JP2011055943A - 発泡成形部材及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】発泡成形体の穴状部の入口部又は奥行き方向の途中部が狭隘部となっており、該狭隘部の内面に補強材が配設されている発泡成形部材において、製造が容易であり、且つ補強材が発泡成形体と精度良く一体化された発泡成形部材及びその製造方法を提供する。
【解決手段】シートパッド本体2と、該シートパッド本体2の裏面に沿って配設された面状の補強材10とを備え、該補強材10がシートパッド本体2と一体成形により一体化されてなるシートパッド1。シートパッド本体2には、その外面から凹嵌する凹部6が設けられており、該凹部6は、その入口側がそれよりも奥側よりも狭まった狭隘部となっており、該凹部6の内面に補強材10が配設されている。補強材10は、凹部6の入口側において弾性的に伸長可能となっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、発泡成形体と、該発泡成形体の表面の少なくとも一部に沿って配設された面状の補強材とを備え、該補強材が該発泡成形体と一体成形により一体化されてなる発泡成形部材に係り、特に、発泡成形体に、その外面から凹嵌するか又は貫通する穴状部が設けられており、該穴状部は、その入口部又は奥行き方向の途中部がそれよりも奥側部分よりも狭まった狭隘部となっており、該狭隘部の内面に補強材が配設されている発泡成形部材に関する。また、本発明は、この発泡成形部材の製造方法に関する。
車両用シートや家屋内に設置されるソファー等のシートは、一般的に、軟質ポリウレタンフォーム又は半硬質ポリウレタンフォーム等の発泡合成樹脂よりなるシートパッドと、このシートパッドの表面に装着された表皮材とから成る。
シートパッドがシートフレームと接触した際に異音が発生したり、シートパッドが破損したりすることを防止するために、シートパッドの裏面(着座者と反対側の面)に、不織布等よりなる補強材が設けられることがある(特開2005−237491)。この補強材付きシートパッドを金型を用いて成形するに際しては、予め金型の内面に補強材を取り付けておき、該金型内において発泡樹脂材料を発泡させる。これにより、裏面に補強材が一体化されたシートパッドが成形される。
シートパッドには、シートフレームが係合する凹部や、ヘッドレストの支持脚やスピーカ等が挿入される貫通孔などの穴状部が形成されることがある。この場合、金型の内面には、この穴状部を形成するための凸部が設けられている。この凸部の外形は、穴状部の内部の形状と同一形状となっている。金型内において発泡樹脂材料を発泡させてシートパッド本体を成形した際に、この凸部が存在していた部分が、脱型後に穴状部となる。なお、本発明において、穴状部の入口側とは、この凸部の基端(根元)側をいい、穴状部の奥側とは、この凸部の先端側をいう。
特開2005−237491
一体成形によりこの穴状部の内面に補強材を配設する場合には、シートパッドの発泡成形工程に先立ち、金型の凸部に補強材を被着させておくことができる。
シートパッドの穴状部の入口部又は奥行き方向の途中部がそれよりも奥側部分よりも狭まった狭隘部となっている場合には、一体成形により穴状部の内面に補強材を配設するのが困難になることがある。即ち、例えば穴状部が入口側ほど狭くなる形状となっている場合には、この穴状部を形成するための金型の凸部は、基端側ほど外周長が小さくなる形状となっており、この凸部の先端側の外周長は、基端側よりも大きい。また、この穴状部の内面に配設される補強材も、穴状部の入口側ほど外周長が小さくなっている。そのため、金型の凸部に補強材を被着させようとしても、凸部の先端側が補強材の該入口側を通過することができず、補強材を金型の凸部に被着させることができない。この際、補強材を凸部に無理に被せようとすると、補強材に過大な負荷が掛かる。
このような問題点を解決するために、この狭隘部において補強材に切込みを設けておき、補強材を凸部に被着させる際に、この切込みの両側部分を離反させて補強材の狭隘部を広げることにより、凸部が補強材の狭隘部を通過し得るようにすることが行われている。凸部が補強材の狭隘部を通過した後は、この切込みの両側部分同士を接近させて凸部の外面に重ねる。しかしながら、この場合、補強材を凸部に被せた後、この切込みの両側部分が凸部の外面から離反しないようにするために、凸部や補強材にマグネット等の留め付け手段を設け、この切込みの両側部分を凸部に留め付ける必要がある。また、その際、補強材に皺が生じないようにするために、この切込みの両側部分を凸部の外面の所定位置に精度良く留め付ける必要がある。そのため、補強材の被着作業が面倒なものとなる。
