JP6354045B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機には、遊技領域内へ打ち込む遊技球を貯留可能な供給皿と、遊技球を遊技領域内へむけて発射するための発射装置とが設けられているとともに、供給皿内の遊技球を発射装置へ供給するための整流路が設けられている(たとえば特許文献1)。
特開2008−93004号公報
上述したような整流路内で生じる球詰まりは、従来から課題となっている。特に、整流路に遊技球の送り方向を変える平面視略U字状の流下方向変更部が設けられていると、その流下方向変更部における整流路の内面が、遊技球の球圧によって凹む等といったように変形しやすい。そして、当該変形に起因して球詰まりが発生するという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、整流路内、特に流下方向変更部での球詰まりを防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技機本体を支持する機枠の前面側に、前扉が片開き可能に備えられており、前記前扉の前面側に、払出手段により払い出された遊技球を貯留可能な受け皿部を有する供給機構が設けられている一方、前記前扉の後面側に、遊技球を発射するための発射手段が設けられており、さらに、前記供給機構から前記発射手段にかけて、前記受け皿部内の遊技球を前記発射手段へ供給するための合成樹脂製の整流路が設けられた遊技機であって、前記整流路に、左右方向へ遊技球を流下させる第1流路部と、前後方向へ遊技球を流下させる第3流路部と、前記第1流路部と前記第3流路部とを繋ぐ流路部であり、遊技球の流下方向を左右方向と前後方向とで変更させる流下方向変更部を有する第2流路部とが設けられているとともに、前記第2流路部が、前記第1流路部と前記第3流路部との少なくとも何れか一方よりも強度の高い合成樹脂で、且つ、前記第1流路部及び前記第3流路部とは別体として成形されており、前記第1流路部と前記第3流路部との少なくとも何れか一方に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする。
なお、請求項1における「左右方向」とは上面視で僅かに前後へ傾斜するような方向も含むし、上面視で僅かに前後へ湾曲するような場合も含む。同様に「前後方向」についても、上面視で僅かに左右へ傾斜するような方向も含むし、上面視で僅かに左右へ湾曲するような場合も含む。
本発明によれば、遊技球の流下方向を左右方向と前後方向とで変更させる流下方向変更部を有する第2流路部を、第2流路部の上流側や下流側に隣接する第1流路部と第3流路部との少なくとも何れか一方よりも強度の高い合成樹脂で、且つ、第1流路部及び第3流路部とは別体として成形した。したがって、整流路の流下方向変更部が変形しにくく、ひいては当該変形に起因した球詰まりも発生しにくい遊技機とすることができる。また、整流路全体を強度の高い合成樹脂で成形するわけではないため、製造コストの向上も抑制することができる。
さらに、第2流路部を第1流路部と第3流路部との少なくとも何れか一方に対して着脱可能に取り付けているため、たとえ第2流路部に変形が生じたとしても、第2流路部のみを交換することで容易に対応することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 前扉を後面側から示した説明図である。 図4中のA−A線断面を示した説明図である。 フレーム部材の前面に、供給皿ユニットが取り付けられた状態を示した斜視説明図である。 フレーム部材の前面に、供給皿ユニットが取り付けられた状態を上方から示した説明図である。 供給皿ユニットを示した斜視説明図である。 供給皿を示した斜視説明図である。 変更流路部材を示した斜視説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むように電動役物70等を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19が設けられている。また、センター部材26の左方には、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下する遊技球に限り、始動入賞口19へ入賞し得るようになっている。
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、遊技球が通過可能なゲート部材20と、動作可能な舌片(図示せず)を備えた始動入賞役物17とが設けられている。該始動入賞役物17は、舌片の作動に伴い、内蔵された入賞口(図示せず)への遊技球の入賞を可能とする開状態と、入賞口への遊技球の入賞を不可能とする閉状態との何れか一方の状態へ変化するようになっている。さらに、右打ち用スペースSRの下部(センター部材26の下方で、始動入賞口19の右側となる位置)には、開閉可能な扉部材を有する2つの大入賞アタッカー18a、18bが設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることにより、ゲート部材20を通過させたり、開状態にある始動入賞役物17へ入賞させたり、さらには開成した大入賞アタッカー18a、18bへ効率良く入賞させることができる。