JP6736000B2 - 水田除草機 - Google Patents
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Description
植付け苗条における条間に作用する条間除草機構と、植付け苗条における株間に作用する株間除草機構とを含む除草装置が、乗用走行機体に設けられてなる水田除草機であって、
前記乗用走行機体は、条間を転動する一輪の前輪と、該前輪とは異なる条間を転動する左右一対の後輪とにより水田を走行自在に構成されており、
前記条間除草機構は、水平に軸支された条間ロータ駆動軸を中心に回転駆動される、複数の条間にそれぞれ対応する条間ロータを備えるとともに、前記除草装置のフレームに対する相対上下位置を調節するための昇降機構を備えており、
前記前輪及び前記後輪が転動する条間に対応する前記条間ロータは、前記前輪及び前記後輪の走行軌道の略直上で左右に2分割形成されており、
前記条間ロータ駆動軸は、前記前輪が転動する条間に対応する前記条間ロータにおける分割された中央の隙間を介して駆動力が伝動されるように構成されており、
前記昇降機構は、左右方向に延びる昇降駆動軸を介して昇降駆動されるようになっており、
前記株間除草機構は、水平に軸支された左右の株間ツース駆動軸の回動に伴って進行方向に対して左右に揺動する揺動ツースとなっており、
前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸のそれぞれは、前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して左右への直線移動によって分離可能に構成されており、
前記除草装置は、前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸における前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して左右への直線移動によって一斉に着脱可能に構成されるとともに、前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸が前記後輪の走行軌道の略直上で左右に切離された状態において、前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して前後方向に延びる支軸を介して上方に折畳み可能に構成されている。
また、前記前輪及び前記後輪が転動する条間に対応する前記条間ロータを、前記前輪及び前記後輪の走行軌道の略直上で左右に2分割形成されるようにしているので、この分割による空隙部分については、前記前輪又は前記後輪で条間の雑草を踏んで田面に埋め込むようにすることにより、条間の除草を未処理領域なく行うことができ、その部分における除草効果が低下することはない。
前記支軸及び前記外側部は、前記後輪の走行軌道の上方における左右方向の内方及び外方に間隔をおいてそれぞれ設定された作業位置及び折畳位置の間で左右への直線移動によって一体的にスライド移動可能かつ該各位置において一体的にスライド位置固定可能に構成されており、
前記除草装置は、前記支軸及び前記外側部が前記作業位置にあるときに、前記中央部及び前記外側部の駆動手段同士(前記後輪の走行軌道の略直上で左右に切離された状態における前記条間ロータ駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士、同状態における前記昇降駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士、及び、同状態における前記株間ツース駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士)が連結され、前記支軸及び前記外側部が前記折畳位置にあるときに、前記中央部及び前記外側部の前記駆動手段同士が切離されるとともに、前記外側部が前記支軸を介して上方に折畳み可能に構成されている態様を例示する。
また、前輪2a及び後輪2bが転動する条間に対応する条間ロータ16を、前輪2a及び後輪2bの走行軌道Tの略直上で左右に2分割形成されるようにしているので、この分割による空隙部分については、前輪2a又は後輪2bで条間の雑草を踏んで田面に埋め込むようにすることにより、条間の除草を未処理領域なく行うことができ、その部分における除草効果が低下することはない。
(1)株間除草機構13を揺動ツースとは別の手段(例えば、水田に垂らしたチェーン)により実現すること。
(2)条間を転動する左右一対の後輪2b及び前輪2aにより走行自在に構成されるとともに、左側の前輪2a及び後輪2bと、右側の前輪2a及び後輪2bは、それぞれ同じ条間を転動するように構成されている乗用走行機体2に除草装置3が設けられてなる水田除草機に対し、図13に示すように、前輪2a及び後輪2bが転動する条間に対応する条間ロータ16を、前輪2a及び後輪2bの走行軌道Tの略直上で左右に2分割形成された構成にするとともに、除草装置3を、後輪2bの走行軌道Tの略直上よりも外側部3bが、その中央部3aに対して上方に折畳み可能な構成にすること。この場合、条間ロータ駆動軸15には、除草装置3の左右方向における端部を介して伝動機構19により駆動力が伝動されるように構成する。この構成によっても、第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
