JP6256679B2 - ディスプレイ基板用樹脂組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイ基板用樹脂組成物に関する。
近年、液晶ディスプレイや有機エレクトロルミネッセンスディスプレイ等のエレクトロニクスの急速な進歩に伴い、デバイスの薄型化や軽量化、更には、フレキシブル化が要求されるようになってきた。
これらのデバイスにはガラス基板上に様々な電子素子、例えば、薄膜トランジスタや透明電極等が形成されているが、このガラス材料を柔軟かつ軽量な樹脂材料に替えることで、パネル自体の薄型化や軽量化、フレキシブル化が図れる。そして、その樹脂材料としては、ポリイミドが注目を集めており、ポリイミドフィルムに関する種々の報告がなされている。(例えば特許文献1,2参照)。
ところで、ディスプレイの基板として用いるには、透明性に優れるだけでなく、リタデーションが低い材料であることが望ましい。リタデーション(位相差)とは、複屈折率と膜厚と積であって、複屈折率とは、面内方向と垂直方向の屈折率の差であるが、大きなリタデーションは、ディスプレイの表示品質の低下を招く原因となり得る(例えば特許文献3参照)。
特開昭60−188427号公報 特開昭58−208322号公報 国際公開2011/149018号パンフレット
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、透明性に優れるだけでなく、リタデーションが低いという特徴をも有する、ディスプレイのベースフィルムとして好適な樹脂薄膜を与えるディスプレイ基板用樹脂組成物を提供することを目的とする。
また、本発明は、透明性に優れるだけでなく、リタデーションが低く、さらに柔軟性に優れるという特徴をも有する、ディスプレイのベースフィルムとしてより好適な樹脂薄膜を与えるディスプレイ基板用樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討を重ねた結果、所定のポリアミック酸と、所定のジイミド化合物と、有機溶媒とを含む組成物によって、ディスプレイの基板に適した、高透明かつ低リタデーションの樹脂薄膜が得られることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、
1.(A)式(1−1)で表される繰り返し単位を有するポリアミック酸、

(式中、Xは、4価の有機基を表し、Yは、2価の有機基を表す。)
(B)式(2)で表されるジイミド化合物、

〔式中、RおよびRは、互いに独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数2〜20のヘテロアリール基を表し、R〜Rは、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜20のヘテロアリール基、フェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルケニル基、もしくはフェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルキニル基を表すか、またはRとRもしくは/およびRとRは、互いに結合して、式(3)〜(12)から選ばれる2価の基を表し、

(式中、Rは、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数2〜20のヘテロアリール基を表し、n3は、0〜4の整数を表し、Rが複数存在する場合、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。)Lは、式(L−1)〜(L−19)から選ばれる2価の基を表し、n1およびn2は、0〜4の整数を表す。〕


および(C)有機溶媒を含むディスプレイ基板用樹脂組成物、
2.前記ポリアミック酸が、式(1−2)で表される繰り返し単位を50%以上含有するポリアミック酸である1のディスプレイ基板用樹脂組成物、

〔式中、Xは、式(X−1)〜(X−14)から選ばれる4価の基を表し、


(式中、Rは、水素原子またはメチル基を表し、Rは、フッ素原子またはトリフルオロメチル基を表し、mは、1または2を表し、qは、1または2を表し、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよく、Rが複数存在する場合、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。)Yは、式(Y−1)〜(Y−6)から選ばれる2価の基を表す。〕

