JP6253458B2 - シートベルト装置 - Google Patents

シートベルト装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6253458B2
JP6253458B2 JP2014047826A JP2014047826A JP6253458B2 JP 6253458 B2 JP6253458 B2 JP 6253458B2 JP 2014047826 A JP2014047826 A JP 2014047826A JP 2014047826 A JP2014047826 A JP 2014047826A JP 6253458 B2 JP6253458 B2 JP 6253458B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat belt
belt
vehicle
seat
pretensioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014047826A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015171834A (ja
Inventor
和芳 鶴田
和芳 鶴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takata Corp
Original Assignee
Takata Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takata Corp filed Critical Takata Corp
Priority to JP2014047826A priority Critical patent/JP6253458B2/ja
Publication of JP2015171834A publication Critical patent/JP2015171834A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6253458B2 publication Critical patent/JP6253458B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

本発明は、車両の衝突時等の通常の減速度より大きな減速度が車両に加えられた緊急時(以下、単に緊急時という)の初期に、シートベルトのラップベルトを引っ張ることでシートベルト(特に、ラップベルト)による乗員の拘束力を高めるプリテンショナーを備えるシートベルト装置の技術分野に属するものである。
従来、自動車等の車両に装備される3点式のシートベルト装置では、タングがシートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトに摺動可能に支持されており、このタングがバックルに係合されることでシートベルトが乗員に装着され、緊急時の初期に、装着されたシートベルトにより乗員が拘束される。その場合、乗員を拘束するシートベルトは、タングにより乗員の肩および胸を拘束するショルダーベルトと乗員の腰を拘束するラップベルトとに区分される。
ところで、従来のシートベルト装置においては、緊急時の初期に、シートベルトのたるみを迅速に除去するとともにシートベルトに張力を付与して、シートベルトによる乗員の拘束力を高めるプリテンショナーを備えたシートベルト装置が種々開発されている。そして、このようなシートベルト装置に用いられるプリテンショナーとして、従来、例えばガスジェネレータで発生した圧力ガスによりシートベルトのラップベルトを引っ張ることによりシートベルトに張力を付与するラッププリテンショナーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のラッププリテンショナーは、緊急時にガスを発生するガスジェネレータ、長手方向が車両前後方向となるように配設されるとともにガスジェネレータが発生したガスが導入されるシリンダ、シリンダ内に気密にかつ摺動可能に配設されるとともにシリンダに導入されされたガスにより作動されるピストン、ガスジェネレータおよびシリンダが設けられる本体部、シートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトの先端部(つまり、ラップベルトの一端部)とシリンダ内のピストンとを連結するワイヤからなる連結部材、および本体部に回動可能に設けられて連結部材を覆うカバーを有している。
そして、シートベルトの非装着時はシートベルトリトラクタによりシートベルトが最大限に巻き取られるが、このとき、シートベルトによりラッププリテンショナーのカバーは車両シートのシートバック部のほぼ側方またはシートバック部より若干後方でかつシートバック部の方向とほぼ同方向に回動されて乗員が着座する車両シートのシート部の方向には延出されない。また、乗員が車両シートのシート部に着座した後シートベルトをシートベルトリトラクタから引き出してタングを車両シートの前方へ移動させることで、ラッププリテンショナーのカバーは車両前方へ回動して車両シートのシート部の方へ延出する。これにより、乗員はタングを容易に把持してラッププリテンショナーの位置と車両シートに関し左右方向反対側に配置されるバックルの方へよりスムーズに移動させることができ、移動させたタングをバックルに係合することで、シートベルトが乗員に装着される。
