JPH03290533A - 洗浄水循環式の水洗トイレット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明は、長距離バス、鉄道車両或いは公共建物等に設
置されて、予め所定量の浄水が貯溜されている汚水タン
ク内に便器から排出される汚水を収容し、この汚水を濾
過したうえ、ポンプにより便器の洗浄水として循環使用
する、洗浄水循環式の水洗トイレット装置に関する。

（従来の技術） 上記洗浄水循環式の水洗トイレット装置では、便器から
排出される汚物を溜める汚水タンク内に予め所定量の浄
水を貯溜して置き、この汚水タンク内の固形汚物が混入
した汚水を濾過機で濾過したうえ、便器に設けた洗浄水
吐出管に循環供給する様に［戒されている。

そして、汚水タンク内の汚水は、消臭剤その他の薬品や
オゾン発生器によって衛生処理を行う様にしている。

（発明が解決しようとする課題） 然し乍ら、上記従来の構成のものでは、汚水りンク内に
排出された固形汚物、トイレットペーパー、衛生綿等の
固形物を強制的に破砕する手段を有しないので、便器か
ら排出された此等の塊状固形物が、そのまま真っ直ぐに
落下して汚水タンクの内底面に沈積固着し易く、タンク
底面に設けた汚物排出口やバルブを詰まらせてしまう故
障が起こり易かった。そして、この固着汚物が装置の腐
食を早めさせていた。

又、固形汚物は塊状の優では、薬品やオゾンによる消臭
・衛生処理が有効に行われにくいので、装置を所要の衛
生状態に保ち難いうえに、徐々に腐敗して悪臭を発生さ
せていた。

その上、塊状の汚物は濾過機に目詰まりを生じさせ易い
ので、極めて面倒且つ非衛生で人の嫌がる濾過機の掃除
を、頻繁に行うことを余儀なくされていた。

そこで、本発明の目的は、上記従来のものの少なからぬ
欠点を概ね解消させ得る、洗浄水循環式の水洗トイレッ
ト装置を提供するにある。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記の目的を達成する為に、本発明による自動水洗式ト
イレットは、 予め所定量の浄水が貯溜されている汚水タンク１２内に
便器から排出された汚物を収容し、この汚水タンク１２
内の汚水を濾過したうえ、ポンプ２Ｉにより便器に設け
た洗浄水吐出配管６に供給する様にしたものに於いて、 前記汚水タンク１２内の一部に前記便器から落下する固
形汚物を受入れる汚物受入区画１３を設け、 該汚物受入区画１３内に、前記固形を破砕する汚物破砕
装Ｗ１４を組込む構成とした。

前記汚物破砕装置１４としては、例えば、回転する剪断
羽根１５を前記汚物受入区画１３内に組み込むと良い。

（作　用） 便器から排出された汚物のうち、固形汚物はその下方に
設けられた汚物受入区画１３内に落下し、汚物破砕装置
１４により破砕されて、薬品やオゾンによる消臭・衛生
処理が有効に行なわれると共に、固形汚物が汚水タンク
１２の底に沈積固着しなくなる。

又、固形汚物が汚水タンク１２内の全域に拡散すること
が防がれて、汚物受入区画１３外の汚水の汚損進行が遅
延される。

（実　施　例） 以下に、本発明の一実施例に就き、図面を参照し乍ら説
明する。

１はトイレットの外囲いとなるボックスで、その前面に
出入口のドアー２を備え、ボックス１内の床面３から所
定の高さ位置に便器本体４が設けられている。５は便器
本体４の下端に設けた汚物排出管、６は便器内を洗浄す
る為の洗浄水吐出管で複数のノズルを備え、便器本体４
の上部内周面に設けられている。１は便器の蓋で、その
後端（図の右端）に設けた水平軸８に枢支されている。

３は床面３に設けられて、便器の使用者が乗る盤状のス
テップで、その前側（図の左側）端に設けた水平軸１１
１の回りに上下に回動可能に軸支されており、図示を省
いたばねの付勢力にり常時は上方に回動されて、図中の
実線位置を占めている。

１１は、１１７をステップツの上下動に連動して自動開
閉させるリンクで、その下端は、ステップ３の後側端に
連結され、上端は水平軸８の後方に於いて蓋７に連結さ
れている。

１２は汚水タンクで、予め溜められた所定量の浄水と共
に、便器から排出される汚物を収容する役割を果たす。

１３は汚水タンク１２内に設けた汚物受入区画で、汚物
排出管５の直下に位置され、この場合は円筒篭状に形成
されている。

１４はこの汚物受入区画１３内に設けた汚物破砕装置で
、汚物受入区画１３内の中央部に位置されて剪断羽根１
！ｉを備えた回転軸１Ｓを、汚水タンク１２の頂壁１２
ａ上に据置いたモータ１７により回転させる構成になっ
ている。

