JP6253404B2 - 触媒燃焼器、特に車両ヒータ用の触媒燃焼器 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器、特に車両ヒータ用の触媒燃焼器であって、混合室と、混合室に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリと、混合室に燃料を供給する燃料供給アッセンブリと、混合室の下流にあって、燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニットを有する触媒アッセンブリと、を備える触媒燃焼器に関する。
自動車において、熱を提供するためにパーキングヒータ若しくはプレヒータ(Standheizung)又は補助ヒータ(Zuheizer)として燃料を用いて運転されるヒータ装置が使用される。ヒータ装置内では、燃料と燃焼空気とからなる混合物が点火されて燃焼される。その際に発生する熱は、伝熱媒体、例えば車両内室に導入すべき空気又はエンジン冷却媒体回路内を循環する冷却媒体に伝達される。有害物質の排出、特に燃焼の開始期の有害物質の排出に対してますます高まる要求に対応するために、触媒燃焼器を使用することが公知である。触媒燃焼器では、燃料及び燃焼空気の燃焼が、触媒材料の表面において触媒により支援されるプロセスによって達成される。
このような触媒燃焼器は、下記特許文献1において公知である。この公知の触媒燃焼器では、燃料供給管路により液滴の形態で供給される燃料が、カップ状に形成された気化器内に導入される。気化器は、燃焼のために燃料とともに供給される燃焼空気の流動方向に対して向流に開放されている。カップ状の気化器内に流入する燃焼空気によって、このカップ状の気化器の内部には、渦流が発生する。渦流は、燃焼空気を、カップ状の気化器内に集まった燃料との混合に至らしめる。こうして形成された燃焼空気と燃料との混合物は、カップ状の気化器の周壁の縁部領域を越えてカップ状の気化器から流出し、その後、燃焼室に向かってさらに流動する。燃焼室内には、燃料/燃焼空気混合物を燃焼せしめるための、流動方向で連続し、燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な複数の触媒ユニットを有する触媒アッセンブリが設けられている。
国際公開第2007/003649号パンフレット
本発明の課題は、触媒により支援される効率的な燃焼プロセスを実現可能な触媒燃焼器、特に車両ヒータ用の触媒燃焼器を提供することである。
上記課題は、本発明に係る、燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器、特に車両ヒータ用の触媒燃焼器であって、混合室と、混合室に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリと、混合室に燃料を供給する燃料供給アッセンブリと、混合室の下流にあって、燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニットを有する触媒アッセンブリと、を備える触媒燃焼器により解決される。
本発明に係る触媒燃焼器では、さらに、燃料供給アッセンブリが、液状の燃料を燃料供給管路から受容して燃料蒸気を混合室へと放出する多孔質の気化器アッセンブリを有し、又は/かつ少なくとも1つの触媒ユニットが、表面に触媒材料を有する格子状の担体を有するようにした。
本発明により形成される触媒燃焼器では、燃料/燃焼空気混合物の、触媒により支援される燃焼の質を大幅に高める個々の手段及び手段の組み合わせが講じられている。多孔質の気化器アッセンブリを設けたことにより、一般に液状の形態で供給される燃料が、多孔質の気化器アッセンブリに受容され、多孔質の気化器アッセンブリ内で毛管圧送作用によって、場合によっては重力の影響によって支援されることにより、分配され、この多孔質の気化器アッセンブリの比較的大きな表面積において混合室内に放出されるので、燃料と燃焼空気との効率的な混合が保証される。この燃料蒸気は、混合室内、場合によっては混合室の下流に接続する室領域内で、燃焼空気と混合可能である。これにより、比較的大きな液状の燃料の集中が発生する恐れ又は液滴の形態の燃料が燃焼空気内を連行される恐れは、略完全に排除可能である。格子状の担体と、格子状の担体の表面に設けられた触媒材料とを有する少なくとも1つの触媒ユニットを設けたことも、触媒により支援される燃焼プロセスを改善可能である。このように形成された触媒ユニットによって、格子状の担体を、触媒燃焼器内の構造的な条件に適合された空間的な構成で提供する可能性、場合によっては格子状の担体を変形させる可能性が存在する。これにより、一方では貫流特性が改善可能であり、他方ではこの種の触媒ユニットの、触媒により支援される燃焼のために提供される表面積が拡大可能である。
燃焼空気の、燃料、特に多孔質の気化器アッセンブリから放出される燃料蒸気との効率的な混合を保証する態様では、燃焼器ハウジングが周壁で、少なくとも1つの触媒ユニットを含む燃焼室を画成し、燃焼器ハウジングの底壁に、周壁と、燃焼器ハウジングの底壁に対して長手方向軸線の方向でずらされて配置された底壁とを有する付設部が設けられており、多孔質の気化器アッセンブリの少なくとも一部が、付設部の周壁又は/及び底壁に支持されていることが提案される。
付設部内部の容積領域を混合室としてか、又は少なくとも混合室の一部として利用可能とするために、付設部の周壁に、燃焼室に通じる少なくとも1つの貫流開口が設けられており、多孔質の気化器アッセンブリの少なくとも一部が、付設部の周壁又は/及び底壁に、燃焼室とは反対側において設けられていることが提案される。
混合室から、下流に接続され、触媒アッセンブリも配置されている領域への燃料及び燃焼空気の移動は、少なくとも1つの貫流開口が、付設部の周壁の、付設部の底壁の近傍に位置する領域に設けられており、又は/かつ少なくとも1つの貫流開口が、付設部の周壁の、燃焼器ハウジングの底壁の近傍に位置する領域に設けられていることによって保証可能である。
この場合、好ましくは、付設部の周壁に設けられた少なくとも1つの貫流開口、好ましくはすべての貫流開口が、触媒ユニットにより覆われている。
この触媒ユニットを、触媒反応のために利用可能な可及的大きな表面積を有して提供すべく、付設部の周壁に設けられた少なくとも1つの貫流開口、好ましくはすべての貫流開口が、触媒ユニットにより覆われていることが提案される。
