JP5669129B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技釘等が植設された遊技領域内へ遊技球を打ち込んで遊技するパチンコ機に関するものである。
従来一般的なパチンコ機では、たとえば特許文献1に記載されているように、パチンコ機本体に設置される遊技盤の前面に、遊技球が流下可能な遊技領域を形成するとともに、該遊技領域内へ遊技球を打ち込むための発射通路を遊技領域の左側に形成しており、ハンドルの操作に伴い、発射通路を介して遊技領域内へ遊技球を打ち込むようになっている。また、遊技領域には、多数の遊技釘が植設されているとともに、遊技球が入賞可能な複数の入賞口や何れの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域外へ排出するためのアウト口が設けられている。さらには、特定の入賞口への遊技球の入賞を契機として図柄を変動表示させる図柄表示部が設けられているとともに、該図柄表示部の前方への遊技球の侵入を防止するため、図柄表示部を囲むようにセンター部材が設置されている。したがって、遊技領域内へ打ち込まれた遊技球は、多数の遊技釘やセンター部材等に衝突しながら遊技領域内を流下し、入賞口へ入賞したり、アウト口から排出されたりする。
特開2008−220433号公報
一般的に、センター部材は、造形の容易性や製造コストが安価である等の理由で、合成樹脂により成形されている。しかしながら、上述したように、センター部材には遊技領域内へ打ち込まれた遊技球が衝突するため、該衝突に起因してセンター部材の一部が損傷してしまうという問題がある。特に、所定の条件が成立した際に遊技領域の右側に設けられた入賞口を遊技者に狙わせる所謂右打ちタイプのパチンコ機では、右打ち時に遊技球の発射速度が最大となるため、センター部材が損傷するおそれが高くなる。
また、センター部材は、一部材から構成されているものが多い。したがって、一部が損傷するとセンター部材全てを交換しなければならず、作業が煩わしいという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、センター部材が損傷しにくく、又、たとえ損傷したとしてもセンター部材全体を交換する必要のないパチンコ機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技盤の前面に形成された遊技領域内を遊技球が流下可能であるとともに、図柄を変動表示可能な図柄表示部と、前記図柄表示部を囲むセンター部材とが前記遊技領域内に設けられており、さらに、前記遊技領域内へ打ち込まれる遊技球が衝突することによる前記センター部材の損傷を防止するためのカバー部材が、前記センター部材に取り付けられたパチンコ機であって、前記カバー部材に、前記センター部材の外周面の一部を覆う板状部と、前記センター部材への取り付け位置を位置決めするための位置決め部とが設けられており、前記位置決め部に位置決め孔が穿設されている一方、前記センター部材に、前記位置決め孔へ挿通可能な位置決め突起が突設されており、前記位置決め突起の前記位置決め孔への挿通によって前記カバー部材を取り付け位置に位置決め可能であるとともに、前記位置決め突起及び前記位置決め部を被覆する装飾部材が前記センター部材に取り付けられており、前記装飾部材に、前記位置決め突起の先端が嵌入可能な小孔が穿設されており、前記位置決め突起の前記小孔への嵌入によって前記装飾部材についても取り付け位置に位置決め可能であり、前記センター部材と前記装飾部材とに前記位置決め部が挟まれた状態で位置決めされた前記カバー部材が、前記装飾部材を前記センター部材にネジ止めすることにより、前記板状部が前記センター部材の外周面の一部を覆った状態で、且つ、前記センター部材に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記遊技領域がレール部材によって囲まれており、前記センター部材の左右何れか一方の外側面と前記レール部材との間を遊技球が流下可能な遊技球通路として形成するとともに、前記カバー部材が、前記遊技球通路の上方に隣接して取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、遊技領域内へ打ち込まれる遊技球が衝突することによるセンター部材の損傷を防止するためのカバー部材を、センター部材の外周面の一部を覆うように、且つ、着脱自在にセンター部材に取り付けている。したがって、当該カバー部材により、センター部材の損傷を防止することができるし、カバー部材を着脱自在としているため、たとえカバー部材に損傷が生じた場合でもカバー部材のみを交換すればよく、使い勝手が良い。
