JP6255600B1 - 結合装置 - Google Patents

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Abstract

結合部材を用いることによって、第1金属により形成された第1板材と、第2金属により形成された第2板材と、を結合させる結合装置であって、第1および第2電極と、前記第1および第2電極のそれぞれと接続された電源部と、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に対して、前記第1および第2電極を相対的に移動させる駆動部と、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を前記第1および第2電極により加圧させつつ、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に通電させるように、前記電源部および前記駆動部の動作を制御する制御部と、を備える。

Description

本発明は、結合装置に関する。
従来、係止ピースを用いることによって、異種材料を接合する技術が知られている(例えば、特許文献1)。ここで、特許文献1の技術において、鉄板、アルミニウム板、および係止ピースは、上からこの順番に並べられた状態で、電極により加圧および通電される。これにより、アルミニウム板のうち係止ピースと接触する部分は溶融し、係止ピースはアルミニウム板を貫通する。そして、係止ピースの先端および鉄板は、抵抗溶接される。すなわち、係止ピースは、鉄板およびアルミニウム板を結合(締結)するための結合部材として用いられる。
特開平08−033987号公報
しかし、特許文献1の技術において、溶融したアルミニウムが係止ピースのフランジ部およびアルミニウム板の間に残存したまま抵抗溶接されると、場合によっては、係止ピースのフランジ部が、アルミニウム板に対して浮き上がってしまう。すなわち、係止ピースのフランジ部をアルミニウム板に対して十分に密着させることができない。その結果、十分な締結力を得ることができないという問題が生ずる。
そこで、本発明では、第1および第2板材を良好に結合させることができる結合装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、第1の態様に係る結合装置は、結合部材を用いることによって、第1金属により形成された第1板材と、第2金属により形成された第2板材とを結合させる結合装置であって、第1および第2電極と、前記第1および第2電極のそれぞれと接続された電源部と、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に対して、前記第1および第2電極を相対的に移動させる駆動部と、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を前記第1および第2電極により加圧させつつ、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に通電させるように、前記電源部および前記駆動部の動作を制御する制御部とを備え、前記結合部材は、前記第2金属と同種の第3金属により形成されるとともに、前記第1金属の融点は、前記第2および第3金属の融点より低く、前記結合部材は、平板状の本体部と、前記本体部に設けられた平坦面の中央付近から延伸方向に突出する中実状のパイロット部と、前記平坦面の外周に沿って設けられた環状壁とを有し、前記パイロット部と、前記本体部と、前記環状壁と、により溝空間が形成されるとともに、前記溝空間の第1体積は、前記パイロット部のうち、前記溝空間の開口面から前記溝空間の外方に突出する突出部の第2体積以上であり、前記制御部は、前記第1および前記2電極の間に、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を挟ませることによって、前記第1電極の先端および前記結合部材の本体部、前記結合部材の前記パイロット部および前記第1板材の第1主面、前記第1板材の第2主面および前記第2板材の第1主面、前記第2板材の第2主面および前記第2電極の先端、がそれぞれ接触させられた状態で、前記駆動部により前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を加圧させつつ、前記電源部により前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に通電させることによって、前記第1板材のうち、前記結合部材の前記パイロット部と対向する対向部を、溶融させつつ、溶融した前記対向部を前記第2体積以上とされた前記溝空間に移動させるとともに、前記対向部の溶融により接触した前記パイロット部の先端部と、前記第2板材の接合部とを溶融凝固させることにより接合させるように構成されていることを特徴とする。
また、第2の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする。
また、第3の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする。
また、第4の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなることを特徴とする。
また、第5の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなることを特徴とする。
また、第6の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなることを特徴とする。
また、第7の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする。
また、第8の態様に係る結合装置は、第1の態様に係る結合装置において、前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなり、前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなることを特徴とする。
また、第9の態様に係る結合装置は、第2から第8のいずれかの態様に係る結合装置において、前記パイロット部の先端部は、錐状に形成されていることを特徴とする。
また、第10の態様に係る結合装置は、第2から第8のいずれかの態様に係る結合装置において、前記パイロット部の先端部は、前記パイロット部の軸心付近に設けられた突起体を有することを特徴とする。
第1から第10の態様に係る結合装置によれば、溝空間の体積は、パイロット部のうち、溝空間の開口面から前記溝空間の外方に突出する突出部の体積以上となるように設定されている。また、結合部材、並びに第1および第2板材が加圧および通電されると、結合部材および第2板材のそれぞれより融点の低い第1板材の対向部は、溶融して結合部材の溝空間に排出させられる。
これにより、結合部材のパイロット部と第2板材とを良好に接触させることができ、パイロット部の先端部と第2板材の接合部とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。また、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材を容易に結合することができる。
