JP6259234B2 - コンビネーションスイッチ - Google Patents

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本発明は、例えば自動車のヘッドライトの点灯及び調光等の切替スイッチに適用されるコンビネーションスイッチに関するものである。
自動車に適用される従来のコンビネーションスイッチとしては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
すなわち、この特許文献に係るコンビネーションスイッチは、第1操作部たる操作ノブの操作に伴い一方向に直線移動する第1スイッチと、第2操作部たる操作レバーの操作に伴い前記一方向と直交する他方向へと直線移動する第2スイッチと、を備え、前記第1スイッチによって灯火の状態を無灯/スモールライト(テールライト)点灯/ヘッドライト点灯に切り替え、かつ、前記第2スイッチによってヘッドライトの光軸の状態をロービーム/ハイビームに切り替えることが可能となっている。
特開2000−208003号公報
しかしながら、前記従来のコンビネーションスイッチの場合には、前記第1、第2スイッチの相互の位置関係については何ら考慮されていないため、例えば第1スイッチが無灯状態にあっても第2スイッチによってハイビーム状態への切替が可能となっている。したがって、かかる状態のままヘッドライトを点灯させてしまった場合、意図せずハイビーム状態になってしまうという不都合があった。
本発明はかかる技術的課題に着目して案出されたものであり、ヘッドライト点灯操作時に意図せずハイビーム状態となってしまう不都合を回避し得るコンビネーションスイッチを提供することを目的としている。
本発明は、第1操作部の操作に伴って一方向に直線移動可能に構成された第1スイッチと、第2操作部の操作に伴って第1状態と第2状態とを切り替える第2スイッチと、所定条件を充足する場合には、前記第2操作部の移動を許容することで前記第1状態と前記第2状態の切替を可能とする一方、前記所定条件を充足しない場合には、前記第2操作部の移動を規制することで前記第1状態から前記第2状態への切替を制限する規制手段と、を備えたことを特徴としている。
かかる構成とすることで、前記規制手段により、所定条件を充足していない、すなわちヘッドライトが点灯可能でない状態では第1状態たるロービーム状態から第2状態たるハイビーム状態への切替が規制され、所定条件を充足する、すなわちヘッドライト点灯状態でのみロービーム状態からハイビーム状態への切替が可能となる。
ここで、本発明の好ましい一の態様としては、前記第2状態から前記所定条件外となる前記第1スイッチの相対移動に伴い、前記第2操作部に対し前記規制手段を介して前記第1状態側への移動力を発生させることで、前記第2状態において前記所定条件外となる操作を行った際に前記第2状態を解除して前記第1状態へと切り替える解除手段がさらに設けられていることが好ましい。
かかる構成とすることで、前記解除手段により、ハイビーム状態から所定条件外となる、すなわちヘッドライトを消灯する際に、運転者が自ら操作しなくとも自動的にロービーム状態へと戻されることになる。これによって、次回のヘッドライト点灯操作時に意図せずにハイビーム状態となってしまう不都合を確実に回避することができる。
また、本発明の好ましい他の態様としては、前記規制手段は、前記一方向と直交する他方向に直線移動可能に、かつ、前記他方向の一端側へと常時付勢されるように構成された規制部材と、前記第1スイッチに一体的に設けられたスイッチ側突部と、前記第2操作部に一体的に設けられた操作部側突部と、から構成され、前記第1状態では、前記規制部材が前記スイッチ側突部と当接することで前記規制部材の前記他方向の一端側への移動が規制される結果、前記規制部材が前記操作部側突部と当接して前記第2操作部の前記第2状態側への移動が規制される一方、前記第2状態では、前記規制部材と前記スイッチ側突部の当接が解消することで前記付勢に基づき前記規制部材が前記他方向の一端側へ移動する結果、前記規制部材と前記操作部側突部の当接が解消して前記第2操作部の前記第2状態側への移動が許容されることが好ましい。
