JP6252358B2 - 極端紫外光光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、極端紫外光を発生する極端紫外光光源装置に関する。
近年、半導体集積回路の微細化、高集積化につれて、露光用光源の短波長化が進められている。次世代の半導体露光用光源としては、特に波長13.5nmの極端紫外光(以下、EUV(Extreme Ultra Violet)光ともいう)を放射する極端紫外光光源装置(以下、EUV光源装置ともいう)の開発が進められている。
EUV光源装置において、EUV光を発生させる方法はいくつか知られているが、そのうちの一つに極端紫外光放射種(以下、EUV放射種)を加熱して励起することにより高温プラズマを発生させ、その高温プラズマからEUV光を取り出す方法がある。
このような方法を採用するEUV光源装置は、高温プラズマの生成方式により、LPP(Laser Produced Plasma:レーザ生成プラズマ)方式と、DPP(Discharge Produced Plasma:放電生成プラズマ)方式とに分けられる。
DPP方式のEUV光源装置は、極端紫外光放射源を含む放電ガスが供給された電極間に高電圧を印加して、放電により高密度高温プラズマを生成し、そこから放射される極端紫外光を利用するものである。DPP方式において、放電を発生させる電極表面にSn(スズ)やLi(リチウム)等の原料を供給し、当該原料に対してレーザビーム等のエネルギービームを照射して当該原料を気化し、その後、放電によって高温プラズマを生成する方法が提案されている。このような方式は、LDP(Laser Assisted Gas Discharge Produced Plasma)方式と称されることもある。
LDP方式のEUV光源装置として、例えば特許文献1に記載の技術がある。この技術は、電極上に供給された原料に対し第1のレーザビームを照射し、この原料を気化させて電極間に放電を開始させる第1のレーザ源と、第1のレーザビームの照射後、一対の放電電極間で放電が開始するまでの間に、第1のレーザビームを照射した領域にある放電電極上の原料に対して第2のレーザビームを照射し、さらに原料を気化させる第2のレーザ源とを備えるものである。この技術は、第2のレーザビームを照射することで、放電領域に密度の高いプラズマ原料のガスを供給し、効率のよいEUV放射を得るようにするものである。
特許第4623192号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術にあっては、第1のレーザビームの照射タイミングと第2のレーザビームの照射タイミングとの間の間隔によって、EUV発生効率が変化するため、第2のレーザビームの照射タイミングを適切に設定する必要がある。
第2のレーザビームの照射タイミングは、電極の間隔や電極に加えられるパルス電力の大きさに応じて、予め実験により最適なタイミングを見つけて設定されるが、第2のレーザ源のレーザ発振動作が不安定となると、第2のレーザビームの照射タイミングが最適な照射タイミングからずれ、EUV発生効率が低下してしまう。
例えば、第2のレーザビームの照射に先立って照射された第1のレーザビームが電極で反射し、その戻り光が第2のレーザ源に入射すると、第2のレーザ源のレーザ発振動作が不安定となり得る。すると、第2のレーザ源から放出される第2のレーザビームの発光タイミングが変動してしまう。
上記特許文献1に記載の技術では、上記のような第2のレーザ源のレーザ発振動作が不安定となる要因に対する対策が施されていないため、効率の良いEUV放射が得られないおそれがある。
そこで、本発明は、効率の良いEUV放射を安定して得ることができる極端紫外光光源装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る極端紫外光光源装置の一態様は、極端紫外光を放射する極端紫外光光源装置であって、前記極端紫外光を放射する原料に第一のエネルギービームを照射する第一のエネルギービーム照射部と、前記第一のエネルギービーム照射部で第一のエネルギービームを前記原料に照射した後、有効な極端紫外光が放射される前に、当該第一のエネルギービームを照射した領域の前記原料に第二のエネルギービームを照射する第二のエネルギービーム照射部と、前記第一のエネルギービーム照射部が放出した第一のエネルギービームと、前記第二のエネルギービーム照射部が放出した第二のエネルギービームとによって前記原料を励起し、前記極端紫外光を生成する極端紫外光生成部と、前記第一のエネルギービーム照射部が放出する前記第一のエネルギービームの光軸と、前記第二のエネルギービーム照射部が放出する前記第二のエネルギービームの光軸とを略同一軸上に合成する光軸合成部と、前記第二のエネルギービーム照射部と前記光軸合成部との間の前記第二のエネルギービームの光経路上に配置された1/2波長板と、前記第一のエネルギービーム照射部が放出した第一のエネルギービームの戻り光が、前記第二のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止する戻り光阻止部と、を備え、前記戻り光阻止部は、前記第二のエネルギービーム照射部と前記1/2波長板との間に配置されている。
このように、第二のエネルギービームの照射に先立って照射された第一のエネルギービームの戻り光が、第二のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止する。そのため、当該戻り光が第二のエネルギービーム照射部の光出射口に入射することに起因して第二のエネルギービーム照射部の動作が不安定になるのを防止することができる。したがって、第二のエネルギービーム照射部から適切なタイミングで第二のエネルギービームを照射することができ、効率の良い極端紫外光(EUV)放射を安定して得ることができる。
