JP2013163502A - プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置 - Google Patents

プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カバーの取り付け工程を簡易化できる、プリテンショナ装置を提供すること。
【解決手段】貫通穴34を有するフェルール32と、筒状のブーツ40と、貫通穴34で折り返されるベルトが引っ張られるようにフェルール32を引く本体部35とを備え、ブーツ40は、フェルール32に被せられることによりフェルール32に固定される固定部48を有する、プリテンショナ装置。フェルール42は、貫通穴34が形成された環状部39と、環状部39よりも幅が狭まるくびれ部32aとを有し、固定部48は、くびれ部32aに嵌まって固定される。
【選択図】図4A

Description

本発明は、ベルトが折り返される貫通穴を有する部材を覆うカバーを備える、プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置に関する。
シートベルトをワイヤなどの連結部材でプリテンショナ本体に連結し、その連結部材をカバーで覆うように構成したシートベルトプリテンショナのカバー構造が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004−322739号公報
しかしながら、上述の従来技術の場合、筒状のカバーを取り付ける際、カバーにシートベルトを通した後でなければ、カバーを固定することができない。そのため、カバーの取り付け工程が煩雑であった。
本発明は、カバーの取り付け工程を簡易化できる、プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、
貫通穴を有する部材と、
筒状のカバーと、
前記貫通穴で折り返されるベルトが引っ張られるように前記部材を引く本体部とを備え、
前記カバーは、前記部材に被せられることにより前記部材に固定される固定部を有する、プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置を提供するものである。
本発明によれば、カバーの取り付け工程を簡易化できる。
本発明の一実施形態であるシートベルト装置の構成図である。 本発明の一実施形態であるプリテンショナ装置の正面図である。 プリテンショナ装置の側面図である。 図3のG−Gにおけるプリテンショナ装置の断面図である。 図4Aの一部拡大図である。 筒状のカバーの第1の実施形態であるブーツの斜視図である。 不織布がブーツに取り付けられた状態を示した図である。 図6のB−Bにおける断面図である。 筒状のカバーの第2の実施形態であるブーツの斜視図である。 筒状のカバーの第3の実施形態であるブーツの形状についての説明図である。 筒状のカバーの第4の実施形態であるブーツの形状についての説明図である。 環状部がワイヤによって形成される例である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の一の実施形態であるシートベルト装置10の構成図である。図1には、シートベルト装置10が車両に搭載された状態の一例が示されている。シートベルト装置10は、ベルト11と、リトラクタ12と、タング15と、バックル17と、プリテンショナ装置30とを備えている。
ベルト11は、シート18に座る乗員を拘束するための帯状部材である。ベルト11の一方の端部13は、リトラクタ12に接続され、ベルト11のもう一方の端部16は、プリテンショナ装置30に接続されている。ベルト11は、ウェビングとも言われている。
リトラクタ12は、ベルト11の巻き取り又は引き出しを可能にする巻き取り装置であって、車両衝突時等の所定値以上の加速度が検知されたときに、ベルト11がリトラクタ12の本体部から引き出されることを制限するものである。リトラクタ12は、シート18の背もたれ部19の側方の車体部位(例えば、ショルダーアンカー14が固定されるピラーの下側部位)に固定されている。
タング15は、プリテンショナ装置30とショルダーアンカー14との間で、ベルト11にスライド可能に取り付けられた板状部材である。
バックル17は、タング15が着脱される部材である。バックル17は、シート18の座部20を挟んでリトラクタ12とは反対側の車体部位に固定されている。
タング15がバックル17に連結されることによって、シート18上の乗員の胸部はベルト11のショルダーベルト部11bによって拘束され、その乗員の腰部はベルト11のラップベルト部11aによって拘束される。ショルダーベルト部11bは、ショルダーアンカー14とタング15との間のベルト11の部位であり、ラップベルト部11aは、タング15とプリテンショナ装置30との間のベルト11の部位である。
