JP6248446B2 - 制御盤 - Google Patents

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本発明は、工作機械などに適用される制御盤に関するものである。
工作機械の制御盤の筐体内には、多数の機器が収容されている。これらの機器は、筐体に取り付けられている状態において、作業者によって操作および視認により、設定操作や動作確認を行う。また、作業者は、機器を筐体から取り外して、交換を行う場合もある。従来は、これらの機器は、制御盤の筐体本体に直接固定されているのが一般的であった。
特許文献1には、筐体本体に機器を直接固定するのではなく、筐体本体に対してスライド可能な部材に機器を取り付けることが記載されている。このように、筐体本体から引き出すことにより、機器の点検が容易にできるとされている。また、特許文献2には、制御盤を工作機械本体に対して鉛直旋回軸中心に回転自在に設けることが記載されている。これにより、機械幅を狭めた工作機械において、メンテナンス作業を容易にすることができる。
特開2003−37372号公報 特開2006−102912号公報
しかし、制御盤の筐体内の空間をより有効活用することについては、まだ改善の余地がある。空間の有効活用を図ることができれば、制御盤の筐体の小型化を図ることが可能である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、制御盤の筐体内において隙間を狭くして、筐体の小型化を図ることができる制御盤を提供することを目的とする。
(請求項1)本手段に係る制御盤は、開口部を有すると共に、前記開口部に正対した状態で左右両側に上下方向に延びる左右側面を有する筐体本体と、前記開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる扉と、前記左右側面の一方の側面に、上下に離間して設けられる一対の第一レールと、前記左右側面の他方の側面に、上下に離間して設けられる一対の第二レールと、前記筐体本体の内部に収容されている第一状態と前記開口部から外側へ出された第二状態との間で、前記一対の第一レールにスライド可能に設けられ、前記一対の第一レールに亘って上下方向に延びるように設けられている第一スライド部材と、前記筐体本体の内部に収容されている第一状態と前記開口部から外側へ出された第二状態との間で、前記一対の第二レールに前記第一スライド部材とは独立してスライド可能に設けられ、前記一対の第二レールに亘って上下方向に延びるように設けられ、前記第一スライド部材の第一被取付面に対して対向する第二被取付面を有する第二スライド部材と、前記第一スライド部材の前記第一被取付面に上下方向に並べて取り付けられる第一群の複数の機器であって、前記第一群の複数の機器における前記第二スライド部材側の端面形状が上下方向に第一の凹凸形状となるように前記第一被取付面に取り付けられる前記第一群の複数の機器と、前記第二スライド部材の前記第二被取付面に上下方向に並べて取り付けられる第二群の複数の機器であって、前記第二群の複数の機器における前記第一スライド部材側の端面形状が上下方向に第二の凹凸形状となるように前記第二被取付面に取り付けられる前記第二群の複数の機器と、を備え、上下方向において前記第二の凹凸形状が前記第一の凹凸形状を転写した凹凸形状となるように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている
複数の機器が取り付けられたスライド部材を筐体本体から引き出すことが可能となる。これにより、複数の機器を操作や点検を行う際に、スライド部材を筐体本体の外側に位置する状態(第二状態)にすることができる。その結果、作業者が機器の操作や点検を容易に行うことができる。
対向するように第一スライド部材および第二スライド部材を設けることで、第一スライド部材と第二スライド部材の対向空間に、複数の機器を配置することができる。第一スライド部材に取り付けられる第一群の複数の機器と、第二スライド部材に取り付けられる第二群の複数の機器とは、対向し合うように配置できる。
ところで、それぞれのスライド部材は、別々にスライドさせることができる。そのため、第一スライド部材を引き出した状態(第二状態)としたときに、第一スライド部材に取り付けられている第一群の複数の機器に対する作業を行うことができる。また、第二スライド部材を引き出した状態(第二状態)にしたときに、第二スライド部材に取り付けられている第二群の複数の機器に対する作業を行うことができる。
さらに、第二の凹凸形状が第一の凹凸形状に対応する形状であるため、第一スライド部材に取り付けられる第一群の複数の機器と第二スライド部材に取り付けられる第二群の複数の機器との隙間を狭くすることができる。従って、筐体本体の小型化をより図ることができる。
(請求項2)好ましくは、前記第一の凹凸形状の凸が前記第二の凹凸形状の凹に入り込むように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている。
(請求項3)好ましくは、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器において一部の機器の作業面と他の一部の機器の作業面とが異なる方向を向くように配置することにより、上下方向において前記第二の凹凸形状が前記第一の凹凸形状を転写した形状となるように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている。
ここで、機器の作業面とは、作業者が機器の操作を行う操作部が存在する面、または、作業者が機器の状態を視認するための視認部が存在する面である。複数の機器の作業面が異なる方向を向くようにすることで、スライド部材に取り付ける複数の機器の取付方向の自由度が高くなる。その結果、複数の機器によるスライド部材の被取付面からの突出量を、自由に調整できる。その結果、筐体本体の内部の空間を有効活用でき、制御盤の小型化を図ることができる。