この特許文献1に記載のシートベルト装置では、前述のようにシートベルトの非装着時にラッププリテンショナーのカバーが車両シートのシートバック部のほぼ側方またはシートバック部より若干後方でかつシートバック部の方向とほぼ同方向に延出するため、シートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトもシートバック部のほぼ側方またはシートバック部より若干後方に位置する。このため、シートベルトの非装着時にはタングも車両シートのシートバック部のほぼ側方またはシートバック部より若干後方に位置するよ
うになる。しかし、シートベルトの非装着時にタングが当該位置に位置すると、乗員がシートベルトを装着するためにタングを把持する際、把持し難いという問題がある。
そこで、シートベルトの非装着時にシートベルトリトラクタによりシートベルトが最大限に巻き取られても、タングが車両シートのシートバック部より前方でかつ車両シートのシート部より上方に位置するようにすることが考えられる。このようにタングが当該位置に位置することにより、乗員はタングを容易に把持することが可能となる。しかし、シートベルトの非装着時にタングが当該位置に位置すると、タングが支持されるシートベルトの部分も当該位置に位置するようになる。このようにタングおよびタングが支持されるシートベルトの部分が当該位置に位置すると、乗員が車両に対して乗降する際にこれらが邪魔になり、乗員が車両に対して乗降し難いという別の問題が生じる。
また、このようなシートベルトの装着の際のタング把持容易性および乗員の車両に対する乗降容易性をともに向上させたシートベルト装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載のシートベルト装置では、シートベルトリトラクタから引き出されたシートベルトのラップベルトの一部をガイドするベルトガイド部材が回動可能に設けられる。そして、シートベルトの非装着時にはベルトガイド部材がスプリングの付勢力により非作動位置に設定される。ベルトガイド部材の非作動位置では、シートベルトおよびタングはシートバック部のほぼ側方またはシートバック部より若干後方に位置する。これにより、乗員の車両に対する乗降の際、シートベルトおよびタングが邪魔にならず、乗員の乗降容易性が向上する。また、乗員がシート部に着座してシートベルトを装着しようとする時には、モータ等の駆動装置でベルトガイド部材が回動されて作動位置に設定される。ベルトガイド部材の作動位置では、タングは車両シートのシートバック部より前方でかつ車両シートのシート部より上方に位置する。これにより、乗員はシートベルトを装着しようとする際タングを容易に把持でき、乗員によるタング把持容易性が向上する。
一方、緊急時の初期に、例えばガスジェネレータで発生した圧力ガスによりバックルを引っ張ることによりシートベルトに張力を付与するバックルプリテンショナーを備えたシートベルト装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3に記載のバックルプリテンショナーは、緊急時にガスを発生するガスジェネレータ、長手方向が車両左右方向となるように配設されるとともにガスジェネレータが発生したガスが導入されるシリンダ、シリンダ内に気密にかつ摺動可能に配設されるとともにシリンダに導入されされたガスにより作動されるピストン、ガスジェネレータおよびシリンダが設けられる本体部、バックルとシリンダ内のピストンとを連結するワイヤロープ、および車両前後方向に揺動可能に設けられかつバックルを支持する揺動アームを有している。
また、特許文献3に記載のシートベルト装置では、乗員が車両に乗車しかつシートベルトが装着されない時には、バックルが非使用位置に設定される。バックルはこの非使用位置では、車両に乗車した乗員の邪魔にならない格納位置に保持される。また、車両に乗車した乗員がシート部に着座してタングを把持してシートベルトを装着しようとする時には、バックルはモータ等の駆動装置で使用位置に設定される。バックルの使用位置では、乗員はタングをバックルに容易に係合することが可能となる。
特開2013−163502号公報。 特開昭59−145643号公報。 特開2007−118776号公報。
ところで、特許文献1に記載のプリテンショナーを備えるシートベルト装置においてシートベルトの装着の際のタング把持容易性および車両に対する乗員の乗降容易性をともに向上させるため、特許文献2に記載のシートベルト装置を適用することが考えられる。しかしながら、特許文献2に記載のシートベルト装置ではラッププリテンショナーが設けられていない。このため、このシートベルト装置では、タングおよびこのタングを支持するシートベルトの部分のそれぞれの位置が単に変更されてタング把持容易性および乗員の乗降容易性がともに向上されるだけであり、タングおよびシートベルトの各位置の変更によるラッププリテンショナーの機能への影響が考慮されていない。すなわち、ラッププリテンショナーは緊急時にラップベルトを迅速に引っ張ることによりシートベルトに張力を効果的に付与するという機能が求められるが、特許文献2に記載のシートベルト装置では、この機能がタングおよびシートベルトの各位置が変更しても安定して発揮されることについては考慮されていない。したがって、特許文献1に記載のシートベルト装置に特許文献2に記載のシートベルト装置を単純に適用することは難しい。
