JP2006331879A - 複合スイッチレバー - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1操作手段が第1操作位置から第2操作位置に操作された状態となっても、第2操作手段の操作位置に応じた操作位置信号を出力することができる複合スイッチレバーを提供する。
【解決手段】 複合スイッチレバーはその先端にライトスイッチノブ及びフォグスイッチノブを備え、フォグスイッチノブはライトスイッチノブがOFF 位置からAUTO位置に操作されてロック機構が解除されることを条件に回動操作が可能となる。フォグスイッチノブは、自身に設けた節度ピース31が、固定側に位置するフォグSW節度山32の各凹部34に係止することで各操作位置状態が保持される。ライトスイッチノブがOFF 位置からAUTO位置に回動操作されると、フォグSW突出部33aにある節度ピース31が傾斜部35を転がって第1フォグSW凹部34aに係止して、フォグスイッチノブが第1OFF 位置から、以降の回動操作が可能な第2OFF 位置に位置する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、1つのレバーで各種スイッチを切り換え操作可能な複合スイッチレバーに関する。
従来、一般の車両には、1つのレバーで方向指示器及び各種ライトの点滅・点灯操作を行うことが可能な複合スイッチレバーが搭載され、この種の複合スイッチレバーが例えば特許文献1に開示されている。この種の複合スイッチレバーは、レバー先端にロータリスイッチ式のライトスイッチノブ及びフォグスイッチノブを備えている。同レバーが上方又は下方に倒されると方向指示器が点滅操作し、ライトスイッチノブが回動操作されると走行系ライト(ヘッドライト及びテールライト)が点灯操作し、フォグスイッチノブが回動操作されるとフォグ系ライト(フロントフォグライト及びリアフォグライト)が点灯操作する。
近年の車両には、ヘッドライト及びテールライトを車両周囲の明るさに応じて自動で点灯させるオート点灯機能を装備した車種がある。この種の車種では、ライトスイッチノブの回動操作位置として「OFF 位置」と「ON位置」との間に「AUTO位置」が増設され、ライトスイッチノブがAUTO位置に操作された際、ライト点灯モードがオート点灯モードとなり、車両周囲が暗くなった際にヘッドライト又はテールライトが点灯する。オート点灯機能は、フォグスイッチノブの「ON位置」として「TAIL位置」及び「HEAD位置」がある場合、車両周囲がある程度暗くなった際にテールライトを先行点灯させ、車両周囲が更に暗くなるとヘッドライト及びテールライトの両方を点灯する。
特開2000−268680号公報
ところで、ライトスイッチノブがAUTO位置にある際、フォグ系ライトを点灯すべくフォグスイッチノブをOFF 位置からON位置に操作しても、フォグスイッチノブをON位置で保持できず、フォグスイッチノブはライトスイッチノブをON位置に操作した際に回動操作可能な構造となっていた。従って、ライトスイッチノブがAUTO位置の際に走行系ライトの点灯が行われた場合、この状況下でフォグ系ライトを点灯するには、走行系ライトの点灯状態に合わせてフォグライトを点灯制御するシステム制御部が車両側に必要となる。
即ち、フォグスイッチノブの「ON位置」として「TAIL位置」及び「HEAD位置」がある場合、ライトスイッチノブがAUTO位置の際、車両周囲がある程度暗くなってテールライトが点灯される状況下になると、システム制御部はテールライトの点灯を検知してフロントフォグライトを点灯させる。また、ライトスイッチノブがAUTO位置の際、車両周囲が更に暗くなってヘッドライト及びテールライトが点灯される状況下となると、システム制御部は両ライトの点灯を検知してフロントフォグライト及びリアフォグライトの両方を点灯させる。
ところで、上記した構成においては、フォグ系ライトのスイッチ状態は車両側のシステム制御部で制御することになり、この構成によると必ずシステム制御部が必要となる。しかし、この種のシステム制御部は部品単価が高く、しかもシステム制御部が必要となれば、その分の配置スペースが車両側に必要となってしまう。従って、システム制御部を不要にするために、フォグ系スイッチのスイッチ制御を制御系装置を用いずに複合スイッチレバー内で完結したい要望があった。
本発明の目的は、第1操作手段が第1操作位置から第2操作位置に操作された状態となっても、第2操作手段の操作位置に応じた操作位置信号を出力することができる複合スイッチレバーを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、レバー本体と、複数の操作位置を有する第1操作手段と、同じく複数の操作位置を有する第2操作手段とを備え、前記レバー本体、前記第1操作手段及び前記第2操作手段が操作された際には各操作系に応じた機器が作動する複合スイッチレバーにおいて、前記第1操作手段が第1操作位置から次操作段の第2操作位置に操作された際、前記第1操作位置と対応する第1移動位置にある前記第2操作手段を、次操作段側の第2移動位置に操作可能とする作動機構を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、第1操作手段が第1操作位置から第2操作位置に操作された際には、作動機構が機能して第2操作手段を第2移動位置へ操作することが許容される。従って、第1操作手段が第2操作位置に操作された場合でも、第2操作手段の各移動位置に応じた操作位置信号を外部に出力することが可能となり、第2操作手段の操作位置の判定が複合スイッチレバーで完結することになる。よって、第2操作手段の状態を外部の制御部で制御するような状況とならずに済み、制御部が不要となることから部品点数の低減やコスト削減に効果がある。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記作動機構は、前記第1操作手段が前記第1操作位置にある際、前記第1移動位置にある前記第2操作手段の移動を禁止し、前記第1操作手段が前記第2操作位置に操作された際、前記次操作段側への前記第2操作手段の移動を許可するロック機構を備えることを要旨とする。
この発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、第1操作手段が第2操作位置に操作された際には、今まで第2操作手段の移動を規制していたロック機構が解除されることで、第2操作手段を第2移動位置へ操作することが可能となる。また、第1操作手段が第1操作位置に位置する際、第2操作手段はロック機構によって移動が禁止されて第1移動位置から動かない状態となるので、第1移動位置にある第2操作手段の操作を禁止することも可能となる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載の発明において、前記第1操作手段が前記第1操作位置側に戻し操作される際、前記第1操作手段が前記第2操作手段と同一操作段となった以降に、或いは前記第2操作手段が前記2移動位置側に操作される際、前記第2操作手段が前記第1操作手段と同一操作段となった以降に、前記第1操作手段と前記第2操作手段との移動を連動させる連動機構を備えたことを要旨とする。
この発明によれば、請求項1又は2に記載の発明の作用に加え、これら2つの操作手段のうち一方を操作すれば他方もそれに連れて移動するので、2つ別々に操作する場合に比べて操作にかかる面倒さを軽減することが可能となる。
