JP6322824B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機では、遊技領域内に多数の遊技釘が植設されている。その遊技釘は、遊技球の流下方向を変更するという機能に加え、遊技球の流下速度を減速させるという機能も担っている。
一方、遊技領域に、内部を遊技球が流下可能な合成樹脂製の遊技球流路を設けたパチンコ機も多々考案されている。そして、そのような遊技球流路内には遊技釘を植設できないため、流路の側壁等から流路内側へ突起を突設し、遊技釘の代わりとしていた(たとえば特許文献1)。
特開2012−217659号公報
しかしながら、遊技球流路内に突起を突設するにあたっては、球詰まり等しないように遊技釘よりも間隔を空けて設けられることが多い。したがって、遊技球流路内で遊技球の流下速度を十分に減速させることができず、流下速度が速すぎる状態で遊技球を排出してしまいやすい。そのため、遊技球流路の下流側となる遊技領域内に設置されている遊技部材(たとえば風車やチューリップ式電動役物等)が損傷しやすいといった問題が起こっていた。また、遊技球流路から所望の流下方向へ排出したいような場合に、流下速度が速すぎて遊技球流路の下流端部で遊技球がばたつきやすく、遊技球を所望の流下方向へ安定して導けないといった問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、遊技球の流下速度を減速させることができる遊技球流路を備えた遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能で、上方から進入した遊技球を下方へ排出する遊技球流路を設けた遊技機であって、前記遊技球流路内に、前記遊技球流路の前面から後方へ突出するガイド手段を設け、前記ガイド手段の後面に、後側及び左右何れか一方側へ向かって下方へ傾斜するとともに、前記後面に対向する前記遊技球流路の内面との距離が遊技球1個の直径よりも短くなるまで前記内面に近接する傾斜面を形成しており、前記遊技球流路内を流下する遊技球が前記傾斜面に衝突した際、前記遊技球が、前記傾斜面と、前記傾斜面に対向する前記遊技球流路の内面との両面に接触することを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能で、上方から進入した遊技球を下方へ排出する遊技球流路を設けた遊技機であって、前記遊技球流路内に、前記遊技球流路の背面から前方へ突出するガイド手段を設け、前記ガイド手段の前面に、前側及び左右何れか一方側へ向かって下方へ傾斜するとともに、前記前面に対向する前記遊技球流路の内面との距離が遊技球1個の直径よりも短くなるまで前記内面に近接する傾斜面を形成しており、前記遊技球流路内を流下する遊技球が前記傾斜面に衝突した際、前記遊技球が、前記傾斜面と、前記傾斜面に対向する前記遊技球流路の内面との両面に接触することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記遊技球流路内における前記ガイド手段の近傍で、前記ガイド手段よりも上流側となる位置に、前記遊技球流路内を流下する遊技球を前記ガイド手段側へ案内する案内部を設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部を設ける一方、前記遊技領域内に、上面を遊技球が左右方向へ転動可能なステージ手段と、遊技球を前記ステージ手段上へ導く遊技球通路とを設けるとともに、前記ステージ手段の下方に、遊技球を検知可能で、且つ、当該検知が前記図柄の変動を開始する契機となる図柄変動契機手段を設けており、前記ステージ手段上へ導かれた遊技球は、前記ステージ手段上へ導かれない遊技球よりも高い確率で、前記図柄変動契機手段に検知される遊技機であって、前記遊技球流路を、その下流端が前記遊技球通路の進入口よりも上方に位置するように設ける一方、前記ガイド手段を、前記遊技球流路の下流端に設けるとともに、前記傾斜面の左右方向における下方への傾斜方向を、その延長線上に前記進入口が位置する傾斜方向としたことを特徴とする。
本発明によれば、遊技球流路内に、所定方向へ傾斜する傾斜面を備えたガイド手段を設けており、遊技球流路内を流下する遊技球が傾斜面に衝突した際、遊技球が、傾斜面と、傾斜面に対向する遊技球流路の内面との両面に接触するようにした。したがって、遊技球流路内を流下してきた遊技球の流下速度を確実に減速させることができ、遊技球流路よりも下流側となる遊技領域内に設置される遊技部材の破損防止を図ることができるし、遊技球流路から排出する遊技球を所望の流下方向(傾斜面の傾斜方向)へ導きやすい。
また、請求項3に記載の発明によれば、遊技球流路内におけるガイド手段の近傍で、ガイド手段よりも上流側となる位置に、遊技球流路内を流下する遊技球をガイド手段側へ案内する案内部を設けている。したがって、遊技球を効率良くガイド手段に衝突させることができ、より確実に遊技球の流下速度を減速させることができる。