(請求項4)好ましくは、前記制御盤は、前記筐体本体に設けられ、前記第一群の複数の機器に電気的に接続するための第一電気ケーブルと、前記筐体本体に設けられ、前記第二群の複数の機器に電気的に接続するための第二電気ケーブルと、を備える。
前記第一スライド部材は、取り付けられている前記第一群の複数の機器と電気的に接続されると共に、前記第一電気ケーブルの端部に着脱可能な第一コネクタを備え、前記第一スライド部材は、前記第一電気ケーブルを前記第一コネクタに連結した状態で、前記筐体本体に対してスライド可能であり、前記第一スライド部材は、前記第一電気ケーブルを前記第一コネクタから離脱した状態で、かつ、前記第一群の複数の機器を前記第一スライド部材に取り付けた状態で、前記筐体本体に対して取り外し可能である。
前記第二スライド部材は、取り付けられている前記第二群の複数の機器と電気的に接続されると共に、前記第二電気ケーブルの端部に着脱可能な第二コネクタを備え、前記第二スライド部材は、前記第二電気ケーブルを前記第二コネクタに連結した状態で、前記筐体本体に対してスライド可能であり、前記第二スライド部材は、前記第二電気ケーブルを前記第二コネクタから離脱した状態で、かつ、前記第二群の複数の機器を前記第二スライド部材に取り付けた状態で、前記筐体本体に対して取り外し可能である。
コネクタを用いることで、電気ケーブルと複数の機器との電気的な接続および取り外しが容易となる。また、スライド部材自体が、筐体本体に対して取り外し可能である。従って、複数の機器をスライド部材に取り付けた状態で、電気ケーブルをコネクタから離脱させることにより、スライド部材を筐体本体から取り外すことができる。つまり、機器別に筐体本体から取り外す必要はない。機器の交換や点検が容易にできる。また、電気ケーブルをコネクタに連結した状態で、スライド部材は筐体本体に対してスライド可能である。そのため、作業者は、複数の機器を通電状態としたまま、複数の機器の操作や点検を容易に行うことができる。
(請求項)好ましくは、前記制御盤は、前記第一スライド部材が前記第二状態である場合に、前記筐体本体と前記第一スライド部材との相対移動を規制するための第一ロック機構と、前記第二スライド部材が前記第二状態である場合に、前記筐体本体と前記第二スライド部材との相対移動を規制するための第二ロック機構と、を備えるスライド部材が筐体本体から引き出した状態(第二状態)であるときに、ロック機構によって、スライド部材が安定した状態となる。従って、安定した状態で、作業者は機器に対する作業を行うことができる。
(請求項)好ましくは、前記第一電気ケーブルは、前記第一スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一スライド部材が前記第一状態である位置に戻るための力を発生し、前記第一ロック機構は、前記第二状態において前記第一電気ケーブルによる戻り力に抗して、前記相対移動を規制し、前記第二電気ケーブルは、前記第二スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第二スライド部材が前記第一状態である位置に戻るための力を発生し、前記第二ロック機構は、前記第二状態において前記第二電気ケーブルによる戻り力に抗して、前記相対移動を規制する。
このように、スライド部材が筐体本体から引き出した状態(第二状態)であるときに、電気ケーブルによる戻り力が発生するとしても、ロック機構によってスライド部材を確実に安定した状態にできる。
(請求項7)好ましくは、前記第一群の複数の機器と前記第二群の複数の機器とは、機能毎に分けられている。ここで、複数の機器が取り付けられた状態でスライド部材を筐体本体から取り外すことができる。そして、スライド部材毎のユニットが機能毎に分けられている。つまり、取り外した1つのスライド部材には、ある機能に関する機器が取り付けられている。その結果、機能に分けられたスライド部材ユニットを、交換部品とすることができる。
(請求項8)また、他の手段に係る制御盤は、第一開口部および前記第一開口部に正対した状態で左右両側に上下方向に延びる左右側面を有する第一領域、前記第一開口部に正対した状態で前記第一領域の奥側に設けられ前記第一開口部の開口方向に対して交差する方向に開口する第二開口部を有する第二領域、前記第一領域と前記第二領域とを分けると共に左右および上下に延びる区画壁面、および、前記第二領域の奥側であって前記第二開口部に隣接する位置に上下に延びる奥壁面を備える筐体本体と、前記第一開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる第一扉と、前記第二開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる第二扉と、前記第二領域に設けられ、かつ、前記奥壁面に上下に離間して設けられる一対のレールと、前記筐体本体の前記第二領域の内部に収容されている第一状態と前記第二開口部から前記第一開口部の開口方向に対して交差する方向の外側へ出された第二状態との間で、前記一対のレールにスライド可能に設けられ、前記一対のレールに亘って上下方向に延びるように設けられているスライド部材と、前記第一領域に配置される第一の機器と、前記スライド部材に取り付けられる第二の機器であって、前記スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一開口部に正対する第一方向から作業者が前記第二の機器に対する作業を行うことが可能となる前記第二の機器と、を備える。