本発明により形成される触媒燃焼器の択一的な態様では、多孔質の気化器アッセンブリの少なくとも一部が、付設部の周壁の、燃焼器ハウジングの周壁に面した側に設けられており、燃焼器ハウジングの周壁に、付設部の軸方向の延在領域において、混合室に通じる少なくとも1つの貫流開口が設けられていてもよい。この構造の場合、燃焼器ハウジングの周壁と付設部の周壁との間の容積領域が、混合室として利用される。混合室において発生した燃料と燃焼空気とからなる混合物は、その後、下流に向かって触媒アッセンブリへと圧送され得る。この場合、特に、燃焼器ハウジングの周壁と付設部の周壁との間に形成される室が、燃焼器ハウジングの底壁から離れた端部領域において、少なくとも部分的に触媒ユニットにより画成されているようになっていてもよい。つまり、この触媒ユニットは、実質的に混合室を画成しており、これにより、燃料/燃焼空気混合物が混合室から流出する際に直接、触媒により支援される燃焼の第1の段階が実施可能であることを保証する。
さらに、特に好ましい態様では、燃焼器ハウジングの周壁に、少なくとも1つの貫流開口を有する少なくとも1つの流動バッフルが設けられており、少なくとも1つの貫流開口、好ましくはすべての貫流開口が、触媒ユニットにより覆われていることが提案される。単数又は複数の流動バッフルと触媒ユニットとを配設したことは、燃焼すべき燃料/燃焼空気混合物の比較的高い流動速度により、そこにそれぞれ位置決めされた触媒ユニットの領域における放熱がコントロール可能であり、つまり局所的な過熱が回避されることを保証する。
触媒により支援される燃焼の効率は、軸方向で付設部と流動バッフルとの間に形成される室が、触媒ユニットによって半径方向外側の室領域と半径方向内側の室領域とに分割されていることによりさらに向上可能である。本発明により形成される触媒燃焼器の択一的な構造では、燃焼器ハウジングが周壁で、少なくとも1つの触媒ユニットを含む燃焼室を画成し、燃焼器ハウジングの周壁又は/及び燃焼器ハウジングの底壁に、多孔質の気化器アッセンブリの少なくとも一部が設けられていることが提案される。つまり、この種の構造の場合、上述の付設部は、実質的に省略可能である。燃焼器ハウジングの周壁又は/及び底壁は、同時に多孔質の気化器アッセンブリの少なくとも一部のための担体としての機能も担うことができる。
この場合、例えば、多孔質の気化器アッセンブリが、底壁の、燃焼室とは反対側の外面に設けられており、燃焼器ハウジングの周壁に、好ましくは底壁の近傍の領域において、燃焼室に通じる少なくとも1つの貫流開口が設けられていてもよい。つまり、この構造の場合、実質的に燃焼器ハウジングの周壁及び底壁により囲繞される容積全体が、燃焼室として利用可能である。燃焼空気と燃料の混合は、この容積の上流あるいは外側で実施される。
この構造の場合、触媒により支援される燃焼は、少なくとも1つの貫流開口、好ましくはすべての貫流開口が、触媒ユニットにより覆われていると、特に効率的に実施可能である。特に、この場合、触媒ユニットは、燃焼器ハウジングの周壁の、燃焼室に面した内面に設けられていてもよい。その結果、触媒ユニットの表面の大部分は、燃焼室に面して位置しており、触媒により促進される反応のために利用可能である。
択一的な態様では、多孔質の気化器アッセンブリが、燃焼器ハウジングの底壁の、燃焼室に面した内面に設けられており、燃焼器ハウジングの周壁に、好ましくは底壁の近傍の領域において、混合室に通じる少なくとも1つの貫流開口が設けられていることが提案される。つまり、この場合、燃焼器ハウジングの周壁及び底壁により囲繞される容積の、燃焼器ハウジングの底壁の近傍に位置する領域が、混合室を形成するか、あるいは混合室の一部を形成する。このことは、コンパクトな構造を実現する一助となる。
別の択一的な態様では、周壁に、周壁領域と底壁領域とを備えて略カップ状又はシェル状に形成された多孔質の気化器アッセンブリが支持されていることが提案される。カップ状又はシェル状の構成を有する多孔質の気化器アッセンブリの構成に基づいて、まず液状に供給される燃料の分配のために利用可能な容積、ひいては燃料気化のために利用可能な表面積も拡大される。このことは、比較的大きな表面を介して放出される燃料蒸気の、この表面の周りを流れる燃焼空気との効率的な混合も促進する。
多孔質の気化器アッセンブリのこの構造において、触媒により支援される燃焼プロセスを可及的効率的に利用可能とするために、多孔質の気化器アッセンブリに触媒ユニットが配置されていることが提案される。特に、この場合、触媒ユニットは、多孔質の気化器アッセンブリの構造材料上に被着された触媒材料を有するようになっていてもよい。つまり、この場合、気化器アッセンブリの多孔質の材料は、触媒材料のための担体を形成するので、付加的な担体は、本態様においては省略可能である。
燃焼器ハウジングが、燃焼器ハウジングの底壁に設けられた付設部なしに形成されていても、触媒反応による燃焼の効率的な支援は、燃焼器ハウジングの周壁に、少なくとも1つの貫流開口を有する少なくとも1つの流動バッフルが設けられており、少なくとも1つの貫流開口、好ましくはすべての貫流開口が、触媒ユニットにより覆われていることによって達成可能である。
触媒反応に供される表面を拡大すべく、少なくとも1つの触媒ユニットが、上流に向かって又は下流に向かって付形、好ましくは湾曲状、円錐状又は柱状に付形されていることが提案される。このためには、特に、触媒ユニットの組付け形状を得るために変形加工可能な格子状の担体を有するそれぞれの触媒ユニットの構造が好適である。この変形加工は、触媒材料から形成されていない格子状の担体上に触媒材料を被着する前又は被着した後に実施可能である。しかし、原理的には、完全に触媒材料から形成されている格子状の担体を変形加工によって組付け形状にしてもよい。完全に触媒材料から形成されるこの種の格子状の担体も、本発明の意味では、その表面に触媒材料を有するものである。
多孔質の気化器アッセンブリを有する触媒燃焼器の本発明における構造において、燃料気化を特に燃焼プロセスの開始期に促進すべく、多孔質の気化器アッセンブリに、電気的に励起可能な加熱装置が配設されていることが提案される。
以下に、本発明について添付図面を参照しながら詳細に説明する。
車両内に装入可能な触媒燃焼器の縦断面図である。 図1に示した触媒燃焼器の変化態様の縦断面図である。 図1に示した触媒燃焼器の別の変化態様の縦断面図である。 図1に示した触媒燃焼器のさらに別の変化態様の縦断面図である。 触媒燃焼器の択一的な態様の縦断面図である。 触媒燃焼器の別の択一的な態様の縦断面図である。 図6に示した触媒燃焼器の変化態様の縦断面図である。 図6に示した触媒燃焼器の別の変化態様の縦断面図である。 図6に示した触媒燃焼器のさらに別の変化態様の縦断面図である。 触媒燃焼器のさらに別の択一的な態様の縦断面図である。
