JP6471305B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6471305B2
JP6471305B2 JP2015055176A JP2015055176A JP6471305B2 JP 6471305 B2 JP6471305 B2 JP 6471305B2 JP 2015055176 A JP2015055176 A JP 2015055176A JP 2015055176 A JP2015055176 A JP 2015055176A JP 6471305 B2 JP6471305 B2 JP 6471305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game ball
game
passage
winning opening
game board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015055176A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016174636A (ja
Inventor
陽児 森本
陽児 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyomaru Industry Co Ltd filed Critical Toyomaru Industry Co Ltd
Priority to JP2015055176A priority Critical patent/JP6471305B2/ja
Publication of JP2016174636A publication Critical patent/JP2016174636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6471305B2 publication Critical patent/JP6471305B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、たとえばパチンコ機等といった遊技機に関するものである。
従来、たとえば遊技機の一例であるパチンコ機には、遊技球の入賞等を検知するための遊技球検知センサが取り付けられている。そして、そのような遊技球検知センサに対し、棒状や板状の不正な道具を干渉させ、遊技球検知センサを誤動作させる不正行為が従来問題になっている。そこで、たとえば特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技球検知センサが取り付けられる排出路ユニットを所定の設置部材へ固定した際、遊技球検知センサの後側が設置部材により覆われるように構成することで、遊技球検知センサへの不正な道具の干渉を防止しようとしている。
特開2015−29730号公報
しかしながら、特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技球検知センサの後側を覆ってはいるものの、遊技球検知センサの後方を覆う設置部材と排出路ユニットとは、ただ単にネジ止めされているにすぎない。したがって、ネジを取り外し、遊技球検知センサを別の不正な遊技球検知センサへ取り換える等の不正行為が依然として問題となっている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、不正な遊技球検知手段への交換といった不正行為を効果的に防止することができる遊技機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域が設けられているとともに、前記遊技盤に、遊技球が入賞可能な入賞口を備えた入賞部材が設置されてなる遊技機であって、前記入賞部材が、前記遊技領域内に露出する装飾部を有する装飾部材と、前記装飾部材の後面に組み付けられ、前記入賞口へ入賞した遊技球を前記遊技盤の後側へ導く通路部材とを有するとともに、前記装飾部材と前記通路部材との少なくとも何れか一方に、前記入賞口へ入賞した遊技球を検知するための遊技球検知手段を保持する保持部が設けられており、前記装飾部材と前記通路部材とを一体化すると、前記遊技球検知手段が、前記通路部材により後側から覆われた状態で前記保持部に保持されるとともに、前記装飾部材と前記通路部材とが、ワンウェイネジにより一体化されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記通路部材に、前記遊技球が通過可能な遊技球通路が前後方向へ延設されており、前記遊技球通路の下流端が、前記入賞部材を前記遊技盤に設置した際、前記遊技盤の後面よりも後方まで突出していることを特徴とする。
