JP2015192847A - 移動式トイレ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される、移動式のトイレ装置を提供する。
【解決手段】移動式トイレ装置1は、背もたれ2と、背もたれ2に昇降自在に取り付けられた便座7を有する便器6と、便器6を昇降させる昇降手段を備え、昇降手段は、背もたれ2の背面の、上部近傍に配設されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、移動式トイレ装置に関するものである。
より詳しくは、被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される室内用の移動式トイレ装置に関するものである。
従来、被介護者が利用する室内用のトイレ装置ないし便器については、種々のものが提案されている。
例えば、特開2010−213860号公報(特許文献1)においては、
使用者が排泄を行う洋風大便器と、
前記洋風大便器の位置を上下させる昇降手段と、
前記洋風大便器位置の昇降開始を指示する起動操作手段と、
を有する衛生設備機器が提案されている。
この衛生設備機器は、使用者に適合した複数の便座を有し、前記昇降手段による洋風大便器の昇降位置によって、前記洋風大便器上面に、前記複数の便座から所定の便座を供給する便座駆動手段を起動するので、使用者の体格にあった適切な便器高さと、便座を提供することが可能となる、とされている。
さらに、トイレ空間以外の任意の場所で、排泄を行う必要がある被介護者に対応するため、種々の移動式のトイレ装置が提案されている。
例えば、特開2009−213502号公報(特許文献2)においては、
1)便座を便器に隣接する下降位置と、その上方の上昇位置との間で、昇降移動させる便座昇降移動手段と、
2)前記便座を、水平姿勢と前傾姿勢との間で揺動させる便座揺動手段と、
3)前記便座昇降移動手段および前記便座揺動手段の作動を、互いに連動するように制御する制御手段と、
を具えてなる、便座持ち上げ装置が提案されている。
この便座持ち上げ装置は、便座に着座する際には、便座を上昇位置で水平にして座り易くすることができるとともに、立ち上がる際には、便座を上昇位置で前傾にして立ち上がり易くすることができる、とされている。
一方、特開2009−213502号公報(特許文献3)では、座部の下降時に座部と床面との間に、脚の膝下部分が挟み込まれることを防止できる椅子の安全装置が提案されている。
この特許文献3に記載の安全装置は、座部と、該座部を昇降動させる昇降駆動装置とを備えた椅子において、前記座部の下面の前端近傍に、着座者の脚の膝下部分の入り込みを感知して、座部の下降を停止させる脚センサーを設けたものである。
特開2010−213860号公報(特許請求の範囲,図1) 特開2009−213502号公報(特許請求の範囲,図1) 特開2000−152842号公報(特許請求の範囲,図1)
被介護者がトイレ装置を利用する場合、良好な排泄姿勢を保つため、被介護者の膝が約90°曲げられた状態になるよう、被介護者の体格に合わせて、便座の高さを合わせる必要がある。
さらに、介護者(ないし介助者)が、被介護者をベッドなどからトイレ装置へ移乗させる場合、介護者は、腰を屈め、被介護者の腰付近を、抱えて持ち上げながら移動させる必要があるため、介護者の足腰に大きな負担がかかる。
自分で移乗可能であっても、肢体不自由者など、関節に可動制限がある者の場合、その膝が約90°曲げられた状態になるように設定された便座の高さでは、体重がかかった状態で、関節を大きく曲げて立ち座りする動作が必要になる。
そのため、関節を曲げることによる痛みや、関節を曲げずに着座するときの衝撃による痛みなどにより、移乗に際して苦痛を伴う場合がある。
さらにまた、移動式のトイレ装置では、下水又は貯留槽などの外系へと汚物や、汚水、トイレットペーパーなどを排出するため、排水管が接続される。
しかしながら、この排水管の接続位置によっては、介護者及び被介護者が排水管に躓くおそれや、介護者の介護作業の妨げになるおそれがあった。
上記特許文献1に開示されている衛生設備機器では、洋風大便器4は、トイレ内の後壁Wの前方に設置された、キャビネット2内のフレーム3に取り付けられる。
すなわち、この衛生設備機器は固定式のものであるので、トイレ空間以外の任意の場所で、排泄を行う必要がある被介護者に対応するものではない。
