JP2506366Y2 - 真空下水道用のディスポ―ザ - Google Patents

真空下水道用のディスポ―ザ

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JP2506366Y2
JP2506366Y2 JP1990071022U JP7102290U JP2506366Y2 JP 2506366 Y2 JP2506366 Y2 JP 2506366Y2 JP 1990071022 U JP1990071022 U JP 1990071022U JP 7102290 U JP7102290 U JP 7102290U JP 2506366 Y2 JP2506366 Y2 JP 2506366Y2
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vacuum
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sewage
waste water
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潤一 山中
義典 羽柴
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株式会社イナックス
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、真空下水道システムにおいて、家庭のシン
クの部分に付設するディスポーザに関するものである。
(ロ) 従来技術 従来の厨芥の処理装置としては、特開昭61-138547号
公報や、特開昭55-35962号公報の如き技術が公知とされ
てきたのである。
しかし、上記従来の技術は、厨芥を破砕するカッター
と破砕物を脱水する遠心脱水済排出物のストック部とを
備えたものであって、脱水済の排出物を下水に放流する
ことのないように構成し、下水汚濁を防止しているので
ある。
また、廃棄物の搬送を真空吸引配管により行なう技術
は特公昭57-20203号公報や、特開昭59-156645号公報の
如き技術が公知とされている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、最近の下水道技術の進歩により、真空下水道
システムが開発されて、従来の如く汚水や汚物を重力に
より下水道の内部を流下させるのではなくて、下水道管
の内部を負圧として真空弁を開放することにより、汚水
タンク内に一時的に貯留した汚水を一気に汚水処理槽ま
で吸引することが可能となったのである。
このような真空下水道技術の確率に対応して、家庭の
厨芥を破砕状態で一気に汚水処理槽まで吸引処理せんと
するものである。
(ニ) 問題を解決するための手段 本考案の解決すべき課題は以上の如くであり、次に該
課題を解決する手段を説明する。
シンク1の底部に付設したディスポーザDの塵芥口14
を安全蓋19により開閉可能とし、該安全蓋19により閉鎖
した状態を検出する検出スイッチ6を設け、該検出スイ
ッチ6にて安全蓋19の閉鎖状態を検出すると共にディス
ポーザDを回転開始すべく構成し、該ディスポーザDの
排出口管部に真空弁Vを設け、該真空弁Vにより真空下
水道システムの真空吸引配管17と連通した構成におい
て、前記安全蓋19の閉鎖操作によるディスポーザDの回
転開始と連動して、前記真空弁Vを開放すべく構成した
のである。
また、シンク1の底部に塵芥口14と汚水口15を開口
し、該塵芥口14に接続したディスポーザDを設け、該汚
水口15に接続した汚水タンク2を設け、ディスポーザD
により破砕処理された厨芥と、該汚水タンク2内の汚水
とを、真空弁Vを介して同時に真空吸引配管17に吸引さ
せるものである。 (ホ) 作用 本考案は以上の如く構成したので、次のような作用を
行うのである。
シンク1において、汚水は主として汚水口15から汚水
パイプ3を介して汚水タンク2に滞留する。また一部は
塵芥口14から安全蓋19の孔を通過してディスポーザDの
内部に入り、そのまま流下して遠心タンク10から排水パ
イプ7を経て、汚水タンク2に入る場合もある。
そして、汚水タンク2の内部が汚水で詰まった場合に
は、レベルセンサー8によりこれを検出し、真空弁Vの
アクチュエータ11が作動し、弾性開閉板4,4を開くので
ある。
また、該レベルセンサー8によるバルブの開閉以外
に、検出スイッチ6が塵芥口14の部分に設けられてお
り、該検出スイッチ6を安全蓋19により閉鎖時にONとす