3.1または2のディスプレイ基板用樹脂組成物を用いて作製されるディスプレイ基板用樹脂薄膜、
4.3のディスプレイ基板用樹脂薄膜を備える画像表示装置、
5.1または2のディスプレイ基板用樹脂組成物を用いるディスプレイ基板用樹脂薄膜の製造方法、
6.3のディスプレイ基板用樹脂薄膜を用いる画像表示装置の製造方法
を提供する。
本発明は、透明性に優れ、さらにリダデーションが低い、ディスプレイの基板材料として好適な樹脂薄膜を与える樹脂組成物とそのような樹脂薄膜を提供する。
また、本発明は、透明性に優れ、さらにリダデーションが低く、さらに柔軟性にも優れたディスプレイの基板材料としてより好適な樹脂薄膜を与える樹脂組成物とそのような樹脂薄膜を提供する。
以下、本発明について、更に詳細に説明する。
本発明のディスプレイ基板用樹脂組成物は、(A)成分として、式(1−1)で表される繰り返し単位を有するポリアミック酸を含む。
式中、Xは、4価の有機基を表し、Yは、2価の有機基を表す。
としては、酸二無水物から誘導される4価の基が挙げられ、このような酸無水物の具体例としては、ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2’,3,3’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物オキシジフタル酸二無水物、ジフェニルスルホン−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルフィド二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物、2,3,3’,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、p−フェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、p−メチルフェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、p−(2,3−ジメチルフェニレン)ビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、4,4’−ビフェニレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、1,4−ナフタレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)、2,6−ナフタレンビス(トリメリット酸モノエステル酸無水物)2,2−ビス(4-ヒドロキシフェニル)プロパンジベンゾエート−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、m−ターフェニル−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸二無水物、p−ターフェニル−3,4,3’,4’−テトラカルボン酸二無水物、1,3−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン二無水物、1,4−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ビフェニル二無水物、2,2−ビス〔(3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕プロパン二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、4,4’−(2,2−ヘキサフルオロイソプロピリデン)ジフタル酸二無水物、N,N’−(2,2’−ビス{トリフルオロメチル}−[1,1’−ビフェニル] −4,4’−ジイル)ビス(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロキシベンゾフラン−5−カルボキシアミド)等の芳香族テトラカルボン酸二無水物、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ジ(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジエチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジプロピル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジブチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジペンチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジヘキシル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジフェニル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジシクロペンチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水、3,3’,4,4’−ビシクロヘキシルテトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクタン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2.2.2]オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、5−(ジオキソテトラヒドロフリル−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、4−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラン−3−イル)−テトラリン−1,2−ジカルボン酸無水物、テトラヒドロフラン−2,3,4,5−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ−3,3’,4,4’−テトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロペンタノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、メチルノルボルナン−2−スピロ−α−シクロペンタノン−α’−スピロ−2’’−(メチルノルボルナン)−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロヘキサノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、メチルノルボルナン−2−スピロ−α−シクロヘキサノン−α’−スピロ−2’’−(メチルノルボルナン)−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロプロパノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロブタノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロヘプタノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロオクタノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロノナノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロウンデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロドデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロトリデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロテトラデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−シクロペンタデカノン−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−(メチルシクロペンタノン)−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物、ノルボルナン−2−スピロ−α−(メチルシクロヘキサノン)−α’−スピロ−2’’−ノルボルナン−5,5’’,6,6’’−テトラカルボン酸二無水物等の脂肪族酸無水物が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。これらは単独でも、2種以上を混合して用いることもできる。用いる酸二無水物は、所望の特性を勘案して適宜選択することができる。