上記特許文献2に開示されている便座持ち上げ装置では、便座昇降移動手段12および便座揺動手段13が、便器1の下部に配設されている。
したがって、介護者は、便器1の周囲(特に、その前方又は左右)の空間を利用して介護作業を行う必要があるので、介護時の姿勢が不安定になり、腰などに負担がかかるという問題があった。
上記特許文献3に開示されている安全装置は、座部の下面の前端近傍に設けられるものである。
したがって、介護者が、移動式トイレ装置(特にその便器本体)の下方に形成される所要の空間に、前方ではなく左右側方から、足を入れ、踏み込んで介護作業を行う場合や被介護者自身が、肘掛を跳ね上げて、左右側方からベッド等に移乗する場合などにおいて、安全装置が十分に作動しないおそれがあった。
この発明はかかる現状に鑑み、被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される、移動式のトイレ装置を提供せんとするものである。
さらに、被介護者自身による移乗や、介護者による介護作業がより安全に行われる移動式のトイレ装置を提供する。
すなわち、この発明にかかる請求項1に記載の発明は、
背もたれと、前記背もたれに昇降自在に取り付けられた便座を有する便器と、前記便器を昇降させる昇降手段を備える移動式トイレ装置であって、
前記昇降手段は、
前記背もたれの背面上部に配設されていること
を特徴とする移動式トイレ装置である。
この発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載の移動式のトイレ装置において、
前記移動式のトイレ装置は、
汚物及び汚水を貯留するための貯留タンクを備え、
前記貯留タンクは、汚物及び汚水を外系に排出するため、前後方向の後方に向かって延設された排水管を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1又は2に記載の移動式トイレ装置において、
前記移動式トイレ装置は、
脚部を備え、
前記脚部は、前記昇降手段を制動するための制動手段を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1に記載の移動式トイレ装置において、
前記移動式トイレ装置は、
前記便器の下部に、前記昇降手段を制動するための制動手段を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載の移動式トイレ装置において、
前記制動手段は、
前記便器の下部の、後方を除く周囲に備えられていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項6に記載の発明は、
請求項4又は5に記載の移動式トイレ装置において、
前記制動手段は、
前記便器の下面の前端より突出するよう備えられていること
を特徴とするものである。
この発明の請求項7に記載の発明は、
請求項4〜6のいずれかに記載の移動式のトイレ装置において、
前記移動式のトイレ装置は、
汚物及び汚水を貯留するための貯留タンクを備え、
前記貯留タンクは、
前記便器に内設され、汚物及び汚水を外系に排出するため、前後方向の後方に向かって延設された排水管を備えること
を特徴とするものである。
この発明の請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7のいずれかに記載の移動式トイレ装置において、
前記移動式トイレ装置は、
前記便座を、前後方向に所要角度傾斜させる搖動手段を備えること
を特徴とするものである。
この発明にかかる移動式トイレ装置は、便座を有する便器を上下方向に移動(昇降)させるための駆動装置(昇降手段)を有し、これにより前記便器を上下方向に移動(昇降)させる。
したがって、被介護者の体格に合わせて便座の高さを合わせることができるので、被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される。
さらに、自己で移乗可能であっても、肢体不自由者など、関節に可動制限がある者の場合には、便座を着座位置より高く設定できるので、関節への負担や着座時の衝撃を著しく軽減することができる。
特に、この発明にかかる移動式トイレ装置は、その背もたれの上部に、便座を上下方向に移動させる昇降手段を備えるので、この移動式トイレ装置の下方前方から後方にわたって所要の空間が形成され得る。