また、特許文献3に記載のプリテンショナーを備えるシートベルト装置では、緊急時にバックルプリテンショナーで引っ張られるバックルは、車両シートに関して乗員の車両に対する乗降する側と反対側に設けられるものである。このため、バックルの位置が変更されてもタング把持容易性および乗員の乗降容易性は影響されない。したがって、特許文献3に記載のシートベルト装置では、タング把持容易性および乗員の乗降容易性については考慮されておらず、特許文献1に記載のシートベルト装置に特許文献3に記載のシートベルト装置を単純に適用することは難しい。
更に、特許文献1に記載のラッププリテンショナーを備えるシートベルト装置では、ガスジェネレータが発生したガスが導入されるシリンダがその長手方向を車両前後方向となるように配設されている。そして、連結部材を覆うカバーがこのシリンダに車両前後方向に回動可能に設けられている。このため、シリンダの方向とカバーの回動方向とが同一方向となるように一義的に決定される。ところで、車両によってはラッププリテンショナーのシリンダを車両前後方向と異なる方向に設けることを要求される場合が生じる。しかしながら、シリンダを車両前後方向と異なる方向に設けた場合、シートベルトが連結されるカバーの回動方向も車両前後方向と異なる方向になってしまう。このため、タングは乗員に容易に把持することが難しい位置となることが考えられる。
そこで、特許文献1に記載のラッププリテンショナーを備えるシートベルト装置に、特許文献3に記載のバックルプリテンショナーを備えるシートベルト装置を適用することが考えられる。すなわち、特許文献3に記載のようにプリテンショナーのシリンダを車両左右方向に設けるとともにバックルを支持する揺動アームを車両前後方向に設ける技術事項を特許文献1に記載のシートベルト装置に適用することが考えられる。しかし、特許文献3に記載の前述の技術事項では、揺動アームがプリテンショナーのシリンダが一体的に回動するように設けられているため、特許文献3に記載の技術事項を特許文献1に記載のシートベルト装置に単純に適用すると、ラッププリテンショナーのシリンダを含む本体部も揺動アームの回動とともに回動してその位置が変化してしまう。このため、本体部に設けられたガス発生器およびそのコネクタも回動するので、ガス発生器のコネクタとハーネスの接続位置が変化してしまうという問題が考えられる。しかも、プリテンショナーのシリンダおよびガスジェネレータの回動がプリテンショナーの作動に影響を及ぼすことが考えられる。したがって、これによっても特許文献1に記載のシートベルト装置に特許文献3に記載のシートベルト装置を単純に適用することは難しい。
本発明はこのような事情を鑑みてなされたものであって、その目的は、タング把持容易性および乗員の乗降容易性をともにより一層向上させることができるようにしつつ、プリ
テンショナーの本体部の位置が変化しないようにでき、しかもプリテンショナーにより緊急時に必要な張力をシートベルト(特に、ラップベルト)に迅速にかつ効果的に与えることができるシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明のシートベルト装置は、乗員を拘束するシートベルトと、前記シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、前記タングが係脱可能に係止されるバックルと、前記シートベルトリトラクタから引き出されるシートベルトの先端部を、緊急時に前記シートベルトの先端部の平坦状の面を維持しながら直接引っ張って前記シートベルトに張力を付与するプリテンショナーと、前記シートベルトの先端部を車両の乗員乗降通路から退避させるベルト退避時位置と乗員による前記タングの把持を容易にするベルト装着時位置との間で移動可能に設けられて、前記シートベルトの先端部をガイドするベルトガイドと、前記プリテンショナーの本体部に相対移動可能に設けられた移動部材とを少なくとも備え、前記ベルトガイドが前記移動部材に設けられていることを特徴としている。
また、本発明のシートベルト装置は、前記プリテンショナーが、前記本体部に設けられて緊急時にガスを発生するガスジェネレータと、前記ガスジェネレータで発生されたガスが導入されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に配設されたピストンとを有し、前記移動部材が、前記シリンダに前記シリンダの長手方向の軸と同軸状にかつ前記シリンダの軸周りに相対回転可能に設けられた回転部材であり、前記ベルトガイドが前記回転部材に前記回転部材と一体的に回転可能に設けられていることを特徴としている。
更に、本発明のシートベルト装置は、前記ベルトガイドが車両取り付け状態でほぼ車両前後方向に回動可能であり、前記シリンダが車両取り付け状態でその長手方向がほぼ車両左右方向となるように設けられていることを特徴としている。
