JP6569071B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、遊技機の一例であるパチンコ機では、遊技領域内に、遊技球を所定の上流位置から下流位置へ導くための遊技球通路(たとえばワープ通路等)が設けられている。たとえば特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技領域の略中央に設けられる表示部の側方に遊技球通路を設け、上流側から進入した遊技球を表示部の下辺に沿って設けられたステージ上へ導くように構成されている。
特開平11−9780号公報
しかしながら、遊技盤は合板等により成形されることも多く、遊技盤に、多数植設されている遊技釘からなる遊技球流路以外の遊技球通路を直接設けるとなると、多大なコストがかかる、他の部材の設置スペースや遊技球流路の設計自由度等が大きく制約されてしまうという問題がある。そのため、従来では、上述したように表示部を囲むように設けられる所謂センター部材に設けられるのが一般的で、遊技球通路を設けることの新鮮さに乏しいという問題もある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、多大なコストをかけることなく、従来とは異なる位置に遊技球通路に似たものを設けてなる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技球が流下する遊技領域内に複数の遊技球流路を設けるとともに、前記遊技領域の前方を開閉する扉手段が片開き可能に取り付けられた遊技機であって、前記扉手段の前面の周縁部に、装飾カバーが取り付けられ、前記装飾カバーに、前記扉手段により前記遊技領域を閉塞した際、前記遊技領域の前方まで膨出するとともに何れかの前記遊技球流路に沿って延びていて、当該遊技球流路の少なくとも一部の前方に位置する膨出部が擬似通路部として設けられており、前記遊技球流路における前記擬似通路部での被覆箇所が擬似的な遊技球通路とされているとともに、前記擬似通路部に、前記遊技領域の外側へ向かって切り欠かれ、前記遊技球流路の一部を露出させる切り欠き部が設けられ、前記擬似的な遊技球通路を流下する遊技球を視認可能としたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記扉手段の前面の周縁部に、発光手段が設けられており、前記装飾カバーが、前記発光手段のランプカバーであることを特徴とする。
本発明によれば、装飾カバーに、扉手段により遊技領域を閉塞した際、遊技領域の前方まで膨出するとともに何れかの遊技球流路に沿って延びていて、当該遊技球流路の少なくとも一部の前方に位置する膨出部を擬似通路部として設け、遊技球流路における擬似通路部での被覆箇所を擬似的な遊技球通路としている。したがって、遊技領域の外寄りの位置等、従来とは異なる位置に遊技球通路状のものを安価に設けることができる。また、そのような従来とは異なる位置に擬似的な遊技球通路が設けられているため、遊技球の流下に対する印象が従来とは異なる斬新な遊技機とすることができる。さらに、装飾カバーを扉手段に取り付けるだけで、膨出部を所定の位置に位置させることができ、膨出部の設置が簡易である。加えて、膨出部に、遊技領域の外側へ向かって切り欠かれ、遊技球流路の一部を露出させる切り欠き部を設けているため、擬似的な遊技球通路を流下する遊技球を視認可能とすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、装飾カバーが、発光手段のランプカバーであるため、従来の扉手段に対して膨出部を容易に後付けすることができ、更なるコスト低減を図ることができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 図1中の領域Aを拡大して示した説明図である。 図1中の領域Bを拡大して示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、図1中の領域Aを拡大して示した説明図である。さらに、図3は、図1中の領域Bを拡大して示した説明図である。加えて、図4は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、ミドル枠5に対し、左端縁を軸として片開き可能に上下位置で蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の略中央には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6を囲むように電動役物や電飾等を備えたセンター部材26が遊技盤に設置されており、該センター部材26の下方には、遊技球が入賞可能な始動入賞口19が設けられているとともに、始動入賞口19の下方には、開閉動作可能な扉部材を有する始動入賞役物17が設けられている。また、センター部材26の左方には、遊技球が流下可能な左打ち用スペースSLが形成されており、左打ち用スペースSLを流下する遊技球に限り、始動入賞口19へ入賞し得るようになっている。なお、開状態にある始動入賞役物17へは、左打ち用スペースSLと後述する右打ち用スペースSRとの何れを流下させたとしても入賞し得るようになっている。
