JP2004049808A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドレールの着脱を容易に行なえ、構成部材の再利用の向上を図るようにしたパチンコ機を提供する。
【解決手段】ベニヤ板10に段付き孔32を形成し、段付き孔32にガイドレール取付けピン30を挿入し、ガイドレール取付けピン30に雌ねじ45を形成し、この雌ねじ45に捩じ込まれる座金組込みねじ47を設け、座金組込みねじ47を雌ねじ45に螺合することにより、ガイドレール11をベニヤ板10に着脱可能に保持する。ガイドレール11に傷ができて交換する場合、座金組込みねじ47をガイドレール取付けピン30から外すと、ガイドレール取付けピン30を保持したガイドレール11は容易にベニヤ板10から外される。このためベニヤ板10に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ベニヤ板10の製品性の低下を招くことがなく、ベニヤ板10を再利用することが可能になる。
【選択図】 図3
【解決手段】ベニヤ板10に段付き孔32を形成し、段付き孔32にガイドレール取付けピン30を挿入し、ガイドレール取付けピン30に雌ねじ45を形成し、この雌ねじ45に捩じ込まれる座金組込みねじ47を設け、座金組込みねじ47を雌ねじ45に螺合することにより、ガイドレール11をベニヤ板10に着脱可能に保持する。ガイドレール11に傷ができて交換する場合、座金組込みねじ47をガイドレール取付けピン30から外すと、ガイドレール取付けピン30を保持したガイドレール11は容易にベニヤ板10から外される。このためベニヤ板10に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ベニヤ板10の製品性の低下を招くことがなく、ベニヤ板10を再利用することが可能になる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機に係り、特にガイドレールの取付けの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例を図5〜図8に示す。図5において、パチンコ機1は、ホールの島に取付けられる外枠2と、額縁形とされて窓(符号省略)を有し、かつ外枠2の一側に蝶番(図示省略)で開閉可能に蝶着された前枠3とを備えている。前枠3は、背面側(図5紙面向う側)には箱形の装着部(図示省略)を設けている。前枠3の前記装着部には、遊技盤4(ゲージ盤)が着脱自在に納められている。
【0003】
前枠3の前記窓には、遊技盤4の前面(図5紙面手前側)を被うガラス(図示省略)を嵌めたガラス枠5と、前面板6とが上下に並べてそれぞれ開閉自由となるように蝶着されている。前面板6には、前面に賞球を受ける上皿7が設けられている。また、前枠3の下方部分には、下皿(符号省略)や灰皿(符号省略)を設けた下受皿セット8が配設されている。さらに、下受皿セット8に並んで操作ハンドル9が設けられている。
【0004】
遊技盤4は、ベニヤ板10(遊技盤本体板)を有し、その前面(表面。図5紙面手前側)には、略円形渦巻状に配置されるガイドレール11(バンド)が取付けられており、内側に遊技領域(符号省略)を形成している。ガイドレール11は、図示しない発射機構により打ち出された遊技球15(図3参照)を遊技盤4の左側上部から前記遊技領域へ送り出すようにしている。
【0005】
前記遊技領域の中央部には、特別図柄の表示装置を備えたセンター役物16が配設され、その下方に始動口部材17(役物)が設けられ、さらに下方に大入賞口部材18(役物)が設けられている。また、始動口部材17の両側及びセンター役物16の両側には入賞口部材19が設けられている。さらに、センター役物16の周辺には、風車20及び図示しない多数本の釘が設けられている。センター役物16、始動口部材17、大入賞口部材18及び入賞口部材19等は、これらに対応してベニヤ板10に形成された取付け孔(図示省略)に装着するようにしてベニヤ板10に取付けられている。ベニヤ板10の裏面側には図示しない制御用基板が取付けられている。
【0006】
ガイドレール11は、図6〜図8に示すように、割りピン21によりベニヤ板10に取付けられている。ガイドレール11におけるベニヤ板10に取付けられる側の辺部(ガイドレール取付辺部という。)11aの近傍には、略矩形の孔(割りピン取付け孔という。)11bがガイドレール11の長手方向に複数個形成されている。また、ガイドレール11が取付けられるベニヤ板10には、ガイドレール11の複数個の割りピン取付け孔11bに対応して複数個の穴(以下、ベニヤ板下穴という。)24が形成されている。
このガイドレール11は、割りピン取付け孔11bに割りピン21を挿入してこれをつぶし、このつぶされた割りピン21をベニヤ板下穴24へ圧入することにより、ベニヤ板10に取付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコ機1では、製品組立て工程時又は使用時においてベニヤ板10又はガイドレール11に傷などができて不良となり、これらを交換する場合がある。しかしながら、上述した従来技術では、割りピン21をベニヤ板下穴24へ圧入することによりガイドレール11をベニヤ板10に取付けている。そして、上記交換に際し、ガイドレール11をベニヤ板10から外すには、大きな外力を加えることが必要となる。
