部に一旦入ったら外へ出るのを邪魔して、当該角筒状部に収容した釘の破片を内部に留まらせる逆流防止機構として、前記セルシートに加えて、前記角筒状部が、縦横寸法が釘の直径よりやや小さめで、奥行き寸法が釘の破片を収納できる深さを有し、釘の破片を内壁面によって上下左右から挟み付けて保持する正方形孔を備えていること。
所定の釘としては、例えば、いわゆる「ぶっ込み」といわれる遊技領域左側上部の釘、「右打ち」という打ち方をする遊技機の遊技領域右側上部の釘、「命釘」といわれる入賞口付近の釘などをあげることができる。これらの釘は、遊技球の衝突する頻度が高く、経験的に折損の可能性が高い。本発明の遊技機によれば、こうした経験的に折損の可能性が高い釘の打ち込み位置に対応させ、遊技盤の背面側に釘回収機構を備えているので、折れ残った釘の破片を、遊技盤の前面側から棒状の工具と金槌などを用いて背面側へと打ち出して遊技盤の後方へと抜け出させたとき、この釘の破片は、釘回収機構によって回収され、裏ユニット内で所在不明となることがない。
この閉鎖体としては、例えば、前面開放の箱体、筒体、袋体等で構成することができるだけでなく、釘の破片で突き破ることができる様に前面も閉鎖されたものであっても構わない。また、発泡スチロールブロックの様に、釘の先端を打ち込み得るブロック体で構成されていても構わない。この様なブロック体も、少なくとも前面以外を閉鎖した閉鎖体となり得るからである。本発明の遊技機は、この(2)の構成をも備えさせることにより、遊技盤の背面側へと抜け出させた釘の破片を確実に釘回収機構内に収容することができる。この結果、釘の破片が周囲へ落ちたりするのを確実に防止することができる。
逆流防止機構としては、例えば、閉鎖体の入口部分に逆流防止弁や突起などを設置したり、閉鎖体の入口をゴム栓、ゴム膜、ビニールシートなどで塞いでおき、外から内へはこれらを突き破って釘の破片を進入させる反面、閉鎖体の内部に一旦入ったら外へ出る際の邪魔をする様なものを備えさせる構成をあげることができる。また、閉鎖体の内部に粘着体を設置したり粘着剤を充填しておいて収容した釘の破片を粘着力で保持してしまう構成をあげることもできる。さらに、遊技盤を光透過性合成樹脂で形成する場合に、遊技盤の裏面に釘の下穴を塞ぐ様にセルシートを貼り付けておき、このセルシートに上述のゴム膜等の役目を兼ねさせることで逆流防止機構を実現してもよい。さらに、前述のブロック体をゴム製として釘の破片を周囲から挟み付けてしまう構成によって逆流防止機構を具体化してもよい。本発明の遊技機は、こうした「逆流防止機構」を備えることにより、一旦収容した釘の破片を、釘回収機構内に留めることができ、遊技機分解作業の際の異物の発生を防止する効果も発揮する。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(4)前記釘回収機構は、前記遊技盤の背面側に前端を当接させる様に取り付けるユニット部品の所定位置に設けられていること。
この場合、「(4A)前記ユニット部品が裏ユニットであること。」、さらに、「(4B)前記釘回収機構は、前記裏ユニットの所定位置に一体成形されていること。」という構成をも備えるとよい。
裏ユニットは、遊技盤の背面側において、可動体や電子部品などを収容する閉鎖空間を形成する様に、前端を遊技盤の背面に当接させる様に取り付けられ、「ぶっ込み」や「命釘」などの背面もこの裏ユニットで覆われる。従って、釘回収機構を裏ユニットに一体成形することで、経験的に折損の可能性が高い釘の背面側に釘回収機構を設置する作業自体が、裏ユニットの取付作業によって実施されることとなり、釘回収機構を備えさせるために組立工数を増加させることがないという効果が発揮される。また、釘回収機構を閉鎖体とすることも一体成形で容易に実現することができ、さらに、閉鎖体の前端を遊技盤の背面に当接させることも容易に実現することができる。
