JP2013532610A - 輸送車両のシートベルト用電動締付装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、座席(16)の片側に固定式に配置されたコイラ装置(12)から巻き出され、前記コイラ装置(12)も配置されている前記座席(16)の同じ側に固定式に配置された調整器(13)を順番に通過するベルト(11)と、トング(14)と、前記トング(14)のハウジング(15)と、前記コイラ装置(12)の近くに固定式に配置されたベルト(11)の末端の遮断点(18)とを備えた種類の、輸送車両のシートベルト用電動締付装置であって、前記装置がさらに、前記輸送車両のシャシに設けられた前記トング(14)用の移送キャリッジをスライドさせるためのトラック(19)であって、シートベルトの非使用位置に対応し、輸送車両のシャシに配置され、座席(16)の前記コイラ装置(12)および前記調整器(13)と同じ側にあり、座席の背もたれの後ろまたは基礎部分の第1の位置(31)から延びる経路を定めるトラック(19)を備え、経路が、ドア(17)の下および輸送車両のダッシュボード内または下を通過し、シートベルトの作動位置に対応し、座席(16)の背もたれの後ろまたは基礎部分にあり、座席(16)の前記コイラ装置(12)および前記調整器(13)の位置に対して反対側の第2の位置(32)に到達するシートベルト用電動締付装置に関する。
【選択図】図2

Description

本発明は、輸送車両のシートベルト用電動締付装置に関する。
本発明は走行安全性の分野、具体的には自動車、ローリー、集合的輸送車両の運転室および乗員室内部の走行安全性の分野に言及するが、適切で簡単な調整のあと、使用者保護構造を備えた二輪車両などの他の輸送手段の運転および乗員室内部の走行安全性の分野にも言及する。
従来技術によれば、安全ベルトは、その一端が使用者の座席の一方側の低い位置に配置されたスプリングコイラ装置に巻かれ、他端がコイラ装置のすぐ近くに配置された遮断点に固定されたベルトである。スプリングコイラ装置から遮断点までの経路に沿って、ベルトは、スプリングコイラ装置と異なるが実質的にスプリングコイラ装置を通過する垂直線に沿った位置に配置された調整器の通過用スロットを通過する。通過用スロットの機能は、使用者の肩および首の高さにベルトの通過点を構成することであり、ベルトが前記スロットから前記遮断点へ進むその部分において、直進的かつ連続的動作により、適切なクロージャ座部と連結するスライドスロットを備えたトングを用いて、実質的にコイラ装置の位置と同じ高さであるが使用者の座席の反対側に配置された遮断点にベルトを引くことができ、その結果、ベルトは、前記調整器からトングの前記遮断点までのその経路において使用者の胸を締め付け、トングの前記遮断点からコイラ装置近くの前記遮断点までのその経路において使用者の腰を締め付ける。安全ベルトの機能は、突然の減速または停止の結果として、例えば衝突により、使用者の体が、慣性力の結果として、自動車の風防窓、ダッシュボードまたはハンドルにぶつかる危険性を伴って突然前方へ投げ出されることを防止することである。実際に、上述のまたは類似の原因の1つによる急激な減速の結果として使用者の体が前に投げ出されることによって引きずられる結果のような、例えば急な動きによる突然の引張り動作の結果として、コイラ装置は引っ掛かる。
現在のところ、一般に流通されている安全ベルトは、その機能を実行するために、使用者が締めなければならない。具体的には、非使用位置にある時、ベルトは自動車のシャシに面した座席の同じ側に完全に配置されている。使用者はいったん座ると、締結トングを手に取ってその座部に挿入しなければならず、そうしてベルトをスプリングコイラ装置から徐々に巻き出し続けることにより、作動位置にベルトを配置する。座席から立ち上り自動車から出るために、使用者は締結トングのクイックドロップボタンを押し、ベルトが再びその休止位置に戻りながら巻かれるのを待つ必要がある。
