JP2001165393A - インタロック機構を備えた制御盤 - Google Patents

インタロック機構を備えた制御盤

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JP2001165393A
JP2001165393A JP35384099A JP35384099A JP2001165393A JP 2001165393 A JP2001165393 A JP 2001165393A JP 35384099 A JP35384099 A JP 35384099A JP 35384099 A JP35384099 A JP 35384099A JP 2001165393 A JP2001165393 A JP 2001165393A
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Takashi Okuda
崇 奥田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】前面扉に関係なく側面扉が開かれるのを防止す
ることができるインタロック機構を備えた制御盤を提供
する。 【解決手段】前面扉3,4及び側面扉7、電源の通電/
遮断を行うブレーカ6を備える。前面扉検出手段S1,
S2によって前面扉3,4の閉扉が検出されたときにの
みブレーカ6による電源の通電を許容する電気的インタ
ロック機構を設ける。ブレーカ6によって電源が遮断さ
れたときにのみ前面扉3,4の開扉を許容する開扉規制
手段と、前面扉3の裏面から突出する第1の係止体9
と、側面扉7の裏面から突出する第2の係止体10とか
らなり、前面扉3及び側面扉7が閉じた状態では第1の
係止体9が第2の係止体10を係止して側面扉7の開扉
を規制する機械的インタロック機構を設ける。電源が遮
断され前面扉3,4が開かれた後でなければ側面扉7を
開けることができない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械などに用
いられる制御盤に関し、更に詳しくは、扉が閉じられて
いるときにのみ電源の通電を許容するインタロック機構
を備えた制御盤に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】上述の
インタロック機構を備えた制御盤の一例を図7に示す。
この制御盤100は、電気回路を構成するトランス,プ
リント基板,マグネットスイッチ,リレーなどの電気部
品が収納される盤本体101と、盤本体101の開口部
を開閉する両開き式の第1の前面扉102及び第2の前
面扉103と、盤本体101内に配設されるブレーカ本
体(図示せず)及び前記第1の前面扉102に配設され
当該第1の前面扉102が閉じられたとき前記ブレーカ
本体(図示せず)に係合してその入切を行うブレーカハ
ンドル104からなるブレーカなどを備えてなり、更
に、インタロック機構として機械的インタロック機構及
び電気的インタロック機構の双方を備えてなる。そし
て、正常な場合には、ブレーカハンドル104によって
ブレーカ本体(図示せず)が通電状態にされると、電源
の入切用に設けられたマグネットスイッチが働き、電源
から前記電気回路に電力が供給されるようになってい
る。
【0003】前記ブレーカ本体(図示せず)とブレーカ
ハンドル104とは、ブレーカハンドル104がブレー
カ本体(図示せず)を遮断状態にする位置にあるときに
は両者の係合が解除される一方、ブレーカ本体(図示せ
ず)を通電状態にする位置にあるときには両者の係合が
解除されないようになっている。また、第2の前面扉1
03には第1の前面扉102の裏面側に向けて係止体1
05が突設されている。斯くして、かかるブレーカ構造
及び係止体105から前記機械的インタロック機構が構
成され、ブレーカハンドル104がブレーカ本体(図示
せず)を遮断状態にする位置にあるときにのみ、第1の
前面扉102及び第2の前面扉103を開くことができ
るようになっている。
【0004】また、前記盤本体101には第1の前面扉
102の開閉を検出するリミットスイッチ106及び第
2の前面扉103の開閉を検出するリミットスイッチ1
07が配設されている。そして、これらリミットスイッ
チ106,107によって第1の前面扉102及び第2
の前面扉103の閉扉が検出されたときにのみ前記電源
入切用のマグネットスイッチが働いて、電源から電気回
路に電力が供給されるような電気的インタロック機構が
形成されている。したがって、第1の前面扉102が閉
じられ、ブレーカハンドル104の操作によってブレー
カ本体(図示せず)が通電状態にされたとしても、第2
の前面扉103が閉じられてない場合には、電源から電
気回路に電力が供給されないようになっている。