機械を設置する際には、周囲の作業領域を確保する必要がある。制御盤に対しても、同様に、作業者が機器の作業を行うための領域を確保する必要がある。制御盤に対する作業領域は、作業者が機器に正対する位置に立つことができる位置である。そして、上記のように、第一領域内の第一の機器に対しては、第一開口部に正対する第一方向から作業を行うことができると共に、第二領域内の第二の機器に対しても、第二開口部から外に出した第二状態にすることで、第一開口部に正対する第一方向から作業を行うことができる。従って、第一領域と第二領域とのそれぞれに機器が配置されているにも関わらず、作業領域を制御盤の一面側だけに確保すれば足りる。つまり、制御盤の周囲の作業領域の省スペース化を図ることができる。
(請求項9)好ましくは、前記制御盤は、複数の前記第二の機器を備え、複数の前記第二の機器において一部の機器の作業面と他の一部の機器の作業面とが異なる方向を向くように、前記スライド部材に取り付けられ、前記一部の機器は、前記スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一開口部に正対する第一方向から作業者が前記第二の機器に対する作業を行うことが可能であり、前記他の一部の機器は、前記スライド部材が前記第一状態である場合に、前記第二開口部に正対する第二方向から前記作業者が前記一部の機器に対する作業を行うことが可能である。
第一実施形態における工作機械1全体の平面図であって、作業領域A1,A2を示す。 図1の制御盤3の開口部側(Yマイナス方向)から見た図である。ただし、扉32は図示しない。 図2のIII-III切断面図であって、扉32が閉状態の制御盤3の図である。ただし、電気ケーブル45,46およびコネクタ43a,44aを仮想線にて示す。 図3のIV-IV断面図である。 図3に対応する図であって、扉32が開状態であって、スライド部材43,44が筐体本体31に収容されている状態(第一状態)の図である。 図5の状態から、第一スライド部材43を筐体本体31の外側へスライドさせた状態(第二状態)の図である。 図6のVII-VII断面図であって、扉32は図示しない。 図7の状態から、第一スライド部材43を筐体本体31から取り外した状態(第三状態)を示す図である。 図5の状態から、第二スライド部材44を筐体本体31の外側へスライドさせた状態(第二状態)の図である。 第二実施形態における工作機械100全体の平面図であって、作業領域A1,B1,B2を示す。 図10の制御盤103の天井板を取り除いた状態を上面から見た場合の図である。 図11の状態から、扉132,133を開状態にした図である。 図12のXIII方向から見た図である。 図13のXIV方向から見た図である。
<第一実施形態>
(工作機械の構成)
制御盤3を適用する工作機械1について、図1を参照して説明する。工作機械1は、例えば、マシニングセンタ、旋盤、研削盤などである。
図1に示すように、工作機械1は、機械本体2と、制御盤3とを備える。機械本体2は、例えば、マシニングセンタや旋盤などの工作機械の構造体および構造体を被覆するカバーを備える。機械本体2の設置面形状は、長方形状とする。ここで、機械本体2の長手方向がY軸方向とする。機械本体2のY軸プラスが(図1の上側)の領域が、工作物の加工領域である。従って、作業者が加工領域を確認する領域は、作業領域A1である。
制御盤3は、機械本体2の後方(図1の下方(Y軸マイナス方向))に配置される。制御盤3は、直方体形状であって開口部31aを有する筐体本体31と、筐体本体31の開口部31aを開閉可能な扉32とを備える。筐体本体31の開口部31aは、機械本体2の後方に開口する。
制御盤3には、工作機械1を制御するための機器が収容されている。作業者は、制御盤3内の機器を操作や視認をすることにより、設定操作や動作確認を行う。さらに、作業者は、当該機器を交換することもある。そして、作業者が制御盤3に対する作業を行う領域は、作業領域A2である。
(制御盤の詳細構成)
次に、制御盤3の詳細について、図2〜図9を参照して説明する。制御盤3は、筐体本体31、扉32、第一レール41,41、第二レール42,42、第一スライド部材43、第二スライド部材44、第一電気ケーブル45、第二電気ケーブル46、第一群の複数の機器51〜53、第二群の複数の機器61〜63、第三群の複数の機器71〜73、ロック部材81,82を備える。
筐体本体31は、図2〜図4に示すように、直方体形状に形成され、六面のうちの一面(筐体本体31のうちY軸マイナス方向の面)に開口部31aを有する。扉32は、図3および図5に示すように、開口部31aを開閉可能に、筐体本体31の側縁に対して鉛直軸回りに回転可能に設けられる。
第一レール41,41は、図2および図3に示すように、筐体本体31の内面のうち第一側面31b(図2の左側)に、奥側から開口部31a側(Y軸方向)に延びるように設けられている。第一レール41,41は、筐体本体31の内部の上側領域に設けられている。また、第一レール41,41は、上下方向に離れて平行に設けられる。
第二レール42,42は、図2および図3に示すように、筐体本体31の内面のうち第二側面31c(図2の右側)に、奥側から開口部31a側(Y軸方向)に延びるように設けられている。第二レール42,42は、第一レール41,41と同様に、筐体本体31の内部の上側領域に設けられ、相互に上下方向に離れて平行に設けられる。
第一スライド部材43(一対のスライド部材のうちの一方)は、図2および図3に示すように、筐体本体31の第一側面31b(開口部31aに正対して左側の面)に対向するように、第一レール41,41を介して筐体本体31の第一側面31bに設けられている。第一スライド部材43は、第一レール41,41にガイドされて、筐体本体31に対して以下に説明する第一状態と第二状態との間で、Y軸方向にスライド可能に設けられている。第一状態は、図3〜図5に示すように、第一スライド部材43が筐体本体31の内部に収容されている状態であり、第二状態は、図6〜図7に示すように、第一スライド部材43が開口部31aから外側へ引き出された状態である。