このように構成された本発明のシートベルト装置によれば、ベルトガイドがシートベルトの先端部を車両の乗員乗降通路から退避させるベルト退避時位置と乗員によるタングの把持を容易にするベルト装着時位置との間で移動可能に設けられる。これにより、前述の特許文献2に記載されているシートベルト装置と同様に車両に対する乗員の乗降容易性およびタングの把持容易性をより一層向上することができる。
これに加えて、本発明のシートベルト装置によれば、プリテンショナーの本体部に移動部材が相対移動可能に設けられるとともに、移動部材にベルトガイドが移動部材と一体的に移動可能に設けられる。これにより、ベルトガイドが移動しても、プリテンショナーの本体部が移動しないようにすることができる。したがって、ベルトガイドが移動しても、本体部に設けられるシリンダおよびガスジェネレータも移動しなく、それらの位置が変化することを阻止できる。その結果、図示しないハーネスに接続されるガスジェネレータの図示しないコネクタの位置も変化することを阻止でき、プリテンショナーの設置作業やガスジェネレータのコネクタへのハーネスの接続作業を、より一層簡単にすることができる。
しかも、プリテンショナーのシリンダおよびガスジェネレータが移動しないので、緊急時にプリテンショナーによりシートベルトの先端部が引っ張られたとき、シートベルトの先端部をより安定して引っ張ることが可能となる。これにより、緊急時にプリテンショナーにより必要な張力をシートベルト(特に、ラップベルト)に迅速にかつ効果的に与えることができ、プリテンショナーによる乗員拘束を効果的に行うことができる。
こうして、本発明のシートベルト装置によれば、タング把持容易性および乗員の乗降容易性をともにより一層向上させつつ、プリテンショナーの本体部の位置が変化しないようにでき、しかもプリテンショナーにより緊急時に必要な張力をシートベルトに迅速にかつ効果的に与えることができるようになる。
更に、車両によってプリテンショナーのシリンダをベルトガイドが移動する車両前後方向と異なる方向に設けることを要求される場合が生じても、移動部材によりシリンダをベルトガイドの移動方向と異なる方向に容易に設けることが可能となる。
更に、移動部材が シリンダにシリンダの長手方向の軸と同軸状にかつシリンダの軸周りに相対回転可能に設けられた回転部材で構成されるとともに、ベルトガイドが回転部材にこの回転部材と一体的に回転可能に設けられることで、プリテンショナーとベルトガイドとの全体構成をコンパクトに形成することが可能となる。
本発明にかかるシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。 この例のシートベルト装置におけるプリテンショナーおよびシートベルトの先端部をガイドするベルトガイドを車両の右方向から見て模式的に示す図である。 図2におけるIII−III線に沿う断面図である。 ベルトガイドの作動を説明する斜視図である。
以下、図面を用いて本発明を実施するための形態について説明する。
図1は本発明にかかるシートベルト装置の実施の形態の一例を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例のシートベルト装置1は、基本的には従来公知の三点式シートベルト装置と同じである。図中、従来公知の部分の構成において、1はシートベルト装置、2は車両シート、3は車両シート2の近傍に配設されたシートベルトリトラクタ、4はウェビングで形成されてシートベルトリトラクタ3に引き出し可能に巻き取られるとともに緊急時に乗員Mを拘束するシートベルト、5はシートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4を乗員Mのショルダーの方へガイドするガイドアンカー、6はこのガイドアンカー5からガイドされてきたシートベルト4に摺動自在に支持されたタング、7は車体の床あるいは車両シートに固定されかつタング6が係脱可能に挿入係合されるバックルである。シートベルト4は乗員Mの肩および胸等を拘束するショルダーベルト4aと乗員Mの腰等を拘束するラップベルト4bとを含む。
このシートベルト装置1におけるシートベルト4の装着操作および装着解除操作も、従来公知のシートベルト装置と同じである。
また、図1に示すようにこの例のシートベルト装置1は、シートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4の先端部4c(つまり、シートベルト4のラップベルト4bからシートベルト4の先端側に続く部分)はプリテンショナー8に接続されている。プリテンショナー8は車両シート2に関しバックル7と反対側の車両における乗員Mの乗降側に配置されてこの車両の車体フレームの車両前後方向フレーム9に配置されて固定されている。このプリテンショナー8は、従来公知のラッププリテンショナーと同様にラッププリテンショナーとして機能し、前述の緊急時の初期に作動してラップベルト4bを引っ張って緊張し、シートベルト4(特に、ラップベルト4b)による乗員Mの拘束力を高めるものである。
図2はこの例のシートベルト装置におけるプリテンショナーおよびシートベルトの先端