は、ジアミンから誘導される2価の基が挙げられ、ジアミンの具体例としては、1,4−ジアミノベンゼン(p−フェニレンジアミン)、1,3−ジアミノベンゼン(m−フェニレンジアミン)、1,2−ジアミノベンゼン(o−フェニレンジアミン)、2,4−ジアミノトルエン、2,5−ジアミノトルエン、2,6−ジアミノトルエン、4,6−ジメチル−m−フェニレンジアミン、2,5−ジメチル−p−フェニレンジアミン2、6−ジメチル−p−フェニレンジアミン2,4−ビス(アミノ−t−ブチル)トルエン2,4,6−トリメチル−1,3-フェニレンジアミン、2,3,5,6−テトラメチル−p−フェニレンジアミン、m−キシリレンジアミン、p−キシリレンジアミン、5−トリフルオロメチルベンゼン−1,3−ジアミン、5−トリフルオロメチルベンゼン−1,2−ジアミン、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン−1,2−ジアミンなどのベンゼン核1つのジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’−ジカルボキシ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、ビス(4−アミノフェニル)スルフィド、4,4’−ジアミノベンズアニリド、3,3’−ジクロロベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、2,2’−ジメチルベンジジン、3,3’−ジメトキシベンジジン、2,2’−ジメトキシベンジジン、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、3,4’−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,3’−ジアミノベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジクロロベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、3,3’−ジアミノジフェニルメタン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホキシド、3,4’−ジアミノジフェニルスルホキシド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホキシド、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル‐4,4’‐ジアミン、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル‐4,4’‐ジアミン、3,3’,5,5’‐テトラフルオロビフェニル‐4,4’‐ジアミン、4,4'−ジアミノオクタフルオロビフェニルなどのベンゼン核2つのジアミン、1,3−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)−4−トリフルオロメチルベンゼン、3,3’−ジアミノ−4−(4−フェニル)フェノキシベンゾフェノン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジ(4−フェニルフェノキシ)ベンゾフェノン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(3−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼンなどのベンゼン核3つのジアミン、3,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、3,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン(ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゾフェノン)、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9'−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)フルオレンなどのベンゼン核4つ以上のジアミン、5−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンゾオキサゾール、5−アミノ−2−(m−アミノフェニル)ベンゾオキサゾール、6−アミノ−2−(p−アミノフェニル)ベンゾオキサゾール、6−アミノ−2−(m−アミノフェニル)ベンゾオキサゾール、2,2’−p−フェニレンビス(5−アミノベンゾオキサゾール)、2,2’−p−フェニレンビス(6−アミノベンゾオキサゾール)、1−(5−アミノベンゾオキサゾロ)−4−(6−アミノベンゾオキサゾロ)ベンゼン、2,6−(4,4’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:5,4−d’〕ビスオキサゾール、2,6−(4,4’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:4,5−d’〕ビスオキサゾール、2,6−(3,4’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:5,4−d’〕ビスオキサゾール、2,6−(3,4’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:4,5−d’〕ビスオキサゾール、2,6−(3,3’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:5,4−d’〕ビスオキサゾール、2,6−(3,3’−ジアミノジフェニル)ベンゾ〔1,2−d:4,5−d’〕ビスオキサゾール、2,4−ジアミノピリジン、2,6−ジアミノピリジン、2,5−ジアミノピリジンなどのベンゾオキサゾール構造を有するジアミン等の芳香族ジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルアミン)、イソホロンジアミン、トランス−1,4−ジアミノシクロヘキサン、シス−1,4−ジアミノシクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンビス(メチルアミン)、2,5−ビス(アミノメチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン、2,6−ビス(アミノメチル)ビシクロ〔2.2.1〕ヘプタン、3,8−ビス(アミノメチル)トリシクロ〔5.2.1.0〕デカン、1,3−ジアミノアダマンタン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノシクロヘキシル)ヘキサフルオロプロパン、1,3−プロパンジアミン、1,4−テトラメチレンジアミン、1,5−ペンタメチレンジアミン、1,6−ヘキサメチレンジアミン、1,7−ヘプタメチレンジアミン、1,8−オクタメチレンジアミン、1,9−ノナメチレンジアミン等の脂肪族アミンが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。これらは単独でも、2種以上を混合して用いることもできる。用いるジアミンは、所望の特性を勘案して適宜選択することができる。
本発明において、式(1−1)で表される繰り返し単位を有するポリアミック酸の好適な例としては、式(1−2)で表される繰り返し単位を50%以上含有するポリアミック酸が挙げられる。
は、式(X−1)〜(X−14)から選ばれる4価の基を表す。

