JP6233293B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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本発明は、車室の後部側に空調風を供給するリアフットダクトを有する車両用空調装置に関し、車両の空調技術の分野に属する。
特許文献1や特許文献2は、車室内において車両前後方向に複数列のシートが配置された車両において、2列目シートに着座する乗員の足元に空調風を供給する技術を開示している。
具体的に、特許文献1は、インストルメントパネルの内部に設けられたフロント空調ユニットから1列目シートの下方に延びるフロントフットダクトを設け、当該フロントフットダクトにより2列目シートに着座する乗員の足元に空調風を供給する技術を開示している。
また、特許文献2は、フロントフットダクトに、後端側において分岐して前方へ折り返す折り返し部を設け、当該フロントフットダクトにより2列目シートに着座する乗員の足元だけでなく、1列目シートに着座する乗員の足元にも空調風を供給する技術を開示している。
特開2003−341338号公報 特開2010−36636号公報
ところで、3列目のシートを有する車両においては、車室の車幅方向中央に設けられたセンターコンソール内にリア空調ユニットを配設するとともに、リア空調ユニットから2列目シートの下方まで延び、リア空調ユニットから出力される空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクトを設けることが考えられる。
また、リア空調ユニットの動作状態を2列目シートに着座する乗員が調整可能なように、センターコンソールの後部にリア空調操作部を設けることが考えられる。この場合、当該2列目シートに着座する乗員の足元において空調操作部における調整結果が反映されることが望ましい。
これらの課題に対処するため、2列目シートに着座する乗員が操作可能なリア空調ユニットに特許文献2に記載の(フロントフット)ダクトをリアフットダクトとして採用して、2列目シートに着座する乗員の足元と3列目シートに着座する乗員の足元とに空調風を供給することが考えられる。しかし、特許文献2に記載のダクトは構造が複雑であり、フロアの構造や車室の外観(デザイン)/居住空間に大きな影響を与える。
本発明は、リア空調ユニットから出力される空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクトを有する車両用空調装置において、複雑な構造のリアフットダクトを用いることなく、2列目シートに着座する乗員の足元において当該乗員の空調操作部に対する調整結果を反映可能とすることを課題とする。
本願の請求項1に記載の発明は、
車両用空調装置に係る発明であって、
車両の左右の1列目シートの間に設けられたセンターコンソール内に配置されるリア空調ユニットと、
前記センターコンソールの後部に配置され、2列目シートに着座する乗員による前記リア空調ユニットの動作状態の調整が可能なリア空調操作部と、
前記リア空調ユニットから前記2列目シートの下方まで延び、前記リア空調ユニットから出力される空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクトとを有し、
前記リアフットダクトに、前記リア空調ユニットから出力される空調風を前記2列目シートに着座する乗員の足元へ供給する開口部が形成されていることを特徴とする。
本願の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記リアフットダクトは、前記リア空調ユニットから出力される空調風の導入端と、該空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給する送風端との間に車幅方向に延びる中間ダクト部を有し、
前記開口部は前記中間ダクト部の前面に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記開口部は斜め前方に向けて開口していることを特徴とする。
本願の請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、
前記中間ダクト部は、車幅方向の外方側ほど車体前後方向の厚みが小さくなるように形成されていることを特徴とする。
本願の請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか1項に記載の発明において、
前記中間ダクト部は下方に膨出する膨出部を有しており、
前記開口部は前記膨出部に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項6に記載の発明は、請求項2から5のいずれか1項に記載の発明において、
前記リアフットダクトは、前記中間ダクト部の車幅方向外方側の端部から後方に延びる後部ダクト部を有し、
前記開口部は、前記中間ダクト部の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に形成されていることを特徴とする。