2 乗用走行機体
2a 前輪
2b 後輪
3 除草装置
3a 中央部
3b 外側部
10 フレーム
11 ソリ
12 条間除草機構
13 株間除草機構
15 条間ロータ駆動軸
15a 先端
15b 先端
16 条間ロータ
17 昇降機構
18 昇降駆動軸
18a 先端
18b 先端
19 伝動機構
21 株間ツース駆動軸
21a 先端
21b 先端
22 可動枠
23 ツース
25 折畳機構
26 ガイド穴
27 スライダ
28 支軸
29 回動片
29a 第一突起
30 スライド位置固定手段
31 ダンパ手段
32 ロックレバー
32a 第一係止爪
32b 第二係止爪
33 固定金具
F 矢印
N 苗
P1 作業位置
P2 折畳位置
T 走行軌道
Claims (2)
- 植付け苗条における条間に作用する条間除草機構と、植付け苗条における株間に作用する株間除草機構とを含む除草装置が、乗用走行機体に設けられてなる水田除草機であって、
前記乗用走行機体は、条間を転動する一輪の前輪と、該前輪とは異なる条間を転動する左右一対の後輪とにより水田を走行自在に構成されており、
前記条間除草機構は、水平に軸支された条間ロータ駆動軸を中心に回転駆動される、複数の条間にそれぞれ対応する条間ロータを備えるとともに、前記除草装置のフレームに対する相対上下位置を調節するための昇降機構を備えており、
前記前輪及び前記後輪が転動する条間に対応する前記条間ロータは、前記前輪及び前記後輪の走行軌道の略直上で左右に2分割形成されており、
前記条間ロータ駆動軸は、前記前輪が転動する条間に対応する前記条間ロータにおける分割された中央の隙間を介して駆動力が伝動されるように構成されており、
前記昇降機構は、左右方向に延びる昇降駆動軸を介して昇降駆動されるようになっており、
前記株間除草機構は、水平に軸支された左右の株間ツース駆動軸の回動に伴って進行方向に対して左右に揺動する揺動ツースとなっており、
前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸のそれぞれは、前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して左右への直線移動によって分離可能に構成されており、
前記除草装置は、前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸における前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して左右への直線移動によって一斉に着脱可能に構成されるとともに、前記条間ロータ駆動軸、前記昇降駆動軸及び前記株間ツース駆動軸が前記後輪の走行軌道の略直上で左右に切離された状態において、前記後輪の走行軌道の略直上よりも外側部が、その中央部に対して前後方向に延びる支軸を介して上方に折畳み可能に構成されている水田除草機。 - 前記支軸及び前記外側部は、前記後輪の走行軌道の上方における左右方向の内方及び外方に間隔をおいてそれぞれ設定された作業位置及び折畳位置の間で左右への直線移動によって一体的にスライド移動可能かつ該各位置において一体的にスライド位置固定可能に構成されており、
前記除草装置は、前記支軸及び前記外側部が前記作業位置にあるときに、前記中央部及び前記外側部の駆動手段同士(前記後輪の走行軌道の略直上で左右に切離された状態における前記条間ロータ駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士、同状態における前記昇降駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士、及び、同状態における前記株間ツース駆動軸の前記中央部側と前記外側部側同士)が連結され、前記支軸及び前記外側部が前記折畳位置にあるときに、前記中央部及び前記外側部の前記駆動手段同士が切離されるとともに、前記外側部が前記支軸を介して上方に折畳み可能に構成されている請求項1記載の水田除草機。
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JP2020023614A JP6736000B2 (ja) | 2020-02-14 | 2020-02-14 | 水田除草機 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020023614A Active JP6736000B2 (ja) | 2020-02-14 | 2020-02-14 | 水田除草機 |
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- 2020-02-14 JP JP2020023614A patent/JP6736000B2/ja active Active
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