JP3596260B2 - リヤフォグランプスイッチ構造 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のリヤフォグランプスイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の例えばターンシグナルスイッチの先端部には、ターンシグナルスイッチの軸心を中心にしてそれぞれ回転自在なヘッドランプスイッチとリヤフォグランプスイッチとが設けられている。そして、ヘッドランプスイッチを回転させることによりヘッドランプが点灯し、リヤフォグランプスイッチを回転させることによりリヤフォグランプが、それぞれ点灯するようになっている(日産自動車株式会社1997年8月発行“新型車解説書WC34−1”のF−4頁参照)。
【0003】
ところで、リヤフォグランプの点灯に関しては、ヘッドランプの点灯時のみに点灯しなければならないという法律上の要求がある。つまり、リヤフォグランプの単独点灯を禁止し、ヘッドランプと一緒に点灯することだけが許されている。
【0004】
そのため、従来は、リヤフォグランプスイッチを操作しても、ヘッドランプが点灯状態でない時は、リヤフォグランプが点灯しないようにするための制御ユニットを設置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ランプ系の電子回路に、リヤフォグランプの単独点灯を防止するための制御ユニットを追加する必要があるため、回路が複雑になると共に、コスト的にも不利となる。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、制御ユニットを追加せずにリヤフォグランプの単独点灯を防止することができるリヤフォグランプスイッチ構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、スイッチ本体に、該スイッチ本体の軸心を中心に各々回転自在なヘッドランプスイッチとリヤフォグランプスイッチとを設けると共に、リヤフォグランプスイッチを前記軸心に沿ってヘッドランプスイッチ側へスライド自在に支持し、リヤフォグランプスイッチとヘッドランプスイッチとの間に、ヘッドランプスイッチの点灯側回転時のみリヤフォグランプスイッチのスライドを許容し且つリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみの回転を許容する第1凹凸手段を設け、スイッチ本体とリヤフォグランプスイッチとの間に、リヤフォグランプスイッチの非スライド時に該リヤフォグランプスイッチの回転を防止し且つスライド時にリヤフォグランプスイッチの回転を許容する第2凹凸手段を設けたものである。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、リヤフォグランプの単独点灯防止を機械的構造により達成したものである。すなわち、ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が防止される。
【0009】
また、第1凹凸手段がリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみでの回転を許容するため、リヤフォグランプスイッチの確実な回転操作が確保されると共に、ヘッドランプスイッチを非点灯側へ回転させた場合には、リヤフォグランプスイッチも一緒に非点灯側へ回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0010】
請求項2記載の発明は、第2凹凸手段が、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させた際に該リヤフォグランプスイッチの非スライド方向への戻りを防止する配置になっている。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、第2凹凸手段の配置により、点灯状態のリヤフォグランプスイッチが非スライド方向へ戻らないようになっているため、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、リヤフォグランプの単独点灯防止を機械的構造により達成したものである。すなわち、ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が防止される。また、第1凹凸手段がリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみでの回転を許容するため、リヤフォグランプスイッチの確実な回転操作が確保されると共に、ヘッドランプスイッチを非点灯側へ回転させた場合には、リヤフォグランプスイッチも一緒に非点灯側へ回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、第2凹凸手段の配置により、点灯状態のリヤフォグランプスイッチが非スライド方向へ戻らないようになっているため、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】
符号1は、「スイッチ本体」としてのターンシグナルスイッチである。このターンシグナルスイッチ1の先端には、ヘッドランプスイッチ2とリヤフォグランプスイッチ3が、ターンシグナルスイッチ1の軸心Sを中心に回転自在に取付けられている。また、リヤフォグランプスイッチ3は、軸心Sに沿ってヘッドランプスイッチ2側にスライドできる構造になっている。更に、ヘッドランプスイッチ2とリヤフォグランプスイッチ3との間には、ターンシグナルスイッチ1と一体で、回転しない原点表示部4が設けられている。
【0016】
ヘッドランプスイッチ2の一部は、支軸5を介して一体回動する回転板6として形成されている。この回転板6には、リヤフォグランプスイッチ3の回転操作範囲に相応する寸法の第1凹部7が形成されている。
【0017】