【0005】このように、この制御盤100では、ブレ
ーカ本体(図示せず)が遮断状態ににあるときにのみ、
第1の前面扉102及び第2の前面扉103を開くこと
ができ、第1の前面扉102及び第2の前面扉103が
閉じられているときにのみ電源を通電状態にすることが
できるようになっている。
【0006】ところで、現在では、前記盤本体101の
側面に扉を設けることにより側面のスペースを有効に利
用して省スペース化を図った制御盤が用いられている。
しかるに、従来、かかる側面扉を対象としたインタロッ
クについては何らの手だても講じられていないのが現状
であった。したがって、前記第1の前面扉102及び第
2の前面扉103が閉じられ電源が通電状態となった状
態でも側面扉を開けることが可能であり、誤って感電事
故を起こす可能性が依然として残っていた。
【0007】本発明は以上の実情に鑑みなされたもので
あって、前面扉に関係なく側面扉が開かれるのを防止す
ることができるインタロック機構を備えた制御盤の提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するための本発明の請求項1に係る発明は、前面扉
及び側面扉、並びに電源の通電/遮断を行うブレーカを
備えるとともに、前記前面扉及び側面扉が閉じられてい
るときにのみ電源の通電を許容するインタロック機構を
備えた制御盤であって、前記インタロック機構は電気的
インタロック機構及び機械的インタロック機構から構成
され、前記電気的インタロック機構は、前記前面扉の開
閉を検出する前面扉検出手段を備え、該前面扉検出手段
により前記前面扉の閉扉が検出されたときにのみ前記ブ
レーカによる電源の通電を許容するように構成され、前
記機械的インタロック機構は、前記ブレーカによって電
源が遮断されたときにのみ前記前面扉の開扉を許容する
開扉規制手段と、前記前面扉の裏面から前記制御盤内に
突出する第1の係止体と、前記側面扉の裏面から前記制
御盤内に突出する第2の係止体とを備えて構成され、前
記前面扉及び前記側面扉が閉じた状態では前記第2の係
止体が前記第1の係止体に係止して前記側面扉の開扉を
規制するように構成されてなるものである。
【0009】この発明によれば、前面扉及び側面扉が閉
じられた状態で側面扉だけを開こうとすると、側面扉に
設けられた第2の係止体が前面扉に設けられた第1の係
止体に係止されて、前記側面扉の開扉が規制される。し
たがって、前面扉が閉じられ、電源が通電状態となった
状態で、側面扉のみが開かれるのを効果的に防止するこ
とができ、これにより保守点検作業における感電事故の
発生を未然に防止することができる。尚、電源を入れる
際には、前面扉検出手段により前面扉の閉扉が検出され
たときのみ、ブレーカによって電源を通電状態にするこ
とが可能となる。
【0010】また、本発明の請求項2に係る発明は、上
記請求項1の発明における機械的インタロック機構が、
前記前面扉及び前記側面扉が開いた状態では前記第2の
係止体が前記第1の係止体を係止して前記前面扉の閉扉
を規制するように構成されてなるものである。
【0011】この発明によれば、前面扉及び側面扉が開
いた状態で前面扉のみを閉じようとすると、前面扉に設
けられた第1の係止体が側面扉に設けられた第2の係止
体に係止され、これにより前面扉の閉扉が規制される。
したがって、側面扉が開いたまま前面扉が閉じられて電
源が通電されるのを効果的に防止することができ、保守
点検作業における感電事故の発生を更に効果的に防止す
ることができる。
【0012】また、本発明の請求項3に係る発明は、上
記請求項1又は2の発明における前記電気的インタロッ
ク機構が、前記側面扉の開閉を検出する側面扉検出手段
を更に備え、前記前面扉検出手段により前記前面扉の閉
扉が検出され、且つ前記側面扉検出手段により前記側面
扉の閉扉が検出されたときにのみ前記ブレーカによる電
源の通電を許容するように構成されてなるものである。
【0013】この発明によれば、前記前面扉検出手段に
より前記前面扉の閉状態が検出され、且つ前記側面扉検
出手段により前記側面扉の閉状態が検出されたとき、即
ち、全ての扉が閉じられていることが検出されたときに
のみ、前記ブレーカによって電源を通電状態にすること
ができるので、保守点検作業における感電事故の発生を
更に効果的に防止することができる。尚、上記請求項2
の発明においては、機械的インタロック機構により、側
面扉が開いたまま前面扉が閉じられて電源が通電される
のを防止することができるが、この発明によれば、電気
的インタロック機構によってもこれを実現することがで
きる。即ち、二重にインタロックをとることができ、し
たがって、保守点検作業における感電事故の発生をより
確実に防止することができる。
【0014】尚、本発明における上記制御盤には、トラ