図1において、パーキングヒータ若しくはプレヒータ又は補助ヒータとして車両内で使用可能な触媒燃焼器全体に符号10を付した。触媒燃焼器10は、長手方向軸線Lの方向で長く延びた燃焼器ハウジング12を有している。燃焼器ハウジング12は、略柱状の周壁14と、底壁16とを有している。底壁16には、例えば中央領域に、付設部18が設けられている。付設部18は、例えばやはり略柱状の周壁20と、燃焼器ハウジング12の底壁16に対して長手方向軸線Lの方向でずらされて位置する底壁22とを有している。
付設部18の内部には、全体として符号24を付した混合室が設けられている。付設部18の底壁22の、混合室24に面した側には、多孔質の気化器アッセンブリ28が設けられているか、あるいは支持されている。この多孔質の気化器アッセンブリ28は、多孔質の材料から形成されるディスク状の気化器エレメント30を有している。この気化器エレメント30と、付設部18の底壁22との間には、電気的に励起可能な加熱装置32が設けられている。気化器エレメント30は、例えば不織布材料、編組材料、フォームセラミック、金属フォーム等から形成可能である。
例えば長手方向軸線Lに対して同心的に、燃料供給管路34が、長手方向軸線Lの方向で、混合室24の上流に位置する容積領域を貫いて、混合室24内へと延びているか、又は底壁22に設けられた気化器エレメント30内へと延びている。燃料供給管路34を介して、図示しない燃料ポンプ、例えば調量ポンプによって圧送される液状の燃料が、気化器エレメント30内に供給される。多孔質の気化器エレメント30の毛管圧送作用によって、液状の燃料は、気化器エレメント30の内部容積内で分配され、気化器エレメント30の、混合室24に面した側で混合室24内に気化される。
混合室24の上流において燃料供給管路34が貫設される容積は、燃焼空気流動室36を形成している。この燃焼空気流動室36を通して、混合室24内で気化した燃料と混合室24内で混合すべき空気が、燃焼空気送風機によって圧送され、供給される。この燃焼空気の、混合室24内に生成される燃料蒸気との効率的な混合を達成するために、燃焼器ハウジング12の底壁16には、混合室24内に導入される燃焼空気を渦動せしめる渦動装置38が支持されていてもよい。さらに渦動装置38の上流には、逆火防止装置(Rueckschlagsperre)40が設けられていてもよい。逆火防止装置40は、燃焼プロセスで発生した火炎が、燃焼空気流動室36の、さらに上流に位置する領域に戻ることを防止する。
混合室24内で形成された燃料/燃焼空気混合物は、付設部18の周壁20に形成された複数のスリット状の貫流開口42を通して、触媒燃焼器10の、全体として符号44を付した燃焼室内に流入する。貫流開口42は、例えば長手方向軸線Lの方向で長く延び、付設部18の底壁22に隣接している。
燃焼室44内には、触媒アッセンブリ46が配置されている。触媒アッセンブリ46は、図1に示した実施の形態では、3つの触媒ユニット48,50,52を有している。触媒ユニット48は、略柱状に形成されており、付設部18の周壁20の、燃焼器ハウジング12の周壁14に面して位置する外面を囲繞している。貫流開口42を通して燃焼室44内に流入する混合物は、触媒ユニット48を貫流するので、混合物の一部は、触媒ユニット48の表面において、触媒ユニット48に設けられた触媒材料と反応するか、あるいはこの触媒材料によって支援されて燃焼される。触媒ユニット48は、付設部18を全周にわたって取り囲むように配置されているので、比較的大きな表面積が、触媒により支援される反応のために利用可能である。
貫流開口42を貫流した混合物は、触媒ユニット48を貫流した後、付設部18の周壁20と燃焼器ハウジング12の周壁14との間に形成される室54内に流入する。室54は、付設部18の底壁22の近傍に位置する端部領域において触媒ユニット50によって軸方向で画成されている。触媒ユニット50は、リングディスク状に形成され、燃焼器ハウジング12の周壁14の内表面又は/及び付設部18の底壁22又は/及び触媒ユニット48に支持されていてもよい。これにより、室54内に流入する混合物は、貫流開口42を貫流する際あるいは室54内を流動する際に、触媒ユニット48の表面において反応し、引き続き、室54を後にし、これにより触媒ユニット50を貫流する際に、触媒ユニット50の表面において反応することができる。
さらに触媒ユニット50の下流で、燃焼器ハウジング12の周壁14に、例えばリングディスク状に形成された流動バッフル56が担持されている。流動バッフル56は、例えば中央領域に貫流開口58を有している。貫流開口58は、ディスク状に形成された触媒ユニット52によって覆われている。触媒ユニット50の下流、つまり室54の下流で流動バッフル56に向かって流動し、触媒ユニット48,50において未燃の混合物は、触媒反応の最終段階において、触媒ユニット52で触媒により支援されて燃焼され得る。その結果、流動方向で連続する3つの触媒ユニット48,50,52を貫流した後、混合室24内で形成された実質的にすべての燃料/燃焼空気混合物は、既燃となる。燃焼器ハウジング12の周壁14の、流動バッフル56の下流に位置し、つまり第3の触媒ユニット52にさらに後続する部分は、燃焼排ガスを、燃焼排ガス内で輸送される燃焼熱とともに、火炎管の種類に応じて、図1には示さない熱交換器アッセンブリに向かって案内することが可能である。熱交換器アッセンブリにおいて、熱の少なくとも一部は、伝熱媒体に伝達され得る。
触媒アッセンブリ46の触媒ユニット48,50,52は、原則、格子状の担体、好ましくは金属材料からなる格子状の担体を備えて形成されていてもよい。担体の表面には、触媒材料がコーティングされている。この種の格子状の担体は、触媒により促進される反応によって燃焼すべき混合物の貫流を可能にするものであり、また、変形させることによって簡単に所望の組付け構成をもたせることが可能なものである。これにより、例えば、概して柱状の構成を有する触媒ユニット48は、ストリップ状のブランクから曲げ加工され得る。ストリップ状のブランクの、これにより互いに対面することになる端部領域は、適当に、例えば素材結合式にか、又は変形加工によって、互いに結合可能である。この形状付与工程前又は後に、格子状の担体は、触媒材料によりコーティング可能である。
しかし、原理的には、触媒ユニット48,50,52の構造は、格子状の担体自体が既に触媒材料から形成されているようになっていてもよい。このようになっていても、格子状の担体は、もちろんその表面に、燃焼反応を促進させる触媒材料を有している。