第一スライド部材43の被取付面(第一側面31b側とは反対側の面)には、複数の機器51〜53が固定されている。さらに、第一スライド部材43には、コネクタ43aが取り付けられている。コネクタ43aは、第一スライド部材43のうち奥側(筐体本体31における開口部31aとは反対側)に設けられており、第一スライド部材43に取り付けられる複数の機器51〜53と電気的に接続される。つまり、コネクタ43aは、複数の機器51〜53の集約された出力端子として機能する。
さらに、第一スライド部材43は、図8に示すように、第一レール41,41から取り外すことができる。つまり、第一スライド部材43は、筐体本体31に収容されている第一状態、筐体本体31から引き出された状態であって第一レール41,41に係合している第二状態、第一レール41,41との係合が解除され、筐体本体31から完全に取り外された第三状態となる。
第二スライド部材44(一対のスライド部材のうちの他方)は、筐体本体31の第二側面31c(開口部31aに正対して右側の面)に対向するように、第二レール42,42を介して筐体本体31の第二側面31cに設けられている。第二スライド部材44は、第二レール42,42にガイドされて、筐体本体31に対して第一状態と第二状態との間で、Y軸方向にスライド可能に設けられている。第一状態は、図3〜図5に示すように、第二スライド部材44が筐体本体31の内部に収容されている状態であり、第二状態は、図9に示すように、第二スライド部材44が開口部31aから外側へ引き出された状態である。ここで、第二スライド部材44は、第一スライド部材43に対して独立してスライド可能である。
第二スライド部材44の被取付面(第二側面31c側とは反対側の面)には、複数の機器61〜63が固定されている。さらに、第二スライド部材44には、コネクタ44aが取り付けられている。コネクタ44aは、第二スライド部材44のうち奥側(筐体本体31における開口部31aとは反対側)に設けられており、第二スライド部材44に取り付けられる複数の機器61〜63と電気的に接続される。つまり、コネクタ44aは、複数の機器61〜63の集約された出力端子として機能する。
さらに、第二スライド部材44は、図示しないが、第一スライド部材43と同様に、第二レール42,42から取り外すことができる。つまり、第二スライド部材44は、筐体本体31に収容されている第一状態、筐体本体31から引き出された状態であって第二レール42,42に係合している第二状態、第二レール42,42との係合が解除され、筐体本体31から完全に取り外された第三状態となる。
第一電気ケーブル45は、第一スライド部材43に取り付けられる複数の機器51〜53の電気ケーブルである。第一電気ケーブル45の一端部は、筐体本体31の内面のうち特に奥側面に取り付けられている。一方、第一電気ケーブル45の他端部は、第一スライド部材43に取り付けられているコネクタ43aに着脱可能である。
第二電気ケーブル46、第二スライド部材44に取り付けられる複数の機器61〜63の電気ケーブルである。第二電気ケーブル46の一端部は、筐体本体31の内面のうち特に奥側面に取り付けられている。一方、第二電気ケーブル46の他端部は、第二スライド部材44に取り付けられているコネクタ44aに着脱可能である。なお、第一,第二電気ケーブル45,46は、電源ケーブルおよび信号ケーブルなどを含む。
第一群の複数の機器51〜53は、第一スライド部材43の被取付面(第一側面31b側とは反対側の面)に固定されている。第一群の複数の機器51〜53は、機械本体2の動力機能を有する機器である。つまり、第一スライド部材43と複数の機器51〜53とは、動力機器ユニットを構成する。
例えば、機器51は、分岐ブレーカであり、機器52は、攪拌ファンであり、機器53は、モータブレーカである。機器51〜53の作業者による作業面(網掛部位)はX軸プラス方向の面である。
ここで、例えば、分岐ブレーカである機器51の作業面には、スイッチ類(操作部)が配置されており、作業者は、スイッチのON/OFF状態を視認することによりトリップ状態を確認する。攪拌ファンである機器52の作業面にて、作業者は、風が流れているかを確認する。モータブレーカである機器53は、スイッチ類(操作部)が配置されており、作業者は、スイッチのON/OFF状態を視認することによりトリップ状態を確認する(視認部に対する視認)。また、作業者は、定格電流値などの設定作業を行う(操作部に対する作業)。
第二群の複数の機器61〜63は、第二スライド部材44の被取付面(第二側面31c側とは反対側の面)に固定されている。つまり、第一スライド部材43の被取付面と第二スライド部材44の被取付面とは、X軸方向に対向している。
第二群の複数の機器61〜63は、機械本体2のDC電源およびPLC(Programmable Logic Controller)に関する機能を有する機器である。つまり、第二スライド部材44と複数の機器61〜63とは、制御機器ユニットを構成する。
例えば、機器61は、安定化電源であり、機器62は、小型ブレーカであり、機器63は、PLCやI/Oカード関連の機器である。機器61,63の作業者による作業面(網掛部位)は、X軸マイナス方向の面であり、機器62の作業者による作業面(網掛部位)は、Y軸マイナス方向の面である。このように、複数の機器61〜63の一部の作業面と他の一部の作業面とが異なる方向を向くように、複数の機器61〜63は第二スライド部材44の被取付面に取り付けられている。
ここで、例えば、安定化電源である機器61の作業面は、作業者が状態表示面を視認することにより状態を確認する面であり、出力設定作業を行う面でもある。小型ブレーカである機器62の作業面には、スイッチ類が配置されており、作業者は、スイッチのON/OFF状態を視認することによりトリップ状態を確認する。機器63の作業面は、作業者が状態表示面を視認することにより状態を確認する面であり、設定作業を行う面でもある。