図1は、本発明の第1から第8の実施の形態における結合装置の構成の一例を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図3は、本発明の第1から第8の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す平面図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図6は、図3のA−A線から見た、本発明の第1の実施の形態における結合部材の断面図である。 図7は、結合部材を用いた結合手法を説明するための図である。 図8は、結合部材を用いた結合手法を説明するための図である。 図9は、結合部材を用いた結合手法を説明するための図である。 図10は、本発明の第2の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図11は、本発明の第2の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図12は、本発明の第2の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図13は、図3のA−A線から見た、本発明の第2の実施の形態における結合部材の断面図である。 図14は、本発明の第3の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図15は、本発明の第3の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図16は、本発明の第3の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図17は、図3のA−A線から見た、本発明の第3の実施の形態における結合部材の断面図である。 図18は、本発明の第4の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図19は、本発明の第4の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図20は、本発明の第4の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図21は、図3のA−A線から見た、本発明の第4の実施の形態における結合部材の断面図である。 図22は、本発明の第5の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図23は、本発明の第5の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図24は、本発明の第5の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図25は、図3のA−A線から見た、本発明の第5の実施の形態における結合部材の断面図である。 図26は、本発明の第6の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図27は、本発明の第6の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図28は、本発明の第6の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図29は、図3のA−A線から見た、本発明の第6の実施の形態における結合部材の断面図である。 図30は、本発明の第7の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図31は、本発明の第7の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図32は、本発明の第7の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図33は、図3のA−A線から見た、本発明の第7の実施の形態における結合部材の断面図である。 図34は、本発明の第8の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す斜視図である。 図35は、本発明の第8の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す底面図である。 図36は、本発明の第8の実施の形態における結合部材の構成の一例を示す正面図である。 図37は、図3のA−A線から見た、本発明の第8の実施の形態における結合部材の断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1.1.結合装置の構成>
図1は、本発明の第1の実施の形態における結合装置1の構成の一例を示す図である。結合装置1は、結合部材50を用いることによって、第1金属により形成された第1板材70と、第2金属により形成された第2板材80と、を結合させる。図1に示すように、結合装置1は、主として電極11(第1電極)と、電極12(第2電極)と、電源部20と、駆動部30と、制御部40と、を備える。
ここで、結合部材50は、第2金属と同種の第3金属により形成されるとともに、第1金属の融点は、第2および第3金属の融点より低く設定されている。また、第1金属としては、軽合金材を採用することができ、より具体的には、アルミニウム、アルミニウム合金(JIS規格の2000系、3000系、4000系、5000系、6000系又は7000系)、マグネシウム、またはマグネシウム合金等を採用することができる。さらに、第2および第3金属としては、鋼材を採用することができ、より具体的には、高張力鋼材、亜鉛めっき鋼板、またはステンレス等を採用することができる。
電源部20は、電源線15を介して電極11、12のそれぞれと接続されている。これにより、電源部20は、電極11、12の間に挟まれた結合部材50、並びに第1および第2板材70、80に通電することができる。
駆動部30は、結合部材50、並びに第1および第2板材70、80に対して、電極11、12のそれぞれを上下方向(矢印AR1の順方向および逆方向)に移動させる。これにより、電極11、12は、結合部材50、並びに第1および第2板材70、80を挟み込むことができる。
制御部40は、主として、電源部20および駆動部30の動作を制御する。図1に示すように、制御部40は、主として、CPU41と、メモリ42と、を有している。CPU41は、メモリ42に格納されているプログラム42aにしたがい、信号線49により電気的に接続された電源部20および駆動部30の動作制御を所定のタイミングで実行する。
例えば、制御部40は、駆動部30により電極11、12を移動させることによって結合部材50、並びに第1および第2板材70、80を加圧させつつ、電源部20によって結合部材50、並びに第1および第2板材70、80に通電させるように構成されている。
<1.2.結合部材の構成>
図2から図5は、それぞれ本実施の形態における結合部材50の構成の一例を示す斜視図、平面図、底面図、および正面図である。図6は、図3のA−A線から見た結合部材50の断面図である。結合部材50は、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図2から図6に示すように、結合部材50は、主として、本体部51と、パイロット部53と、環状壁58と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部53は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から矢印AR1方向(以下、矢印AR1と平行な方向を単に、「延伸方向」とも称する)に突出する。環状壁58は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図6に示すように、パイロット部53の先端部55は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部53の胴体部54の外周長さは、外周面53aの各部で同様である。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さは、内周面58aの各部で同様である。
さらに、図6に示すように、環状壁58の内周面58aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部53の外周面53aと、により溝空間50aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間50aの体積は、パイロット部53のうち、溝空間50aの開口面50bから溝空間50aの外方に突出する突出部56の体積以上となるように設定されている。
<1.3.結合部材を用いた結合手法>
図7から図9のそれぞれは、結合部材50を用いた結合手法を説明するための図である。本結合手法では、まず、電極11が、結合部材50側に、電極12が第2板材80側に移動させられることによって、電極11、12の間に、結合部材50、並びに第1および第2板材70、80が挟まれる。