触媒燃焼器10の、図1に示した構造により、一方では、多孔質の気化器アッセンブリ28内で形成された燃料蒸気の、混合室24内に導入された燃焼空気との極めて効率的な混合によって、また他方では、混合室24から流出する混合物の比較的高い流動速度と強い渦動とを有する領域への触媒ユニット48,50,52の位置決めによって、有害物質の排出が比較的少ない極めて効率的な燃焼プロセスが保証される。触媒ユニット48,50,52の領域には、触媒ユニット48,50,52の位置決めに基づいて、燃料/燃焼空気混合物あるいは既により上流で実施された燃焼時に発生した燃焼排ガスの比較的高い流動速度が生じるので、触媒ユニットの過熱が発生しないことが保証されている。さらに、多孔質の気化器アッセンブリ28の気化器エレメント30に対応して設けられた電気的に励起可能な加熱装置32によって、前述の開始期にあっても、効率的な燃料気化を保証することができる。その結果、燃焼が開始されるこの期間中も、有害物質の排出を低減することができる。有害物質の排出の低減は、混合室24内に点火装置60、例えばグロー点火プラグが設けられていることによってさらに促進され得る。点火装置60は、混合室24内で生成される混合物の点火、ひいては既に混合室24内で実施される燃焼を支援することができる。
図2は、図1に示した触媒燃焼器の変化態様を示している。図2及び後続の図3乃至図5においても、前述の部品あるいは構成群に対応する部品あるいは構成群には、同一の符号を付した。図2あるいは後続の図面については、実質的に、前述の実施の形態との間に存在する相違点についてのみ説明する。
図2に示した構造の場合、多孔質の気化器アッセンブリ28の気化器エレメント30は、付設部18の底壁22の、混合室24に面した内面に直接支持されている。つまり、本実施の形態では、付加的な電気的に励起可能な加熱装置は設けられていない。燃料気化は、開始期でも、点火装置60によって発生される熱あるいは混合室24内でも進行する燃焼によって促進されることにより実現され得る。
図3に示した構造の場合、付設部18の周壁20に設けられたスリット状の貫流開口42が、付設部18の底壁22に対して間隔を置いて、燃焼器ハウジング12の底壁16に隣接して設けられている。貫流開口42を覆う触媒ユニット48も、周壁20のこの長手方向領域に位置しており、周壁20の、燃焼器ハウジング12の周壁14に面した外面を、本実施の形態では燃焼器ハウジング12の底壁16に隣接して包囲している。
付言すると、もちろん、図3に示した変化態様においても、気化器エレメント30と付設部18の底壁22との間に、図1に示した電気的に励起可能な加熱装置が設けられていてもよい。
図4に示した変化態様の場合、付設部18の底壁22は、長手方向軸線Lに関して半径方向で、付設部18の周壁20を越えて延在している。その結果、室54は、燃焼器ハウジング12の底壁16とは反対側に位置する端部領域で、触媒ユニット50だけでなく、底壁22の半径方向で張り出した部分によっても画成されている。このことは、混合室24から燃焼室44内に流入し、そこで触媒ユニット50を貫流する混合物の流動の絞りあるいは流動速度の上昇につながり、ひいては触媒ユニット50の領域からの熱導出の改善につながる。
図5は、混合室24が、実質的に、半径方向で燃焼器ハウジング12の周壁14と付設部18の周壁20との間に形成される室54内に形成されている、触媒燃焼器10の構造を示している。周壁14のこの軸方向の領域には、周方向で分配された複数の貫流開口62が設けられている。貫流開口62を通して、燃焼空気流動室36内を流れた空気は、本実施の形態では、半径方向外側から混合室24内に流入する。周壁20の、燃焼器ハウジング12の周壁14に面して位置する外面には、多孔質の気化器アッセンブリ28の、略柱状の形状を備えて形成された気化器エレメント30が、支持されている。燃料供給管路34は、液状の形態で供給される燃料を、分岐管路64を通して気化器エレメント30に供給する。燃料蒸気は、気化器エレメント30の、混合室24に面して位置する表面から気化し、混合室24内で、混合室24内に供給された燃焼空気と混合する。
燃焼器ハウジング12の底壁16とは反対側に位置する端部領域で、室54、つまり本実施の形態では混合室24は、付設部18の底壁22の、半径方向で付設部18の周壁20を越えて張り出した領域と、触媒ユニット48とによって軸方向で画成されている。混合室24内で発生した燃料/燃焼空気混合物は、燃焼器ハウジング12の周壁14と、付設部18の底壁22との間の環状の中間スペースを貫流し、これにより触媒ユニット48を通して燃焼室44内に流入する。燃焼室44内には、軸方向に間隔を置いて2つの流動バッフル56,66が設けられている。流動バッフル56,66は、それぞれ1つの貫流開口58,68と、貫流開口58,68を覆う触媒ユニット52,70とを有している。
触媒ユニット48の下流には、本実施の形態では略柱状の構成を備えて形成された触媒ユニット50が配置されている。触媒ユニット50は、付設部18の周壁20の半径方向の領域に位置しており、軸方向で付設部18の底壁22と流動バッフル56との間に位置する室72を、半径方向外側の室領域74と半径方向内側の室領域76とに分割する。触媒ユニット48を貫流した混合物あるいは触媒ユニット48において発生した燃焼排ガスは、室72あるいは半径方向外側の室領域74内に流入し、略柱状の触媒ユニット50を半径方向内向きに貫流し、その結果、中央領域、ひいては流動バッフル56に設けられた貫流開口58の領域に流入する。これにより、上流側の流動バッフル56と、混合室24からの出口との間の領域、特に比較的高い流動速度の領域において、触媒反応の付加的な段階が実現される。
付言すると、気化器エレメントの加熱は、熱輸送により達成可能である。もちろん、本実施の形態でも、気化器エレメント30の、混合室24とは反対側の背面に、電気的に励起可能な加熱装置が設けられていてもよい。
図6は、触媒燃焼器の択一的な実施の形態を示す。前述の部品あるいは構成群に対応する部品あるいは構成群には、「a」を追加した同一の符号を付した。
触媒燃焼器10aの、図6に示した構造の場合、燃焼器ハウジング12aは、前述の図面に看取可能な付設部なしに形成されている。周壁14a及び底壁16aは、燃焼室44aを画成している。この燃焼室44aの上流には、燃焼器ハウジング12aの別のハウジング区分78aによって画成されて、混合室24aが形成されている。燃焼器ハウジング12aの底壁16aの近傍において燃焼器ハウジング12aの周壁14aに形成される貫流開口80aを通して、混合室24a内で形成された燃料/燃焼空気混合物は、燃焼室44a内に流入する。周壁14aに貫流開口80aが形成されている軸方向の領域には、周壁14aの、燃焼室44aに面した内面に、本実施の形態では略柱状に形成された触媒ユニット48aが設けられている。その結果、既に燃焼室44a内への流入時に、触媒反応の第1の段階が実現可能である。その後、触媒ユニット28aが設けられた第1の流動バッフル56aと、触媒ユニット70aが設けられた第2の流動バッフル66aとが後続する。