ンス,プリント基板,マグネットスイッチ,リレーなど
の電気部品を収納して電気回路を構成した狭義の制御盤
の他に、配電盤や分電盤なども含まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について添付図面に基づき説明する。図1は、本実施形
態にかかる制御盤を示す平面図である。
【0016】図1に示すように、本例の制御盤1は、所
定の電気回路を構成するトランス,プリント基板,マグ
ネットスイッチ,リレーなどの電気部品が収納される盤
本体2と、この盤本体2の前面に設けられた第1の前面
扉3及び第2の前面扉4からなる両開き式の扉と、同右
側面に設けられた側面扉7などを備えている。そして、
第1の前面扉3及び第2の前面扉4はヒンジ5,5によ
り開閉自在に設けられ、側面扉7はヒンジ8により開閉
自在に設けられている。
【0017】前記第1の前面扉3にはブレーカハンドル
6が設けられている。このブレーカハンドル6は盤本体
2内に配設されるブレーカ本体(図示せず)に対して係
合/離脱自在となっており、前記第1の前面扉3が閉じ
られたとき前記ブレーカ本体(図示せず)に係合してそ
の入切を行うことができるようになっている。また、前
記ブレーカ本体(図示せず)とブレーカハンドル6と
は、ブレーカハンドル6がブレーカ本体(図示せず)を
遮断状態にする位置にあるときに両者の係合が解除され
て相互に離脱可能となる一方、ブレーカ本体(図示せ
ず)を通電状態にする位置にあるときには両者の係合が
解除されないようになっている。即ち、ブレーカ本体
(図示せず)を遮断状態にしなければブレーカハンドル
6をブレーカ本体(図示せず)から離脱させることがで
きず、したがって、第1の前面扉3を開くことができな
いようになっている。また、正常な場合には、ブレーカ
ハンドル6によりブレーカ本体(図示せず)が通電状態
にされると、電源の入切用に設けられたマグネットスイ
ッチが働き、ブレーカハンドル6が通電位置に保持され
るとともに、電源から電気回路に電力が供給されるよう
になっている。
【0018】また、盤本体2内には、前記第1の前面扉
3と接触可能な位置にリミットスイッチS1が、第2の
前面扉4と接触可能な位置にリミットスイッチS2が、
側面扉7と接触可能な位置にリミットスイッチS3がそ
れぞれ設けられており、これらリミットスイッチS1,
S2,S3によって第1の前面扉3,第2の前面扉4,
側面扉7がそれぞれ閉じられているか否かを検出するこ
とができるようになっている。そして、リミットスイッ
チS1,S2,S3により第1の前面扉3,第2の前面
扉4及び側面扉7の全てが閉じられていることが検出さ
れない場合には、ブレーカハンドル6によってブレーカ
本体(図示せず)が通電状態にされても、電源入切用の
マグネットスイッチが働かず、ブレーカハンドル6も通
電位置に保持されないようなインタロック回路が前記盤
本体2内の電気回路に形成されている。したがって、こ
の場合には、電源から電気回路に電力が供給されない。
斯くして、これらリミットスイッチS1,S2,S3及
びインタロック回路などから電気的インタロック機構が
構成される。
【0019】また、前記第1の前面扉3の裏面には第1
の係止体9が垂設され、側面扉7の裏面には第2の係止
体10が突設され、第2の前面扉4の右側縁には第1の
前面扉3の裏面に向けて延設された第3の係止体11が
設けられている。前記第2の係止体10はその先端部1
0bが前記第1の前面扉3から遠ざかる方向に基部10
aから屈曲せしめられた鉤形状をなしている。また、前
記第1の係止体9は前記第2の係止体10と高さ方向に
おいて同レベル位置に配設され、その先端部が第2の係
止体10の基部10aの近傍に位置するように配設され
ている。斯くして、かかる第1の係止体9,第2の係止
体10,第3の係止体11及び前記ブレーカ本体(図示
せず)とブレーカハンドル6との係合構造から機械的イ
ンタロック機構が構成される。
【0020】以上の構成を備えた本例の制御盤1によれ
ば、以下の手順により第1の前面扉3,第2の前面扉4
及び側面扉7の開閉が行われる。尚、第1の前面扉3,
第2の前面扉4及び側面扉7は全て閉じられ、ブレーカ
本体(図示せず)はブレーカハンドル6によって通電状
態にあるものとする。
【0021】まず、ブレーカハンドル6を操作してこれ
を遮断位置に移動させる。これにより、ブレーカ本体
(図示せず)が遮断状態となり、前記電気回路への電力
の供給が遮断されるとともに、ブレーカ本体(図示せ
ず)とブレーカハンドル6との係合関係が解除可能とな
り、第1の前面扉3を開くことが可能となる。尚、第1
の前面扉3を開く前に第2の前面扉4を開こうとする
と、第3の係止体11が第1の前面扉3の裏面に係止さ
れるため、第2の前面扉4はこれを開くことができず、