プリテンショナ装置30は、車両衝突時等の所定値以上の加速度が検知されたときに、ベルト11のラップベルト部11aを瞬時に引き込むことで、乗員の腰部とラップベルト部11aとの間のたるみを減少させる本体部35を有するラッププリテンショナである。本体部35は、通常、座部20の車外側の側部に対してドア寄りの車体部位に固定されている。本体部35は、車両の前後方向を長手方向とするシリンダ36と、シリンダ36内にガスを発生させるガスジェネレータ37とを有している。
図2は、プリテンショナ装置30の正面図である。図3は、プリテンショナ装置30の側面図である。図4Aは、図3のG−Gにおけるプリテンショナ装置30の断面図である。
図4Aにおいて、ガスジェネレータ37は、所定値以上の加速度が検知されることによって、シリンダ36内にガスを注入する。シリンダ36内にガスが注入されることによって、ピストン38がシリンダ36内を移動する。ピストン38は連結部材31を介してベルト11のラップベルト部11aに接続されている。したがって、ピストン38がシリンダ36内を移動することにより、ラップベルト部11aが連結部材31によって本体部35側に引っ張られる。これにより、乗員の腰部の拘束力を高めることができる。
図4Aに示されるように、連結部材31は、貫通穴34を有する部材として、フェルール32を有している。また、連結部材31は、フェルール32とピストン38とを接続するワイヤ33とを有している。
フェルール32は、ラップベルト部11aとワイヤ33とを繋ぎ合わせる板状の継ぎ手である。フェルール32は、ラップアンカーとも言われている。フェルール32は、ラップベルト部11aが折り返される貫通穴34が中央部に形成された環状部39と、環状部39の横幅よりも幅が狭まるくびれ部32aと、くびれ部32aの下部とワイヤ33とを結合する結合部32bとを有している。
図4Bは、図4Aの一部拡大図である。環状部39は、貫通穴34の周りを囲む枠状部である。環状部39は、貫通穴34に対して上側の部位である上辺部39dと、上辺部39dに対して両側の部位である上側角部39aと、貫通穴34に対して下側の部位である下辺部39eと、下辺部39eに対して両側の部位である下側角部39cと、上側角部39aと下側角部39cとに挟まれた部位である側部39bとを有している。
くびれ部32aは、環状部39の下側角部39cから結合部32bにかけて連続的且つ曲線状に横幅が狭くなるように形成された部位である。くびれ部32aの横幅は、結合部32bに近づくにつれて小さくなる。くびれ部32aの横幅が狭まる割合は、環状部39側から結合部32b側に近づくにつれて小さくなる。くびれ部32aは、その横幅が狭くなってから再び広がる部位も含んでよいし、その横幅が狭くなってから再び広がらないものも含んでよい。図示のくびれ部32aは、その横幅が狭くなってから再び広がらないものである。
結合部32bは、くびれ部32aの横幅が最小値となる部位から本体部35に近づく方向に延びて形成されている。くびれ部32aの横幅が最小値となる部位又は結合部32bの横幅wは、環状部39の横幅Wよりも狭く、その割合は、1:3〜3.5であるが、当該割合は適宜設定すればよい。
連結部材31は、外部から直接視認できないように、ブーツ40で覆われている。ブーツ40は、その一部又は全部が、筒状のカバーである。カバーは角筒状が好ましいが、他の形状でもよい。連結部材31がブーツ40で覆われることによって、連結部材31がブーツ40で隠れるため、見栄えを良くする効果がある。また、連結部材31が他の車両内装部品と干渉した場合に生ずる異音の発生を抑える効果もある。ブーツ40は、例えばブロー成形で作製される。
ブーツ40は、ブーツ40が連結部材31のフェルール32に被せられることにより、フェルール32に固定される固定部48を有している。固定部48は、フェルール32の環状部39の外縁形状に沿うように形成されている。固定部48の詳細な形状等については後述する。ブーツ40がこのような固定部48を有することによって、作業者は、ブーツ40をフェルール32の上方からフェルール32に被せるだけで、固定部48によってブーツ40をフェルール32に固定することができる。例えば、作業者又は組み付け装置は、ブーツ40に形成された開口部41(図2参照)を介してフェルール32の貫通穴34にラップベルト部11aの先端部を通す前に、ブーツ40をフェルール32に固定できる。その結果、ブーツ40の取り付け工程の簡易化が可能となる。
また、図4Aに示されるように、ブーツ40は、固定部48の下方に蛇腹部42が形成されている。連結部材31のワイヤ33が本体部35によって引き込まれるとき、ブーツ40が固定部48によってフェルール32に固定されていても、蛇腹部42が潰れることによって、本体部35によるワイヤ33の引き込みを滑らかにすることができる。