は、水素原子またはメチル基を表すが、水素原子が好ましい。なお、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
は、フッ素原子またはトリフルオロメチル基を表し、qは、1または2を表し、mは、ベンゼン環に置換するRの数を示し、1または2を表すが、Rは、トリフルオロメチル基が好ましく、qは2が好ましく、mは1が好ましい。なお、Rが複数存在する場合、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。
特に、得られるフィルムの透明性と低線膨張係数の観点から、Xとしては、式(X−14)で表される基が好ましい。
は、式(Y−1)〜(Y−6)から選ばれる2価の基を表すが、得られるフィルムの透明性と低線膨張係数の観点から、Yとしては、式(Y−5)または(Y−6)で表される基が好ましい
本発明で用いるポリアミック酸は、式(1−2)で表される繰り返し単位を、好ましくは50モル%以上、より好ましくは60モル%以上、より一層好ましくは70モル%以上、さらに好ましくは80モル%以上、含有する。このようなポリアミック酸を用いることで、高透明性でリタデーションが低いだけでなく、適度な柔軟性をも有する樹脂薄膜を再現性よく得ることができる。
本発明のディスプレイ基板用樹脂組成物は、(B)成分として、式(2)で表されるジイミド化合物を含む。
式中、RおよびRは、互いに独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数2〜20のヘテロアリール基を表す。
ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
炭素数1〜20のアルキル基の具体例としては、炭素数1〜60のアルキル基の具体例としては、直鎖状でも分岐鎖状でもよく、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、1−メチル−n−ブチル、2−メチル−n−ブチル、3−メチル−n−ブチル、1,1−ジメチル−n−プロピル、n−ヘキシル、1−メチル−n−ペンチル、2−メチル−n−ペンチル、1,1−ジメチル−n−ブチル、1−エチル−n−ブチル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、基等が挙げられる。
炭素数1〜20のハロアルキル基のハロアルキル基としては、上記炭素数1〜20のアルキル基の水素原子の少なくとも1つを、ハロゲン原子で置換したものが挙げられるが、中でも、フルオロアルキル基が好ましく、パーフルオロアルキル基がより好ましい。
その具体例としては、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、ノナフルオロブチル基、4,4,4−トリフルオロブチル基、ウンデカフルオロペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5,5−ノナフルオロペンチル基、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフルオロペンチル基、トリデカフルオロヘキシル基、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6,6−ウンデカフロオロヘキシル基、2,2,3,3,4,4,5,5,6,6−デカフルオロヘキシル基、3,3,4,4,5,5,6,6,6−ノナフルオロヘキシル基などが挙げられる。
炭素数1〜20のアルコキシ基の具体例としては、その中のアルキル基が直鎖状、分岐鎖状、環状のいずれのものでもよく、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、i−プロポキシ、c−プロポキシ、n−ブトキシ、i−ブトキシ、s−ブトキシ、t−ブトキシ、c−ブトキシ、n−ペントキシ、c−ペントキシ、n−ヘキソキシ、c−ヘキソキシ、n−ヘプチルオキシ、n−オクチルオキシ、n−ノニルオキシ、n−デシルオキシ基等が挙げられる。
炭素数6〜20の芳香族基の具体例としては、フェニル、1−または2−ナフチル、1−,2−または9−アントリル、1,2,3,4または9−フェナントリル基等が挙げられる。
炭素数2〜20の複素芳香族基の具体例としては、2−または3−チエニル、2−または3−フリル、2−,4−または5−オキサゾリル、2−,4−または5−チアゾリル、2−または4−イミダゾリル、2−,3−または4−ピリジル、2−,4−または5−ピリミジニル、2−ピラジニル、3−または4−ピリダジニル、2−または3−ピラジル、2−,3−,4−,5−,6−,7−または8−キノリル、2−,5−または6−キノキサリル、2−,4−,5−,6−または7−ベンゾオキサゾリル、2−,4−,5−,6−または7−ベンゾチアゾリル、2−,4−または5−ベンゾイミダゾリル基等が挙げられる。
およびRとしては、炭素数1〜20のアルキル基が好適である。
n1およびn2は、ベンゼン環に置換するRおよびRの数を示し、0〜4の整数であるが、好ましくは3以下、より好ましくは2以下である。
〜Rは、互いに独立に、水素原子、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数2〜20のヘテロアリール基、フェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルケニル基、もしくはフェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルキニル基を表すか、またはRとRもしくは/およびRとRは、互いに結合して、式(3)〜(12)から選ばれる2価の基を表す。
フェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルケニル基、2−フェニルエテニル基、1−フェニルエテニル基、2,2−ジフェニルエテニル基、1,2,2−トリフェニルエテニル基等が挙げられるがこれらに限定されるわけではない。
フェニル基で置換されてもよい炭素数2〜20のアルキニル基、フェニルエチニル基等が挙げられるが、これに限定されるわけではない。
その他、ハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基およびヘテロアリール基としては、上記と同様のものが挙げられる。
は、ハロゲン原子、ニトロ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数2〜20のヘテロアリール基を表し、これらハロゲン原子、アルキル基、ハロアルキル基、アリール基およびヘテロアリール基、上記と同様のものが挙げられる。
n3は、ベンゼン環に置換するRの数を示し、0〜4の整数を表す。
は、式(L−1)〜(L−19)から選ばれる2価の基を表す。
本発明において好適なジイミド化合物の具体例としては、式(2−1)〜(2−6)で表されるジイミド化合物が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明のディスプレイ基板用樹脂組成物は、(C)成分として、有機溶媒を含む。
有機溶媒は、(A)成分および(B)成分を良好に溶解し得る溶媒であれば特に限定されるものではないが、その具体例としては、m−クレゾール、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−エトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−プロポキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−イソプロポキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−sec−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−tert−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、γ−ブチロラクトン等のプロトン性溶媒などが挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、平坦性の高い樹脂薄膜を再現性よく得ることを考慮すると、式(13)または(14)で表される有機溶媒が好ましい。