解決できない従来技術の安全ベルトの限界は、本質的に使用者の自発性と関係付けられる。実際に、不注意のためであろうと、使用者がベルトを好まないためであろうと、または、ハンディキャップまたは肥満または年齢による運動性の低下などの身体的な問題のためであろうと、自動車の運転者および/または乗員はシートベルトを時々締めないことがあり、ベルトの存在が安全性に対し無益になる。安全ベルトの非使用を制限するために、最近製造された自動車の車上には、好ましくは断続的に警告灯を発する装置が付加されている。警告灯は音響効果のある音と連動させることも可能で、ベルトのトングが適切な座部に挿入されなくなるまで発せられ続ける。
実際のところ、その構造のために、従来式の安全ベルトは使用者の直接的な動作を必ず必要とする。実際に、シートベルトをその作動位置にどうにかして固定するような場合、使用者は大変不快な方法でシートベルトを締めることを求められ、従って困難をさらに課せられ、その使用が苦になるであろう。
この問題を解決するために、同じ発明者の名前によるイタリア国特許出願N.RM2006A000012号明細書(国際公開第A2007/080615号パンフレットとしても公開されている)による、使用者が介入する必要なく、かつ車両に乗り込み座席に座る標準的な動作を修正することなく使用位置に配置することが可能なシートベルト装置が提案された。
具体的には、前述の特許出願は輸送車両のシートベルト用自動締付装置を開示かつ特許請求しており、この自動締付装置では、対応する座部に常に挿入されているトングと、コイラ装置と、調整器とに、前記輸送車両のシャシおよび/またはドアに実装された少なくとも1つのスライド用トラックを備えた駆動システムが装備され、駆動システムは前記コイラ装置と前記調整器を、前記輸送車両内の乗員/運転者の乗込みおよび着席を可能にするのに十分な距離にベルトが座席から維持される第1の非使用位置、および、ベルトが前記乗員/運転者の胴および腰を囲み、ベルトの最終的な遮断がコイラ装置と一体である第2の使用位置から移動させるためのものである。
好ましい実施形態によれば、特許出願N.RM2006A000012号明細書によるシートベルト用自動締付装置は2つのスライド用トラック、すなわちコイラ装置をスライドするための下部トラックと、調整器をスライドするための上部トラックとを備える。
詳細には、非使用位置において、コイラ装置と調整器は座席に対して前方の位置にあり、および/または、座席の、トングのハウジングと同じ側にある。
この種類の解決策の問題点は、コイラ装置(およびそれとともにベルトの最終的な遮断)と調整器の両方を移動させることが必要であり、それは結果として、装置を作動させるのに必要な動力が、高いエネルギー要求を意味するという事実である。さらに2つの機構の1つだけを要求することは、システム全体の作動に支障をきたすであろう。
上記を踏まえると、使用者の介在を必要とすることなく、かつ輸送車両に乗り込んで座席に座る標準的な動作を修正することなく使用位置に到達できる輸送車両のシートベルト用電動締付装置の必要性は明らかであり、それによれば、締付装置はベルトの通過の3つの点のうちの1点だけの移動を提供すれば十分である。
これらおよび他の結果は、輸送車両のシートベルト用電動締付装置を提案することによって本発明に従い達成され、この電動締付装置では、前記輸送車両のシャシに、または部分的にシャシに、および部分的に前記輸送車両のドアに実装されたスライド用トラックに沿って、ベルトの非使用位置に対応する、対応コイラ装置および調整器と同じ側にある、ドアより後ろの第1の位置から、ベルトの使用位置に対応する、座席の対応コイラ装置および調整器に対して反対側の、ベルトが乗員/運転者の胴および腰を締め付けるのに好適な位置に配置される第2の位置まで移動できる移送キャリッジにトングが固定されている。
従って本発明の目的は、従来技術の解決策の限界を克服し前述の技術的な結果を達成する輸送車両のシートベルト用電動締付装置を実現することである。
本発明のさらなる目的は、前記装置を、製造費用および運転費用の両方に関して大幅に低い費用で製造できることである。
実質的に簡単、安全かつ信頼性ある輸送車両のシートベルト用電動締付装置を実現することが本発明の最終的な目的ではない。