前記リヤフォグランプスイッチ3の内部には、前記第1凹部7に係合可能な第1凸部8が形成される。この第1凸部8は、前記第1凹部7内で、リヤフォグランプスイッチ3の回転操作を可能にする範囲で移動できる。この第1凸部8の反対側に形成された突起9は、内部の操作板10に係合して、該操作板10を一体的に回転させる。この操作板10が回転することにより、リヤフォグランプのON・OFFが切り換えられる。そして、前記第1凹部7と第1凸部8とで、この実施形態の「第1凹凸手段」が形成される。
【0018】
また、リヤフォグランプスイッチ3の他端側周縁部には、3つの第2凹部11が所定間隔ごとに離間形成されている。また、ターンシグナルスイッチ1の対応部には、該第2凹部11に係合可能な3つの第2凸部12が形成されている。これらの第2凹部11と第2凸部12から、この実施形態の「第2凹凸手段」が形成され、両者の係合により、リヤフォグランプスイッチ3の回転が防止される。尚、リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせて、前記第2凹部11と第2凸部12との係合を解除すれば、リヤフォグランプスイッチ3の回転は可能となる。
【0019】
次に、このスイッチの使用方法を、図3〜図6に基づいて説明する。ヘッドランプスイッチ2を回転させない場合には(図3参照)、第1凸部8が、ヘッドランプスイッチ2の第1凹部7以外の部分に当たることにより、リヤフォグランプスイッチ3のスライドが防止されため、第2凸部12と第2凹部11の係合状態が維持され、リヤフォグランプスイッチ3の回転が防止される。従って、運転者がターンシグナルスイッチ1の操作時等に、リヤフォグランプスイッチ3に手を触れても、リヤフォグランプスイッチ3が誤って回転することはない。
【0020】
そして、ヘッドランプを点灯させる場合には、ヘッドランプスイッチ2を点灯方向へ回転させれば良い。ヘッドランプスイッチ2を点灯位置まで回転させると、第1凹部7が第1凸部8に合致するため(図4参照)、リヤフォグランプスイッチ3がスライド可能となる。
【0021】
リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせると、第1凸部8が第1凹部7内に係合すると共に、第2凸部12と第2凹部11との係合が解除される(図5参照)。そして、第1凹部7内の第1凸部8は、第1凹部7の寸法がリヤフォグランプスイッチ3の回転操作範囲に相応したものなので、リヤフォグランプスイッチ3を点灯位置まで確実に回転させ、リヤフォグランプを点灯状態にすることができる(図6参照)。この状態では、第2凸部12と第2凹部11とが互いに干渉する位置関係になっているため、リヤフォグランプスイッチ3に手を触れても、リヤフォグランプスイッチ3が非スライド方向へ戻らず、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0022】
このように、この実施形態では、ヘッドランプスイッチ2を点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が確実に防止される。
【0023】
最後に、ヘッドランプスイッチ2を非点灯側へ回転させると、第1凸部8と第1凹部7との係合関係により、リヤフォグランプスイッチ3も一緒に非点灯側回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0024】
この実施形態では、「スイッチ本体」として、ターンシグナルスイッチ1を例にしたが、これに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るターンシグナルスイッチを示す斜視図。
【図2】図1の内部構造を示す断面図。
【図3】リヤフォグランプスイッチ構造の通常状態を示す概略側面図。
【図4】ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた状態を示す図3相当の概略側面図。
【図5】リヤフォグランプスイッチをスライドさせた状態を示す図3相当の概略側面図。
【図6】リヤフォグランプスイッチを点灯側へ回転させた状態を示す図3相当の概略側面図。
【符号の説明】
1 ターンシグナルスイッチ(スイッチ本体)
2 ヘッドランプスイッチ
3 リヤフォグランプスイッチ
7 第1凹部(第1凹凸手段)
8 第1凸部(第1凹凸手段)
11 第2凹部(第2凹凸手段)
12 第2凸部(第2凹凸手段)
S 軸心
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車のリヤフォグランプスイッチ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の例えばターンシグナルスイッチの先端部には、ターンシグナルスイッチの軸心を中心にしてそれぞれ回転自在なヘッドランプスイッチとリヤフォグランプスイッチとが設けられている。そして、ヘッドランプスイッチを回転させることによりヘッドランプが点灯し、リヤフォグランプスイッチを回転させることによりリヤフォグランプが、それぞれ点灯するようになっている(日産自動車株式会社1997年8月発行“新型車解説書WC34−1”のF−4頁参照)。
【0003】
ところで、リヤフォグランプの点灯に関しては、ヘッドランプの点灯時のみに点灯しなければならないという法律上の要求がある。つまり、リヤフォグランプの単独点灯を禁止し、ヘッドランプと一緒に点灯することだけが許されている。
【0004】
そのため、従来は、リヤフォグランプスイッチを操作しても、ヘッドランプが点灯状態でない時は、リヤフォグランプが点灯しないようにするための制御ユニットを設置している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ランプ系の電子回路に、リヤフォグランプの単独点灯を防止するための制御ユニットを追加する必要があるため、回路が複雑になると共に、コスト的にも不利となる。