本発明は、発泡成形体と、該発泡成形体の表面の少なくとも一部に沿って配設された面状の補強材とを備え、該補強材が該発泡成形体と一体成形により一体化されてなる発泡成形部材であって、該発泡成形体に、その外面から凹嵌するか又は貫通する穴状部が設けられており、該穴状部は、その入口部又は奥行き方向の途中部がそれよりも奥側部分よりも狭まった狭隘部となっており、該狭隘部の内面に補強材が配設されている発泡成形部材において、製造が容易であり、且つ補強材が発泡成形体と精度良く一体化された発泡成形部材と、この発泡成形部材の製造方法とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)の発泡成形部材は、発泡成形体と、該発泡成形体の表面の少なくとも一部に沿って配設された面状の補強材とを備え、該補強材が該発泡成形体と一体成形により一体化されてなる発泡成形部材であって、該発泡成形体に、その外面から凹嵌するか又は貫通する穴状部が設けられており、該穴状部は、その入口部又は奥行き方向の途中部がそれよりも奥側部分よりも狭まった狭隘部となっており、該狭隘部の内面に前記補強材が配設されている発泡成形部材において、該補強材は、該狭隘部において弾性的に伸長可能となっていることを特徴とするものである。
請求項2の発泡成形部材は、請求項1において、前記補強材は、前記狭隘部において切込み部が設けられており、該切込み部の両側部分同士が、弾性的に伸長可能な連結部材によって連結されていることを特徴とするものである。
請求項3の発泡成形部材は、請求項2において、前記連結部材はゴム片よりなることを特徴とするものである。
請求項4の発泡成形部材は、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記発泡成形体はシートパッドであり、前記補強材は不織布よりなることを特徴とするものである。
本発明(請求項5)の発泡成形部材の製造方法は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発泡成形部材を金型を用いて製造する方法であって、該金型の内面に、前記穴状部を形成するための凸部が設けられており、該凸部に前記補強材を被着させ、その後、該金型内で発泡樹脂材料を発泡させることにより該発泡成形部材を製造することを特徴とするものである。
本発明(請求項1)の発泡成形部材及び本発明(請求項5)の発泡成形部材の製造方法にあっては、補強材は、発泡成形体の穴状部の狭隘部において弾性的に伸長可能となっている。発泡成形部材を金型を用いて製造するに当り、該金型の穴状部形成用の凸部に補強材を被着させるに際しては、補強材の内側に凸部を押し込むようにして補強材を凸部に被せる。この際、補強材の狭隘部が弾性的に伸長して凸部の通過を許容するため、補強材に過大な負荷が掛かることはない。この補強材の伸長は弾性的なものであるため、凸部が狭隘部を通過した後は、補強材が弾性的に収縮して凸部の外面にフィットするようになる。そのため、補強材を凸部の外面に留め付けることが不要であり、しかも補強材に皺が生じることも防止され、精度良く補強材を凸部に被着させることができる。これにより、補強材の被着作業が容易化され、且つ補強材が発泡成形体と精度良く一体化された発泡成形部材を製造することができる。
請求項2の態様にあっては、補強材の狭隘部に切込み部を設け、その両側部分同士を、弾性的に伸長可能な連結部材によって連結している。これにより、簡易な構成にて、補強材の狭隘部を弾性的に伸長可能とすることが可能である。この態様にあっては、補強材を凸部に被着させる際には、連結部材が弾性的に伸長することにより、補強材の切込み部の両側部分同士が離反し、これにより補強材の狭隘部が広がって凸部の通過が許容される。凸部が狭隘部を通過した後は、連結部材が弾性的に収縮することにより、この切込み部の両側部分同士が接近して狭隘部が狭まり、補強材が凸部の外面にフィットするようになる。そのため、この切込み部の両側部分同士を凸部の外面に留め付けることが不要であり、且つこれらがずれて凸部の外面に重なることも防止されるため、補強材を容易に且つ精度良く凸部に被着させることができる。
請求項3の通り、この連結部材をゴム片により構成することが簡便であり好ましい。
請求項4の通り、本発明の発泡成形部材は、狭隘部を有する穴状部が設けられており、且つこの穴状部の内面に沿って不織布よりなる補強材が配設されたシートパッドに好適である。一般的に、不織布自体は実質的に伸長しない材質であるが、上記の通り補強材を狭隘部において弾性的に伸長可能に構成することにより、このシートパッドの発泡成形工程における補強材の金型への被着作業を容易化することができると共に、補強材を精度良くシートパッドと一体化させることが可能である。