従って本発明の特別の目的は、座席の片側に固定式に配置されたコイラ装置から巻き出され、前記コイラ装置も配置されている前記座席の同じ側に固定式に配置された調整器を順番に通過するベルトと、トングと、前記トングのハウジングと、前記コイラ装置の近くに固定式に配置されたベルトの末端の遮断点とを備えた種類の、輸送車両のシートベルト用電動締付装置であって、前記装置がさらに、前記輸送車両のシャシに設けられた前記トング用の移送キャリッジをスライドさせるためのトラックであって、シートベルトの非使用位置に対応し、輸送車両のシャシに配置され、座席の前記コイラ装置および前記調整器と同じ側にあり、座席の背もたれの後ろまたは基礎部分の第1の位置から延びる経路を定めるトラックを備え、経路が、ドアの下および輸送車両のダッシュボード内または下を通過し、シートベルトの作動位置に対応し、座席の背もたれの後ろまたは基礎部分にあり、座席の前記コイラ装置および前記調整器の位置に対して反対側の第2の位置に到着する。
あるいは、本発明によれば、前記トングは、前記キャリッジによって前記トラックの前記第1の位置から前記第2の位置までおよびその逆にその経路に沿って移送される対応するハウジングに固定式に挿入可能であるか、または、前記トングの前記ハウジングは、座席の前記コイラ装置および前記調整器の位置に対して反対側において、座席の背もたれの基礎部分の位置に固定され、前記キャリッジが、前記トラックの前記第1の位置から前記第2の位置までのおよびその逆の移動において前記トングのみを移送する。
好ましくは、本発明によれば、前記キャリッジの移動は、電気式および/または電気機械式移動手段によって操作され、かつ、特別な手動制御装置および/またはエンジンの起動装置に接続された制御装置によって操作される。
さらに好ましくは、本発明によれば、前記キャリッジは、前記経路に従いかつ少なくとも1台の電気式および/または電気機械式エンジンによって操作される移送機構によって移動される少なくとも1本の移送ワイヤ、ベルトまたはチェーンに連結される。
なおさらに好ましくは、本発明によれば、前記移送機構は、それぞれ前記トラックの前記第1の位置の後ろの位置におよび前記第2の位置へまたはその逆に配置された駆動プーリおよび従動プーリを備え、前記駆動プーリは前記電気式および/または電気機械式エンジンによって操作され、前記ワイヤは前記プーリの両方を通過する閉鎖環状路を形成する。
あるいは、常に本発明によれば、前記移送機構は、それぞれ前記トラックの前記第1の位置の後ろの位置におよび前記第2の位置へ配置された2つのリールを備え、前記リールはそれぞれ電気式および/または電気機械式エンジンによって操作され、前記少なくとも1本のワイヤは、2つのリールのうちの1つに二者択一的に巻かれ、他方から巻き出される。
好ましくは、なお本発明によれば、前記移送機構は2本のワイヤを備え、各ワイヤの一端は前記キャリッジと一体であり、各ワイヤの他端は2つのリールのそれぞれ1つと一体である。
さらなる代替策によれば、常に本発明によれば、前記移送機構は、電気式および/または電気機械式エンジンによって操作されるリールと従動プーリとを備え、それぞれ前記トラックの前記第1の位置の後ろの位置におよび前記第2の位置へまたはその逆に配置され、前記少なくとも1本のワイヤの端部の一方が前記リールに巻かれ、前記少なくとも1本のワイヤが前記従動プーリを通過する。
本発明は、非限定的に説明する目的で、その好ましい実施形態に従い、添付図面の図を特に参照して開示される。
図1は、非使用位置にある、本発明によるシートベルト用電動締付装置の上面図を示す。 図2は、非使用位置にある、図1のシートベルト用電動締付装置の斜視図を示す。 図3は、使用位置にある、図1の輸送車両のシートベルト用電動締付装置の上面図を示す。 図4は、使用位置にある、図1の輸送車両のシートベルト用電動締付装置の斜視図を示す。
図1および2を予め参照すると、参照番号10で全体が示された車両の乗員室内部の前部が示されており、本発明によるシートベルト用電動締付装置が提示されている。詳細には、示される実施形態において、本発明の装置は、公知のベルトと同様であり、コイラ装置12から巻き出され、調整器13を通り、次に、ドア17よりも後ろの位置で、座席16のコイラ装置12および調整器13と同じ側において、車両10のシャシに配置されたその適切なハウジング15に挿入されたトング14を通るベルト11から構成される。トング14から、ベルト11の端部は、コイラ装置12の近くで車両のシャシに配置された遮断リング18に到達する。