なお、センター部材26の左右を問わず、遊技領域16の略全面には多数の遊技釘(図示せず)が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、特別図柄を表示するための7セグメント表示器からなる特別図柄表示部(図示せず)が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10(図4に示す)へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部及び下部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の上部や左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させて始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、遊技球の入賞検知に起因して実行される所謂大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示させる)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、大入賞アタッカー18a、18bの扉部材を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は、右打ち用スペースSRを流下させる「右打ち」を行い、断続的に開成する大入賞アタッカー18a、18bへの遊技球の入賞を狙う。
また、大当たり状態終了後、特別図柄表示部での図柄の確定表示回数が所定回数に達するまで、始動入賞役物17が頻繁に開状態となる所謂時短状態が生起する。そこで、遊技者は、当該時短状態が終了するまで「右打ち」を継続して、ゲート部材20への遊技球の通過、及び始動入賞役物17への遊技球の入賞を狙う。そして、図柄の確定表示回数が所定回数に達して時短状態が終了すると、「右打ち」を止めて左打ち用スペースSLを流下させる上記遊技へと戻る。
(整流路の変形防止構造についての説明)
ここで、本発明の要部となる整流路40の変形防止構造について、図4〜図10にもとづき詳細に説明する。
図4は、前扉4を後面側から示した説明図である。図5は、図4中のA−A線断面を示した説明図である。図6は、フレーム部材31の前面に、供給皿ユニット32が取り付けられた状態を示した斜視説明図である。図7は、フレーム部材31の前面に、供給皿ユニット32が取り付けられた状態を上方から示した説明図である。図8は、供給皿ユニット32を示した斜視説明図である。図9は、供給皿7を示した斜視説明図である。図10は、変更流路部材51を示した斜視説明図である。
前扉4は、略四角形枠状に一体成形された合成樹脂製のフレーム部材31を有しており、当該フレーム部材31の下辺部31aの前面側には、供給皿ユニット32やスピーカ14を有するスピーカユニット33、33、押しボタン25を有するボタンユニット34等が取り付けられている。また、フレーム部材31の下辺部31aの後面側には、発射装置10等が取り付けられている。そして、供給皿ユニット32から発射装置10にかけて、供給皿7の受け皿部42内の遊技球を発射装置10へ供給するための整流路41が形成されている。
整流路41は、複数の部材を連結して構成されるもので、まず整流路41の一部を有する供給皿ユニット32について説明する。供給皿ユニット32は、供給皿7と、供給皿7に対して着脱自在な変更流路部材51とを備えてなる。供給皿7は、払出装置12からフレーム部材31に開設された払出口35を介して払い出される遊技球を貯留するための受け皿部42と、受け皿部42から右側へ延設される流路部43とを一体成形した第1の合成樹脂(たとえばABS樹脂)製部材である。そして、流路部43に、遊技球1個が通過可能な前後幅を有するとともに、右側へ向かって下降傾斜する第1整流路44が設けられている。この第1整流路44は、その左端部において受け皿部42と連通している一方、右端部は、右側に開口した状態となっている。また、流路部43の右端部の前面には、変更流路部材51を取り付けるための嵌着突起46が前方へ突設されている。
なお、45は、第1整流路44に隣接して設けられ、受け皿部42内の遊技球を貯留皿8へ排出するための排出路である。また、47(図7に示す)は、第1整流路44の上面を覆う天井部であり、天井部47よりも下流側においては、第1整流路44の上下高さも、遊技球1個が通過可能な高さとなっており、遊技球を一列で流下させるようになっている。さらに、供給皿7には、供給皿7をフレーム部材31の前面側に固定するための複数の固定部48、48・・が設けられている。
一方、変更流路部材51は、第1の合成樹脂よりも強度の高い第2の合成樹脂(たとえばPOMであり、JIS K7181に準拠した方法により測定した圧縮降伏応力(強度)がABS樹脂よりも高い合成樹脂)により成形されてなるものであって、左側面及び後面に開口する第2整流路52が設けられている。第2整流路52は、第1整流路44同様、遊技球を一列で流下可能とした流路であって、変更流路部材51の左側面から後面へと略90度湾曲するように設けられており、特に第2整流路52の前面は、1/4円の円周となる滑らかな曲面Rとして形成されている。そして、該第2整流路は、フレーム部材31の前面側で右側へ流下する遊技球を、フレーム部材31の後面側へ導くために後側へ流下させるための整流路41の流下方向変更部として機能する。また、変更流路部材51には、嵌着突起46に嵌合可能な嵌合部53と、フレーム部材34の前面側に固定するための固定部54とが設けられている。