固定部48は、例えば、ブーツ40がフェルール32の上方からフェルール32に被せられることにより、フェルール32の環状部39のくびれ部32aに嵌まって固定されるように、ブーツ40の上部に形成されている。これにより、ブーツ40をフェルール32に簡単に嵌め合い固定することができる。ブーツ40は例えば樹脂材で成型されるとよく、ブーツ40をフェルール32に嵌め合い固定するための好適な材質として、ゴム部材が挙げられる。特に好適な材質として、例えばオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)が挙げられる。また、ブーツ40をフェルール32に嵌め合い固定するために必要なブーツ40の厚さは、0.5mm〜2.5mmが好ましく、0.8mm〜2.0mmがより好ましい。
[筒状のカバーの第1の実施形態]
図5は、筒状のカバーの第1の実施形態であるブーツ40の斜視図である。ブーツ40の下端部は省略されている。固定部48は、ブーツ40の上部に形成され、上面部45と、側面部47と、窪み部46とを有している。
上面部45は、ブーツ40の側面から延びるように、ブーツ40の上端面43に一対形成されている。上端面43に上面部45を設けることによって、ブーツ40の上端面43に開口部44が形成されていたとしても、作業者又は組み付け装置がブーツ40をフェルール32の上方からフェルール32に被せたときに、フェルール32の上端部を上面部45に接触させることができる。これにより、フェルール32が開口部44から突き出ることを防止できる。
また、図4Bに示されるように、固定部48がフェルール32のくびれ部32aに嵌まった状態で、上面部45の内縁形状が、フェルール32の環状部39の上側角部39aの外縁形状に接するように形成されている。このように形成されることによって、フェルール32に対するブーツ40の位置ずれの発生を抑える効果を高めることができる。
側面部47は、ブーツ40の対向する側面に一対形成されている。固定部48がくびれ部32aに嵌まった状態で、側面部47の内縁形状が、環状部39の側部39bの外縁形状に接するように形成されている。このように形成されることによって、フェルール32に対するブーツ40の位置ずれの発生を抑える効果を高めることができる。
対向する一対の側面部47間の距離が環状部39の横幅Wと同じ又はそれよりも僅かに小さくなるように固定部48を形成することによって、ブーツ40の固定部48はフェルール32によって一層強固に固定されるため、フェルール32に対するブーツ40の位置ずれの発生を抑える効果を高めることができる。なお、フェルール32に対するブーツ40の位置ずれが許容範囲内であれば、対向する一対の側面部47間の距離が環状部39の横幅Wよりも大きな横幅寸法になるように、固定部48は形成されてもよい。
窪み部46は、ブーツ40の対向する側面に一対形成されている。窪み部46は、固定部48がくびれ部32aに嵌まった状態を保持する保持部である。このような窪み部46が設けられることによって、固定部48がくびれ部32aに嵌まった状態から抜けにくくなる。そのため、ブーツ40が上方に引っ張られても、ブーツ40がフェルール32から外れにくくなる。また、固定部48がくびれ部32aに嵌まった状態で、窪み部46の内縁形状が、環状部39の下側角部39cから延びるくびれ部32aに接するように形成されることによって、フェルール32に対するブーツ40の位置ずれの発生を抑える効果を高めることができる。一対の窪み部46は、いずれも、ブーツ40の側面に対して外側から内側に向けて窪んでいる。これにより、固定部48がくびれ部32aに嵌まった状態から外れないように保持する効果を高めることができる。
ブーツ40は、図2,5に示されるように、ベルト11が環状部39の貫通穴34で折り返される前後に通り抜ける一対の開口部41を有している。開口部41は、ブーツ40の側面のうち、窪み部46が形成された側面とは異なる側面に形成されている。つまり、窪み部46は、開口部41の開口方向且つフェルール32の引っ張り方向に対して、直交する方向に窪んで対向配置されている。開口部41の開口方向とは、開口部41の開口面に対する法線方向であり、フェルール32の引っ張り方向とは、ブーツ40の長手方向である。
固定部48は、図2に示されるように、ブーツ40がフェルール32に被せられた状態で、貫通穴34と開口部41の位置が開口方向で一致するように、窪み部46を有している。これにより、ブーツ40がフェルール42に被せられると、一方の開口部41から貫通穴34を介してもう一方の開口部41に貫くベルト挿入経路ができる。作業者又は組み付け装置は、ベルト11の先端部を一方の開口部41から挿入した後、貫通穴34を通り抜けたベルト11の先端部を、もう一方の開口部41から引き出すことによって、ベルト11の先端部を容易に貫通穴34及び開口部41に通すことができる。
