JP6249635B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パン回転軸を中心として回転するカメラユニットを有する撮像装置に関する。
現在、店舗、ホテル、銀行、駅などの様々な場所に設置された監視カメラが、不審者などを監視するために使用されている。このような監視カメラの一例であるパンチルト型の監視カメラは、撮影部をパン方向に回転させるためのパン回転駆動部と、この撮影部をチルト方向に回転させるためのチルト回転駆動部とを有している。
そして、このようなパンチルト型の監視カメラは、ユーザの遠隔操作によってこの撮影部の向きをユーザの希望する撮影方向に変え、被写体を撮影することができる。さらに、最近、ドームカバーが設けられ、パン方向およびチルト方向に撮影部を回転させることができるドーム型監視カメラが増えている。このようなドーム型監視カメラは、天井や壁などに直接取り付けられ又は埋め込まれることにより、設置される。
特許文献1には、パン方向およびチルト方向にカメラユニットを回転させることができる雲台付きカメラ装置が開示されている。この雲台付きカメラ装置は、カメラユニットが設けられた回転部と、電源スイッチが設けられた固定部と、この回転部に一端が固定され且つこの固定部に他端が固定されたケーブルと、を備えるものである。さらに、この固定部には、略円形の内周壁が設けられており、この内周壁にはケーブルが巻きつけられる。
特開2004−191412号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示の雲台付きカメラ装置では、ケーブルが巻きつけられる内周壁が固定部に設けられているが、この内周壁は、略円形に形成されていた。このため、このケーブルが長くなってしまい、そのうえ、この雲台付きカメラ装置が大型化してしまっていた。
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものである。すなわち、パン回転軸を中心として回転するカメラユニットと一端をこのカメラユニットに固定されるケーブルとを有する撮像装置であって、このケーブルを短くすることができるとともに、小型化に有利な撮像装置を提供するものである。
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、筐体と、前記筐体によりパン回転軸を中心として回転可能に支持されるパン回転部と、前記パン回転部により支持され、被写体を撮像するカメラユニットと、一端を前記カメラユニットに固定され、前記パン回転部の一部に巻きつけられるケーブルと、を備える撮像装置であって、前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられるR形状部と、前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられることのない凸形状部と、をさらに備え、前記凸形状部は、前記パン回転軸を挟んで、前記カメラユニットに固定されたケーブルの一端の反対側に設けられ、前記R形状部の曲率半径は、前記パン回転軸から前記凸形状部までの距離よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、パン回転軸を中心として回転するカメラユニットと一端をこのカメラユニットに固定されるケーブルとを有する撮像装置であって、このケーブルを短くすることができるとともに、小型化に有利な撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの外観斜視図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの内部構造を示した斜視図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの断面図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの部分斜視図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの上面図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラの切り欠き上面図である。 本発明の実施形態における、ドーム型監視カメラのケーブルの挙動を示した図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における撮像装置としてのドーム型監視カメラ10の外観斜視図である。図1において、ドームカバー12は、透明または半透明のプラスチック製のカバー部材である。このドームカバー12には、半球形状に形成されたドーム部が設けられている。そして、ドームカバー12は、不図示のねじなどにより、上ケース14に対して固定される。
上ケース14は、ドームカバー12が取り付けられ、下ケース15に対して固定される。下ケース15は、上ケース14が取り付けられる。また、下ケース15は、後述のベース部61およびメイン電気基板62を、不図示のボスなどにより、支持し、固定する。さらに、下ケース15の底面部には、天井や壁などの設置場所に固定するための不図示の取付構造が備えられている。