また、光軸合成部によって第一のエネルギービームの光軸と第二のエネルギービームの光軸とを略同一軸上に合成するので、第一のエネルギービームを照射した領域の原料に適切に第二のエネルギービームを重ねて照射することができる。また、第一のエネルギービームの戻り光が光軸合成部を逆行する際に、誤って第二のエネルギービーム照射部の方へ導光された場合であっても、戻り光阻止部を第二のエネルギービーム照射部と光軸合成部との間に配置することで、当該戻り光の第二のエネルギービーム照射部の光出射口への到達を確実に阻止することができる。
さらに、戻り光阻止部を第二のエネルギービーム照射部の直近に配置することで、第二のエネルギービーム照射部に第二のエネルギービームの進行方向に対して逆方向の光が入射するのを確実に防止することができる。すなわち、第二のエネルギービーム照射部の光出射口に到達し得る迷光等も確実に阻止することができる。
さらに、上記の極端紫外光光源装置において、前記戻り光阻止部は、光アイソレータであってもよい。
これにより、戻り光阻止部を偏光依存型光アイソレータとすれば、第二のエネルギービーム照射部が照射した第二のエネルギービームを通過し、当該第二のエネルギービームの進行方向とは逆方向に進む第一のエネルギービームの戻り光を遮断することができる。また、戻り光阻止部を偏光無依存型光アイソレータとすれば、第二のエネルギービームの進行方向とは逆方向に進む第一のエネルギービームの戻り光の光路を、第二のエネルギービームの光路からずらすことができる。このように、簡易な構成で、第一のエネルギービームの戻り光が、第二のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを適切に阻止することができる。
さらにまた、上記の極端紫外光光源装置において、前記光軸合成部は、偏光ビームスプリッタであってもよい。
これにより、偏光ビームスプリッタを通過するはずの第一のエネルギービームの戻り光の一部が、偏光ビームスプリッタで反射したり、偏光ビームスプリッタを反射するはずの第一のエネルギービームの戻り光の一部が、偏光ビームスプリッタを通過したりすることで、第一のエネルギービームの戻り光が第二のエネルギービーム照射部の方へ導光された場合であっても、戻り光阻止部を第二のエネルギービーム照射部と偏光ビームスプリッタとの間に配置することで、当該戻り光の第二のエネルギービーム照射部の光出射口への到達を確実に阻止することができる。
また、上記の極端紫外光光源装置において、前記第二のエネルギービーム照射部が放出した第二のエネルギービームの戻り光が、前記第一のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止する第二の戻り光阻止部を備えてもよい。
このように、第二のエネルギービームの戻り光が、第一のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止するので、当該戻り光が第一のエネルギービーム照射部の光出射口に入射することに起因して第一のエネルギービーム照射部の動作が不安定になるのを防止することができる。したがって、第一のエネルギービーム照射部から適切なタイミングで第一のエネルギービームを照射することができ、効率の良いEUV放射を安定して得ることができる。
また、上記の極端紫外光光源装置において、対向配置された一対の放電電極と、前記放電電極にパルス電力を供給するパルス電力供給部と、を備え、前記第一のエネルギービーム照射部を、前記放電電極上に供給された前記原料に対して前記第一のエネルギービームを照射し、当該原料を気化させて前記一対の放電電極間で放電を開始させるように構成し、前記第二のエネルギービーム照射部を、前記第一のエネルギービーム照射部で第一のエネルギービームを照射した後、前記一対の放電電極間で放電が開始するまでの間に、当該第一のエネルギービームを照射した領域にある前記放電電極上の前記原料に対して第二のエネルギービームを照射するようにしてもよい。
これにより、DPP方式のEUV光源装置において、効率の良いEUV放射を安定して得ることができる。
さらにまた、上記の極端紫外光光源装置において、前記原料をターゲット材料とし、前記第一のエネルギービーム照射部で、前記第一のエネルギービームとして、前記ターゲット材料の液滴を拡散させるプリレーザパルスを照射し、前記第二のエネルギービーム照射部で、前記第二のエネルギービームとして、有効な極端紫外光を放射するためのメインレーザパルスを照射するようにしてもよい。
これにより、LPP方式のEUV光源装置において、効率の良いEUV放射を安定して得ることができる。
本発明の極端紫外光光源装置では、第一のエネルギービームの戻り光による第二のエネルギービーム照射部の動作不安定を抑制し、2つのエネルギービームの照射タイミングを安定させることができる。したがって、効率の良いEUV放射を安定して得ることができる。
本実施形態の極端紫外光光源装置を示す概略構成図である。 本実施形態におけるレーザアライメント部の構成例を示す図である。 レーザ光の照射タイミングとEUV光の放射タイミングの一例を示す図である。 レーザ光L1の戻り光について説明する図である。 レーザアライメント部の別の構成例を示す図である。 LPP方式の端紫外光光源装置を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の極端紫外光光源装置を示す概略構成図である。
極端紫外光光源装置(EUV光源装置)100は、半導体露光用光源として使用可能な、例えば波長13.5nmの極端紫外光(EUV光)を放出する装置である。
本実施形態のEUV光源装置100は、DPP方式のEUV光源装置であり、より具体的には、放電を発生させる電極表面に供給された高温プラズマ原料に対してレーザビーム等のエネルギービームを照射して当該高温プラズマ原料を気化し、その後、放電によって高温プラズマを発生するLDP方式のEUV光源装置である。
EUV光源装置100は、図1に示すように、放電容器であるチャンバ11を有する。チャンバ11は、開口を有する隔壁11aによって、大きく2つの空間に分割されている。一方の空間は放電空間11bであり、他方の空間は集光空間11cである。