第1の実施の形態に係るシートパッドの斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図1のシートパッドに設けられた補強材の要部斜視図である。 図1のシートパッドを成形するための金型及び補強材の断面図である。 図4の金型の穴状部形成用の凸部への補強材の被着手順を示す要部断面図である。 第2の実施の形態に係るシートパッドの要部断面図である。 図6のシートパッドの補強材の要部斜視図である。 図6のシートパッドを成形するための金型及び補強材の断面図である。 第3の実施の形態に係るシートパッドの補強材の要部斜視図である。
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、シートパッドとして、車両用シートの背もたれ部を構成するバックパッドを例示しているが、本発明は、バックパッド以外のシートパッド(例えばシートの腰掛部を構成するクッションパッド等)にも適用可能である。
[第1の実施の形態]
第1図は第1の実施の形態に係るシートパッド1の斜視図、第2図(a)は第1図のII−II線に沿う断面図、第2図(b)は第2図(a)のB部分(穴状部としてのシートフレーム嵌合用凹部6付近)の拡大図、第3図(a),(b)は、このシートパッド1に設けられた補強材10の上端側の袋状部10aの斜視図、第4図はこのシートパッド1を成形するための金型20及び補強材10の断面図、第4図(a),(b)は、この金型20の凹部形成用凸部25への補強材10の袋状部10aの被着手順を示す、該凸部25付近の断面図である。なお、第3図(a)は、補強材10の後片部15と左右の側片部13,14とを連結した連結部材18の非伸長状態を示し、第3図(b)は、この連結部材18が伸長した状態を示している。第5図(a)は、凸部25が袋状部10aの入口部分を通過している被着途中の状態を示し、第5図(a)は、被着完了状態を示している。以下、上下方向、左右方向及び前後方向は、このシートパッド1を用いて構成されたシートの着座者にとっての上下方向、左右方向及び前後方向と一致するものとする。
シートパッド1は、この実施の形態では、シートの背もたれ部を構成するバックパッドである。このシートパッド1は、ポリウレタンフォーム等の発泡合成樹脂よりなるシートパッド本体2と、該シートパッド本体2の後面に沿って配設された面状の補強材10とを備えている。補強材10は、シートパッド本体2と一体成形により一体化されている。このシートパッド本体2の成形方法については後で詳しく述べる。このシートパッド1は、表皮材(図示略)によって外面が被覆され、シートのバックフレーム(図示略)に取り付けられるものとなっている。
第1図及び第2図(a),(b)に示すように、シートパッド本体2は、バックフレームの前面側を覆う主体部3と、該主体部3の後面の上辺及び左右の側辺からそれぞれ後方へ張り出した張出部4と、該張出部4の後端から該主体部3の後面の中央側へ張り出したフランジ部5とを有している。これらの主体部3、張出部4及びフランジ部5は一体的に形成されている。また、張出部4及びフランジ部5は、主体部3の後面の上辺及び左右の側辺に沿って連続して形成されている。これらの主体部3、張出部4及びフランジ部5によって囲まれた空間は、バックフレームの上辺及び左右の側辺がそれぞれ嵌合する、穴状部としての凹部6となっている。この凹部6は、主体部3の後面の中央側に向かって開放している。主体部3の上辺に沿う張出部4には、ヘッドレスト(図示略)の支持脚が挿入されるヘッドレスト取付孔7が設けられている。このヘッドレスト取付孔7は、該張出部4を略上下方向に貫通し、凹部6内に連通している。ヘッドレストの支持脚は、バックフレームに取り付けられたシートパッド1の上方からこのヘッドレスト取付孔7に挿入されて該バックフレームに接続される。なお、シートパッド本体2の主要部分の構成はこれに限定されない。
第2図(b)の通り、この実施の形態では、フランジ部5は、その前面が凹部6の入口側(主体部3の後面の中央側)ほど主体部3の後面に接近する斜面となっている。これにより、凹部6は、入口側ほど主体部3の後面とフランジ部5の前面との間隔が小さくなっている。即ち、この実施の形態では、該凹部6は、その入口側が奥側よりも狭まった狭隘部となっている。
この実施の形態では、補強材10は不織布よりなる。なお、補強材10を構成する材料は不織布に限定されない。この実施の形態では、該補強材10は、主体部3の後面に沿って配設される主片部11と、該主片部11の上辺及び左右の側辺にそれぞれ連なり、各張出部4の内側面(凹部6の内側に臨む面)に沿って配設される上片部12及び左右の側片部13,14と、該上片部12及び側片部13,14の後端側にそれぞれ連なり、フランジ部5の前面に沿って配設される後片部15とを有している。なお、第3図(a),(b)では、主体部3の上辺側のフランジ部5の前面に沿う後片部15のみ図示されているが、補強材10の左右の側片部13,14の後端側には、それぞれ、主体部3の左辺側及び右辺側の各フランジ部5の前面に沿う後片部15が連なっている。上片部12には、前記ヘッドレスト取付孔7に重なる開口16が設けられている。
