JP3621964B2 - 水田除草機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、植付け、あるいは、直播の済んだ水田における中耕除草作業を行う水田除草機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記水田除草機は、旧来より歩行型のものが利用されていたが、近年では能率良く除草作業を行うために乗用化が研究開発されつつあり、例えば、実開平3‐48401号公報に開示されているように、横軸芯回りに回転駆動されて条間に作用する複数の条間除草ロータを並列配置した除草装置を乗用機体の後部に昇降自在に連結したもの、などが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、条間除草ロータを回転駆動して確実かつ効率良く除草を行うことができるのであるが、条間除草ロータを駆動する伝動ケースの幅分だけ除草処理ができないものとなっていた。
【0004】
また、上記従来技術においては、除草装置全体をローリング可能に構成して、機体の傾斜や田面の傾斜にかかわらず除草装置を田面と平行に作用させるよう考慮されているのであるが、並列された条間除草ロータ群の対地作用反力でローリングのバランスが取られているために、局部的に田面の硬さに大きい差があったり、雑草の繁茂程度に差がある、等してローリング支点の左右において対地作用反力が大きく異なると、除草装置全体が田面に対して傾斜してしまうようなことがあった。
【0005】
また、上記従来技術は、複数の条間除草ロータを夫々独立的に油圧駆動する構造が採用されていたために、油圧ポンプ、分配弁、などを必要とし、伝動構造が高価なものになるとともに、ロータ速度を変更するためには流量制御を行うことになって、更に伝動構造が複雑で高価なものになる不具合があった。
【0006】
また、複数条の同時除草を行う際には、複数条の条間を同時になぞる必要から、田植機で植えた条数と同じ条数の除草を行う仕様にすることが好ましい。この場合、油圧駆動形態を採用していると、除草条数の異なった仕様を構成するのに、多くの油圧装置部品を必要とし、コスト高になる不具合があった。
【0007】
また、乗用型の除草機においては、条間除草しか研究されておらず、稲株の前後の間隔、いわゆる株間での除草を行えるようにすることが期待される。
【0008】
本発明は、このような実情に着目してなされたものであって、上記した問題点を解消して、良好な除草作業を行うことのできる水田除草機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1に係る発明の構成、作用および効果〕
【0010】
(構成) 請求項1に係る発明の水田除草機は、乗用機体の後部に除草装置を昇降自在に連結し、前記除草装置には、横軸芯回りに回転駆動される複数の条間除草ロータを並列配備してなる条間除草機構を装備し、
これら条間除草ロータを、稲株の条間で作用する標準幅の条間ロータと、その標準幅の条間ロータとは別の条間で作用する前記標準幅よりも幅狭の分割条間除草ロータとで構成し、
前記条間除草ロータに動力を伝達する伝動ケースを、前記標準幅の条間除草ロータよりも幅狭に構成するとともに車輪の直後方にのみ位置させて、車輪が走行する条間と同じ条間における前記伝動ケースの両側に位置する状態で前記分割条間除草ロータを配備してあることを特徴とする。
【0011】
(作用) 上記構成によると、条間除草機構においては伝動ケースの存在する箇所には条間除草ロータを配置することができず、その分だけ除草できない箇所が生じるが、この除草できない箇所を乗用機体における車輪が移動するので、そこに繁茂する雑草を踏み付けて田面に埋め込んでしまう。
【0012】
(効果) 従って、請求項1に係る発明によると、乗用機体との関係において伝動ケースを合理的に配備することで、伝動ケースが位置する条間でも処理残しをもたらすことなく確実良好な除草を行うことが可能となった。
【0017】
〔請求項2に係る発明の構成、作用および効果〕
【0018】
(構成) 請求項2に係る発明の水田除草機は、請求項1の発明において、前記走行機体には苗植付け装置駆動用のPTO軸が備えてあり、このPTO軸で条間除草ロータ群を駆動するよう構成してある。