部をガイドするベルトガイドを車両の右方向から見て模式的に示す図、図3は図2におけるIII−III線に沿う断面図、図4はベルトガイドの作動を説明する斜視図である。
この例のシートベルト装置1のプリテンショナー8は、特許文献1に記載されているプリテンショナーと同じかまたは実質的に同じである。図1ないし図3に示すように、このプリテンショナー8は、車両前後方向フレーム9に固定される本体部8aを備えている。この本体部8aには、シリンダを有する従来のプリテンショナーと同様にプリテンショナー8のシリンダ8bが固定されているとともに、プリテンショナー8のガスジェネレータ8dが設けられている。シリンダ8bはその長手方向が車両左右方向となるように配設されている。また、シリンダ8b内にはピストン8eが気密にかつ摺動可能に設けられており、このピストン8eにはワイヤロープからなる可撓性の連結部材10の一端が連結されている。連結部材10の他端にはリング状コネクタ11が連結されているとともに、このリング状コネクタ11にシートベルト4の先端部4cが連結されている。
また、プリテンショナー8のシリンダ8bのヘッド8cには、本発明の移動部材に相当するブラケット8fが回動可能に支持されているとともに、このブラケット8fは本体部8aに車両前後方向に回動可能に支持されている。更に、ブラケット8fには、ガイド部材12およびベルトガイド13が支持されている。したがって、ブラケット8f、ガイド部材12、およびベルトガイド13は、互いに一体的に車両前後方向に回動可能となっている。
ガイド部材12は連結部材10をほぼ直角に曲げるようにガイドする。また、ベルトガイド13は横断面がほぼ矩形角筒状に形成されているとともに、その平坦状の面13a,
13bがほぼ鉛直面となる状態で車両前後方向に回動(つまり、移動)するようにされている。ほぼ矩形角筒状のベルトガイド13の両端は開放されている。そして、連結部材10およびリング状コネクタ11がベルトガイド13内に移動可能に設けられている。その場合、ピストン8eに連結された連結部材10はシリンダ8bに対して気密にかつ摺動可能に設けられるとともにシリンダ8bから延設され、更にガイド部材12でほぼ直角に曲げられてベルトガイド13内に位置するようになる。したがって、連結部材10およびリング状コネクタ11もベルトガイド13の回動に伴って車両前後方向に回動するようになっている。そして、緊急時にガスジェネレータ8dで発生したガスがシリンダに導入されることでピストン8eが引っ張り力を発生し、この引っ張り力により連結部材10およびリング状コネクタ11を介してシートベルト4の先端部4cが引っ張られる。これにより、シートベルト4(特に、ラップベルト4b)に張力が付与されて、乗員はシートベルト4により拘束される。
ベルトガイド13は、図示しないモータ等の駆動装置により回動される。図4に示すようにベルトガイド13は、通常時位置A、ベルト退避時位置B、およびベルト装着時位置Cの3つの位置が設定されていて、これらの3つの位置の間で回動するようになっている。その場合、ベルトガイド13の回動時にはブラケット8fは回転するが、プリテンショナー8の本体部8aは回転しない。したがって、本体部8aに設けられるシリンダ8bおよびガスジェネレータ8dも回動しなく、それらの位置は変化しない。これにより、図示しないハーネスに接続されるガスジェネレータ8dの図示しないコネクタの位置も変化しない。その結果、プリテンショナー8の設置作業やガスジェネレータ8dのコネクタへのハーネスの接続作業が煩雑とならず、より一層簡単になる。
通常時位置Aは、シートベルト4の非装着時でかつシートベルト4がシートベルトリトラクタ3により最大限に巻き取られているときに設定される位置である。ベルトガイド13のこの通常時位置Aでは、ガイドアンカー5からガイドされたシートベルト4はベルトガイド13に向かってほぼ直線状となる。
また、ベルト退避時位置Bは、シートベルト4の非装着時でかつベルトガイド13が最大に車両後方に回動された位置である。図4に示すように、この例のベルトガイド13のこのベルト退避時位置Bでは、ベルトガイド13はプリテンショナー8と車両左右方向に重なるようになるが、ベルトガイド13とプリテンショナー8とは互いに干渉しないようになっている。特に、プリテンショナー8が比較的薄い厚みで小型コンパクトに構成されることで、ベルトガイド13とプリテンショナー8との全体構成がコンパクトに形成されている。
更に、ベルトガイド13のベルト退避時位置Bでは、ガイドアンカー5からガイドされたシートベルト4は車両シート2のシートバック部2aの側方かまたはシートバック部2aより若干後方に位置するようになる。したがって、ベルトガイド13およびシートベルト4が車両の乗員乗降口を含む乗員乗降通路から退避して乗員が車両に対して乗降する際に、これらのベルトガイド13およびシートベルト4が乗員の乗降に邪魔にならず、乗員は車両に対してよりスムーズに乗降することが可能となる。これにより、乗員の乗降容易性がより一層向上される。