ることにより、回転羽根5が回転すると同時に真空弁V
を開くのである。
これにより、中途まで詰まっていた汚水タンク2内の
汚水と、回転羽根5により破砕された厨芥が真空弁Vを
経て真空吸引配管17に吸引されるのである。
(ヘ) 実施例 本考案の解決すべき課題及び解決する手段は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した実施例の構成を説明
する。
第1図は真空下水道システムの全体構成を示す側面
図、第2図は本考案の真空下水道のディスポーザ機構に
おいて、真空弁Vをソレノイドバルブ30により構成した
場合の制御回路図、第3図は真空弁Vを真空下水道シス
テムの真空により開閉可能とした実施例の制御回路図、
第4図、第5図は塵芥口14の安全蓋19の開閉状態を示す
側面断面図である。
真空下水道システムはシンク1から汚水タンク2に貯
留された汚水と、シンク1の塵芥口14からディスポーザ
Dにより破砕処理された遠心タンク10に至った破砕厨芥
とを、真空弁Vを介して真空吸引配管17から汚水処理槽
23内に案内するのである。
その他に、家庭から排出される汚水としては浴槽26と
便器27とがあり、これらも合流真空吸引配管17aにより
合流するのである。
合流真空吸引配管17aの排出端に接続されたエジェク
ター20は、汚水処理槽23の内部に配置されている。
そして、ポンプ24からの圧力と、汚水がエジェクター
20において合流されて、ディフューザー21の吐出口22か
ら汚水処理槽23内に排出される。そして該ポンプ24とエ
ジェクター20とディフューザー21により、汚水処理槽23
内の汚水を吸い上げて噴出することにより真空が発生さ
れて、真空吸引配管17内が常時真空となっているのであ
る。
しかし、真空吸引配管17が常時真空であるためにシン
ク1の塵芥口14や汚水口15に真空管の端部が開口されて
いたのでは、汚水や厨芥を吸引する吸引力が発生しない
ので汚水タンク2が一杯となったときとか、ディスポー
ザDから破砕厨芥が出てくるときとかにおいてのみ、真
空弁Vを開口して、汚水や破砕塵芥を吸引すべく構成し
たものである。
第2図より真空弁Vをソレノイドバルブ30により構成
した実施例を説明する。
通常の家庭におけるシンク1においては、汚水口15の
みが設けられており、塵芥口14は汚水口15が兼用してい
る。そして汚水口15からは水分のみしか流すことは出来
ないので、厨芥はフィルターにより濾過して、別に燃え
ないごみとしてゴミ収集日に出すのが通常である。
本考案においては、シンク1に塵芥口14と汚水口15と
を設け、汚水口15の下方には真空下水道システムの為の
一時貯留用の汚水タンク2が付設されている。
そして、該汚水タンク2の内部に一定量までの汚水を
貯留し、一定量溜まった時点で初めて、上部レベルセン
サー8aにより検出し、ソレノイドバルブ30により構成さ
れた真空弁Vが開放されて、真空吸引配管17内の真空に
より汚水タンク2の汚水を吸引して汚水処理槽23に案内
するのである。
そして、汚水タンク2内のレベルが低くなると下部レ
ベルセンサー8bにより該低レベルを検出し、ソレノイド
バルブ30を閉鎖するのである。
また、シンク1の他の部分に塵芥口14が設けられてお
り、該塵芥口14の部分にディスポーザDが配置されてい
る。該塵芥口14の入口部分には安全蓋19が設けられてお
り、該安全蓋19を閉じた場合にこの安全蓋19の閉鎖状態
を検出する検出スイッチ6が設けられており、該検出ス
イッチ6の検出端6aが安全蓋19の有るか無しかを検出
し、ディスポーザDの回転を開始するのである。
即ち、安全蓋19を閉鎖するしかないが、このディスポ
ーザDの回転羽根5の回転をON-OFFするスイッチとなっ
ているのである。
該ディスポーザDの内部には、少しずつ厨芥が溜めら
れており、ある一定量となると主婦が安全蓋19を蓋する
ことにより、この検出信号が電源Bに接続された制御装
置Cに送信され、タイマーTにより設定した一定時間だ
け、駆動モータMが回転し、回転羽根5により厨芥を破
砕するのである。
そして、一定時間後に駆動モータMは停止するが、次
回のディスポーザDの駆動は、一旦安全蓋19を取り外
し、次に安全蓋19が蓋をされた場合において初めて回転
を開始出来るのである。
また、安全蓋19を挿入する塵芥口14の、下方には、回
転羽根5の回転により厨芥が塵芥口14の側に戻るのを防
ぐ為の戻り防止弾性板16が設けられている。
次に、第3図の真空弁Vを、真空吸引配管17の真空回