貫通穴34及び開口部41に通されたベルト11の先端部は、本体部35から離れる方向に折り返される。ベルト11の折り返された後の先端部は、ベルト11が貫通穴34及び開口部41で折り返される前のベルト11の部位に糸22で縫製される。これにより、ベルト11の取り付けが完了する。
図6は、不織布50がブーツ40に取り付けられた状態を示した図である。不織布50は、ブーツ40が座部20のサイドカバー21(図1参照)に引っ掛かることを抑える緩衝材である。また、不織布50によって、ブーツ40がサイドカバー21に擦れることによって発生する音を抑えることができる。不織布50は、織布、スポンジ材などの他の緩衝材でもよい。
図7は、図6のB−Bにおける断面図である。不織布50の一方の表面には粘着テープ50aが予め取り付けられている。粘着テープ50aは、接着性を有するテープであるが、接着性を有する他の物に置き換えてもよい。不織布50に接着剤を直接塗布して側面部47に貼り付けてもよい。不織布50は、ブーツ40がフェルール32に被せられる前から、粘着テープ50aを介して側面部47に予め貼り付けられている。そして、不織布50の端部は、開口部41の側縁で折り返されてブーツ40の内側に折り曲げられている。これにより、不織布50が座部20のサイドカバー21に擦れても、不織布50の端部50bからのはがれを防止できる。また、図示の場合、不織布50は、片方の側面部47のみに貼り付けられているが、両方の側面部47に貼り付けられてもよい。
また、不織布50はブーツ40の上端面43(図6参照)に予め貼り付けられ、不織布50の端部50bは開口部41の上縁で折り返されてブーツ40の内側に折り曲げられてもよい。つまり、ブーツ40の内部が開口部44から見えないように、上端面43に形成された開口部44を不織布50で塞ぐことができる。また、ブーツ40がフェルール32の上方からフェルール32に被せられたときに、フェルール32の上端部をブーツ40の上端面43に貼り付けられた不織布50に接触させることができる。これにより、フェルール32が開口部44から突き出ることを防止できる。
[筒状のカバーの第2の実施形態]
図8は、筒状のカバーの第2の実施形態であるブーツ60の斜視図である。上述のブーツと同様の点についての説明は省略する。
ブーツ60は、ブーツ60が連結部材31のフェルール32に被せられることにより、フェルール32に固定される固定部58を有している。固定部58は、ブーツ60の上部に形成され、上面部55と、側面部57と、窪み部46とを有している。また、ブーツ60は、ベルト11がフェルール32の貫通穴34で折り返される前後に通り抜ける開口部51を有している。開口部51は、ブーツ60の上方に露出するように、ブーツ60の上端面が切り取られることで形成されている。このような開口部51を形成することによって、ベルト11がフェルール32の貫通穴34及び開口部51で折り返される部分が膨らむことを抑えることができる。
[筒状のカバーの第3の実施形態]
図9は、筒状のカバーの第3の実施形態であるブーツ70の形状についての説明図である。図9(a)は、ブーツ70の斜視図であり、図9(b)は、ブーツ70の断面図であり、図9(c)は、図9(b)のA−Aにおける断面図である。上述のブーツと同様の点についての説明は省略する。
ブーツ70は、ブーツ70が連結部材31のフェルール32に被せられることにより、フェルール32に固定される固定部78を有している。固定部78は、ブーツ70の上部に形成され、上面部75と、側面部77と、円形状の窪み部76とを有している。また、ブーツ70は、ベルト11がフェルール32の貫通穴34で折り返される前後に通り抜ける一対の開口部71を有している。窪み部76は、ブーツ40の側面に対して外側から内側に向けて窪んでいて、開口部71の開口面に対する法線方向に対して平行な方向に窪むように、開口部71が形成された側面と同じ側面に形成されている。また、窪み部76は、その上端部がフェルール32のくびれ部32aに接するように形成されている。さらに、図示の場合、一対の窪み部76が、互いに対向するように、ブーツ70の対向する側面に2組形成されている。このような窪み部76でも、固定部78がくびれ部32aに嵌まった状態から外れないように保持する効果を高めることができる。
[筒状のカバーの第4の実施形態]
図10は、筒状のカバーの第4の実施形態であるブーツ80の形状についての説明図である。図10(a)は、ブーツ80の斜視図であり、図10(b)は、ブーツ80の断面図である。上述のブーツと同様の点についての説明は省略する。
ブーツ80は、ブーツ80が連結部材31のフェルール32に被せられることにより、フェルール32に固定される一対の固定部として、固定穴86を有している。また、ブーツ80は、ベルト11がフェルール32の貫通穴34で折り返される前後に通り抜ける一対の開口部81を有している。固定穴86は、開口部81の開口面に対する法線方向且つブーツ80の長手方向に対して直交する方向に形成されている。固定穴86は、ブーツ80の側面からブーツ80の内部に向けて貫通する穴である。
