JP2007126823A - ポータブルトイレ - Google Patents

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JP2007126823A JP2005318122A JP2005318122A JP2007126823A JP 2007126823 A JP2007126823 A JP 2007126823A JP 2005318122 A JP2005318122 A JP 2005318122A JP 2005318122 A JP2005318122 A JP 2005318122A JP 2007126823 A JP2007126823 A JP 2007126823A
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Kozo Hanada
幸三 花田
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Abstract

【課題】高齢者や身体の不自由な人が室内で使用しても匂いの気にならない防臭機能のついたポータブルトイレは種々提案されているが、未だ臭気を周囲に放散してしまう恐れがあるなど課題を有する。
【解決手段】予め浄水が貯蔵されている汚水タンクへ排泄された、汚物や紙片などを砕く破砕手段と、この汚水タンク内の汚水を循環させる手段と、この汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段を有し、この濾過手段を構成する濾過体を操作者の身体を汚染する事なく交換が出来る構成と成しかつ、適宜この汚水を汚水循環手段の弁切り替えにより本体の外部に排出可能にした。
【選択図】 図1

Description

本発明は高齢者や身体の不自由な人が室内で使用しても悪臭の気にならない防臭機能のついたポータブルトイレに関するものである。
従来、高齢者や身体の不自由な人が室内で使用しても匂いの気にならない防臭機能のついたポータブルトイレは種々提案されている、例えば 特許文献1(特開2001-224528)があったので説明すると、洗浄水を内部に蓄える洗浄タンクをトイレ本体内に備えておき排便後この洗浄水で便鉢を洗浄した後排泄物を汚水タンクに収容させ、時期を見てこの汚水タンク内の汚水を固定トイレの便槽に廃棄する方法が提案されている。
特開2001-224528号公報
しかし、上記従来の技術の特開2001-224528号公報にあっては、汚水タンク内の汚水を固定トイレの便槽に廃棄する際にトイレ本体を固定トイレの上方まで持ち運ぶのに面倒でありかつ、トイレ本体を上下駆動する装置が高価になるばかりでなく、臭気を周囲に放散してしまう恐れがあるなどの課題を有する。
本発明は、上記課題を解決するため次のような手段を有する、予め浄水が貯蔵されている汚水タンクへ排泄された、汚物や紙片などを砕く破砕手段と、この汚水タンク内の汚水を循環させる手段と、この汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段を有し、この濾過手段を構成する濾過体を操作者の身体を汚染する事なく交換が出来る構成と成しかつ、適宜この汚水を汚水循環手段の弁切り替えにより本体の外部に排出可能にした。
本発明のポータブルトイレは汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段を有し固形物と水分を別々に本体外部に廃棄できるので汚物の処理に手間が少なく嫌気を伴わない、また、トイレ使用中および使用終了後を検知する検知手段で、汚水タンク内の汚水循環時間を制御して、濾過し複合界面活性剤を混合させされた水分を落差による重力を利用して便鉢の内面に噴射して、排泄物を包み流しできるので室内で使用しても悪臭の気にならない効果がある。
予め浄水が貯蔵されている汚水タンクへ排泄された、汚物や紙片などを砕く破砕手段と、この汚水タンク内の汚水を循環させる手段と、この汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段を有し、この濾過手段を構成する濾過体を操作者の身体を汚染する事なく交換が出来る構成と成しかつ、適宜この汚水を汚水循環手段の弁切り替えにより本体の外部に排出可能にした、また汚水タンク内の汚水を循環させる手段と濾過手段により汚水を固形物と水分とに分離した後、この濾過された水分を落差による重力を利用して便鉢の内面に噴射出来るようにする。
以下、添付図面を基に本発明の実施例1を説明すると、図1は、本発明の実施例1の、ポータブルトイレの概略構成を示す断面図であり、図2は、本発明の実施例1の、ポータブルトイレの概略構成を示す上面図である、1は4個の車輪30により支持されている矩形をなした台座である、4はこの台座1に載置された浴槽形の汚水タンクであり内底部には汚水を循環させる手段としてのポンプ35が固定設置されている、このポンプ35は汚物やトイレットペーパなどを砕く破砕手段としてのインペラー34と吸入口33と吐出口31と吸入口33より布類等の侵入を阻止するガード網32を有している。
5は汚水タンク4の上面開口を覆うように設置された円錐形をなした便鉢でその下部に排泄物投入口3とヒンジ36を有している、10はこのヒンジ36により枢着された便蓋で常時は排泄物投入口3を閉塞して臭気の発散を防止しており、排泄物がこの便蓋上に溜まるとその重量で自動的に開放して排泄物を汚水タンク4内に落下させる機構を採用している。