さらに、請求項4に記載の発明によれば、遊技球流路を、その下流端が遊技球通路の進入口よりも上方に位置するように設ける一方、ガイド手段を、遊技球流路の下流端に設けるとともに、傾斜面の左右方向における下方への傾斜方向を、その延長線上に進入口が位置する傾斜方向としている。したがって、遊技球流路を流下する遊技球を、安定して遊技球通路の進入口へ近づかせることができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 センター部材の環状部材を前面側から示した説明図である。 図4中におけるA−A線断面の遊技球流路近傍を拡大して示した説明図である。 図4中のB−B線断面を示した説明図である。 流路部を拡大して前面側から示した説明図である。 流路カバー部材を取り外した環状部材を後側から示した斜視説明図である。 流路カバー部材を後方から示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むように電動役物80等を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されており、該センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能で、当該入賞を契機として演出用表示部6及び後述する特別図柄表示部83で各種図柄が変動を開始する始動入賞口19と、開閉可能な扉部材を有する第1大入賞装置17とが設けられている。さらにまた、センター部材26の下部には、その上面を遊技球が主に左右方向へ転動するステージ81が設けられており、ステージ81上を転動する遊技球(特にステージ孔81aを介してステージ81から排出される遊技球)は、ステージ81上へ導かれなかった遊技球と比較して、高い確率で始動入賞口19へ入賞するようになっている。加えて、センター部材26の左部には、進入口82aを介して進入した遊技球をステージ81上へ導くためのワープ通路82が設けられている。また、センター部材26の左方から下方にかけては、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下させることで、効率良く始動入賞口19や開成した第1大入賞装置17へ入賞させ得るようになっている。さらに、センター部材26の左側部には、左打ち用スペースSLを流下させるべく遊技領域16の上部空間へ打ち込まれた遊技球を、左打ち用スペースSL側へ導くための合成樹脂製の遊技球流路30が設けられている。
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されている。また、該右打ち用スペースSRには、ゲート部材(図示せず)と、可動体を有して入賞を可能/不可能とする可動入賞役物(図示せず)とを一体的に備えた入賞装置20、及び開閉可能な扉部材を有する第2大入賞装置18が設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることにより、入賞装置20の可動入賞役物や、開成した第2大入賞装置18へ入賞させることができる。なお、左打ち用スペースSLや右打ち用スペースSRには、多数の遊技釘(図示せず)が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄及び第2特別図柄を夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部83が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは遊技球流路30からステージ81上へ遊技球を載せたり、左打ち用スペースSLを流下させたりして(所謂左打ちを行い)始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、始動入賞口19への遊技球の入賞検知に起因して実行される所謂大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示させる)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、第1大入賞装置17を所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は左打ちを継続し、断続的に開成する第1大入賞装置17への遊技球の入賞を狙う。なお、始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部では第1特別図柄を変動/確定表示させる。
また、大当たり状態が終了すると、第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数が所定回数に達するまで、入賞装置20においてゲート部材への遊技球の通過検知に起因して実行される所謂当たり抽選の結果が「当たり」となりやすく、可動入賞役物が頻繁に開状態となって遊技球の入賞を可能とする所謂時短状態が生起する。そこで、遊技者は、遊技球を右打ち用スペースSRへ打ち込んで流下させる所謂右打ちを行い、可動入賞役物への遊技球の入賞を狙う。そして、可動入賞役物へ遊技球が入賞すると、上記始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合と同じく大当たり抽選が実行され、該大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される。また、可動入賞役物への遊技球の入賞に応じて「大当たり図柄」が確定表示されると、第2大入賞装置18を所定回数にわたって断続的に開成させるといった「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は右打ちを継続し、断続的に開成する第2大入賞装置18への遊技球の入賞を狙う。なお、可動入賞役物へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部では第2特別図柄を変動/確定表示させる。