したがって、介護者は、前記空間に足を入れ、踏み込んで介護作業を行うことができるので、安定した姿勢で介護を行うことができ、腰などへの負担が軽減され得る。
さらに、前記空間の形成によって、下水又は貯留槽などの外系へと汚物及び汚水などを排出するための排水管を、移動式トイレ装置の便器の下方に備えられている貯留タンクから前後方向の後方に向かって延設することができる。
この発明において、前記外系とは、貯留タンクから汚物が排出される先の排水設備であって、居室の隅などに配置される貯留槽、居室の床孔を介して床下に設けられる排水管、居室の壁孔を介して屋外に設けられる排水枡などであればよい。
この発明にかかる移動式トイレ装置1が、ベッドサイドなど居室の壁際ではなく、中央側に配置された場合などには、特に、介護者および被介護者が排水管に躓くおそれが低減され、加えて、介護者の介護作業の妨げになるおそれが軽減される。
この発明にかかる移動式トイレ装置1は、安全装置としての制動装置を、便器の下部、特に、便器の下部の、後方を除く周囲に設けることができる。
したがって、被介護者自身が、移動式トイレ装置1の左右側方からベッド等に移乗する場合であっても、これを安全に行うことができる。
さらに、介護者は、前記移動式トイレ装置の下方前部に形成される所要の空間に、前方のみならず左右側方から、足を入れ、踏み込んで介護作業を行う場合であっても、その作業を安全に行うことができる。
この発明の移動式トイレ装置の一実施形態を示した側面図である。 図1の移動式トイレ装置において、便器6及び便座7が最下部に移動した状態を模式的に示す側面図である。 この発明の移動式トイレ装置の一実施形態を示した正面図である。 この発明の移動式トイレ装置の一実施形態を示した背面図である。 この発明の移動式トイレ装置の他の実施形態を示した側面図である。 図5の移動式トイレ装置の正面図である。 図5の移動式トイレ装置の底面図である。
以下、この発明にかかる移動式トイレ装置の実施の一例を、添付の図面に基づいて具体的に説明する。
なお、この発明は、以下に説明する実施例にのみ限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲内において、種々変更することができるものである。
図1〜3に示すように、この発明にかかる移動式トイレ装置1は、上部が緩やかに後方に傾斜する背もたれ2と、この背もたれ2の前部側に、昇降自在に取り付けられた補助用座部3と、前記背もたれ2を支持する脚部4とから構成されている。
前記補助用座部3は、その下方に汚物や汚水、使用済みのトイレットペーパーなどを貯留するための貯留タンク5を備える便器6と、この便器6の上方に配される便座7、この便座7の上方に配される内蓋(図示せず)及びシート兼用の外蓋8とから構成されている。
かかる構成を有するこの発明の移動式トイレ装置1は、図4に示すように、前記補助用座部3を昇降させる昇降手段9が、前記背もたれ2の背面上部、実施例においては、上端部近傍に設けられている。
前記補助用座部3は、前記背もたれ2が装着される左右一対の支柱11,11に沿って上下動自在に装着されるもので、前記昇降手段9が備えるアクチュエータ10によって、前記支柱11,11に沿って上下方向に移動可能するものである。
前記補助用座部3の昇降に伴い、補助用便座3に備えられている便器6及びその上方に配されている便座も昇降するので、被介護者の体格に合わせて前記便座7の高さを合わせることができ、被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される。
なお、この発明において、前記補助用座部3は、昇降手段9が備えるアクチュエータ10によって、支柱11,11に沿って上下方向に移動するよう構成されているが、前記支柱11,11は、前記補助用座部3が上下方向に移動可能であれば、左右一対でなく、中心部に一本配置する構成であってもよい。
さらに、前記支柱11は、この発明の移動式トイレ装置の後方にあればよい。
また、このような構成以外の公知の手段(例えば、特開平06−90982号公報に記載されている昇降手段)によって、補助用座部3を上下方向に移動可能としてもよい。
前記昇降手段9は、図4に示すように、前記背もたれ2の背面上部に配されている。
そのため、移動トイレ装置1の下方および後方に所要の空間が形成され得る。
さらに、前記支柱11,11が移動トイレ装置1の後方に配置され、これら支柱11,11によって補助用座部3が後方に支持されているので、移動式トイレ装置1の下方前部は、前方から左右側方に向かって広く所要の空間が形成され得る。
