JP6240957B2 - 除草機 - Google Patents

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Description

本発明は、水田や畑に条植えされた苗の周囲に育生する雑草を除草するための除草機に関するものである。
第一の従来例としては、特許文献1(又は特許文献2)に記載された水田除草機を例示する。図6に示すように、この水田除草機は、植付け苗条の間で作用する条間除草機構106Aと、植付け苗条における株間に作用する株間除草機構106Bとからなる除草装置106を、前輪(図示略)及び後輪103を備えた乗用走行機体の後部に昇降自在に連結してなっている。
条間除草機構106Aは、横軸心周りに前向き回転される9個の除草ロータ131を、植付け苗Nの条間に位置するように条間ピッチと同ピッチで並列配備して構成されたものである。株間除草機構106Bは、線材を下向きに垂設してなる除草タイン151を左右に往復移動する可動枠152に取付けて構成されたものであり、植付け苗Nの条ごとに3本ずつ作用するように8組の除草タイン151群が左右に並列して配備されている。
除草装置106は、乗用走行機体の後部から後方に向けて延出された作業用動力伝達軸(図示略)により駆動される。前記作業用動力伝達軸は、除草装置106に代えて苗植付け装置が連結された際に、これへの動力伝達に利用されるものであり、前記乗用走行機体における走行伝動系から分岐された動力が取出されるとともに、株間を調節するための株間変速が可能となっている。従って、除草装置106を連結した場合にも、この株間変速を利用して前記作業用動力伝達軸を変速することで、除草装置106を任意の速度で駆動することが可能となっている。
また、第二の従来例としては、特許文献3に記載された水田除草機を例示する。図7に示すように、この水田除草機210は乗用型で、前後に縦断する機体211を支持する前輪212と後輪213は原動機により回転駆動される。前輪212と後輪213の間には、除草手段214が上下動可能に機体211に取り付けられている。
除草手段214は、そのフレームに対して昇降可能かつ傾動可能に連結されたソリ222と、ソリ222の両側より斜め後方に突出して形成された弾性を有する金属棒からなるスプリング爪223と、前記フレームに対して左右両側で前後にずらした状態で固定された回転羽根部材224と、前記フレームに対して傾動することで昇降可能に固定されたロータ225とを備えている。
この水田除草機210が走行すると、ソリ222は、走行中に接地圧が安定的に保たれて土壌表面に追従する。スプリング爪223は、土壌表面から少し潜っていることにより、根の浅い雑草が掻き出される。回転羽根部材224は、左右に対向して内向き傾斜された状態で軸支されており、水田除草機210の走行時に土壌表面に接地することで自発的に回転し、根の浅い雑草を掻き出す。ロータ225は、土壌表面を転動することで、雑草に土を被せて死滅させる。
特許第3624211号公報 特許第3616803号公報 特許第4639333号公報
ところが、第一の従来例では、除草装置106が前記乗用走行機体の後方にあるため、除草作業中に該乗用走行機体を操縦する作業者が除草装置106による除草状態をリアルタイムに確認することができず、除草の確実性に乏しく、また、除草装置106が後方にあるため、前記乗用走行機体における前後方向の略中央にある場合と比べ、土壌表面への適応が不安定であり、充分な除草作業が行えないことがあるという問題がある。また、除草装置106は走行伝動系から分岐された動力により駆動されるため、走行速度を変更する度に、除草機210の速度を調節し直さなければ精度よく除草作業ができないという問題もある。さらに、株間除草が除草タイン151によるもののみであるため、効果が不十分であるという問題がある。
また、第二の従来例では、機体211における前後方向の略中央に除草手段214が設けられているため、除草状態をリアルタイムに確認できるとともに、土壌表面への適応が安定であるという長所がある。しかし、除草手段214の各部が土壌表面に接触することで自発的に動作するように構成されているため、同各部が動力駆動される場合と比較して除草作用が弱いという問題がある。
上記問題を鑑み、従来の除草機と比較し確実に除草が行える除草機を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、第1の発明の除草機は、
