JP6261488B2 - 洗浄装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に係る洗浄装置は、浴室および洗面台などの排水口に設けられた容器に洗浄剤供給手段から人体の組織を分解する酵素を含んだ洗浄剤を供給する。そして、容器の上方に設けられた異物除去部材を通過して容器に溜まった、および異物除去部材に捕集された、髪の毛などの微細な異物に洗浄剤を接触させ、異物を分解し、除去することにより、排水口の汚損を防いでいる。
図1は、本発明の実施の形態に係る洗浄装置が設置された浴室10を下側から見た斜視図、図2は、本発明の実施の形態に係る洗浄装置が設置された浴室10を上側から見た斜視図、図3は、本実施の形態に係る洗浄装置が設置された浴室10の要部を示す断面模式図である。
図1および図2に示す浴室10は、一戸建て住宅、集合住宅、ホテルなどに設置される。なお、浴室10は、浴室ユニットの場合が多いが、ユニット化されていなくてもよい。
浴室10の内部には、浴槽11、洗い場の床12、シャワー13などが設けられている。
なお、排水口カバー16は、その側面に溝を有し、排水口カバー16を配置した際に洗い場の床12との間に水および所定の大きさ以下の異物を通過させる隙間が形成されるようにしてもよい。そうすることで、洗浄装置が動作時の異物の飛散を抑制するとともに、異物や洗浄装置を人の視線から遮り、不可視とすることで意匠性を高めることができる。また、排水口カバー16は、水および所定の大きさ以下の異物を通過させる開口部(図示せず)を複数形成したものでもよい。そうすることで、排水口カバー16に異物を捕集させることができる。
制御部80は、操作部50と通信を行う通信部81と、ドア開閉検知手段60および排水口カバー検知手段70からの情報が入力される検知部82と、通信部81で通信した情報や検知部82に入力された情報などを記憶する記憶部83と、切断部30を制御する切断制御部84と、散水部40を制御する散水制御部85と、を備えている。
切断制御部84は、ドア開閉検知手段60から検知部82に入力された情報により、出入口ドア15が閉じていることを検知した場合は、切断部30を停止状態にして動作しないようにする。出入口ドア15が閉じている場合は浴室10が使用中である可能性が高く、そうすることで、浴室10の使用中に切断部30が動作してしまうのを回避することができる。また、このとき、報知手段51により報知して、出入口ドア15を閉めるよう促すとよい。
切断制御部84は、排水口カバー検知手段70から検知部82に入力された情報により、排水口16aに排水口カバー16が配置されていないことを検知した場合は、切断部30を停止状態にして動作しないようにする。
たとえば光電センサなどで構成され、浴室10内の照明の点灯状態を検知する点灯状態検知手段(図示せず)を設け、切断制御部84は、点灯状態検知手段から検知部82に入力された情報により、浴室10内の照明が点灯していることを検知した場合は、切断部30を停止状態にして動作しないようにしてもよい。
たとえば、音センサなどで構成され、浴室10内の音を検知する音検知手段(図示せず)を設け、切断制御部84は、音検知手段から検知部82に入力された情報により、切断部30の動作中に浴室10内に異音が発生していることを検知した場合は、切断部30を停止状態にして動作しないようにしてもよい。
また、ケーシング21の側面で上方捕集部35よりも上側には、第二開口部21bが形成されており、浴槽11の底部に設けられた排水口17aと連通した浴槽側排水管18と接続されている。そして、排水口17aに流入した水と異物は、浴槽側排水管18を介して第二開口部21bからケーシング21の内部に流入するようになっている。
第一開口部21aから流入した水と異物、および第二開口部21bから流入した水と異物は、切断部30により切断された後、第三開口部21cから下流側排水管19に水とともに排出されるようになっている。なお、下流側排水管19には、臭いや害虫の発生を防止するトラップ19aが設けられている。
オゾン水生成手段41は、ケーシング21の外部の側面に設けられ、水道配管(図示せず)により供給された水から洗浄力の高いオゾン水を生成する。また、オゾン水生成手段41には、生成したオゾン水を流出させる流出口(図示せず)が設けられており、その流出口(図示せず)からオゾン水を流出させる。
また、本実施の形態ではオゾン水生成手段41としたが、それに限定されず、たとえば電解水を生成する電解水生成手段など、洗浄力の高い水を生成する手段であればよい。