ブーツ80がフェルール32の上方からフェルール32に被せられることにより、固定穴86がフェルール32の環状部39と嵌まることで、ブーツ80はフェルール32に固定される。例えば、固定穴86が環状部39の側部39bと嵌まることで、ブーツ80はフェルール32に固定されてもよいし、固定穴86が環状部39の下側角部39cと嵌まることで、ブーツ80はフェルール32に固定されてよい。また、固定穴86の下縁86aが環状部39のくびれ部32aと嵌まることで、ブーツ80はフェルール32から外れにくくなる。固定穴86が側部39bと嵌まった状態で、側部39bは、ブーツ80の側面に対して外側に図示のように突出しなくてもよいし、突出してもよい。また、上述の図6と同様に、不織布50等の緩衝材がブーツ80に取り付けられてもよい。これにより、側部39bが固定穴86から露出しないため、固定穴86が形成されていても、見栄えを良くすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、また、上述した実施例は、他の実施例の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形を加えることができる。
例えば、上述の実施形態では、カバーの固定部が固定される部材として、フェルールを例示したが、このような部材はフェルールに限らない。例えば、図11に例示されるような、フェルールが省略された連結部材91が挙げられる。連結部材91は、図4Aに例示した連結部材31と同様、ベルト11のラップベルト部11aと本体部35内のピストン38とを連結する部品である。連結部材91は、ワイヤ93をループ状にした状態で、かしめ部95によってかしめることによって作製される。このように作製された連結部材91は、ラップベルト部11aが折り返される貫通穴94が形成された環状部92と、環状部92よりも幅が狭まるくびれ部92aとを有している。上述のブーツのような筒状のカバーが連結部材91に被せられることにより、その筒状のカバーの固定部がくびれ部92aと嵌まって固定される。その結果、カバーが連結部材91の環状部92に固定される。
10 シートベルト装置
11 ベルト
12 リトラクタ
15 タング
17 バックル
18 シート
30 プリテンショナ装置
31,91 連結部材
32 フェルール
32a,92a くびれ部
33,93 ワイヤ
34,94 貫通穴
35 本体部
36 シリンダ
37 ガスジェネレータ
38 ピストン
39,92 環状部
40,60,70,80 ブーツ
41,51,71,81 開口部
46,76 窪み部
48,58,78 固定部
50 不織布
86 固定穴

Claims (9)

  1. 貫通穴を有する部材と、
    筒状のカバーと、
    前記貫通穴で折り返されるベルトが引っ張られるように前記部材を引く本体部とを備え、
    前記カバーは、前記部材に被せられることにより前記部材に固定される固定部を有する、プリテンショナ装置。
  2. 前記部材は、前記貫通穴が形成された環状部と、該環状部よりも幅が狭まるくびれ部とを有し、
    前記固定部は、前記くびれ部に嵌まって固定される、請求項1に記載のプリテンショナ装置。
  3. 前記カバーは、前記ベルトが前記貫通穴で折り返される前後に通り抜ける開口部を有し、
    前記固定部は、前記貫通穴と前記開口部の位置が合うように固定される、請求項2に記載のプリテンショナ装置。
  4. 前記固定部は、前記カバーに形成された窪み部である、請求項3に記載のプリテンショナ装置。
  5. 前記窪み部は、前記開口部の開口方向に対して直交する方向に窪むように形成された、請求項4に記載のプリテンショナ装置。
  6. 前記窪み部は、前記開口部の開口方向に対して平行な方向に窪むように形成された、請求項4に記載のプリテンショナ装置。
  7. 前記固定部は、前記カバーの内部に貫通する穴である、請求項3に記載のプリテンショナ装置。
  8. 前記カバーに取り付けられた緩衝材の端部が、前記開口部を介して前記カバーの内側に折り曲げられた、請求項3から7のいずれか一項に記載のプリテンショナ装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のプリテンショナ装置と、
    前記ベルトと、
    前記ベルトを巻き取るリトラクタと、
    前記ベルトに設けられたタングと、
    前記タングが着脱されるバックルとを備える、シートベルト装置。
JP2012028922A 2012-02-13 2012-02-13 プリテンショナ装置及びそれを備えるシートベルト装置 Pending JP2013163502A (ja)

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