請求項4に記載の発明では、請求項2又は3に記載の発明において、前記作動機構は、前記第1操作手段が前記第1操作位置から前記第2操作位置に操作されて前記ロック機構のロック状態が解除された際、前記第1移動位置にある前記第2操作手段を、機能的には前記第1移動位置と同じであるものの前記第2移動位置への操作が可能な中間移動位置に移動させることを要旨とする。
この発明によれば、請求項2又は3に記載の発明の作用に加え、第1操作手段が第2操作位置に操作されてロック機構のロック状態が解除された際、第2操作手段が作動機構によって中間移動位置に位置する。従って、以後の段階では第2操作手段を自由に操作することが可能となり、第1操作手段が第2操作位置に操作されたとしても、第2操作手段に関してはスイッチ操作することが可能となる。また、第1操作手段が第2操作位置に位置した後、第1操作手段を第3操作位置へ操作する際の操作量と、第2操作手段を第2移動位置へ操作する際の操作量とのバランスがとれ、第1操作手段の操作時と第2操作手段の操作時との間で操作性に違和感が生じ難い。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明において、前記作動機構は、前記レバー本体及び前記第2操作手段の一方に形成され、前記第2操作手段の操作方向に沿って複数の凹凸を有する凹凸部と、前記レバー本体及び前記第2操作手段の他方に形成され、前記凹凸部の凹部に係止することによって前記第2操作手段の操作位置を保持する係止部材と、前記係止部材が当接する前記凹凸部の部位のうち、前記第2操作手段が前記第1移動位置に位置する際に前記係止部材が位置する部位に形成された突出部と、前記突出部に形成され、前記ロック機構のロック状態が解除された際に前記係止部材の作動によって前記第2操作手段を前記中間移動位置に位置させる傾斜部とを備えたことを要旨とする。
この発明によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、例えば係止部材が傾斜部を押すという簡単な構造によって、第2操作手段を中間移動位置に移動させることが可能となる。また、本発明の構造を用いれば、今まで用いていた部品がそのまま使用することが可能であるため、大幅な設計変更も生じない。
本発明によれば、第1操作手段が第1操作位置から第2操作位置に操作された状態となっても、第2操作手段の操作位置に応じた操作位置信号を出力することができる。
以下、本発明を具体化した複合スイッチレバーの一実施形態を図1〜図14に従って説明する。
図1は車両用の複合スイッチレバー1の分解斜視図であり、図2は複合スイッチレバー1の断面図であり、図3は図2のII−II線断面図である。複合スイッチレバー1は、車両の方向指示器を点滅する際や、車両の走行系ライト(ヘッドライト、テールライト等)を点灯する際や、フォグ系ライト(フロントフォグライト、リヤフォグライト等)を点灯する際に操作するレバーである。複合スイッチレバー1は基端を支点に上下方向に操作可能であり、例えば同レバーが中立位置から上方向に操作されると左右の方向指示器のうち一方が点滅し、逆に同レバーが中立位置から下方向に操作されると左右の方向指示器のうち他方が点滅する。なお、走行系ライト及びフォグ系ライトが機器を構成する。
複合スイッチレバー1の先端には、走行系ライトを点灯する際に操作されるライトスイッチノブ2が配設されている。ライトスイッチノブ2はレバー本体3に対して回動可能に支持されたロータリスイッチノブであり、回動操作位置に応じて走行系ライトの各スイッチをオンオフする。ライトスイッチノブ2は、略有底筒状の本体部2aの開口部にホルダ2bを固着した構造をとっている。なお、ライトスイッチノブ2が第1操作手段に相当する。
本例のライトスイッチノブ2は、OFF 位置(オフ位置)、AUTO位置(オート位置)、TAIL位置(テール位置)及びHEAD位置(ヘッド位置)との4位置に操作可能である。ライトスイッチノブ2がOFF 位置に操作されるとヘッドライト及びテールライトの両方が消灯し、AUTO位置に操作されると車外環境に合わせてヘッドライト及びテールライトが自動で点灯し、TAIL位置に操作されるとをテールライトが点灯し、HEAD位置に操作されるとヘッドライト及びテールライトの両方が点灯する。なお、ライトスイッチノブ2の1段ごとの回動操作角度θa(図5参照)は、各操作段での操作において全て同一値(例えば30度)に設定されている。なお、OFF 位置が第1操作位置に相当し、AUTO位置が第2操作位置に相当する。
複合スイッチレバー1の先端寄りの位置には、フォグ系ライトを点灯する際に操作されるフォグスイッチノブ4が配設されている。フォグスイッチノブ4はレバー本体3に対して回動可能に支持されたロータリスイッチノブであり、回動操作位置に応じてフォグ系ライトの各スイッチをオンオフする。ライトスイッチノブ2及びフォグスイッチノブ4は、これら回動軸心同士が同軸上に位置した状態で取り付けられ、レバー本体3の長手方向である軸心L回りに相対回動可能となっている。なお、フォグスイッチノブ4が第2操作手段に相当する。
本例のフォグスイッチノブ4は、第1OFF 位置、第2OFF 位置、Fr位置(フロント位置)及びFr+Rr位置(リア位置)の4位置に操作可能である。フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置又は第2OFF 位置に操作されると、これら2位置は位置が異なるものの両位置ともにフロントフォグライト及びリアフォグライトの両方が消灯する。フォグスイッチノブ4がFr位置に操作されるとフロントフォグライトが点灯し、Fr+Rr位置に操作されるとフロントフォグライト及びリアフォグライトの両方が点灯する。なお、フォグスイッチノブ4の1段ごとの回動操作角度θb(図12参照)は、各操作段での操作において全て同一値(例えば30度)に設定されている。なお、第1OFF 位置が第1移動位置に、第2OFF 位置が中間移動位置に、Fr位置が第2移動位置に相当する。
レバー本体3は、車両のステアリングコラム側から延びる筒形状の軸部5と、フォグスイッチノブ4を軸部5の先端に相対回動可能な状態で取り付ける固定部材6とを備えている。軸部5の先端周縁には、複数(本例は3つ)の係合爪7が周方向において等間隔に延出形成されている。軸部5の内部には、ライトスイッチノブ2から延びるレバー軸8を回動可能な状態で挿通する通し孔9が貫設されている。
フォグスイッチノブ4は略有底筒状に形成され、フォグスイッチノブ4の底部中央には、レバー軸8を回動可能な状態で挿通する挿通孔4aが貫設されている。フォグスイッチノブ4の底部周縁には、軸部5の係合爪7の各々を収容可能な貫通孔10が、係合爪7の数(本例は3つ)に合わせて周方向において等間隔に複数貫設されている。貫通孔10はその形状が円弧状長孔で形成され、フォグスイッチノブ4が回動操作された際には各係合爪7が各貫通孔10の周方向端面に当接することから、その周方向長さがフォグスイッチノブ4の回動許容量に応じた長さに設定されている。
固定部材6は略有底筒状に形成され、固定部材6の底部裏面の周縁には、軸部5の係合爪7を係合可能(係止可能)な係合穴6aが、係合爪7の数(本例は3つ)に合わせて周方向において等間隔に複数凹設されている。固定部材6は軸部5との間でフォグスイッチノブ4を挟むとともに係合爪7を貫通孔10に挿通した状態で、係合爪7を係合穴6aに係合することによって軸部5に取付固定されている。また、固定部材6の底部中央には、レバー軸8を回動可能な状態で挿通する挿通孔6bが形成されている。