【0019】
(作用) 一般に苗植付け装置駆動用のPTO軸は、機体走行速度の変速にかかわらず稲株の前後間隔、いわゆる株間を安定化させるために、走行変速と同期して駆動される。従って、機体走行速度を変えてもこれに応じて条間除草ロータも速度が変わるので、一定距離走行する間に田面に与えられる除草ロータの作用回数は変化せず、ロータ作用回数が多すぎて(掻き込み過剰)稲株に悪影響を与えたり、ロータ作用回数が遅すぎて(掻き込み不足)除草不良が発生するようなことがなくなる。例えば、条間除草ロータの速度を一定にしている場合、走行速度が遅くなると一定距離走行する間に田面に与えられる除草ロータの作用回数は多くなり、走行速度が速くなると一定距離走行する間に田面に与えられる除草ロータの作用回数が少なくなってしまうが、上記構成によればそのようなことがなくなる。
【0020】
また、PTO軸は、株間を選択するために株間変速装置によって走行速度に対して複数段に変速できるよう構成されている。従って、PTO軸を変速することで、一定距離走行する間に田面に与えられる条間除草ロータの作用回数を変更することができ、雑草の繁茂具合などに対応することができる。
【0021】
(効果) 従って、請求項2に係る発明によると、条間除草ロータを作業条件に対応して好適に駆動して、掻き込み過剰や掻き込み不足のない良好な除草を行うことができる。
【0022】
〔請求項3に係る発明の構成、作用および効果〕
【0023】
(構成) 請求項3に係る発明の水田除草機は、請求項1または2の発明において、前記条間除草ロータ群を、その両端から1個づつ脱着可能に構成してある。
【0024】
(作用) 上記構成によると、条間除草ロータを端のものから脱着するだけで、植付けに使用した田植機の植付け条数に合わせた除草条数を設定することができる。この際、駆動構造をなんら改造したり調整したりする必要はない。
【0025】
(効果) 従って、請求項3に係る発明によると、構造簡単かつ安価に植付けに使用した田植機の植付け条数に合わせた除草条数を設定することができ、条間追従が行いやすい仕様で除草作業を行うことができるようになった。
【0030】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明に係る水田除草機の全体側面が例示されている。この水田除草機は、操向型の前車輪2と後車輪3を備えた四輪駆動型の乗用機体1の後部に、油圧シリンダ4で駆動される平行四連リンク構造の昇降リンク機構5を介して除草装置6が昇降自在に連結された構造となっており、この例の除草装置6は8条の除草作業を行う仕様に構成されている。
【0031】
前記乗用機体1は、乗用田植機の機体が利用されており、機体前部に搭載したエンジン7の出力が機体後部の静油圧式無段変速装置(HST)8に軸伝達されて変速された後、後部ミッションケース9に軸支した左右の後車輪3に伝達されるとともに、後車輪3への伝動系から分岐した変速動力が前車軸ケース10に伝達されて左右の前車輪2が駆動されるようになっている。ここで、図2に示すように、左右の前車輪2および後車輪3は、それぞれ4条の稲株Fを跨ぐトレッドに設定されている。
【0032】
前記除草装置6には、前記昇降リンク機構5の後端にレバー11の操作によって連結・解除されるフック式のヒッチ機構12を介して着脱自在に連結される連結フレーム13と、これの下部に連設された中抜き矩形枠状の主フレーム14と、この主フレーム14の下部に前後方向に向かう支点aを中心に自由ローリング可能に支持した回動フレーム15とが備えられるとともに、この回動フレーム15と主フレーム14との亘って左右一対のバランスバネ16が張設され、回動フレーム15のローリング作動に適度の弾性抵抗と中立復元力が与えられている。そして、この回動フレーム15に条間除草機構20と株間除草機構40とが前後に並べて装備されている。
【0033】
図2に示すように、前記条間除草機構20は、横軸芯b回りに回転する9個の条間除草ロータ21を、稲株Fの条間に位置するように条間ピッチPと同ピッチで並列配備して構成されたものであり、前記回動フレーム15に連結支持された左右一対の伝動ケース22の下端から取り出された回転動力で各条間除草ロータ21が回転駆動されるようになっている。