補強材10の上端側には、主片部11及び各側片部13,14の上端側、上片部12並びに後片部15によって袋状部10aが形成されている。この実施の形態では、上片部12の左右両端側は各側片部13,14の上端側に連なっている。後片部15の左右両端側と各側片部13,14との間には、それぞれ、切込み部17が設けられている。各切込み部17は、後片部15の上端から下端まで延設されている。この切込み部17により、後片部15は、第3図(a),(b)のようにフラップ状に主片部11に対し離反及び接近し得るようになっている。各側片部13,14は、それぞれ後縁が上端側ほど前縁から離隔するように延在しており、これにより、各側片部13,14は、上端側ほど前後方向の幅が大きなものとなっている。そのため、第3図(a)の通り、各切込み部17が閉じて後片部15の左右の側縁が各側片部13,14の後縁に重なった状態にあっては、後片部15が各側片部13,14の後縁に沿って延在することにより、袋状部10aは、入口側ほど主片部11と後片部15との間隔が小さなものとなる。袋状部10aは、このように各切込み部17が閉じた状態において、後述の金型20の凸部25の外面に略密着する形状となる。
第3図(a),(b)の通り、この後片部15の左右両端側と各側片部13,14の後端側とは、それぞれ、弾性的に伸長可能な連結部材18によって連結されている。この実施の形態では、該連結部材18は、帯状のゴム片よりなる。なお、連結部材18の材料はこれに限定されるものではない。連結部材18の材料としては、例えば、衣類などに使用されている帯状の平ゴム(糸と繊維状のゴムを編み込んだもの)等が好適である。伸縮可能な織布や編布、又は糸状のゴムやバネ等により連結部材18を構成してもよい。各連結部材18は、それぞれ、各切込み部17を横切るように配置され、一端側が後片部15に対し縫着等により結合されると共に、他端側が側片部13又は14に対し縫着等により結合されている。この実施の形態では、各連結部材18は、後片部15の下縁の左右両端側をそれぞれ側片部13,14に連結している。なお、連結部材18の配置はこれに限定されるものではなく、例えば切込み部17の延在方向に間隔をおいて複数個の連結部材18が設けられてもよい。あるいは、連結部材18は、切込み部17の上端側から下端側まで連続して後片部15と各側片部13,14とを連結したものであってもよい。
第3図(a)の通り、各連結部材18が伸長していない状態にあっては、後片部15の左右の側縁が各側片部13,14の後縁に重なり、各切込み部17が閉じた状態となっている。
次に、シートパッド本体2を成形するための金型20について説明する。第4図の通り、この実施の形態では、金型20は、上型21と、下型22と、該上型21にセットされた中子23とを有している。符号24は、該上型21と下型22とを連結したヒンジを示している。この金型20内において、シートパッド本体2は、その前面(着座者側の面)を下向きにした姿勢で成形される。即ち、下型22のキャビティ面によりシートパッド本体2の前面が成形され、上型21及び中子23のキャビティ面によりシートパッド本体2の後面が成形される。中子23の前面(この中子23の上下方向、左右方向及び前後方向は、シートパッド本体2の上下方向、左右方向及び前後方向と一致するものとする。)により主体部3の後面が成形される。中子23の上面及び左右の側面からは、それぞれ、凹部6を形成するための凸部25が突設されている。この凸部25は、中子23の上面から左右の側面にかけて連続して形成されている。第4図及び第5図(a),(b)の通り、凸部25は、上型21のキャビティ面から離隔している。また、上型21と下型22とを型締めした状態にあっては、この凸部25の先端面は、該上型21及び下型22のキャビティ面から離隔したものとなる。この凸部25の先端面と上型21及び下型22のキャビティ面との間がシートパッド本体2の張出部4を形成するための空間となり、凸部25の後面と上型21のキャビティ面との間がフランジ部5を形成するための空間となっている。
この凸部25の外形は、シートパッド本体2の凹部6の内部の形状と実質的に同一形状となっている。即ち、第4図及び第5図(a),(b)の通り、この凸部25の後面は、その突出方向の基端側ほど該凸部25の前面に接近するように傾斜している。これにより、該凸部25は、その基端側ほど前後方向の厚みが小さいものとなっている。