これにより、図7に示すように、
(1)電極11の先端および結合部材50の本体部51、
(2)結合部材50のパイロット部53および第1板材70の第1主面70a、
(3)第1板材70の第2主面70bおよび第2板材80の第1主面80a、
(4)第2板材80の第2主面80bおよび電極12の先端、
がそれぞれ接触させられる。
ここで、第1板材70に対して用いられる「主面」と言う用語は、第1板材70の外面のうち主だった面を意味する。例えば、図7において、第1主面70aとは、延伸方向(矢印AR1方向)を法線ベクトルとする平面に対応する。また、第2主面70bとは、第1主面70aの逆側の面を言うものとする。
また同様に、第2板材80対して用いられる「主面」と言う用語は、第2板材80の外面のうち主だった面を意味する。例えば、図7において、第1主面80aとは、延伸方向を法線ベクトルとする平面に対応する。また、第2主面80bとは、第1主面80aの逆側の面を言うものとする。
続いて、制御部40は、上述の(1)〜(4)が、それぞれ接触させられた状態で、駆動部30により結合部材50、並びに第1および第2板材70、80を加圧させつつ、電源部20により結合部材50、並びに第1および第2板材70、80に通電させる。
これにより、第1板材70のうち、結合部材50のパイロット部53と対向する対向部72(図7参照)は、溶融させられ、対向部72に対応する場所に貫通孔73が形成される(図8参照)。また、溶融した対向部72の第1金属は、結合部材50の溝空間50aに移動させられる(図8の縦ハッチング)。
また、対向部72の溶融により接触したパイロット部53の先端部55と、第2板材80の接合部82(図9参照)と、が、抵抗溶接により溶融凝固することによって、この先端部55および接合部82は、接合させられる。
<1.4.第1の実施の形態の結合装置の利点>
以上のように、第1の実施の形態の結合部材50において、溝空間50aの体積は、パイロット部53のうち、溝空間50aの開口面50bから溝空間50aの外方に突出する突出部56の体積以上となるように設定されている。また、結合部材50、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材50および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材50の溝空間50aに排出させられる。
これにより、結合部材50の環状壁58および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。そのため、結合部材50が、第1板材70に対して浮き上がってしまい、結合部材50の環状壁58を第1板材70に対して十分に密着させることができないという問題が発生することを予防できる。
また、結合部材50のパイロット部53と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部53の先端部55と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<2.第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第1および第2の実施の形態の結合装置1、101は、対応する結合部材50、150の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、101で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図10から図12は、それぞれ本実施の形態における結合部材150の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図13は、図3のA−A線から見た結合部材150の断面図である。結合部材150は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図10から図13に示すように、結合部材150は、主として、本体部51と、パイロット部153と、環状壁58と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部153は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁58は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図13に示すように、パイロット部153の先端部155は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部153の胴体部154の外周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるように設定されている。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さは、内周面58aの各部で同様である。
さらに、図13に示すように、環状壁58の内周面58aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部153の外周面153aと、により溝空間150aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間150aの体積は、パイロット部153のうち、溝空間150aの開口面150bから溝空間150aの外方に突出する突出部156の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材150、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材150および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材150の溝空間150aに排出させられる。
そのため、結合部材150の環状壁58および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材150のパイロット部153と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部153の先端部155と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<3.第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。第1および第3の実施の形態の結合装置1、201は、対応する結合部材50、250の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、201で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図14から図16は、それぞれ本実施の形態における結合部材250の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図17は、図3のA−A線から見た結合部材250の断面図である。結合部材250は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図14から図17に示すように、結合部材250は、主として、本体部51と、パイロット部53と、環状壁258と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部53は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁258は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図17に示すように、パイロット部53の先端部55は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部53の胴体部54の外周長さは、外周面53aの各部で同様である。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁258の内周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって小さくなるように設定されている。