【0034】
ここで、前記伝動ケース22が位置する条間に作用する条間除草ロータ21だけは、前記伝動ケース22の左右に分割されたものに構成せざるを得ず、このために伝動ケース22の横幅に相当する分だけ除草できない未処理域が形成されてしまうが、各伝動ケース21を後輪3の直後方に位置するよう配置して、伝動ケース21の前方田面を前車輪2および後車輪3が通過する際に、雑草を踏み込んで田面に埋没させてしまうので、条間除草ロータ21が左右に分割されて中間が空いていても、実際には未処理域なく条間除草が行われることになる。
【0035】
前記条間除草ロータ21の詳細な構造が図5および図6に示されている。つまり、前記伝動ケース22の下端の左右に突設した回転軸23に横幅の小さい分割条間除草ロータ21aがそれぞれ取付けられるとともに、この分割条間除草ロータ21aの側面に中間筒軸24を介して標準幅の条間除草ロータ21が順次ボルト連結されている。ここで、前記分割条間除草ロータ21aは、ディスク25の周部内側面に小幅の除草爪26aを片持ち状に連結して構成され、また、標準幅の条間除草ロータ21は、一定間隔に配備された左右一対のディスク25の周部に亘って幅広の除草爪26を両持ち状にネジ連結して構成されたものであり、各除草爪26,26aは板金プレス加工によって製作されている。
【0036】
前記回動フレーム15の左右中央には機体側から動力を受ける入力ベベルケース29が設けられており、この入力ベベルケース29から左右に延出した出力軸30で各伝動ケース22に動力伝達され、伝動ケース22に内装した図示しないチェーン伝動機構で前記回転軸23が駆動されるようになっている。また、前記入力ベベルケース29の入力軸29aと、乗用機体1の後部ミッションケース9に備えられたPTO軸31とが伝動軸32で連動連結されている。ここで、PTO軸31は、苗植付け装置が連結された際に、これへのに動力伝達に利用されるものであり、走行伝動系から分岐された動力が取り出されるとともに、株間を調整するための株間変速が可能となっている。従って、除草装置6を連結した場合にも、この株間変速を利用してPTO軸31を変速して、条間除草ロータ21を好適な速度で駆動することが可能となっている。
【0037】
前記回動フレーム15の前端には除草幅全幅に亘る長尺のフレーム杆34が横架されており、このフレーム杆34に、稲株Fが各条間除草ロータ21に接触するのを回避するために平面形状がU字状の分草体35が取付けられている。
【0038】
また、前記フレーム杆34の中央箇所には、除草装置全体を昇降制御するための接地センサとして機能するセンサフロート17が装備されており、その詳細な構成および機能については後に詳述する。
【0039】
図2に示すように、前記株間除草機構40は、縦軸芯c回りに回転駆動される16個の株間除草ロータ41を千鳥状に並列配備して構成されたものであり、前記回動フレーム15の後部に横軸支点d周りに上下揺動可能に支持された左右一対の揺動フレーム42に装備されている。詳述すると、図4に示すように、左右の揺動フレーム42の遊端部には除草幅全幅に亘る長尺のフレーム杆43が横架されており、このフレーム杆43に連結金具44が横方向に位置調節可能に締めつけ固定され、この連結金具44に備えた支持アーム45の端部に揺動アーム46が縦軸支点e周りに横揺動可能に装着されている。そして、各揺動アーム46の先端部に、前記株間除草ロータ41が軸支されるとともに、その上部に配備した直流モータ47によって各株間除草ロータ41が回転駆動されるようになっている。この株間除草ロータ41は、前記直流モータ47によって駆動されるディスク49における下面外周近くに、下方に突出する除草用タイン50を周方向適当間隔をもって取付けて構成されている。
【0040】
ここで、前記株間除草ロータ41は、1条の稲株Fに対して左右一対づつ配備され、その一対の株間除草ロータ41が、稲株F側に接近揺動するように、各揺動アーム46がバネ54によって軽く揺動付勢されている。また、1条の稲株Fに対する左右一対の株間除草ロータ41は、互いに前後にずれた位置で作用するよう配備されている。
【0041】