また、オゾン水生成手段41を設けずに、水道配管(図示せず)により供給された水をそのまま散水口21dから散水するようにしてもよい。そうすることで、洗浄力を高める代わりにコストを抑えることができる。
図5に示すように、回転板32は、回転刃33と底板34とで構成され、略円形状の底板34の上面に回転刃33が複数(本実施の形態では3つ)設けられている。この回転刃33は、回転中心である底板34の中央部から外周方向に向かって設けられている。なお、回転刃33の上面を上面回転刃33a、外周側側面を側面回転刃33bと称する。また、底板34の下面を駆動モータ31によって回転可能に軸支されており、駆動モータ31が駆動することによって、底板34に設けられた回転刃33が回転する。なお、回転刃33を常時正転させるようにしてもよいし、一定時間毎に正転と反転とを繰り返すようにしてもよい。
なお、別体の構成とする場合は、回転刃33と底板34との間に異物が挟まらないよう、できるだけ隙間が空かないようにするとよい。
図7および図8に示すように、上面回転刃33aは、駆動モータ31によって駆動され、平面視において各上方固定刃36と所定のタイミングで交差しながら回転する。そして、上方捕集部35によって捕集され、一部が上方開口部36aから回転刃33側(下側)にはみ出した異物は、上面回転刃33aと上方固定刃36とが平面視において交差する際にそれらによって(挟まれ、)切断される。
図9および図10に示すように側面回転刃33bは、駆動モータ31によって駆動され、正面視において各側方固定刃38と所定のタイミングで交差しながら回転する。そして、側方捕集部37によって捕集され、一部が側方開口部38aから回転刃33側(内側)に異物は、正面視において側面回転刃33bと側方固定刃38とが交差する際にそれらによって(挟まれ、)切断される。
次に、本実施の形態に係る洗浄装置の動作について、図11に示す動作フローを用いて説明する。
まず、操作部50の電源を投入し、操作部50に設けられている洗浄ボタン(図示せず)を押下し、洗浄指示をする(S10)。制御部80は、操作部50から洗浄指示の情報を取得したら、出入口ドア15が閉じられているかどうか、および、排水口16aに排水口カバー16が配置されているかどうかを検知し、洗浄開始の準備ができているかどうかを判断する(S11)。このとき、出入口ドア15が閉じられていない、または排水口16aに排水口カバー16が配置されていないことを検知したら、洗浄開始の準備ができていないと判断し、報知手段51により洗浄開始の準備をするよう(つまり、出入口ドア15を閉じ、排水口16aに排水口カバー16を配置するよう)報知する(S12)。
なお、報知手段51により洗浄開始の準備をするよう報知した(S12)後、使用者に、洗浄開始の準備が終わったら洗浄ボタン(図示せず)を再度押下させるようにしてもよい。
たとえば、切断部30を予め設定された時間T2動作させた後に、切断部30を停止させて散水部40を動作させるように制御してもよい。つまり、先に切断部30で異物を切断した後、散水部40で洗浄部20内を洗浄するとともに異物を洗い流すようにしてもよい。
Claims (17)
- 排水口に流入した異物を捕集し、捕集した異物を切断する切断部を有する洗浄部を備え、
前記洗浄部は排水管と接続され、
前記切断部は、
回転する回転刃と、
前記回転刃と対向する位置に設けられ、固定刃を有する捕集部と、
前記回転刃を回転駆動する駆動部と、を備え、
前記回転刃を回転駆動して前記回転刃と前記固定刃とで前記捕集部にて捕集した異物を切断するものであり、
前記捕集部は、前記回転刃の上方に上方捕集部を備え、
前記上方捕集部は、
放射状に設けられた複数の上方固定刃によって構成され、隣り合う前記上方固定刃間には上方開口部が形成されており、
前記上方固定刃は、前記上方開口部から前記回転刃側にはみ出した異物を前記回転刃の上面とで切断するものであり、
前記回転刃の上面は、平面視において前記上方固定刃に対して傾斜させて設けられている
ことを特徴とする洗浄装置。 - 前記洗浄部は、排水口の下方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の洗浄装置。 - 前記捕集部は、前記回転刃の側方に側方捕集部を備え、
前記側方捕集部は、
前記回転刃の外周側側面の回転軌道に沿って一定間隔毎に設けられた複数の側方固定刃によって構成され、隣り合う前記側方固定刃間には側方開口部が形成されており、
前記側方固定刃は、前記側方開口部から前記回転刃側にはみ出した異物を前記回転刃の外周側側面とで切断するものである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄装置。 - 前記側方固定刃は、正面視において前記回転刃の外周側側面に対して傾斜させて設けられている