第三群の複数の機器71〜73は、筐体本体31の内部の下側領域に配置され、筐体本体31の下面または側面に取り付けられている。第三群の複数の機器71〜73は、上記機器51〜53、61〜63に比べると大型な機器である。そのため、複数の機器71〜73は、スライド部材43,44に取り付けるのではなく、筐体本体31に直接取り付ける。
例えば、機器71は、安全回路モジュールであり、機器72は、サーボアンプであり、機器73は、CNC装置である。機器71〜73の作業者による作業面(網掛部位)は、Y軸マイナス方向の面、すなわち開口部31aに正対する作業者を向く面である。
第一ロック部材81は、図6に示すように、第一スライド部材43が第二状態である場合に、筐体本体31と第一スライド部材43との相対移動を規制するためのピンである。第一スライド部材43には、第一ロック部材81を挿通する孔(図示せず)が形成されている。第二ロック部材82は、図7に示すように、第二スライド部材44が第二状態である場合に、筐体本体31と第二スライド部材44との相対移動を規制するためのピンである。第二スライド部材44には、第二ロック部材82を挿通する孔(図示せず)が形成されている。なお、ロック部材81,82と挿通孔とにより構成されるロック機構は、種々のロック機能を有する構成を採用できる。
(各機器の配置)
上述したように、筐体本体31には、複数の機器51〜53,61〜63,71〜73が収容されている。ここで、複数の機器51〜53と複数の機器61〜63とは、先端側が対向している。第一スライド部材43に取り付けられている複数の機器51〜53による端面形状は、凹凸形状(以下、「第一の凹凸形状」と称する)となるように、複数の機器51〜53が第一スライド部材43に取り付けられている。図2に示すように、上下方向の中央に位置する機器52が最も突出している。
一方、第二スライド部材44に取り付けられている複数の機器61〜63による端面形状も、凹凸形状(以下、「第二の凹凸形状」と称する)となるように、複数の機器61〜63が第二スライド部材44に取り付けられている。第二の凹凸形状は、第一の凹凸形状に対応する形状である。具体的には、第二の凹凸形状は、第一の凹凸形状を転写した凹凸形状に近似した形状である。つまり、図2に示すように、上下方向の中央に位置する機器62が最も凹んでいる。
このように、第二の凹凸形状が第一の凹凸形状に対応する形状となるように、すなわち、第一の凹凸形状の凹部に第二の凹凸形状の凸部が対向し、第一の凹凸形状の凸部に第二の凹凸形状の凹部が対向する形状となるように、各機器51〜53,61〜63が配置されている。そのため、第一群の複数の機器51〜53と第二群の複数の機器61〜63との隙間、ひいては、第一スライド部材43と第二スライド部材44との間隔を狭くすることができる。従って、筐体本体31の小型化をより図ることができる。
ここで、上記のように、第二の凹凸形状が第一の凹凸形状に対応する形状とできるのは、各スライド部材43,44に取り付けられている一部の機器の作業面と、他の一部の機器の作業面とが、異なる方向を向いても良いように配置しているからである。本実施形態においては、第二スライド部材44に取り付けられている機器61,63の作業面と、機器62の作業面とが、異なる方向を向いている。
少なくとも複数の機器61〜63の作業面が異なる方向を向くようにすることで、第二スライド部材44に取り付ける複数の機器61〜63の取付方向の自由度が高くなる。その結果、複数の機器61〜63による第二スライド部材44の被取付面からの突出量を、上記のように自由に調整できる。つまり、第二群の複数の機器61〜63の突出量を、第一群の複数の機器51〜53の突出量に応じて、調整することができる。その結果、筐体本体31の内部の空間を有効活用でき、制御盤3の小型化を図ることができる。
なお、上記においては、各機器51〜53,61〜63を凹凸形状に配置したが、以下のようにしてもよい。例えば、第一スライド部材43に取り付けられる複数の機器51〜53の突出量を同程度にし、かつ、第二スライド部材44に取り付けられる複数の機器61〜63の突出量を同程度にすることもできる。この場合、各機器の51〜53,61〜63の作業面を異なる方向に向くようにすることで、上記のようにできる場合がある。
(各機器に対する通電状態での作業)
次に、作業者が、制御盤3の機器51〜53、61〜63、71〜73が通電状態を維持したままで、各機器51〜53、61〜63、71〜73に対する作業方法を説明する。まず、作業者は、図5に示すように、制御盤3の扉32を開状態にする。続いて、作業者は、図6および図7に示すように、第一スライド部材43を筐体本体31の内部から引き出して第二状態にする。この状態において、第一電気ケーブル45は、第一スライド部材43のコネクタ43aに連結されている。つまり、複数の機器51〜53は通電状態で、第一スライド部材43がスライドされる。さらに、このとき、第二スライド部材44は、筐体本体31の内部に収容された状態のままである。つまり、第一スライド部材43は、第二スライド部材44に対して独立してスライドされる。
続いて、作業者は、第一ロック部材81を取り付けて、第一スライド部材43と筐体本体31との相対移動を規制する。上記状態において、作業者は、動力機器ユニットを構成する複数の機器51〜53に対する作業を行う。作業者は、図6に示すように、符号P1に示す位置に位置する。つまり、作業者P1は、開口部31aに正対するように立つ。
ここで、機器51〜53の作業面は、作業者P1にとって側方に位置する。ここで、機器51〜53の作業面の前領域には何も存在しないため、作業者は、機器51〜53に対する作業を容易にできる。