更に、ベルト装着時位置Cは、ベルトガイド13が最大に車両前方に回動された位置である。ベルトガイド13のこのベルト装着時位置Cでは、シートベルト4に支持されたタング6が車両シート2におけるシート部2aの前部の側方でかつシート部2aより上方に位置するようになる。したがって、乗員がシートベルト4を装着をするためにタング6を把持する際に、乗員はタング6を容易に把持することが可能となる。これにより、タング把持容易性がより一層向上される。そして、図示しない制御装置(ECU)により駆動装置が制御されることで、これらの3つの位置のいずれかの位置に択一的に設定保持される。
ベルトガイド13の前述の3つの位置の設定は、それぞれの位置に対応して予め設定された条件が成立したとき制御装置(ECU)により駆動装置を作動制御することで行われる。すなわち、ベルトガイド13の通常時位置Aの設定条件は、例えば車両シート2に乗員が着座していないことを着座スイッチ等で検知しかつドアスイッチ等で車両のドアが閉められていることを検知した時等である。また、ベルトガイド13のベルト退避時位置Bの設定条件は、例えば車両シート2に乗員が着座していないことを着座スイッチ等で検知しかつドアスイッチ等で車両のドアが開けられたことを検知した時、および車両シート2に乗員が着座していることを着座スイッチ等で検知しかつタング6がバックル7から解離していることをバックルスイッチ等で検知するとともに、ドアスイッチ等で車両のドアが開けられたことを検知した時等である。更に、ベルトガイド13のベルト装着時位置Cの設定は、車両シート2に乗員が着座していることを着座スイッチ等で検知しかつ車両のドアがドアスイッチ等で閉められていることを検知した時等である。もちろん、ベルトガイド13の3つの位置の設定条件は、これらの条件に限定されることはなく、各位置の設定にそれぞれ必要である他の条件を用いることもできる。
このように構成されたこの例のシートベルト装置1によれば、シートベルト4の先端部4cをガイドするベルトガイド13がシートベルト4およびタング6を車両の乗員乗降口を含む乗員乗降通路から退避させるベルト退避時位置Bと乗員によるタング6の把持を容易にするベルト装着時位置Cとの間で回動可能に設けられる。これにより、前述の特許文献2に記載されているシートベルト装置と同様に車両に対する乗員の乗降容易性およびタングの把持容易性をより一層向上することができる。特に、この例のシートベルト装置1を2ドアの車両後部座席に対して設けることで、車両に対する乗員の乗降容易性をより効果的に向上させることができる。
これに加えて、この例のシートベルト装置1によれば、プリテンショナー8のシリンダ8bのヘッド8cにはブラケット8fが回動可能に設けられるとともに、ベルトガイド13がブラケット8fと一体的に車両前後方向に回動可能に設けられる。これにより、ベルトガイド13が回動しても、プリテンショナー8の本体部8aが回動しないようにすることができる。したがって、本体部8aに設けられるシリンダ8bおよびガスジェネレータ8dも回動しなく、それらの位置が変化することを阻止できる。その結果、図示しないハーネスに接続されるガスジェネレータ8dの図示しないコネクタの位置も変化することを阻止でき、プリテンショナー8の設置作業やガスジェネレータ8dのコネクタへのハーネスの接続作業を、より一層簡単にすることができる。しかも、プリテンショナー8とベルトガイド13との全体構成をコンパクトに形成することが可能となる。
しかも、プリテンショナー8のシリンダ8bおよびガスジェネレータ8dが回動しないので、緊急時にプリテンショナー8によりシートベルト4の先端部4cが引っ張られたとき、シートベルト4の先端部4cをより安定して引っ張ることが可能となる。これにより、緊急時にプリテンショナー8により必要な張力をシートベルト4(特に、ラップベルト4b)に迅速にかつ効果的に与えることができ、プリテンショナー8による乗員拘束を効果的に行うことができる。
こうして、この例のシートベルト装置1によれば、タング把持容易性および乗員の乗降容易性をともにより一層向上させつつ、プリテンショナーの本体部の位置が変化しないようにでき、しかもプリテンショナー8により緊急時に必要な張力をシートベルト4(特に、ラップベルト4b)に迅速にかつ効果的に与えることができるようになる。
更に、車両によってプリテンショナー8のシリンダ8aをベルトガイド13が回動する車両前後方向と異なる方向に設けることを要求される場合が生じても、ブラケット8cによりシリンダ8bをベルトガイド13の回動方向と異なる方向に容易に設けることが可能となる。
なお、本発明のシートベルト装置は、本発明の前述の実施の形態の例に限定されることはない。例えば、前述の例では、シートベルト4の先端部4cが連結されるリング状コネクタ11をガイド部材12よりラップベルト4b側に位置するように設けているが、このリング状コネクタ11をガイド部材12よりプリテンショナー8側に位置するように設けることもできる。また、前述の例では、シートベルト4の先端部4cを連結部材10を介してシリンダ8b内のピストン8eに連結するようにしているが、シートベルト4の先端部4cをシリンダ8b内のピストン8eに直接連結することもできる。これらの場合は、いずれもガイド部材12はシートベルト4の先端部4をそのほぼ平坦な面を維持しながらほぼ直角に曲げてガイドするようになる。これにより、緊急時にプリテンショナー8はシートベルト4を安定して効果的に引っ張ることが可能となる。更に、前述の各例では、ベルトガイド13がモータ等の駆動装置により回動されるようになっているが、必ずしもこれに限定されることはなく、ベルトガイド13は手動により前述の3つの位置の間で回動するようにすることもできる。この場合には、駆動装置が不要となるとともに、通常時位置A、ベルト退避時位置B、およびベルト装着時位置Cの各位置にそれぞれ対応する条件も設定する必要もない。また、前述の3つの位置のうち、通常時位置Aは必ずしも必要ではなく省略することができるか、あるいは、ベルト退避時位置Bおよびベルト装着時位置Cのいずれかの位置と同じ位置設定することもできる。要は、本発明は特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で種々設計変更可能である。
