JP6244820B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
本構成によれば、オフセット量によって温度センサの検出温度、すなわち、機内温度を低下させるように変更して現像剤の温度に近づけることができる。それによって、機内温度が閾値に達してクーリングダウンモードに移行してしまうことを抑制できる。また、実際には検出できない現像剤の温度を、より正確に把握できる。その結果、画像形成効率が低下するのを抑制しつつ、現像剤の劣化、すなわち画像形成装置内の劣化を抑制できる。
通常、シートの片面に印刷するケースでは、シートの通過によって現像器から熱が奪われる。それによって、現像器内の現像剤の温度は、温度センサの検出温度より低くなる。そのため、複数のシートの片面に連続して印刷することによって、機内温度と現像剤の温度との温度差が増大していくと推測される。
本構成によれば、現像剤の温度が機内温度より高い場合においてもオフセット量を有効にすると、現像剤の温度が閾値に達してクーリングダウンモードに移行すべき場合においても、機内温度が閾値に達せず、クーリングダウンモードに移行しないケースが生じる。そのようなケースの発生を防止できる。
本構成によれば、定着器の温度が低いにもかかわらず、機内温度が高い場合、ホットスタート時であると推測できる。通常、ホットスタート時には、現像剤の温度は機内温度まで低下しておらず、現像剤の温度が機内温度より高くなっていると推測できる。
シートの両面に印刷するケースでは、第1面の定着処理によって熱せられたシートが第2面の印刷の際に現像器の近傍を通過するため、そのシートの通過によって現像器に熱が供給される。そのため、複数のシートの両面に連続して印刷するケースでは、現像器内の現像剤の温度は、機内温度より高くなると推定される。
外気温度と機内温度との差が小さいときに、すなわち、現像剤(トナー)が温まっていないコールドスタートのときは、トナー温度の上昇を推測しやすい。一方、トナーは一旦温まると、機内温度よりも下がりにくいため、外気温度と機内温度との差が大きいホットスタートでは上手くトナー温度を推測できない。そのため、本構成によれば、コールドスタートのときに、オフセット設定処理を好適に実行できる。
通常、ホットスタート時は、オフセット設定処理を実行しない。しかしながら、電源がオフされ、即座に電源がオンされた場合等、定着器の温度があまり下がっていない場合は、機内温度とトナー温度との相対関係、すなわち、温度差は維持されるため、オフセット設定処理を継続できる。
本構成によれば、上限値を適宜設定することで、変更処理によって機内温度が現像剤の温度よりも下がってしまうのを抑制できる。
通常、レディ状態では、印刷指示を受けた際に印刷開始時間を短縮するために定着器が予熱されている。この予熱によって機内温度が上昇するため、機内温度と現像剤の温度との温度差が増大していくと推測される。
次に本発明に係る一実施形態について図1から図8を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一例であるプリンタ1の概略構成を示す側断面図である。本プリンタ1は4色(ブラックK、イエローY、マゼンタM、シアンC)のトナー(現像剤の一例)を用いてカラー画像を形成するダイレクトタンデム式のLEDカラープリンタである。以下の説明においては、図1における左側を前方とする。また、図1において、各色間で同一の構成部品については、適宜符号を省略する。
図3は、プリンタ1の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
また、定着器31の近傍には、定着器31の温度である定着温度Tfixを検出する定着温度センサ36が設けられている。また、例えば操作部46の近傍に、プリンタ1の外気温度Toutを検出する外気温センサ37が設けられている。
次に、図4から図8を参照して、機内サーミスタ35の検出温度を補正する機内温度補正処理を説明する。機内温度補正処理は、所定のプログラムにしたがってCPU40によって実行される。
機内温度補正処理の前に、まず図4を参照して、印刷時における、機内サーミスタ35によって測定される機内温度Tinから、実際には測定されないトナー温度Tdevを引いた温度差ΔTについて説明する。なお、図4において示されるトナー温度Tdevは、実際にトナーの近傍に温度センサを設置して実験的に測定されたものである。図4において、時刻t0からt1までの期間K1、および、時刻t2からt3までの期間K3では、用紙3の両面印刷(以下、DX印刷と記す)が連続して行われ、時刻t1からt2までの期間K2では、用紙3の片面印刷(以下、SX印刷と記す)が連続して行われた。
機内温度補正処理は、プリンタ1の電源オン時、あるいはディープスリープモードから復帰時に開始される。ここで、ディープスリープモードでは、例えば、ディープスリープモードから復帰させるためのセンサ機能のみが動作状態とされ、ヒータ31Aおよびファン10はオフ状態とされる。