また、左右の前記揺動フレーム42の遊端部から上方に枢支延出した支持ロッド55が、回動フレーム15の左右後端に備えた支持金具56にスライド自在に挿通されるとともに、そに上方への突出部位に圧縮コイルバネ57が装着されて、株間除草機構40の重量が左右の圧縮コイルバネ57によって弾性的に支持されている。従って、株間除草機構40は、圧縮コイルバネ57とのバランス状態を保ちながら田面に追従して上下動するようになっている。
【0042】
次に、上記構成の除草装置6を昇降制御する構造について説明する。図8および図9に示すように、前記フレーム杆34の中央に固着された支持金具61に、上リンク62、下リンク63、および、縦リンク64が平行四連リンク状に装着され、その下リンク63の後方延長端に前記接地センサ(センサフロート)17の後部が上下揺動自在に枢支連結されるとともに、支持金具61の前方延出部61aに、屈伸リンク65を介して前記接地センサ17の前部が上下動可能に支持され、上リンク62から延出したレバー62aを揺動して支持金具61に形成した連結孔66にピン67を選択挿入すること、接地センサ17の後部支点fを3段階に上下調節することができるようになっている。
【0043】
また、支持金具61の前部に固着したブラケット68の前面にも、上リンク69と下リンク70を介してセンサブラケット71が平行四連リンク状に上下動可能に支持されており、このセンサブラケット71の側面に取り付けた回転式のポテンショメータ72の作動レバー72aと前記接地センサ17とがセンサロッド73で連係され、接地センサ17の後部支点f周りの上下揺動量に応じた電圧の検出信号がポテンショメータ72から出力されるようになている。そして、前記作動レバー72aから上方に枢支延出したロッド74がセンサブラケット71の上端屈曲辺71aに挿通されるとともに、このロッド74に外嵌装着したセンサバネ75によって作動レバー72aが下向きに押圧付勢されている。なお、センサロッド73には初期圧縮したストローク吸収用バネ76が外嵌装着されており、作動レバー72aが上方揺動限界に達した後、さらに接地センサ17が上方変位した際に、ストローク吸収用バネ76が圧縮変形してその過剰ストロークを吸収するようになっている。
【0044】
前記縦リンク64の上部から前方に突出したピン77が、上リンク69の延出部69aに係合されており、縦リンク64の上下変位に対してセンサブラケット71が逆方向に上下変位するようになっている。例えば、縦リンク64が上方に変位されて接地センサ17の後部支点fが下方に移動されると、この後部支点fがと同量だけセンサブラケット71が下方に変位され、接地センサ17の高さ調節にかかわらずポテンショメータ72と接地センサ17の相対位置関係に変化がもたらされないようになっている。
【0045】
図8中に示すように、前記ポテンショメータ72からの検出出力は制御装置78に入力され、予め設定されている基準値(不感帯を含む)と比較され、検出出力が基準値から外れると、その外れた方向およびその偏差に応じて前記油圧シリンダ4の電磁制御弁79が作動制御され、除草装置6が上昇あるいは下降されるようになっている。
【0046】
例えば、除草装置6が田面に対して設定高さにあり、接地センサ17に働く接地圧が設定範囲内にあると、ポテンショメータ72からの検出出力は基準値内にあり、電磁制御弁79は中立を保たれている。ここで、機体の沈下や後ろ下がり傾斜などの原因で除草装置6が田面に対して沈下しかかって、接地センサ17に働く接地圧が設定値より大きくなると、接地センサ17はセンサバネ75を圧縮変形させながら上方に揺動変位し、ポテンショメータ72の作動レバー72aが上方に作動して制御弁79が上昇側に切り換えられ、油圧シリンダ4が伸長駆動されて除草装置6が上昇される。この上昇によって接地センサ17に働く接地圧が減少し、元の設定範囲内に復帰すると、ポテンショメータ72の作動レバー72aも元の基準位置にまで復元し、制御弁79が中立に戻されて上昇制御が停止する。逆に、機体の上昇や前下がり傾斜などの原因で除草装置6が田面に対して浮上しかかって、接地センサ17に働く接地圧が設定値より小さくなると、接地センサ17はセンサバネ75の弾性力および自重により下方に揺動変位し、ポテンショメータ72の作動レバー72aが下方に作動して制御弁79が下降側に切り換えられ、油圧シリンダ4が短縮作動されて除草装置6が下降される。この下降によって接地センサ17に働く接地圧が上昇し、元の設定範囲内に復帰すると、ポテンショメータ72の作動レバー72aも元の基準位置にまで復元し、制御弁79が中立に戻されて下降制御が停止する。つまり、この昇降制御では、ポテンショメータ72の作動レバー72aの作動位置、換言すると接地センサ17の姿勢がが設定姿勢に維持されるように油圧シリンダ4が作動制御されるのである。