多孔質の気化器アッセンブリ28aあるいはその多孔質の気化器エレメント30aは、燃焼器ハウジング12aの底壁16aの、燃焼室44aとは反対側であって、混合室24aに面した側に支持されている。気化器エレメント30aは、燃焼室44a内で発生する燃焼熱によって加熱可能である。もちろん、本実施の形態でも、気化器エレメント30aと底壁16aとの間に、電気的に励起可能な加熱装置が設けられていてもよい。気化器エレメント30aは、略平坦面のディスク状に形成されており、好ましくは底壁16aの外面全体を覆っている。
図7は、図6に示した構造の変化態様を示している。多孔質の気化器アッセンブリ28aの気化器エレメント30aは、この構造の場合、燃焼器ハウジング12aの底壁16aの、燃焼室44aに面した側に設けられている。底壁16aの近傍で燃焼器ハウジング12aの周壁14aに設けられた貫流開口80aを通して、燃焼空気流動室36aを介して供給される燃焼空気は、混合室24a内に流入する。混合室24aは、本実施の形態では燃焼器ハウジング12aの周壁14a及び底壁16a並びに流動方向で見て最初の流動バッフル56aによって画成されている。混合室24a内で発生した燃料/燃焼空気混合物は、流動バッフル56aに設けられた貫流開口58a、ひいては触媒ユニット52aを通して燃焼室44a内に流入可能である。
本実施の形態も、気化器エレメント30aの加熱あるいは付加的な加熱のために、気化器エレメント30aと、燃焼器ハウジング12aの底壁16aとの間に、電気的に励起可能な加熱装置が設けられていてもよい。択一的あるいは付加的に、加熱が、燃焼室44aの領域あるいは燃焼室44aを画成する構成群、特に流動バッフル56aあるいは触媒ユニット52a及び燃焼器ハウジング12aの周壁14aからの熱伝導あるいは熱放射によって実施されてもよい。
図8は、触媒燃焼器10aの、図7に示した実施の形態の変化態様を示している。図8には、流動バッフル56a,66aに支持される両触媒ユニット52a,70aが、もはや平坦面状の構成ではなく、湾曲したあるいはドーム状の構成で形成されていることが明瞭に看取可能である。湾曲は、本実施の形態では、上流に向けられている。触媒ユニット52a,70aのこの湾曲した構成によって、貫流開口58a,68aのその他の大きさは不変のまま、触媒ユニット52a,70aの表面積を明らかに拡大することができる。このことは、触媒により支援される燃焼反応の効率を高める。さらに図8には、流動バッフル56a,66aに設けられた貫流開口58a,68aが互いにそれぞれ異なる大きさを有していてもよいことが看取可能である。相応に、両触媒ユニット52a,70aも、互いにそれぞれ異なる寸法を有している。
付言すると、もちろん、その他のすべての実施の形態において、特に、流動バッフルにそれぞれ担持される触媒ユニットが(もちろん、他の場所に位置決めされる触媒ユニットも)、このような湾曲と、これにより実現される表面積拡大とを伴って形成されていてもよい。この構成は、特に、前述したように、触媒ユニットが格子状の担体、好ましくは金属材料からなる格子状の担体を有して形成されていると、容易に実現可能である。格子状の担体は、触媒材料の被着前又は被着後に、又は場合によってはそれ自体が触媒材料から形成されているとき、変形させることによって所望の組付け構成をもたせることが可能である。その際、もちろん、別の形状、例えば触媒ユニットを円錐形又は柱状に付形することも可能である。また、触媒反応のために利用可能な表面積を拡大する原理を維持したまま、下流方向への湾曲も可能である。
図9は、触媒燃焼器10aの別の変化態様を示している。この場合、混合室24aを軸方向で画成する流動バッフル56aには、複数の貫流開口58a,58a′が設けられている。貫流開口58a,58a′は、長手方向軸線Lに関して偏心的に位置し、例えば長手方向軸線L周りに環状のパターンで等間隔に、又は/かつ互いに同じか、若しくはそれぞれ異なる大きさを有して設けられていてもよい。それぞれの貫流開口58a,58a′に対応するように、触媒ユニット52a,52a′が設けられている。触媒ユニット52a,52a′は、図8に関して前述したように、湾曲していてもよく、本実施の形態では混合室24aに向かって湾曲している。
多孔質の気化器アッセンブリ28aの気化器エレメント30aと、触媒ユニット52a,52a′との間には、例えば金属材料から形成されるウェブエレメント82a,82a′が位置している。ウェブエレメント82a,82a′は、触媒ユニット52a,52a′から気化器エレメント30aへの熱伝達を強化し、これにより気化器エレメント30aからの燃料気化を促進する。
付言すると、これらのウェブエレメント82a,82a′は、触媒ユニット52a,52a′の形状付与及び数あるいは位置決めとは無関係に設けられていてもよい。さらに付言すると、もちろん、別の実施の形態の流動バッフルにおいても、異なる数の貫流開口と、貫流開口に配設された触媒ユニットとが設けられていてもよい。特に、中央の、つまり長手方向軸線Lに関して同心的な1つの貫流開口と、この中央の貫流開口を取り巻くように偏心的に位置決めされた複数の貫流開口とが設けられていてもよい。
図10は、触媒燃焼器の別の択一的な実施の形態を示している。構造あるいは機能に関して前述の部品あるいは構成群に対応する部品あるいは構成群には、「b」を追加した同一の符号を付した。
図10に示した構造の場合、燃焼器ハウジング12bの別のハウジング区分78bは、燃焼器ハウジング12bの周壁14bあるいは流動バッフル56bとして機能する底壁16bの上流で、実質的に混合室24bを形成している。この別のハウジング区分78b内には、複数のウェブ84b,84b′を介して、カップ状の形状を備えて形成された多孔質の気化器アッセンブリ28bが支持されている。気化器アッセンブリ28bは、周壁領域86bと、周壁領域86bと例えば一体的に形成された底壁領域88bとを有している。底壁領域88bは、燃焼器ハウジング12bの底壁16bに軸方向で対向するように位置決めされている。
燃料供給管路36bは、例えばベンチュリ管の形態で形成されたノズル領域90bで、既に多孔質の気化器アッセンブリ28bの上流で終端している。液状の形態、例えば液滴の形態で燃料供給管路36bから放出される燃料は、燃焼空気流動室36b内を流れる燃焼空気流の、ノズル領域90bを通流する一部によって、カップ状に形成された多孔質の気化器アッセンブリ28bの内部領域に向かって圧送される。燃料は、多孔質の気化器アッセンブリ28bの内表面に衝突し、多孔質の気化器アッセンブリ28bに吸引され、多孔質の気化器アッセンブリ28bの表面、特に外向きに位置する表面において、この表面に沿って流れる燃焼空気流により蒸気の形態で運び去られる。