(式中、各R’は、互いに独立に、炭素数1〜4のアルキル基を表し、hは、1〜5の整数を表す。)
式(1−1)で表される繰り返し単位を有するポリアミック酸は、式(15)で表される酸二無水物と、式(16)で表されるジアミンとを反応させることで、得ることができる。

(式中、XおよびYは、前記と同じ意味を示す。)
式(15)で表される酸二無水物の例としては、Xを誘導する酸二無水物の具体例として挙げた上記酸二無水物が挙げられる。
式(16)で表されるジアミンの例としては、Yを誘導するジアミンの具体例として挙げた上記ジアミンが挙げられる。
上記反応において、式(15)で表される酸二無水物と式(16)で表されるジアミンの仕込み比(モル比)は、ポリアミック酸の分子量等を勘案して適宜設定するものではあるが、ジアミン1に対して、通常、酸二無水物0.9〜1.1程度とすることができ、好ましくは0.95〜1.02程度である。
なお、式(1−2)で表される繰り返し単位を50モル%以上含有するポリアミック酸を合成する場合には、Xで表される構造を含む酸二無水物の割合が、用いる酸二無水物成分全体の50モル%以上、Y2で表される構造を含むジアミン成分の割合が、用いるジアミン成分全体の50モル%以上、という仕込み条件にてポリアミック酸の合成を行う。
上記反応は溶媒中で行うことが好ましく、溶媒を使用する場合、その種類は、反応に悪影響を及ぼさないものであれば、各種溶媒を用いることができる。
具体例としては、m−クレゾール、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−エトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−プロポキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−イソプロポキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−sec−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、3−tert−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピルアミド、γ−ブチロラクトン等のプロトン性溶剤等が挙げられる。これらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
反応温度は、用いる溶媒の融点から沸点までの範囲で適宜設定すればよく、通常0〜100℃程度であるが、得られるポリアミック酸のイミド化を防いでポリアミック酸単位の高含有量を維持するためには、好ましくは0〜70℃程度であり、より好ましくは0〜60℃程度であり、より一層好ましくは0〜50℃程度である。
反応時間は、反応温度や原料物質の反応性に依存するため一概に規定できないが、通常1〜100時間程度である。
以上説明した方法によって、目的とするポリアミック酸を含む反応溶液を得ることができる。
本発明で用いるジイミド化合物は、式(17)で表されるジアミンと、式(18)で表される酸無水物と、式(19)で表される酸無水物とを反応させてジアミック酸化合物(式(20))を得、それを脱水閉環させて製造することができる。
(式中、R〜R,n1,n2およびLは、前記と同じ意味を示す。)
式(17)で表されるジアミンの例としては、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)−4−トリフルオロメチルベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルフィド)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニルスルホン)ベンゼン、1,3−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(3−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、1,4−ビス〔2−(4−アミノフェニル)イソプロピル〕ベンゼン、3,3’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、3,3’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4’−ビス(3−アミノフェノキシ)ビフェニル、4,’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エーテル、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルフィド、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔3−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(3−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、9,9'−ビス(4−アミノフェノキシフェニル)フルオレン等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
式(18)および式(19)で表される酸無水物としては、メチルマレイン酸無水物、ジメチルマレイン酸無水物、ジフェニルマレイン酸無水物、ジクロロマレイン酸無水物、トリフルオロメチルマレイン酸無水物、フタル酸無水物、3−フルオロフタル酸無水物、3−ニトロフタル酸無水物、3−メチルフタル酸無水物、4−フルオロフタル酸無水物、4−クロロフタル酸無水物、4−ブロモフタル酸無水物、4−ニトロフタル酸無水物、4−メチルフタル酸無水物、4−t−ブチルフタル酸無水物、4−エチニルフタル酸無水物、4−フェニルエチニルフタル酸無水物、4,5−ジクロロフタル酸無水物、テトラフルオロフタル酸無水物、テトラクロロフタル酸無水物、テトラブロモフタル酸無水物、ナフタレンジ−1,2−カルボン酸無水物、ナフタレン−2,3−ジカルボン酸無水物、アントラセン−2,3−ジカルボン酸無水物、フェナントレン−9,10−ジカルボン酸無水物、ピリジン−2,3−ジカルボン酸無水物、1−シクロブテン−1,2−ジカルボン酸無水物、1−シクロペンテン−1,2−ジカルボン酸無水物、1−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物、5,6−ジヒドロ−1,4−ジチイン−2,3−ジカルボン酸無水物等が挙げられるが、これらに限定されるわけではない。