また、第1の前面扉3を開く前に側面扉7を開こうとす
ると、図2に示すように、第2の係止体10の基部10
aが第1の係止体9の先端部によって係止されるため、
側面扉7はこれを開くことができない。
【0022】このように、本例の制御盤1によれば、ブ
レーカ本体(図示せず)が遮断される前には、上述した
機械的インタロック機構の作用により、第1の前面扉
3,第2の前面扉4及び側面扉7のいずれをも開くこと
ができないようになっている。これにより、制御盤1内
が通電状態のまま第1の前面扉3,第2の前面扉4及び
側面扉7のいずれかが開かれて保守,点検作業が行わ
れ、感電事故が発生するといった不都合が生じるのを効
果的に防止することができる。斯くして、上記のように
して第1の前面扉3が開かれると、図3に示すように、
第2の前面扉4及び側面扉7を開くことが可能となる。
【0023】逆に、第1の前面扉3,第2の前面扉4及
び側面扉7を閉じる場合には、まず、第2の前面扉4及
び側面扉7を閉じた後、最後に第1の前面扉3を閉じ
る。これにより、第1の前面扉3,第2の前面扉4及び
側面扉7が正常に閉じられて、これらが閉じられたこと
がリミットスイッチS1,S2,S3によって検出さ
れ、ブレーカハンドル6によりブレーカ本体(図示せ
ず)を通電状態にさせることが可能となる。
【0024】この場合において、側面扉7が閉じられる
前に第1の前面扉3を閉じようとすると、図4に示すよ
うに、第1の係止体9が第2の係止体10の先端部10
bに係止されるため、第1の前面扉3はこれを閉じるこ
とができない。したがって、側面扉3が閉じられない状
態で制御盤1内に通電されたために、保守,点検作業中
に感電事故が発生するといった不都合が生じるのを効果
的に防止することができる。
【0025】他方、側面扉7を閉じることによって第1
の前面扉3を閉じることが可能となるため、第2の前面
扉4が閉じられてない状態で側面扉7及び第1の前面扉
3が閉じられると、ブレーカハンドル6によるブレーカ
本体(図示せず)の操作が可能となる。しかしながら、
この場合には、第3の係止体11が第1の前面扉3の表
面に係止されて第2の前面扉4を閉じきることができ
ず、リミットスイッチS2による第2の前面扉4の閉扉
が検出されない。したがって、この場合には、上述した
電気的インタロック機構が作用することとなり、たとえ
ブレーカハンドル6によってブレーカ本体(図示せず)
が通電状態にされたとしても、電源入切用のマグネット
スイッチが働かず、また、ブレーカハンドル6が通電位
置に保持されることもなく、電源から電気回路に電力が
供給されることはない。
【0026】このように、本例の制御盤1によれば、上
述した機械的インタロック機構及び電気的インタロック
機構の双方によって、第1の前面扉3,第2の前面扉4
及び側面扉7の全てが閉じられた状態においてのみ、電
源から電気回路に電力が供給されるように講じられてい
る。
【0027】尚、本例では、側面扉7の閉扉を検出する
リミットスイッチS3を設けているが、本例のような、
第2の係止体10を設ける場合には、上述した如く、側
面扉7が閉じられる前に電源から電気回路に電力が供給
されるのを、この第2の係止体10によって防止するこ
とができるので、上記リミットスイッチS3は特にこれ
を設ける必要はない。逆に、リミットスイッチS3を設
けるのであれば、本例のように先端部10bが屈曲した
構造の第2の係止体10を設ける必要はなく、基部10
aからのみなるものであっても良い。この意味で、本例
では二重のインタロックを講じている。
【0028】以上、本発明の一実施形態について詳述し
たが、本発明の採り得る具体的な態様がこれに限られる
ものでないことは言うまでもなく、前面扉は本例のよう
な両開き式ものである必要はなく、片開き式のものであ
っても勿論良い。また、上記第2の係止体10は、これ
に代えて図5及び図6に示す形状を備えた第2の係止体
22を用いることができる。
【0029】図5及び図6に示すように、この制御盤2
0は盤本体2の左側面にヒンジ24によって開閉自在と
なった側面扉23を備えており、第2の前面扉4の裏面
に第1の係止体21が垂設され、側面扉23の裏面に第
2の係止体22が垂設された構成を備えている。第2の
係止体22はその先端部22bの側面が基部22aから
第2の前面扉4側に向けて湾曲した平面視鉤形状をなし
ており、前記第1の係止体21はその先端部が第2の係
止体22の先端部22b側面の近傍に位置するように配
設されている。また、側面扉23と接触し得る位置にリ
ミットスイッチS3が設けられている。
【0030】斯くして、この制御盤20によると、側面
扉23が閉じられた状態で第2の前面扉4を開くと、第
1の係止体21は第2の係止体22に係止されることな
く、その先端が軌跡aに沿って移動するため、第2の前