また、カバー部材及びセンター部材に、カバー部材を位置決めするための位置決め部(位置決め孔)や位置決め突起を設けるとともに、位置決め部や位置決め突起を被覆する装飾部材をセンター部材に取り付けている。さらに、装飾部材に、位置決め突起の先端が嵌入可能な小孔を設け、位置決め突起の小孔への嵌入によって装飾部材についても取り付け位置に位置決め可能としている。したがって、カバー部材や装飾部材をセンター部材に取り付ける際の取付作業を非常に容易に行うことができる。さらに、その位置決め部や位置決め突起を装飾部材により覆っているため、カバー部材を取り付けることによってセンター部材の外観が損なわれたりせず、センター部材、ひいてはパチンコ機の意匠性を保つことができる。
加えて、請求項2に記載の発明によれば、センター部材の左右何れか一方の外側面とレール部材との間を遊技球が流下可能な遊技球通路として形成したパチンコ機、所謂右打ちタイプのようなパチンコ機において、カバー部材を、遊技球通路の上方に隣接して取り付けている。したがって、遊技球が強く衝突する位置にカバー部材が取り付けられており、センター部材の損傷防止効果をより顕著に発揮することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 センターカバーの内部を示した説明図である。 センター部材の分解状態を示した斜視説明図である。 センター部材の分解状態を示した斜視説明図である。 金具及び該金具の取付部を拡大して示した説明図である。 金具等をセンター部材に取り付けた状態を示した断面説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機全体の説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図であり、図4は、センターカバー44の内部を示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を嵌め込み設置してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字や絵柄等からなる「図柄」を表示するための図柄表示部6が設けられている。さらに、図柄表示部6を囲むように後述するセンター部材25が設置されている。加えて、遊技領域16には、遊技球が通過可能なゲート部材41、一対の爪片を開閉動作可能に備えたチューリップ式電動役物17、開閉可能な扉部材を有する大入賞装置18、風車19や多数の遊技釘等が設置されている。尚、発射通路13は、遊技領域16の左側に設けられており、遊技領域16内へ遊技球を打ち込むための発射通路13の発射口は、遊技領域16の左上部に開口している。また、大入賞装置18は、遊技領域16の右側に設けられており、該大入賞装置18へ遊技球を入賞させるためには、センター部材25の右側部に形成された遊技球通路26を通す必要があるように構成されている。一方、チューリップ式電動役物17は、センター部材25の下方に設けられており、センター部材25の左側を流下する遊技球のみ入賞可能となっている。さらに、遊技領域16の右上部で、遊技球通路26の上方に隣接した箇所には、ゴム製の緩衝部材21が取り付けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させるためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられており、前扉4の側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを備えたランプ部材15、15が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置48、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置49等が設置されている。また、44は、合成樹脂製のセンターカバーであって、当該センターカバー44の内部には、図柄表示部6に「図柄」を表示させるための液晶表示装置(図示せず)、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂「大当たり抽選」等)を実行するためのメイン制御装置20、図柄表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置47、及び払出装置12や表示制御装置47、スピーカ14やランプ部材15等の動作を統合的に制御するサブ制御装置22等が設置されている。