一方、センター部材26の右方にも遊技球が流下可能な右打ち用スペースSRが形成されており、該右打ち用スペースSRには、遊技球が通過可能なゲート部材20が設けられている。また、右打ち用スペースSRの下部(センター部材26の下方で、始動入賞口19の右側となる位置)には、開閉可能な扉部材を有する2つの大入賞アタッカー18a、18bが設置されている。そして、遊技球を左打ち用スペースSLではなく右打ち用スペースSRを流下させることにより、ゲート部材20を通過させたり、開成した大入賞アタッカー18a、18bへ効率良く入賞させることができる。なお、センター部材26の左右を問わず、遊技領域16の略全面には多数の遊技釘70、70・・が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤の右下部には、特別図柄を表示するための7セグメント表示器からなる特別図柄表示部71が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤の下方には、遊技球を発射装置10へ供給するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴いミドル枠5に対して片開き可能になっている一方、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な押しボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、31が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が、ミドル枠5を介して機枠3に設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15、31の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14、14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずは左打ち用スペースSLを流下させて始動入賞口19への遊技球の入賞を狙う。そして、遊技球の入賞検知に起因して実行される所謂大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示させる)。また、「大当たり図柄」が確定表示されると、大入賞アタッカー18a、18bの扉部材を交互に所定回数にわたって断続的に開成させるといった所謂「大当たり状態」が生起する。そこで、遊技者は、右打ち用スペースSRを流下させる「右打ち」を行い、断続的に開成する大入賞アタッカー18a、18bへの遊技球の入賞を狙う。
また、大当たり状態終了後、特別図柄表示部71での図柄の確定表示回数が所定回数に達するまで、始動入賞役物17が頻繁に開状態となる所謂時短状態が生起する。そこで、遊技者は、当該時短状態が終了するまで「右打ち」を継続して、ゲート部材20への遊技球の通過、及び始動入賞役物17への遊技球の入賞を狙う。そして、図柄の確定表示回数が所定回数に達して時短状態が終了すると、「右打ち」を止めて左打ち用スペースSLを流下させる上記遊技へと戻る。
(左側のランプ部材の説明)
ここで、本発明の要部となる左側のランプ部材31について、図2及び3にもとづき詳細に説明する。
ランプ部材31は、前扉4を構成する枠体(図示せず)の左側縁部の前面に固定された電飾基板(図示せず)と、該電飾基板の前方を覆うように組み付けられるランプカバー32とからなる。ランプカバー32は、透光性を有する合成樹脂により成形されてなるものであって、その右側縁部には、枠体とガラス板との境界を越えてガラス板の前方まで膨出する膨出部33が設けられている。
一方、遊技領域16側の領域Aについて説明すると、左打ち用スペースSLの領域A内には、複数の遊技釘70、70・・を始動入賞口19へ向かう右下がりに並べて植設してなる遊技釘列が、遊技球が通過可能な所定の間隔を隔てて複数列形成されている。そして、その遊技釘列と遊技釘列との間のスペースが、遊技球が流下する遊技球流路(遊技球流路42A〜42C等)となっている。また、それらの遊技球流路には、隣り合う遊技釘70、70間の距離が遊技球1個の直径以上離されてなる流路分岐部(流路分岐部41A、41B等)が設けられている。この流路分岐部を通る遊技球は、始動入賞口19へ向かわない方向や始動入賞口19への入賞の期待度が低下する方向へ移動することになる。したがって、遊技球が流路分岐部を通過すると、当該遊技球の始動入賞口19への入賞確率は下がる。