多孔質の気化器アッセンブリ28bを加熱するために、底壁領域88bの外面に支持される電気的に励起可能な加熱装置32bが使用可能である。加熱装置32bの通電は、多孔質の気化器アッセンブリ28bを電気的に絶縁した状態で支持するウェブ84b,84b′を介して実施可能である。
既に燃焼空気と燃料との混合が開始する場所、つまり多孔質の気化器アッセンブリ28bの表面で、触媒反応の第1の段階を実施するために、多孔質の気化器アッセンブリ28bの表面に触媒材料が提供、例えばコーティングされていてもよい。その結果、この領域に既に第1の触媒ユニット48bが形成されている。つまり、本実施の形態では、付加的なハウジング区分78b内の、一方では混合室24bとして利用される容積領域、すなわち多孔質の気化器アッセンブリ28bを含む容積領域が、他方、燃焼室として、あるいは燃焼室44bの一部として利用可能であることが看取可能である。つまり、本実施の形態では、一方では燃料蒸気を形成する機能と、他方では触媒ユニットを提供する機能との機能融合が、多孔質の気化器アッセンブリ28bにおいて提供されている。また、一方では混合室24bとしての容積領域の利用と、他方では燃焼室44bの一部としての容積領域の利用との機能融合が成立する。付言すると、特にこの機能融合は、前述の実施の形態においても、燃料蒸気の、燃焼空気との完全な混合が、混合室内だけでなく、燃焼室の、混合室に接続する後続の部分内でも実施可能であることによって、実現されていてもよい。
10,10a 触媒燃焼器、 12,12a,12b 燃焼器ハウジング、 14,14a,14b 燃焼器ハウジングの周壁、 16,16a,16b 燃焼器ハウジングの底壁、 18 付設部、 20 付設部の周壁、 22 付設部の底壁、 24,24a,24b 混合室、 28,28a,28b 気化器アッセンブリ、 30,30a 気化器エレメント、 32,32b 加熱装置、 34,34b 燃料供給管路、 36,36a,36b 燃焼空気流動室、 38 渦動装置、 40 逆火防止装置、 42 貫流開口、 44,44a 燃焼室、 46 触媒アッセンブリ、 48,50,52,48a,48b,52a,52a′ 触媒ユニット、 54 室、 56,56a,56b 流動バッフル、 58,58a,58a′ 貫流開口、 60 点火装置、 62 貫流開口、 64 分岐管路、 66,66a 流動バッフル、 68,68a 貫流開口、 70,70a,70b 触媒ユニット、 72 室、 74 半径方向外側の室領域、 76 半径方向内側の室領域、 78a,78b 別のハウジング区分、 80a 貫流開口、 82a,82a′ ウェブエレメント、 84b,84b′ ウェブ、 86b 周壁領域、 88b 底壁領域、 90b ノズル領域、 L 長手方向軸線

Claims (18)

  1. 燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器であって、
    混合室(24;24a;24b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリ(36;36a;36b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃料を供給する燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)の下流にあって、前記燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)を有する触媒アッセンブリ(46;46a;46b)と、
    を備える触媒燃焼器において、
    前記燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)は、液状の燃料を燃料供給管路(34;34a;34b)から受容して燃料蒸気を前記混合室(24;24a;24b)へと放出する多孔質の気化器アッセンブリ(28;28a;28b)を有し、
    燃焼器ハウジング(12)が周壁(14)で、少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70)を含む燃焼室(44)を画成し、該燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に、周壁(20)と、前記燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に対して長手方向軸線(L)の方向でずらされて配置された底壁(22)とを有する、前記混合室(24;24a;24b)をその内部に提供する付設部(18)が設けられており、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28)の少なくとも一部は、前記付設部(18)の周壁(20)又は/及び底壁(22)に支持されており、
    前記付設部(18)の周壁(20)に、前記燃焼室(44)に通じる少なくとも1つの貫流開口(42)が設けられており、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28)の少なくとも一部は、前記付設部(18)の周壁(20)又は/及び底壁(22)に、前記燃焼室(44)とは反対側において設けられている、ことを特徴とする、触媒燃焼器。
  2. 少なくとも1つの貫流開口(42)が、前記付設部(18)の周壁(20)の、該付設部(18)の底壁(22)の近傍に位置する領域に設けられており、又は/かつ少なくとも1つの貫流開口(42)が、前記付設部(18)の周壁(20)の、前記燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)の近傍に位置する領域に設けられている、請求項記載の触媒燃焼器。
  3. 前記触媒ユニット(48)は、前記付設部(18)の周壁(20)の、前記燃焼室(44)に面した外面に設けられており又は/且つ前記付設部(18)の周壁(20)に設けられた少なくとも1つの貫流開口(42)は、触媒ユニット(48)により覆われている、請求項1又は2記載の触媒燃焼器。
  4. 燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器であって、