さらに、本発明の好ましい他の態様としては、前記解除手段は、前記規制手段に一体的に設けられた第1突部と、前記第1スイッチに一体的に設けられ、前記第2状態での前記所定条件外となる前記第1スイッチの相対移動に伴って前記第1突部と摺接することで前記規制手段を前記第1スイッチから離間する方向へと押し退ける力を発生させるように構成された第1傾斜面と、前記第2操作部に一体的に設けられた第2突部と、前記規制手段に一体的に設けられ、前記規制手段の前記他方向の他端側への移動に伴って前記第2突部と摺接することで前記第2操作部を前記規制手段から離間する方向へと押し退ける力を発生させるように構成された第2傾斜面と、から構成されていることが好ましい。
本発明によれば、前記規制手段によって、ヘッドライトが点灯可能な状態になければハイビーム状態への切替を許容しない設定が可能となるため、ヘッドライト点灯操作時に意図せずにハイビーム状態となってしまうという不都合を回避することができる。
本発明に係るコンビネーションスイッチの側面図である。 図1のA方向矢視図である。 図1のB方向から見た要部拡大図である。 ライトオフ時の状態を現した図であって、(a)はコンビネーションスイッチの側面図、(b)は図1のA方向矢視図である。 テールライト点灯時の状態を現した図であって、(a)はコンビネーションスイッチの側面図、(b)は図1のA方向矢視図である。 ヘッドライト点灯時の状態を現した図であって、(a)はロービーム状態に係るコンビネーションスイッチの側面図、(b)はロービーム状態に係る図1のA方向矢視図、(c)はハイビーム状態に係るコンビネーションスイッチの側面図である。 オートライト時の状態を現した図であって、(a)はロービーム状態に係るコンビネーションスイッチの側面図、(b)はロービーム状態に係る図1のA方向矢視図、(c)はハイビーム状態に係るコンビネーションスイッチの側面図である。 解除手段によるハイビーム状態の自動解除作用の説明に供する図であって、(a)はコンビネーションスイッチの側面に係る要部拡大図、(b)は図1のA方向矢視に係る要部拡大図である。
以下に、本発明に係るコンビネーションスイッチの実施形態を、図面に基づいて詳述する。なお、本実施形態では、当該装置を自動車のコンビネーションスイッチに適用したものを例に説明する。
すなわち、このコンビネーションスイッチは、自動車に搭載される操舵装置のステアリングコラム(図示外)に配設されるもので、特に図1、図2に示すように、テールライト及びヘッドライトの点灯切替に係る第1スイッチS1と、ヘッドライトの調光切替に係る第2スイッチS2と、方向指示機の切替に係る第3スイッチS3と、を兼ね備えたものである。
具体的には、このコンビネーションスイッチは、第2、第3スイッチS2,S3の操作に供する操作レバー11と、この操作レバー11の先端部たる一端部に設けられ、第1スイッチS1の操作に供する操作ノブ12と、操作レバー11の他端側を回動自在に支持する支持部材13と、操作ノブ12と一体的に設けられる第1連係部材14を介して連係され、図示外の回路基板と共に第1スイッチS1を構成する第1接点C1を保持する第1接点ホルダ15と、操作レバー11と一体的に設けられる第2連係部材16を介して連係され、前記図示外の回路基板と共に第2スイッチS2を構成する第2接点C2を保持する第2接点ホルダ17と、操作レバー11と一体的に設けられる図示外の第3連係部材を介して連係され、前記図示外の回路基板と共に第3スイッチS3を構成する第3接点C3を保持する第3接点ホルダ19と、前記各接点ホルダ15,17,19の移動を案内する案内部材18と、から主として構成されている。
前記操作レバー11は、その他端側外周に突設された1対の係合突部11a,11aがそれぞれ支持部材13に設けられた係合穴13a,13aと係合することによってP方向に回動自在に支持されると共に、該係合によってQ方向に支持部材13と一体回動可能に設けられている。そして、この操作レバー11の先端側には、該操作レバー11と一体回動可能となるように、第2連係部材16が一体的に設けられている。
なお、前記第2連係部材16は、操作レバー11への取付に供する取付基部16aと、該取付基部16aに案内部材18と対向するように設けられ、後述する第2窓部18bを通じて第2接点ホルダ17と連係する連係アーム部16bと、を有し、前記連係アーム部16bの先端部に設けられたほぼ球状の係合部16cが第2接点ホルダ17の係合溝17bと係合することにより、該第2接点ホルダ17との連係が構築されている。
