JP6230465B2 - 電子キーシステムのキー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、メカニカルキーを備える第1キー部材と、無線信号である施解錠信号を出力する第2キー部材とを一体的に連結した構成の電子キーシステムのキー装置に関し、詳しくは、前記第1キー部材の上ケースと下ケースとの結合を確実にしたキー装置に係わる。
電子キーシステムとしては、車輌のドア錠を遠隔操作で施錠または解錠することができるキーレスエントリーシステム、或いは、キー装置である携帯機を所持して車輌に接近することでドア錠を自動的に施錠または解錠することができるスマートエントリーシステムが広く知られている。
図12、図13は、この種の電子キーシステムのキー装置10を示した従来例である。
図示する如く、このキー装置10は、第1キー部材11と第2キー部材12とを一体的に連結した一つのキー体となっている。
そして、このキー装置10の第1キー部材11には、ドア錠を機械的に施解錠することができるメカニカルキー13が支軸14を中心に旋回自在に取り付けてあり、また、第2キー部材12には図示省略のトランスポンダ用の電気部品が内装され、操作ボタン15の押し操作にしたがって施解錠信号を無線信号として出力し、ドア錠(電気錠)を施錠または解錠することができる。
なお、図12はメカニカルキー13を収納部16内に格納させた状態を示し、この状態で押しボタン17を押し操作すると、図13に示したように、メカニカルキー13がスプリングのバネ勢力で旋回し、収納部16から脱出して使用状態となる。
特開2012−102469号公報
上記した従来のキー装置10は、第1キー部材11と第2部材12とを分離することができるので、得意分野に応じて第1キー部材11または第2キー部材12を別々に生産することが可能であり、その上、第1キー部材11または第2キー部材12の一方が故障した場合には、故障したキー部材を交換したり、故障したキー部材を修理することができる等の利点がある。
反面、この種のキー装置10は、メカニカルキー13を使用して施解錠する際に、強い捻れ力がメカニカルキー13に作用することがあることから、メカニカルキー13を軸着した第1キー部材11が破損することがある。
すなわち、第1キー部材11は、メカニカルキー13を旋回可能に挟持した上ケースと下ケースとが係止爪で係止され、さらに、ねじ止めされた結合構造となっているため、メカニカルキー13に強い捻れ力が作用すると、ねじと係止爪が外れ、上ケースと下ケースとが分解したり、破壊したりし、また、メカニカルキー13が取り外れる等の問題があった。
そこで本発明では、上記した実情にかんがみ、第1キー部材と第2キー部材とが一体となったキー装置において、第1キー部材の上ケースと下ケースとの取り付けを確実にし、メカニカルキーに強い捻れ力が作用した場合においても破損することがない電子キーシステムのキー装置を提案することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、メカニカルキーを備える第1キー部材と、無線信号である施解錠信号を出力する第2キー部材とが一体的に連結されており、前記第1キー部材は、メカニカルキーの基部を上ケースと下ケースで回動可能に挟持し、かつ、プッシュボタンの押圧操作にしたがって前記メカニカルキーをバネ勢力で旋回させて突出させる構成の電子キーシステムのキー装置において、上記した上ケースと下ケースは、対向する当接面に沿って相対回転可能に形成すると共に、上ケースまたは下ケースの一方には、相対回転面に平行させた複数の係止部を、それらの他方には前記複数の係止部を相対回転で嵌合させる複数の係止受け部を各々設け、さらに、前記した上ケースまたは下ケースには、相対回転させて前記係止部を係止受け部に嵌合させた上ケースと下ケースの結合状態で、ケースの相対逆回転を阻止する戻り阻止部を設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置を提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のキー装置において、前記係止部が前記係止受け部に嵌合し、前記戻り阻止部が上ケースまたは下ケースの相対逆回転を阻止した状態で、上ケースと下ケースとをねじ止めする構成としたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置を提案する。
第3の発明としては、上記した第1または第2の発明のキー装置において、前記係止部と係止受け部は、上ケースまたは下ケースの相対回転により嵌まり込む凹凸部からなることを特徴とする電子キーシステムのキー装置を提案する。
第4の発明としては、上記した第1乃至第3の発明のいずれかのキー装置において、前記係止部と係止受け部の少なくとも一つは、メカニカルキーの基部の回転部周壁に設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置を提案する。
第5の発明としては,上記した第1乃至第4の発明のいずれかのキー装置において、前記プッシュボタンと前記メカニカルキーを設けたロータとを一体的に回転させる構成とし、さらに、前記プッシュボタンを突出方向に押圧する一方、このプッシュボタンと前記ロータを介して前記上ケースと下ケースとを結合させる相対回転方向と同方向に付勢するスプリングを設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置を提案する。