また、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(5)前記遊技盤には、前記多数の釘を植設するための下穴が設けられていること。
(6)前記下穴は、前記遊技盤の前面から背面まで貫通する貫通孔とされていて、前記釘回収機構は、当該貫通孔に連続する孔として構成されていること。
下穴を設けることにより、新たな釘を打ち込む際の位置合わせを正確に実施することができる。そして、下穴を貫通孔とし、かつ、釘回収機構を貫通孔に連続する孔としておくことで、釘の破片の抜け出しをスムーズにすると共に、抜け出し方向を的確に誘導し、釘回収機構へと釘の破片を確実に回収させることができる。
特に、「(6A)前記釘回収機構としての孔は、前記釘の軸部を周囲から保持する寸法とされていること。」という構成をも採用するとよい。かかる構成をも採用することにより、下穴から後方へ抜け出した釘の破片は、釘回収機構の孔に打ち込まれることとなり、回収と同時に保持されて逆流も防止できるからである。
なお、本発明は、ベニヤ製の遊技盤を採用した遊技機に対してももちろん有効であるが、特に、合成樹脂製の遊技盤を採用した遊技機に有効である。これは、合成樹脂製の遊技盤はその硬さ故に、釘の根元に発生する応力が大きくなり、ベニヤ製に比べて折損の問題が生じ易いからである。また、釘回収機構を裏ユニットに一体成形によって備える代わりに別体で裏ユニットに取り付ける構成としたり、遊技盤の裏面に下穴を延長する様に取り付ける孔明きパーツとして構成してもよいし、上述の様にゴム製、発泡スチロール製はもちろん、金属製パーツとして構成してもよい。
本発明によれば、釘が折れた場合に、遊技盤を分解することなく新たな釘を遊技盤前面側から打ち込んで交換を行う際に、残存していた釘の破片を確実に回収できる様にすることができる。この結果、この様な釘の破片の紛失により発生する、ショート、玉詰まり、釘の先端部による怪我などを予防することができる。
実施例1のパチンコ機を示し、(A)は遊技盤を取り外した状態の斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1の遊技盤を示し、(A)は正面図、(B)はA−A断面図、(C)はB−B断面図である。 実施例1の遊技盤を示し、(A)は正面側から見た分解斜視図及び部分拡大図、(B)は背面側から見た分解斜視図である。 図2において丸で囲まれた部分の断面を拡大して示し、(A)は釘折れ前の状態、(B)は釘折れ発生時の状態、(C)は釘の破片を抜き出した状態、(D)は釘を交換した状態の、各状態における拡大断面図である。 他の実施例を示し、(A)は実施例2の要部拡大断面図、(B)は実施例3の要部拡大断面図、(C)は実施例4の要部拡大断面図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
実施例1のパチンコ機Pは、図1に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び打球発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されてる。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。打球発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし打球発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。