本願の請求項7に記載の発明は、請求項2から6のいずれか1項に記載の発明において、
各シートが配置されるフロアは、前記1列目シートが配置されるフロントフロアと、前記フロントフロアの後端から上方に延びるキックアップ部と、前記キックアップ部の上端から後方に延び、前記2列目シート及び前記3列目シートが配置されるリアフロアとを有し、
前記2列目シートは、前記2列目シートに着座する乗員の脚部が前記キックアップ部の前方に位置するように、前記リアフロアの前端近傍に配置され、
前記中間ダクト部は、前記キックアップ部の前側に近接して配設されることを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、リア空調ユニットから出力される空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクトに形成された開口部を介して、2列目シートに着座する乗員の足元へ空調風が供給されることとなる。これにより、複雑な構造のリアフットダクトを用いることなく、簡単な構成で、2列目シートに着座する乗員(2列目乗員)の足元において当該乗員の空調操作部に対する調整の結果を反映させることができる。
本願の請求項2に記載の発明によれば、リアフットダクトに、リア空調ユニットから出力される空調風の導入端と、該空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給する送風端との間に車幅方向に延びる中間ダクト部を設け、かつ中間ダクト部の前面に前記開口部を形成したことにより、車体前後方向(後方)から2列目乗員の足元に空調風を供給できる。
本願の請求項3に記載の発明によれば、開口部を斜め前方に向けて開口させたことにより、斜め後方から2列目乗員の足元に広範囲に空調風を供給できる。
本願の請求項4に記載の発明によれば、中間ダクト部を、車幅方向の外方側ほど車体前後方向の厚みが小さくなるように形成したことにより、中間ダクト部内を通過する空調風が開口部から押し出されやすくなる。これにより、2列目乗員の足元により良好に空調風を供給できる。
本願の請求項5に記載の発明によれば、中間ダクト部に下方に膨出する膨出部を設け、開口部を膨出部に形成したことにより、2列目乗員の足元のより下側の部分に空調風を供給できる。一方、中間ダクト部において膨出部の上方の部分には開口部が存在しないので、当該部分を流れる空調風はほぼそのまま中間ダクト部の下流側に流れることとなる。したがって、3列目シートへも空調風を良好に供給することができる。
本願の請求項6に記載の発明によれば、リアフットダクトに、中間ダクト部の車幅方向外方側の端部から後方に延びる後部ダクト部を設けた場合でも、3列目シートにも空調風を良好に供給することができる。すなわち、仮に、中間ダクト部と後部ダクト部との接続部の近傍、つまり折曲部分の近傍に開口部を設けたものとすると、折曲部分での空調風の通過抵抗により、後部ダクト部側へよりも開口部を介して外部へ多くの空調風が流れ、3列目シートには十分な量の空調風が供給されなくなることが考えられる。これを防止するため、中間ダクト部の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に、つまり通過抵抗の少ない位置に開口部を設ける。これにより、中間ダクト部に開口部を設けても、開口部からほとんどの空調風が流れ出してしまうことがなく、後部ダクトにも十分に空調風が供給されることとなる。
本願の請求項7に記載の発明によれば、中間ダクト部は、車両のフロアのキックアップ部の前側に近接して配設されているので、中間ダクト部が車室内に大きくは突出しない。そのため、キックアップ部近傍に中間ダクト部を設けても、車室の見栄えや車室スペース(足置きスペース)等に悪影響を及ぼすのが抑制される。
本発明の実施の形態に係る車両用空調装置を有する車両の車室の概略平面図である。 車室における1列目シート及び2列目シートが配置される部分を主として示した斜視図である。 2列目シートの下部周辺を主として示した斜視図である。 フロア上にリアフットダクトが配置された状態を示す斜視図である。 フロア上にリアフットダクトが配置された状態を示す平面図である。 フロア上にリアフットダクトが配置された状態を示す側面図である。 図6のA−A線による断面図である。 図7のB−B線による端面図である。 図7のC−C線による端面図である。 図7のD−D線による端面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用空調装置について説明する。なお、以下の説明においては、説明がいたずらに冗長となることを抑制するため、特に説明する場合を除き、車体前後方向の前、後を単に「前」、「後」といい、車体上下方向の上、下を単に「上」、「下」という。