【0008】
このため、ベニヤ板10又はガイドレール11には、前記大きな外力に伴う痛みが生じて製品性が低下し、使用に耐えないものになることが起こり得た。すなわち、ベニヤ板10又はガイドレール11のうち一方が不良となって、当該一方を交換する場合に、交換作業時に、不良でない他方を傷付けてしまい、当該他方の再利用を不可能にしてしまうことになる。
【0009】
例えば、パチンコ機1の組立て工程では、ベニヤ板10に釘を打ちつけた後に、ガイドレール11を装着するのが一般的であるが、その後の工程(例えば組立て最終工程)でガイドレール11に傷が付いていることが発見されることがある。この場合、傷が付いたガイドレール11をベニヤ板10から取り外し、良好なガイドレール11を前記ベニヤ板10に装着して対処することが資源の有効利用上から望まれる。しかしながら、上述した従来技術では、傷が付いたガイドレール11をベニヤ板10から外す際に、上述したようにベニヤ板10を損傷させ、再利用できなくなり、上記要望に応えることができなかった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ガイドレールの着脱を容易に行なえ、構成部材の再利用の向上を図るようにしたパチンコ機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、遊技盤の遊技盤本体板の前面側にガイドレールが取付けられるパチンコ機において、前記遊技盤本体板におけるガイドレールの配置部分に形成される複数個の孔と、一端側が前記ガイドレールに保持され、他端側が前記孔に挿通されて、ねじ部材を介して前記遊技盤本体板に保持される軸部材と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記軸部材は雌ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雌ねじに捩じ込まれる雄ねじであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記軸部材は雄ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雄ねじに捩じ込まれる雌ねじであることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の構成において、前記孔は、前記遊技盤本体板の裏面側部分が前面側部分に比して大径とされる段付き孔であり、前記ねじ部材は、前記大径部分に収まるように配置されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の構成において、前記軸部材は、前記孔に挿通される軸部材本体と、軸部材本体の一端側に保持されて前記ガイドレールに対面される係止片とからなり、該係止片を介して前記ガイドレールに保持されることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記係止片には孔が形成され、かつ前記ガイドレールには前記係止片の孔に対応する孔が形成されると共に、前記ガイドレールの孔を通して前記係止片の孔に圧入ピンを圧入することにより、前記軸部材を前記ガイドレールに保持することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の構成において、軸部材本体の一端側には、前記ガイドレールの孔より大径のフランジが設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の構成において、前記軸部材は、前記ガイドレールに着脱可能に保持されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施の形態に係るパチンコ機1Aを図1〜図3に基づいて説明する。なお、図5〜図8に示す部材と同等の部材については、同等の符号を付し、その説明は、適宜省略する。
図1及び図3において、ベニヤ板10(遊技盤本体板)におけるガイドレール11の配置部分には、後述するガイドレール取付けピン30(軸部材)が挿入される段付き孔32が、ガイドレール11に沿うように複数個(図1及び図3では、便宜上、1個のみを示す。)設けられている。
【0016】
段付き孔32は、ベニヤ板10の裏面側部分(図1下側部分)が前面側部分(図1上側部分)に比して大径とされている。以下、段付き孔32におけるベニヤ板10の裏面側部分を段付き孔大径部32aといい、前面側部分を段付き孔小径部32bという。
ガイドレール取付けピン30は、一端側がベニヤ板10の表面(前面)側で、他端側がベニヤ板10の裏面側になるようにして段付き孔小径部32bに挿入されるピン本体34(軸部材本体)と、ピン本体34の一端側に固着され段付き孔小径部32bより大径のフランジ35と、フランジ35(ひいてはピン本体34の一端側)に固着されガイドレール11に対面される係止片36とから、構成されており、ガイドレール11の孔(以下、圧入ピン39挿入孔38という。)を通して係止片36に圧入ピン39が圧入されることによりガイドレール11に保持されている。
【0017】