本発明によれば、装飾部材と通路部材とを一体化することにより、遊技球検知手段を、通路部材により後側から覆われた状態とするとともに、装飾部材と通路部材とを、ワンウェイネジにより一体化している。したがって、遊技球検知手段への干渉が非常に困難であり、遊技球検知手段を不法な検知手段と交換する等といった不正行為を効果的に防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、通路部材に、遊技球が通過可能な遊技球通路を前後方向へ延設し、遊技球通路の下流端を、入賞部材を遊技盤に設置した際、遊技盤の後面よりも後方まで突出させている。したがって、遊技盤の後面に沿って侵入させてきたシート状の不正具で遊技球通路の下流端を塞ぎ、遊技球通路を通過してきた遊技球を押し戻す等して遊技球検知手段に複数回検知させるといった不正行為を効果的に防止することができる。
パチンコ機を前面側から示した説明図である。 遊技盤を前面側から示した説明図である。 パチンコ機を後面側から示した説明図である。 センター部材を前側から示した説明図である。 センター部材の前フレーム体を前側から示した説明図である。 前フレーム体を後側から示した斜視説明図である。 分解状態にある前フレーム体を後側から示した斜視説明図である。 センター部材の始動入賞口近傍を拡大して示した説明図である。 図8中のA−A線断面を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるパチンコ機について、図面にもとづき詳細に説明する。
(パチンコ機の全体的な説明)
図1は、パチンコ機1を前面側から示した説明図である。また、図2は、遊技盤2を前面側から示した説明図である。さらに、図3は、パチンコ機1を後面側から示した説明図である。
パチンコ機1は、遊技盤2の前面に形成された遊技領域16内へ遊技球を打ち込み、遊技領域16内を流下させて遊技するものであって、遊技盤2は、支持体として機能する機枠3の前面上部に、金属製のフレーム部材であるミドル枠5を介して設置されている。また、遊技盤2の前方には、ガラス板を支持してなる前扉4が、左端縁を軸として片開き可能に機枠3に蝶着されており、該前扉4によって閉塞される遊技盤2の前方空間が遊技領域16とされている。
当該遊技領域16は、遊技盤2の前面に円弧状に配設された外レール23及び内レール24等によって囲まれており、遊技領域16に左部における両レール23、24間が遊技球を遊技領域16内へ打ち込むための発射通路13とされている。また、遊技領域16の中央上部には、「0」〜「9」の数字からなる装飾図柄やキャラクター等を表示するための演出用表示部6が設けられている。さらに、演出用表示部6の下方には、電動役物や進入口35、遊技球振分部36、及び始動入賞口19等を備えたセンター部材26が遊技盤2に設置されている。また、センター部材26の右側には、遊技球が通過可能なゲート部材20、開閉動作する一対の翼片を有して所謂チューリップ式電動役物として構成された第1アタッカー18A、同じくチューリップ式電動役物として構成された第2アタッカー18B、及び同じく所謂チューリップ式電動役物として構成された始動入賞装置17が設置されている。なお、遊技領域16内には、多数の遊技釘が植設されている。また、遊技領域16外となる遊技盤2の右下部には、第1特別図柄と第2特別図柄とを夫々別個に表示可能とした特別図柄表示部83が設けられている。
また、機枠3の前面側であって上記遊技盤2の下方には、発射装置10へ供給する遊技球を貯留するための供給皿7、及び供給皿7から溢れた遊技球を貯留するための貯留皿8が取り付けられており、供給皿7は前扉4の開放に伴い、貯留皿8はミドル枠5の開放に伴い夫々機枠3に対して片開き可能となっている。さらに、貯留皿8の右側には、発射装置10を作動させ、遊技球の遊技領域16への打ち込み強度を調整するためのハンドル9が回動操作可能に設置されている。加えて、供給皿7の前方には、遊技者が任意に押し込み操作可能な遊技ボタン25が設けられている。
さらに、前扉4の上部には、効果音や各種メッセージ等を報音する夫々一対のスピーカ14、14が設けられている。加えて、前扉4の左右両側部には、パチンコ機1の遊技状態等に応じて点灯・点滅する複数のLEDを内蔵したランプ部材15、15・・が設けられている。
一方、機枠3の後面側には、供給皿7へ貸球や賞品球として払い出される遊技球を貯留するための貯留タンク11、当該貯留タンク11と連結された払出装置12、払出装置12における払い出し動作を制御する払出制御装置28、及び各制御基板や装置・部材に電源電圧を供給するための電源装置29等が設置されている。また、21は、合成樹脂製のカバー状に形成されたセンターカバーであって、当該センターカバー21の内部には、遊技に係る主たる制御(たとえば、所謂大当たり抽選等)を実行するためのメイン制御装置(図示せず)、演出用表示部6における表示動作等を制御する表示制御装置(図示せず)、ランプ部材15の点灯/点滅動作等を制御する発光制御装置(図示せず)、スピーカ14からの報音動作を制御する音制御装置(図示せず)、及び表示制御装置や音制御装置等の動作を統合的に制御するサブ制御装置(図示せず)等が設置されている。尚、22は、パチンコ機1をトランスに接続するためのプラグであり、27は、アースである。