放電空間11bには、各々独立して回転可能な一対の放電電極21a,21bが互いに離間して対向配置されている。放電電極21a,21bは、EUV放射種を含む高温プラズマ原料を加熱して励起するためのものである。
放電空間11bの圧力は、高温プラズマ原料を加熱励起するための放電が良好に発生するように、真空雰囲気に維持されている。
集光空間11cには、EUV集光鏡12と、ホイルトラップ13と、ガス供給ノズル14とが配置されている。
EUV集光鏡12は、高温プラズマ原料が加熱励起されることで放出されるEUV光を集光し、チャンバ11に設けられたEUV取出部11dから、例えば露光装置の照射光学系(不図示)へ導くものである。
EUV集光鏡12は、例えば、複数枚の薄い凹面ミラーを入れ子状に高精度に配置した構造を有する。各凹面ミラーの反射面の形状は、例えば、回転楕円面形状、回転放物面形状、ウォルター型形状であり、各凹面ミラーは回転体形状である。ここで、ウォルター型形状とは、光入射面が、光入射側から順に回転双曲面と回転楕円面、若しくは回転双曲面と回転放物面からなる凹面形状である。
上記した各凹面ミラーの基体材料は、例えば、ニッケル(Ni)等である。波長が非常に短いEUV光を反射させるため、凹面ミラーの反射面は、非常に良好な平滑面として構成される。この平滑面に施される反射材は、例えば、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、およびロジウム(Rh)などの金属膜である。各凹面ミラーの反射面には、このような金属膜が緻密にコーティングされている。
これにより、EUV集光鏡12は、0°〜25°の斜入射角度のEUV光を良好に反射し、且つ集光することが可能となる。
ホイルトラップ13及びガス供給ノズル14は、放電によるプラズマ生成の結果生じるデブリがEUV光の集光部へ移動するのを抑制するためのデブリトラップである。
ホイルトラップ13は、ホイルトラップ保持用隔壁13aによりチャンバ11の集光空間11c内に固定されている。このホイルトラップ13は、例えば、高温プラズマから放射されるEUV光を遮らないように、複数のプレートと、そのプレートを支持するリング状の支持体とから構成される。
なお、ホイルトラップ13は、上記の構成に限定されるものではなく、例えば、回転式のホイルトラップや、回転式ホイルトラップと固定式ホイルトラップとを組み合わせたもの等を用いることもできる。
ガス供給ノズル14は、図示しないガス供給ユニットからチャンバ11内にガスを供給するものである。ガス供給ユニットからガス供給ノズル14へガスが供給されると、ガス供給ノズル14の開口から図1の紙面垂直方向にシート状のガスが放出され、ガスカーテンが形成される。当該ガスカーテンは、上記デブリの進行方向を変化させ、デブリがEUV集光鏡12に到達するのを抑制する。ここで、ガスカーテンに使用されるガスは、EUV光に対して透過率の高いガスが望ましく、例えば、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)等の希ガスや、水素(H2)等が用いられる。なお、ガス供給ノズル14は、加熱励起された高温プラズマ原料から放出されるEUV光のうち、EUV集光鏡12に入射するEUV光を遮光しないように配置される。
放電空間11bに配置された一対の放電電極21a,21bは、金属製の円盤状部材である。放電電極21a,21bは、例えば、タングステン、モリブデン、タンタル等の高融点金属からなる。ここで、2つの放電電極21a,21bのうち、一方の放電電極21aがカソードであり、他方の放電電極21bがアノードである。
放電電極21aは、その一部が高温プラズマ原料22aを収容するコンテナ23aの中に浸されるように配置される。放電電極21aの略中心部には、モータ24aの回転軸25aが取り付けられている。すなわち、モータ24aが回転軸25aを回転させることにより、放電電極21aは回転する。モータ24aは、制御部40によって駆動制御される。
また、回転軸25aは、例えば、メカニカルシール26aを介してチャンバ11内に導入される。メカニカルシール26aは、チャンバ11内の減圧雰囲気を維持しつつ、回転軸25aの回転を許容する。
放電電極21bも、放電電極21aと同様に、その一部が高温プラズマ原料22bを収容するコンテナ23bの中に浸されるように配置される。放電電極21bの略中心部には、モータ24bの回転軸25bが取り付けられている。すなわち、モータ24bが回転軸25bを回転させることにより、放電電極21bは回転する。モータ24bは、制御部40によって駆動制御される。
また、回転軸25bは、例えば、メカニカルシール26bを介してチャンバ11内に導入される。メカニカルシール26bは、チャンバ11内の減圧雰囲気を維持しつつ、回転軸25bの回転を許容する。
放電電極21a,21bの表面上に乗った液体状の高温プラズマ原料22a,22bは、放電電極21a,21bが回転することで放電領域に輸送される。
ここで、放電領域とは、両電極21a,21b間の放電が発生する空間であり、両電極21a,21bの周縁部のエッジ部分間距離が最も短い部分である。
高温プラズマ原料22a,22bとしては、溶融金属、例えば液体状のスズ(Sn)を用いる。この高温プラズマ原料22a,22bは、放電電力21a,21bに電力を供給する給電用の金属としても働く。
コンテナ23a,23bは、チャンバ11内の減圧雰囲気を維持可能な絶縁性の電力導入部11e,11fを介して、パルス電力供給部27に接続されている。コンテナ23a及び23b、並びにスズ22a及び22bは導電性である。放電電極21aの一部及び放電電極21bの一部はそれぞれスズ22a,22bに浸漬しているので、コンテナ23a,23b間にパルス電力供給部27からパルス電力を印加することで、放電電極21a,21b間にパルス電力を印加することができる。