係止片36には孔(以下、係止片孔という。)36aが形成されている。ガイドレール11の前記圧入ピン挿入孔38は、係止片孔36aに臨むように形成されている。そして、係止片36がガイドレール11に対面されると、係止片孔36a及び圧入ピン挿入孔38が連通した状態になり、この状態で、圧入ピン39が圧入ピン挿入孔38に挿通し、係止片孔36aに圧入されることになる。圧入ピン39は、係止片孔36a及び圧入ピン挿入孔38に挿入される軸部(以下、圧入ピン軸部という。)42と、圧入ピン挿入孔38の径より大径で圧入ピン軸部42に連結される頭部(以下、圧入ピン頭部という。)43から構成されている。
【0018】
ピン本体34の他端側には、一端側に延びる雌ねじ45が形成されている。この雌ねじ45には、座金46を備えた座金組込みねじ47(ねじ部材。雄ねじ)が捩じ込まれるようになっている。座金組込みねじ47の座金46の径は段付き孔小径部32bの径より大きく、かつ段付き孔大径部32aの径より小さくされている。座金組込みねじ47の座金46及び頭部48は、段付き孔大径部32aに収納された状態で、段付き孔32内に配置され、頭部48がベニヤ板10の裏面側に突出しないようになっている。
【0019】
前記フランジ35にはスリット50が形成されている。このフランジ35のスリット50にはガイドレール11のガイドレール取付辺部11a側部分が挿入され、ガイドレール11がベニヤ板10から浮き上がった状態になるのを抑制すると共に、ガイドレール11を補強し、ガイドレール11の倒れ防止を図るようにしている。
【0020】
図3に示すように、ガイドレール11に遊技球15が当接した場合にも、圧入ピン頭部43が遊技球15に当接して遊技球15の動きを制限しないように、ガイドレール11の圧入ピン挿入孔38の高さ寸法及び圧入ピン頭部43を、所定の大きさに設定している。なお、本実施の形態では、前記圧入ピン頭部43の場合と同様に、遊技球15がガイドレール11の図3左側に係止した場合にも、係止片36が遊技球15に当接して遊技球15の動きを制限しないように、ガイドレール11の圧入ピン挿入孔38の高さ寸法及び係止片36を、所定の大きさに設定している。このように圧入ピン頭部43及び係止片36の大きさ等を設定したことにより、本実施の形態では、ガイドレール11両面のうちいずれの側に圧入ピン頭部43(又は係止片36)を配置しても、遊技球15の動きを制限することにならない。
【0021】
上記実施の形態では、例えばガイドレール11に傷ができて交換する場合、座金組込みねじ47をガイドレール取付けピン30から外す。すると、ガイドレール取付けピン30は、ベニヤ板10から離間する方向に引っ張り上げられることにより、大きな抵抗を受けることなく段付き孔32(段付き孔小径部32b)から容易に離脱されることになる。このため、ガイドレール11に対し図3上方に向く比較的小さな力を作用させることにより、ガイドレール11は容易にベニヤ板10から外される。
そして、上述したようにガイドレール11が容易にベニヤ板10から外されることにより、ガイドレール11及びベニヤ板10に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ベニヤ板10の製品性の低下を招くことがない。このため、ベニヤ板10を再利用することが可能になる。
【0022】
また、ベニヤ板10に傷ができ、かつガイドレール11の製品性が良好である場合においても、上述したのと同様にして、ガイドレール11を傷付けることなく容易にベニヤ板10から外すことができる。このため、ガイドレール11は、ベニヤ板10から外された際にも良好な製品性が維持されることになり、再利用できることになる。
【0023】
さらに、ガイドレール11のベニヤ板10からの取り外しを上述したように容易に行えることから、ガイドレール11及びベニヤ板10のうち一方が不良となり廃棄する場合にも、当該一方(不良となっているもの)のみを廃棄処分とすることができる。このため、廃棄処分時の分別上、便利なものになる。
【0024】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30に、段付き孔小径部32bに挿入されるピン本体34の一端側に、段付き孔小径部32bより大径のフランジ35を設けている。このため、ガイドレール取付けピン30がベニヤ板10の裏面側に抜け落ちることを確実に抑制することができる。この場合、ガイドレール取付けピン30を段付き孔32に挿入し、この後、ガイドレール取付けピン30の係止片36にガイドレール11を当接させ、この状態で圧入ピン39でガイドレール取付けピン30及びガイドレール11の固定を図ることができる。
【0025】
なお、ガイドレール取付けピン30、ガイドレール11のベニヤ板10への組付け順番は上記に限定されない。例えば、まず、ガイドレール11に圧入ピン39でガイドレール取付けピン30を固定し、この後、ガイドレール11に固定されたガイドレール取付けピン30を段付き孔32に挿入するようにしてもよい。この場合、ガイドレール11がガイドレール取付けピン30に取付けられていることから、段付き孔32からガイドレール取付けピン30が抜け落ちることがないので、前記フランジ35を廃止してもよい。
【0026】
また、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48は、段付き孔大径部32aに収納された状態で、段付き孔32内に配置され、頭部48がベニヤ板10の裏面側に突出しない。このため、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が、ベニヤ板10の裏面側に設けられる制御用基板等の部材に干渉することがない。