式(17)で表されるジアミンと、式(18)および式(19)で表される酸無水物との仕込み量としては、酸無水物1molに対し、ジアミン0.1〜10mol程度とすることができるが、0.5〜1mol程度が好適である。
上記脱水閉環反応は、触媒を用いて実施してもよく、用いられる触媒としては、塩酸や硫酸等の無機酸、ヘテロポリ酸や陽イオン交換樹脂等の固体酸、脂肪酸類やスルホン酸類等の有機酸など、または水酸化ナトリウムや酢酸ナトリウム等の無機塩基、アルミナや陰イオン交換樹脂等の固体塩基、脂肪族アミンやピリジン等の有機塩基などを用いることができるが、無機塩基が好ましい。
触媒の使用量は、式(17)で表されるジアミンに対して0.01〜200モル%が好ましく、特に、0.1〜100モル%が好適である。
さらに上記脱水閉環反応は、脱水剤を用いてもよく、またはディーンシュターク装置等を用いて共沸脱水を行って反応を促進させることもできる。
脱水剤としては、カルボン酸無水物、カルボジイミド等の一般的に使用されるものであれば特に限定されるものではないが、好ましくは酢酸無水物であり、その使用量は、式(17)で表されるジアミンに対して、通常1〜100重量部程度である。
上記反応は溶媒中で行ってもよい。溶媒を使用する場合、その種類は、反応に悪影響を及ぼさないものであれば、この種の反応で一般的に使用されている各種溶媒を用いることができる。
具体例としては、非プロトン性極性有機溶媒類(ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ジメチルアセトアミド、テトラメチルウレア、スルホラン、N−メチルピロリドン、N,N−ジメチルイミダゾリジノン等)、エーテル類(ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、t−ブチルメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、脂肪族炭化水素類(ペンタン、ヘキサン、c−ヘキサン、オクタン、デカン、デカリン、石油エーテル等)、芳香族炭化水素類(ベンゼン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン、テトラリン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロホルム、ジクロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケトン、メチルイソブチルケトン等)、アルコキシアルカン類(ジメトキシエタン、ジエトキシエタン等)、ニトリル類(アセトニトリル、プロピオニトリル、ブチロニトリル等)などが挙げられ、これは単独で用いてもよく、2種以上混合して用いてもよい。またジアミンと酸二無水物を反応させる工程と、脱水閉環反応の工程とでは、別々の溶媒を用いることもできる。
反応温度は、用いる溶媒の融点から溶媒の沸点までの範囲で適宜設定すればよいが、特にジアミンと酸二無水物との反応は−20〜200℃程度が好ましく、脱水閉環反応は50〜200℃が好ましい。
反応終了後は、常法に従って後処理をし、目的とするジイミド化合物を得ることができる。
本発明においては、通常、上記反応溶液をろ過した後、そのろ液をそのまま、または希釈若しくは濃縮し、ディスプレイ基板用樹脂組成物(ワニス)として用いる。このようにすることで、得られる樹脂薄膜の耐熱性、柔軟性あるいは線膨張係数特性の悪化の原因となり得る不純物の混入を低減できるだけでなく、効率よく組成物を得ることができる。
希釈や濃縮に用いる溶媒は、特に限定されるものではなく、例えば、上記反応の反応溶媒の具体例と同様のものが挙げられ、それらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
これらの中でも、平坦性の高い樹脂薄膜を再現性よく得ることを考慮すると、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、N−エチル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンが好ましい。
また、本発明においては、上記反応溶液を常法に従って後処理してポリアミック酸を単離した後、単離したポリアミック酸を溶媒に溶解または分散させることで得られるワニスを、ディスプレイ基板用樹脂組成物として用いてもよい。この場合、平坦性の高い薄膜を再現性よく得ることを考慮すると、ポリアミック酸は溶媒に溶解していることが好ましい。溶解や分散に用いる溶媒は、特に限定されるものではなく、例えば、上記反応の反応溶媒の具体例と同様のものが挙げられ、それらは単独でまたは2種以上を組み合わせて使用してもよい。
ポリアミック酸のワニス総質量に対する濃度は、作製する薄膜の厚みやワニス粘度等を勘案して適宜設定するものではあるが、通常0.5〜30質量%程度、好ましくは5〜25質量%程度である。
また、ジイミド化合物のワニス総質量に対する濃度は、作製する薄膜の厚みやワニス粘度等を勘案して適宜設定するものではあるが、通常1〜40質量%程度、好ましくは 5〜30質量%程度である。
また、ワニスの粘度も、作製する薄膜の厚み等勘案し適宜設定するものではあるが、特に5〜50μm程度の厚さの樹脂薄膜を再現性よく得ること目的とする場合、通常、25℃で500〜50,000mPa・s程度、好ましくは1,000〜20,000mPa・s程度である。
以上説明した本発明のディスプレイ基板用樹脂組成物を基体に塗布して加熱することで、高い耐熱性と、適度な柔軟性と、適度な線膨張係数とを有するポリイミドからなる樹脂薄膜を得ることができる。
基体(基材)としては、例えば、プラスチック(ポリカーボネート、ポリメタクリレート、ポリスチレン、ポリエステル、ポリオレフィン、エポキシ、メラミン、トリアセチルセルロース、ABS、AS、ノルボルネン系樹脂等)、金属、木材、紙、ガラス、スレート等が挙げられるが、得られる樹脂薄膜が良好な剥離性を示すことから、ガラス基体が最適である
塗布する方法は、特に限定されるものではないが、例えば、キャストコート法、スピンコート法、ブレードコート法、ディップコート法、ロールコート法、バーコート法、ダイコート法、インクジェット法、印刷法(凸版、凹版、平版、スクリーン印刷等)等が挙げられる。
加熱温度は、450℃以下が好ましい。450℃を超えると、得られる樹脂薄膜が脆くなり、ディスプレイ基板用途に適した樹脂薄膜を得ることができない場合がある。