尚、45は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、46は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者によってハンドル9が回動操作されると、発射装置10が作動して遊技球が遊技領域16内へ打ち込まれる。そして、遊技領域16内でセンター部材25の左側を流下する遊技球がチューリップ式電動役物17へ入賞すると、メイン制御装置20にて「大当たり抽選」を行い、所謂「大当たり」である場合には、図柄表示部6に「図柄」を所定態様(たとえば、「7、7、7」等)で表示させた後、大入賞装置18の扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」を生起させる。また、「大当たり状態」の生起に伴い、遊技者により遊技球が強く発射される側へハンドル9が回動操作されると、発射通路13を通って打ち込まれた遊技球は、外レール23に沿ってセンター部材25の上方を通過し、遊技領域16内の右側部まで到達する。そして、緩衝部材21に衝突して跳ね返り、センター部材25に衝突する等して勢いが抑えられた後、遊技球通路26内を流下し、大入賞装置18へ入賞する。
(センター部材の説明)
ここで、本発明の要部となるセンター部材25について、図5〜図8にもとづき詳述する。図5及び図6は、センター部材25の分解状態を示した斜視説明図である。図7は、金具31及び該金具31の取付部を拡大して示した説明図であり、図8は、金具31等をセンター部材25に取り付けた状態を示した断面説明図である。
センター部材25は、合成樹脂製の環状部材であって、中央に形成される大開口は、図柄表示部6を露出させるための窓部28として機能する。また、センター部材25の下部には、遊技球が載置可能なステージ29が設けられており、該ステージ29へ遊技球を導くための誘導路30(図2に示す)がセンター部材25の左側部に設けられている。さらに、センター部材25の右側部には、遊技球を大入賞装置18側へ導くための遊技球通路26が設けられている。
遊技球通路26は、センター部材25の右側面となる壁部26aと、壁部26aの後端縁から右方へ突設された背部26bとからなる。すなわち、遊技球通路26の上面、下面、前面、及び右側面は開放されており、上面は遊技球通路26内へ遊技球が進入する進入口として、下面は遊技球通路26内から遊技球を下方(遊技領域16内)へ排出する排出口として夫々機能する。また、遊技球通路26の右側面は内レール24によって、前面は前扉4によって夫々閉塞され、遊技球が通過可能な通路として形成される。さらに、センター部材25において、遊技球通路26の進入口の上方に隣接する位置で、緩衝部材21に対向する位置には、遊技領域16内へ打ち込まれる遊技球が衝突することによるセンター部材25の損傷を防止するための補強部が設けられている。該補強部は、センター部材25の外周面の一部を覆うカバー部材としての金具31と、金具31を取り付けるための取付部32と、金具31の前面を覆うように取り付けられる装飾部材33と、金具31を取付部32に固定するための固定部材38とからなる。
金具31は、取付部32への取付姿勢において前後方向へ起立する板状部31aと、板状部31aの前辺から左方へ折り曲げ形成された位置決め部31bとからなる。位置決め部31bには、取付部32に設けられた位置決め突起34が挿通可能な位置決め孔35が穿設されている。
取付部32は、センター部材25の一部であって、遊技球通路26の上端部から上方へ垂設された外壁部32aには、金具31を取り付けた際、金具31の板状部31aの内側面(左面)が当接するようになっている。また、該外壁部32aは、上方側で隣接するセンター部材25の外壁面や下方側で隣接する遊技球通路26の壁部26aよりも、左方へ凹んだ凹状に形成されており、金具31を取り付けた際に、金具31の板状部31aの右面が壁部26aと面一になるように構成されている。さらに、取付部32の前面部32bには、位置決め突起34、位置決め突条36、及び装飾部材33を位置決めするための挿入孔37が設けられている。加えて、取付部32の後面側は左側面が開放された凹状に形成されており、該凹状部には、筒状突起43と、固定部材38を取り付けるための取付突起50とが突設されている。