なお、特に図示しないが、コンテナ23a及び23bには、スズ22a,22bを溶融状態に維持する温度調節機構が設けられている。
パルス電力供給部27は、コンテナ23a及び23b間、すなわち放電電極21a及び21b間にパルス幅の短いパルス電力を印加する。パルス電力供給部27は、制御部40によって駆動制御される。
第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bは、放電領域に輸送された放電電極21a上のスズ22aに対してレーザ光(エネルギービーム)を照射する。ここで、第一のレーザ源31aが第一のエネルギービーム照射部に対応し、第二のレーザ源31bが第二のエネルギービーム照射部に対応している。
第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bは、例えばNd:YVO4レーザ装置(Neodymium-doped Yttrium Orthovanadate レーザ装置)である。第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bは、例えば、それぞれP偏光のレーザ光を放出する。
第一のレーザ源31aが放出するレーザ光L1(第一のエネルギービーム)と第二のレーザ源31bが放出するレーザ光L2(第二のエネルギービーム)とは、レーザアライメント部32を介してチャンバ11の窓部11gに入射し、放電電極21a上に導かれる。第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bによるレーザ光の照射タイミングは、制御部40が制御する。
パルス電力供給部27により放電電極21a,21bにパルス電力を印加した状態で、放電領域に輸送された高温プラズマ原料に対してレーザ光が照射されると、当該高温プラズマ原料が気化し、両電極21a,21b間でパルス放電が開始される。その結果、高温プラズマ原料によるプラズマPが形成される。そして、放電時に流れる大電流によりプラズマPが加熱励起され高温化すると、この高温プラズマPからEUV光が放射される。
なお、上述したように放電電極21a,21b間にはパルス電力を印加するため、上記放電はパルス放電となり、放射されるEUV光はパルス状に放射されるパルス光となる。
本実施形態では、第一のレーザ源31aから放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに対してレーザ光L1を照射した後、当該レーザ光L1の照射によって放電が開始するまでの間に、第二のレーザ源31bから放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに対して(レーザ光L1が照射された領域に)レーザ光L2を照射する。
放電は、レーザ光L1の照射によって発生した原料ガスによって引き起こされるが、その放電が開始される時点では、レーザ光L2の照射によって発生した原料ガスは、レーザ光L2の照射から時間があまり経過していないために、3次元方向にそれほど大きく膨張していない状態、即ちガス密度が高い状態で電極間に存在する。
したがって、原料ガスが放電電流の増加とともに磁気圧によって圧縮加熱される時、ピンチの効率が高まり、到達イオン密度や電子温度が、高い変換効率のEUV光放射が得られる値となる。ここで、変換効率とは、プラズマから放射されたEUV光のエネルギーを電極間の放電に使われたエネルギーで割った値である。
EUV発生効率は、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔によって変化する。したがって、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔は、EUV発生効率が最大となる間隔に設定しておく。
例えば、第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bを波長1064nmのレーザビームが放出されるYVO4レーザ装置として、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔とEUV発生効率との関係を調べたところ、EUV発生効率が最大となる間隔は50nsであった。したがって、この場合には、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔を50nsとする。
なお、レーザ光L2の照射の最適なタイミングは、電極の間隔や電極に加えられるパルス電力の大きさにより変化する。そのため、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔は、予め実験等により最適な間隔を見つけて設定しておくものとする。
次に、レーザアライメント部32の具体的構成について、図2を参照しながら説明する。
レーザアライメント部32は、第一のレーザ源31aのレーザ光L1及び第二のレーザ源31bのレーザ光L2を放電電極21aへ導くものであり、光アイソレータ321、1/2波長板322、可動ミラー323、ビームスプリッタ324、ミラー325、可動レンズ326、可動ミラー327を備える。
光アイソレータ321、1/2波長板322、可動ミラー323、ビームスプリッタ324及びミラー325は、レーザ光L1とレーザ光L2との位置を調整するために使用される。また、可動レンズ326及び可動ミラー327は、放電電極21aに照射される両レーザ光のスポット径や、両レーザ光の放電電極21a上の照射位置を調整するために使用される。
これらの光学素子を収容するレーザアライメント部32のチャンバには、レーザ光L1が入射する窓部32a、レーザ光L2が入射する窓部32b、レーザ光L1及びレーザ光L2が出射する窓部32cが設けられている。
また、レーザアライメント部32のチャンバ内は、乾燥窒素や清浄乾燥空気(CDA)等で内部がパージされている。これは、チャンバ内に収容された光学素子の表面が水分等で曇ることを防止するためである。