面扉4は側面扉23と関わりなくこれを開くことができ
る。一方、第2の前面扉4が閉じられた状態で側面扉2
3を開くと、第2の係止体22はその先端が軌跡bに沿
って移動して第1の係止体21に係止されるため、側面
扉23はこれを開くことができない。この制御盤20は
上述した制御盤1と同様に、ブレーカ本体(図示せず)
を遮断した後でなければ、第1の前面扉3及び第2の前
面扉4を開くことができない。したがって、制御盤20
内が通電状態のまま側面扉23が開かれて保守,点検作
業が行われ、感電事故が発生するといった不都合が生じ
るのを、上記第1の係止体21及び第2の係止体22の
作用によって効果的に防止することができる。
【0031】一方、第2の前面扉4及び側面扉23を閉
じる際には、側面扉23が閉じられた状態で第2の前面
扉4は支障なくこれを閉じることができるが、第2の前
面扉4が閉じられた状態では、第2の係止体22が第1
の係止体21に係止されて側面扉23を閉じることがで
きない。このため、リミットスイッチS3による側面扉
23の閉扉が検出されず、したがって、上述した電気的
インタロック機構が作用するため、上記電源が通電状態
になることはない。
【0032】このように、この制御盤20においても、
電源を遮断した後でなければ第1の前面扉3,第2の前
面扉4及び側面扉23の全てを開くことができず、逆
に、第1の前面扉3,第2の前面扉4及び側面扉23の
全てを閉めた後でなければ電源を通電状態にすることが
できないようになっている。したがって、上述したよう
な保守,点検作業における感電事故を確実且つ効果的に
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる制御盤を示す平面
図である。
【図2】本実施形態にかかる制御盤の作用を説明するた
めの説明図である。
【図3】本実施形態にかかる制御盤の作用を説明するた
めの説明図である。
【図4】本実施形態にかかる制御盤の作用を説明するた
めの説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態にかかる制御盤を示す平
面図である。
【図6】図5に示した制御盤の一部を拡大して示す拡大
平面図である。
【図7】従来の制御盤を示す平面図である。
【符号の説明】
1 制御盤 2 盤本体 3 第1の前面扉 4 第2の前面扉 6 ブレーカハンドル 7 側面扉 9 第1の係止体 10 第2の係止体 11 第3の係止体 21 第1の係止体 22 第2の係止体 23 側面扉 S1 リミットスイッチ S2 リミットスイッチ S3 リミットスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面扉及び側面扉、並びに電源の通電/
    遮断を行うブレーカを備えるとともに、前記前面扉及び
    側面扉が閉じられているときにのみ電源の通電を許容す
    るインタロック機構を備えた制御盤であって、 前記インタロック機構は電気的インタロック機構及び機
    械的インタロック機構から構成され、 前記電気的インタロック機構は、前記前面扉の開閉を検
    出する前面扉検出手段を備え、該前面扉検出手段により
    前記前面扉の閉扉が検出されたときにのみ前記ブレーカ
    による電源の通電を許容するように構成され、 前記機械的インタロック機構は、前記ブレーカによって
    電源が遮断されたときにのみ前記前面扉の開扉を許容す
    る開扉規制手段と、前記前面扉の裏面から前記制御盤内
    に突出する第1の係止体と、前記側面扉の裏面から前記
    制御盤内に突出する第2の係止体とを備えて構成され、
    前記前面扉及び前記側面扉が閉じた状態では前記第1の
    係止体が前記第2の係止体を係止して前記側面扉の開扉
    を規制するように構成されてなるインタロック機構を備
    えた制御盤。
  2. 【請求項2】 前記機械的インタロック機構は、前記前
    面扉及び前記側面扉が開いた状態では前記第2の係止体
    が前記第1の係止体を係止して前記前面扉の閉扉を規制
    するように構成されてなる請求項1記載のインタロック
    機構を備えた制御盤。
  3. 【請求項3】 前記電気的インタロック機構は、前記側
    面扉の開閉を検出する側面扉検出手段を更に備え、前記
    前面扉検出手段により前記前面扉の閉扉が検出され、且
    つ前記側面扉検出手段により前記側面扉の閉扉が検出さ
    れたときにのみ前記ブレーカによる電源の通電を許容す
    るように構成されてなる請求項1又は2記載のインタロ
    ック機構を備えた制御盤。
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