なお、本実施形態における下ケース15は、筐体に相当する。また、本実施形態における固定部は、下ケース15、ベース部61およびメイン電気基板62などから構成される。
続いて、図2は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ10の内部構造を示した図であり、ドームカバー12および上ケース14を取り外した状態におけるドーム型監視カメラ10の斜視図である。図2において、レンズユニット21は、撮像光学系を含む。このレンズユニット21は、ドームカバー12によって覆われ、ドーム型監視カメラ10の内部から外界(被写体)を撮影して映像信号を生成する。
レンズユニット21は、鏡筒、この鏡筒に固定される固定レンズ、ズーム調整やフォーカス調整を行うための可動レンズ、この可動レンズを可動させるためのモータ、CMOSセンサなどの撮像素子、およびこの撮像素子が実装された電気基板などから構成される。
なお、これらの固定レンズ、可動レンズ、モータ、撮像素子、および電気基板については、図示していない。また、レンズユニット21により生成された映像信号は、ケーブル23により、固定部のメイン電気基板62に伝送される。
カメラユニット22は、レンズユニット21を固定する。このカメラユニット22は、ドームカバー12の内側に配置される。(つまり、カメラユニット22は、ドームカバー12によって覆われる。)また、カメラユニット22は、その外面に球面部を有する。そして、カメラユニット22は、チルト方向に回転することにより、レンズユニット21の撮影方向(レンズユニット21の撮像光学系の光軸の方向)をチルト方向に変えることができる。
なお、本実施形態におけるカメラユニット22は、チルト方向に回転可能に支持され、レンズユニット21を支持するチルト回転部に相当する。
パンカバー41側のケーブル保持部44は、ケーブル23のカメラユニット22側の端部を保持するためのものである。また、ベース部61側のケーブル保持部68は、ケーブル23のメイン電気基板62側の端部を保持するためのものである。なお、パンカバー41およびベース部61については、後述する。
続いて、図3は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ10の断面図である。図3において、ドームカバー12には、上ケース14に取り付けるための取付部が設けられている。そして、この取付部は、不図示のねじなどにより、上ケース14に固定される。これにより、ドームカバー12は、上ケース14に固定される。
カメラユニット22には、チルト回転軸28が設けられている。そして、カメラユニット22は、このチルト回転軸28を中心として回転することができる。また、パン回転台A45は、軸受56および(図3では不図示の)軸受57を介して、カメラユニット22を、チルト回転軸28を中心としてチルト方向に回転可能に支持する。そして、パン回転台A45は、パン回転台B49に固定される。
パン回転台B49には、パン回転軸67が設けられている。また、パン回転台B49は、Eリング50により、このパン回転軸67(図3に示した軸P)を中心としてパン方向に回転可能に、ベース部61に対して取り付けられる。このベース部61は、パン回転台B49をパン方向に回転可能に支持する。そして、ベース部61は、下ケース15に不図示のビスなどによって固定される。
ここで、本実施形態におけるカメラユニット22は、たとえば、0度〜90度の範囲でチルト方向に回転することができる。
このとき、ドーム型監視カメラ10が天井などの設置場に設置され、レンズユニット21の光軸が水平方向を向いている時のチルト撮影方向(チルト回転軸28まわりのレンズユニット21の光軸の向き)を0度とする。同様に、レンズユニット21の光軸がドームカバー12の天頂方向を向いている時のチルト撮影方向を90度とする。
また、本実施形態におけるカメラユニット22は、たとえば、−180度〜+180度の範囲でパン方向に回転することができる。
なお、本実施形態において、チルト回転軸28とパン回転軸67とは直交する。また、ドームカバー12のドーム部は、チルト回転軸28とパン回転軸67との交点を中心とする球面を形成し、カメラユニット22の球面部も、この交点を中心とする球面を形成する。つまり、ドームカバー12のドーム部とカメラユニット22の球面部とは、同心である。
メイン電気基板62は、レンズユニット21から出力された映像信号をケーブル23経由で受信する。そして、メイン電気基板62は、受信した映像信号を処理し、処理した映像信号に対して圧縮符号化処理を施す。さらに、メイン電気基板62は、圧縮符号化処理を施した映像信号を、たとえば、ネットワークを介して外部のカメラ制御装置へ配信する。
また、メイン電気基板62は、カメラユニット22をパン方向およびチルト方向に回転させるように、後述のチルトモータ55、パンモータ66などを制御する。なお、本実施形態におけるメイン電気基板62は、1枚の基板で構成されているものとするが、これに限るものではない。たとえば、2枚以上の基板でメイン電気基板62を構成するようにしても良い。