窓部32aからレーザアライメント部32内に入射したレーザ光L1は、ビームスプリッタ324に到達する。
ビームスプリッタ324は偏光ビームスプリッタであり、例えば、P偏光成分を通過させ、S偏光成分を反射するように構成されている。レーザ光L1の偏光はP偏光であるので、当該レーザ光L1はビームスプリッタ324を通過し、ミラー325により可動レンズ326へ導光される。
ここで、偏光ビームスプリッタとしては、例えば、合成石英基板の表面に誘電体多層偏光膜を施したものを使用することができる。
一方、窓部32bから入射したレーザ光L2は、光アイソレータ321に到達する。
光アイソレータ321は、例えば、偏光子とファラデーローテータとを備える偏光依存型光アイソレータである。そして、この光アイソレータ321を、レーザ光L2の進行方向(第二のレーザ源31bから放出されるレーザ光L2の方向)に進む光を通過し、逆方向に進む光を遮断するように配置する。
なお、光アイソレータ321としては、複屈折結晶性くさびとファラデーローテータとを備える偏光無依存型光アイソレータを使用することもできる。この場合、この光アイソレータ321を、レーザ光L2の進行方向に対して逆方向に進む光が、第二のレーザ源31bのレーザ光L2の光出射口に到達するのを阻止するように配置する。
すなわち、第二のレーザ源31bから放出されるレーザ光L2は、光アイソレータ321を通過して1/2波長板322に到達する。第二のレーザ源31bから放出されるレーザ光L2の偏光はP偏光であるので、1/2波長板322を通過したレーザ光L2の偏光はS偏光となる。ここで、1/2波長板322としては、例えば、水晶波長板等を使用することができる。
1/2波長板322を通過しS偏光となったレーザ光L2は、可動ミラー323で反射し、ビームスプリッタ324に到達する。可動ミラー323は、図2の矢印方向に回動可能に構成されており、レーザ光L2のビームスプリッタ324上での照射位置を調整可能となっている。
ビームスプリッタ324に到達するレーザ光L2の偏光はS偏光であるので、当該レーザ光L2は、ビームスプリッタ324により反射されて、ミラー325へ導光される。そして、当該レーザ光L2は、ミラー325から可動レンズ326へ導光される。
このように、ビームスプリッタ324は、第一のレーザ源31aが照射するレーザ光L1の光軸と、第二のレーザ源31bが照射するレーザ光L2の光軸とを略同一軸上に合成する光軸合成部として作用する。
可動レンズ326に導光されたレーザ光L1及びL2は、当該可動レンズ326を通過し、可動ミラー327に到達する。可動レンズ326は、図2の矢印方向に直線移動可能に構成されており、レーザ光L1及びL2のスポット径を調整可能となっている。
可動ミラー327により反射されたレーザ光L1及びL2は、レーザアライメント部32の窓部32cを通過し、チャンバ11の窓部11gから入射して放電電極21aに照射される。可動ミラー327は、図2の矢印方向に回動可能に構成されており、レーザ光L1及びL2の放電電極21a上での照射位置を調整可能となっている。
このように、第一のレーザ源31aから放出されたレーザ光L1は、ビームスプリッタ324、ミラー325、可動レンズ326、可動ミラー327の順に通過して放電電極21aへ導光される。
また、第二のレーザ源31bから放出されたレーザ光L2は、光アイソレータ321、1/2波長板322、可動ミラー323、ビームスプリッタ324、ミラー325、可動レンズ326、可動ミラー327の順に通過して放電電極21aへ導光される。
以下、EUV光源装置100の動作について図3を参照しながら説明する。なお図3において、横軸は時間であり、縦軸は任意単位である。
先ず、制御部40は、モータ24a及び24bを駆動し、放電電極21a及び21bを回転する。このとき、放電電極21a及び21bの表面上に乗った液体状の高温プラズマ原料22a及び22bは、放電空間に輸送される。
次に、制御部40は、図3の時刻t1で第一のレーザ源31aを駆動し、放電空間に輸送された放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに対してレーザ光L1を照射する。すると、レーザ光L1が照射された高温プラズマ原料22aが気化し、原料ガスが発生する。発生した原料ガスは、レーザ光L1が入射した高温プラズマ原料22a表面の法線方向を中心にして3次元方向に広がる。
この原料ガスが広がって対向する放電電極21bに到達する前に(有効なEUV光が放射される前に)、制御部40は、時刻t2で第二のレーザ源31bを駆動し、放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに(レーザ光L1が照射された領域に)レーザ光L2を照射する。これにより、再び原料ガスが放電電極21a,21b間に発生する。
このように、レーザ光L1を放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに照射してから所定時間後(例えば50ns後)に、レーザ光L2をレーザ光L1が照射された領域に重ねて照射する。
レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間には間隔があるため、レーザ光L2の照射により発生した原料ガスが対向する放電電極21bに達する前(気化した原料が十分に広がる前)の時刻t3で、レーザ光L1の照射により発生した原料ガスが対向する放電電極21bに達する。そして、その後の時刻t4で、両極間で放電が開始する。
放電は、放電電極21a,21bの周縁部のエッジ部分間で発生し、プラズマPが形成される。プラズマPを流れるパルス状の大電流によりプラズマPが加熱励起され高温化すると、この高温プラズマから波長13.5nmのEUV放射が発生する(時刻t5)。
このとき、放電の磁気圧により、レーザ光L2の照射により気化した原料は十分に広がりきらないうちに圧縮され、直径の小さな密度の高いプラズマが形成される。したがって、変換効率の高いEUV光が放射される。