本発明のシートベルト装置は、車両衝突等の緊急時の初期に、シートベルト(特に、ラップベルト)を引っ張ることでシートベルトによる乗員の拘束力を高めるプリテンショナ
ーを備えるシートベルト装置に好適に利用することができる。
1…シートベルト装置、2…車両シート、2a…シートバック部、2b…シート部、3…シートベルトリトラクタ、4…シートベルト、4a…ショルダーベルト、4b…ラップベルト、4c…先端部、5…ガイドアンカー、6…タング、7…バックル、8…プリテンショナー、8a…本体部、8b…シリンダ、8c…ヘッド、8d…ガスジェネレータ、8e…ピストン、8f…ブラケット、9…車両前後方向フレーム、10…連結部材、11…リング状コネクタ、12…ガイド部材、13…ベルトガイド、M…乗員

Claims (3)

  1. 乗員を拘束するシートベルトと、
    前記シートベルトを巻き取るシートベルトリトラクタと、
    前記シートベルトに摺動可能に支持されたタングと、
    前記タングが係脱可能に係止されるバックルと、
    前記シートベルトリトラクタから引き出されるシートベルトの先端部を、緊急時に前記シートベルトの先端部の平坦状の面を維持しながら直接引っ張って前記シートベルトに張力を付与するプリテンショナーと、
    前記シートベルトの先端部を車両の乗員乗降通路から退避させるベルト退避時位置と乗員による前記タングの把持を容易にするベルト装着時位置との間で移動可能に設けられて、前記シートベルトの先端部をガイドするベルトガイドと、
    前記プリテンショナーの本体部に相対移動可能に設けられた移動部材と、
    を少なくとも備え、
    前記ベルトガイドが前記移動部材に設けられていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記プリテンショナーは、前記本体部に設けられて緊急時にガスを発生するガスジェネレータと、前記ガスジェネレータで発生されたガスが導入されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動可能に配設されたピストンとを有し、
    前記移動部材は、前記シリンダに前記シリンダの長手方向の軸と同軸状にかつ前記シリンダの軸周りに相対回転可能に設けられた回転部材であり、
    前記ベルトガイドは前記回転部材に前記回転部材と一体的に回転可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ベルトガイドは車両取り付け状態でほぼ車両前後方向に回動可能であり、
    前記シリンダは車両取り付け状態でその長手方向がほぼ車両左右方向となるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
JP2014047826A 2014-03-11 2014-03-11 シートベルト装置 Active JP6253458B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014047826A JP6253458B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 シートベルト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014047826A JP6253458B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 シートベルト装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015171834A JP2015171834A (ja) 2015-10-01
JP6253458B2 true JP6253458B2 (ja) 2017-12-27

Family

ID=54259473

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014047826A Active JP6253458B2 (ja) 2014-03-11 2014-03-11 シートベルト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6253458B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59145643A (ja) * 1983-02-09 1984-08-21 Honda Motor Co Ltd シ−トベルト装置