パン回転台A45やパン回転台B49などからなるパン回転部には、チルトギヤB53とチルトウォーム54とチルトモータ55とが配設される。チルトギヤB53およびチルトモータ55は、不図示の板金などによって、パン回転台A45やパン回転台B49に取り付けられる。
また、チルトモータ55は、不図示のケーブルにより、メイン電気基板62と接続される。そして、チルトモータ55が駆動されることにより、カメラユニット22のチルト撮影方向を変更することができる。したがって、本実施形態におけるチルトモータ55は、カメラユニット22をチルト方向に回転させるための動力源としてのチルト回転駆動部に相当する。
ベース部61には、パンギヤB64とパンウォーム65とパンモータ66とが配設される。パンモータ66のモータ軸には、パンウォーム65が圧入等によって固定される。そして、パンモータ66は、パンウォーム65を回転させる。回転させられたパンウォーム65は、パンギヤB64のはすば歯車部を回転させる。
パンギヤB64は、はすば歯車部と平歯車部とからなる減速用のギヤであり、パンモータ66の動力をパンギヤA63へと伝達する。パンギヤA63は、パン回転台B49に形成され、パン回転軸67を中心として回転するギヤである。
なお、パンモータ66は、不図示のケーブルによって、メイン電気基板62と接続される。そして、パンモータ66が駆動されることにより、カメラユニット22のパン撮影方向(パン回転軸67まわりの向き)を変更することができる。また、パンモータ66およびパンギヤB64は、不図示の板金などによって、ベース部61に取り付けられる。
続いて、図4は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ10の部分斜視図であり、より詳細には、カメラユニット22周辺の部分斜視図である。図4におけるチルトモータ55のモータ軸(回転軸)には、チルトウォーム54が圧入等によって固定される。また、チルトモータ55は、そのモータ軸に取り付けられたチルトウォーム54を回転させる。
そして、回転させられたチルトウォーム54は、チルトギヤB53のはすば歯車部を回転させる。ここで、チルトギヤB53は、はすば歯車部と平歯車部とからなる減速用のギヤであり、チルトモータ55の動力をチルトギヤA52へと伝達する。このチルトギヤA52は、カメラユニット22に固定され、チルト回転軸28(図4に示した軸T)を中心として回転するギヤである。
なお、本実施形態におけるチルトウォーム54は、ウォームギヤに相当する。また、本実施形態におけるチルトギヤB53の平歯車部は、はすば歯車に設けられた小歯車に相当する。本実施形態におけるチルトギヤA52は、チルトギヤB53の平歯車と噛み合う大歯車に相当する。
続いて、図5は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ10の上面図であり、ドームカバー12および上ケース14を取り外した状態におけるドーム型監視カメラ10の上面図である。図5におけるパンカバー41は、R形状部42と凸形状部43とから構成される。R形状部42のR形状は、そのRの中心(曲率中心)がパン回転軸67上にある。そして、R形状部42は、パン回転部がパン方向に回転した時に、ケーブル23が巻きつく。
凸形状部43は、パン回転軸67に沿った方向から見て、R形状部42が作る円(R形状部42の曲率半径と半径が等しく、且つパン回転軸67を中心とする円)の外側に突出した箇所である。
そして、凸形状部43には、パン回転部がパン方向に回転しても、ケーブル23が巻きつかない(ケーブル23が接触しない)。また、凸形状部43は、カメラユニット22の両側の側面のうち、ケーブル23が固定される側の側面とは反対側の側面に配置される。
なお、本実施形態における凸形状部43は、パン回転軸67に沿った方向から見て、チルト回転軸28に対して左右対称に構成される。より詳細には、凸形状部43は、チルト回転軸28とパン回転軸67とが成す平面Sを挟んで、面対称に構成される。(凸形状部43は、チルト回転軸28とパン回転軸67とが成す面を対称面とする面対称である。)
続いて、図6は、本実施形態におけるドーム型監視カメラ10の切り欠き上面図であり、パンカバー41の内部構造を示すために、一部の部品を省略または切り欠いて示している。図6に示すように、凸形状部43の内部には、チルト回転駆動部などが配置される。
ここで、このチルト回転駆動部は、チルトモータ55、チルトウォーム54、チルトギヤA52、チルトギヤB53などから構成される。さらに、チルト回転駆動部の構成は、チルトウォーム54とチルトギヤB53のはすば歯車とで構成される第1の減速部と、チルトギヤB53の平歯車部とチルトギヤA52とで構成される第2の減速部と、からなる2段減速構成である。