    混合室(24;24a;24b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリ(36;36a;36b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃料を供給する燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)の下流にあって、前記燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)を有する触媒アッセンブリ(46;46a;46b)と、
    を備える触媒燃焼器において、
    前記燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)は、液状の燃料を燃料供給管路(34;34a;34b)から受容して燃料蒸気を前記混合室(24;24a;24b)へと放出する多孔質の気化器アッセンブリ(28;28a;28b)を有し、
    燃焼器ハウジング(12)が周壁(14)で、少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70)を含む燃焼室(44)を画成し、該燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に、周壁(20)と、前記燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に対して長手方向軸線(L)の方向でずらされて配置された底壁(22)とを有する付設部(18)が設けられており、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28)の少なくとも一部は、前記付設部(18)の周壁(20)又は/及び底壁(22)に支持されており、
    前記多孔質の気化器アッセンブリ(28)の少なくとも一部は、前記付設部(18)の周壁(20)の、前記燃焼器ハウジング(12)の周壁(14)に面した側に設けられており、前記燃焼器ハウジング(12)の周壁(14)に、前記付設部(18)の軸方向の延在領域において、前記混合室(24)に通じる少なくとも1つの貫流開口(62)が設けられている、ことを特徴とする、触媒燃焼器。
  5. 前記燃焼器ハウジング(12)の周壁(14)に、少なくとも1つの貫流開口(58,68)を有する少なくとも1つの流動バッフル(56,66)が設けられており、少なくとも1つの貫流開口(58,68)は、触媒ユニット(52,70)により覆われている、請求項からまでのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  6. 燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器であって、
    混合室(24;24a;24b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリ(36;36a;36b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃料を供給する燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)の下流にあって、前記燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)を有する触媒アッセンブリ(46;46a;46b)と、
    を備える触媒燃焼器において、
    前記燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)は、液状の燃料を燃料供給管路(34;34a;34b)から受容して燃料蒸気を前記混合室(24;24a;24b)へと放出する多孔質の気化器アッセンブリ(28;28a;28b)を有し、
    燃焼器ハウジング(12)が周壁(14)で、少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70)を含む燃焼室(44)を画成し、該燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に、周壁(20)と、前記燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)に対して長手方向軸線(L)の方向でずらされて配置された底壁(22)とを有する付設部(18)が設けられており、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28)の少なくとも一部は、前記付設部(18)の周壁(20)又は/及び底壁(22)に支持されており、
    前記燃焼器ハウジング(12)の周壁(14)に、少なくとも1つの貫流開口(58,68)を有する少なくとも1つの流動バッフル(56,66)が設けられており、少なくとも1つの貫流開口(58,68)は、触媒ユニット(52,70)により覆われており、
    軸方向で前記付設部(18)と流動バッフル(56)との間に形成される室(72)が、触媒ユニット(50)によって半径方向外側の室領域(74)と半径方向内側の室領域(76)とに分割されている、ことを特徴とする、触媒燃焼器。
  7. 前記燃焼器ハウジング(12)の周壁(14)と前記付設部(18)の周壁(20)との間に形成される室(54)が、前記燃焼器ハウジング(12)の底壁(16)から離れた端部領域において、少なくとも部分的に触媒ユニット(48;50)により画成されており又は/且つ
    前記少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)は、表面に触媒材料を有する格子状の担体を有する、請求項からまでのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  8. 燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器であって、
    混合室(24;24a;24b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリ(36;36a;36b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃料を供給する燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)の下流にあって、前記燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)を有する触媒アッセンブリ(46;46a;46b)と、