この金型20を用いてシートパッド本体2を成形する場合、まず、第4図のように、上型21と下型22とを型開きし、中子23の前面側に補強材10を取り付ける。この際、第5図(a),(b)の通り、補強材10の袋状部10aの入口部分から該袋状部10a内に凸部25を押し込むようにして、該袋状部10aを凸部25に上方から被せる。この凸部25は、その先端側ほど厚みが大きなものとなっており、袋状部10aは、入口部分の幅がこの凸部25の先端側の厚みよりも小さなものとなっているが、第5図(a)の通り、凸部25の先端側を袋状部10aの入口部分に押し込むと、各連結部材18が弾性的に伸長し、これにより後片部15が主片部11から離反して袋状部10aの入口部分が拡張する。これにより、凸部25の袋状部10a内への進入が許容される。凸部25の先端側が袋状部10aの入口部分を通過した後は、凸部25の厚みがその基端側ほど小さくなることに伴い、各連結部材18が徐々に弾性的に収縮し、後片部15が凸部25の後面に沿って主片部11に接近する。これにより、凸部25を袋状部10aの最奥部まで入り込ませた状態にあっては、第5図(b)の通り、袋状部10aが凸部25の外面にフィットするようになる。その後、補強材10の主片部11を中子23の前面に沿わせると共に、左右の側片部13,14に連なる後片部15も中子23の左右の凸部25の後側にそれぞれ回り込ませて該凸部25の後面に重ねる。これにより、補強材10の中子23への取り付けが完了する。
その後、下型22内に発泡樹脂原料を注入し、上型21と下型22とを型締めして該発泡樹脂原料を発泡させる。この発泡樹脂は、凸部25の先端面と上型21及び下型22のキャビティ面との間を通って該凸部25の後面と上型21のキャビティ面との間まで回り込む。これにより、主体部3と連続した張出部4及びフランジ部5が形成される。また、これらの裏面に補強材10が一体化される。この発泡樹脂が硬化した後、上型21と下型22とを型開きしてシートパッド本体2を脱型する。その後、必要に応じバリ取り等の仕上げ作業を行うことにより、シートパッド1が完成する。
以上の通り、このシートパッド1にあっては、補強材10の袋状部10aは、入口側が狭隘なものとなっているが、金型20の凸部25にこの袋状部10aを被着させるに際しては、この袋状部10aの内側に凸部25を押し込むことにより、連結部材18が弾性的に伸長してこの袋状部10aの入口部分を拡張させ、この袋状部10a内への凸部25の進入を許容するため、補強材10に過大な負荷を掛けることなく、袋状部10aを凸部25に被着させることができる。また、袋状部10a内に凸部25が入り込んだ後は、連結部材18が弾性的に収縮することにより、該袋状部10aが凸部25の外面にフィットするようになるため、この袋状部10aの後片部15や各側片部13,14を凸部25の外面に留め付けることが不要であり、しかも後片部15と各側片部13,14とがずれて袋状部10aに皺が生じることも防止され、精度良く袋状部10aを凸部25に被着させることができる。これにより、補強材10の中子23への取付作業が容易化され、且つ補強材10がシートパッド本体2と精度良く一体化されたシートパッド1を製造することができる。
なお、この実施の形態では、凹部6は、入口側において最も幅が狭く、奥側に行くにつれて幅が大きくなる形状となっているが、凹部6の形状はこれに限定されない。例えば、この凹部6は、奥行き方向の途中部において最も幅が狭く、それよりも入口側及び奥側ほど幅が大きくなる形状であってもよく、あるいは、奥行き方向の途中部において最も幅が大きく、それよりも入口側及び奥側ほど幅が小さくなる形状であってもよい。また、この凹部6の奥行き方向の途中の複数個所に、部分的に幅が狭くなる狭隘部が存在した形状であってもよい。この実施の形態では、凹部6の奥行き方向と直交方向の断面形状は略長方形状となっているが、例えば円形や楕円形、あるいは長方形以外の多角形など、如何なる形状であってもよい。
この実施の形態では、補強材10の後片部15の左右両端側にそれぞれ切込み部17を設け、各切込み部17の両側部分同士を連結部材18によって連結した構成となっているが、切込み部17の個数及び配置はこれに限定されない。例えば、後片部15の左右方向の途中部に1個又は2個以上の切込み部17を設け、この切込み部17の両側部分同士を連結部材18によって連結してもよい。主片部11や左右の側片部13,14に切込み部17を設け、この切込み部17の両側部分同士を連結部材18によって連結してもよい。
補強材10の左右両側にも、中子23の左右の凸部25に被さる袋状部10aを形成し、この補強材10の上端側の袋状部10aと同様に、その入口側を拡張しうるように切込み部17を設けると共に、この切込み部17の両側部分同士を弾性的に伸長可能な連結部材18によって連結してもよい。
この実施の形態は、シートパッド本体2の後面側のシートフレームが嵌合する凹部6に本発明を適用した一例を示しているが、本発明は、これ以外の機器や部材が嵌合する凹部、あるいはシートパッド本体2を貫通する貫通孔にも適用可能である。