このような2段減速構成にすることで、図示するように、チルト回転軸28に直交し、且つパン回転軸67に直交する軸方向(図6に示した軸Aの方向)に、チルト回転駆動部を小型化することができる。具体的には、チルト回転駆動部は、軸Aの方向において、パンカバー41よりも小さく構成されている。また、チルト回転駆動部は、軸Aの方向において、カメラユニット22よりも小さく構成されている。
なお、図6に示した軸Aは、図3および図5のそれぞれで示された軸Aに対応する。
続いて、図7は、本実施形態において、パン回転部82がパン方向に回転することで、回転終端部Xに位置していたケーブル保持部44が時計回りに360°回転して再び回転終端部Xに位置するまでの、ケーブル23の挙動を示した図である。
なお、本実施形態では、パン回転部82がパン方向に回転する回転範囲は、その両端が制限されている。この回転範囲の両端は、具体的には、パン回転部82がパン方向且つ反時計回りに回転した場合における回転終端部Xと、パン回転部82がパン方向且つ時計回りに回転した場合における回転終端部Xと、である。なお、本実施形態における「時計回り」とは、ドーム型監視カメラ10の上面から見て時計回りを意味する。
図7の上段の図は、パン回転部82がパン回転軸67まわりにCW(Clock Wise)回転した際の、カメラ内部の状態を表した概略図である。つまり、図7(a)乃至(e)は、パン回転部82がパン方向且つ時計回りに回転した際の、ドーム型監視カメラ10の内部のケーブル23の挙動を示した図である。
図7(a)において、ケーブル71は、パン撮影方向が−180度の方向の時のケーブル23の状態を示している。つまり、図7(a)の状態では、ケーブル保持部44は、回転終端部Xに位置しており、このときのケーブル71は、パン回転部82の略円筒部の側壁(外周)の一部であるR形状部83にケーブル71の一部が巻きつけられるので、弛みが少ない状態になっている。
そして、図7(a)の状態からパン回転部82がパン方向且つ時計回りに回転すると、図7(b)、(c)、(d)、(e)に示すように、ケーブル23は、U字型の撓みを形成しながら回転する。
図7(b)において、ケーブル72は、パン撮影方向が−180度から−90度へCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(b)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ時計回りに90度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
また、図7(c)において、ケーブル73は、パン撮影方向が−90度から0度へCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(c)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ時計回りに180度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
なお、図7(c)の状態で、ケーブル73の撓みが最も大きくなる。さらに、パン回転部82のパン方向且つ時計回りの回転が進むと、ケーブル23は、R形状部83に巻き付きながら、徐々にその撓みが小さくなる。
次に、図7(d)において、ケーブル74は、パン撮影方向が0度から+90度へCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(d)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ時計回りに270度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
そして、図7(e)において、ケーブル75は、パン撮影方向が+90度から+180度へCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(e)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ時計回りに360度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
なお、図7(e)の状態では、図7(a)の状態と同様、ケーブル75は、パン回転部82の略円筒部の側壁(外周)の一部であるR形状部83にケーブル75の一部が巻きつけられるので、弛みが少ない状態になっている。
続いて、図7の下段の図は、パン回転部82がパン回転軸67まわりにCCW(Counter Clock Wise)回転した際の、カメラ内部の状態を表した概略図である。つまり、図7(f)乃至(j)は、パン回転部82がパン方向且つ反時計回りに回転した際の、ドーム型監視カメラ10の内部のケーブル23の挙動を示した図である。
図7(f)において、ケーブル80は、パン撮影方向が+180度の方向の時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(f)の状態では、ケーブル保持部44は、回転終端部Xに位置しており、このときのケーブル76は、パン回転部82のR形状部83にケーブル76の一部が巻きつけられるので、弛みが少ない状態になっている。