圃場に条植えされた苗の周囲に育生する雑草を除草するためのものであり、原動機による動力で駆動されるものである除草装置を、乗用走行機体における前後方向の中央部近傍へ昇降自在に支持するとともに、
運転席を前記除草装置よりも前記乗用走行機体の後部に配してなる除草機であって、
前記除草装置は、土や水が前記運転席へ跳ね上げられることを防止するための泥除けを備えており、
該泥除けは、条植えされた苗が通過する部分が省かれた形状に形成されている
この構成によれば、運転席を前記除草装置よりも前記乗用走行機体の後部に配してなっているので、前記運転席に着座する作業者が前記除草装置による除草状態をリアルタイムに確認することができ、除草の確実性を向上させることができる。また、前記乗用走行機体における前後方向の中央部近傍に前記除草装置を支持しているので、前記乗用走行機体の後方へ支持する場合と比べ、土壌表面への適応を安定させることができる。さらに、前記除草装置は、前記原動機による動力で駆動されるものであるため、土壌表面に接触することで自発的に動作する構成と比べ、除草作用を向上させることができる。
しかも、この構成によれば、前記泥除けにより、前記運転席に着座する作業者に土や泥が降りかかることを防止することができる。また、前記泥除けは、条植えされた苗が通過する部分が省かれた形状に形成されているので、前記作業者が条植えされた苗に対する前記乗用走行機体の位置合わせを容易に行うことができる。
第2の発明の除草機としては、前記第1の発明において、
前記運転席に着座した作業者に対して前記除草装置の後方の圃場表面の状態を視認可能にするための空間を、前記除草装置の後方かつ前記運転席の前方に設けている態様を例示する。
この構成によれば、前記運転席に着座する作業者が前記除草装置による除草状態を容易に視認することができ、除草の確実性をさらに向上させることができる。
第3の発明の除草機としては、前記第1又は2の発明において、
前記原動機は、前記乗用走行機体の走行用とは別に前記除草装置の駆動用に設けられたものである態様を例示する。
この構成によれば、前記除草装置の動作速度を、走行速度とは独立に設定することができる。このため、前記乗用走行機体の走行速度を変更する度に、前記除草装置の動作速度を調整しなくても確実な除草が可能となる。
第4の発明の除草機としては、前記第3の発明において、
前記除草装置は、条植えされた苗の条間で作用する条間除草機構と、条植えされた苗の株間で作用する株間除草機構とを備えている態様を例示する。
この構成によれば、前記条間除草機構により条植えされた苗の条間を除草するとともに、前記株間除草機構により条植えされた苗の株間を除草することができる。
第5の発明の除草機としては、前記第4の発明において、
前記条間除草機構は、前記動力で駆動される条間ロータである態様を例示する。
この構成は前記条間除草機構を具体化する一構成例であって、特に限定されない。
第6の発明の除草機としては、前記第4又は5の発明において、
前記株間除草機構は、前記動力で駆動されて進行方向に対して左右に揺動する揺動ツースである態様を例示する。
この構成は前記株間除草機構を具体化する一構成例であって、特に限定されない。
第7の発明の除草機としては、前記第6の発明において、
前記揺動ツースは、前記揺動の速度が調節可能に構成された態様を例示する。
この構成によれば、株間の状態に応じた除草作用を行わせるように、前記揺動ツースの揺動速度を適宜調節することができる。
第8の発明の除草機としては、前記第1〜7のいずれかの発明において、
先端が圃場の土壌に接触するチェーンを前記乗用走行機体の後方に装着している態様を例示する。
この構成によれば、前記チェーンによって株間及び条間を除草することができ、除草作用をさらに向上させることができる。
第9の発明の除草機としては、前記第8の発明において、
前記チェーンは、前記土壌に対する接触程度が調節可能に構成された態様を例示する。
この構成によれば、前記チェーンにより、株間及び条間の状態に応じた除草作用を行わせることができる。
本発明に係る除草機によれば、除草装置による除草の確実性や除草作用を向上させるとともに、除草装置の土壌表面への適応を安定させることができるという優れた効果を奏する。
本発明の除草機を具体化した一実施形態に係る水田除草機(除草装置及び補助除草装置を上昇させた状態)の側面図である。 同水田除草機の平面図である。 同水田除草機の除草装置の正面図である。 同水田除草機の除草装置の背面図である。 同水田除草機(除草装置及び補助除草装置を下降させた状態)の側面図である。 第一の従来例の水田除草機の平面図である。 第二の従来例の水田除草機の平面図である。