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、制御ユニットを追加せずにリヤフォグランプの単独点灯を防止することができるリヤフォグランプスイッチ構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、スイッチ本体に、該スイッチ本体の軸心を中心に各々回転自在なヘッドランプスイッチとリヤフォグランプスイッチとを設けると共に、リヤフォグランプスイッチを前記軸心に沿ってヘッドランプスイッチ側へスライド自在に支持し、リヤフォグランプスイッチとヘッドランプスイッチとの間に、ヘッドランプスイッチの点灯側回転時のみリヤフォグランプスイッチのスライドを許容し且つリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみの回転を許容する第1凹凸手段を設け、スイッチ本体とリヤフォグランプスイッチとの間に、リヤフォグランプスイッチの非スライド時に該リヤフォグランプスイッチの回転を防止し且つスライド時にリヤフォグランプスイッチの回転を許容する第2凹凸手段を設けたものである。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、リヤフォグランプの単独点灯防止を機械的構造により達成したものである。すなわち、ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が防止される。
【0009】
また、第1凹凸手段がリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみでの回転を許容するため、リヤフォグランプスイッチの確実な回転操作が確保されると共に、ヘッドランプスイッチを非点灯側へ回転させた場合には、リヤフォグランプスイッチも一緒に非点灯側へ回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0010】
請求項2記載の発明は、第2凹凸手段が、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させた際に該リヤフォグランプスイッチの非スライド方向への戻りを防止する配置になっている。
【0011】
請求項2記載の発明によれば、第2凹凸手段の配置により、点灯状態のリヤフォグランプスイッチが非スライド方向へ戻らないようになっているため、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0012】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、リヤフォグランプの単独点灯防止を機械的構造により達成したものである。すなわち、ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が防止される。また、第1凹凸手段がリヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみでの回転を許容するため、リヤフォグランプスイッチの確実な回転操作が確保されると共に、ヘッドランプスイッチを非点灯側へ回転させた場合には、リヤフォグランプスイッチも一緒に非点灯側へ回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0013】
請求項2記載の発明によれば、第2凹凸手段の配置により、点灯状態のリヤフォグランプスイッチが非スライド方向へ戻らないようになっているため、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な一実施形態を図1〜図6に基づいて説明する。
【0015】
符号1は、「スイッチ本体」としてのターンシグナルスイッチである。このターンシグナルスイッチ1の先端には、ヘッドランプスイッチ2とリヤフォグランプスイッチ3が、ターンシグナルスイッチ1の軸心Sを中心に回転自在に取付けられている。また、リヤフォグランプスイッチ3は、軸心Sに沿ってヘッドランプスイッチ2側にスライドできる構造になっている。更に、ヘッドランプスイッチ2とリヤフォグランプスイッチ3との間には、ターンシグナルスイッチ1と一体で、回転しない原点表示部4が設けられている。
【0016】
ヘッドランプスイッチ2の一部は、支軸5を介して一体回動する回転板6として形成されている。この回転板6には、リヤフォグランプスイッチ3の回転操作範囲に相応する寸法の第1凹部7が形成されている。
【0017】
前記リヤフォグランプスイッチ3の内部には、前記第1凹部7に係合可能な第1凸部8が形成される。この第1凸部8は、前記第1凹部7内で、リヤフォグランプスイッチ3の回転操作を可能にする範囲で移動できる。この第1凸部8の反対側に形成された突起9は、内部の操作板10に係合して、該操作板10を一体的に回転させる。この操作板10が回転することにより、リヤフォグランプのON・OFFが切り換えられる。そして、前記第1凹部7と第1凸部8とで、この実施形態の「第1凹凸手段」が形成される。
【0018】
また、リヤフォグランプスイッチ3の他端側周縁部には、3つの第2凹部11が所定間隔ごとに離間形成されている。また、ターンシグナルスイッチ1の対応部には、該第2凹部11に係合可能な3つの第2凸部12が形成されている。これらの第2凹部11と第2凸部12から、この実施形態の「第2凹凸手段」が形成され、両者の係合により、リヤフォグランプスイッチ3の回転が防止される。尚、リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせて、前記第2凹部11と第2凸部12との係合を解除すれば、リヤフォグランプスイッチ3の回転は可能となる。
【0019】
次に、このスイッチの使用方法を、図3〜図6に基づいて説明する。ヘッドランプスイッチ2を回転させない場合には(図3参照)、第1凸部8が、ヘッドランプスイッチ2の第1凹部7以外の部分に当たることにより、リヤフォグランプスイッチ3のスライドが防止されため、第2凸部12と第2凹部11の係合状態が維持され、リヤフォグランプスイッチ3の回転が防止される。従って、運転者がターンシグナルスイッチ1の操作時等に、リヤフォグランプスイッチ3に手を触れても、リヤフォグランプスイッチ3が誤って回転することはない。
【0020】
そして、ヘッドランプを点灯させる場合には、ヘッドランプスイッチ2を点灯方向へ回転させれば良い。ヘッドランプスイッチ2を点灯位置まで回転させると、第1凹部7が第1凸部8に合致するため(図4参照)、リヤフォグランプスイッチ3がスライド可能となる。
【0021】
リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせると、第1凸部8が第1凹部7内に係合すると共に、第2凸部12と第2凹部11との係合が解除される(図5参照)。そして、第1凹部7内の第1凸部8は、第1凹部7の寸法がリヤフォグランプスイッチ3の回転操作範囲に相応したものなので、リヤフォグランプスイッチ3を点灯位置まで確実に回転させ、リヤフォグランプを点灯状態にすることができる(図6参照)。この状態では、第2凸部12と第2凹部11とが互いに干渉する位置関係になっているため、リヤフォグランプスイッチ3に手を触れても、リヤフォグランプスイッチ3が非スライド方向へ戻らず、リヤフォグランプの点灯状態が確実に維持される。
【0022】
このように、この実施形態では、ヘッドランプスイッチ2を点灯側へ回転させた場合のみ、リヤフォグランプスイッチ3をスライドさせて点灯側へ回転させることができるため、リヤフォグランプを点灯させるには、必ずヘッドランプを点灯させた状態にしなければならず、リヤフォグランプの単独点灯が確実に防止される。
【0023】
最後に、ヘッドランプスイッチ2を非点灯側へ回転させると、第1凸部8と第1凹部7との係合関係により、リヤフォグランプスイッチ3も一緒に非点灯側回転するため、リヤフォグランプだけが点灯状態で残ることはない。
【0024】
この実施形態では、「スイッチ本体」として、ターンシグナルスイッチ1を例にしたが、これに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るターンシグナルスイッチを示す斜視図。
【図2】図1の内部構造を示す断面図。
【図3】リヤフォグランプスイッチ構造の通常状態を示す概略側面図。
【図4】ヘッドランプスイッチを点灯側へ回転させた状態を示す図3相当の概略側面図。
【図5】リヤフォグランプスイッチをスライドさせた状態を示す図3相当の概略側面図。
【図6】リヤフォグランプスイッチを点灯側へ回転させた状態を示す図3相当の概略側面図。
【符号の説明】
1 ターンシグナルスイッチ(スイッチ本体)
2 ヘッドランプスイッチ
3 リヤフォグランプスイッチ
7 第1凹部(第1凹凸手段)
8 第1凸部(第1凹凸手段)
11 第2凹部(第2凹凸手段)
12 第2凸部(第2凹凸手段)
S 軸心
Claims (2)
- スイッチ本体に、該スイッチ本体の軸心を中心に各々回転自在なヘッドランプスイッチとリヤフォグランプスイッチとを設けると共に、前記リヤフォグランプスイッチを前記軸心に沿ってヘッドランプスイッチ側へスライド自在に支持し、
前記リヤフォグランプスイッチと前記ヘッドランプスイッチとの間に、該ヘッドランプスイッチの点灯側回転時のみ該リヤフォグランプスイッチのスライドを許容し且つ該リヤフォグランプスイッチの回転操作範囲のみの回転を許容する第1凹凸手段を設け、
前記スイッチ本体と前記リヤフォグランプスイッチとの間に、該リヤフォグランプスイッチの非スライド時に該リヤフォグランプスイッチの回転を防止し且つスライド時に該リヤフォグランプスイッチの回転を許容する第2凹凸手段を設けたことを特徴とするリヤフォグランプスイッチ構造。 - 請求項1記載のリヤフォグランプスイッチ構造であって、
前記第2凹凸手段が、リヤフォグランプスイッチをスライドさせて点灯側へ回転させた際に該リヤフォグランプスイッチの非スライド方向への戻りを防止する配置になっていることを特徴とするリヤフォグランプスイッチ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33204597A JP3596260B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リヤフォグランプスイッチ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33204597A JP3596260B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リヤフォグランプスイッチ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11165584A JPH11165584A (ja) | 1999-06-22 |
JP3596260B2 true JP3596260B2 (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=18250532
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33204597A Expired - Fee Related JP3596260B2 (ja) | 1997-12-02 | 1997-12-02 | リヤフォグランプスイッチ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3596260B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
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---|---|---|---|---|
JP2006331879A (ja) * | 2005-05-26 | 2006-12-07 | Tokai Rika Co Ltd | 複合スイッチレバー |
JP4589886B2 (ja) * | 2006-03-10 | 2010-12-01 | 株式会社東海理化電機製作所 | スイッチ装置 |
JP6259234B2 (ja) * | 2013-09-13 | 2018-01-10 | 矢崎総業株式会社 | コンビネーションスイッチ |
-
1997
- 1997-12-02 JP JP33204597A patent/JP3596260B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11165584A (ja) | 1999-06-22 |
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