装飾部材33は、前面等にセンター部材25の他の装飾箇所と同様の装飾が施されているとともに、左側面に取付部32へネジ止めするための取付孔39を有しており、上記取付部32及び金具31の位置決め部31bを被覆した状態で金具31を取付部32に固定可能となっている。また、装飾部材33の後面には、位置決め突起34の先端が嵌入する小孔54が穿設されている。さらに、装飾部材33の後面には、挿入孔37へ挿入可能な図示しない挿入突起が後方へ突設されている。
固定部材38は、上記凹状部内へ収納可能なブロック体であって、筒状突起43が嵌入可能な第1嵌入孔51と、取付突起50が嵌入可能な第2嵌入孔52とが前後方向に夫々穿設されている。また、固定部材38の左側面には、装飾部材33を固定するためのネジ孔53が設けられている。
そして、上記補強部は、以下のようにして組み立てられる。
まず、金具31の位置決め孔35に位置決め突起34を挿通させて、取付部32に金具31を取り付ける。このとき、金具31の位置決め部31bの上端縁は位置決め突条36の下方に隣接して位置し、板状部31aは外壁部32aの右方に当接した状態で位置する。次に、第1嵌入孔51へ筒状突起43を、第2嵌入孔52へ取付突起50を夫々嵌入させ、固定部材38を取付部32の凹状部内へ取り付ける。そして、最後に、装飾部材33の小孔54へ位置決め突起34の先端を嵌入させるとともに、挿入突起を挿入孔37へ挿入して取付部32へ取り付け、取付孔39を介してネジ孔53へネジ55を螺入してネジ止めすれば補強部の組み立ては完了となる。なお、このとき装飾部材33は、金具31の位置決め部31bや取付部32の位置決め突起34、及び固定部材38の左側面を覆った状態となっており、前方からセンター部材25を視認した際、意匠面において統一感が保たれている。また、金具31が曲がる等の損傷が生じた場合には、装飾部材33を取り外し、金具31のみを新たなものに交換すれば良い。
(本実施形態による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、センター部材25において遊技球が衝突しやすい位置に金具31を取り付けている。さらに、センター部材25の右側部に遊技球通路26が設けられており、遊技領域16内へ打ち込む遊技球をセンター部材25の右側を流下させる所謂右打ちタイプのパチンコ機1においては、特に遊技球が強く衝突する位置、すなわち遊技球通路26の上側に隣接する位置で、緩衝部材21に対向する位置に金具31を取り付けている。したがって、センター部材25の損傷を確実に防止することができるし、金具31を着脱自在としていることによりたとえ金具31に損傷が生じた場合でも金具31のみを交換すればよく、使い勝手が良い。
また、センター部材25側に位置決め突起34を設ける一方、金具31や装飾部材33に位置決め孔35や小孔54を夫々設けたり、装飾部材33に挿入突起を設ける一方、センター部材25側に挿入孔37を設けているため、金具31や装飾部材33をセンター部材25に取り付ける際の取付作業を非常に容易に行うことができるし、取付後における金具31の位置ズレを防止することができる。
さらに、位置決め突起34や位置決め孔35等を覆うように装飾部材33を取り付けるため、金具31を取り付けることによってセンター部材25の外観が損なわれることがなく、センター部材25、ひいてはパチンコ機1の意匠性を保つことができる。
(本発明の変更例)
なお、本発明のパチンコ機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、パチンコ機の全体的な構成は勿論のこと、金具の構成や取付位置、取付数等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態ではセンター部材25の損傷を防止するためのカバー部材として金具31を採用しているが、たとえば硬質な合成樹脂により成形されたカバー部材を採用しても同様の効果を奏することができる。また、センター部材25と同じ合成樹脂により成形したカバー部材を採用してもよい。この場合には、カバー部材が損傷するおそれが高くなるものの、センター部材25全体を交換するのではなく、カバー部材のみを交換して対応することができるというメリットがある。さらに、ゴム等の弾性を有する軟質な合成樹脂により成形され、衝突時の衝撃を吸収するようなカバー部材を採用することも可能であり、カバー部材の素材については適宜変更可能である。