[第2の実施の形態]
第6図は第2の実施の形態に係るシートパッド1Aの貫通孔30付近の断面図、第7図(a),(b)は、このシートパッド1Aに設けられた補強材10Aの筒状部40付近の斜視図、第8図はこのシートパッド1Aを成形するための金型20の貫通孔形成用凸部26付近の断面図である。なお、第7図(a)は、筒状部40の切込み部41の両側部分同士を連結した連結部材42の非伸長状態を示し、第7図(b)は、この連結部材42が伸長した状態を示している。
このシートパッド1Aには、シートパッド本体2の上部の張出部4を略上下方向に貫通した、穴状部としてのスピーカ設置用貫通孔30が設けられている。なお、貫通孔30の用途は、スピーカ設置用に限定されるものではなく、例えばヘッドレスト取付孔などであってもよい。この貫通孔30は、凹部6内に連通している。以下、この貫通孔30の凹部6側を入口側といい、これと反対側を奥側という。第8図の通り、この実施の形態では、該貫通孔30は、凹部6側ほど開口径が小さくなる形状となっている。即ち、この実施の形態では、該貫通孔30は、その入口側が狭隘部となっている。この実施の形態では、該貫通孔30は、略円形の開口形状となっているが、貫通孔30の開口形状はこれに限定されるものではなく、楕円形や多角形状など、種々の形状とすることができる。なお、この実施の形態では、凹部6は、その入口側から奥側まで前後方向の幅が略一定であり、狭隘部を有していない形状となっているが、前述の第1の実施の形態と同様に、この凹部6の入口側又は奥行き方向の途中部に狭隘部が形成されていてもよい。
第6図の通り、補強材10Aの上片部13には、この貫通孔30の入口部分と重なる開口12aが設けられている。この開口12aの周縁部に、該貫通孔30の内周面に沿って配設された筒状部40が連なっている。なお、開口12a及び筒状部40の配置はこれに限定されない。この筒状部40も、補強材10Aの他の部分と同様の不織布よりなる。この筒状部40は、貫通孔30の内面に沿って該貫通孔30の入口側ほど外周径が小さくなる形状となっている。
筒状部40には、その周方向と略直交方向に切込み部41が設けられている。この実施の形態では、該切込み部41は、第7図(a)の通り、筒状部40の上端近傍から後片部15の下端まで連続して延設されている。第7図(b)の通り、この切込み部41の両側部分同士を離反させることにより、筒状部40の下端側を上端側と同程度まで拡張させることができる。なお、この切込み部41は、筒状部40の入口側(即ち開口12a)を後述の貫通孔形成用凸部26の先端側が通過し得る大きさまで拡張させるのに必要な長さだけ設けられていればよく、後片部15の下端にまで達していなくてもよい。この切込み部41の両側部分同士は、弾性的に伸長可能な連結部材42によって連結されている。この連結部材42は、前述の第1の実施の形態における連結部材18と同様のものである。この実施の形態では、筒状部40の下端付近及び後片部15の下端付近において、それぞれ、該切込み部41の両側部分同士が連結部材42によって連結されている。なお、連結部材42の配置はこれに限定されるものではなく、例えば切込み部41の延在方向に間隔をおいて複数個の連結部材42が設けられてもよい。あるいは、連結部材42は、切込み部41の上端側から下端側まで連続して、この切込み部41の両側部分同士を連結したものであってもよい。
第7図(a)の通り、各連結部材42が伸長していない状態にあっては、切込み部41の両側部分同士が接近して該切込み部41が閉じた状態となっている。また、この状態にあっては、筒状部40は、後述の貫通孔形成用凸部26の外面に略密着する形状となる。
このシートパッド1Aのその他の構成は、前述の第1の実施の形態におけるシートパッド1と同様である。
この実施の形態では、金型20の中子23には、凹部6を形成するための凸部25の先端面から、さらに、貫通孔30を形成するための略円柱形状の凸部26が突設されている。第8図の通り、この貫通孔形成用凸部26は、上型21と下型22とを型締めした状態にあっては、その先端面が該上型21又は下型22のキャビティ面に略密着するようになっている。
この貫通孔形成用凸部26の外形は、シートパッド本体2の貫通孔30の内部の形状と実質的に同一形状となっている。即ち、第8図の通り、この貫通孔形成用凸部26は、その凸部25からの突出方向の基端側ほど外周径が小さくなる形状となっている。
この金型20のその他の構成は、前述の第1の実施の形態におけるものと同様となっている。