そして、図7(f)の状態からパン回転部82がパン方向且つ反時計回りに回転すると、図7(g)、(h)、(i)、(j)に示すように、ケーブル23は、U字型の撓みを形成しながら回転する。
図7(g)において、ケーブル77は、パン撮影方向が+180度から+90度へCCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(g)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ反時計回りに90度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
また、図7(h)において、ケーブル78は、パン撮影方向が+90度から0度へCCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(h)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ反時計回りに180度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
なお、図7(h)の状態で、ケーブル78の撓みが最も大きくなる。さらに、パン回転部82のパン方向且つ反時計回りの回転が進むと、ケーブル23は、R形状部83に巻き付きながら、徐々にその撓みが小さくなる。
次に、図7(i)において、ケーブル79は、パン撮影方向が0度から−90度へCCW回転した時のケーブル23の状態を表している。つまり、図7(i)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ反時計回りに270度回転した状態における、ドーム型監視カメラ10の状態を示している。
そして、図7(j)において、ケーブル80は、パン撮影方向が−90度から−180度へCCW回転した時のケーブル23の状態を示している。つまり、図7(j)は、パン回転部82が回転終端部Xからパン方向且つ反時計回りに360度回転した状態におけるドーム型監視カメラ10の状態を示している。
図7に示したように、凸形状部84は、パン回転部82に配置され、パン方向に回転する。また、R形状部83には、たとえば、パン撮影方向が−180度の場合および+180度の場合に、ケーブル23が巻きつく。一方、凸形状部84には、パン撮影方向に関わらず、ケーブル23は巻きつかない。
なお、パン撮影方向が−180度の場合および+180度の場合に、カメラユニット22側に固定されたケーブル23の一端とメイン電気基板62側に固定されたケーブル23の他端との間に、パン回転軸67は配置される。つまり、パン回転軸67は、この一端とこの他端とを結ぶ直線上に位置する。
以上のように、本実施例では、ケーブル23が巻きつけられることのない凸形状部43と、ケーブル23が巻きつけられるR形状部42とをパン回転部に設けるように構成した。さらに、パン回転軸67から凸形状部43までの距離よりもR形状部42の曲率半径が小さくなるように構成した。
これにより、ケーブル23の長さを短くすることができるので、ケーブル23により伝送される信号のノイズを小さくすることができ、且つケーブル23のコストダウンを実現することができ、且つケーブル23が過度に屈曲してしまうことを防止することができる。
その上、R形状部42の曲率半径が小さくなることで、このR形状部42の外側をケーブル23が動くために要する領域を小さくなり、さらには、ドーム型監視カメラ10の外形を小さくすることができる。
また、本実施例では、チルト回転駆動部などの部品を配置するための配置領域を凸形状部43の内部に設けるように構成した。これにより、R形状部42の内部に部品を配置する必要性を減らすことができるので、R形状部42の曲率半径をより小さくすることができる。
また、本実施例では、チルト回転軸28とパン回転軸67とが成す平面Sが対象面となるように凸形状部43を構成した。
これにより、図7において、ケーブル72とケーブル77、ケーブル73とケーブル78、およびケーブル74とケーブル79で示したように、ケーブル23の挙動は、パン回転部82の回転が時計回りであるのか、反時計回りであるのかに関わらず、対称となる。より詳細には、ケーブル23の挙動は、メイン電気基板62側に固定されたケーブル23の他端とパン回転軸67とを結ぶ直線を対称軸として、線対称となる。
パン回転部82の回転方向によって、ケーブル23の挙動が非対称であると、ケーブル23の挙動がより複雑になってしまう。
しかし、本実施形態では、ケーブル23の挙動をパン回転部82の回転方向によらず対称にすることで、ケーブル23にかかる負荷を均一化することができる。そして、ケーブル23にかかる負荷を均一化することにより、ケーブル23の屈曲に対する耐久性能を向上させ、さらには、ドーム型監視カメラ10のパンチルトの耐久性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、ドーム型監視カメラ10は、チルトモータ55およびパンモータ66を搭載するものとしたが、これに限られるものではない。たとえば、チルトモータ55およびパンモータ66を搭載することなく、パン方向およびチルト方向にカメラユニット22を手動で回転することができるように、ドーム型監視カメラ10を構成しても良い。