したがって、介護者は、移動式トイレ装置1の前方から左右側方において、この空間に足を入れ、踏み込んで介護作業を行うことができるので、安定した姿勢で介護を行うことができ、腰などへの負担が軽減され得る。
なお、前記昇降手段9が設けられる位置は、補助用座部3が最上部に移動した際、貯留タンク5も上方にあればよく、補助用座部3の上下可動範囲内において、貯留タンク5から後方に向かって延設される排水管19と干渉しないよう、この発明の移動式トイレ装置1の下方前方から後方にわたって所要の空間を形成するのに十分な位置であればよい。
さらに、図4において、前記昇降手段9は、リモコン12などの制御手段を用いることによって、前記便座の高さ位置を任意に制御できるように構成されている。
さらにまた、この発明の移動式トイレ装置1には、前記昇降手段9を制動するための制動手段を設けることができる。
図1〜4において、前記脚部4には、前記昇降手段9を制動するための制動手段(安全装置)13が配備され、前記制動装置13の作動によって昇降手段9を制動できるように構成されている。
前記脚部4は、その後端側に後輪として、水平軸だけでなく、垂直軸に対しても回転可能な一対の自在キャスタ14,14が設けられ、前端部には、前輪として水平軸に対してだけ回動する、固定キャスタ15,15がそれぞれ設けられている。
したがって、この発明の移動式トイレ装置1は、移動可能となっている。
なお、前記自在キャスタ14,14には、図1及び5に示すように、それぞれストッパ16が設けられ、このストッパ16による前記自在キャスタ14,14の回動の規制によって、移動式トイレ装置1は固定される。
この発明にかかる移動式トイレ装置1は、図1〜3に示すように、揺動手段、具体的にはハンドル17を所定の方向に回すとパンタグラフ機構(図示せず)によって、便器6及びこの上方に配された便座7の前後方向の角度を、水平姿勢から所望の傾斜角、例えば、±3°の傾斜角で、変化させることができる構成となっている。
したがって、被介護者は、適当な姿勢で排泄できる。
なお、このような構成以外の公知の手段によって、前記便器6及び便座7を前後方向に傾斜可能としてもよい。
さらに、アクチュエータなどを設けて、前記便器及び便座の前後方向の角度を自動的に変化させるようにしてもよい。
この発明においては、図1に示すように、下水又は貯留槽などの外系へと汚物や、汚水、トイレットペーパーなどを排出するための排水管18を、移動式トイレ装置1の下方に備えられている貯留タンク5から後方に向かって延設することができる。
したがって、介護者及び被介護者が排水管に躓くおそれや、介護者の介護作業の妨げになるおそれがないか、又は著しく軽減される。
なお、前記排水管18から外系へと汚物及び汚水などを排出する方法については、特に制限はないので、例えば、貯留タンク5内の汚物及び汚水などを圧送ポンプや真空ポンプなどにより、排水管18を通して外系へ排出することができる。
さらに、移動式トイレ装置1には、図1に示すように、汚物やトイレットペーパーなどを溶解するための500ml程度の給水タンク19を備えるようにしてもよく、これに代えて給水管を延設してもよい。
なお、給水管を延設する際には、この給水管を移動式トイレ装置1の後方に向かって延設することが好ましい。
さらにまた、給水管を延設する際には、前記昇降手段9が貯留タンク5よりも上方に配置され、貯留タンク5の後方が解放されているので、この給水管を移動式トイレ装置1の後方に向かって延設することができる。
この意味で、移動式トイレ装置1の後方空間は、排水管18の配管時だけでなく、給水管の配管時にも有効な構成となる。
なお、上記実施例においては、前記昇降手段9を制動するための制動手段(安全装置)13を、前記脚部4に配備したが、図5〜7に示すように、この制動装置13を、便器6の下部、特に便器6の下部の、後方を除く周囲に配備することもできる。
この実施例においては、前記制動装置13は、金属フレームから構成されるもので、便器6の下部の、後方を除く周囲に上下動可能に配備されている。
この制動装置13は、通常は下方に位置しているが、例えば、介護者の足が金属フレームに当たっている状態で昇降手段9を作動させると上方移動する。
上方移動した制動装置13は、便器6側に押し付けられると同時に、昇降手段9の昇降機能を停止させるよう作動する。