図1および2において、本発明によるシートベルト用電動締付装置は、ベルトの非使用位置に示されている。従来技術の解決策との比較から、いくつかの相当な違いが明らかであり、具体的にはトング14の位置、および、本発明の示される実施形態においてトングが中に挿入されている対応するハウジング15の位置が、コイラ装置12の近くの位置において、車両のシャシの一致した箇所に位置付けられているが、公知の装置では、トングのハウジングは、座席の反対側で車両のシャシの固定位置に位置付けられており、トングは非使用位置においてハウジングに挿入されない。トング14が対応ハウジング15に常に挿入されているのは、明らかに、ユーザが手動でトングをそのハウジングに差し込むことによってシートベルトを着用することがないようにする必要性のためであるが、非使用状態におけるそれらの位置は、車両乗員の掴みやすさの必要性のためである。
実際、非使用位置において、ベルト11は従来のシートベルトに記載される経路と正確に同じ経路を開示し、ユーザが、ベルト11の妨害を受けることなく、従って座席16上の位置を取るためにベルトを分解する必要なく、座席16上で快適に場所を占めることを許容する。
図1および2はトラック19を示し、その経路は、座席の背もたれのドア側基礎部分にあり、トング14および対応ハウジング15が非使用位置にある第1の位置31から出発し、シャシに沿って伸び、まずドア17の下を通り、次にダッシュボードの中または下を通り、ドア17と反対側の座席16の背もたれの基礎部分にある第2の位置32で終了するまで延びる。示される実施形態では、トラック19はシャシ構造内のハウジングの中に実装され、シャシの表面にスリットが形成されることによりキャリッジ(図示せず)との連結を可能とし、キャリッジは、複数の技術的解決策のうちのいずれかに従い実現可能な移動システムを用いることによりトラックに沿って移動し、トング14および対応ハウジング15はキャリッジに連結され、移動中、キャリッジがそれらを移送する。当然のことながら、トラック19のハウジングは、シャシの内側でなくもっと簡単にシャシに取り付けることもできる。
どの場合でも、トラックはドアの下を通り、部分的にはダッシュボードの下を通り、ペダルの上を通らなければならないので、結果として、かなり角度の付いた少なくとも1つの湾曲αが提供された非直線経路を辿る必要性が生じる。この種の経路に特に好適な移動システムは、湾曲により負の影響を受けないケーブルによってまたは等しい柔軟性のある要素によって移送されるキャリッジを備えている。
例えば、キャリッジはワイヤ、ベルトまたはチェーンに連結することができ、それらは閉鎖環状路を形成し、トラック19のハウジングの内側に保持され、それぞれ前記トラックの第1の位置31および第2の位置32の後ろの位置に配置される2つのプーリ、すなわち駆動プーリと従動プーリを通って、およびさらに複数のプーリを通過する。駆動プーリは電気モータによって作動することができる。
あるいは、閉鎖環状路を形成する代わりに、前記ワイヤをその両端部で、それぞれ前記トラック19の第1の位置31および第2の位置32の後ろの位置に配置される2つのリールにそれぞれ連結することができ、前記リールはそれぞれ電気モータによって作動され、ワイヤは代替的には2つのリールのうちの1つに巻かれ、他方から巻き出される。さらに、移送機構は2本のワイヤを備えることができ、各ワイヤの一方の端部がキャリッジに連結され、各ワイヤの他端が2つのリールのうちの1つにそれぞれ連結される。
さらに、前記移送機構は、それぞれ前記トラックの前記第1の位置および前記第2の位置の後ろの位置に、または逆に配置される電気モータおよび/または電気機械式エンジンによって作動されるリールと従動プーリとを備え、前記少なくとも1本のワイヤの端部の一方が前記リールに巻かれ、前記少なくとも1本のワイヤが前記経路に沿って延び、前記従動プーリを通過する。
トラック19の機能は、図1、2と図3、4との比較を通して明らかになる。