【0047】
〔別実施形態〕
▲1▼ 図10に示すように、8条仕様の条間除草ロータ21群のうちの両端のものを取り外すとともに、株間除草ロータ41を12個に減らすことで、6条の除草を行う仕様にすることができる。また、図11に示すように、8条仕様の条間除草ロータ21群の両端に1個づつ条間除草ロータ21を接続するとともに、株間除草ロータ41を20個に増やすことで、10条の除草を行う仕様にすることができる。
なお、この実施例において使用している前記乗用機体1は、8条植え以上の多条植えを行う苗植付け装置を連結した際に機体前後バランスがとられるよう構成されたものであり、8条仕様の除草装置6では、主フレーム14の後端にウエイト90を取り付けて機体全体の重量バランスをとっている。また、図10の6条仕様の除草装置6は8条仕様のものよりさらに軽量となるので、ウエイト90を数多く装着して前後バランスをとっている。また、図11の10条仕様の除草装置6は大重量となるので、主フレーム14のウエイト90を外し、乗用機体1の前部にウエイト90を装着して前後バランスをとっている。
▲2▼ 前記伝動ケースは一方の後車輪3の直後方に1個だけ設けて実施することも可能である。
▲3▼ 図12および図13に示すように、前記除草装置6におけるフレーム杆34の左右に、後車輪3の外側における条間で接地するフロート18を取付けることで、ローリング支点aの左右両側に位置する各フロートが田面に接地して踏ん張り機能を発揮し、除草装置6の左右片側が不当に沈下するのを抑制する。その結果、除草装置6全体の田面に対する平行度を保って、条間除草ロータ21が不当に浮上したり、不当に沈下するようなことなく、装置全体を安定した深さで確実に作用させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】8条仕様の水田除草機を示す全体側面図
【図2】8条仕様の除草装置を示す平面図
【図3】8条仕様の除草装置を示す正面図
【図4】除草装置の全体側面図
【図5】条間除草機構の一部を示す縦断正面図
【図6】条間除草ロータの分解斜視図
【図7】除草作業部の一部を示す平面図
【図8】昇降制御構造の概略と接地センサ部を示す側面図
【図9】接地センサ部の一部を示す正面図
【図10】6条仕様の除草装置を示す平面図
【図11】10条仕様の除草装置を示す平面図
【図12】フロート付き8条仕様の除草装置を示す平面図
【図13】フロート付き8条仕様の除草装置を示す正面図
【符号の説明】
1 乗用機体
2 車輪(前車輪)
3 車輪(後車輪)
6 除草装置
18 フロート
20 条間除草機構
21 条間除草ロータ
22 伝動ケース
31 PTO軸
40 株間除草機構
41 株間除草ロータ
50 除草用タイン
c 縦軸心(株間除草ロータ回転軸芯)
F 稲株
Claims (3)
- 乗用機体の後部に除草装置を昇降自在に連結し、前記除草装置には、横軸芯回りに回転駆動される複数の条間除草ロータを並列配備してなる条間除草機構を装備し、
これら条間除草ロータを、稲株の条間で作用する標準幅の条間ロータと、その標準幅の条間ロータとは別の条間で作用する前記標準幅よりも幅狭の分割条間除草ロータとで構成し、
前記条間除草ロータに動力を伝達する伝動ケースを、前記標準幅の条間除草ロータよりも幅狭に構成するとともに車輪の直後方にのみ位置させて、車輪が走行する条間と同じ条間における前記伝動ケースの両側に位置する状態で前記分割条間除草ロータを配備してあることを特徴とする水田除草機。 - 前記乗用機体には苗植付け装置駆動用のPTO軸が備えてあり、このPTO軸で条間除草ロータ群を駆動するよう構成してある請求項1記載の水田除草機。
- 前記条間除草ロータ群を、その両端から1個づつ脱着可能に構成してある請求項1または2記載の水田除草機。
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