フォグスイッチノブ4は、軸部5及び固定部材6の間に取り付けられた状態において軸部5及び固定部材6に対し相対回動可能に支持され、軸部5の各係合爪7が各々の貫通孔10に貫通した取付状態をとる。従って、フォグスイッチノブ4をFr+Rr位置まで操作した際や、第1OFF 位置まで戻した際には、係合爪7が通し孔9の周方向端面に当接することでそれ以上の回動操作が規制され、フォグスイッチノブ4は第1OFF 位置〜Fr+Rr位置の範囲内での回動動作をとる。
ライトスイッチノブ2は固定部材6の先端側に相対回動可能な状態で取着され、ライトスイッチノブ2の基端には断面円形状のレバー軸8の一端が固着されている。レバー軸8の他端には、レバー軸8の回動時に走行系ライトスイッチ(図示略)のスイッチ接点を切り換えるカム8aが配設されている。ライトスイッチノブ2が回動操作されるとカム8aも同期して回動し、スイッチ接点が消灯位置、AUTO位置、TAIL位置及びHEAD位置の各々に応じたスイッチ位置に切り換えられる。
固定部材6には、軸心Lを挟んで互いに対向する位置に一対の収容穴11が形成されている。収容穴11はライトスイッチノブ2側に開口し、各収容穴11にはコイルスプリング12を介して節度ピース13が一部露出した状態で収容されている。節度ピース13は略球状に形成され、コイルスプリング12によって常にライトスイッチノブ2側に付勢されている。節度ピース13は軸心L方向に沿って相対移動可能であり、外力が付与されればコイルスプリング12の付勢力に抗してフォグスイッチノブ4側に移動する。
ライトスイッチノブ2の裏面には、図2及び図4〜図8等に示すように各節度ピース13と各々対応する位置にライトSW節度山14が突設されている。ライトSW節度山14は周方向(図8のノブ回動方向Ra)に沿って凹凸形状をなし、本例においては断面円弧状の凸部15が周方向に複数(本例は4つ)並び、隣接する凸部15同士の間が凹部16となっている。ライトスイッチノブ2は、節度ピース13がコイルスプリング12の付勢力に基づき凹部16に係合することによって、ノブ回動操作が行われない限りその時々のノブ操作位置を保持する。
ライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置する際、節度ピース13はノブ回動方向Raの矢印先端側であるライトSW第1ポジションPa1でライトSW節度山14と当接するが、ライトSW節度山14にはそのライトSW第1ポジションPa1に第1ライトSW凹部16aが形成されている。ライトスイッチノブ2がAUTO位置に位置する際、節度ピース13は第1ポジションPa1から所定量手前(本例は30度手前)のライトSW第2ポジションPa2でライトSW節度山14と当接するが、ライトSW節度山14にはそのライトSW第2ポジションPa2に第2ライトSW凹部16bが形成されている。
同様に、ライトスイッチノブ2がTAIL位置に位置する際、節度ピース13は第2ポジションPa2から所定量手前(本例は30度手前)のライトSW第3ポジションPa3でライトSW節度山14と当接するが、ライトSW節度山14にはそのライトSW第3ポジションPa3に第3ライトSW凹部16cが形成されている。ライトスイッチノブ2がHEAD位置に位置する際、節度ピース13は第3ポジションPa3から所定量手前(本例は30度手前)のSW第4ポジションPa4でライトSW節度山14と当接するが、ライトSW節度山14にはそのライトSW第4ポジションPa4に第4ライトSW凹部16dが形成されている。
ライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置した際、節度ピース13は第1ライトSW凹部16aに位置した状態(図8(a)参照)をとる。そして、ライトスイッチノブ2がOFF 位置からAUTO位置に回動操作されると、その操作過程で節度ピース13がコイルスプリング12の付勢力に抗して、第1ライトSW凹部16a及び第2ライトSW凹部16bの間にある第1ライトSW凸部15aを乗り越える。ライトスイッチノブ2がAUTO位置に位置すると、節度ピース13が第2ライトSW凹部16bに係合した状態(図8(b)参照)をとる。
また、ライトスイッチノブ2がAUTO位置からTAIL位置に回動操作されると、その操作過程で節度ピース13がコイルスプリング12の付勢力に抗して、第2ライトSW凹部16b及び第3ライトSW凹部16cの間にある第2ライトSW凸部15bを乗り越える。ライトスイッチノブ2がTAIL位置に位置すると、節度ピース13が第3ライトSW凹部16cに係合した状態(図8(c)参照)をとる。ライトスイッチノブ2がTAIL位置からHEAD位置に回動操作されると、その操作過程で節度ピース13がコイルスプリング12の付勢力に抗して、第3ライトSW凹部16c及び第4ライトSW凹部16dの間にある第3ライトSW凸部15cを乗り越える。ライトスイッチノブ2がHEAD位置に位置すると、節度ピース13が第4ライトSW凹部16dに係合した状態(図8(d)参照)をとる。
複合スイッチレバー1は、フォグスイッチノブ4の回動を規制(ロック)するロック機構17(図1,図3〜図5参照)を備えている。このロック機構17は、ライトスイッチノブ2がOFF 位置から回動操作されない限りフォグスイッチノブ4の回動を規制する機構であり、ライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置する際にロック状態となって、フォグスイッチノブ4の回動操作を禁止する。一方、ロック機構17は、ライトスイッチノブ2がAUTO位置、TAIL位置及びHEAD位置に操作された際にアンロック状態となって、フォグスイッチノブ4の回動操作を許容する。なお、ロック機構17が作動機構を構成する。
このロック機構17を以下に説明すると、まず固定部材6の径方向外側寄りの位置には、ライトスイッチノブ2側が大きく開口した収容部18が形成されている。この収容部18には、フォグスイッチノブ4の回動規制状態を解除するロックリリースピース19が軸心L方向に相対移動可能な状態で収容されている。固定部材6の内面とロックリリースピース19との間には、ロックリリースピース19をライトスイッチノブ2側に付勢するコイルスプリング20が介装されている。コイルスプリング20は、ロックリリースピース19の底面19aに形成されたコイル収容穴19bに一端が収容され、他端が収容部18の底面18aに当接している。
ロックリリースピース19の両側面には一対のガイド片21(図4及び図5参照)が各々突設され、固定部材6の内面には各ガイド片21に対応する位置に一対のガイド溝22が凹設されている。ロックリリースピース19は自身のガイド片21がガイド溝22に係入されることで固定部材6に取り付けられ、このガイド片21がガイド溝22に案内されることによって軸心L方向に相対移動する。ロックリリースピース19は、フォグスイッチノブ4側の向きの外力が加わるとコイルスプリング20の付勢力に抗してフォグスイッチノブ4側に移動し、この外力が解除されるとコイルスプリング20の付勢力によってライトスイッチノブ2側に戻る。