1.車両の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るリアフットダクトを有する車両の車室の概略平面図である。本実施形態に係る車両1の車室のフロア30上には、車体前後方向に3列のシート11、12、13が配置されている。以下、前側から1列目シート11、2列目シート12、3列目シート13という。
1列目シート11は車幅方向において左右に分離された一対のシート11L、11Rで構成され、左右のシート11L、11Rの間には、センターコンソール14が設けられている。センターコンソール14の上部には、図示しない小物収容部やドリンクホルダ等が設けられている。また、センターコンソール14の内部には、リア空調ユニット15が収容されている。リア空調ユニット15は、2列目シート12及び3列目シート13用の空調風を生成する。
リア空調ユニット15には、リアフットダクト20が接続されている。リアフットダクト20は、リア空調ユニット15から2列目シート12の下方まで延びている。リアフットダクト20は、リア空調ユニット15から出力される空調風を導入し、2列目シート12及び3列目シート13に着座する乗員の足元へ供給(送風)する。
図2は、車室における1列目シート11及び2列目シート12が配置される部分を主として示した斜視図である。センターコンソール14の後部には、リア空調操作部16が設けられている。リア空調操作部16は、2列目シート12に着座する乗員の手が届く位置に位置している。そのため、2列目シート12に着座する乗員はリア空調操作部16を操作可能であり、リア空調操作部16を操作することにより、リア空調ユニット15の動作状態を調整できる。リア空調ユニット15の動作状態の調整には、例えばリア空調ユニット15全体の動作のON/OFF、リア空調ユニット15の動作モードの切り替え、空調機能のON・OFF、送風量の調整、空調温度の調整等が含まれる。
各シート11,12,13が配置されるフロア30は、1列目シート11が配置されるフロントフロア31と、フロントフロア31の後端から上方に延びるキックアップ部32と、キックアップ部32の上端から後方に延び、2列目シート12及び3列目シート13が配置されるリアフロア33とを有する。なお、フロア30は、フロントフロア31、キックアップ部32、リアフロア33を車内側から覆う樹脂製のフロアマット35(図3参照)を有するが、本図では、フロアマット35を省略した状態を示す。
図3は、2列目シート12の下部周辺を主として示した斜視図である。2列目シート12は、リアフロア33の前端近傍に配置されている。これにより、2列目シート12に着座する乗員の脚部Fがキックアップ部32の前方に位置する。
2.リアフットダクトの構成
図4は、フロア30上にリアフットダクト20が配置された状態を示す斜視図である。リアフットダクト20には開口部21が形成されている。また、図3に示すように、フロア30の車室側を覆うフロアマット35には、リアフットダクト20の開口部21の前方に位置する部分において、グリル36が形成されている(図7参照)。リアフットダクト20の開口部21及びフロアマット35のグリル36は、2列目シート12に着座する乗員の足元へ空調風を供給可能な位置に形成されている。以下、リアフットダクト20の構造についてより具体的に説明する。
図5は、フロア30上にリアフットダクト20が配置された状態を示す平面図である。図6は、フロア30上にリアフットダクト20が配置された状態を示す側面図である。図7は、図6のA−A線による断面図である。図4、図5、図6に示されているように、リアフットダクト20は、リア空調ユニット15から出力される空調風の導入端20aと、該空調風を3列目シート13に着座する乗員の足元へ供給する送風端20bとを有する。リアフットダクト20は、車体前後方向に延びる前部ダクト部22と、前部ダクト部22の後端から車幅方向に延びる左右一対の中間ダクト部23と、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から後方に延びる後部ダクト部24とを有する。
リアフットダクト20は、前部ダクト部22の前端(導入端)において、リア空調ユニット15の送風端に接続され、後部ダクト部24の前端側において、リアフロア33の前端近傍にボルトで固定される。
前部ダクト部22は、フロントフロア31の車幅方向中央において車体前後方向に延びるトンネル部34の上方に配置される。
中間ダクト部23は、キックアップ部32の前側に近接して配設される。
後部ダクト部24は、リアフロア33の上方に配置される。
図8は、図7のB−B線による端面図である。図7、図8に示すように、開口部21は、中間ダクト部23の前面23aに形成されている。開口部21は、車体前方側から見て略矩形の形状を有する。
図6、図7に示されるように、中間ダクト部23は、車幅方向の外方側において、下方に膨出する膨出部25を有しており、開口部21は、中間ダクト部23の膨出部25に形成されている。