図1〜図5は本発明の除草機を具体化した一実施形態のミッドマウント型水田除草機を示しており、各図において、矢印Fは機体前側を指し示している。この水田除草機1は、水田に条植えされた苗Nの周囲に生育する雑草を除草する4条用のものである。
水田除草機1は、図1及び図2に示すように、乗用型で、前後に縦断する乗用走行機体2を支持する前輪3と後輪4は走行用原動機(図示略)により回転駆動される。前輪3と後輪4の間であって、乗用走行機体2における前後方向の中央部近傍(本例のように乗用走行機体2が前輪3及び後輪4で支持される構成では前輪2及び後輪3の間とすることを例示する。)には、除草装置10をリンク部材11及び油圧シリンダ12を介して上下動可能に乗用走行機体2に取り付けている。油圧シリンダ12は、その上端を乗用走行機体2に固定している一方、そのピストン部13の下端の固定部14をリンク部材11に連結している。また、リンク部材11は後端を乗用走行機体2の連結部2aに回転自在に取り付けているとともに、前端を除草装置10のフレーム21の連結部21aに回転自在に取り付けている。操縦用ハンドル6及び運転席7は、除草装置10よりも乗用走行機体2の後部に配している。除草装置10の後方に間隔をおいて運転席7を配設することにより、除草装置10の後方かつ運転席7の前方には、運転席7に着座した作業者に対して除草装置10の後方の圃場表面の状態を視認可能にするための空間K(図2参照)を設けている。また、乗用走行機体2の後部には、補助除草装置15を設けている。
除草装置10は、図1〜図4に示すように左右方向に延びるフレーム21と、フレーム21の両側にそれぞれ連結されたソリ22と、両ソリ22の間に配設され、条植えされた苗Nの株間で作用する株間除草機構23と、該株間除草機構23の後側に配設され、条植えされた苗Nの条間で作用する条間除草機構24と、株間除草機構23及び条間除草機構24を駆動する除草用原動機25とを備えている。
ソリ22は、前端部22aを上方に反り返らせてなっており、昇降・傾動機構によりフレーム21に対して昇降可能かつ傾動可能に連結されている。
株間除草機構23は、本例では、除草用原動機25の動力で駆動されて進行方向に対して左右に揺動する揺動ツースとなっている。株間除草機構23は、乗用走行機体2の進行方向に対して左右に往復移動する可動枠31に、線材を下向きに垂設してなるツース32を取付けて構成されており、植付け苗Nの条ごとに3本ずつ作用するように4組のツース32群が左右に並列して配備されている。
可動枠31は左右一対に配備されている。各可動枠31は、上部がフレーム21に支点33aを中心に左右へ揺動自在に支持された左右一対の吊り下げリンク33の下端に、平行4連リンク状に支点33bで枢支連結されている。そして、吊り下げリンク33対のうちの一方が、フレーム21の中央近くの上部に配備した株間除草用駆動部34の偏心回動ピン35にロッド36,37を介して連結されている。これにより、偏心回動ピン35の回動に伴って吊り下げリンク33が揺動駆動されることで、両可動枠31が略平行に、かつ、互いに対向する方向に左右移動するよう構成されている。
株間除草用駆動部34の偏心回動ピン35は、株間除草機構23を作動あるいは停止させる株間除草クラッチ(図示略)と、ツース32群の揺動速度を調節するための変速機構(図示略)とを介して除草用原動機25の出力軸に連結されている。そして、前記株間除草クラッチ及び前記変速機構を操作するための操作手段が操作部38に設けられている。
ツース32は、その下端部が除草作用部32aとして後方へ延設されており、該除草作用部32aは側面視形状が蛇行形状となっている(図1参照)。また、植付け苗条ごとに3本ずつ並列配備されたツース32は、中央のツース32が可動枠31の前側に取り付けられているのに対し、両側のツース32が可動枠31の後側に取り付けられることにより、平面視で三角形状に配置されている(図2参照)。これにより、ツース32同士の絶対間隔を大きく確保するようにしている。
条間除草機構24は、フレーム21に対して水平に軸支された回転軸41を中心に前向き回転駆動される5個の条間ロータ42を備えている。この条間ロータ42群は、植付け苗Nの条間に位置するように条間ピッチと同ピッチで列設されている(図2参照)。各条間ロータ42は、チェーンケース43の下端から取出された除草用原動機25の回転動力で駆動されるようになっている。