さらに、図17に示すように、環状壁258の内周面258aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部53の外周面53aと、により溝空間250aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間250aの体積は、パイロット部53のうち、溝空間250aの開口面250bから溝空間250aの外方に突出する突出部56の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材250、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材250および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材250の溝空間250aに排出させられる。
そのため、結合部材250の環状壁258および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材250のパイロット部53と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部53の先端部55と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<4.第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。第1および第4の実施の形態の結合装置1、301は、対応する結合部材50、350の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、301で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図18から図20は、それぞれ本実施の形態における結合部材350の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図21は、図3のA−A線から見た結合部材350の断面図である。結合部材350は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図18から図21に示すように、結合部材350は、主として、本体部51と、パイロット部353と、環状壁358と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部353は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁358は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図21に示すように、パイロット部353の先端部355は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部353の胴体部354の外周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるよに設定されている。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁358の内周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって小さくなるように設定されている。
さらに、図21に示すように、環状壁358の内周面358aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部353の外周面353aと、により溝空間350aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間350aの体積は、パイロット部353のうち、溝空間350aの開口面350bから溝空間350aの外方に突出する突出部356の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材350、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材350および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材350の溝空間350aに排出させられる。
そのため、結合部材350の環状壁358および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材350のパイロット部353と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部353の先端部355と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<5.第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第1および第5の実施の形態の結合装置1、401は、対応する結合部材50、450の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、401で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図22から図24は、それぞれ本実施の形態における結合部材450の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図25は、図3のA−A線から見た結合部材450の断面図である。結合部材450は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図22から図25に示すように、結合部材450は、主として、本体部51と、パイロット部53と、環状壁458と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部53は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁458は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図25に示すように、パイロット部53の先端部55は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部53の胴体部54の外周長さは、外周面53aの各部で同様である。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁458の内周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるように設定されている。
さらに、図25に示すように、環状壁458の内周面458aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部53の外周面53aと、により溝空間450aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間450aの体積は、パイロット部53のうち、溝空間450aの開口面450bから溝空間450aの外方に突出する突出部56の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材450、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材450および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材450の溝空間450aに排出させられる。