実際に、図3および4は、本発明によるシートベルト用電動締付装置を、車両が走行している時の使用位置において示している。使用者が座席16に座ったあと、シートベルト用電動締付装置は図1および2に示される非使用位置にあり、車両のモータが始動する結果として、または使用者の自発的な命令の結果として、ドア17の後ろの位置で車両10のシャシに配置されたトラック19の端部の第1の位置31に最初は位置しているキャリッジ(図示せず)が、トラック19に沿って動き始め、座席16の背もたれのドア17と反対側の基礎部分にあるトラック19の反対側端部の第2の位置32に達するまで、ハウジング15とトング14を移送する。この時、キャリッジに位置付けられるトングは、ソレノイドブレーキがピンを元に戻してキャリッジを解放するように電気パルスがソレノイドブレーキを作動する時まで、ソレノイドブレーキ内でブロックされ、キャリッジの、ひいてはハウジング15のブロックを保証する。このトング14の移動の間、ベルト11は、トング14とコイラ装置12との間の距離次第で、コイラ装置12に巻き付いたり巻き出されたりする。トング14の移動の間、ベルト11は、まずドア17に沿うように、次に使用者の足元をスライドし、そして使用者の胴および腰に被着した後、従来技術のシートベルトのそれと同じ使用位置に収まる。
その後、車両のモータの停止または使用者の自発的な命令に続いて、キャリッジはブロック解除され、トング14およびハウジング15を連れて経路を戻り、トングは非使用位置である出発位置に再び挿入される。そこで、キャリッジに位置付けられる第2のトングが、第2ソレノイドブレーキ内でブロックされ、ソレノイドブレーキがピンを元に戻してキャリッジを解放するように別の電気パルスがソレノイドブレーキを作動する時まで、キャリッジの、ひいてはトング14のハウジング15のブロックを保証する。
代替実施形態によれば、トング14のハウジング15は、コイラ装置12と調整器13がある側と反対側の座席16の背もたれの基礎部分の第2の位置32にブロックされたままであり、キャリッジが第1の位置31から第2の位置32までのその移動において、非使用位置からその最終位置に移送されるトング14だけを移送し、最終位置でトング14はそのハウジング15に入る。この場合では、トング14を非使用位置へ戻すのに先立ち、トング14とハウジング15とを連結解除しなければならない。トング14およびハウジング15のブロックシステムは、緊急時の高速連結解除機構を備え得るソレノイドブレーキを用いて実現することができる。
両方の代替的ケースにおいて、トング14のハウジング15は、緊急時にベルトをすぐに連結解除できるように、いずれにしても従来式のものである。
トング14およびそのハウジング15を移送するキャリッジの移動は、本発明の目的を変更しない設計選択肢に従う、電気的に作動される適切な装置によって制御される。
本発明に従い実現されたシートベルト用電動締付装置の有利性は明らかである。実際に、乗員の車両への乗り込みおよび座席への着席に何ら妨害になることなく、本装置により、一切問題なくシートベルトの締め付けが確実に行われ、車上での最大の安全性が保証される。
本発明を、その好ましい実施形態に従い、説明のためであるが限定しない目的で記載したが、添付の請求項によって定義される通りの関連する保護範囲から逸脱することなく、変更形態および/または修正形態が当業者によって作られ得ることが理解されるべきである。

Claims (10)

  1. 座席(16)の片側に固定式に配置されたコイラ装置(12)から巻き出され、前記コイラ装置(12)も配置されている前記座席(16)の同じ側に固定式に配置された調整器(13)を順番に通過するベルト(11)と、トング(14)と、前記トング(14)のハウジング(15)と、前記コイラ装置(12)の近くに固定式に配置された前記ベルト(11)の末端の遮断点(18)とを備えた種類の、輸送車両のシートベルト用電動締付装置であって、前記装置がさらに、前記輸送車両のシャシに設けられた前記トング(14)用の移送キャリッジをスライドさせるためのトラック(19)において、前記シートベルトの非使用位置に対応し、前記輸送車両の前記シャシに配置され、前記座席(16)の前記コイラ装置(12)および前記調整器(13)と同じ側にあり、前記座席の背もたれの後ろまたは基礎部分の第1の位置(31)から延びる経路を定めるトラック(19)を備え、前記経路が、前記ドア(17)の下および前記輸送車両のダッシュボード内または下を通過し、前記シートベルトの作動位置に対応し、前記座席(16)の前記背もたれの後ろまたは前記基礎部分にあり、前記座席(16)の前記コイラ装置(12)および前記調整器(13)の位置に対して反対側の第2の位置(32)に到達することを特徴とする、シートベルト用電動締付装置。