なお、条間ロータ42群のうち、回転軸41の両側を支持するチェーンケース43及び支持枠44が位置する条間に作用する両側の条間ロータ42だけは、チェーンケース43及び支持枠44の左右に分割されたものに構成されている。この分割による空隙部分については、チェーンケース43及び支持枠44を後輪4が通過する条間に位置させることにより、後輪4で条間の雑草を踏んで田面に埋め込むようにすることにより、条間の除草を未処理領域なく行うことができるようしている。
条間ロータ42群のうち、内側の3個の条間ロータ42は、回転軸41に取り付けられたディスク45の周方向における複数箇所(本例では18箇所)に、等間隔をおいて列設された除草爪46を備えている。除草爪46は、レーキ状に板金プレス成形されている。条間ロータ42群のうち、外端の条間ロータ42は、チェーンケース43及び支持枠44の両側において回転軸41に取り付けられたディスク45に幅狭の除草爪46を連結して構成されている。また、外側の条間ロータ42は、4条植え仕様の田植機による植付け行程と同じ行程で除草機を往復走行させることで、隣接条間を往復通過することになるので、この往復通過で隣接条間の除草を過不足なく行えるように、内側の条間ロータ42よりも小幅のものとしている。
また、フレーム21には、条間ロータ42群を上方から覆う泥除けカバー47が取付けられている。これにより、条間除草機構24の作動によって発生した土や水の飛沫が周囲に飛散して、植付け苗Nを汚損するのが防止されている。さらに、泥除けカバー47の後端部には、可撓性の泥除けシート48が吊り下げられており、該泥除けシート48は、条植えされた苗Nが通過する部分が省かれた形状に形成されている(図4参照)。これにより、条間除草機構24の作動によって発生した土や水の飛沫が運転席へ飛散して、運転席7の作業者が前記飛沫を被るのが防止されている。
補助除草装置15は、前端側が左右方向に延びる支軸51で軸支されることにより後端側が昇降可能かつ昇降位置調節可能に構成された昇降アーム52と、該昇降アーム52の後端部に取り付けられ、左右に延びるバー53と、該バー53に対し、先端が圃場の土壌に接触するように左右に列設された複数のチェーン54とが装備されている。この補助除草装置15は、昇降アーム52の昇降位置を調節することにより、チェーン54の土壌に対する接触程度が調節可能に構成されている。
次に、本例の水田除草機1を用いた除草作業について説明する。図5に示すように、水田除草機1の前輪3及び後輪4が土壌耕盤DKに載った状態で、作業者は操作部38を操作することで除草装置10を降下させてソリ22を水面Sより下層の土壌表面DHに接地させ、株間除草機構23及び条間除草機構24を土壌表面DHより少し沈んだ状態に配設する。また、補助除草装置15のチェーン54が土壌表面DHに所要程度に接触するように昇降アーム52の昇降位置を調節する。
この状態から走行すると、ソリ22は土壌表面DHに接地して追従する。除草装置10の株間除草機構23は、ツース32が左右に揺動することにより、株間の雑草を掻き出す。除草装置10の条間除草機構24は、条間ロータ42が土壌表面DHを転動することで、雑草に土を被せて死滅させる。補助除草装置15のチェーン54は、株間及び条間の土壌表面DHに接触し、除草作用をさらに向上させる。
以上のように構成された本例の水田除草機1によれば、乗用走行機体2における運転席7の前方へ除草装置10を支持しているので、運転席7に着座する作業者が除草装置10による除草状態をリアルタイムに確認することができ、除草の確実性を向上させることができる。また、乗用走行機体2における前後方向の中央部近傍に除草装置10を支持しているので、乗用走行機体2の後方へ支持する場合と比べ、土壌表面DHへの適応を安定させることができる。さらに、除草装置10は、除草用原動機25による動力で駆動されるものであるため、土壌表面DHに接触することで自発的に動作する構成と比べ、除草作用を向上させることができる。
また、運転席7に着座した作業者に対して除草装置10の後方の圃場表面の状態を視認可能にするための空間Kを、除草装置10の後方かつ運転席7の前方に設けているので、運転席7に着座する作業者が除草装置10による除草状態を容易に視認することができ、除草の確実性をさらに向上させることができる。