制御部40は、以上のようなEUV放射処理を一定時間ごとに繰り返す。
ところで、放電電極21aを照射するレーザ光L1の一部は、放電電極21a表面で反射し、戻り光として第一のレーザ源31aに向かって逆行する。すなわち、放電電極21aで反射したレーザ光L1は、図2の可動ミラー327、可動レンズ326、ミラー325の順に通過し、ビームスプリッタ324に到達する。
ビームスプリッタ324へ戻ってくるレーザ光L1はP偏光である。ビームスプリッタ324はP偏光成分を通過させ、S偏光成分を反射するように構成された偏光ビームスプリッタであるため、レーザ光L1の戻り光の殆どは、第一のレーザ源31aに導光される。
しかしながら、実際には僅かではあるが、レーザ光L1の戻り光の一部はビームスプリッタ324により反射され、図4に示すように、その反射光L11は、可動ミラー323、1/2波長板322を通過して、第二のレーザ源31bに向かって導光される。
仮に、図4に示すように、第二のレーザ源31bと1/2波長板322との間に、レーザ光L2の進行方向に対して逆方向に進む光を遮断する光アイソレータ321を設置しない場合、レーザ光L1の戻り光の一部であるレーザ光L11が、第二のレーザ源31bの光出射口に入射してしまう。
このようにレーザ光L1の戻り光が第二のレーザ源31bに入射すると、第二のレーザ源31bから放出されるレーザ光L2の発光タイミングが変動する。
これは、第二のレーザ源31bのレーザ媒質にレーザ光L1の戻り光が入射することで、第二のレーザ源31bのレーザ媒質およびレーザ共振器における誘導放出による光増幅過程が乱され、レーザ発振動作が不安定になるためである。
上述したように、EUV発生効率は、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔によって変化し、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔は、予めEUV発生効率が最大となる間隔に設定されている。
そのため、第二のレーザ源31bのレーザ発振動作が不安定となり、第二のレーザ源31bから放出されるレーザ光L2の発光タイミングが変動すると、レーザ光L1の照射タイミングとレーザ光L2の照射タイミングとの間隔が変動し、結果的にEUV発生効率が低下してしまう。
レーザ光L1の戻り光が第二のレーザ源31bに入射することによるレーザ光L2の照射タイミングの変動量を調査したところ、5ns〜20ns程度であった。上述したように、EUV光放射の変換効率が最大となる最適な両レーザ光の時間間隔は50ns程度であるため、この変動幅の影響は大きく、十分にEUV光の出力が不安定となる要因となり得る。
これに対して、本実施形態では、第二のレーザ源31bと1/2波長板322との間に、レーザ光L2の進行方向に対して逆方向に進む光を遮断する光アイソレータ321を設置する。そのため、放電電極21aによって反射され第二のレーザ源31bに向かって導光されるレーザ光L1の戻り光を、当該光アイソレータ321によって遮断することができる。
したがって、レーザ光L1の戻り光が第二のレーザ源31bに入射されることに起因するレーザ光L2の照射タイミングの変動を略0とすることができ、その結果、EUV光強度の変動も略0とすることができる。
このように、本実施形態では、放電電極21a上の高温プラズマ原料22aに対して第一のレーザ源31aからレーザ光L1を照射し、当該レーザ光L1の照射による放電が開始する前に、レーザ光L1を照射した領域に対して第二のレーザ源31bからレーザ光L2を照射する。そのため、レーザ光L1の照射による放電が開始される時点で、レーザ光L2の照射により発生した原料ガスを、3次元方向にそれほど大きく膨張していない状態、即ちガス密度が高い状態で電極間に存在させておくことができる。したがって、高い変換効率のEUV放射を実現することができる。
また、第二のレーザ源31bからレーザ光L2を照射するタイミングは、放電電極21a,21bの間隔や放電電極21a,21bに印加するパルス電力の大きさに応じて、予め実験等によりEUV光放射の変換効率が最大となるタイミングに設定する。したがって、放電領域に供給するプラズマ原料のガスの密度を、EUV放射に好適なものとすることができる。
さらに、第二のレーザ源31bのレーザ光L2出射側に、戻り光阻止部として光アイソレータ321を設け、当該光アイソレータ321をレーザ光L2の進行方向に進む光を通過し、逆方向に進む光を遮断するように配置する。これにより、放電電極21aにより反射され第二のレーザ源31bに導光されるレーザ光L1の戻り光が第二のレーザ源31bの光出射口に到達するのを阻止することができる。
したがって、レーザ光L1の戻り光が第二のレーザ源31bの光出射口に入射することに起因して第二のレーザ源31bの動作が不安定となることを抑制し、レーザ光L2を予め設定した最適な照射タイミングで安定して照射することができる。
すなわち、2つのレーザ光L1及びL2を照射する間隔を安定させることができ、高い変換効率のEUV放射を安定して実現することができる。
(変形例)
上記実施形態においては、光アイソレータ321を第二のレーザ源31bと1/2波長板322との間に設置する場合について説明したが、光アイソレータ321を偏光依存型光アイソレータとした場合、当該光アイソレータ321は、第二のレーザ源31bからビームスプリッタ324に至るまでのレーザ光L2の通過経路上であれば適宜設置可能である。
また、光アイソレータ321を偏光無依存型光アイソレータとした場合、第二のレーザ源31bから窓部32cに至るまでのレーザ光L2の通過経路上であれば適宜設置可能である。但し、第二のレーザ源31bへの迷光の入射を防止するためには、光アイソレータ321はできるだけ第二のレーザ源31bの光出射口に近い位置に設置することが好ましい。