図9は、図7のC−C線による端面図である。図9に示すように、中間ダクト部23の膨出部25の車幅方向の外端側は、後部ダクト部24に接続されず、行き止まりになっている。そのため、膨出部25を流れる空調風は、開口部21を介して外部に流れ出ることとなる。また、2列目乗員の足元において、より下側の部分に空調風を供給できる。一方、中間ダクト部23において膨出部25の上方の部分には開口部21が存在しないので、当該部分を流れる空調風はほぼそのまま中間ダクト部23の下流側、つまり後部ダクト部24に流れる。したがって、3列目シート13へも空調風を良好に供給することができる。
また、中間ダクト部23(膨出部25)は、車幅方向の外方側ほど車体前後方向の厚みが小さくなるように形成されている。これにより、中間ダクト部23内を通過する空調風が開口部21から押し出されやすくなる。
また、中間ダクト部23(膨出部25)の前面23aは、車幅方向外方側ほど後方に位置するように傾斜している。したがって、開口部21は車幅方向外方側斜め前方に向けて開口している。これにより、斜め後方から2列目乗員の足元に向けて広範囲に空調風を供給できる。
また、開口部21は、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に形成されている。これにより、リアフットダクト20に、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から後方に延びる後部ダクト部24を設けた場合でも、3列目シート13に対しても空調風を良好に供給できる。すなわち、仮に、中間ダクト部23と後部ダクト部24との接続部の近傍、つまり折曲部分の近傍に開口部21を設けたものとすると、折曲部分での空調風の通過抵抗により、後部ダクト部24側へよりも開口部21を介して外部に多くの空調風が流れ、その結果、3列目シート13には十分な量の空調風が供給されなくなる虞がある。これを抑制するため、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に、つまり通過抵抗の少ない位置に開口部21を設ける。これにより、中間ダクト部23に開口部21を設けても、中間ダクト部23における開口部21が設けられている部分を空調風がスムーズに通過し、後部ダクト部24にも空調風が十分に供給されることとなる。
また、中間ダクト部23は、キックアップ部32の前側に近接して配設されている。これにより、中間ダクト部23が車室内に大きくは突出しない。そのため、車室の見栄えや車室スペース(足置きスペース)等に悪影響を及ぼすのが抑制される。
図10は、図7のD−D線による端面図である。後部ダクト部24は、後ろ上がりに傾斜させて形成されており、後端側が、フロアマット35に形成された開口部を介して外部に露出している。これにより、空調風は、後ろ斜め上方に向けて吹き出されることとなり、3列目シート13に着座する乗員の足元に空調風が良好に供給されることとなる。
3.まとめ
以上説明した本実施形態の車両用空調装置は、以下の構成及び特徴を有する。
すなわち、本実施形態の車両用空調装置は、
車両1の左右の1列目シート11L,11Rの間に設けられたセンターコンソール14内に配置されたリア空調ユニット15と、
センターコンソール14の後部に配置され、2列目シート12に着座する乗員によるリア空調ユニット15の動作状態を乗員が調整可能なリア空調操作部16と、
リア空調ユニット15から2列目シート12の下方まで延び、リア空調ユニット15から出力される空調風を3列目シート13に着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクト20とを有し、
リアフットダクト20に、リア空調ユニット15から出力される空調風を2列目シート12に着座する乗員の足元へ供給する開口部21が形成されている。
これによれば、リアフットダクト20に形成された開口部21から2列目シート12に着座する乗員の足元へ向けて空調風が供給されることとなる。これにより、複雑な構造のリアフットダクト20を用いることなく、簡単な構成で、2列目シート12に着座する乗員の足元においてリア空調操作部16における調整結果を反映することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
リアフットダクト20は、リア空調ユニット15から出力される空調風の導入端と、該空調風を3列目シート13に着座する乗員の足元へ供給する送風端との間に車幅方向に延びる中間ダクト部23を有し、
開口部21は中間ダクト部23の前面に形成されている。
これによれば、車体前後方向(後方)から2列目乗員の足元に向けて空調風を供給できる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
開口部21を斜め前方に向けて開口されている。
これによれば、斜め後方から2列目乗員の足元に広範囲に空調風を供給できる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
中間ダクト部23は、車幅方向の外方側ほど車体前後方向の厚みが小さくなるように形成されている。
これによれば、中間ダクト部23内を通過する空調風が開口部21から押し出されやすくなり、2列目乗員の足元により良好に空調風を供給できる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