  2. 請求項1に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記キャリッジによって前記トラック(19)の前記第1の位置(31)から前記第2の位置(32)までおよびその逆にその経路に沿って移送される前記対応ハウジング(15)に前記トング(14)が常に挿入されていることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  3. 請求項1に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記トング(14)の前記ハウジング(15)が、前記座席(16)の前記コイラ装置(12)のおよび前記調整器(13)の位置に対して反対側において、前記座席(16)の前記背もたれの前記基礎部分の位置に固定され、前記キャリッジが、前記トラック(19)の前記第1の位置(31)から前記第2の位置(32)までのおよびその逆の移動において前記トング(14)のみを移送することを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記キャリッジの移動が、電気式および/または電気機械式移動手段によって操作されることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記キャリッジの移動が、特別な手動制御装置および/またはエンジンの起動装置と接続された制御装置によって操作されることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記キャリッジが、前記経路に従いかつ少なくとも1台の電気式および/または電気機械式エンジンによって操作される移送機構によって移動される少なくとも1本の移送ワイヤ、ベルトまたはチェーンに連結されることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  7. 請求項6に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記移送機構が、それぞれ前記トラックの前記第1の位置および前記第2の位置の後ろの位置にまたはその逆に配置された駆動プーリおよび従動プーリを備え、前記駆動プーリが前記電気式および/または電気機械式エンジンによって操作され、前記ワイヤが前記プーリの両方を通過する閉鎖環状路を形成することを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  8. 請求項6に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記移送機構が、それぞれ前記トラックの前記第1の位置および前記第2の位置の後ろの位置にまたはその逆に配置された2つのリールを備え、前記リールがそれぞれ電気式および/または電気機械式エンジンによって操作され、前記少なくとも1本のワイヤが、前記2つのリールのうちの1つに二者択一的に巻かれ、他方から巻き出されることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  9. 請求項8に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記移送機構が2本のワイヤを備え、各ワイヤの一端が前記キャリッジと一体であり、各ワイヤの他端が前記2つのリールのそれぞれ1つと一体であることを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
  10. 請求項6に記載のシートベルト用電動締付装置において、前記移送機構が、電気式および/または電気機械式エンジンによって操作されるリールと従動プーリとを備え、それぞれ前記トラックの前記第1の位置および前記第2の位置の後ろの位置にまたはその逆に配置され、前記少なくとも1本のワイヤの端部の一方が前記リールに巻かれ、前記少なくとも1本のワイヤが前記従動プーリを通過することを特徴とするシートベルト用電動締付装置。
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