この金型20を用いてシートパッド1Aのシートパッド本体2を成形するに当り、中子23の前面側に補強材10Aを取り付ける場合には、補強材10Aの上片部12の開口12aから筒状部40内に貫通孔形成用凸部26を入り込ませながら、この補強材10Aの上端側の袋状部10aを凹部形成用凸部25に上方から被せる。この貫通孔形成用凸部26は、先端側ほど外周長が大きなものとなっており、筒状部40は、入口(開口12a)側の外周長がこの貫通孔形成用凸部26の先端側の外周長よりも小さなものとなっているが、第7図(b)の通り、貫通孔形成用凸部26の先端側を開口12aに押し込むと、各連結部材42が弾性的に伸長し、これにより筒状部40、上片部12及び後片部15の切込み部41の両側部分同士が離反して筒状部40の入口側が拡張する。これにより、貫通孔形成用凸部26の筒状部40内への進入が許容される。貫通孔形成用凸部26の先端側が筒状部40の入口側を通過した後は、貫通孔形成用凸部26の外周長がその基端側ほど小さくなることに伴い、各連結部材42が徐々に弾性的に収縮し、筒状部40の入口側が細くなって貫通孔形成用凸部26の外面にフィットするようになる。
このシートパッド1Aのその他の製作手順は、前述の第1の実施の形態におけるシートパッド1の製作手順と同様である。
以上の通り、このシートパッド1Aにあっては、補強材10Aの筒状部40は、入口側が狭隘なものとなっているが、この筒状部40を金型20の貫通孔形成用凸部26に被着させるに際しては、この筒状部40に貫通孔形成用凸部26を押し込むことにより、連結部材42が弾性的に伸長してこの筒状部40の入口側を拡張させ、この筒状部40内への貫通孔形成用凸部26の進入を許容するため、補強材10Aに過大な負荷を掛けることなく、筒状部40を貫通孔形成用凸部26に被着させることができる。また、筒状部40内に貫通孔形成用凸部26が入り込んだ後は、連結部材42が弾性的に収縮することにより、該筒状部40が貫通孔形成用凸部26の外面にフィットするようになるため、この筒状部40の切込み部41の両側部分を貫通孔形成用凸部26の外面に留め付けることが不要であり、しかもこの切込み部41の両側部分同士がずれて筒状部40に皺が生じることも防止され、精度良く筒状部40を貫通孔形成用凸部26に被着させることができる。これにより、補強材10Aの中子23への取付作業が容易化され、且つ補強材10Aがシートパッド本体2と精度良く一体化されたシートパッド1Aを製造することができる。
なお、この実施の形態でも、貫通孔30は、入口側において最も径が小さく、奥側ほど径が大きくなる形状となっているが、貫通孔30の形状はこれに限定されない。例えば、この貫通孔30は、奥行き方向の途中部において最も径が小さく、それよりも入口側及び奥側ほど径が大きくなる形状であってもよく、あるいは、奥行き方向の途中部において最も径が大きく、それよりも入口側及び奥側ほど径が小さくなる形状であってもよい。また、この貫通孔30の奥行き方向の途中の複数個所に、部分的に径が狭くなる狭隘部が存在した形状であってもよい。この実施の形態では、貫通孔30の開口形状は略円形となっているが、例えば楕円形、あるいは多角形など種々の形状とすることができる。
この実施の形態では、筒状部40の上端近傍から下端にかけて、該筒状部40の周方向と略直交方向に延在する1個の切込み部41を設けているが、切込み部41の個数及び配置はこれに限定されない。例えば、筒状部40の周方向に間隔をおいて複数個の切込み部41を設けてもよい。また、切込み部41は、筒状部40の周方向と直交方向に対し斜めに、又は湾曲して延在していてもよい。
[第3の実施の形態]
第9図(a),(b)は、第3の実施の形態に係るシートパッドに設けられる補強材10Bの筒状部40’付近の斜視図である。なお、第9図(a)は、筒状部40’の切込み部41の両側部分同士を連結した連結部材42の非伸長状態を示し、第9図(b)は、この連結部材42が伸長した状態を示している。
この補強材10Bは、貫通孔30が、奥行き方向の途中部において最も径が小さく、それよりも入口側及び奥側ほど径が大きくなる形状、即ち奥行き方向の途中部に狭隘部が存在した形状となっているシートパッド本体(図示略)と一体化される補強材の一例である。
即ち、この貫通孔30の内周面に沿って配設される補強材10Aの筒状部40’は、該貫通孔30の奥行き方向の途中部において最も外周長が小さい狭隘部43となっており、それよりも該貫通孔30の入口側及び奥側ほど外周長が大きなものとなっている。この実施の形態でも、筒状部40’の上端近傍から後片部15の下端まで切込み部41が延設されており、筒状部40’の狭隘部43及び下端付近、並びに後片部15の下端付近において、それぞれ、この切込み部41の両側部分同士が連結部分42によって連結されている。各連結部材42を伸長させてこの切込み部41の両側部分同士を離反させることにより、狭隘部43を筒状部40’の上端側と同程度まで拡張させることができる。なお、前述の通り、この切込み部41は、狭隘部43を貫通孔形成用凸部26の先端側が通過し得る大きさまで拡張させるのに必要な長さだけ設けられていればよく、後片部15の下端にまで達していなくてもよい。