中間ダクト部23は下方に膨出する膨出部25を有しており、
開口部21は膨出部25に形成されている。
これによれば、2列目乗員の足元において、より下側の部分に空調風を供給できる。なた、3列目シート13へも空調風を良好に供給することができる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
リアフットダクト20は、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から後方に延びる後部ダクト部24を有し、
開口部21は、中間ダクト部23の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に形成されている。
これによれば、中間ダクト部23に開口部21を設けても、後部ダクト部24にも空調風が十分に供給されることとなる。
また、本実施形態の車両用空調装置において、
各シートが配置されるフロアは、1列目シートが配置されるフロントフロア31と、フロントフロア31の後端から上方に延びるキックアップ部32と、キックアップ部32の上端から後方に延び、2列目シート12及び3列目シート13が配置されるリアフロア33とを有し、
2列目シートは、2列目シートに着座する乗員の脚部Fがキックアップ部32の前方に位置するように、リアフロア33の前端近傍に配置され、
中間ダクト部23は、キックアップ部32の前側に近接して配設されている。
これによれば、中間ダクト部23が車室内に大きくは突出しない。そのため、車室の見栄えや車室スペース(足置きスペース)等に悪影響を及ぼすのが抑制される。
本発明の車両用空調装置は、2列目シート及び3列目シートを有する車両において広く利用可能である。
1 車両
11 1列目シート
12 2列目シート
13 3列目シート
14 センターコンソール
15 リア空調ユニット
20 リアフットダクト
21 開口部
22 前部ダクト部
23 中間ダクト部
23a 前面
24 後部ダクト部
30 フロア
31 フロントフロア
32 キックアップ部
33 リアフロア
35 フロアマット
36 グリル

Claims (5)

  1. 車両の左右の1列目シートの間に設けられたセンターコンソール内に配置されるリア空調ユニットと、
    前記センターコンソールの後部に配置され、2列目シートに着座する乗員による前記リア空調ユニットの動作状態の調整が可能なリア空調操作部と、
    前記リア空調ユニットから前記2列目シートの下方まで延び、前記リア空調ユニットから出力される空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給するリアフットダクトとを有し、
    前記リアフットダクトに、前記リア空調ユニットから出力される空調風を前記2列目シートに着座する乗員の足元へ供給する開口部が形成されており、
    前記リアフットダクトは、
    前記リア空調ユニットから出力される空調風の導入端と、該空調風を3列目シートに着座する乗員の足元へ供給する送風端との間に車幅方向に延びる中間ダクト部を有するとともに、
    前記中間ダクト部の車幅方向外方側の端部の上部側から後方に延びる後部ダクト部を有し、
    前記中間ダクト部は下方に膨出する膨出部を有し、
    前記膨出部の車幅方向外端側は、前記後部ダクト部に接続されず、行き止まりになっており、
    前記開口部は前記膨出部の前面に形成されていることを特徴とする、
    車両用空調装置。
  2. 前記開口部は斜め前方に向けて開口していることを特徴とする、
    請求項に記載の車両用空調装置。
  3. 前記中間ダクト部は、車幅方向の外方側ほど車体前後方向の厚みが小さくなるように形成されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の車両用空調装置。
  4. 記開口部は、前記中間ダクト部の車幅方向外方側の端部から所定距離離れた位置に形成されていることを特徴とする、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
  5. 各シートが配置されるフロアは、前記1列目シートが配置されるフロントフロアと、前記フロントフロアの後端から上方に延びるキックアップ部と、前記キックアップ部の上端から後方に延び、前記2列目シート及び前記3列目シートが配置されるリアフロアとを有し、
    前記2列目シートは、前記2列目シートに着座する乗員の脚部が前記キックアップ部の前方に位置するように、前記リアフロアの前端近傍に配置され、
    前記中間ダクト部は、前記キックアップ部の前側に近接して配設されることを特徴とする、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の車両用空調装置。
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