以上のようなパチンコ機1では、遊技者はハンドル9を回動操作して発射装置10を作動させ、発射通路13を介して遊技球を遊技領域16内へ打ち込み、まずはセンター部材26の進入口35への遊技球の進入を狙う。そして、センター部材26内へ進入した遊技球が始動入賞口19へ到達すると、始動入賞口19への遊技球の入賞検知に起因して所謂大当たり抽選が実行され、その結果が「大当たり」になると特別図柄表示部83及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示される(たとえば、演出用表示部6に「7、7、7」と確定表示される)。そうなると、第1アタッカー18A及び第2アタッカー18Bが交互に所定回数ずつ断続的に開成するといった所謂大当たり状態が生起する。そこで、遊技者はハンドル9を回動操作して遊技領域16への遊技球の打ち込み強度を強くして、センター部材26の右側へと遊技球を打ち込み、断続的に開成する第1アタッカー18A及び第2アタッカー18Bへの入賞を狙う。なお、始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部83では第1特別図柄が変動/確定表示される。
また、大当たり状態が終了すると、次回大当たり状態が生起するまで大当たり抽選の結果が「大当たり」となる確率が向上するとともに、始動入賞装置17が頻繁に開放可能となる高確率状態が生起する。そこで、遊技者は、センター部材26の右側への打ち込みを継続し、ゲート部材20への通過、及びそれに伴い頻繁に開状態となる始動入賞装置17への遊技球の入賞を狙う。そして、始動入賞装置17へ遊技球が入賞すると、上記始動入賞口19へ遊技球が入賞した場合と同じく大当たり抽選が実行され、該大当たり抽選の結果が「大当たり」になると、特別図柄表示部83及び演出用表示部6に夫々所定の「大当たり図柄」が確定表示され、再び第1アタッカー18A及び第2アタッカー18Bが交互に所定回数ずつ断続的に開成する大当たり状態が生起するため、遊技者は、断続的に開成する第1アタッカー18A及び第2アタッカー18Bへの入賞を再び狙う。なお、始動入賞装置17へ遊技球が入賞した場合、特別図柄表示部83では第2特別図柄が変動/確定表示される。
そして、高確率状態が所定回数(たとえば15回)生起すると、その後の大当たり状態の終了をもって高確率状態ではなく通常状態へ移行するため、遊技者は、ハンドル9を回動操作して遊技球の打ち込み強度を弱め、進入口35への遊技球の進入を狙う上記遊技へと戻ることになる。
(センター部材における遊技球検知手段の取り付けに係る構造の説明)
ここで、本発明の要部となるセンター部材26における遊技球検知センサ41の取り付けに係る構造について、図4〜図9にもとづき詳細に説明する。
図4は、センター部材26を前側から示した説明図である。図5は、センター部材26の前フレーム体31を前側から示した説明図である。図6は、前フレーム体31を後側から示した斜視説明図である。図7は、分解状態にある前フレーム体31を後側から示した斜視説明図である。図8は、センター部材26の始動入賞口19近傍を拡大して示した説明図である。図9は、図8中のA−A線断面を示した説明図である。
センター部材26は、前側フレーム体31と、遊技球振分部36及び電動役物等を備えており、前側フレーム体31に対して後側から組み付けられる本体32とを有してなる。前側フレーム体31は、中央に大開口を有する環状に形成されており、その上辺部には、本体32へ遊技球を進入させるための進入口35、及び進入口35へ進入した遊技球を本体32側へ導く遊技球進入路37を有する上側通路部33が設けられている。一方、前側フレーム体31の下辺部には、始動入賞口19へ入賞した遊技球や入賞しなかった遊技球を遊技盤2の後側へ導いたり、遊技領域16内へ排出したりする下側通路部34が設けられている。この下側通路部34は、前側フレーム体31の下辺部の前面側を構成する装飾部材38と、装飾部材38の後面にネジ止めされる通路部材39と、通路部材39に後方からネジ止めされるカバー部材40とを有している。
装飾部38の前面部は、センター部材26の遊技盤2への設置時に遊技領域16内へ露出する装飾板(装飾部)として形成されている。そして、該前面部の後面には、左右方向へ所定の間隔を空けて一対の舌片が後方へ突設されており、舌片間が始動入賞口19とされている。また、始動入賞口19の左右両側には、遊技球が入賞可能な入賞口61、及び始動入賞口19と入賞口61とのどちらにも入賞しなかった遊技球を下方へ排出し、遊技領域内16内へ戻す排出口62が夫々設けられている。また、始動入賞口19や入賞口61、61、排出口62、62の後側を覆うように板状の仕切部が形成されており、当該仕切部に、始動入賞口19への遊技球の入賞を検知するための遊技球検知センサ41を保持するためのセンサ保持部42が設けられている。該センサ保持部42は、仕切部を前後へ貫通する筒状部として形成されており、遊技球検知センサ41の検知部側を仕切部よりも前側へ突出させ、始動入賞口19の下方へ臨ませる姿勢で遊技球検知センサ41を保持可能となっている。また、センサ保持部42の下側には、前後方向へ延びる通路状に形成され、始動入賞口19へ入賞して遊技球検知センサ41により検知された遊技球を、遊技盤2の後側へ排出するための導球路46が設けられている。さらに、仕切部のセンサ保持部42の左右両側には、入賞口61へ入賞した遊技球を遊技盤2の後側へ排出するための導球孔43が夫々穿設されているとともに、その後面側には、導球孔43を通過する遊技球を検知するための検知センサ44が夫々設置されている。加えて、検知センサ44、44の更に左右両外側には、通路部材39をネジ止めするためのボス45が夫々後方へ突設されている。なお、56は、導球路46の前側に設けられ、始動入賞口19に連通して始動入賞口19へ入賞した遊技球を導球路42へ導くための入賞路である。