この補強材10Bのその他の構成は、前記の第2の実施の形態における補強材10Aと同様である。
この補強材10Bを備えたシートパッドの製作手順も、前記の第2の実施の形態と同様である。
この実施の形態においても、筒状部40’を金型20の貫通孔形成用凸部26に被着させるに際しては、この筒状部40’に貫通孔形成用凸部26を押し込むことにより、連結部材42が弾性的に伸長してこの筒状部40’の狭隘部43を拡張させ、この筒状部40’内への貫通孔形成用凸部26の進入を許容するため、補強材10Bに過大な負荷を掛けることなく、筒状部40’を貫通孔形成用凸部26に被着させることができる。また、筒状部40’内に貫通孔形成用凸部26が入り込んだ後は、連結部材42が弾性的に収縮することにより、該筒状部40’が貫通孔形成用凸部26の外面にフィットするようになるため、この筒状部40’の切込み部41の両側部分等を貫通孔形成用凸部26の外面に留め付けることが不要であり、しかもこの筒状部40’の切込み部41の両側部分同士がずれて筒状部40’に皺が生じることも防止され、精度良く筒状部40’を貫通孔形成用凸部26に被着させることができる。これにより、補強材10Bの中子23への取付作業が容易化され、且つ補強材10Bがシートパッド本体と精度良く一体化されたシートパッドを製造することができる。
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は上記以外の形態をもとりうる。
上記の実施の形態では、補強材の狭隘部に切込み部を設け、この切込み部の両側部分を、弾性的に伸長可能な連結部材によって連結することにより、この狭隘部において補強材が弾性的に伸長しうるように構成しているが、補強材を伸長可能とする構成はこれに限定されない。例えば、少なくとも狭隘部において、補強材自体をゴムシートや伸縮可能な織布や編布等の弾性材料により構成してもよい。
本発明は、シートパッド以外の発泡成形部材にも適用可能である。
1 シートパッド
2 シートパッド本体
3 主体部
4 張出部
5 フランジ部
6 凹部
10,10A,10B 補強材
11 主片部
12 上片部
13,14 側片部
15 後片部
17 切込み部
18 連結部材
20 金型
21 上型
22 下型
23 中子
25 凹部形成用凸部
26 貫通孔形成用凸部
30 貫通孔
40,40’ 筒状部
41 切込み部
42 連結部材

Claims (5)

  1. 発泡成形体と、該発泡成形体の表面の少なくとも一部に沿って配設された面状の補強材とを備え、該補強材が該発泡成形体と一体成形により一体化されてなる発泡成形部材であって、
    該発泡成形体に、その外面から凹嵌するか又は貫通する穴状部が設けられており、
    該穴状部は、その入口部又は奥行き方向の途中部がそれよりも奥側部分よりも狭まった狭隘部となっており、
    該狭隘部の内面に前記補強材が配設されている発泡成形部材において、
    該補強材は、該狭隘部において弾性的に伸長可能となっていることを特徴とする発泡成形部材。
  2. 請求項1において、前記補強材は、前記狭隘部において切込み部が設けられており、該切込み部の両側部分同士が、弾性的に伸長可能な連結部材によって連結されていることを特徴とする発泡成形部材。
  3. 請求項2において、前記連結部材はゴム片よりなることを特徴とする発泡成形部材。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記発泡成形体はシートパッドであり、前記補強材は不織布よりなることを特徴とする発泡成形部材。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の発泡成形部材を金型を用いて製造する方法であって、
    該金型の内面に、前記穴状部を形成するための凸部が設けられており、
    該凸部に前記補強材を被着させ、その後、該金型内で発泡樹脂材料を発泡させることにより該発泡成形部材を製造することを特徴とする発泡成形部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015137090A (ja) * 2014-01-24 2015-07-30 株式会社イノアックコーポレーション バックパッド及びバックパッド用裏面材
JP2018001819A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート

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