さらに、上記実施形態においては、図5に示すように、第一のレーザ源31aとビームスプリッタ324との間に、第二の戻り光阻止部として光アイソレータ328を設けるようにしてもよい。ここで、光アイソレータ328は、第一のレーザ源31aから放出されるレーザ光L1を通過し、第一のレーザ源31aの光出射口へ光が到達するのを阻止するように配置する。
この光アイソレータ328は、偏光依存型光アイソレータであっても偏光無依存型光アイソレータであってもよい。
第二のレーザ源31bから放出されたレーザ光L2の一部は、レーザ光L1と同様に、放電電極21aで反射し、戻り光として第二のレーザ源31bに向かって逆行する。このとき、僅かではあるが、レーザ光L2の戻り光の一部はビームスプリッタ324により反射されずにビームスプリッタ324を通過し、第一のレーザ源31aに向かって導光される。
第一のレーザ源31a及び第二のレーザ源31bは、上述した図3に示すように、決められたタイミングでのみレーザ光を放出する。ここで、例えば第二のレーザ源31bが、光学的シャッタによりレーザ光の放出と遮断とを切り替える構成である場合、図3に示すように、レーザ光L2の遮断状態でも第二のレーザ源31bからは僅かな漏れ光L2aが放出される場合がある。
そのため、当該漏れ光L2aの戻り光が第一のレーザ源31aに照射されると、次のEUV放射処理時に第一のレーザ源31aから放出されるレーザ光L1の発光タイミングが変動してしまう。
図5に示すように、第一のレーザ源31aとビームスプリッタ324との間に、光アイソレータ328を設けることで、放電電極21aにより反射され第一のレーザ源31aに導光されるレーザ光L2aの戻り光を遮断することができる。
したがって、レーザ光L2aの戻り光が第一のレーザ源31aの光出射口に入射することに起因して第一のレーザ源31aの動作が不安定となることを抑制し、レーザ光L1を予め設定した最適な照射タイミングで安定して照射することが可能となる。
すなわち、2つのレーザ光L1及びL2を照射する間隔を安定させることができ、高い変換効率のEUV放射を安定して実現することができる。
なお、光アイソレータ328は、偏光依存型光アイソレータである場合、第一のレーザ源31aからビームスプリッタ324に至るまでのレーザ光L1の通過経路上に設置する。また、光アイソレータ328が偏光無依存型光アイソレータである場合には、第一のレーザ源31aから窓部32cに至るまでのレーザ光L1の通過経路上であれば適宜設置可能である。但し、第一のレーザ源31aへの迷光の入射を防止するためには、光アイソレータ328はできるだけ第一のレーザ源31aの光出射口に近い位置に設置することが好ましい。
さらに、上記実施形態においては、戻り光阻止部として光アイソレータを適用する場合について説明したが、一方のレーザ源から照射したレーザ光の戻り光が、他方のレーザ源の光出射口に到達するのを阻止することができる手段であれば、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、光軸合成部として偏光ビームスプリッタを適用する場合について説明したが、第一のレーザ源31aが照射するレーザ光L1の光軸と、第二のレーザ源31bが照射するレーザ光L2の光軸とを略同一軸上に合成することができる手段であれば、これに限定されるものではない。
さらにまた、上記実施形態においては、高温プラズマ原料に照射するエネルギービームとしてレーザを用いる場合について説明したが、レーザに代えてイオンビームや電子ビーム等を用いることもできる。
(応用例)
上記実施形態においては、DPP方式のEUV光源装置に適用する場合について説明したが、LPP方式のEUV光源装置にも適用可能である。LPP方式とは、レーザ光をターゲット材料に照射し、当該ターゲット材料を励起させてプラズマを生成する方式である。
図6は、LPP方式のEUV光源装置200の一例を示す図である。
この図6に示すように、EUV光源装置200は、原料供給ユニット51を備える。原料供給ユニット51は、ターゲット材料52(例えば、スズ(Sn))を滴下し、当該ターゲット材料52を所定のターゲットエリアに供給する。
第一のレーザ源53aは、集光レンズ54aを介してターゲットエリアにある液滴状のターゲット材料52に対して第一のレーザ光を照射する。
また、第二のレーザ源53bは、集光レンズ54b及びミラー55を介して第一のレーザ光を照射した領域に重ねて第二のレーザ光を照射する。
原料供給ユニット51、第一のレーザ源53a及び第二のレーザ源53bは、制御部56により制御される。
このLPP方式のEUV光源装置200では、先ずYAGレーザ等の第一のレーザ光をプリレーザパルスとして原料(ターゲット材料52)に照射し、液滴のターゲット材料52を拡散させる。これにより弱いプラズマを生成し、当該ターゲット材料52の密度を低減する。次にCO2レーザである第二のレーザビームをメインレーザパルスとして当該弱いプラズマに照射し、有効なEUV光を放射させる。
プリレーザパルスにより原料の密度を低減させることで、この原料へのメインレーザパルスであるCO2レーザの吸収を改善し、EUV放射強度を増加することができる。また、プラズマが比較的低密度となりEUV放射の再吸収が低減するため、EUV発生効率の向上やデブリ発生の低減を図ることができる。
このようなLPP方式のEUV光源装置において、各レーザ源からターゲットエリアへレーザ光を導くレーザアライメント部が、図2に示す上述した実施形態のように、第一のレーザ光の光軸と第二のレーザ光の光軸とを略同一軸上に合成してターゲットエリアへ各レーザ光を照射する構成である場合、第一のレーザ源53aが放射する第一のレーザ光の戻り光が、第二のレーザ源53bの光出射口へ入射する場合がある。
第一のレーザ源53aが放射する第一のレーザ光の戻り光が、第二のレーザ源53bの光出射口へ入射すると、第二のレーザ源53bのレーザ発振動作が不安定となり、メインレーザパルスの照射タイミングが変動する。すると、プリレーザパルス照射後の原料によるメインレーザパルスの吸収が十分に行われず、効率の良いEUV放射が得られない。