上述したような供給皿ユニット32は、嵌着突起46の前方から嵌合部53を嵌合させて供給皿7と変更流路部材51とを一体化することにより、第1整流路44の下流端と第2整流路52の上流端とが一連になった状態で組み立てられる。そこで、当該組み立て状態にある供給皿ユニット32は、フレーム部材31の前面側の所定位置、払出口35が受け皿部42の上方にのぞんでいるとともに、フレーム部材31に開設された遊技球が通過可能な整流路孔36と、変更流路部材51の後面側の開口(第2整流路52の下流端)とが連通するような位置に固定すればよい。すると、供給皿7の受け皿部42から第1整流路44、第2整流路52、そして整流路孔36へと繋がる一連の整流路41が形成される。なお、フレーム部材31の後面側には、第1の合成樹脂により成形されており、一端が整流路孔36に、他端が発射装置10に夫々連通する第3整流路37を備えた後側流路部材39が設置される。したがって、整流路41は、整流路孔36から更に第3整流路37へと続いた後、発射装置10へ至ることになる。また、38は、第3整流路37に設けられた糸切り機構である。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1では、遊技球の流下方向をフレーム部材31の前面に沿った左右方向から、フレーム部材31の前後方向へと変更する流下方向変更部を有する第2整流路52を備えた変更流路部材51を、第2整流路52よりも上流側となる第1整流路44を備えた供給皿7よりも強度の高い合成樹脂により成形している。したがって、整流路41の流下方向変更部が変形しにくく、ひいては当該変形に起因した球詰まりも発生しにくいパチンコ機1とすることができる。また、整流路41全体を強度の高い合成樹脂で成形するわけではないため、製造コストの向上も抑制することができる。
さらに、変更流路部材51を供給皿7に対して着脱可能としているため、たとえ変更流路部材51に変形が生じたとしても、変更流路部材51のみを交換することで容易に対応することができる。
さらに、流下方向変更部における整流路の前面の形状を曲面Rとしているため、遊技球をスムーズに流下させることができるし、整流路41の流下方向変更部における変形をより確実に防止することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、整流路の構造に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、変更流路部材を供給皿に対して着脱可能としているが、整流路のうち流下方向変更部よりも上流側若しくは下流側で隣り合う流路を有する部材に対して着脱可能であればよいのであって、必ずしも供給皿に対して着脱可能でなくともよい。すなわち、第1流路部は、供給皿に限定されない。したがって、たとえば供給皿に略直線状の流路を有する別途流路部材を取り付け、その下流側に変更流路部材を取り付ける場合には、変更流路部材を、供給皿ではなく流路部材に着脱可能に取り付けても何ら問題はない。
また、供給皿から発射装置までの遊技球の流下態様(つまり、整流路の配設態様)をどのようにするかについても適宜変更可能であり、フレーム機構の前面側で左側へ下降傾斜するような整流路を設けてもよいし、フレーム機構の前面側において左右方向で下降傾斜させる整流路を設けるにあたり、上面視で前後に傾くような整流路としたり、上面視で前後に湾曲するような整流路としても何ら問題はない。
さらに、流下方向変更部をどこに設けるかについても言うまでもなく適宜変更可能であり、流下方向変更部が複数ある場合、どの流下方向変更部を第2流路部として別体に成形するかについても適宜設計変更すればよい。たとえば、上記実施形態において、フレーム機構の後側の流下方向変更部を第2流路部として別体に成形してもよいし、前後両方の流下方向変更部を別体としてもよい。
さらにまた、第2の合成樹脂は、耐衝撃性及び耐摩耗性に優れた合成樹脂であるなら上記実施形態のPOMに限定されることはないし、第1の合成樹脂も、耐衝撃性に優れた合成樹脂であるなら上記実施形態のABS樹脂に限定されることはない。
またさらに、上記実施形態では、前扉のフレーム機構を、略四角形枠状に一体成形された合成樹脂製のフレーム部材としているが、複数の部材を組み付けたり、一部金属製の部材を組み付けたりしてフレーム機構を構成することは当然可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技球払出手段、受け皿部、供給機構、発射手段、整流路、第1流路部〜第3流路部等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、4・・前扉、7・・供給皿(供給機構)10・・発射装置(発射手段)、12・・払出装置(払出手段)、28・・払出制御装置(払出手段)、31・・フレーム部材、31a・・下辺部、32・・供給皿ユニット、35・・払出口、36・・整流路孔(整流路)、37・・第3整流路、39・・後側流路部材(第3流路部)、41・・整流路、42・・受け皿部、43・・流路部(第1流路部)、44・・第1整流路、46・・嵌着突起、51・・変更流路部材(第2流路部)、52・・第2整流路、53・・嵌合部、54・・固定部。

Claims (1)

  1. 遊技機本体を支持する機枠の前面側に、前扉が片開き可能に備えられており、
    前記前扉の前面側に、払出手段により払い出された遊技球を貯留可能な受け皿部を有する供給機構が設けられている一方、前記前扉の後面側に、遊技球を発射するための発射手段が設けられており、さらに、前記供給機構から前記発射手段にわたり、前記受け皿部内の遊技球を前記発射手段へ供給するための合成樹脂製の整流路が設けられた遊技機であって、
    前記整流路に、左右方向へ遊技球を流下させる第1流路部と、前後方向へ遊技球を流下させる第3流路部と、前記第1流路部と前記第3流路部とを繋ぐ流路部であり、遊技球の流下方向を左右方向と前後方向とで変更させる流下方向変更部を有する第2流路部とが設けられているとともに、
    前記第2流路部が、前記第1流路部と前記第3流路部との少なくとも何れか一方よりも強度の高い合成樹脂で、且つ、前記第1流路部及び前記第3流路部とは別体として成形されており、前記第1流路部と前記第3流路部との少なくとも何れか一方に対して着脱可能に取り付けられていることを特徴とする遊技機。
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