そのため、結合部材450の環状壁458および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材450のパイロット部53と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部53の先端部55と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<6.第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。第1および第6の実施の形態の結合装置1、501は、対応する結合部材50、550の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、501で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図26から図28は、それぞれ本実施の形態における結合部材550の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図29は、図3のA−A線から見た結合部材550の断面図である。結合部材550は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図26から図29に示すように、結合部材550は、主として、本体部51と、パイロット部553と、環状壁58と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部553は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁58は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図29に示すように、パイロット部553の先端部555は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部553の胴体部554の外周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって小さくなるように設定されている。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さは、内周面58aの各部で同様である。
さらに、図29に示すように、環状壁58の内周面58aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部553の外周面553aと、により溝空間550aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間550aの体積は、パイロット部553のうち、溝空間550aの開口面550bから溝空間550aの外方に突出する突出部556の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材550、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材550および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材550の溝空間550aに排出させられる。
そのため、結合部材550の環状壁58および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材550のパイロット部553と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部553の先端部555と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<7.第7の実施の形態>
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。第1および第7の実施の形態の結合装置1、601は、対応する結合部材50、650の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、601で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図30から図32は、それぞれ本実施の形態における結合部材650の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図33は、図3のA−A線から見た結合部材650の断面図である。結合部材650は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図30から図33に示すように、結合部材650は、主として、本体部51と、パイロット部653と、環状壁658と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部653は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁658は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図33に示すように、パイロット部653の先端部655は、錐状に形成されている。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部653の胴体部654の外周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって小さくなるよに設定されている。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁658の内周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるように設定されている。
さらに、図33に示すように、環状壁658の内周面658aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部653の外周面653aと、により溝空間650aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間650aの体積は、パイロット部653のうち、溝空間650aの開口面650bから溝空間650aの外方に突出する突出部656の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材650、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材650および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材650の溝空間650aに排出させられる。
そのため、結合部材650の環状壁658および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材650のパイロット部653と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部653の先端部655と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<8.第8の実施の形態>
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。第1および第8の実施の形態の結合装置1、701は、対応する結合部材50、750の構成が異なる点を除いては、同様な構成を有する。そこで、以下では、この相違点を中心に説明する。
なお、結合装置1、701で同様な構成要素には、同一符号が付されており、この同一符号が付された構成要素は、第1の実施の形態で説明済みである。そのため、本実施の形態では説明を省略する。
図3、および図34から図36は、それぞれ本実施の形態における結合部材750の構成の一例を示す平面図、斜視図、底面図、および正面図である。図37は、図3のA−A線から見た結合部材750の断面図である。結合部材750は、第1の実施の形態の結合部材50と同様に、抵抗溶接によって、第1および第2板材70、80を結合(締結)させる。図3、および図34から図37に示すように、結合部材750は、主として、本体部51と、パイロット部753と、環状壁58と、を有している。
本体部51は、円形状の平板である。パイロット部753は、本体部51に設けられた平坦面51aの中央付近から延伸方向に突出する。環状壁58は、平坦面51aの外周に沿って設けられた筒体である。