このように、作業者は、第一スライド部材43を筐体本体31から引き出すことにより、第一スライド部材43に取り付けられている複数の機器51〜53の作業面に対する作業(点検や操作)を容易に行うことができる。さらに、第一ロック部材81が第一スライド部材43と筐体本体31との相対移動を規制することにより、作業者は、第一スライド部材43が安定した状態で、複数の機器51〜53に対する作業を行うことができる。
ここで、図6に示すように、第一スライド部材43を筐体本体31から引き出した状態(第二状態)において、第一電気ケーブル45は、コネクタ43aに連結された状態である。そのため、作業者は、複数の機器51〜53を通電状態としたままで、複数の機器51〜53の操作や点検を行うことができる。
このとき、第一電気ケーブル45をコネクタ43aに連結したままであるため、第一スライド部材43には、第一スライド部材43が第一状態である位置に戻るための力が発生する。しかし、第一ロック部材81が、第一電気ケーブル45による戻り力に抗して、第一スライド部材43と筐体本体31との相対移動を規制する。このように、第一スライド部材43を筐体本体31から引き出した状態(第二状態)にしたときに、第一電気ケーブル45による戻り力が発生するとしても、第一ロック部材81によって第一スライド部材43を確実に安定した状態にできる。
一方、第二スライド部材44に取り付けられている複数の機器61〜63に対する作業は、以下の通りである。作業者は、図5の状態から図6に示すように、第二スライド部材44を筐体本体31から引き出して第二状態にする。このとき、第一スライド部材43は、筐体本体31の内部に収容された状態のままである。続いて、作業者は、第二ロック部材82を取り付けて、第二スライド部材44と筐体本体31との相対移動を規制する。
上記状態において、作業者は、制御機器ユニットを構成する複数の機器61〜63に対する作業を行う。作業者は、図6に示すように、符号P2に示す位置に位置する。つまり、作業者P2は、開口部31aに正対するように立つ。
ここで、機器62の作業面は、作業者P2に正対する位置であるが、機器61,63の作業面は、作業者P2にとって側方に位置する。作業者にとって、作業面が正対する機器62に対する作業が容易であることは当然である。しかし、作業面が側方に位置する機器61,63に対する作業についても、作業面の前領域に何も存在しないため、容易である。
(各スライド部材の取り外し作業)
次に、作業者が、各スライド部材43,44を筐体本体31から取り外して、複数の機器51〜53、61〜63の交換や点検を行う作業方法を説明する。
図9に示すように、作業者は、まず、第一スライド部材43のコネクタ43aから第一電気ケーブル45を離脱させる。つまり、第一スライド部材43に取り付けられている複数の機器51〜53は、非通電状態となる。続いて、作業者は、第一スライド部材43を第一レール41,41から取り外して、第一スライド部材43を筐体本体31から完全に取り外す。ここで、第一スライド部材43には、複数の機器51〜53が取り付けられた状態のままである。
つまり、コネクタ43aと第一電気ケーブル45との離脱、および、第一スライド部材43の第一レール41,41からの取り外しによって、動力機器ユニットを構成する第一スライド部材43および複数の機器51〜53を、筐体本体31から取り外すことができる。
作業者は、筐体本体31から取り外した動力機器ユニットを構成する複数の機器51〜53の点検を行う。また、必要に応じて、作業者は、複数の機器51〜53の修理および交換を行う。また、作業者は、動力機器ユニット自体を交換することもできる。また、作業者は、制御機器ユニットについても同様に、点検、修理、交換などを行うことができる。
特に、動力機器ユニットを構成する複数の機器51〜53と、制御機器ユニットを構成する複数の機器61〜63とは、機能毎に分けられている。つまり、各ユニットを機能に分けることにより、それ自体の交換を行うことが可能となる。また、他の工作機械との共通部品化が可能となる。
<第二実施形態>
第二実施形態における工作機械100ついて、図10を参照して説明する。工作機械1は、図10に示すように、機械本体2と、制御盤103とを備える。制御盤103は、機械本体2の後方(図10の下方)に配置される。
ここで、制御盤103は、筐体本体131と、筐体本体131の後方(Y軸マイナス方向)の第一開口部131aを開閉可能な第一扉132と、筐体本体131の側方(X軸プラス方向)の第二開口部131bを開閉可能な第二扉133とを備える。つまり、第一開口部131aの開口方向と第二開口部131bの開口方向とは、相互に交差する方向(本実施形態では直交方向)となる。
そして、作業者が加工領域を確認する領域は、作業領域A1である。また、作業者が制御盤103の第一扉132から作業を行う領域は、B1である。一方、作業者が制御盤103の第二扉133から作業を行う領域は、B2である。つまり、作業領域B1,B2は、どちらも、制御盤103に対してY軸方向に形成されている。
制御盤103の詳細構成について、図11〜図14を参照して説明する。筐体本体131の外形は、上面から見た場合に、L字形状に形成されている。つまり、筐体本体131の内部は、機械本体2の後方に位置する第一領域D1と、第一領域D1よりも機械本体2の前方(Y軸プラス方向)に位置する第二領域D2とに区画されている。
筐体本体131の第一領域D1は、機械本体2の後方に第一開口部131aを有し、第二領域D2は、機械本体2の側方に第二開口部131bを有する。つまり、第一扉132は、筐体本体131の第一領域D1に対して開閉可能であって、第二扉133は、筐体本体131の第二領域D2に対して開閉可能である。