通路部材39は、前後方向へ延びる筒状の遊技球通路47、47・・を左右方向に3つ並べて有するものであって、中央の遊技球通路47は、その前端で導球路46に連通し、始動入賞口19へ入賞した遊技球を遊技盤2の後側へ導くようになっている。また、左右両側の遊技球通路47は、その前端で夫々導球孔43に連通し、入賞口61へ入賞した遊技球を導くようになっている。そして、3つの遊技球通路47、47・・の後端には、3つの遊技球通路47を連結し、遊技球通路47、47・・を通過してきた遊技球を集合させて回収するための集合路48が設けられている。また、中央の遊技球通路47の上側には、前方へ突出しており、センサ保持部42に保持された遊技球検知センサ41の後面に当接して、遊技球検知センサ41を当該保持状態で維持するセンサ保持片49が設けられている。さらに、通路部材39の左右両側面には、自身を装飾部材38の後面にネジ止めするためのネジ孔部50と、カバー部材40をネジ止めするための固定部51とが夫々設けられている。
カバー部材40は、集合路48の後面を閉塞するように組み付けられる板状に形成されてなる。また、カバー部材40を通路部材39にネジ止めした際に、集合路48における合流部(3つの遊技球通路47、47・・が合流する箇所)の後側に位置する部位は、後側へ凹まされて後方へ膨出しており、当該膨出部の前面側の空間が、集合路48に連通し、集合路48から排出される遊技球を下方へ流下させる遊技球流路52となっている。さらに、集合路48と遊技球流路52との間には、弁部材53が、左右方向を軸として揺動自在に取り付けられている。該弁部材53は、通常、略垂直に垂れ下がって集合路48と遊技球流路52とを隔てている。そして、集合路48を遊技球が流れてくると、当該遊技球に押し上げられるような格好で後側へ揺動し(図9に示す)、遊技球を遊技球流路52へ通過させるようになっている。加えて、カバー部材40の左右両端部には、自身を通路部材39にネジ止めするためのネジ止め部54が夫々設けられている。
以上のような構成を有する下側通路部34は、以下のようにして組み立てられる。
まず、遊技球検知センサ41の検知部が始動入賞口19の下方に臨むような姿勢で、遊技球検知センサ41を装飾部材38のセンサ保持部42に保持させる。次に、センサ保持片49を遊技球検知センサ41の後面に当接させるとともに、遊技球通路47、47・・と導球路46及び導球孔42、42とを連通させつつ、装飾部材38の後面に通路部材39をネジ止めする。このとき、ネジとしてワンウェイネジ55、55を使用することにより、装飾部材38と通路部材39とをカシメた状態とする。最後に、カバー部材40を通路部材39へネジ止めすれば、下側通路部34の組み立ては完了となる。
上記組み立て状態において、遊技球検知センサ41の前面は、装飾部材38の前面部の後面に当接しており、装飾部材38の前面部で覆われている。また、遊技球検知センサ41の反検知部側の周面(上面、下面、及び左右両側面)は、センサ保持部42によって覆われている。さらに、遊技球検知センサ41の後面は、センサ保持片49の先端に当接しており、該センサ保持片49によって覆われている。加えて、始動入賞口19から遊技球検知センサ41を介して遊技盤2の後側へ一連に延びる遊技球の通路の下流端、すなわち集合路48の下流端は、通路部材39を設けたことで、遊技盤2の後面よりも後方へ突出しており、更にその突出位置に弁部材53が設けられた状態となっている。なお、ワンウェイネジ55は、ネジ孔部50の後面側に設けられた凹部内へ埋入しており、ワンウェイネジ55のネジ頭の周面はネジ孔部50の凹部の内面により覆われている。
(本実施形態のパチンコ機による効果)
以上のような構成を有するパチンコ機1によれば、センサ保持部42に保持される遊技球検知センサ41を、通路部材39の装飾部材38へのネジ止めによって、装飾部材38と通路部材39とで前後から覆った状態でセンサ保持部42に保持させている。また、通路部材39の装飾部材38へのネジ止めに係り、ワンウェイネジ55、55を使用している。したがって、遊技球検知センサ41への干渉が非常に困難であり、遊技球検知センサを不法な検知センサと交換する等といった不正行為を効果的に防止することができる。