ロックリリースピース19の底面19aには、フォグスイッチノブ4の回動規制状態を解除する際に機能する解除凸部23が突設されている。収容部18の底部には解除凸部23に対応する位置に係止孔24が貫設され、ロックリリースピース19はコイルスプリング20の付勢力に抗してフォグスイッチノブ4側に相対移動した際、解除凸部23がこの係止孔24に入り込むことが可能である。ロックリリースピース19はその底面19aが収容部18の底面18aに当接することでそれ以上のフォグスイッチノブ4側への移動が規制され、解除凸部23の高さはロックリリースピース19がフォグスイッチノブ4側に最大限移動した際、解除凸部23の先端面が固定部材6の裏面とほぼ面一となる値に設定されている。
フォグスイッチノブ4の底部には、固定部材6側が開口した収容部25が形成されている。この収容部25には、フォグスイッチノブ4の回動を規制(ロック)するロックピース26が軸心L方向に相対移動可能な状態で収容されている。フォグスイッチノブ4の内面とロックピース26との間には、ロックピース26を固定部材6側に付勢するコイルスプリング27が介装されている。コイルスプリング27は、ロックピース26の裏面に形成されたコイル収容穴26aに一端が収容され、他端が収容部25の底面に当接している。
ロックピース26の先端には、固定部材6の係止孔24に係入可能な突起26bが突設されている。ロックリリースピース19がフォグスイッチノブ4側に移動してロックピース26の突起26bを当て面で押し込むと、ロックピース26がコイルスプリング27の付勢力に抗して反ライトスイッチノブ2側に移動し、最大限押し込まれるとロックピース26が係止孔24から離脱した状態(図5参照)となる。また、ロックリリースピース19がライトスイッチノブ2側に移動してロックピース26から離間する動きをとると、ロックピース26がコイルスプリング27の付勢力によってライトスイッチノブ2側に移動し、ロックピース26の突起26bが係止孔24に入り込んだ状態(図4参照)となる。
ライトスイッチノブ2の底面には、径方向外側寄りの位置に解除用レバー28が延出形成されている。一方、ロックリリースピース19はその上面(ライトスイッチノブ2側の面)が解除用レバー28と当接可能であり、同上面に段差を持たせることで下段面29a及び上段面29bを有した形状をとる。下段面29a及び上段面29bは軸心Lと直交する平面であり、上段面29bが下段面29aよりもライトスイッチノブ2側に位置した位置関係をとる。ロックリリースピース19の上面は、下段面29a及び上段面29bを繋ぐ部分が斜面状(以下、斜面29cと記す)に形成されている。
ライトスイッチノブ2がOFF 位置に操作された際、ライトスイッチノブ2の解除用レバー28がロックリリースピース19の下段面29aに位置した状態をとり、ロックリリースピース19がコイルスプリング20の付勢力によってライトスイッチノブ2側に移動する。このとき、ロックピース26がコイルスプリング27の付勢力によってライトスイッチノブ2側に移動し、その移動に伴ってロックピース26が係止孔24に係止する。従って、ロック機構17がロック状態となり、フォグスイッチノブ4が操作できない状態となる。
一方、ライトスイッチノブ2がAUTO位置、TAIL位置及びHEAD位置に操作されると、ライトスイッチノブ2の解除用レバー28が同ノブ2の回動操作に伴って斜面29cを登る。そして、ロックリリースピース19が解除用レバー28に押されることでコイルスプリング20の付勢力に抗してフォグスイッチノブ4側に移動して、ロックリリースピース19がロックピースがロックピース26を押す。このとき、ロックピース26がコイルスプリング27の付勢力に抗して基端側に移動し、この移動に伴ってロックピース26が係止孔24から離脱する。従って、ロック機構17がアンロック状態となり、フォグスイッチノブ4が操作可能な状態となる。
フォグスイッチノブ4には、軸心Lを挟んで互いに対向する位置に一対の収容穴29が形成されている。収容穴29は固定部材6側に開口し、各収容穴29にはコイルスプリング30を介して節度ピース31が一部露出する状態で収容されている。節度ピース31は略球状に形成され、コイルスプリング30によって常に固定部材6側に付勢されている。節度ピース31は軸心L方向に沿って相対移動可能であり、外力が付与されればコイルスプリング30の付勢力に抗して反ライトスイッチノブ2側に移動する。なお、コイルスプリング30及び節度ピース31が作動機構(係止部材)を構成する。
固定部材6の裏面には、図9及び図10に示すように各節度ピース31と各々対応する位置にフォグSW節度山32が延出形成されている。フォグSW節度山32は周方向(図10のノブ回動方向Ra)に沿って凹凸形状をなし、本例においては断面円弧状の凸部33が周方向に複数(本例は4つ)並び、隣接する凸部33同士の間が凹部34となっている。フォグスイッチノブ4は、節度ピース31がコイルスプリング30の付勢力に基づき凹部34に係合することによって、ノブ回動操作が行われない限りその時々のノブ操作位置を保持する。なお、フォグSW節度山32が凹凸部を構成する。
フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に位置する際、節度ピース31はノブ回動方向Raの矢印基端側であるフォグSW第1ポジションPb1でフォグSW節度山32と当接するが、フォグSW節度山32にはそのフォグSW第1ポジションPb1にフォグSW突出部33aが形成されている。フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置する際、節度ピース31は第1ポジションPb1から所定量先(本例は30度先)のフォグSW第2ポジションPb2に位置するが、フォグSW節度山32にはそのフォグSW第2ポジションPb2に第1フォグSW凹部34aが形成されている。なお、フォグSW突出部33aが作動機構(突出部)を構成する。
同様に、フォグスイッチノブ4がFr位置に位置する際、節度ピース31は第2ポジションPb2から所定量先(本例は30度先)のフォグSW第3ポジションPb3でフォグSW節度山32と当接するが、フォグSW節度山32にはそのフォグSW第3ポジションPb3に第2フォグSW凹部34bが形成されている。フォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に位置する際、節度ピース31は第3ポジションPb3から所定量先(本例は30度先)のフォグSW第4ポジションPb4でフォグSW節度山32と当接するが、フォグSW節度山32にはそのフォグSW第4ポジションPb4に第3フォグSW凹部34cが形成されている。
フォグSW突出部33aには、フォグSW第1ポジションPb1での突出高さをフォグSW第2ポジションPb2での突出高さよりも高くすることによって傾斜部35が形成されている。ライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置し、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に位置した際には、ロック機構17がロック状態となっているため、節度ピース31が傾斜部35を転がらず、節度ピース31がフォグSW第1ポジションPb1の位置を保持した状態(図10(a)参照)をとる。なお、傾斜部35が作動機構を構成する。