本実施の形態では、ベニヤ板10(遊技盤本体板)におけるガイドレール11の配置部分に形成される孔が段付き孔32であり、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が段付き孔大径部32aに収納される場合を例にしたが、段付き孔32に代えて同一径寸法の孔を設け、ベニヤ板10の裏面側から座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が突出するようにしてもよい。なお、この場合、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が制御用基板等の部材に干渉することがないように、孔の位置等を定めることが望ましい。
【0027】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30(軸部材)は、圧入ピン39によりガイドレール11に圧入して保持されている場合を例にした。これに対し、例えば係止片36に雌ねじ(図示省略)を形成し、圧入ピン39に代えて雌ねじ(図示省略)に螺合するボルト(図示省略)を設け、ガイドレール取付けピン30(軸部材)をガイドレール11に着脱自在としてもよい(請求項8に対応する。)。
【0028】
また、本第1実施の形態では、ガイドレール取付けピン30(軸部材)に雌ねじ45を形成し、この雌ねじ45に捩じ込まれる座金組込みねじ47(雄ねじ)を設けた場合を例にした。これに対して、ガイドレール取付けピン30(軸部材)から、雌ねじ45を廃止して、他端側(図1下側)を一端側(図1上側)に比して細くして雄ねじ(図示省略)を設ける一方、当該雄ねじに捩じ込まれるナット(雌ねじ)を設けるように構成してもよい(請求項3に対応する。)。
【0029】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30を、別物であるピン本体34、フランジ35及び係止片36から構成した場合を例にした。これに対して、ピン本体34及びフランジ35を同一物から構成してもよいし、フランジ35及び係止片36を同一物で構成してもよい。又、図4に示すように、同一物からなるピン本体34、フランジ35及び係止片36を同一物からガイドレール取付けピン30Aを構成してもよい(第2実施の形態)。この第2実施の形態によれば、部品数が少なくなると共に、ピン本体34、フランジ35及び係止片36の固定のための作業が不要となり、その分、生産性の向上を図ることができる。
【0030】
また、本実施の形態では、遊技盤4の遊技盤本体板がベニヤ板10である場合を例にしたが、ベニヤ板10及びこのベニヤ板10の表面側に貼付されるセル板から遊技盤本体板を構成してもよいし、ベニヤ板10、セル板及びベニヤ板10の裏面側に貼付される裏面紙から遊技盤本体板を構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の発明によれば、遊技盤本体板におけるガイドレールの配置部分に形成される孔と、一端側が前記ガイドレールに保持され、他端側が前記孔に挿通されて、ねじ部材を介して前記遊技盤本体板に保持される軸部材と、を備えたので、例えばガイドレール及び遊技盤本体板のうち一方に傷ができて交換する場合、ねじ部材を軸部材から外すと、軸部材は、遊技盤本体板から離間する方向に引っ張り上げられることにより、大きな抵抗を受けることなく孔から容易に離脱されることになる。このため、ガイドレールに対し比較的小さな力を作用させることにより、ガイドレールは容易に遊技盤本体板から外されるので、ガイドレール及び遊技盤本体板に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ガイドレール及び遊技盤本体のうち他方(不良となっていない方)の製品性の低下を招くことがない。このため、前記他方(不良となっていない方)を再利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るパチンコ機に用いられるベニヤ板、ガイドレール取付けピン及びガイドレールを模式的に示す断面図である。
【図2】図1のガイドレール取付けピン、ガイドレール及び座金組込みねじを模式的に示す断面図である。
【図3】図1のガイドレールへの遊技球の当接状態を示すための図である。
【図4】本発明の第2実施の形態に係るパチンコ機に用いられるガイドレール取付けピンを示す断面図である。
【図5】従来のパチンコ機の一例を模式的に示す正面図である。
【図6】図5のパチンコ機におけるガイドレールのベニヤ板への取付け例を模式的に示す断面図である。
【図7】図6のガイドレール及び割りピンを示す断面図である。
【図8】図7の割りピンによるガイドレールのパチンコ機への取付けを示すための断面図である。
【符号の説明】
4 遊技盤
10 ベニヤ板(遊技盤本体板)
11 ガイドレール
30 ガイドレール取付けピン(軸部材)
32 段付孔
45 雌ねじ
47 座金組込みねじ(ねじ部材。雄ねじ)
【発明の属する技術分野】