また、シート状の不正具で集合路48の下流端を塞ぎ、遊技球通路47を通過してきた遊技球を押し戻す等して遊技球検知センサ41に複数回検知させるといった不正行為があり、そのような不正行為を働くにあたっては、不正具を遊技盤2の下方から遊技盤2の後面に沿って侵入させることが多かった。しかしながら、上記パチンコ機1によれば、前後方向へ延びる遊技球通路47、47・・を有する通路部材39を設けたことにより、集合路48の下流端を、遊技盤2の後面よりも後方へ突出させている。さらに、その突出位置に弁部材53を設けるとともに、集合路48の下流端と弁部材53とをカバー部材40により覆っている。したがって、上述したような不正行為を効果的に防止することができる。
(本発明の変更例について)
なお、本発明の遊技機に係る構成は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、遊技機全体の構成は勿論、遊技球検知手段の取り付けに係る構成等についても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で必要に応じて適宜変更可能である。
たとえば、上記実施形態では、入賞部材をセンター部材としているが、電動役物や遊技球振分部等を有さない入賞部材に対しても、装飾部材と通路部材とで遊技球検知手段を前後から覆うとともに、装飾部材と通路部材とをワンウェイネジにより一体化する等といった本願構成を採用することは当然可能であり、入賞口の種類についても始動入賞口に何ら限定されることはない。
また、入賞部材の形状や構造等に応じて通路部材の形状や構造も適宜変更可能であり、少なくとも入賞口から延びる遊技球通路さえ備えていればよいし、弁部材やカバー部材の有無等についても適宜設計変更可能である。
さらに、入賞部材における遊技球検知手段を保持する姿勢についても上記実施形態の姿勢に何ら限定されることはなく、前後方向へ延びるような姿勢で保持するのではなく、他の遊技球検知センサ同様、装飾部材の後面に平行に貼り付けるような姿勢で遊技球検知手段を保持するようにしても何ら問題はない。なお、上記実施形態では、遊技球検知手段の前側を装飾部材の前面部(すなわち装飾部)で覆うとしているが、装飾部材の前面部以外の箇所、たとえば装飾部材の一部であって、遊技盤の後面に隠れるような箇所により遊技球検知手段の前側が覆われるように構成することも可能である。
さらにまた、上記実施形態では、装飾部材側に保持部としてセンサ保持部を、通路部材側にも保持部としてセンサ保持片を夫々設けているが、保持部は、装飾部材と通路部材との少なくとも何れか一方に設けられていればよく、たとえば通路部材に凹状の保持部を設けることも可能である。
加えて、上記実施形態では、遊技機の一例であるパチンコ機について説明しているが、本発明は、たとえば封入式パチンコ機等といった他の遊技機に対しても当然適用可能である。
なお、特許請求の範囲、明細書および図面に記載される全ての要素(例えば、遊技盤、遊技領域、入賞口、入賞部材、装飾部材、通路部材、遊技球検知手段、保持部、ワンウェイネジ等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、特許請求の範囲や明細書等で使用している要素名(要素につけた名称)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。すなわち、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。さらには、前記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、敢えて特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。したがって、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施例に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施例から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
1・・パチンコ機(遊技機)、2・・遊技盤、16・・遊技領域、19・・始動入賞口(入賞口)、26・・センター部材(入賞部材)、31・・前側フレーム体、34・・下側通路部、38・・装飾部材、39・・通路部材、40・・カバー部材(カバー部)、41・・遊技球検知センサ(遊技球検知手段)、42・・センサ保持部(保持部)、46・・導球路、47・・遊技球通路、48・・集合路(遊技球通路)、49・・センサ保持片(保持部)、52・・遊技球流路、53・・弁部材、55・・ワンウェイネジ。

Claims (2)

  1. 遊技盤の前面に遊技球が流下する遊技領域が設けられているとともに、前記遊技盤に、遊技球が入賞可能な入賞口を備えた入賞部材が設置されてなる遊技機であって、
    前記入賞部材が、前記遊技領域内に露出する装飾部を有する装飾部材と、前記装飾部材の後面に組み付けられ、前記入賞口へ入賞した遊技球を前記遊技盤の後側へ導く通路部材とを有するとともに、前記装飾部材と前記通路部材との少なくとも何れか一方に、前記入賞口へ入賞した遊技球を検知するための遊技球検知手段を保持する保持部が設けられており、