制御盤103は、筐体本体131、第一,第二扉132,133の他に、第一,第二レール141,142と、第一,第二スライド部材143,144と、電気ケーブル145,146と、複数の機器151〜153,161〜163,171〜176と、ロック部材181,182とを備える。
複数の機器171〜176は、筐体本体131の第一領域D1に収容されている。これらの機器171〜176は、筐体本体131に直接固定されている。複数の機器151〜153,161〜163は、筐体本体131の第二領域D2に収容されている。これらの機器151〜153,161〜163は、上記実施形態における機器51〜53,61〜63と同様に、第一,第二スライド部材143,144に取り付けられている。
第一スライド部材143は、筐体本体131の第二領域D2に設けられている第一レール141,141にガイドされて、筐体本体131に対して第一状態と第二状態との間でX軸方向にスライド可能にかつ取り外し可能に設けられている。また、ロック部材181が、第二状態において、第一スライド部材143と筐体本体131との相対移動を規制する。
第二スライド部材144は、筐体本体131の第二領域D2に設けられている第二レール142,142にガイドされて、筐体本体131に対して第一状態と第二状態との間でX軸方向にスライド可能にかつ取り外し可能に設けられている。また、ロック部材181が、第二状態において、第一スライド部材143と筐体本体131との相対移動を規制する。ここで、第一スライド部材143は、第二領域D2の内部の上側領域に位置し、第二スライド部材144は、下側領域に位置する。
各スライド部材143,144の被取付面には、複数の機器151〜153,161〜163が取り付けられている。ここで、各レール141,142は、筐体本体131の第二領域D2のうち機械本体2の前方側の面(Y軸プラス側の面)に固定されている。つまり、各スライド部材143,144の被取付面は、機械本体2の後方を向く。
従って、各スライド部材143,144が第二状態に位置するときに、各スライド部材143,144の被取付面は、筐体本体131の第一領域D1における第一開口部131a側と同方向を向く。
図12に示すように、作業者P10による作業領域B1(図10に示す)は、第一領域D1の第一開口部131aに作業者P10が正対する方向に形成する。また、作業者P20が第二領域D2の第二状態での機器151〜153,161〜163に対する作業領域B2(図10に示す)は、上記方向と同一方向に形成する。
ここで、工作機械1を設置する際には、周囲の作業領域を確保する必要がある。制御盤103に対しても、同様に、作業者が機器151〜153,161〜163,171〜176の作業を行うための領域を確保する必要がある。制御盤103に対する作業領域は、作業者が機器に正対する位置に立つことができる位置である。
そして、第一領域D1内の機器171〜176に対する作業領域B1と、第二領域D2内の機器151〜153,161〜163に対する作業領域B2とは、どちらも各機器に対して同方向(Y軸マイナス方向)に形成されている。従って、第一領域D1と第二領域D2とのそれぞれに機器151〜153,161〜163,171〜176が配置されているにも関わらず、作業領域を制御盤103の一面側(機械後方)だけに確保すれば足りる。つまり、制御盤103の周囲の作業領域の省スペース化を図ることができる。
1,100:工作機械、 3,103:制御盤、 31,131:筐体本体、 31a:開口部、 32,132,133:扉、 41,42,141,142:レール、 43:第一スライド部材、 43a:コネクタ、 44:第二スライド部材、 44a:コネクタ、 45,46:電気ケーブル、 51〜53,61〜63,71〜73,151〜153,161〜163,171〜176:機器、 81,82,181,182:ロック部材、 131a:第一開口部、 131b:第二開口部、 143:第一スライド部材、 144:第二スライド部材、 145,146:電気ケーブル、 A1,A2,B1,B2:作業領域、 D1:第一領域、 D2:第二領域

Claims (9)

  1. 開口部を有すると共に、前記開口部に正対した状態で左右両側に上下方向に延びる左右側面を有する筐体本体と、
    前記開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる扉と、
    前記左右側面の一方の側面に、上下に離間して設けられる一対の第一レールと、
    前記左右側面の他方の側面に、上下に離間して設けられる一対の第二レールと、
    前記筐体本体の内部に収容されている第一状態と前記開口部から外側へ出された第二状態との間で、前記一対の第一レールにスライド可能に設けられ、前記一対の第一レールに亘って上下方向に延びるように設けられている第一スライド部材と、
    前記筐体本体の内部に収容されている第一状態と前記開口部から外側へ出された第二状態との間で、前記一対の第二レールに前記第一スライド部材とは独立してスライド可能に設けられ、前記一対の第二レールに亘って上下方向に延びるように設けられ、前記第一スライド部材の第一被取付面に対して対向する第二被取付面を有する第二スライド部材と、
    前記第一スライド部材の前記第一被取付面に上下方向に並べて取り付けられる第一群の複数の機器であって、前記第一群の複数の機器における前記第二スライド部材側の端面形状が上下方向に第一の凹凸形状となるように前記第一被取付面に取り付けられる前記第一群の複数の機器と、
    前記第二スライド部材の前記第二被取付面に上下方向に並べて取り付けられる第二群の複数の機器であって、前記第二群の複数の機器における前記第一スライド部材側の端面形状が上下方向に第二の凹凸形状となるように前記第二被取付面に取り付けられる前記第二群の複数の機器と、
    を備え、
    上下方向において前記第二の凹凸形状が前記第一の凹凸形状を転写した凹凸形状となるように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている、制御盤。