遊技盤1は、図2に示す様に、障害釘11や、風車12の固定釘12aなど多数の釘が植設され、中央に装着された大型のセンター飾り13のステージ13aの直下に始動入賞口14が備えられると共に、この始動入賞口14の右側に特別入賞口15が設置され、センター飾り13の右側には特別入賞口15の開放時に右側から遊技球を入賞させるための右打ち通路16が備えられた構成となっている。また、遊技盤1の本体は、光透過性を有する合成樹脂製の板部材20で構成されている。上述の釘11,12aは、この板部材20を前面から背面まで貫通する貫通孔として形成された下穴21に対して打ち込まれる様にして取り付けられている。遊技盤1には、この他、普通入賞口17、ゲート18も取り付けられている。なお、釘11の内、図2(B)において丸で囲んだ部分の中心の釘を、以下、「ぶっ込み釘11a」といい、ぶっ込み釘11aの打ち込まれる下穴を、以下、「ぶっ込み下穴24」という。また、入賞口14,17、ゲート18の直近の釘を、以下、「命釘11d」という。
遊技盤1は、この板部材20の背面側から取り付けられる裏ユニット3を備えている。この裏ユニット3と板部材20との間に形成される空間に対して、液晶表示装置や可動体役物及びその駆動装置、さらには制御基板等が収納される。
ここで、図2(B)は、ぶっ込み釘11aの位置で縦に切断したA−A断面、図2(B)は同じくB−B断面を示している。図3は、遊技盤1と裏ユニット3を分解した状態の斜視図を示している。
裏ユニット3は、図2(B),(C)、図3に示す様に、周囲に前方へ伸びる周壁部31を備え、図2(B),(C)に示す様に、これら周壁部31の前端面を遊技盤1の裏面に当接させる様に取り付けられる。
図2(B),(C),図3(A)に示す様に、裏ユニット3の周壁部31の上部には上方へ伸びる様に一体形成された平板部32が備えられている。そして、この平板部32には、正方形孔34を有する角筒状部35が一体に形成されている。
平板部32は、図2(B),(C)に示す様に、ぶっ込み釘11aの背面を覆う状態で遊技盤1の背面に当接する。このとき、図4(A)に示す様に、平板部32の角筒状部35の正方形孔34は、ぶっ込み釘11a用に形成されたぶっ込み下穴24の延長線上に一致して伸びる孔となる。
遊技が行われている間は、このぶっ込み釘11aに対して遊技球が強く衝突する確率が高くなる。このため、図4(B)に例示する様に、ぶっ込み釘11aが遊技盤1の板部材20の表面で折れてしまう場合がある。このとき、遊技場では、ぶっ込み釘11aを交換しなければならない。そこで、図4(C)に例示する様に、ぶっ込み下穴24に残っている釘の破片11bを、打ち抜き具51と金槌52を用いるなどして、遊技盤1の前面側からぶっ込み下穴24の奥へと打ち込む。すると、釘の破片11bは、ぶっ込み下穴24と一直線になっている角筒状部35の正方形孔34へと進入する。
このとき、正方形孔34は、釘の破片11bを収納することができる縦横寸法及び奥行きとする。例えば、縦横寸法は釘の破片11bを無理なく受け入れることのできる寸法としておき、奥行きは、釘の破片11bを収納できる深さとしておく。釘の破片11bを受け入れることのできる奥行き深さとしては、下穴24の長さと同じ、即ち、板部材20の厚さと同じか、それ以上としておけば確実であるが、釘の破片11bの先端が正方形孔34の奥に刺さる様な状態で収納される構成であっても構わない。釘の破片11bを無理なく受け入れることのできる縦横寸法としては、釘の直径と同じかそれ以上とする設計をあげることができる。その一方、釘の直径よりもやや小さめとなる設計もあり得る。釘の直径よりやや小さい縦横寸法とする場合には、釘の破片11bを正方形孔34の内壁面によって上下左右から挟み付けて保持し、釘の破片11bの収納と同時に逆流防止を行うというさらなる作用が発揮される。そこで、本実施例では、正方形孔34の縦横寸法を釘の直径よりやや小さめとした場合について、以下の説明を行う。
その後、釘の破片11bが除去されたぶっ込み下穴24に対して、新たなぶっ込み釘11cを打ち込む。なお、この新たなぶっ込み釘11cを新たに打ち込むと同時に釘の破片11bをぶっ込み下穴24から押し出して角筒状部35の正方形孔34へと収納保持する様にしてもよい。