この状態からライトスイッチノブ2が例えばAUTO位置に回動操作されると、ロック機構17がアンロック状態となって、フォグスイッチノブ4の回動が許可される。このとき、節度ピース31がフォグSW突出部33aの傾斜部35を転がる動作をとってフォグスイッチノブ4が第1OFF 位置から第2OFF 位置に回動し、最終的には節度ピース31が第1フォグSW凹部34aに係合した状態(図10(b)参照)をとる。即ち、ライトスイッチノブ2をOFF 位置からAUTO位置に回動操作すると、フォグスイッチノブ4が自動で第1OFF 位置から第2OFF 位置に回動する。傾斜部35の傾斜角度θxは、フォグスイッチノブ4を自動で回動可能な角度値に設定されている。
フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置からFr位置に回動操作されると、その操作過程で節度ピース31がコイルスプリング30の付勢力に抗して、第1フォグSW凹部34a及び第2フォグSW凹部34bの間にある第1フォグSW凸部33bを乗り越える。フォグスイッチノブ4がFr位置に位置すると、節度ピース31が第2フォグSW凹部34bに係合する状態(図10(c)参照)をとる。フォグスイッチノブ4がFr位置からFr+Rr位置に回動操作されると、その操作過程で節度ピース31がコイルスプリング30の付勢力に抗して、第2フォグSW凹部34b及び第3フォグSW凹部34cの間にある第2フォグSW凹部33cを乗り越える。フォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に位置すると、節度ピース31が第3フォグSW凹部34cに係合する状態(図10(d)参照)をとる。
複合スイッチレバー1は、ライトスイッチノブ2の回動とフォグスイッチノブ4の回動とを連動させるノブ回動連動機構36を備えている。本例のノブ回動連動機構36は、ライトスイッチノブ2をOFF 位置側に戻す際に、フォグスイッチノブ4の戻し側の回動を連動させたり、ロック機構17がアンロック状態となって第2OFF 位置に位置したフォグスイッチノブ4をフォグ点灯側に操作する際に、ライトスイッチノブ2の回動操作を連動させたりする機構である。
ノブ回動連動機構36を以下に説明すると、まずライトスイッチノブ2の底面には、軸心Lを挟んでストッパ解除用レバー28と対向する位置に連動用レバー37が延出形成されている。連動用レバー37はライトスイッチノブ2とフォグスイッチノブ4との回動を連動させるレバーであり、両ノブ間の回動操作位置関係によってフォグスイッチノブ4と係止可能である。連動用レバー37は、軸心L方向に沿う状態でフォグスイッチノブ4側に向かって延びている。
固定部材6の底部には、径方向外側寄りの位置に円弧状のレバー挿通孔38が貫設されている。レバー挿通孔38は連動用レバー37が挿通可能な位置に配置され、ライトスイッチノブ2が回動操作された際には連動用レバー37がレバー挿通孔38の周方向端面に当接することから、その周方向長さがライトスイッチノブ2の回動許容量に応じた長さに設定されている。即ち、ライトスイッチノブ2をHEAD位置まで操作した際や、ライトスイッチノブ2をOFF 位置まで戻した際には、連動用レバー37がレバー挿通孔38の周方向端面38a,38bに当接することでそれ以上の回動操作が規制され、ライトスイッチノブ2はOFF 位置からHEAD位置の範囲内で回動動作をとる。
フォグスイッチノブ4の底部には、図11〜図14に示すように径方向外側寄りの位置に円弧状の連動孔39が貫設されている。連動孔39は連動用レバー37が挿通可能な位置に配置され、固定部材6のレバー挿通孔38と同じ周方向長さに形成されている。連動孔39は、ライトスイッチノブ2とフォグスイッチノブ4とが同じ操作段(即ち、OFF 位置及び第1OFF 位置、AUTO位置及び第2OFF 位置、TAIL位置及びFr位置、HEAD位置及びFr+Rr位置)となった際に、軸心L方向においてレバー挿通孔38と並ぶ位置に配置されている。
即ち、レバー挿通孔38及び連動孔39が軸心L方向において丁度並ぶのは、ライトスイッチノブ2がOFF 位置にフォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に位置したとき(図11参照)や、ライトスイッチノブ2がAUTO位置にフォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置したとき(図12参照)である。また、レバー挿通孔38及び連動孔39が軸心L方向において丁度並ぶのは、ライトスイッチノブ2がTAIL位置にフォグスイッチノブ4がFr位置に位置したとき(図13参照)や、ライトスイッチノブ2がHEAD位置にフォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に位置したとき(図14参照)である。
レバー挿通孔38及び連動孔39の周方向長さXは、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置にある際に、ライトスイッチノブ2をHEAD位置まで回動操作しても、連動用レバー37がレバー挿通孔38及び連動孔39の点灯操作方向側の周方向端面38a,39aに当接しない長さに設定されている。即ち、ライトスイッチノブ2がOFF 位置にフォグスイッチノブ4が第1OFF 位置にある際に、ライトスイッチノブ2をHEAD位置側に回動操作しても、フォグスイッチノブ4及び固定部材6がその回動を規制しないような値に周方向長さXが設定されている。
ここで、ライトスイッチノブ2がHEAD位置で、フォグスイッチノブ4がFr+Rr位置の際(図14の状態)、ライトスイッチノブ2をHEAD位置からOFF 位置に回動操作したとする。このとき、ライトスイッチノブ2の回動操作に伴って、連動用レバー37が連動孔39の消灯操作方向側の周方向端面39bを押し、ライトスイッチノブ2の回動にフォグスイッチノブ4の回動を連動させる。即ち、ライトスイッチノブ2を戻し操作する際、連動用レバー37が連動孔39の周方向端面39bに当接した以降、ライトスイッチノブ2の回動にフォグスイッチノブ4の回動が連動する。
また、例えばライトスイッチノブ2がAUTO位置で、フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置の際(図12の状態)、フォグスイッチノブ4を第2OFF 位置からFr+Rr位置に回動操作したとする。このとき、フォグスイッチノブ4の回動操作に伴って、連動孔39の周方向端面39bが連動用レバー37を押し、フォグスイッチノブ4の回動にライトスイッチノブ2の回動を連動させる。即ち、フォグスイッチノブ4をフォグ点灯側に操作する際、連動孔39の周方向端面39bが連動用レバー37に当接した以降、フォグスイッチノブ4の回動にライトスイッチノブ2の回動が連動する。
図1〜図3に示すように、フォグスイッチノブ4及び軸部5の間には、フォグスイッチノブ4の回動操作に伴ってスイッチ接点が切り換わるフォグ系ライトスイッチ40が配設されている。フォグ系ライトスイッチ40は、軸部5の先端に取付固定されたフォグ用固定電極盤41と、フォグスイッチノブ4の裏面に取付固定された接触子42とを有している。