そして、上記膨出部33は、前扉4を機枠3に対して閉塞した際、上述したような左打ち用スペースSL(遊技領域16)の前方にまで達しており、第1の遊技球流路42Aの上流端部に設けられた第1の流路分岐部41Aを被覆している。すなわち、膨出部33には、第1の流路分岐部41Aの前方に位置する第1擬似進入部33aが設けられている。また、膨出部33は、第1の流路分岐部41Aから進入した遊技球を流下させる第2の遊技球流路42Bの一部を被覆している。すなわち、膨出部33における第1擬似進入部33aの下側には、第2の遊技球流路42Bに沿って延び、該第2の遊技球流路42Bの一部の前方に位置する第1擬似通路部33bが設けられている。さらに、膨出部33には、第2の遊技球流路42Bよりも更に始動入賞口19への入賞確率が低くなる(第2の遊技球流路42Bよりも更に遊技領域16の外寄りに設けられた)第3の遊技球流路42Cを一部露出させるための開口33c及び切り込み33dが設けられている。なお、第1擬似通路部33bは、第2の遊技球流路42Bの幅の略半分を覆う程度までしか膨出していない。また、第1擬似進入部33aから第1擬似通路部33bの上流側端部にかけては、大きく遊技領域16の外側へ切り欠かれた切り欠き部33eが設けられている。したがって、パチンコ機1を遊技する遊技者視点で見てみると、第1の流路分岐部41Aから第2の遊技球流路42Bへ進入し、第2の遊技球流路42Bを流下する遊技球を視認可能となっている。
したがって、上述したようなランプカバー32が取り付けられることで、膨出部33の第1擬似進入部33aや第1擬似通路部33bが、第1の流路分岐部41Aや第2の遊技球流路42Bの前方に位置するため、領域A内には、第1擬似進入部33aから第1擬似通路部33bにかけて擬似的な遊技球通路が形成されることになる。すなわち、センター部材26から離れた箇所に、遊技領域16内に植設されている遊技釘70、70・・と、ランプカバー32の膨出部33とからなる擬似的な遊技球通路が設けられることになる。そして、遊技球は、第1の流路分岐部41Aを進入口として擬似的な遊技球通路へ進入し、当該擬似的な遊技球通路を通過した後、第2の遊技球流路42Bや第3の遊技球流路42Cの延長線上へ排出されるといった態様で流下することになる。
また、遊技領域16側の領域Bについて説明すると、領域Bには、遊技球が通過可能な合成樹脂製の遊技球流路部51が設けられている。遊技球流路部51は、センター部材26の左側の外周縁部に設けられており、センター部材26寄りの第1流路部52と、第1流路部52よりも遊技領域16の外寄りとなる第2流路部53との左右に並設された2つの流路部を有している。そして、遊技球が第2流路部53を通過すると、第1流路部52を通過した場合よりも、始動入賞口19への入賞確率が下がるようになっている。なお、遊技球流路部51は、前側を閉塞するカバー部材等を備えておらず、前方へ開放された状態となっている。
このような領域Bにおいても、上記膨出部33は、前扉4を機枠3に対して閉塞した際、上述したような左打ち用スペースSL(遊技領域16)の前方にまで達しており、第2流路部53への進入口の一部を被覆している。すなわち、膨出部33には、第2流路部53への進入口の前方に位置する第2擬似進入部33fが設けられている。また、膨出部33は、第2流路部53に沿って延びており、第2流路部53の上流端から下流端にかけての略全域において、第2流路部53の幅方向での略半分を被覆している。すなわち、膨出部33における第2擬似進入部33fの下側に、第2流路部53の前方に位置する第2擬似通路部33gが設けられている。
したがって、ランプカバー32が取り付けられることで、膨出部33の第2擬似進入部33fや第2擬似通路部33gが、第2流路部53の前方に位置するため、領域B内には、第2擬似進入部33fから第2擬似通路部33gにかけて、ランプカバー32の膨出部33と遊技球流路部51とにより囲まれた擬似的な遊技球通路が形成されることになる。なお、この擬似的な遊技球通路に関しても、遊技者は、第2流路部53内を流下する遊技球を視認することができる。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、前扉4に取り付けられるランプカバー32に遊技領域16の前方まで膨出する膨出部33を設けるとともに、該膨出部33に、第1の流路分岐部41Aや第2の遊技球流路42Bの前方に位置する第1擬似進入部33aや第1擬似通路部33bを設けており、第1擬似進入部33aから第1擬似通路部33bにかけて擬似的な遊技球通路が形成されるようになっている。したがって、遊技領域16の外寄りの位置等、従来とは異なる位置に遊技球通路状のものを安価に設けることができる。さらに、そのような従来とは異なる位置に遊技球通路状のものが設けられているため、遊技球の流下に対する印象が従来とは異なる斬新なパチンコ機1とすることができる。
また、膨出部33に、第2流路部53の前方に位置する第2擬似進入部33fや第2擬似通路部33gを設けており、第2擬似進入部33fから第2擬似通路部33gにかけて、ランプカバー32の膨出部33と遊技球流路部51とにより囲まれた擬似的な遊技球通路が形成されるようになっている。したがって、上記同様、遊技領域16の外寄りの位置等、従来とは異なる位置に遊技球通路状のものを安価に設けることができる。さらに、従来設けていた遊技球流路部51の前側を閉塞するカバー部材等を必要としなくなるため、遊技球流路部51の前後幅が広くなり、遊技球流路部51での球詰まりが発生しづらいといった効果もある。