ことを特徴とする請求項3に記載の洗浄装置。 - 排水口に流入した異物を捕集し、捕集した異物を切断する切断部を有する洗浄部を備え、
前記洗浄部は排水管と接続され、
前記切断部は、
回転する回転刃と、
前記回転刃と対向する位置に設けられ、固定刃を有する捕集部と、
前記回転刃を回転駆動する駆動部と、を備え、
前記回転刃を回転駆動して前記回転刃と前記固定刃とで前記捕集部にて捕集した異物を切断するものであり、
前記捕集部は、前記回転刃の上方に上方捕集部を備え、
前記上方捕集部は、
放射状に設けられた複数の上方固定刃によって構成され、隣り合う前記上方固定刃間には上方開口部が形成されており、
前記上方固定刃は、前記上方開口部から前記回転刃側にはみ出した異物を前記回転刃の上面とで切断するものであり、
前記捕集部は、前記回転刃の側方に側方捕集部を備え、
前記側方捕集部は、
前記回転刃の外周側側面の回転軌道に沿って一定間隔毎に設けられた複数の側方固定刃によって構成され、隣り合う前記側方固定刃間には側方開口部が形成されており、
前記側方固定刃は、前記側方開口部から前記回転刃側にはみ出した異物を前記回転刃の外周側側面とで切断するものであり、
前記切断部は、
前記回転刃の下面側に異物の流路に対して垂直方向に設けられた底板を備え、
前記底板は、
前記上方開口部を通過した異物を受けた後、前記側方捕集部に誘導するものである
ことを特徴とする洗浄装置。 - 前記側方開口部は前記排水管と連通している
ことを特徴とする請求項3〜5のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄部は前記切断部よりも上側に散水口を有し、
前記散水口から前記洗浄部の内部に水を散水させる散水部を備えた
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記散水部は、
オゾンを生成するオゾン水生成手段、または電解水を生成する電解水生成手段を備え、
前記オゾン水生成手段により生成されたオゾン水、または前記電解水生成手段により生成された電解水を、前記散水口から散水させる
ことを特徴とする請求項7に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄部を制御する制御部を備えた
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記排水口に配置される排水口カバーを検知する排水口カバー検知手段を備え、
前記制御部は、
前記排水口カバー検知手段により、前記排水口カバーが前記排水口に配置されていないと検知した場合、
前記切断部を停止状態にする
ことを特徴とする請求項9に記載の洗浄装置。 - 排水口に流入した異物を捕集し、捕集した異物を切断する切断部を有する洗浄部を備え、
前記洗浄部は排水管と接続され、
浴室に用いられる場合において、
前記切断部は、洗い場からの排水と浴槽からの排水との合流点よりも下流側に設けられている
ことを特徴とする洗浄装置。 - 前記洗浄部を制御する制御部を備えた
ことを特徴とする請求項11に記載の洗浄装置。 - 前記浴室の出入り口に設けられた開閉可能な出入口ドアの開閉状態を検知するドア開閉検知手段を備え、
前記制御部は、前記ドア開閉検知手段により前記出入口ドアの閉状態を検知したら前記切断部を停止状態にする
ことを特徴とする請求項12に記載の洗浄装置。 - 前記浴室内の照明の点灯状態を検知する点灯状態検知手段を備え、
前記制御部は、前記点灯状態検知手段により前記浴室内の照明が点灯していることを検知したら前記切断部を停止状態にする
ことを特徴とする請求項12または13に記載の洗浄装置。 - 前記浴室内の人の有無を検知する人検知手段を備え、
前記制御部は、前記人検知手段により前記浴室内に人が居ることを検知したら前記切断部を停止状態にする
ことを特徴とする請求項12〜14のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記洗浄部を操作する操作部を備え、
前記操作部は前記浴室の外部に設けられている
ことを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載の洗浄装置。 - 前記操作部は、前記切断部が動作すること、または動作していることを報知する報知手段を備えた
ことを特徴とする請求項16に記載の洗浄装置。
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