本発明はパチンコ機に係り、特にガイドレールの取付けの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機の一例を図5〜図8に示す。図5において、パチンコ機1は、ホールの島に取付けられる外枠2と、額縁形とされて窓(符号省略)を有し、かつ外枠2の一側に蝶番(図示省略)で開閉可能に蝶着された前枠3とを備えている。前枠3は、背面側(図5紙面向う側)には箱形の装着部(図示省略)を設けている。前枠3の前記装着部には、遊技盤4(ゲージ盤)が着脱自在に納められている。
【0003】
前枠3の前記窓には、遊技盤4の前面(図5紙面手前側)を被うガラス(図示省略)を嵌めたガラス枠5と、前面板6とが上下に並べてそれぞれ開閉自由となるように蝶着されている。前面板6には、前面に賞球を受ける上皿7が設けられている。また、前枠3の下方部分には、下皿(符号省略)や灰皿(符号省略)を設けた下受皿セット8が配設されている。さらに、下受皿セット8に並んで操作ハンドル9が設けられている。
【0004】
遊技盤4は、ベニヤ板10(遊技盤本体板)を有し、その前面(表面。図5紙面手前側)には、略円形渦巻状に配置されるガイドレール11(バンド)が取付けられており、内側に遊技領域(符号省略)を形成している。ガイドレール11は、図示しない発射機構により打ち出された遊技球15(図3参照)を遊技盤4の左側上部から前記遊技領域へ送り出すようにしている。
【0005】
前記遊技領域の中央部には、特別図柄の表示装置を備えたセンター役物16が配設され、その下方に始動口部材17(役物)が設けられ、さらに下方に大入賞口部材18(役物)が設けられている。また、始動口部材17の両側及びセンター役物16の両側には入賞口部材19が設けられている。さらに、センター役物16の周辺には、風車20及び図示しない多数本の釘が設けられている。センター役物16、始動口部材17、大入賞口部材18及び入賞口部材19等は、これらに対応してベニヤ板10に形成された取付け孔(図示省略)に装着するようにしてベニヤ板10に取付けられている。ベニヤ板10の裏面側には図示しない制御用基板が取付けられている。
【0006】
ガイドレール11は、図6〜図8に示すように、割りピン21によりベニヤ板10に取付けられている。ガイドレール11におけるベニヤ板10に取付けられる側の辺部(ガイドレール取付辺部という。)11aの近傍には、略矩形の孔(割りピン取付け孔という。)11bがガイドレール11の長手方向に複数個形成されている。また、ガイドレール11が取付けられるベニヤ板10には、ガイドレール11の複数個の割りピン取付け孔11bに対応して複数個の穴(以下、ベニヤ板下穴という。)24が形成されている。
このガイドレール11は、割りピン取付け孔11bに割りピン21を挿入してこれをつぶし、このつぶされた割りピン21をベニヤ板下穴24へ圧入することにより、ベニヤ板10に取付けられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、パチンコ機1では、製品組立て工程時又は使用時においてベニヤ板10又はガイドレール11に傷などができて不良となり、これらを交換する場合がある。しかしながら、上述した従来技術では、割りピン21をベニヤ板下穴24へ圧入することによりガイドレール11をベニヤ板10に取付けている。そして、上記交換に際し、ガイドレール11をベニヤ板10から外すには、大きな外力を加えることが必要となる。
【0008】
このため、ベニヤ板10又はガイドレール11には、前記大きな外力に伴う痛みが生じて製品性が低下し、使用に耐えないものになることが起こり得た。すなわち、ベニヤ板10又はガイドレール11のうち一方が不良となって、当該一方を交換する場合に、交換作業時に、不良でない他方を傷付けてしまい、当該他方の再利用を不可能にしてしまうことになる。
【0009】
例えば、パチンコ機1の組立て工程では、ベニヤ板10に釘を打ちつけた後に、ガイドレール11を装着するのが一般的であるが、その後の工程(例えば組立て最終工程)でガイドレール11に傷が付いていることが発見されることがある。この場合、傷が付いたガイドレール11をベニヤ板10から取り外し、良好なガイドレール11を前記ベニヤ板10に装着して対処することが資源の有効利用上から望まれる。しかしながら、上述した従来技術では、傷が付いたガイドレール11をベニヤ板10から外す際に、上述したようにベニヤ板10を損傷させ、再利用できなくなり、上記要望に応えることができなかった。
【0010】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ガイドレールの着脱を容易に行なえ、構成部材の再利用の向上を図るようにしたパチンコ機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、遊技盤の遊技盤本体板の前面側にガイドレールが取付けられるパチンコ機において、前記遊技盤本体板におけるガイドレールの配置部分に形成される複数個の孔と、一端側が前記ガイドレールに保持され、他端側が前記孔に挿通されて、ねじ部材を介して前記遊技盤本体板に保持される軸部材と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記軸部材は雌ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雌ねじに捩じ込まれる雄ねじであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