一方、「大当たり状態」が生起することなく、第1特別図柄及び第2特別図柄の合計の確定表示回数が所定回数に達して時短状態が終了すると、右打ちを止めて左打ちを行う上記遊技へと戻る。
(遊技球流路の説明)
ここで、本発明の要部となる遊技球流路30について、図4〜図9にもとづき詳細に説明する。
図4は、センター部材26の環状部材31を前面側から示した説明図である。図5は、図4中におけるA−A線断面の遊技球流路30近傍を拡大して示した説明図である。図6は、図4中のB−B線断面を示した説明図である。図7は、流路部32を拡大して前面側から示した説明図である。図8は、流路カバー部材33を取り外した環状部材31を後側から示した斜視説明図である。図9は、流路カバー部材33を後方から示した説明図である。
センター部材26は、ステージ81やワープ通路82等を有する環状部材31と、電動役物80等を有し、環状部材31の後方に設置される後側部材(図示せず)とを備えてなる。そして、遊技球流路30は、環状部材31の左側部において、左上部(遊技球の遊技領域16への進入位置近傍)からワープ通路82の進入口82aの近傍位置にかけて設けられている。この遊技球流路30は、環状部材31と一体的に設けられる流路部32と、流路部32に対して前方から組み付けられる流路カバー部材33とを備えてなる。なお、遊技球流路30の前後方向での幅は、遊技球1個の直径よりも広くなっている。
流路部32は、透光性を有する合成樹脂により成形されてなるものであって、環状部材31から左側へ鍔状に突設された背面部と、背面部から前方へ突設される種々の壁とを有しており、背面部が遊技盤2の前面に略平行に形成された上流部と、背面部が後方へ凹まされてなる凹部35を備えた下流部とからなる。また、流路部32の上流端は上方に、下流端は下方に夫々開放しており、遊技領域16の上方空間に打ち込まれた遊技球を上流端から流路部32内(遊技球流路30内)へ進入させ、下流端から再び遊技領域16内(左打ち用スペースSL内)へ排出可能としている。
そして、上流部では、内レール24と、遊技球の演出用表示部6側への進入を防止するために上下方向へ流路部32を越えて延設された内壁36との間に、流路仕切り壁37が背面部から前方へ突設されており、流路仕切り壁37と内壁36との間が第1流路38、流路仕切り壁37と内レール23との間が第2流路39となっている。すなわち、流路部32の上流部では、遊技球が流下可能な2つの流路(第1流路38、第2流路39)が略平行に設けられている。なお、内壁36の流路仕切り壁37と対向する面や、流路仕切り壁37の内壁36や内レール24と対向する面には、遊技球が衝突することにより遊技球の流下速度を低下させるための複数の障害リブ40、40・・が設けられている。また、第1流路38及び第2流路39の下流端には、各流路38、39内を流下する遊技球の前後方向でのばたつきを抑えるためのガイド突条41が、背面部から前方へ突設されている。
また、背面部は、両流路38、39の下流端から上下方向へ所定の距離にわたり後方へ凹んでおり、当該箇所が凹部35となっている。したがって、両流路38、39の何れを流下してきても、遊技球は凹部35内へ進入することになる。そして、該凹部35の下面は、左側及び前側へ向かって下方へ傾斜する案内面35aと、案内面35aの左端に隣接して、且つ、案内面35aの左端よりも一段下方に設けられ、前側へ向かって下方へ傾斜する誘導面35bとで構成されている。さらに、案内面35a及び誘導面35bは、その前端縁の前後方向でのレベルが上流部と略同じとなるまで前方へ延びており、背面部における凹部35よりも更に下流側は、上流部と同様、遊技盤2の前面に略平行に形成されている。そして、当該背面部の下流端部には、誘導面35bの左側から下方へ延びるとともに、右方へ折れ曲がって誘導面35bの下方に突出する前面視略L字状の支持壁42が、前方へ突設されている。なお、誘導面35bの左右方向長さは、遊技球1個の直径と略同じ長さとなっている。また、支持壁42や流路仕切り壁37には、流路カバー部材33を位置決めするための位置決め孔43、43が設けられている。さらに、44は、流路部32の背面部が遊技盤2面と略面一となるような状態で、環状部材31を遊技盤2にネジ止めするためのネジ止め部である。