ここで、図37に示すように、パイロット部753の先端部55は、パイロット部753の軸心753b付近に設けられた突起体757を有する。また、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部753の胴体部54の外周長さは、外周面53aの各部で同様である。また、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さは、内周面58aの各部で同様である。
さらに、図37に示すように、環状壁58の内周面58aと、本体部51の平坦面51aと、パイロット部753の外周面53aと、により溝空間50aが形成される。そして、本実施の形態では、溝空間50aの体積は、パイロット部753のうち、溝空間50aの開口面50bから溝空間50aの外方に突出する突出部756の体積以上となるように設定されている。
これにより、結合部材750、並びに第1および第2板材70、80が加圧および通電されると、結合部材750および第2板材80のそれぞれより融点の低い第1板材70の対向部72は、溶融して結合部材750の溝空間50aに排出させられる。
そのため、結合部材750の環状壁58および第1板材70の間に溶融した第1金属が残存することを防止できる。また、結合部材750のパイロット部753と第2板材80とを良好に接触させることができ、パイロット部753の突起体757と第2板材80の接合部82とを抵抗溶接により良好に接合させることができる。
さらに、1つの加圧・通電工程によって、融点の異なる第1および第2板材70、80を容易に結合することができる。
<9.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
(1)本発明の第1から第8の実施の形態において、駆動部30は、結合部材50、並びに第1および第2板材70、80に対して、電極11、12のそれぞれを上下方向に移動させるものとして説明したが、電極11、12の移動態様はこれに限定されるものでない。
例えば、電極11が固定され、電極12が上下方向に移動させられても良いし、電極12が固定され、電極11が上下方向に移動させられても良い。すなわち、電極11、12の少なくとも一方が他方に対して相対的に移動できれば十分である。
(2)また、本発明の第8の実施の形態において、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部753の胴体部54の外周長さは、外周面53aの各部で同様であり、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さは、内周面58aの各部で同様であるものとして説明したが、これに限定されるものでない。
例えば、延伸方向と垂直な方向におけるパイロット部753の胴体部54の外周長さは、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるように設定されても良いし、小さくなるように設定されても良い。
また、延伸方向と垂直な方向における環状壁58の内周長さも、平坦面51aから離隔するにしたがって大きくなるように設定されても良いし、小さくなるように設定されても良い。
1、101、201、301、401、501、601、701 結合装置
11 電極(第1電極)
12 電極(第2電極)
20 電源部
30 駆動部
40 制御部
50、150、250、350、450、550、650、750 結合部材

Claims (10)

  1. 結合部材を用いることによって、第1金属により形成された第1板材と、第2金属により形成された第2板材と、を結合させる結合装置であって、
    (a) 第1および第2電極と、
    (b) 前記第1および第2電極のそれぞれと接続された電源部と、
    (c) 前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に対して、前記第1および第2電極を相対的に移動させる駆動部と、
    (d) 前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を前記第1および第2電極により加圧させつつ、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に通電させるように、前記電源部および前記駆動部の動作を制御する制御部と、
    を備え、
    前記結合部材は、前記第2金属と同種の第3金属により形成されるとともに、前記第1金属の融点は、前記第2および第3金属の融点より低く、
    前記結合部材は、
    平板状の本体部と、
    前記本体部に設けられた平坦面の中央付近から延伸方向に突出する中実状のパイロット部と、
    前記平坦面の外周に沿って設けられた環状壁と、
    を有し、
    前記パイロット部と、前記本体部と、前記環状壁と、により溝空間が形成されるとともに、
    前記溝空間の第1体積は、前記パイロット部のうち、前記溝空間の開口面から前記溝空間の外方に突出する突出部の第2体積以上であり、
    前記制御部は、
    前記第1および前記2電極の間に、前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を挟ませることによって、
    前記第1電極の先端および前記結合部材の本体部、
    前記結合部材の前記パイロット部および前記第1板材の第1主面、
    前記第1板材の第2主面および前記第2板材の第1主面、
    前記第2板材の第2主面および前記第2電極の先端、
    がそれぞれ接触させられた状態で、
    前記駆動部により前記結合部材、並びに前記第1および第2板材を加圧させつつ、前記電源部により前記結合部材、並びに前記第1および第2板材に通電させることによって、
    (i) 前記第1板材のうち、前記結合部材の前記パイロット部と対向する対向部を、溶融させつつ、溶融した前記対向部を前記第2体積以上とされた前記溝空間に移動させるとともに、
    (ii) 前記対向部の溶融により接触した前記パイロット部の先端部と、前記第2板材の接合部と、を溶融凝固させることにより接合させるように構成されていることを特徴とする結合装置。
  2. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする結合装置。
  3. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする結合装置。
  4. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなることを特徴とする結合装置。
  5. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなることを特徴とする結合装置。
  6. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、各部で同様であり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなることを特徴とする結合装置。
  7. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、各部で同様であることを特徴とする結合装置。
  8. 請求項1に記載の結合装置において、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記パイロット部の胴体部の外周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって小さくなり、
    前記延伸方向と垂直な方向における前記環状壁の内周長さは、前記平坦面から離隔するにしたがって大きくなることを特徴とする結合装置。
  9. 請求項2から請求項8のいずれかに記載の結合装置において、
    前記パイロット部の先端部は、錐状に形成されていることを特徴とする結合装置。
  10. 請求項2から請求項8のいずれかに記載の結合装置において、
    前記パイロット部の先端部は、前記パイロット部の軸心付近に設けられた突起体を有することを特徴とする結合装置。
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