本実施例によれば、ぶっ込み釘15のぶっ込み下穴24と一直線になり、かつ、前端を板部材20の背面に当接させた角筒状部35を備え、その正方形孔34を、縦横寸法が釘の直径よりもやや小さめで、奥行き深さが板部材20の板厚以上としたので、ぶっ込み釘11aが折れたとき、ぶっ込み下穴24内に残っていた釘の破片11bを、板部材20の裏側へと抜け出させたとき、当該釘の破片11bは、角筒状部35の正方形孔34内にすっぽりと収納されると共に、正方形孔34の内壁面によって上下左右から挟み付けられて保持された状態となる。この結果、新たなぶっ込み釘13cを取り付けることができると共に、折れ残った釘の破片11bが裏ユニット内で所在不明となることがない。
本実施例では、正方形孔34を有する角筒状部35は、本発明の釘回収機構となっており、さらに、少なくとも前面以外を閉鎖した閉鎖体によって構成され、前端を遊技盤の背面に当接させた状態となる様に設置された釘回収機構となっている。
また、正方形孔34を有する角筒状部35は、釘の回収と共に、釘を嵌り込ませて保持する結果、当該角筒状部35は、収容した釘の破片を内部に留まらせる逆流防止機構をも備えている。この結果、本実施例によれば、一旦収容した釘の破片11bを、角筒状部35内に留めることができ、遊技機分解作業の際の異物の発生を防止する効果も発揮する。
さらに、釘回収機構としての角筒状部35は、板部材20の背面側に前端を当接させる様に取り付ける裏ユニット3の周壁部31から上方に伸びる平板部32に一体成形されている。この結果、角筒状部35の正方形孔34を、ぶっ込み下穴24と一直線となる位置へと正確に設置する作業も容易となっている。
そして、ぶっ込み下穴24が板部材20に対して貫通孔として形成されていて、この貫通孔に連続する孔として正方形孔34が設置される結果、新たなぶっ込み釘13cを打ち込む際の位置合わせを正確に実施することができると共に、釘の破片11bの抜け出しをスムーズにすると共に、抜け出し方向を的確に誘導し、正方形孔34へと釘の破片11bを確実に回収させることができる。
実施例2は、図5(A)に示す様に、ぶっ込み下穴24に連続する様に裏ユニットの平板部32に形成する五方閉鎖の釘収納孔61を下穴24よりも直径の大きなものとしておき、前面開口にゴム栓62を装着したものである。この実施例では、釘の破片11bは、ゴム栓62を突き破って釘収納孔61内に落ち込む。ゴム栓62は、釘の破片11bが通過した後は釘の逆流を防止する役割を担う。この結果、実施例2によっても釘の破片11bを紛失させることなく的確に回収することができる。
実施例3は、図5(B)に示す様に、実施例2と同様に、ぶっ込み下穴24に連続する様に裏ユニットの平板部32に形成する五方閉鎖の釘収納孔61を下穴24よりも直径の大きなものとしておき、板部材20の裏面にセルシート63を貼り付けたものである。このセルシート63が、実施例2のゴム栓62と同じく、釘の破片11bの通過後、逆流防止の機能を担う。
実施例3は、図5(C)に示す様に、実施例2と同様に、ぶっ込み下穴24に連続する様に裏ユニットの平板部32に形成する五方閉鎖の釘収納孔61を下穴24よりも直径の大きなものとしておき、内部にゴムブロック64を充填したものである。この実施例では、釘の破片11bは、ゴムブロック64に打ち込まれる様にして釘収納孔61内に、逆流を防止された状態で回収保持される。
以上詳細に説明した様に、各実施例によれば、釘が折れた場合に、遊技盤を分解することなく新たな釘を遊技盤前面側から打ち込んで交換を行う際に、残存していた釘の破片を確実に回収でき、釘の破片の紛失により発生する、ショート、玉詰まり、釘の先端部による怪我などを予防することができる。