また、本実施形態では、凸形状部84の内部の配置領域にチルト回転駆動部が配置されるものとしたが、これに限られるものではない。凸形状部84の内部の配置領域に、他の部品(パン回転駆動部など)を配置するように構成しても良い。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
10 ドーム型監視カメラ
15 下ケース
22 カメラユニット
71 ケーブル
82 パン回転部
83 R形状部
84 凸形状部

Claims (11)

  1. 筐体と、
    前記筐体によりパン回転軸を中心として回転可能に支持されるパン回転部と、
    前記パン回転部により支持され、被写体を撮像するカメラユニットと、
    一端を前記カメラユニットに固定され、前記パン回転部の一部に巻きつけられるケーブルと、
    を備える撮像装置であって、
    前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられるR形状部と、
    前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられることのない凸形状部と、をさらに備え、
    前記凸形状部は、前記パン回転軸を挟んで、前記カメラユニットに固定されたケーブルの一端の反対側に設けられ、
    前記R形状部の曲率半径は、前記パン回転軸から前記凸形状部までの距離よりも小さいことを特徴とする撮像装置。
  2. 筐体と、
    前記筐体によりパン回転軸を中心として回転可能に支持されるパン回転部と、
    前記パン回転部により支持され、被写体を撮像するカメラユニットと、
    一端を前記カメラユニットに固定され、前記パン回転部の一部に巻きつけられるケーブルと、
    を備える撮像装置であって、
    前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられるR形状部と、
    前記パン回転部に設けられ、前記ケーブルが巻きつけられることのない凸形状部と、をさらに備え、
    前記凸形状部には、部品を配置するための配置領域が設けられ、
    前記R形状部の曲率半径は、前記パン回転軸から前記凸形状部までの距離よりも小さいことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記凸形状部には、部品を配置するための配置領域が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. カメラユニット、チルト回転軸を中心としてチルト方向に回転させるための動力源としてのチルト回転駆動部と、
    をさらに備え、
    前記配置領域には、前記チルト回転駆動部が配置されることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記パン回転軸および前記チルト回転軸のそれぞれに直交する軸の方向において、前記チルト回転駆動部の長さは、前記R形状部の長さよりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記チルト回転軸の方向から見て、前記チルト回転駆動部は、前記カメラユニットと重なることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記チルト回転駆動部は、前記動力源としてのモータと、前記モータの回転軸に取り付けられたウォームギヤと、前記ウォームギヤと噛み合う歯車と、前記歯車に設けられた小歯車と、を含み、
    前記カメラユニットには、前記小歯車と噛み合う大歯車が設けられることを特徴とする請求項4乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記凸形状部は、前記チルト回転軸に対して左右対称であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記凸形状部は、前記パン回転軸と前記チルト回転軸とが成す面を対称面とする面対称であることを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記凸形状部は、前記パン回転部の向きに関わらず、前記ケーブルと接触しないことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記パン回転部が時計回りに回転する際の前記ケーブルの挙動と前記パン回転部が反時計回りに回転する際の前記ケーブルの挙動とは、対であることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
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