また、カバー部材の設置位置についても適宜変更可能であって、たとえばセンター部材25の左上部で、発射通路13の発射口よりもやや上方となる位置(すなわち、チューリップ式電動役物17へ遊技球を入賞させようとした際に、遊技球が頻繁に衝突する箇所)に同様の金具31等のカバー部材を着脱自在に取り付けてもよい。
さらに、上記実施形態の如き右打ちタイプのパチンコ機1ではなく、主にセンター部材25の左側を遊技球を流下させてチューリップ式電動役物17や大入賞装置18へ入賞させるようなパチンコ機に対し、センター部材25(たとえば、上述したようなセンター部材25の左上部等)にカバー部材を取り付けることも可能である。
また、カバー部材のセンター部材25への取り付けに係る構成についても適宜変更可能であって、カバー部材側に係止爪を、センター部材25側に係止爪が係止可能な係止孔を夫々設ける等、他の構成を採用しても何ら問題はない。
さらにまた、カバー部材の大きさや形状も適宜変更可能であって、センター部材25の外周面の一部を覆っていればよく、たとえば遊技球通路26の壁部26aを全体的に覆うような大型の金具をカバー部材として採用してもよいし、上記実施形態よりも小型の金具をカバー部材として採用してもよい。
加えて、固定部材38については必ずしも設ける必要はなく、センター部材25と一体化可能であることは言うまでもないし、カバー部材をセンター部材へ取り付けるに際して、カバー部材を装飾部材に固着した後、センター部材へ取り付けるようにしてもよい。
1・・パチンコ機、2・・遊技盤、6・・図柄表示部、13・・発射通路、16・・遊技領域、18・・大入賞装置、21・・緩衝部材、23・・外レール(レール部材)、24・・内レール(レール部材)、25・・センター部材、26・・遊技球通路、26a・・壁部、26b・・背部、28・・窓部、29・・ステージ、30・・誘導路、31・・金具(カバー部材)、31a・・板状部、31b・・位置決め部、32・・取付部、32a・・外壁部、32b・・前面部、33・・装飾部材、34・・位置決め突起(位置決め部)、35・・位置決め孔(位置決め部)、36・・位置決め突条、37・・挿入孔、38・・固定部材、39・・取付孔、43・・筒状突起、50・・取付突起、51・・第1嵌入孔、52・・第2嵌入孔、53・・ネジ孔、54・・小孔、55・・ネジ。

Claims (2)

  1. 遊技盤の前面に形成された遊技領域内を遊技球が流下可能であるとともに、図柄を変動表示可能な図柄表示部と、前記図柄表示部を囲むセンター部材とが前記遊技領域内に設けられており、さらに、前記遊技領域内へ打ち込まれる遊技球が衝突することによる前記センター部材の損傷を防止するためのカバー部材が、前記センター部材に取り付けられたパチンコ機であって、
    前記カバー部材に、前記センター部材の外周面の一部を覆う板状部と、前記センター部材への取り付け位置を位置決めするための位置決め部とが設けられており、前記位置決め部に位置決め孔が穿設されている一方、前記センター部材に、前記位置決め孔へ挿通可能な位置決め突起が突設されており、前記位置決め突起の前記位置決め孔への挿通によって前記カバー部材を取り付け位置に位置決め可能であるとともに、
    前記位置決め突起及び前記位置決め部を被覆する装飾部材が前記センター部材に取り付けられており、前記装飾部材に、前記位置決め突起の先端が嵌入可能な小孔が穿設されており、前記位置決め突起の前記小孔への嵌入によって前記装飾部材についても取り付け位置に位置決め可能であり、
    前記センター部材と前記装飾部材とに前記位置決め部が挟まれた状態で位置決めされた前記カバー部材が、前記装飾部材を前記センター部材にネジ止めすることにより、前記板状部が前記センター部材の外周面の一部を覆った状態で、且つ、前記センター部材に対して着脱自在に取り付けられていることを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記遊技領域がレール部材によって囲まれており、前記センター部材の左右何れか一方の外側面と前記レール部材との間を遊技球が流下可能な遊技球通路として形成するとともに、
    前記カバー部材が、前記遊技球通路の上方に隣接して取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
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