１１は汚物受入区画１３の周壁が汚物により目詰まりす
るのを防ぐ目詰り防止用のブラシで、汚物受入区画１３
の内周面に摺接する様に縦向きに配置され、アーム１！
を介して回転軸１１ｉに取着されている。

２Ｉは汚水タンク１２内の後部（図の右側部）に設けた
汚水濾過装置で、その上端部を頂壁１２１上に突出させ
た円筒状のケーシング２１と、このゲージング２１内に
同軸状に配設した濾過筒２２と、この濾過筒２２をケー
シング２１内に出し入れ可能に保持する支持機構２３と
を備えている。

２４はケーシング２１の上蓋、２１ａは円環状をしたゲ
ージング底板、２５は上蓋２４を密閉するハンドル、２
６は濾過済液出口、２１は汚水タンク１２内への浄水供
給口である。

２Ｉは濾過済の水を洗浄水吐出管６に向けて循環供給す
る循環ポンプで、濾過用のポンプを兼ね、濾過済液出口
２Ｇと洗浄水吐出管６とを結ぶ洗浄水循環配管２ｓに介
在されている。３・はこの洗浄水循環配管２！に設けら
れた常閉型の電磁弁である。

汚水タンク１２の底部には、汚物受入区画１３の下方に
汚物排出口３１を設け、又、汚水濾過装置２−の下方に
汚水排出口３２を設け、前部には汚物受入区１１１３を
洗浄する洗浄口３３を設けている。３４は汚物排出管５
に設けたシャッタで、便器の使用時に自動的に解放され
る。

３５は薬液タンクで、汚水タンク内の汚水の臭気を消滅
させる消臭剤等の薬液が貯溜されており、随時、配管３
！を通して汚水タンク１２内に散布される。

次に、４・は、便器の使用者がステップ３に乗った時、
その動作を検知するマイクロスイッチ等のスイッチで、
便器の藍７が開かれた時、この変位したＭｌによってそ
のアクチュエータが押されてオン作動し、蓋１が閉じら
れた時オフ作動する様に、図示の位置に設置されている
。

４１は常閉型の電磁弁３Ｉを、スイッチ４・からの電気
信号に基ずいて、便器の洗浄の為に所定時間開弁作動さ
せる制御回路であり、４２１〜４２ｄはその配線である
。

図中の他の符号は、５０が手洗槽、５１は手洗用の浄水
タンク、５２は手洗用の蛇口、５３はトイレットベーパ
ーのホルダ、５４はボックス１に設けた脱臭用の換気口
、５５は屑入れである。

次に、上記構成の作用を説明する。

便器の使用者がトイレットのドアー２を開いてボックス
１内に入り、その床面３に設けたステップ９に乗ると、
ステップ３は使用者の荷重により上方回動用ばねの付勢
力に抗して水平軸１Ｄの回りに下方に回動して図中に２
点鎖線で示した位置に変位され、この動きがリンク１１
を介して蓋７に伝えられ、藍１は図中に２点鎖線で示し
た様に水平軸３の回りに上方に回動して開かれる。

それと同時に、スイッチ４Ｉのアクチュエータが菱７の
後端部に押されてオン作動し、このオン作動信号を入力
された制御回路４１は、電磁弁３−を開弁させると共に
、モータ１１及び循環ポンプ２８に通電させる。

その為、便器の汚物排出管５を通って汚物受入区画１３
内に落下した汚物塊やトイレットペーパー或いは衛生綿
等の固形物は、回転する剪断羽根１５によって細かく破
砕され、汚水タンク１２内の汚水中に懸濁された状態と
なり、従来の様に、固形汚物が塊状の優落下して汚水タ
ンク１２内の底面に沈積固着することが防がれる。

そして、剪断羽根１５と共に汚物受入区画１３の内周面
に摺接して回転するブラシＩＩが、汚物受入区画１３の
網目に引っ掛かった汚物を除去してくれる。その為、便
器がち汚物受入区画１３内に流入した汚水が、その上部
がら固形汚物を伴って溢流する不具合を生じなくて済む
。

汚物受入区画１３の網目を通過した汚水、又は汚物受入
区画１３の上部がち直接汚水タンク１２内に流入した汚
水は、循環ポンプ２８の吸引力によって汚水濾過装置２
Ｉのケーシング２１と濾過筒２２との間に形成された濾
過域内に吸引され、その際に濾過筒２２により汚物を除
去されたうえ、濾過済液出口２Ｇに向がう。

この濾過済液は循環ポンプ２Ｂを介在された洗浄水循環
配管２９を通って、洗浄水吐出管６の吐出ノズルから便
器本体４の内壁面に噴射され、汚された便器が洗浄され
る。

しばらくして、便器を使い終えた使用者がステップツか
ら降りると、ステップ１はばねの付勢力によって再び上
方回動位置に戻り蓋１が閉ざされる。

その為のスイッチ４・は、アクチュエータへの押圧力を
解かれてオフ作動する。

このオフ作動信号を入力された制御回路４１は、所定時
間の経過後に、電磁弁３會、モータ１１及び循環ポンプ
２８への通電を夫々停止させて、装置の作動１サイクル
が完了する。