また、除草装置10は、土や水が運転席7へ跳ね上げられることを防止するための泥除け手段としての泥除けカバー47及び泥除けシート48を備えており、該泥除けシート48は、条植えされた苗Nが通過する部分が省かれた形状に形成されている。この構成によれば、泥除け手段により、運転席7に着座する作業者に土や泥が降りかかることを防止することができる。また、泥除けシート48は、条植えされた苗Nが通過する部分が省かれた形状に形成されているので、前記作業者が除草作業中に条植えされた苗Nに対する乗用走行機体2の位置合わせを容易に行うことができる。
また、除草装置10は、条植えされた苗Nの条間で作用する条間除草機構24と、条植えされた苗Nの株間で作用する株間除草機構23とを備えているので、条植えされた苗Nの条間及び株間を除草することができる。
また、除草用原動機52は、乗用走行機体2の走行用とは別に、除草装置10の駆動用に設けられたものであるため、除草装置10の動作速度を、走行速度とは独立に設定することができる。このため、乗用走行機体2の走行速度を変更する度に、除草装置10の動作速度を調整しなくても確実な除草が可能となる。
また、ツース32は、前記揺動の速度が調節可能に構成されているので、株間の状態に応じた除草作用を行わせるように、該揺動速度を適宜調節することができる。
また、先端が圃場の土壌に接触するチェーン54を乗用走行機体2の後方に装着しているので、チェーン54によって株間及び条間を除草することができ、除草作用をさらに向上させることができる。
また、チェーン54は、土壌に対する接触程度が調節可能に構成されているので、株間及び条間の状態に応じた除草作用を行わせることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)水田除草機1が対応する条数(例えば、8条等)を変更すること。
(2)株間除草機構23のツース32の形状や本数を適宜変更すること。
(3)条間除草機構24の条間ロータ42における除草爪46の形状や配設数を適宜変更すること。
1 水田除草機
2 乗用走行機体
2a 連結部
3 前輪
4 後輪
6 操縦用ハンドル
7 運転席
10 除草装置
11 リンク部材
12 油圧シリンダ
13 ピストン部
14 固定部
15 補助除草装置
21 フレーム
21a 連結部
22 ソリ
22a 前端部
23 株間除草機構
24 条間除草機構
25 除草用原動機
31 可動枠
32 ツース
32a 除草作用部
33 リンク
33a 支点
33b 支点
34 株間除草用駆動部
35 偏心回動ピン
36 ロッド
37 ロッド
38 操作部
41 回転軸
42 条間ロータ
43 チェーンケース
44 支持枠
45 ディスク
46 除草爪
47 泥除けカバー
48 泥除けシート
51 支軸
52 昇降アーム
53 バー
54 チェーン
DH 土壌表面
DK 土壌耕盤
F 機体前側
K 空間
N 苗
S 水面

Claims (9)

  1. 圃場に条植えされた苗の周囲に育生する雑草を除草するためのものであり、原動機による動力で駆動されるものである除草装置を、乗用走行機体における前後方向の中央部近傍へ昇降自在に支持するとともに、
    運転席を前記除草装置よりも前記乗用走行機体の後部に配してなる除草機であって、
    前記除草装置は、土や水が前記運転席へ跳ね上げられることを防止するための泥除けを備えており、
    該泥除けは、条植えされた苗が通過する部分が省かれた形状に形成されている除草機。
  2. 前記運転席に着座した作業者に対して前記除草装置の後方の圃場表面の状態を視認可能にするための空間を、前記除草装置の後方かつ前記運転席の前方に設けている請求項1記載の除草機。
  3. 前記原動機は、前記乗用走行機体の走行用とは別に前記除草装置の駆動用に設けられたものである請求項1又は2記載の除草機。
  4. 前記除草装置は、条植えされた苗の条間で作用する条間除草機構と、条植えされた苗の株間で作用する株間除草機構とを備えている請求項3記載の除草機。
  5. 前記条間除草機構は、前記動力で駆動される条間ロータである請求項4記載の除草機。
  6. 前記株間除草機構は、前記動力で駆動されて進行方向に対して左右に揺動する揺動ツースである請求項4又は5記載の除草機。
  7. 前記揺動ツースは、前記揺動の速度が調節可能に構成された請求項6記載の除草機。
  8. 先端が圃場の土壌に接触するチェーンを前記乗用走行機体の後方に装着している請求項1〜7のいずれか一項に記載の除草機。
  9. 前記チェーンは、前記土壌に対する接触程度が調節可能に構成された請求項8記載の除草機。
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