7は便鉢5上のヒンジ11により枢着された馬蹄形をなした便座である、6は汚水タンク4の上面板に設置された着座スイッチで患者が便座7に着座すると便座7の裏面がこの着座スイッチ6の作動部を押圧するよう構成されている、14は汚水タンク4の上面開口を覆うように設置された直方体状の背もたれケースで上端と下端を開口し後ろ壁に移動ハンドル19を固着し、内部には底部に排水孔38を有する茶筒状の濾過体収容ケース13を固着している、17はこの濾過体収容ケース13の上端開口を閉塞する透穴18を有するケース蓋である。
21は濾過手段を構成する円筒状の濾過体でありポリ塩化ビニリデン繊維を厚さ約2cmに積層した不織布により形成されていて底板39とホース入り口孔22を有する上板40を夫々固着していて汚水で汚染されないよう上部に延在したフィルター取っ手20を固着している、12は洗浄水路パイプで一端を排水孔38に接続し、他端の洗浄水吐出口9を便鉢5の側壁を貫通して内壁に向かって開口している。
37は吐出口31より出た汚水を2路に分岐するための循環水路で、1路は洗浄弁24を経てフレキシブルな洗浄ホース23、透穴18、ホース入り口孔22より濾過体21内に通じる、他の1路は排水ホース27への水路を断続する排水弁26を経て排水ホース27に接続する。
28は汚水タンク4の外側壁に設置された汚水排出スイッチ、29は蓋ノブ25を有する蓋体で汚水タンク4の裏面に着脱自在に形成し汚水排出スイッチ28や排水弁26を常時カバーしている。
なお図中、15はカバーハンドル16を備える上面カバーで背もたれケース14の上端開口部を常時カバーしている、8は左右1対をなした患者着座時のアームレストである。
図3は本発明のポータブルトイレ制御関連を示すブロック図である。
次に作用を説明すると、まず使用前の準備として、カバーハンドル16を上方に引き上げて上面カバー15を外した後、背もたれケース14の上端開口部より水道のホース(図示せず)などから浄水2を導入して汚水タンク4の内底部に注水を開始する、徐々に水位が上昇して第1水位センサ(図示せず)に達すると制御回路41がこれを捕らえて駆動回路42に信号を送りアラーム43を動作させて知らせ注水を停止する、次に浄水2に消臭剤である複合界面活性剤を混合させる、次にタイマー44を操作して汚水タンク4内の汚水循環時間をセットしておく通常は20秒が適当である、後は上面カバー15を元に戻してスタンバイが完了する。
患者が便座に7に着座すると便座の裏面が着座スイッチ6の作動部を押圧する事によりトイレの使用開始および使用終了を検知する制御回路41がこれを捕らえて駆動回路42に信号を送りポンプ35が駆動を開始すると共に洗浄弁24を開放する事により、予め汚水タンクへ貯蔵されていた浄水が、ガード網32、吸入口33、インペラー34、吐出口31から循環水路洗浄弁24、洗浄ホース23、透穴18、ホース入り口孔22より濾過体21内に噴射され、さらに濾過体21を通過して濾過体収容ケース13の内底部に一旦滞留した後、排水孔38、洗浄水路パイプ12、便鉢5の側壁を貫通して内壁に向かって放水する。
患者からの排泄物がこの便蓋10上に溜まるとその重量で便蓋10が自動的に開放して排泄物を汚水タンク4内に落下させる、この際放水された浄水2で排泄物を包み流しできるので室内で使用しても悪臭の気にならない。
患者が使用を終わり便座7から立ち上がると便座の裏面がこの着座スイッチ6の作動部の押圧を停止する事により、トイレの使用終了を検知する制御回路41がこれを捕らえてポンプ35が、予めタイマー44を操作して設定したセット時間〔この場合は20秒〕だけ延長駆動を開始する、排泄物やトイレットペーパを含む汚物はインペラー34で破砕され、濾過体21で固形物と水分とに分離される。水分は便鉢5の内面に噴射して残留排泄物を汚水タンク4へ流し込むことが出来る、また、濾過体21に集積された固形物は約10日間の頻度で、上面カバー15とケース蓋17を開けて洗浄ホース23をホース入り口孔22より抜き取った後、取っ手20を持って濾過体21を本体より取り出して一般の可燃物ごみとして濾過体21ごと処分出来る、 新しい濾過体21を再装着して再び使用を継続することが出来る。
患者が使用を繰り返すごとに、汚水タンク4内の浄水2の水位が徐々に上昇して第2水位センサ(図示せず)に達すると制御回路41がこれを捕らえて駆動回路42に信号を送りアラーム43を動作させて浄水2の交換時期を知らせる、蓋ノブ25を操作して蓋体29を汚水タンク4の裏面より外して汚水排出スイッチ28を投入すると制御回路41がこれを捕らえて駆動回路42に信号を送り洗浄弁24を閉成し排水弁26を開放する、同時にポンプ35も駆動して浄水2は循環水路37排水弁26を経て排水ホース27より一般の固定トイレの便槽等に廃棄することが出来る。
本発明のポータブルトイレは、高齢者や身体の不自由な人が室内で使用しても悪臭の気にならない防臭機能がつき、しかも汚物の処理も簡単なので一般家庭や病院などで広く利用できる。
本発明のポータブルトイレの概略構成を示す断面図である。 本発明のポータブルトイレの概略構成を示す上面図である。 本発明のポータブルトイレ制御関連を示すブロック図である。
符号の説明
2浄水、 4汚水タンク、 5便鉢、 6着座スイッチ、7便座、 12洗浄水路パイプ、 21 濾過体、24洗浄弁、 26排水弁、28汚水排出スイッチ、 34インペラー、 35 ポンプ。