また、得られる樹脂薄膜の耐熱性と線膨張係数特性を考慮すると、塗布した樹脂組成物を50℃〜100℃で5分間〜2時間加熱した後に、そのまま段階的に加熱温度を上昇させて最終的に375℃超〜450℃で30分〜4時間加熱することが望ましい。
特に、塗布した樹脂組成物は、50℃〜100℃で5分間〜2時間加熱した後に、100℃超〜200℃で5分間〜2時間、次いで、200℃超〜375℃で5分間〜2時間、最後に375℃超〜450℃で30分〜4時間加熱することが好ましい。
加熱に用いる器具は、例えばホットプレート、オーブン等が挙げられる。加熱雰囲気は、空気下であっても不活性ガス下であってもよく、また、常圧下であっても減圧下であってもよい。
樹脂薄膜の厚さは、特にフレキシブルディスプレイ用の基板として用いる場合、通常1〜60m程度、好ましくは5〜50μm程度であり、加熱前の塗膜の厚さを調整して所望の厚さの樹脂薄膜を形成する。
以上説明した樹脂薄膜は、フレキシブルディスプレイ基板のベースフィルムとして必要な各条件を満たすことから、フレキシブルディスプレイ基板のベースフィルムとして使用するのに最適である。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、これら実施例に限定されるものではない。なお、使用した化合物の略語は以下の通りである。
〔溶媒〕
NMP:N−メチルピロリドン(関東化学(株)製)
〔ジアミン〕
PDA:p−フェニレンジアミン(東京化成工業(株)製)
TFMB:2,2’−ビス(トリフルオロメチル) ビフェニル‐4,4’ −ジアミン(東京化成工業(株)製)
BAPB:4,4'−ビス(4-アミノフェノキシ)ビフェニル(和歌山精化工業(株)製)
BABP:ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゾフェノン (ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ケトン) (Changzhou Sunlight Pharmaceutical Co., Ltd.製)
FAL:9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン (JFEケミカル(株)製)
〔酸二無水物〕
6FDA:2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物(Sigma−Aldrich Co.LLC.(製))
CF3−BP−TMA:N,N’−(2,2’−ビス{トリフルオロメチル}−[1,1’−ビフェニル] −4,4’−ジイル)ビス(1,3−ジオキソ−1,3−ジヒドロキシベンゾフラン−5−カルボキシアミド)
〔ジイミド〕
BMI−70:ビス−(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン(ケイアイ化成(株)製)
BMI−80:ビス−{4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル}プロパン(ケイアイ化成(株)製)
〔1〕酸二無水物の製造
〔製造例1〕CF3−BP−TMAの合成
ポリテトラフルオロエチレン製のシール栓に4枚羽根撹拌翼を具備したステンレス製撹拌棒を備えた撹拌機、窒素導入管を備えた、500mLのガラス製セパラブルフラスコに、トリメリット酸無水物クロライド67.4gを入れ、酢酸エチル190gとn−ヘキサン190gからなる混合溶媒を加えて溶解させ、溶液Aを調製した。更に別の容器にTFMB25.6gを酢酸エチル72gとn−ヘキサン72gからなる混合溶媒を加えて溶解させ、脱酸剤としてプロピレンオキサイド9.2gを加えて溶液Bを調製した。
エタノールアイスバス中で−20℃程度に冷却下で、溶液Aに攪拌下溶液Bを滴下して3時間攪拌し、その後室温で12時間攪拌した。析出物を濾別し、酢酸エチル/n−ヘキサン混合溶媒(体積比1:1)でよく洗浄した。その後、濾別し、60℃で12時間、さらに120℃で12時間真空乾燥して収率70%で白色の生成物を得た。
〔2〕ポリマーの製造
〔製造例2〕ポリマー1(P1)の合成
窒素雰囲気下で、TFMB32.7g、PDA4.50g、およびBAPB0.81gをNMP672gに溶解させ、そこへCF3−BP−TMA78.3gおよび6FDA11.7gを加え、23℃で24時間撹拌してポリマーを得た。得られたポリマーの重量平均分子量(Mw)は50000、分子量分布は3.1であった。
〔製造例3〕ポリマー2(P2)の合成
窒素雰囲気下、TFMB5.44g、FDA1.33g、およびBABP0.156gをNMP 80gに溶解あせ、そこへCF3−BP−TMA11.4gおよび6FDA1.70gを加え、23℃で24時間撹拌してポリマーを得た。得られたポリマーのMwは30000、分子量分布は2.6であった。
〔3〕樹脂組成物の製造
〔実施例1〜4および比較例1〜2〕
表1に従い、ポリマー溶液、BMIおよび溶媒を混合し、その混合物を室温で10時間程度攪拌して樹脂組成物を調製した。なお、樹脂組成物はろ過してから、後述の樹脂薄膜の製造に使用した。
〔4〕樹脂薄膜の製造およびその評価
〔実施例5〜8および比較例3〜4〕
実施例1〜4、比較例1〜2の樹脂組成物をバーコーターでガラス基板上に塗布し、減圧下で、110℃で10分間、次いで230℃30分間、次いで400℃120分間、順次ベークして樹脂薄膜を製造した。そして、得られた各樹脂薄膜について、下記の評価を行った。評価結果を表2に示す。
<膜厚の測定>
(株)ULVAC製 接触式膜厚測定器 Dektak 3STを用いて測定した。
<透過率の測定>
(株)島津製作所製 自記分光光度計 UV−3100PCを用い、450nmでの透過率を測定した。
<リタデーションの測定>
大塚電子(株)製 PETS−R&Dを用いて測定した。なお、リタデーションは、550nmでのリタデーションについて記載する。
<自己支持性の評価>
得られた樹脂薄膜を指で折り曲げることで自己支持性を評価した。この際、90度に折り曲げても割れない程度の柔軟性がある場合を○、それ以外の場合を×とした。なお、次の方法で剥離した樹脂薄膜を用いた。
膜厚、透過率およびリタデーションの測定に用いた、ガラス基板に形成された樹脂薄膜をガラス基板ごと70℃の純水中に静置してガラス基板から剥離した。
表2に示すように、実施例の樹脂薄膜は、透明性に優れるだけでなく、比較例1,2の樹脂薄膜と比較して、リタデーションが低いことがわかる。