JP2564776Y2 (ja) * 1992-01-29 1998-03-09 日産自動車株式会社 車両用シートベルト装置
DE102004041810A1 (de) * 2004-08-26 2006-03-02 Takata-Petri (Ulm) Gmbh Gurtendbeschlagseinrichtung
US7364200B2 (en) * 2005-09-12 2008-04-29 Nissan Technical Center North America, Inc. Vehicle seatbelt restraining apparatus
JP2007118776A (ja) * 2005-10-28 2007-05-17 Takata Corp シートベルトのバックル装置及びシートベルト装置
DE102006039129A1 (de) * 2006-08-21 2008-03-06 Robert Bosch Gmbh Sicherheitsgurteinrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP5254705B2 (ja) * 2008-08-27 2013-08-07 株式会社東海理化電機製作所 プリテンショナ
JP2013163502A (ja) * 2012-02-13 2013-08-22 Takata Corp プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015171834A (ja) 2015-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4679125B2 (ja) シートベルト装置
US10882489B2 (en) Vehicle seatbelt device
JP2019064548A (ja) 車両用シートベルト装置
US11541830B2 (en) Cable seat restraint
JP6029915B2 (ja) 自動車のシートベルト装置
JP6253458B2 (ja) シートベルト装置
JP6253457B2 (ja) シートベルト装置
JP4943364B2 (ja) シートベルト装置
US20160031410A1 (en) Seatbelt apparatus
JP2014108762A (ja) シートベルト装置用タング及びシートベルト装置
JP2007223536A (ja) シートベルト装置
JP2010179733A (ja) シートベルト装着補助装置
EP1783011A2 (en) Pretensioner
JP2009161144A (ja) プリテンショナ及びシートベルト装置
JP2013532610A (ja) 輸送車両のシートベルト用電動締付装置
JP2010143372A (ja) 車両用乗員拘束装置
JP2009274541A (ja) 車両用シートベルト装置
JP2007253732A (ja) シートベルト装置
JP6240577B2 (ja) シートベルト装置
JP2015044550A (ja) シートベルト装置
JP2010058725A (ja) シートベルト装置
JP6617679B2 (ja) 車両用シート
JP2007253725A (ja) シートベルト装置
CN112739582B (zh) 座椅安全带装置
JP6273926B2 (ja) シートベルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20171110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20171122

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20171128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6253458

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316533

S803 Written request for registration of cancellation of provisional registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316803

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316354

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316Z02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S343 Written request for registration of root pledge or change of root pledge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R316350