記軸部材は雄ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雄ねじに捩じ込まれる雌ねじであることを特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の構成において、前記孔は、前記遊技盤本体板の裏面側部分が前面側部分に比して大径とされる段付き孔であり、前記ねじ部材は、前記大径部分に収まるように配置されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の構成において、前記軸部材は、前記孔に挿通される軸部材本体と、軸部材本体の一端側に保持されて前記ガイドレールに対面される係止片とからなり、該係止片を介して前記ガイドレールに保持されることを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5に記載の構成において、前記係止片には孔が形成され、かつ前記ガイドレールには前記係止片の孔に対応する孔が形成されると共に、前記ガイドレールの孔を通して前記係止片の孔に圧入ピンを圧入することにより、前記軸部材を前記ガイドレールに保持することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の構成において、軸部材本体の一端側には、前記ガイドレールの孔より大径のフランジが設けられていることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の構成において、前記軸部材は、前記ガイドレールに着脱可能に保持されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施の形態に係るパチンコ機1Aを図1〜図3に基づいて説明する。なお、図5〜図8に示す部材と同等の部材については、同等の符号を付し、その説明は、適宜省略する。
図1及び図3において、ベニヤ板10(遊技盤本体板)におけるガイドレール11の配置部分には、後述するガイドレール取付けピン30(軸部材)が挿入される段付き孔32が、ガイドレール11に沿うように複数個(図1及び図3では、便宜上、1個のみを示す。)設けられている。
【0016】
段付き孔32は、ベニヤ板10の裏面側部分(図1下側部分)が前面側部分(図1上側部分)に比して大径とされている。以下、段付き孔32におけるベニヤ板10の裏面側部分を段付き孔大径部32aといい、前面側部分を段付き孔小径部32bという。
ガイドレール取付けピン30は、一端側がベニヤ板10の表面(前面)側で、他端側がベニヤ板10の裏面側になるようにして段付き孔小径部32bに挿入されるピン本体34(軸部材本体)と、ピン本体34の一端側に固着され段付き孔小径部32bより大径のフランジ35と、フランジ35(ひいてはピン本体34の一端側)に固着されガイドレール11に対面される係止片36とから、構成されており、ガイドレール11の孔(以下、圧入ピン39挿入孔38という。)を通して係止片36に圧入ピン39が圧入されることによりガイドレール11に保持されている。
【0017】
係止片36には孔(以下、係止片孔という。)36aが形成されている。ガイドレール11の前記圧入ピン挿入孔38は、係止片孔36aに臨むように形成されている。そして、係止片36がガイドレール11に対面されると、係止片孔36a及び圧入ピン挿入孔38が連通した状態になり、この状態で、圧入ピン39が圧入ピン挿入孔38に挿通し、係止片孔36aに圧入されることになる。圧入ピン39は、係止片孔36a及び圧入ピン挿入孔38に挿入される軸部(以下、圧入ピン軸部という。)42と、圧入ピン挿入孔38の径より大径で圧入ピン軸部42に連結される頭部(以下、圧入ピン頭部という。)43から構成されている。
【0018】
ピン本体34の他端側には、一端側に延びる雌ねじ45が形成されている。この雌ねじ45には、座金46を備えた座金組込みねじ47(ねじ部材。雄ねじ)が捩じ込まれるようになっている。座金組込みねじ47の座金46の径は段付き孔小径部32bの径より大きく、かつ段付き孔大径部32aの径より小さくされている。座金組込みねじ47の座金46及び頭部48は、段付き孔大径部32aに収納された状態で、段付き孔32内に配置され、頭部48がベニヤ板10の裏面側に突出しないようになっている。
【0019】
前記フランジ35にはスリット50が形成されている。このフランジ35のスリット50にはガイドレール11のガイドレール取付辺部11a側部分が挿入され、ガイドレール11がベニヤ板10から浮き上がった状態になるのを抑制すると共に、ガイドレール11を補強し、ガイドレール11の倒れ防止を図るようにしている。
【0020】
図3に示すように、ガイドレール11に遊技球15が当接した場合にも、圧入ピン頭部43が遊技球15に当接して遊技球15の動きを制限しないように、ガイドレール11の圧入ピン挿入孔38の高さ寸法及び圧入ピン頭部43を、所定の大きさに設定している。なお、本実施の形態では、前記圧入ピン頭部43の場合と同様に、遊技球15がガイドレール11の図3左側に係止した場合にも、係止片36が遊技球15に当接して遊技球15の動きを制限しないように、ガイドレール11の圧入ピン挿入孔38の高さ寸法及び係止片36を、所定の大きさに設定している。このように圧入ピン頭部43及び係止片36の大きさ等を設定したことにより、本実施の形態では、ガイドレール11両面のうちいずれの側に圧入ピン頭部43(又は係止片36)を配置しても、遊技球15の動きを制限することにならない。