尚、上記実施例に於いて、電磁弁３Ｉは省いて、その洗
浄水供給断続機能を循環ポンプ２Ｉに受持たせても良い
。

この様な構成によれば、使用された便器は自動的に洗浄
される。

そして、便器本体４の汚物排出管５の末端から汚水タン
ク１２内に落下する汚物の内、固形汚物は下方の汚物受
入区画１３内に落下して隔離され、汚水タンク１２内の
全域に互って拡散することが防がれるので、便器を反復
洗浄する為の汚水タンク１２内の貯溜水が汚され難くな
る。

更に、汚物受入区１ｉ１３内に落下した固形汚物は、汚
物破砕装置１４によって細かく破砕されて汚水中に懸濁
した状態となるので、従来の装置の様に、固形汚物が塊
状の償汚水タンク１２の内底面に落下して沈積固着し、
汚物排出口３１やバルブ′を詰まらせてしまうと言った
不具合は殆ど生じ無くなる。

そして、汚物受入区画１３の網目は、この篭の内周面に
摺接して回転するブラシ１ｍによってその目詰まりが防
がれているので、汚物受入区画１３内に直接流下した液
状汚物は、この網目を通ってその外側に自由に流出出来
る。その為、上記の懸濁状汚水が汚物受入区画１３の上
部から外側に溢れ出て、汚物タンク１２内の全域に拡散
してしまう懸念も無くなる。

尚、上記実施例では、汚物受入区画１３を円筒篭状に形
成しているが、これを３角以上の角筒状に形成すれば、
剪断羽根１５の回転力を受けて汚物受入区画１３内を転
動される固形汚物は、角筒内の各コーナ一部にぶつかり
２次的な破砕作用を受けるので、固形汚物をより効率的
に破砕することが出来る。

そして、汚物受入区画１３の周壁は、必ずしも筆状であ
ることを要しない等、汚物受入区画１３の具体的な形状
・構成は適宜に設計変更しても本発明の目的は達成され
る。

［発明の効果］ 以上の説明によって明らかな様に、本発明の洗浄水循環
式の水洗トイレット装置によれば、便器から汚水タンク
内に落下した汚物のうち、固形汚物は便器の下方に位置
された汚物受入区画内に落下し、汚物破砕装置によって
破砕されるので、汚物破砕手段を有しない従来のものと
異なって、汚物が消臭剤等の薬品やオゾンに十分有効に
接触されて、その消臭・衛生処理が確実に行われる。

又、固形汚物は、汚物受入区画内に捕捉されて、汚水タ
ンク内全域への拡散が防がれるので、汚水タンク内の汚
水が汚れにくく、その為、汚水濾過装置の濾材が目詰ま
りし難くなり、従来の様に頻繁に濾過装置を掃除しなく
て済むので、その保守経費を大幅に節減出来る。

そして、汚物受入区画を円筒篭状に形成した場合に、剪
断羽根と共に回転するブラシを取着することによって、
この篭の目詰まりを防ぐことも出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す縦断面図である。 符 ボックス 床面 汚物排出管 便器の蓋 ステップ 汚水タンク 汚物受入区画 剪断羽根 モータ 連結アーム ドアー 便器本体 洗浄水吐出管 Ｏ水平軸 リンク 頂壁 汚物破砕装置 回転軸 ブラシ 汚水濾過装置 ２１　　ケーシング ２３　支持機構 ２Ｉ　ハンドル ２１　浄水供給口 ２Ｉ　洗浄水循環配管 ３１　汚物排出口 ３３　洗浄口 ３Ｓ　＊液タンク ４１　スイッチ ４２ａ、４２ｂ、４２ｃ、 ５・　手洗槽 ５２　蛇口 ｓ４　排気口 ２ ４ ２！ Ｉ ３・ ２ ４ Ｃ １ ２ｄ １ ３ ｓ 濾過部 上蓋 濾過済液出口 循環ポンプ 電磁弁 汚水排出口 シャッタ 配管 制御回路 配線 浄水タンク ペーパーホルダ 屑入れ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め所定量の浄水が貯溜されている汚水タンク１
   ２内に便器から排出された汚物を収容し、この汚水タン
   ク１２内の汚水を濾過したうえ、循環ポンプ２８により
   便器に設けた洗浄水吐出配管６に循環供給する様にした
   ものに於いて、 前記汚水タンク１２内の一部に、前記便器から落下する
   固形汚物を受入れる汚物受入区画１３を設け、 該汚物受入区画１３内に、前記固形汚物を破砕する汚物
   破砕装置１４を組込んだことを特徴とする洗浄水循環式
   の水洗トイレット装置。
2. （２）前記汚物破砕装置１４は、前記汚物受入区画１３
   内に組み込まれて回転する剪断羽根１５であることを特
   徴とする請求項１項記載の洗浄水循環式の水洗トイレッ
   ト装置。