フォグスイッチノブ4が回動操作されるとその回動操作に同期して接触子42が回動し、フォグ用固定電極盤41の端子41aと接触子42との位置関係が切り換わって、フォグ系ライトスイッチ40のスイッチ接点が第1OFF 位置、第2OFF 位置、Fr位置及びFr+Rr位置の各位置に応じたスイッチ状態をとる。なお、本例においては第1OFF 位置及び第2OFF 位置ではともにOFF 操作信号が、Fr位置ではFr操作信号が、Fr+Rr位置ではFr+Rr操作信号がフォグ系ライトスイッチ40から出力される。
次に、本例の複合スイッチレバー1の作用を説明する。
まず、ライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置し、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に位置しているとする。このとき、図4に示すように解除用レバー28がロックリリースピース19の下段面29aに当接しているため、ロックピース26がライトスイッチノブ2側に位置し、ロックピース26が係止孔24に係止する。従って、ロック機構17がロック状態となり、ライトスイッチノブ2の操作は可能であるものの、フォグスイッチノブ4の回動操作は実行できない状態となる。
この状態でライトスイッチノブ2がOFF 位置からライト点灯側に所定量(本例は30度)回動操作されると、図5に示すようにライトスイッチノブ2がAUTO位置に位置した状態となる。このとき、節度ピース13が第2ライトSW凹部16bに係合し、引き続きノブ回動操作が行われるまでライトスイッチノブ2がAUTO位置で保持される。従って、走行系ライトスイッチ(図示略)がAUTO位置に対応したスイッチ状態となり、AUTO操作信号をライト制御系IC(制御系Integrated Circuit:図示略)に出力する。よって、ライト点灯モードがオート点灯モードとなり、車両周囲が暗くなった際にヘッドライト及びテールライトの両方が点灯する。
ライトスイッチノブ2がAUTO位置からライト点灯側に所定量(本例は30度)回動操作されると、図6に示すようにライトスイッチノブ2がTAIL位置に位置した状態となり、節度ピース13が第3ライトSW凹部16cに係合することから、ノブ回動操作が行われるまでライトスイッチノブ2がTAIL位置で保持する。このとき、走行系ライトスイッチがTAIL操作信号をライト制御系ICに出力し、ライト点灯モードが第1段階点灯モードとなってテールライトが点灯する。
ライトスイッチノブ2がTAIL位置からライト点灯側に所定量(本例は30度)回動操作されると、図7に示すようにライトスイッチノブ2がHEAD位置に位置した状態となり、節度ピース13が第4ライトSW凹部16dに係合することから、ノブ回動操作が行われるまでライトスイッチノブ2がHEAD位置を保持する。このとき、走行系ライトスイッチがHEAD操作信号をライト制御系ICに出力し、ライト点灯モードが第2段階点灯モードとなってヘッドライト及びテールライトの両方が点灯する。
ところで、ライトスイッチノブ2がOFF 位置からAUTO位置となる際、ライトスイッチノブ2の回動動作に伴い、ロックリリースピース19の下段面29aに位置する解除用レバー28が斜面29cを登って上段面29bに位置した状態となる。これにより、ロックリリースピース19がロックピース26側に相対移動し、係止孔24に入り込んでいたロックピース26を係止孔24から離脱させる。従って、ロック機構17がアンロック状態となり、フォグスイッチノブ4の回動操作が可能な状態となる。
ロック機構17が解除されると、図10(b)に示すように節度ピース31が傾斜部35を転がり始め、自ら第1フォグSW凹部34aに係合する。従って、図12に示すようにフォグスイッチノブ4が自ら点灯側に所定量(本例は30度)回動して第2OFF 位置まで移動し、引き続きノブ回動操作が行われるまでライトスイッチノブ2が第2OFF 位置を保持する。よって、フォグ系ライトスイッチ40が第2OFF 位置に応じたスイッチ状態となり、第1OFF 位置の際と同様のOFF 信号をライト制御系ICに出力する。よって、フロントフォグライト及びリアフォグライトの両方が消灯状態を維持する。
この第2OFF 位置はフォグスイッチノブ4の次段への回動操作が可能な位置であるため、フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置すれば、フォグスイッチノブ4をFr位置又はFr+Rr位置の何れかに回動操作することが可能である。フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置からライト点灯側に所定量(本例は30度)回動操作されると、図13に示すようにフォグスイッチノブ4がFr位置に位置した状態となり、節度ピース31が第2フォグSW凹部34bに係合することから、ノブ回動操作が行われるまでフォグスイッチノブ4がFr位置を保持する。このとき、フォグ系ライトスイッチ40がFr操作信号をライト制御系ICに出力し、フォグ点灯モードが第1段階点灯モードとなってフロントフォグライトが点灯する。
フォグスイッチノブ4がFr位置からライト点灯側に所定量(本例は30度)回動操作されると、図14に示すようにフォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に位置した状態となり、節度ピース31が第3フォグSW凹部34cに係合することから、ノブ回動操作が行われるまでフォグスイッチノブ4がFr+Rr位置を保持する。このとき、フォグ系ライトスイッチ40がFr+Rr操作信号をライト制御系ICに出力し、フォグ点灯モードが第2段階点灯モードとなってフロントフォグライト及びリアフォグライトの両方が点灯する。
第2OFF 位置に位置したフォグスイッチノブ4をHEAD位置に向かって回動操作する際、フォグスイッチノブ4がライトスイッチノブ2と同一操作段となった後は、連動孔39の周方向端面39bが連動用レバー37を押して、ライトスイッチノブ2の回動がフォグスイッチノブ4の回動に連動する。例えば、ライトスイッチノブ2がAUTO位置にあり、フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置にある状態(図12参照)から、フォグスイッチノブ4がFr位置に回動操作されると、ライトスイッチノブ2がフォグスイッチノブ4の回動に連動してTAIL位置に位置した状態(図13参照)となる。このとき、テールライトが点灯するとともにフロントフォグライトが点灯する。
また、ライトスイッチノブ2がTAIL位置にあり、フォグスイッチノブ4がFr位置にある状態(図13参照)から、フォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に回動操作されると、ライトスイッチノブ2がフォグスイッチノブ4の回動に連動してHEAD位置に位置した状態(図14参照)となる。このときヘッドライト及びテールライトが点灯するとともに、フロントフォグライト及びリアフォグライトが点灯する。
また、ライトスイッチノブ2をOFF 位置側に戻し操作する際、ライトスイッチノブ2がフォグスイッチノブ4と同一段となった後は、連動用レバー37が連動孔39の周方向端面39bを押して、フォグスイッチノブ4の回動がライトスイッチノブ2の回動に連動する。例えば、ライトスイッチノブ2がHEAD位置に位置し、フォグスイッチノブ4がFr+Rr位置に位置する状態で、ライトスイッチノブ2がHEAD位置→TAIL位置→AUTO位置→OFF 位置へ操作位置が戻されたとする。このとき、フォグスイッチノブ4はライトスイッチノブ2に連れ回りしてFr+Rr位置→Fr位置→第2OFF 位置→第1OFF 位置の各操作位置へ順に戻る。