一方、流路カバー部材33は、流路部32の前方を覆うように組み付けられる略板状体であって、透光性を有する合成樹脂から成形されている。該流路カバー部材33の後面で、流路部32へ組み付けた際に凹部35の前方となる位置には、誘導壁50が後方へ突設されている。該誘導壁50の上面は、後側へ向かって下方へ傾斜する傾斜面として形成されており、第1流路38や第2流路39を流下してきて、誘導壁50の上面に衝突した遊技球を、後方へ誘導して凹部35内へ導くようになっている。また、流路カバー部材33の下端部には、ガイド突起51が後方へ突設されており、該ガイド突起51の後面は、右側及び後側へ向かって下方へ傾斜する傾斜面として形成されたガイド面53となっている。そして、流路カバー部材33を流路部32へ組み付けた際、ガイド突起51は、左側面が支持壁42の側部の内面に当接するとともに、下面が支持壁42の折り曲げ部の上面に当接する格好で、ガイド面53が誘導面35bの下方に位置するようになっている。また、ガイド面53は、ワープ通路82の進入口82aよりも上方に位置しており、ガイド面53の右側への傾斜方向での延長線上に、ワープ通路82の進入口82aが開口している。なお、ガイド面53は、その先端部(後方へ最も突出した箇所)において、背面部との距離が遊技球1個の直径よりも十分に短くなるまで背面部に近接している。流路カバー部材33の後面には、位置決め孔43、43等に嵌入可能であり、流路部32への組み付け状態で流路カバー部材33をネジ止めするための固定突起54、54・・が後方へ突設されている。
上述した遊技球流路30において、遊技球P(図5〜図7に示す)は以下のように流下する。
遊技領域16へ打ち込まれ、センター部材26の左側を流下する遊技球Pは、センター部材26と内レール24との間に設けられた遊技球流路30の第1流路38と第2流路39との何れか一方へ進入する。また、第1流路38と第2流路39とのどちらに進入したとしても下流端に達すると、遊技球Pは、誘導壁50の上面に衝突する等して凹部35内へ移動する(すなわち、後方へ移動する)。さらに、凹部35内を流下して下面に到達した遊技球Pは、案内面35a上を左側へ転動する等して誘導面35b上に達し、誘導面35b上を前側へ転動して凹部35外へ移動して、誘導面35bの下方にあるガイド突起51のガイド面53に衝突する。なお、案内面35a上に流下した際に、誘導面35bに達することなく凹部35外へ移動したとしても、案内面35aが左側へ向かって下方へ傾斜しているため、遊技球Pは、左下方へ流下することになり、比較的高い確率でガイド突起51のガイド面53に衝突する。そして、ガイド面53に衝突した遊技球Pは、ガイド面53と凹部35の下方の背面部(ガイド面53に対向する面)とに前後から挟まれるような格好で、ガイド面53及び背面部に接触することになり、前後方向でのばたつきが抑えられるとともに流下速度が減速させられた後、ガイド面53の傾斜に沿って流下し、ワープ通路82の進入口82a側へと向かって遊技球流路30から再び遊技領域16内へ移動する。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、合成樹脂製の遊技球流路30の下流端部に、右側及び後側へ向かって下方へ傾斜するガイド面53を有するとともに、先端と遊技球流路30の背面部との距離が遊技球1個の直径よりも短くなるまで後方へ突出するガイド突起51を設けており、遊技球が、ガイド面53に衝突した際、ガイド面53と遊技球流路30の背面部とに前後から挟まれるような格好で、その両面に当接するようにした。そのため、遊技球の前後方向でのばたつきが抑えられ、且つ、流下速度が減速させられた後、当該遊技球を遊技球通路30から再び遊技領域16内へ排出することができる。したがって、遊技球流路30内を流下してきた遊技球の流下速度を確実に減速させることができ、遊技球流路30よりも下流側となる遊技領域16内に設置される遊技部材の破損防止を図ることができるし、遊技球流路30から排出する遊技球を所望の流下方向(ここでは右下方)へ導きやすい。
また、遊技球流路30内におけるガイド突起51の近傍で、ガイド突起51よりも上流側となる位置に、遊技球流路30内を流下する遊技球をガイド突起51側へ案内する案内面35a及び誘導面35bを設けている。したがって、遊技球を効率良くガイド突起51側へ案内することができ、より確実に遊技球の流下速度を減速させることができる。
さらに、センター部材26の左部に設けられたワープ通路82の進入口82aよりも上方で、ガイド面53の右側への傾斜方向での延長線上に、ワープ通路82の進入口82aが開口するように遊技球流路30を設けている。したがって、遊技球流路30を流下する遊技球を、安定してワープ通路82の進入口82aへ近づかせることができる。
加えて、遊技球流路30を、センター部材26に一体的に設けられ、前側へ開放された流路部32と、流路部32の前側を覆うように組み付けられる流路カバー部材33とからなるものとし、流路カバー部材33にガイド突起51を設けた。したがって、センター部材26と遊技球流路30とを別体に成形したものと比較して部品点数を削減することができる。その上、遊技球流路30をセンター部材26と一体的に成形しているにも拘わらず、遊技球が頻繁に衝突するガイド突起51がたとえ損傷したとしても、流路カバー部材33のみを交換するだけで対応することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、遊技球流路等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば上記実施形態では、遊技球流路をセンター部材と一体的に設けているが、センター部材と別個であってもよく、遊技球流路の設置位置についても適宜変更可能であって、右打ち用スペース内等に設置しても何ら問題はないし、遊技領域内に複数の遊技球流路を設けたとしても何ら問題はない。