前記操作ノブ12は、操作レバー11に対してR方向に相対回動自在に設けられ、操作レバー11の内部を挿通する棒状の接続部材10を介して第1連係部材14と接続されている。なお、前記第1連係部材14は、接続部材10の先端部に外嵌する円筒状の取付基部14aと、該取付基部14aに案内部材18と対向するように設けられ、後述の第1窓部18aを通じて第1接点ホルダ15と連係する連係アーム部14bと、を有し、前記連係アーム部14bの先端部に設けられたほぼ球状の係合部14cが第1接点ホルダ15の係合凹部15aと係合することにより、該第1接点ホルダ15との連係が構築されている。
前記案内部材18は、樹脂材料によってほぼ板状に形成されたものであり、X軸方向一端部(X軸負方向側の端部)に貫通形成され、第1接点ホルダ15の後述する係合凹部15aを挿通させる第1窓部18aと、X軸方向中間部に貫通形成され、第2連係部材16の連係アーム部16bを挿通させる第2窓部18bと、が設けられると共に、前記図示外の回路基板との対向面たる一側面に、第1接線ホルダ15に切欠形成された図示外の係合溝と係合して第1接点ホルダ15の移動(Y軸方向の移動)を案内(ガイド)する第1案内部18cと、後述するガイド面17a,17aを介して第2接点ホルダ17の移動(X軸方向の移動)を案内(ガイド)する第2案内部18d,18dと、が設けられている。
前記第1接点ホルダ15は、樹脂材料によりほぼ板状に構成されてなるもので、X軸方向一端部に突出形成され、第1窓部18aに挿通されて案内部材18の他側面側にて第1連係部材14と係合するほぼ有底角筒状の係合凹部15aと、X軸方向他端側における前記図示外の回路基板との対向面に設けられ、第1接点C1の保持に供する凹状の第1接点保持部15bと、を備えている。
前記第2接点ホルダ17は、樹脂材料によりほぼ板状に構成されてなるもので、その両側に1対のガイド面17a,17aが設けられると共に、その中央部に、第2連係部材16のQ方向移動に対しては追従せずX方向移動についてのみを追従可能とする係合溝17bが開口形成されている。そして、この第2接点ホルダ17の幅方向一端側における前記図示外の回路基板との対向面には、第2接点C2の保持に供する凹状の第2接点保持部17cが設けられている。
以上のようにして構成されたコンビネーションスイッチでは、第1スイッチS1(第1接点ホルダ15)が図4に示すY1の位置にあるときにライトオフ(無灯)、図5に示すY2の位置にあるときにテールライト点灯、図6に示すY3に示す位置にあるときにヘッドライト点灯、そして図7に示すY4の位置にあるときにオートライト(自動灯火)となって、第2スイッチS2(第2接点ホルダ)が図4〜図7の各(b)に係るX1の位置にあるとき、すなわち操作レバー11が図4〜図7の各(a)に係るZ1の位置にあるときにロービーム状態、操作レバー11が図6、図7の各(c)に係るZ2の位置にあるときにハイビーム状態となる。また、第3スイッチS3については、中立位置にあるときに指示オフ、Q方向一方側の位置にあるときに右方向指示、Q方向他方側の位置にあるときに左方向指示となる。
なお、本発明に係る第1状態とは、ヘッドライトが消灯している状態、すなわちライトオフ状態及びテールライト点灯状態をいう一方、本発明に係る第2状態とは、ヘッドライトが点灯可能となっている状態、すなわちヘッドライト点灯状態及びオートライト状態をいう。
そして、本実施形態に係るコンビネーションスイッチには、図1〜図7に示すように、後述する所定条件を充足する場合にのみ第2スイッチS2の切替、すなわちハイビーム状態への切替を許容して当該所定条件を充足しない場合には第2スイッチS2の切替を規制する規制手段20が設けられると共に、第1スイッチS1の切替、すなわちヘッドライトの消灯に伴ってハイビーム状態を自動的に解除する解除手段30が設けられている。
前記規制手段20は、操作レバー11の支持部の近傍に一体的に設けられ、Z軸負方向側へと突設された操作部側突部たるレバー側突部21と、X軸方向一端部の一側面側にX軸方向に沿って進退自在に設けられ、その後退位置(Z軸負方向側の位置)において操作レバー11のP方向の移動(ハイビーム状態への切替)を規制する規制部材22と、該規制部材22と案内部材18の間に介装され、規制部材22をX軸正方向側へと常時付勢するコイルスプリング23と、第1接点ホルダ15に一体的に設けられ、該第1接点ホルダ15の規制部材22との対向面に突設されたスイッチ側突部たるホルダ側突部24と、から構成されている。