Claims (4)

  1. 予め浄水が貯蔵されている汚水タンクへ排泄された、汚物や紙片などを砕く破砕手段と、この汚水タンク内の汚水を循環させる手段と、この汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段を有し、この濾過手段を構成する濾過体を操作者の身体を汚染する事なく交換が出来るよう構成しかつ、適宜この汚水を汚水循環手段の弁切り替えにより本体の外部に排出可能にしたことを特徴とするポータブルトイレ。
  2. 予め浄水が貯蔵されている汚水タンクへ排泄された、汚物や紙片などを砕く破砕手段と、この汚水タンク内の汚水を循環させる手段と、この汚水を固形物と水分とに分離する濾過手段と、トイレの使用開始および使用終了を検知する検知手段とを備え、この検知手段からの情報により、この汚水タンク内の汚水循環時間を制御したことを特徴とするポータブルトイレ。
  3. 汚水タンク内の汚水を循環させる手段と濾過手段により汚水を固形物と水分とに分離した後、この濾過された水分を落差による重力を利用して便鉢の内面に噴射出来るようにした請求項1および請求項2に係るポータブルトイレ。
  4. 汚水タンクに貯蔵されている浄水に複合界面活性剤を混合させたことを特徴とする請求項1および請求項2に係るポータブルトイレ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010024822A (ja) * 2008-06-20 2010-02-04 Toyo Kogyo Co Ltd 循環水洗式トイレ
JP2015192847A (ja) * 2014-03-17 2015-11-05 アロン化成株式会社 移動式トイレ装置

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