【0021】
上記実施の形態では、例えばガイドレール11に傷ができて交換する場合、座金組込みねじ47をガイドレール取付けピン30から外す。すると、ガイドレール取付けピン30は、ベニヤ板10から離間する方向に引っ張り上げられることにより、大きな抵抗を受けることなく段付き孔32(段付き孔小径部32b)から容易に離脱されることになる。このため、ガイドレール11に対し図3上方に向く比較的小さな力を作用させることにより、ガイドレール11は容易にベニヤ板10から外される。
そして、上述したようにガイドレール11が容易にベニヤ板10から外されることにより、ガイドレール11及びベニヤ板10に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ベニヤ板10の製品性の低下を招くことがない。このため、ベニヤ板10を再利用することが可能になる。
【0022】
また、ベニヤ板10に傷ができ、かつガイドレール11の製品性が良好である場合においても、上述したのと同様にして、ガイドレール11を傷付けることなく容易にベニヤ板10から外すことができる。このため、ガイドレール11は、ベニヤ板10から外された際にも良好な製品性が維持されることになり、再利用できることになる。
【0023】
さらに、ガイドレール11のベニヤ板10からの取り外しを上述したように容易に行えることから、ガイドレール11及びベニヤ板10のうち一方が不良となり廃棄する場合にも、当該一方(不良となっているもの)のみを廃棄処分とすることができる。このため、廃棄処分時の分別上、便利なものになる。
【0024】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30に、段付き孔小径部32bに挿入されるピン本体34の一端側に、段付き孔小径部32bより大径のフランジ35を設けている。このため、ガイドレール取付けピン30がベニヤ板10の裏面側に抜け落ちることを確実に抑制することができる。この場合、ガイドレール取付けピン30を段付き孔32に挿入し、この後、ガイドレール取付けピン30の係止片36にガイドレール11を当接させ、この状態で圧入ピン39でガイドレール取付けピン30及びガイドレール11の固定を図ることができる。
【0025】
なお、ガイドレール取付けピン30、ガイドレール11のベニヤ板10への組付け順番は上記に限定されない。例えば、まず、ガイドレール11に圧入ピン39でガイドレール取付けピン30を固定し、この後、ガイドレール11に固定されたガイドレール取付けピン30を段付き孔32に挿入するようにしてもよい。この場合、ガイドレール11がガイドレール取付けピン30に取付けられていることから、段付き孔32からガイドレール取付けピン30が抜け落ちることがないので、前記フランジ35を廃止してもよい。
【0026】
また、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48は、段付き孔大径部32aに収納された状態で、段付き孔32内に配置され、頭部48がベニヤ板10の裏面側に突出しない。このため、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が、ベニヤ板10の裏面側に設けられる制御用基板等の部材に干渉することがない。
本実施の形態では、ベニヤ板10(遊技盤本体板)におけるガイドレール11の配置部分に形成される孔が段付き孔32であり、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が段付き孔大径部32aに収納される場合を例にしたが、段付き孔32に代えて同一径寸法の孔を設け、ベニヤ板10の裏面側から座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が突出するようにしてもよい。なお、この場合、座金組込みねじ47の座金46及び頭部48が制御用基板等の部材に干渉することがないように、孔の位置等を定めることが望ましい。
【0027】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30(軸部材)は、圧入ピン39によりガイドレール11に圧入して保持されている場合を例にした。これに対し、例えば係止片36に雌ねじ(図示省略)を形成し、圧入ピン39に代えて雌ねじ(図示省略)に螺合するボルト(図示省略)を設け、ガイドレール取付けピン30(軸部材)をガイドレール11に着脱自在としてもよい(請求項8に対応する。)。
【0028】
また、本第1実施の形態では、ガイドレール取付けピン30(軸部材)に雌ねじ45を形成し、この雌ねじ45に捩じ込まれる座金組込みねじ47(雄ねじ)を設けた場合を例にした。これに対して、ガイドレール取付けピン30(軸部材)から、雌ねじ45を廃止して、他端側(図1下側)を一端側(図1上側)に比して細くして雄ねじ(図示省略)を設ける一方、当該雄ねじに捩じ込まれるナット(雌ねじ)を設けるように構成してもよい(請求項3に対応する。)。
【0029】