前記規制部材22は、案内部材18のX軸方向一端部に切欠形成された係合溝18eと係合可能な断面矩形状の係合突部22aを有し、該係合突部22aが案内部材18の係合溝18eに案内されてX軸方向に沿った進退移動が可能となっている。また、この規制部材22の操作レバー11との対向面たる一側面(Z軸正方向側の側面)には、当該規制部材22の前記後退位置でレバー側突部21と当接可能に構成された第1当接部25が一体的に設けられると共に、当該規制部材22の第1接点ホルダ15との対向面たる前端面(X軸正方向側の端面)には、同位置(前記後退位置)でホルダ側突部24と当接可能に構成された第2当接部26が一体的に設けられている。
前記コイルスプリング23は、その一端部が案内部材18に凹設された第1着座部18fに収容されると共に、その他端部が規制部材22の後端面に凹設された第2着座部22bに収容されることによって、案内部材18と規制部材22との間に弾装されている。
かかる構成から、前記規制部材22は、第1接点ホルダ15が図4に現したライトオフ状態及び図5に現したテールライト点灯状態の両位置にあるときは、第2当接部26がホルダ側突部24と当接し前記後退位置に留まることで第1当接部25がレバー側突部21と当接する。一方、第1接点ホルダ15が図6に現したヘッドライト点灯状態及び図7に現したオートライト状態の両位置にあるときは、第2当接部26がホルダ側突部24と当接せず、前記コイルスプリング23による付勢力に基づいて規制部材22が前進移動(X軸正方向移動)することで第1当接部25がレバー側突部21と当接しない構成となっている。
前記解除手段30は、特に図1、図2に示すように、Y軸負方向側の端部に形成された第1テーパ面26aを有する第1突部としての第2当接部26と、ホルダ側突部24の第2当接部26と対向するY軸正方向側の端部に設けられ、第1接点ホルダ15の第2状態から第1状態への移動に伴って第2当接部26(第1テーパ面26a)と摺接するように構成された第1傾斜面27aと、X軸正方向側の端部に形成された第2テーパ面21aを有する第2突部としてのレバー側突部21と、規制部材22のレバー側突部21と対向するX軸負方向側の端部に設けられ、当該規制部材22の後退移動(X軸負方向移動)に伴ってレバー側突部21(第2テーパ面21a)と摺接するように構成された第2傾斜面27bと、によって構成されている。
より具体的には、この解除手段30は、第1接点ホルダ15の位置が前記ヘッドライト点灯状態及びオートライト状態から前記ライトオフ状態及びテールライト点灯状態へと移行する際、すなわち各図中のY3の位置からY2の位置へと移行する際の第2接点ホルダ17に対する当該第1接点ホルダ15の相対移動に伴って第1傾斜面27aが第2当接部26の第1テーパ面26aと摺接することで規制部材22を第1接点ホルダ15から離間する方向(X軸負方向)へと押し退ける力(押圧力)を発生させるように構成されると共に、前述したような第2状態から第1状態への移行に伴う規制部材22の後退移動に伴って第2傾斜面27bがレバー側突部21の第2テーパ面21aと摺接することで操作レバー11を規制部材22から離間する方向(Z軸正方向)へと押し退ける力(押圧力)を発生させるように構成され、前記各摺接により発生する前記両押圧力に基づいて前記ハイビーム状態が解除され、操作レバー11の位置がハイビーム状態に係る位置(図6、図7中のZ2位置)からロービーム状態に係る位置(図6、図7中のZ1位置)へ自動的に戻るような構成となっている。
以下、前記コンビネーションスイッチの特徴的な作用について、図4〜図8に基づいて説明する。なお、図4はライトオフの状態を、図5はテールライトの点灯状態を、それぞれ示している。また、図6はヘッドライトの点灯状態を示した図であって、(a)及び(b)はロービーム状態、(c)はハイビーム状態を現した図、図7はオートライトの状態を示した図であって、(a)及び(b)はロービーム状態、(c)はハイビーム状態を現した図である。そして、図8は前記解除手段30による自動解除作用を現した図である。