ライトスイッチノブ2がHEAD位置→TAIL位置→AUTO位置→OFF 位置へ操作位置が戻される際、例えばフォグスイッチノブ4がFr位置に位置してれば、ライトスイッチノブ2がTEIL位置に位置した後にフォグスイッチノブ4がライトスイッチノブ2の回動に連動する。また、ライトスイッチノブ2がHEAD位置→TAIL位置→AUTO位置→OFF 位置へ操作位置が戻される際、例えばフォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置していれば、ライトスイッチノブ2がAUTO位置に位置した後にフォグスイッチノブ4がライトスイッチノブ2の回動に連動する。
ここで、例えばフォグスイッチノブ4のみを第2OFF 位置から第1OFF 位置へ回動操作しても、節度ピース31が一旦は傾斜部35を駆け上がってフォグSW突出部33aの頂点に位置する。しかし、結局は節度ピース31が傾斜部35を転がり落ちる動作をとるため、節度ピース31が第1フォグSW凹部34aに係合する状態となる。従って、フォグスイッチノブ4のみを第2OFF 位置から第1OFF 位置に戻し操作しても、フォグスイッチノブ4は自らの動作で第1OFF 位置を保持することができない。
しかし、本例はライトスイッチノブ2を戻し操作する際、ライトスイッチノブ2の回動にフォグスイッチノブ4が連動して第2OFF 位置に位置し、しかもライトスイッチノブ2がOFF 位置に位置した際には、ロック機構17がロック状態となってフォグスイッチノブ4の回動が規制される。このため、ライトスイッチノブ2がOFF 位置に戻し操作されたことを条件に、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に位置した状態(図11参照)をとる。このとき、ヘッドライト及びテールライトが消灯するとともに、フロントフォグライト及びリアフォグライトも消灯する。
本例においては、ライトスイッチノブ2がAUTO位置に回動操作された際には、第1OFF 位置の際と同様にフォグ系ライトをオフさせるもののFr位置やFr+Rr位置に回動操作可能な第2OFF 位置にフォグスイッチノブ4が自動で移動する。従って、その操作位置状態においてフォグスイッチノブ4が回動操作されれば、フォグ系ライトスイッチ40がその回動操作位置に応じたスイッチ信号を出力する。よって、フォグ系ライトスイッチのスイッチ制御(即ち、どのスイッチ状態にあるかの判断)が複合スイッチレバー1内で完結し、この種のスイッチ制御用のシステム制御部が不要となり、部品点数の低減やコスト削減に効果がある。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)ライトスイッチノブ2がOFF 位置からAUTO位置に回動操作された際には、ロック機構17のロック状態が解除されて、第1OFF 位置にあるフォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置し、これ以降においてフォグスイッチノブ4をFr位置やFr+Rr位置への回動操作が可能となる。従って、ライトスイッチノブ2がAUTO位置に操作されても、フォグ系ライトスイッチ40はフォグスイッチノブ4の回動位置に応じたスイッチ信号を出力可能となり、フォグ系ライトスイッチ40のスイッチ制御を複合スイッチレバー1内で完結することができる。従って、フォグ系ライトスイッチ用のシステム制御部が不要となり、部品点数やコスト等を削減することができる。
(2)ロック機構17がアンロック状態となるまでフォグスイッチノブ4は回動が許可されないので、ライトスイッチノブ2がOFF 位置にある際のフォグスイッチノブ4の操作を禁止することができる。
(3)ライトスイッチノブ2を戻し操作する際や、フォグスイッチノブ4を点灯側に回動操作する際、ライトスイッチノブ2とフォグスイッチノブ4の回動が連動する。従って、ライトスイッチノブ2を戻し操作する際には、ライトスイッチノブ2とともにフォグスイッチノブ4もオフ操作することができ、フォグライトの消し忘れを防止できる。また、フォグスイッチノブ4を点灯操作する際には、ライトスイッチノブ2も回動操作することができ、フォグスイッチノブ4の回動操作で走行系ライトとフォグ系ライトとを同時に点灯することができる。
(4)ライトスイッチノブ2がAUTO位置に回動操作されて、フォグスイッチノブ4が第2OFF 位置に位置した際には、ライトスイッチノブ2とフォグスイッチノブ4とが軸心L方向に並んだ状態となる。従って、ライトスイッチノブ2をAUTO位置からTAIL位置へ操作する際の操作量と、フォグスイッチノブ4をオフとした状態からFr位置へ操作する際の操作量とを同じとすることができ、操作性に違和感を発生し難くすることができる。
(5)節度山32にフォグSW突出部33aを設け、そのフォグSW突出部33aに傾斜部35を形成することで、フォグスイッチノブ4を第1OFF 位置から第2OFF 位置に位置させる。従って、簡単な構造でフォグスイッチノブ4を第1OFF 位置から第2OFF 位置に回動させることができ、更には本例の構造を採用するにあたって複合スイッチレバー1に大幅な設計変更も生じない。
なお、本実施形態は上記構成に限定されず、以下の態様に変更してもよい。
・ ロック機構17はロックリリースピース19及びロックピース26を用いた構成に限定されない。例えば、軸心L方向に相対移動可能な1つのロックピースを固定部材6に設け、このロックピースを用いてフォグスイッチノブ4の回動を規制してもよい。即ち、ライトスイッチノブ2がOFF 位置の際には、このロックピースがフォグスイッチノブ4側に突出して同ノブ4の回動を規制し、ライトスイッチノブ2がAUTO位置に操作される。と、ロックピースが反フォグスイッチノブ4側に移動して、フォグスイッチノブ4の回動規制状態を解除する。
・ ライトスイッチノブ2及びフォグスイッチノブ4は、各々4つの操作位置を有することに限らず、例えば3位置でもよいし、或いは5位置以上でもよい。
・ ライトスイッチノブ2及びフォグスイッチノブ4はロータリスイッチ式(回動式)であることに限らず、例えばプッシュ式でもよい。
・ ライトスイッチノブ2及びフォグスイッチノブ4の各操作段ごとの操作量は必ずしも同一(本例は30度)であることに限定されず、各操作段ごとに異なっていてもよい。
・ ライトスイッチノブ2がAUTO位置に回動操作されてロック機構17のロック状態が解除された際、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置から第2OFF 位置に回動することに限定されない。即ち、フォグSW突出部33aに代えて凹部を形成し、ロック機構17のロック状態が解除された際、フォグスイッチノブ4が第1OFF 位置に変らず位置する構造でもよい。
・ ライトスイッチノブ2がAUTO位置に回動操作された際にフォグスイッチノブ4の回動操作を許可する機構(作動機構)は、ライトスイッチノブ2がOFF 位置の際にロック状態であったロック機構17が解除されて、フォグスイッチノブ4がFr位置側に操作可能となる機構であることに限定されない。即ち、ライトスイッチノブ2がAUTO位置に回動操作された際に、それまでFr位置側に位置することができなかったフォグスイッチノブ4が同位置に操作可能となるのであれば、その機構は特に限定されない。