そこで、この場合には、第二のレーザ源53bの光出射側に、第一のレーザ源53aが放射する第一のレーザ光の戻り光の第二のレーザ源53bの光出射口への到達を阻止する戻り光阻止部として、光アイソレータを設置する。これにより、第二のレーザ源53bからのメインレーザパルスの照射タイミングを安定させることができ、プリレーザパルス照射後のメインレーザパルスの吸収を十分に行うことができる。その結果、効率の良いEUV放射を得ることができる。
ここで、当該光アイソレータは、偏光依存型光アイソレータであっても偏光無依存型光アイソレータであってもよい。
また、第一のレーザ源53aの光出射側に、第二のレーザ源53bが放射する第二のレーザ光の戻り光の第一のレーザ源53aの光出射口への到達を阻止する第二の戻り光阻止部として、光アイソレータを設置してもよい。この場合にも、第二のレーザ光の戻り光が第一のレーザ源53aの光出射口に入射することに起因して第一のレーザ源53aのレーザ発振動作が不安定となることを抑制することができる。そのため、プリレーザパルスを予め設定した最適な照射タイミングで安定して照射することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、EUV光源装置を半導体露光用光源として用いる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、露光用マスクの検査装置等の光源として用いることもできる。
11…チャンバ、11a…隔壁、11b…放電空間、11c…集光空間、11d…EUV取出部、12…EUV集光鏡、13…ホイルトラップ、13a…ホイルトラップ保持用隔壁、14…ガス供給ノズル、21a,21b…放電電極、22a,22b…高温プラズマ原料、23a,23b…コンテナ、24a,24b…モータ、25a,25b…回転軸、26a,26b…メカニカルシール、27…パルス電力発供給部、31a…第一のレーザ源、31b…第二のレーザ源、32…レーザアライメント部、40…制御部、100…極端紫外光光源装置(EUV光源装置)、51…原料供給ユニット、52…ターゲット材料(原料)、53a…第一のレーザ源、53b…第二のレーザ源、54a,54b…集光レンズ、55…ミラー、56…制御部、321…光アイソレータ、322…1/2波長板、323…可動ミラー、324…ビームスプリッタ、325…ミラー、326…可動レンズ、327…可動ミラー

Claims (6)

  1. 極端紫外光を放射する極端紫外光光源装置であって、
    前記極端紫外光を放射する原料に第一のエネルギービームを照射する第一のエネルギービーム照射部と、
    前記第一のエネルギービーム照射部で第一のエネルギービームを前記原料に照射した後、有効な極端紫外光が放射される前に、当該第一のエネルギービームを照射した領域の前記原料に第二のエネルギービームを照射する第二のエネルギービーム照射部と、
    前記第一のエネルギービーム照射部が放出した第一のエネルギービームと、前記第二のエネルギービーム照射部が放出した第二のエネルギービームとによって前記原料を励起し、前記極端紫外光を生成する極端紫外光生成部と、
    前記第一のエネルギービーム照射部が放出する前記第一のエネルギービームの光軸と、前記第二のエネルギービーム照射部が放出する前記第二のエネルギービームの光軸とを略同一軸上に合成する光軸合成部と、
    前記第二のエネルギービーム照射部と前記光軸合成部との間の前記第二のエネルギービームの光経路上に配置された1/2波長板と、
    前記第一のエネルギービーム照射部が放出した第一のエネルギービームの戻り光が、前記第二のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止する戻り光阻止部と、を備え
    前記戻り光阻止部は、前記第二のエネルギービーム照射部と前記1/2波長板との間に配置されていることを特徴とする極端紫外光光源装置。
  2. 前記戻り光阻止部は、光アイソレータであることを特徴とする請求項1に記載の極端紫外光光源装置。
  3. 前記光軸合成部は、偏光ビームスプリッタであることを特徴とする請求項1または2に記載の極端紫外光光源装置。
  4. 前記第二のエネルギービーム照射部が放出した第二のエネルギービームの戻り光が、前記第一のエネルギービーム照射部の光出射口に到達するのを阻止する第二の戻り光阻止部を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の極端紫外光光源装置。
  5. 対向配置された一対の放電電極と、
    前記放電電極にパルス電力を供給するパルス電力供給部と、を備え、
    前記第一のエネルギービーム照射部は、前記放電電極上に供給された前記原料に対して前記第一のエネルギービームを照射し、当該原料を気化させて前記一対の放電電極間で放電を開始させるように構成されており、
    前記第二のエネルギービーム照射部は、前記第一のエネルギービーム照射部で第一のエネルギービームを照射した後、前記一対の放電電極間で放電が開始するまでの間に、当該第一のエネルギービームを照射した領域にある前記放電電極上の前記原料に対して第二のエネルギービームを照射することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の極端紫外光光源装置。
  6. 前記原料を液滴状のターゲット材料とし、
    前記第一のエネルギービーム照射部は、前記第一のエネルギービームとして、前記ターゲット材料の液滴を拡散させるプリレーザパルスを照射し、
    前記第二のエネルギービーム照射部は、前記第二のエネルギービームとして、前記有効な極端紫外光を放射するためのメインレーザパルスを照射することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の極端紫外光光源装置。
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