まず、前記操作レバー11の位置がロービーム状態(Z1位置)にある場合において、第1接点ホルダ15の位置がライトオフ状態ないしテールライトの点灯状態(Y1位置ないしY2位置)にあるときには、図4、図5に示すように、規制部材22の第2当接部26の先端面26bがホルダ側突部24の先端面24aに当接することによって当該規制部材22が後退位置に留まる結果、操作レバー11のレバー側突部21の先端面21bが規制部材22の第1当接部25の先端面25aと当接した状態となっており、レバー操作によって調光切替を行おうとしても操作レバー11の移動は規制部材22により規制されることとなる。このように、第1接点ホルダ15がライトオフ状態ないしテールライト点灯状態にある場合には、ロービーム状態からハイビーム状態へと切り替えることができないものとなっている。
一方、前記第1接点ホルダ15の位置がヘッドライト点灯状態ないしオートライト状態(Y3位置ないしY4位置)に移行すると、図6、図7に示すように、第1接点ホルダ15のホルダ側突部24の先端面24aと規制部材22の第2当接部26の先端面26bとの当接が解消され、当該規制部材22が前進移動する結果、操作レバー11のレバー側突部21の先端面21bと規制部材22の第1当接部25の先端面25aとの当接が解消される。その結果、ロービーム状態からハイビーム状態への切替が可能となり、操作レバー11をZ2位置へと移動させることによって、前記ハイビーム状態へと切り替わることとなる(各図(c)参照)。
続いて、当該ハイビーム状態において、ノブ操作により第1スイッチS1の位置を、ヘッドライト点灯状態ないしオートライト状態(Y3位置ないしY4位置)からライトオフ状態ないしテールライト点灯状態(Y1位置ないしY2位置)へと切り替える、例えばハイビーム状態にてヘッドライトを消灯すると、第1接点ホルダ15がY3位置からY2位置へと相対移動する際に、当該第1接点ホルダ15のホルダ側突部24の第1傾斜面27aが規制部材22の第2当接部26の第1テーパ面26aと摺接することとなる。ここで、当該摺接によって、第2当接部26には図8(b)に示す力Fが作用し、この力FのX軸方向成分FxによりX軸の負方向側へと押圧され、規制部材22はコイルスプリング23の付勢力に抗して後退移動することとなる。
すると、この後退移動に伴って、当該規制部材22の第1当接部25の第2傾斜面27bが操作レバー11のレバー側突部21の第2テーパ面21aと摺接することとなる。ここで、当該摺接によって、レバー側突部21には図8(a)に示す力F’が作用し、この力F’のZ軸方向成分F’zによりZ軸の正方向側へと押圧され、操作レバー11が持ち上げられることとなる。このように、第1接点ホルダ15のY3位置からY2位置への移動に伴って規制部材22が後退移動して操作レバー11がZ2位置からZ1位置へと押し上げられる結果、前記ハイビーム状態が解除され、当該ハイビーム状態からロービーム状態へと自動的に切り替えられることとなる。
以上のように、本実施形態に係るコンビネーションスイッチによれば、前記規制手段20により、ヘッドライトが点灯し得る状態にあるといった所定条件を充足していない状態、すなわち第1スイッチS1がライトオフないしテールライト点灯状態にある場合にはロービーム状態からハイビーム状態への切替を規制して、前記所定条件を充足する状態、すなわち第1スイッチS1がヘッドライト点灯ないしオートライト状態にある場合にのみロービーム状態からハイビーム状態への切替を可能とした、換言すれば、ヘッドライトが点灯可能状態にない場合にはハイビーム状態への切替を行い得ない構成としたため、ヘッドライト点灯操作時に意図せずハイビーム状態となってしまう不都合を回避することができる。
しかも、本実施形態の場合、併せて前記解除手段30を設けたことにより、ハイビーム状態から前記所定条件外となる操作をした場合、例えばハイビーム状態でヘッドライトを消灯した場合などは、前記解除手段30による自動解除作用によって、運転者が自らレバー操作をしなくとも自動的にロービーム状態へと切り替わることとなる。このように、第1スイッチS1がヘッドライトの点灯可能状態を脱した場合には必ずロービーム状態に戻る構成を採用したことで、次回のヘッドライト点灯操作時に意図せずハイビーム状態となってしまうおそれがなくなり、かかる不都合を確実に回避することができる。