以上、発明を実施するための最良の形態としてのいくつかの実施例を説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、実施例2〜4の様に下穴24に対して十分に大きな内径の筒体で釘収納機構を構成した場合に、入口付近の底面から上方に向かってリブを突設しておき、筒体の底に落ちた釘の先端11bが容易に外へ出ない様にすることで逆流防止機能を持たせたり、下穴24に対して十分大きな内径の筒体の入口に下穴24の直線上に釘が通過可能な小穴を開けた閉鎖部材を備えさせて逆流防止機能を持たせたり、あるいは筒体の入口に中央に向かって後退するロート状の傾斜壁を形成しておき、漁獲用具の「瓶胴(ビンドウ)」と同様の逆流防止機能を持たせたり、さらには、下穴24よりも十分に大きく十分に深い筒体を用いて底面が下り傾斜となる様にしておき、内部に落ち込んだ釘の先端11bが筒体の奥に留まり易くすることで逆流防止機能を持たせる様にしてもよい。
この他にも、釘収納部となる孔は、正方形孔34を円形孔としておいてもよいし、大きめの釘収納孔61にゴムブロック64を充填する代わりに粘着剤を充填しておいたり、発泡スチロールブロックを充填しておいたりしてもよいし、釘回収機構の底部に粘着剤を塗布しておいて釘の破片が逆流しない様にしてもよい。また、ぶっ込み釘11aに限らず、命釘11dに対しても同様の釘回収機構を備えさせてよいし、釘の下穴の全てに対して、背面側から釘を打ち込むことのできるエラストマー樹脂、ゴム、発泡スチロールなどのブロックを装着する様にしてもよく、可撓性の逆流防止片を釘回収機構の前面開口に設置しておいてもよい。さらに、釘回収機構を、筒体ではなく、箱体や袋体等で構成することもできる。加えて、ベニヤ製の遊技盤に対して適用してもよく、貫通孔としての下穴を備えていない構成であっても構わない。
本発明はパチンコ機に利用することができる。
P・・・パチンコ機、A・・・外枠、B・・・中枠、B1・・・上枠部材、B2・・・下枠部材、B3・・・左枠部材、B4・・・右枠部材、B5・・・遊技盤保持部、D・・・前枠、E・・・上の球受け皿、F・・・下の球受け皿、G・・・打球発射装置。
1・・・遊技盤、3・・・裏ユニット、11・・・障害釘、11a・・・ぶっ込み釘、11b・・・釘の破片、11c・・・新たなぶっ込み釘、11d・・・命釘、12・・・風車、12a・・・風車の固定釘、13・・・センター飾り、13a・・・ステージ、14・・・始動入賞口、15・・・特別入賞口、16・・・右打ち通路、17・・・普通入賞口、18・・・ゲート、31・・・周壁部、32・・・平板部、34・・・正方形孔、35・・・角筒状部、51・・・打ち抜き具、52・・・金槌、61・・・釘収納孔、62・・・ゴム栓、63・・・セルシート、64・・・ゴムブロック。

Claims (1)

  1. 障害釘や風車の固定釘など多数の釘が植設された遊技盤と、該遊技盤の裏面側に取り付けられる裏ユニットとを備え、以下の構成を備えたことを特徴とする遊技機。
    (1)前記多数の釘の内の少なくとも所定の釘に対し、当該釘の打ち込み位置に対応する前記遊技盤の背面側の位置に、前記打ち込み位置から前記遊技盤の後方へと抜け出させた釘の破片を回収する釘回収機構を備えさせたこと。
    (2)前記釘回収機構は、前記裏ユニットの所定位置に一体成形され、少なくとも前面以外を閉鎖した閉鎖体によって構成された角筒状部が前記打ち込み位置と一直線となる様に、当該角筒状部の前端を前記遊技盤の背面に当接させた状態で設置されていること。
    )前記釘回収機構は、前記角筒状部の入口部分は前記遊技盤の裏面に貼り付けられたセルシートによって塞がれていて、外から内へは前記セルシートを突き破って釘の破片を進入させる反面、内部に一旦入ったら外へ出るのを邪魔して、当該角筒状部に収容した釘の破片を内部に留まらせる逆流防止機構として、前記セルシートに加えて、前記角筒状部が、縦横寸法が釘の直径よりやや小さめで、奥行き寸法が釘の破片を収納できる深さを有し、釘の破片を内壁面によって上下左右から挟み付けて保持する正方形孔を備えていること。
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