・ 複合スイッチレバー1は車両用に限定されず、車両以外の乗り物に採用してもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に追記する。
(1)請求項2〜5のいずれかにおいて、前記ロック機構は、前記レバー本体の軸心方向に相対移動可能な状態で該レバー本体及び前記第2操作手段の間に形成されたロック部材と、前記ロック部材及び回動操作可能な前記第1操作手段の一方に形成された段部と、前記ロック部材及び回動操作可能な前記第1操作手段の他方に形成されたレバー部材とを備え、前記第1操作手段が前記第1操作位置から前記第2操作位置に回動操作された際、前記レバー部材及び前記段部の間の相対位置が変化することによって、前記ロック部材が前記レバー本体及び前記第2操作手段を非係止状態にして前記第2操作手段の移動を許可する。この場合、第1操作手段が第1操作位置から第2操作位置に操作された際、ロック部材がレバー本体及び第2操作手段を非係合状態とすることによって第2操作手段の移動禁止状態が解除されるため、第2操作手段を第1移動位置から第2移動位置へ操作することができる。
(2)請求項3〜5のいずれかにおいて、前記連動機構は、回動操作可能な前記第1操作手段及び前記第2操作手段の一方に形成された連動用レバーと、回動操作可能な前記第1操作手段及び前記第2操作手段の他方に形成され、前記連動用レバーが挿通された連動孔とを備え、前記第1操作手段及び前記第2操作手段が同一操作段となった際、前記連動用レバーが前記連動孔の周方向端面に当接して、前記第1操作手段及び前記第2操作手段の回動を連動させる。この場合、連動用レバーを連動孔の周方向端面に当接させるという簡単な手法で、第1操作手段及び第2操作手段を連動操作することができる。
(3)請求項1〜5のいずれかにおいて、前記第1操作手段及び前記第2操作手段は操作位置を回して操作する回動式であり、前記第1操作手段の回動軸心と、前記第2操作手段の回動軸心とは同軸上に配置されている。この場合、第1操作手段及び第2操作手段が回動式であるので、回動操作によって第1操作手段及び第2操作手段を操作することが可能となる。また、第1操作手段と第2操作手段の回動軸心が同軸上に配置されているので、複合レバースイッチの径方向のサイズを小さく抑えることも可能となる。
(4)請求項1〜5のいずれかにおいて、前記第1操作手段の各操作段ごとの操作量は同一量に設定され、前記第2操作手段の各操作段ごとの操作量は同一量に設定されている。この場合、第1操作手段及び第2操作手段を各々操作したときの操作感がよくなる。
(5)前記技術的思想(4)において、前記第1操作手段の各操作段ごとの操作量と、前記第2操作手段の各操作段ごとの操作量は、各操作段ごとに同一量に設定されている。この場合、第1操作手段及び第2操作手段を各々操作した際、どの操作を行っても操作量(移動量)が一定であるので、操作感が一層向上する。
一実施形態における車両用の複合スイッチレバーの分解斜視図。 複合スイッチレバーの軸心方向における断面図。 図2のII−II線断面図。 (a)はライトスイッチノブがOFF 位置時の図2のIII −III 線断面図であり、(b)はロック機構がロック時の複合スイッチレバーの部分拡大断面図。 (a)はライトスイッチノブがAUTO位置時の図2のIII −III 線断面図であり、(b)はロック機構がアンロック時の複合スイッチレバーの部分拡大断面図。 ライトスイッチノブがTAIL位置時の図2のIII −III 線断面図。 ライトスイッチノブがHEAD位置時の図2のIII −III 線断面図。 (a)〜(d)はライトスイッチノブ側の節度山及び節度ピースの位置関係の状態遷移を示す説明図。 図2のIV−IV線断面図。 (a)〜(d)はフォグスイッチノブ側の節度山及び節度ピースの位置関係の状態遷移を示す説明図。 フォグスイッチノブが第1OFF 位置の際の図2のV−V線断面図。 フォグスイッチノブが第2OFF 位置の際の図2のV−V線断面図。 フォグスイッチノブがFr位置の際の図2のV−V線断面図。 フォグスイッチノブがFr+Rr位置の際の図2のV−V線断面図。
符号の説明
1…複合スイッチレバー、2…第1操作手段としてのライトスイッチノブ、3…レバー本体、4…第2操作手段としてのフォグスイッチノブ、17…作動機構を構成するロック機構、30…作動機構(係止部材)を構成するコイルスプリング、31…作動機構(係止部材)を構成する節度ピース、32…凹凸部としてのフォグSW節度山、33a…作動機構(突出部)を構成するフォグSW突出部、34…凹部、35…作動機構を構成する傾斜部、36…連動機構としての回動連動機構。

Claims (5)

  1. レバー本体と、複数の操作位置を有する第1操作手段と、同じく複数の操作位置を有する第2操作手段とを備え、前記レバー本体、前記第1操作手段及び前記第2操作手段が操作された際には各操作系に応じた機器が作動する複合スイッチレバーにおいて、
    前記第1操作手段が第1操作位置から次操作段の第2操作位置に操作された際、前記第1操作位置と対応する第1移動位置にある前記第2操作手段を、次操作段側の第2移動位置に操作可能とする作動機構を備えたことを特徴とする複合スイッチレバー。
  2. 前記作動機構は、前記第1操作手段が前記第1操作位置にある際、前記第1移動位置にある前記第2操作手段の移動を禁止し、前記第1操作手段が前記第2操作位置に操作された際、前記次操作段側への前記第2操作手段の移動を許可するロック機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の複合スイッチレバー。
  3. 前記第1操作手段が前記第1操作位置側に戻し操作される際、前記第1操作手段が前記第2操作手段と同一操作段となった以降に、或いは前記第2操作手段が前記2移動位置側に操作される際、前記第2操作手段が前記第1操作手段と同一操作段となった以降に、前記第1操作手段と前記第2操作手段との移動を連動させる連動機構を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の複合スイッチレバー。
  4. 前記作動機構は、前記第1操作手段が前記第1操作位置から前記第2操作位置に操作されて前記ロック機構のロック状態が解除された際、前記第1移動位置にある前記第2操作手段を、機能的には前記第1移動位置と同じであるものの前記第2移動位置への操作が可能な中間移動位置に移動させることを特徴とする請求項2又は3に記載の複合スイッチレバー。
  5. 前記作動機構は、前記レバー本体及び前記第2操作手段の一方に形成され、前記第2操作手段の操作方向に沿って複数の凹凸を有する凹凸部と、前記レバー本体及び前記第2操作手段の他方に形成され、前記凹凸部の凹部に係止することによって前記第2操作手段の操作位置を保持する係止部材と、前記係止部材が当接する前記凹凸部の部位のうち、前記第2操作手段が前記第1移動位置に位置する際に前記係止部材が位置する部位に形成された突出部と、前記突出部に形成され、前記ロック機構のロック状態が解除された際に前記係止部材の作動によって前記第2操作手段を前記中間移動位置に位置させる傾斜部とを備えたことを特徴とする請求項4に記載の複合スイッチレバー。
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