なお、図7に示したように、この実施例においては、前記制動装置13は、便器6本体の下面の前端より突出するよう配備されている。
このような構成によれば、介護者が前記所要の空間に足を入れ、踏み込んで介護作業を行う場合であっても、制動装置13の作動が確実に行われ得る。
したがって、被介護者がベッド等に安全に移乗できるだけでなく、介護者も安定した姿勢で安全に介護作業を行うことができる。
さらに、図7においては、前記制動装置13は、樹脂製の貯留タンク5に直接配設することは困難であることから、この制動装置13を吊り下げるためのアームからなる支持部材(図示せず)を介して前記便器6本体に配設されている。
この支持部材の便器6本体からの露出範囲が多いと、この支持部材に利用者が触れる機会も多くなり、過度に制動装置13が作動して、昇降機能が停止するおそれがある。
したがって、前記制動装置13については、前記便器6本体からの露出範囲が少なくなるよう配設されることが望ましい。
なお、前記移動式トイレ装置1は、前記制動装置13の過度の作動を防ぐとともに、使い勝手の良さを考慮して、前記貯留タンク5を便器6本体に内設するように構成されている。
この発明の実施例においては、移動式トイレ装置1については、主として要介護の高齢者や肢体不自由者などの被介護者によって利用される場合について説明したが、要看護の病人など、この発明にかかる移動式トイレ装置を必要とする者すべてが利用できる。
この発明にかかる移動式トイレ装置は、被介護者の移乗姿勢が楽になるとともに、介護者の介護作業における負担が軽減される。
したがって、この発明は、医療業界や、介護現場において幅広く利用されるものである。
1 移動式トイレ装置
2 背もたれ
3 補助用座部
4 脚部
5 貯留タンク
6 便器
7 便座
8 外蓋
9 駆動手段
10 アクチュエータ
11 支柱
12 リモコン
13 制動手段
14 自在キャスタ
15 固定キャスタ
16 ストッパ
17 ハンドル
18 排水管
19 給水タンク
20 肘掛け
21 コンセント

Claims (8)

  1. 背もたれと、前記背もたれに昇降自在に取り付けられた便座を有する便器と、前記便器を昇降させる昇降手段を備える移動式トイレ装置であって、
    前記昇降手段は、
    前記背もたれの背面上部に配設されていること
    を特徴とする移動式トイレ装置。
  2. 前記移動式のトイレ装置は、
    汚物及び汚水を貯留するための貯留タンクを備え、
    前記貯留タンクは、汚物及び汚水を外系に排出するため、前後方向の後方に向かって延設された排水管を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の移動式トイレ装置。
  3. 前記移動式トイレ装置は、
    脚部を備え、
    前記脚部は、前記昇降手段を制動するための制動手段を備えること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の移動式トイレ装置。
  4. 前記移動式トイレ装置は、
    前記便器の下部に、前記昇降手段を制動するための制動手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の移動式トイレ装置。
  5. 前記制動手段は、
    前記便器の下部の、後方を除く周囲に備えられていること
    を特徴とする請求項4に記載の移動式トイレ装置。
  6. 前記制動手段は、
    前記便器の下面の前端より突出するよう備えられていること
    を特徴とする請求項4又は5に記載の移動式トイレ装置。
  7. 前記移動式のトイレ装置は、
    汚物及び汚水を貯留するための貯留タンクを備え、
    前記貯留タンクは、
    前記便器に内設され、汚物及び汚水を外系に排出するため、前後方向の後方に向かって延設された排水管を備えること
    を特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の移動式のトイレ装置。
  8. 前記移動式トイレ装置は、
    前記便座を、前後方向に所要角度傾斜させる搖動手段を備えること
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の移動式トイレ装置。
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