上記したように、CPU40は、オフセット設定処理(ステップS50)において機内温度Tinがトナー温度Tdevよりも高く、時系列に対して機内温度Tinとトナー温度Tdevとの温度差Δtが増大していくと推測される印刷のケースにおいて、すなわち、連続SX印刷のケースにおいて、機内温度Tinを小さい温度に変更するオフセット量Rvを、推測される温度差Δtが大きくなるほどより大きい値に設定する。そのため、連続SX印刷のケースにおいて、オフセット量Rvによって機内温度Tinを低下させるように変更して、機内温度Tinをトナー温度Tdevに近づけることができる。それによって、機内温度Tinが、実際よりも早期に閾値温度Tthに達してクーリングダウンモードに移行してしまうことを抑制できる。また、実際には検出できないトナー温度Tdevを、オフセット量Rvによって変更された補正後機内温度Tinhによって、より的確に推定できる。その結果、画像形成効率が低下するのを抑制しつつ、高温によるトナーの劣化、すなわち画像形成装置内の劣化を抑制できる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
Claims (9)
- 現像剤を貯蔵する現像器を有し、前記現像剤を用いてシートに画像を形成する画像形成部を備えた画像形成装置であって、
当該画像形成装置内に設けられ、当該画像形成装置内の温度である機内温度を検出する温度センサと、
ヒータを有し、前記ヒータの加熱によって前記現像剤をシートに定着させる定着器と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記温度センサから前記機内温度を取得する取得処理と、
前記機内温度が前記現像剤の温度よりも高く、時系列に対して前記機内温度と前記現像剤の温度との温度差が増大していくと推測される印刷のケースにおいて、前記機内温度を小さい温度に変更するオフセット量を、推測される前記温度差が大きくなるほどより大きい値に設定するオフセット設定処理と、
前記オフセット量によって前記機内温度を変更する変更処理と、
変更された機内温度が閾値に達したか否かを判断する判断処理と、
を実行する、画像形成装置。 - 請求項1に記載の画像形成装置において、
前記推測される印刷のケースは、複数のシートの片面に連続して印刷するケースである、画像形成装置。 - 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
前記現像剤の温度が前記機内温度より高くなっていると推測される場合、前記オフセット量を無効とする、画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記定着器の温度を検出する定着温度センサを備え、
前記制御部は、
前記定着温度センサから前記定着器の温度を取得し、前記機内温度が所定機内温度よりも高いにもかかわらず、前記定着器の温度が所定定着温度より低い場合、前記現像剤の温度が前記温度センサによって検出された前記機内温度より高くなっていると推測する、画像形成装置。 - 請求項3に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、
複数のシートの両面に連続して印刷するケースである場合は、前記オフセット量を無効とする、画像形成装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
当該画像形成装置の外気温度を検出する外気温センサを備え、
前記制御部は、
前記外気温度センサから前記外気温度を取得し、前記外気温度と前記機内温度との差が小さいときに、前記オフセット設定処理を実行する、画像形成装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記定着器の温度を検出する定着温度センサを備え、
前記制御部は、
当該画像形成装置の電源がオフされ、次に電源がオンされた際に、前記定着温度センサから前記定着器の温度を取得し、取得された当該温度が予め定められた閾値より高い場合は、前記オフセット設定処理を継続する、画像形成装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記オフセット量には上限値が設けられている、画像形成装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記推測される印刷のケースは、さらに、当該画像形成装置の電源がオンされた以後、所定時間、レディ状態で当該画像形成装置が放置された以後にシートに印刷するケースを含む、画像形成装置。
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