さらにまた、ランプカバー32に膨出部33を設けているため、ランプカバー32を前扉4に取り付けるだけで、膨出部33を所定の位置に位置させることができ、膨出部33の設置が簡易であるし、従来の前扉4に対して膨出部33を容易に後付けすることができ、コスト低減を図ることができる。
またさらに、膨出部33に、開口33cや切り込み33d、切り欠き部33e等を設けているため、擬似的な遊技球通路を流下する遊技球を遊技者に視認させることができる。
加えて、擬似的な遊技球通路を流下する遊技球を遊技者に視認させることができるとは言うものの、膨出部33を設けない場合と比較して、擬似的な遊技球通路を流下する遊技球は目立ちにくい。すなわち、膨出部33を第1の流路分岐部41Aの前方や第2流路部53の前方に位置させることによって、始動入賞口19への入賞の可能性が低い遊技球の流下が目立ちにくくなることになり、遊技者の不快感を軽減することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、装飾カバー等に係る構成についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば上記実施形態では、左側の装飾カバーに膨出部を設けているが、右側の装飾カバーに膨出部を設けてもよいし、扉手段の上辺部に、下方へ膨出する膨出部を有する装飾カバーを取り付けてもよく、装飾カバーの取付位置に関しては扉手段の周縁部であればどこでもよい。
また、上記実施形態では、装飾カバーの一例であるランプカバーに膨出部を設けているが、ランプカバーとは別個に扉手段に取り付けられる装飾カバーに膨出部を設けたり、ランプカバーに組み付けられる装飾カバーに膨出部を設けたりしてもよい。
さらに、上記実施形態では、膨出部が流路分岐部をも被覆するとしているが、本発明に係る膨出部は、何れかの遊技球流路に沿って延び、当該遊技球流路の少なくとも一部を被覆してさえいれば、流路分岐部を被覆していなくともよい。そして、そのような膨出部を設けることにより、遊技領域の外寄りの位置等に擬似的な遊技球通路を設けることができるといった上記同様の効果を奏することができる。
さらにまた、膨出部に開口や切り込み、切り欠き部を設けるか否か等については、言うまでもなく適宜設計変更可能である。また、膨出部に、遊技球の一部を露出させるようなスリットを設けてもよいし、当該スリットを、遊技球の流下方向に沿って延びるように形成してもよい。さらに、上記実施形態では、膨出部は遊技球流路の幅の略半分程度を覆うとしているが、膨出部が遊技球流路を幅方向で全て覆っていてもよい。
またさらに、上記実施形態では、複数の遊技釘を並べて植設することにより遊技球流路を設けているが、遊技領域内に所定方向へ延びる壁状のリブを前方へ立設することにより、遊技球流路を設けても何ら問題はない。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、扉手段や膨出部等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば容易に考えられる事項である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、4・・前扉(扉手段)、16・・遊技領域、31・・ランプ部材(発光手段)、32・・ランプカバー(装飾カバー)、33・・膨出部、33a・・第1擬似進入部(膨出部)、33b・・第1擬似通路部(膨出部)、33c・・開口、33d・・切り込み、33e・・切り欠き部、33f・・第2擬似進入部(膨出部)、33g・・第2擬似通路部(膨出部)、41A、41B・・流路分岐部、42A、42B、42C・・遊技球流路、51・・遊技球流路部(遊技球流路)、52・・第1流路部(遊技球流路)、53・・第2流路部(遊技球流路)、70・・遊技釘。

Claims (2)

  1. 遊技球が流下する遊技領域内に複数の遊技球流路を設けるとともに、前記遊技領域の前方を開閉する扉手段が片開き可能に取り付けられた遊技機であって、
    前記扉手段の前面の周縁部に、装飾カバーが取り付けられ、
    前記装飾カバーに、前記扉手段により前記遊技領域を閉塞した際、前記遊技領域の前方まで膨出するとともに何れかの前記遊技球流路に沿って延びていて、当該遊技球流路の少なくとも一部の前方に位置する膨出部が擬似通路部として設けられており、前記遊技球流路における前記擬似通路部での被覆箇所が擬似的な遊技球通路とされているとともに、
    前記擬似通路部に、前記遊技領域の外側へ向かって切り欠かれ、前記遊技球流路の一部を露出させる切り欠き部が設けられ、前記擬似的な遊技球通路を流下する遊技球を視認可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記扉手段の前面の周縁部に、発光手段が設けられており、前記装飾カバーが、前記発光手段のランプカバーであることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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