本発明は、前記実施形態において例示した構成に限定されるものではなく、前記案内部材18や前記各接点ホルダ15,17,19等の細部の具体的構成、例えば前記案内部材18と前記各接点ホルダ15,17,19の間の案内機構の具体的構成や、前記各接点C1〜C3の配置など本発明の構成とは直接関係しない細部の構成は勿論、例えば前記規制手段20の具体的構成(例えば規制部材22の形状等)や、前記解除手段30の具体的構成(例えばレバー側突部21、ホルダ側突部24、前記各当接部25,26の形状及び位置等)など本発明の構成と直接関係する部分であっても、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適用対象の仕様等に応じて自由に変更することができる。
特に、前記第1、第2テーパ面21a,26aの形状については、前述したような傾斜状断面を有するもののほか、例えば円弧状端面を有する構成としてもよい。
また、前記実施形態においては、本発明をライトの点灯切替スイッチ(第1スイッチS1)及びヘッドライトの調光切替スイッチ(第2スイッチS2)に適用したものを例示して説明したが、本発明の解決課題及び適用対象は、前記ライトに係るものに限定されず、例えば自動車のワイパーに係るものなど、種々のコンビネーションスイッチに適用可能であって、前記所定条件についても、適用対象や解決課題に応じて自由に変更可能であることは言うまでもない。
11…操作レバー(第2操作部)
12…操作ノブ(第1操作部)
20…規制手段
21…レバー側突部
22…規制部材
23…コイルスプリング
24…ホルダ側突部
25…第1当接部
26…第2当接部
27a…第1傾斜面
27b…第2傾斜面
30…解除手段
S1…第1スイッチ
S2…第2スイッチ

Claims (3)

  1. 第1操作部の操作に伴って一方向に直線移動可能に構成された第1スイッチと、
    第2操作部の操作に伴って第1状態と第2状態とを切り替える第2スイッチと、
    所定条件を充足する場合には、前記第2操作部の移動を許容することで前記第1状態と前記第2状態の切替を可能とする一方、前記所定条件を充足しない場合には、前記第2操作部の移動を規制することで前記第1状態から前記第2状態への切替を制限する規制手段と、
    を備え
    前記規制手段は、
    前記一方向と直交する他方向に直線移動可能に、かつ、前記他方向の一端側へと常時付勢されるように構成された規制部材と、
    前記第1スイッチに一体的に設けられたスイッチ側突部と、
    前記第2操作部に一体的に設けられた操作部側突部と、
    から構成され、
    前記第1状態では、前記規制部材が前記スイッチ側突部と当接することで前記規制部材の前記他方向の一端側への移動が規制される結果、前記第2状態への移行が規制される一方、
    前記第2状態では、前記規制部材と前記スイッチ側突部の当接が解消することで前記付勢に基づき前記規制部材が前記他方向の一端側へ移動する結果、前記第2状態への移行が許容されることを特徴とするコンビネーションスイッチ。
  2. 前記第2状態から前記所定条件外となる前記第1スイッチの相対移動に伴い、前記第2操作部に対し前記規制手段を介して前記第1状態へ移行する移動力を発生させることで、前記第2状態を解除して前記第1状態へと切り替える解除手段をさらに設けたことを特徴とする請求項1に記載のコンビネーションスイッチ。
  3. 前記解除手段は、
    前記規制手段に一体的に設けられた第1突部と、
    前記第1スイッチに一体的に設けられ、前記第2状態での前記所定条件外となる前記第1スイッチの相対移動に伴って前記第1突部と摺接することで前記規制手段を前記第1スイッチから離間する方向へと押し退ける力を発生させるように構成された第1傾斜面と、
    前記第2操作部に一体的に設けられた第2突部と、
    前記規制手段に一体的に設けられ、前記規制手段の前記他方向の他端側への移動に伴って前記第2突部と摺接することで前記第2操作部を前記規制手段から離間する方向へと押し退ける力を発生させるように構成された第2傾斜面と、
    から構成されたことを特徴とする請求項2に記載のコンビネーションスイッチ。
JP2013189976A 2013-09-13 2013-09-13 コンビネーションスイッチ Expired - Fee Related JP6259234B2 (ja)

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