本実施の形態では、ガイドレール取付けピン30を、別物であるピン本体34、フランジ35及び係止片36から構成した場合を例にした。これに対して、ピン本体34及びフランジ35を同一物から構成してもよいし、フランジ35及び係止片36を同一物で構成してもよい。又、図4に示すように、同一物からなるピン本体34、フランジ35及び係止片36を同一物からガイドレール取付けピン30Aを構成してもよい(第2実施の形態)。この第2実施の形態によれば、部品数が少なくなると共に、ピン本体34、フランジ35及び係止片36の固定のための作業が不要となり、その分、生産性の向上を図ることができる。
【0030】
また、本実施の形態では、遊技盤4の遊技盤本体板がベニヤ板10である場合を例にしたが、ベニヤ板10及びこのベニヤ板10の表面側に貼付されるセル板から遊技盤本体板を構成してもよいし、ベニヤ板10、セル板及びベニヤ板10の裏面側に貼付される裏面紙から遊技盤本体板を構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】
請求項1から請求項8までのいずれかに記載の発明によれば、遊技盤本体板におけるガイドレールの配置部分に形成される孔と、一端側が前記ガイドレールに保持され、他端側が前記孔に挿通されて、ねじ部材を介して前記遊技盤本体板に保持される軸部材と、を備えたので、例えばガイドレール及び遊技盤本体板のうち一方に傷ができて交換する場合、ねじ部材を軸部材から外すと、軸部材は、遊技盤本体板から離間する方向に引っ張り上げられることにより、大きな抵抗を受けることなく孔から容易に離脱されることになる。このため、ガイドレールに対し比較的小さな力を作用させることにより、ガイドレールは容易に遊技盤本体板から外されるので、ガイドレール及び遊技盤本体板に不要な力を掛けて破損させなくて済み、ガイドレール及び遊技盤本体のうち他方(不良となっていない方)の製品性の低下を招くことがない。このため、前記他方(不良となっていない方)を再利用することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るパチンコ機に用いられるベニヤ板、ガイドレール取付けピン及びガイドレールを模式的に示す断面図である。
【図2】図1のガイドレール取付けピン、ガイドレール及び座金組込みねじを模式的に示す断面図である。
【図3】図1のガイドレールへの遊技球の当接状態を示すための図である。
【図4】本発明の第2実施の形態に係るパチンコ機に用いられるガイドレール取付けピンを示す断面図である。
【図5】従来のパチンコ機の一例を模式的に示す正面図である。
【図6】図5のパチンコ機におけるガイドレールのベニヤ板への取付け例を模式的に示す断面図である。
【図7】図6のガイドレール及び割りピンを示す断面図である。
【図8】図7の割りピンによるガイドレールのパチンコ機への取付けを示すための断面図である。
【符号の説明】
4 遊技盤
10 ベニヤ板(遊技盤本体板)
11 ガイドレール
30 ガイドレール取付けピン(軸部材)
32 段付孔
45 雌ねじ
47 座金組込みねじ(ねじ部材。雄ねじ)
Claims (8)
- 遊技盤の遊技盤本体板の前面側にガイドレールが取付けられるパチンコ機において、
前記遊技盤本体板におけるガイドレールの配置部分に形成される複数個の孔と、
一端側が前記ガイドレールに保持され、他端側が前記孔に挿通されて、ねじ部材を介して前記遊技盤本体板に保持される軸部材と、
を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記軸部材は雌ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雌ねじに捩じ込まれる雄ねじであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記軸部材は雄ねじを形成し、前記ねじ部材は前記雄ねじに捩じ込まれる雌ねじであることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記孔は、前記遊技盤本体板の裏面側部分が前面側部分に比して大径とされる段付き孔であり、前記ねじ部材は、前記大径部分に収まるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載のパチンコ機。
- 前記軸部材は、前記孔に挿通される軸部材本体と、軸部材本体の一端側に保持されて前記ガイドレールに対面される係止片とからなり、該係止片を介して前記ガイドレールに保持されることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載のパチンコ機。
- 前記係止片には孔が形成され、かつ前記ガイドレールには前記係止片の孔に対応する孔が形成されると共に、前記ガイドレールの孔を通して前記係止片の孔に圧入ピンを圧入することにより、前記軸部材を前記ガイドレールに保持することを特徴とする請求項5に記載のパチンコ機。
- 軸部材本体の一端側には、前記ガイドレールの孔より大径のフランジが設けられていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のパチンコ機。
- 前記軸部材は、前記ガイドレールに着脱可能に保持されることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載のパチンコ機。
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