  2. 前記第一の凹凸形状の凸が前記第二の凹凸形状の凹に入り込むように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている、請求項1の制御盤。
  3. 前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器において一部の機器の作業面と他の一部の機器の作業面とが異なる方向を向くように配置することにより、上下方向において前記第二の凹凸形状が前記第一の凹凸形状を転写した形状となるように、前記第一群の複数の機器および前記第二群の複数の機器が設けられている、請求項1または2の制御盤。
  4. 前記制御盤は、
    前記筐体本体に設けられ、前記第一群の複数の機器に電気的に接続するための第一電気ケーブルと、
    前記筐体本体に設けられ、前記第二群の複数の機器に電気的に接続するための第二電気ケーブルと、
    を備え、
    前記第一スライド部材は、取り付けられている前記第一群の複数の機器と電気的に接続されると共に、前記第一電気ケーブルの端部に着脱可能な第一コネクタを備え、
    前記第一スライド部材は、前記第一電気ケーブルを前記第一コネクタに連結した状態で、前記筐体本体に対してスライド可能であり、
    前記第一スライド部材は、前記第一電気ケーブルを前記第一コネクタから離脱した状態で、かつ、前記第一群の複数の機器を前記第一スライド部材に取り付けた状態で、前記筐体本体に対して取り外し可能であり、
    前記第二スライド部材は、取り付けられている前記第二群の複数の機器と電気的に接続されると共に、前記第二電気ケーブルの端部に着脱可能な第二コネクタを備え、
    前記第二スライド部材は、前記第二電気ケーブルを前記第二コネクタに連結した状態で、前記筐体本体に対してスライド可能であり、
    前記第二スライド部材は、前記第二電気ケーブルを前記第二コネクタから離脱した状態で、かつ、前記第二群の複数の機器を前記第二スライド部材に取り付けた状態で、前記筐体本体に対して取り外し可能である、
    請求項1〜3の何れか一項の制御盤。
  5. 前記制御盤は、
    前記第一スライド部材が前記第二状態である場合に、前記筐体本体と前記第一スライド部材との相対移動を規制するための第一ロック機構と、
    前記第二スライド部材が前記第二状態である場合に、前記筐体本体と前記第二スライド部材との相対移動を規制するための第二ロック機構と、
    を備える、請求項の制御盤。
  6. 前記第一電気ケーブルは、前記第一スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一スライド部材が前記第一状態である位置に戻るための力を発生し、
    前記第一ロック機構は、前記第二状態において前記第一電気ケーブルによる戻り力に抗して、前記相対移動を規制し、
    前記第二電気ケーブルは、前記第二スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第二スライド部材が前記第一状態である位置に戻るための力を発生し、
    前記第二ロック機構は、前記第二状態において前記第二電気ケーブルによる戻り力に抗して、前記相対移動を規制する、請求項の制御盤。
  7. 前記第一群の複数の機器と前記第二群の複数の機器とは、機能毎に分けられている、請求項1〜6の何れか一項の制御盤。
  8. 第一開口部および前記第一開口部に正対した状態で左右両側に上下方向に延びる左右側面を有する第一領域、前記第一開口部に正対した状態で前記第一領域の奥側に設けられ前記第一開口部の開口方向に対して交差する方向に開口する第二開口部を有する第二領域、前記第一領域と前記第二領域とを分けると共に左右および上下に延びる区画壁面、および、前記第二領域の奥側であって前記第二開口部に隣接する位置に上下に延びる奥壁面を備える筐体本体と、
    前記第一開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる第一扉と、
    前記第二開口部を開閉可能に前記筐体本体に設けられる第二扉と、
    前記第二領域に設けられ、かつ、前記奥壁面に上下に離間して設けられる一対のレールと、
    前記筐体本体の前記第二領域の内部に収容されている第一状態と前記第二開口部から前記第一開口部の開口方向に対して交差する方向の外側へ出された第二状態との間で、前記一対のレールにスライド可能に設けられ、前記一対のレールに亘って上下方向に延びるように設けられているスライド部材と、
    前記第一領域に配置される第一の機器と、
    前記スライド部材に取り付けられる第二の機器であって、前記スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一開口部に正対する第一方向から作業者が前記第二の機器に対する作業を行うことが可能となる前記第二の機器と、
    を備える制御盤。
  9. 前記制御盤は、複数の前記第二の機器を備え、
    複数の前記第二の機器において一部の機器の作業面と他の一部の機器の作業面とが異なる方向を向くように、前記スライド部材に取り付けられ、
    前記一部の機器は、前記スライド部材が前記第二状態である場合に、前記第一開口部に正対する第一方向から作業者が前記第二の機器に対する作業を行うことが可能であり、
    前記他の一部の機器は、前記スライド部材が前記第一状態である場合に、前記第二開口部に正対する第二方向から前記作業者が前記一部の機器に対する作業を行うことが可能である、請求項8の制御盤。
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