    を備える触媒燃焼器において、
    前記燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)は、液状の燃料を燃料供給管路(34;34a;34b)から受容して燃料蒸気を前記混合室(24;24a;24b)へと放出する多孔質の気化器アッセンブリ(28;28a;28b)を有し、
    燃焼器ハウジング(12a;12b)が周壁(14a;14b)で、少なくとも1つの触媒ユニット(48a,52a,70a;48b,52b,70b)を含む燃焼室(44a;44b)を画成し、前記燃焼器ハウジング(12a;12b)の周壁(14a;14b)又は/及び前記燃焼器ハウジング(12a;12b)の底壁(16a;16b)に、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28a;28b)の少なくとも一部が設けられており、
    前記多孔質の気化器アッセンブリ(28a)は、前記燃焼器ハウジング(12a)の底壁(16a)の、前記燃焼室(44a)とは反対側の外面に設けられており、前記燃焼器ハウジング(12a)の周壁(14a)に、前記底壁(16a)の近傍の領域において、前記燃焼室(44a)に通じる少なくとも1つの貫流開口(80a)が設けられている、ことを特徴とする、触媒燃焼器。
  9. 少なくとも1つの貫流開口(80a)が、触媒ユニット(48a)により覆われており又は/且つ
    前記少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)は、表面に触媒材料を有する格子状の担体を有する、
    請求項記載の触媒燃焼器。
  10. 前記触媒ユニット(48a)は、前記燃焼器ハウジング(12a)の周壁(14a)の、前記燃焼室(44a)に面した内面に設けられている、請求項記載の触媒燃焼器。
  11. 前記多孔質の気化器アッセンブリ(28a)は、前記燃焼器ハウジング(12a)の底壁(16a)の、前記燃焼室(44a)に面した内面に設けられており、前記燃焼器ハウジング(12a)の周壁(14a)に、前記底壁(16a)の近傍の領域において、前記混合室(24a)に通じる少なくとも1つの貫流開口(80a)が設けられている、請求項8から10までのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  12. 燃料/燃焼空気混合物を触媒により支援して燃焼せしめる触媒燃焼器であって、
    混合室(24;24a;24b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃焼空気を供給する燃焼空気供給アッセンブリ(36;36a;36b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)に燃料を供給する燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)と、
    前記混合室(24;24a;24b)の下流にあって、前記燃料/燃焼空気混合物が貫流可能な少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)を有する触媒アッセンブリ(46;46a;46b)と、
    を備える触媒燃焼器において、
    前記燃料供給アッセンブリ(28,34;28a,34a;28b,34b)は、液状の燃料を燃料供給管路(34;34a;34b)から受容して燃料蒸気を前記混合室(24;24a;24b)へと放出する多孔質の気化器アッセンブリ(28;28a;28b)を有し、
    燃焼器ハウジング(12a;12b)が周壁(14a;14b)で、少なくとも1つの触媒ユニット(48a,52a,70a;48b,52b,70b)を含む燃焼室(44a;44b)を画成し、前記燃焼器ハウジング(12a;12b)の周壁(14a;14b)又は/及び前記燃焼器ハウジング(12a;12b)の底壁(16a;16b)に、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28a;28b)の少なくとも一部が設けられており、
    前記周壁(14b)に、周壁領域(86b)と底壁領域(88b)とを備えて略カップ状又はシェル状に形成された多孔質の気化器アッセンブリ(28b)が支持されている、ことを特徴とする、触媒燃焼器。
  13. 前記多孔質の気化器アッセンブリ(28b)に触媒ユニット(48b)が設けられており又は/且つ
    前記少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)は、表面に触媒材料を有する格子状の担体を有する、請求項12記載の触媒燃焼器。
  14. 前記触媒ユニット(48b)は、前記多孔質の気化器アッセンブリ(28b)の構造材料上に被着された触媒材料を有する、請求項13記載の触媒燃焼器。
  15. 前記燃焼器ハウジング(12a;12b)の周壁(14a;14b)に、少なくとも1つの貫流開口(58a,68a;58b,68b)を有する少なくとも1つの流動バッフル(56a,66a;56b,66b)が設けられており、少なくとも1つの貫流開口(58a,68a;58b,68b)は、触媒ユニット(52a,70a;52b,70b)により覆われている、請求項から14までのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  16. 少なくとも1つの触媒ユニット(52a,70a)は、上流に向かって又は下流に向かって湾曲状、円錐状又は柱状に付形されている、請求項1から15までのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  17. 少なくとも1つの触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)の格子状の担体は、前記触媒ユニット(48,50,52,70;48a,52a,70a;48b,52b,70b)の組付け形状を得るために変形加工されている、請求項1から16までのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
  18. 前記多孔質の気化器アッセンブリ(28a;28b)に、電気的に励起可能な加熱装置(32;32b)が配設されている、請求項1から17までのいずれか1項記載の触媒燃焼器。
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