    前記装飾部材と前記通路部材とを一体化すると、前記遊技球検知手段が、前記通路部材により後側から覆われた状態で前記保持部に保持されるとともに、前記装飾部材と前記通路部材とが、ワンウェイネジにより一体化されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記通路部材に、前記遊技球が通過可能な遊技球通路が前後方向へ延設されており、
    前記遊技球通路の下流端が、前記入賞部材を前記遊技盤に設置した際、前記遊技盤の後面よりも後方まで突出していることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
JP2015055176A 2015-03-18 2015-03-18 遊技機 Active JP6471305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015055176A JP6471305B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015055176A JP6471305B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016174636A JP2016174636A (ja) 2016-10-06
JP6471305B2 true JP6471305B2 (ja) 2019-02-20

Family

ID=57068663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015055176A Active JP6471305B2 (ja) 2015-03-18 2015-03-18 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6471305B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023063455A (ja) * 2021-12-16 2023-05-09 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP7553215B2 (ja) 2022-10-19 2024-09-18 株式会社大一商会 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4787924B2 (ja) * 2006-09-15 2011-10-05 株式会社高尾 遊技機
JP5269378B2 (ja) * 2007-10-04 2013-08-21 株式会社平和 弾球遊技機
JP5278643B2 (ja) * 2007-10-26 2013-09-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP5823712B2 (ja) * 2011-03-23 2015-11-25 株式会社三共 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016174636A (ja) 2016-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6372193B2 (ja) 遊技機
JP6471305B2 (ja) 遊技機
JP2015112148A (ja) 遊技機
JP6271144B2 (ja) 遊技機
JP6592674B2 (ja) 遊技機
JP2005245681A (ja) 遊技機
JP2015003074A (ja) 遊技機
JP6569071B2 (ja) 遊技機
JP6593817B2 (ja) 遊技機
JP2018201689A (ja) 遊技機
JP6322824B2 (ja) 遊技機
JP6372579B2 (ja) 遊技機
JP6241474B2 (ja) 遊技機
JP5954379B2 (ja) 遊技機
JP5708687B2 (ja) 遊技機
JP2019180978A (ja) 遊技機
JP5669129B2 (ja) パチンコ機
JP5804287B2 (ja) 遊技機
JP5954378B2 (ja) 遊技機
JP2019162537A (ja) 遊技機
JP5392514B2 (ja) 遊技機
JP6354045B2 (ja) 遊技機
JP2013081544A (ja) パチンコ機
JP5874663B2 (ja) 遊技機
JP2015029731A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181120

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181116

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6471305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250