また、遊技球流路に設けるガイド手段の形状についても適宜変更可能であって、遊技球流路の背面部から前方へ突設し、ガイド手段の前面に形成された傾斜面と、その傾斜面の前方に対向する対向面との両面に遊技球が接触するような構成としてもよい。さらに、ガイド手段の数や位置についても言うまでもなく変更可能であって、遊技球流路内に複数のガイド手段を設けることも可能である。そして、傾斜面についても、遊技球が流下可能な方向であれば、左右何れの下方へ向かって傾斜していても何ら問題はない。
さらにまた、他の遊技球流路に係る構成ついても上記実施形態のものに限定されることはなく、たとえば案内部の有無や形状、位置、流路カバー部材の形状等についても適宜変更可能であるし、遊技球通路(特に進入口)をどこに設けるかや、遊技球通路と遊技球流路との位置関係等についても適宜変更可能である。
またさらに、上記実施形態では、遊技球を検知可能で、且つ、当該検知が特別図柄表示部での図柄の変動開始の契機となる図柄変動契機手段として、始動入賞口といった入賞検知手段をステージ手段の下方に設けているが、入賞検知手段に代えてたとえばゲート等といった通過検知手段を設けてもよい。また、通過検知手段や入賞検知手段による遊技球の検知が、特別図柄表示部ではなく、普通図柄表示部等といった他の図柄表示部での図柄の変動開始の契機となるように構成することも当然可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技球流路、ガイド手段、案内部、ステージ手段、遊技球通路等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、16・・遊技領域、19・・始動入賞口(図柄変動契機手段)、26・・センター部材、30・・遊技球流路、32・・流路部、33・・流路カバー部材、35・・凹部、35a・・案内面(案内部)、35b・・誘導面(案内部)、38・・第1流路、39・・第2流路、51・・ガイド突起(ガイド手段)、53・・ガイド面(傾斜面)、81・・ステージ(ステージ手段)、81a・・ステージ孔(ステージ手段)、82・・ワープ通路(遊技球通路)、82a・・進入口、83・・特別図柄表示部(図柄表示部)。

Claims (4)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能で、上方から進入した遊技球を下方へ排出する遊技球流路を設けた遊技機であって、
    前記遊技球流路内に、前記遊技球流路の前面から後方へ突出するガイド手段を設け、前記ガイド手段の後面に、後側及び左右何れか一方側へ向かって下方へ傾斜するとともに、前記後面に対向する前記遊技球流路の内面との距離が遊技球1個の直径よりも短くなるまで前記内面に近接する傾斜面を形成しており、
    前記遊技球流路内を流下する遊技球が前記傾斜面に衝突した際、前記遊技球が、前記傾斜面と、前記傾斜面に対向する前記遊技球流路の内面との両面に接触することを特徴とする遊技機。
  2. 遊技球が流下可能な遊技領域内に、遊技球が通過可能で、上方から進入した遊技球を下方へ排出する遊技球流路を設けた遊技機であって、
    前記遊技球流路内に、前記遊技球流路の背面から前方へ突出するガイド手段を設け、前記ガイド手段の前面に、前側及び左右何れか一方側へ向かって下方へ傾斜するとともに、前記前面に対向する前記遊技球流路の内面との距離が遊技球1個の直径よりも短くなるまで前記内面に近接する傾斜面を形成しており、
    前記遊技球流路内を流下する遊技球が前記傾斜面に衝突した際、前記遊技球が、前記傾斜面と、前記傾斜面に対向する前記遊技球流路の内面との両面に接触することを特徴とする遊技機。
  3. 前記遊技球流路内における前記ガイド手段の近傍で、前記ガイド手段よりも上流側となる位置に、前記遊技球流路内を流下する遊技球を前記ガイド手段側へ案内する案内部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 図柄を変動/確定表示可能な図柄表示部を設ける一方、
    前記遊技領域内に、上面を遊技球が左右方向へ転動可能なステージ手段と、遊技球を前記ステージ手段上へ導く遊技球通路とを設けるとともに、
    前記ステージ手段の下方に、遊技球を検知可能で、且つ、当該検知が前記図柄の変動を開始する契機となる図柄変動契機手段を設けており、
    前記ステージ手段上へ導かれた遊技球は、前記ステージ手段上へ導かれない遊技球よりも高い確率で、前記図柄変動契機手段に検知される遊技機であって、
    前記遊技球流路を、その下流端が前記遊技球通路の進入口よりも上方に位置するように設ける一方、
    前記ガイド手段を、前記遊技球流路の下流端に設けるとともに、前記傾斜面の左右方向における下方への傾斜方向を、その延長線上に前記進入口が位置する傾斜方向としたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技機。
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