路からのバイパス12,13により駆動する構成を説明す
る。
この場合には、レベルセンサー8の信号により、切換
バルブ9を切り換えるのである。この切換バルブ9の切
換えにより、バイパス12,13から案内された真空が真空
弁Vの内部のアクチュエータ11に導入されて、弾性開閉
板4の閉鎖押圧状態を解除するのである。
シンク1に設けた塵芥口14を、安全蓋19により閉鎖す
ることにより、ディスポーザDの駆動モータMが一定時
間だけ回転する点は同じである。
本考案は以上のような構成において、レベルセンサー
8により真空弁Vを開閉すると同時に、駆動モータMの
回転に伴って、真空弁Vをも開閉し、回転羽根5により
破砕されて、遠心タンク10内に流下してくる破砕塵芥を
真空弁Vから真空吸引配管17に吸引すべく構成したもの
である。
(ト) 考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
請求項1の如く構成したので、安全蓋19により塵芥口
14を閉鎖しない限り、検出スイッチ6がONせず、またデ
ィスポーザDが回転しないので、ディスポーザDの回転
による危険性を回避することが出来たのである。
また、安全蓋19を閉鎖した状態でしか、ディスポーザ
Dが回転しないので、ディスポーザDの回転時の騒音を
解消することが出来るのである。また真空吸引配管17に
より吸引することにより、ディスポーザD内の騒音を汚
水処理槽23の方向に吸引することが出来るのである。
また、安全蓋19を閉鎖することにより、自動的にディ
スポーザDが回転するので、ディスポーザD内の厨芥を
処理するのを忘れて、異臭を発生させることが無くなっ
たのである。
請求項2の如く構成したので、塵芥口と汚水口とを同
一とした場合に発生する、ディスポーザDの下流側に破
砕厨芥と汚水とが貯留されるタンクを設置し、一定時
間、破砕厨芥と汚水とが滞留される場合に発生する異臭
を解消することが出来るのである。
また、ディスポーザDの内部には、汚水が混入しない
厨芥が投入されることとなるので、ディスポーザDが回
転される場合に、汚水の飛沫が立ち込めるということが
無くなったのである。
また、別々に滞留されている汚水と、厨芥とを、真空
吸引配管17を流す際には、混合した状態で通過させるの
で、水分が少なくて真空吸引配管17の内部をスライドし
難い厨芥も、汚水が混入することにより、流動性がよく
なり、確実に汚水処理槽23まで吸引されることとなるの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は真空下水道システムの全体構成を示す側面図、
第2図は本考案の真空下水道のディスポーザ機構におい
て、真空弁Vをソレノイドバルブ30により構成した場合
の制御回路図、第3図は真空弁Vを真空下水道システム
の真空により開閉可能とした実施例の制御回路図、第4
図、第5図は塵芥口14の安全蓋19の開閉状態を示す側面
断面図である。 1……シンク 2……汚水タンク 4……弾性開閉板 5……回転羽根 6……検出スイッチ 8……レベルセンサー 14……塵芥口 15……汚水口 V……真空弁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シンク1の底部に付設したディスポーザD
    の塵芥口14を安全蓋19により開閉可能とし、該安全蓋19
    により閉鎖した状態を検出する検出スイッチ6を設け、
    該検出スイッチ6にて安全蓋19の閉鎖状態を検出すると
    共にディスポーザDを回転開始すべく構成し、該ディス
    ポーザDの排出口管部に真空弁Vを設け、該真空弁Vに
    より真空下水道システムの真空吸引配管17と連通した構
    成において、前記安全蓋19の閉鎖操作によるディスポー
    ザDの回転開始と連動して、前記真空弁Vを開放すべく
    構成したことを特徴とする真空下水道用のディスポー
    ザ。
  2. 【請求項2】シンク1の底部に塵芥口14と汚水口15を開
    口し、該塵芥口14に接続したディスポーザDを設け、該
    汚水口15に接続した汚水タンク2を設け、ディスポーザ
    Dにより破砕処理された厨芥と、該汚水タンク2内の汚
    水とを、真空弁Vを介して同時に真空吸引配管17に吸引
    させることを特徴とする真空下水道用のディスポーザ。
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