Claims (5)

  1. (A)式(1−2)で表される繰り返し単位を50%以上含有するポリアミック酸


    〔式中、Xは、式(X−14)で表される4価の基を表し、

    (式中、R は、フッ素原子またはトリフルオロメチル基を表し、mは、1または2を表し、qは、1または2を表し、R が複数存在する場合、各Rは、互いに同一であっても異なっていてもよい。)
    は、式(Y−1)〜(Y−6)から選ばれる2価の基を表す。〕

    (B)式(2)で表されるジイミド化合物、


    〔式中、RおよびRは、互いに独立に、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ基、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数1〜20のハロアルキル基、炭素数1〜20のアルコキシ基、炭素数6〜20のアリール基、または炭素数2〜20のヘテロアリール基を表し、
    〜Rは、水素原子を表し、
    は、式(L−1)〜(L−19)から選ばれる2価の基を表し、
    n1およびn2は、0〜4の整数を表す。〕


    および
    (C)有機溶媒
    を含むディスプレイ基板用樹脂組成物。
  2. 請求項1記載のディスプレイ基板用樹脂組成物を用いて作製されるディスプレイ基板用樹脂薄膜。
  3. 請求項記載のディスプレイ基板用樹脂薄膜を備える画像表示装置。
  4. 請求項1記載のディスプレイ基板用樹脂組成物を用いるディスプレイ基板用樹脂薄膜の製造方法。
  5. 請求項記載のディスプレイ基板用樹脂薄膜を用いる画像表示装置の製造方法。
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