第1の発明のキー装置は、第1キー部材について、上ケースまたは下ケースを相対回転しながら取り付ければ、複数の係止部が係止受け部に嵌合し、上ケースと下ケースが確実に組み付けられ、その上、係止部が係止受け部に係合すると、戻り阻止部が上ケースまたは下ケースの相対逆回転を阻止するように作用するため、一旦組み付けた上ケースまたは下ケースは逆回転しないので、組付けた後は上ケースと下ケースが外れることがない。
この結果、メカニカルキーの使用によって、このメカニカルキーに強い捻れ力が作用した場合でも、上ケースと下ケースとが分解するようなことがないから、メカニカルキーの使用による破壊を防止することができるキー装置の提供が可能になる。
第2の発明は、係止部が係止受け部に嵌合し、戻り阻止部が上ケースまたは下ケースの相対逆回転を阻止した状態で、上ケースと下ケースとをねじ止めする構成としたので、係止部と係止受け部の嵌合と戻り阻止部の阻止の確実性を高める上において有利となる。
第3の発明では、係止部と係止受け部とを凹凸部で形成したので、係止機構が簡単な構成となる。
第4の発明は、係止部と係止受け部の少なくとも一つは、メカニカルキーの基部近傍に配置する回転部周壁に設けることによって、メカニカルキーの捻れ力が発生した場合に大きな負荷が掛かる部位の結合強度を高め、上ケースと下ケースの分解防止機能を高めることができる。
これにより、メカニカルキーの使用によるキー装置の破壊をより効果的に防止することができる。
第5の発明は、プッシュボタンを突出方向に押圧する一方、このプッシュボタンとメカニカルキーを設けたロータを介して上ケースと下ケースとを結合させる相対回転方向に付勢するスプリングを備えたので、上ケースと下ケースにはプッシュボタンを介して上記した相対回転方向と同方向に付勢力が伝わる。
この結果、前記した戻り阻止部による阻止作用が不充分となった場合にも、スプリングによる上ケースまたは下ケースに対する相対逆回転作用によって、上ケースと下ケースの組み付け状態を保持することができる。
本発明の一実施形態として示した電子キーシステムのキー装置を示す正面図である。 メカニカルキーを張出させた状態を示す図1同様のキー装置の正面図である。 上記キー装置の第1キー部材を示す拡大正面図である。 図3上のA−A線断面図である。 図3に示す第1キー部材の分解斜視図である。 図3に示す第1キー部材の右側面図である。 上ケースを取り外して内部構造を示した第1キー部材の拡大正面図である。 図3に示す第1キー部材の上ケースを斜め下方向から見た拡大斜視図である。 図3に示す第1キー部材の下ケースを斜め上方向から見た拡大斜視図である。 図3に示した第1キー部材の上ケースを第2キー部材側から且つ斜め下方向から見た拡大斜視図である。 図3に示した第1キー部材の上ケースを第2キー部材側から且つ斜め上方向から見た拡大斜視図である。 従来例として示した電子キーシステムのキー装置を示す正面図である。 メカニカルキーを張出させた状態を示す図12同様のキー装置の正面図である。
次に、車輌に搭載される電子キーシステムのキー装置として実施した本発明の実施形態について図面に沿って説明する。
図1はメカニカルキーを収納させた状態を示すキー装置20の正面図である。
このキー装置20は、従来例同様に、第1キー部材21と第2キー部材22とを分離可能に連結して一つのキー本体を形成している。
そして、このキー装置20の第1キー部材21には、ドア錠を機械的に施解錠するためのメカニカルキー23がプッシュボタン24を中心に旋回自在に取り付けてあり、また、第2キー部材22には、トランスミッタ用の電気部品が内装さされ、押しボタン25の押し操作にしたがって無線信号である施解錠信号を出力し、ドア錠(電気錠)を施錠または解錠することができる。
また、メカニカルキー23は、図示するように、通常時には収納部26に格納しておく。
そして、使用時にはプッシュボタン24を一時的に押し操作し、メカニカルキー23をばね勢力で旋回させ、図2に示す張出状態で係止させることができる。
なお、メカニカルキー23を張出させた図2に示す状態で、プッシュボタン24を押し操作すれば、メカニカルキー23が係止解除され、ばね勢力に抗して
旋回させ収納部26に格納させることができる。
図3は、第2キー部材22を取り外した第1キー部材21の拡大正面図、図4は図3上のA−A線断面図、図5は第1キー部材21の分解斜視図である。
なお、第1キー部材21と第2キー部材22の連結状態では、第2キー部材22が第1キー部材21の係止片部21aによって係止されているので、この係止片部21aの係止を解除して第2キー部材22を取り外す。
これらの図面から分かる通り、第1キー部材21は合成樹脂材からなる上ケース27と、この上ケース27に結合させる合成樹脂材の下ケース28からなるケース体を有し、このケース体内には、メカニカルキー23を設けたロータ29と、このメカニカルキー23の旋回を許容するプッシュボタン24とが備えられている。
すなわち、上ケース27には、ボタン挿通孔27aに連通した筒状の軸部27bが一体に設けてあり、この軸部27bの下側からプッシュボタン24を差し入れ、スプリング30のばね勢力でプッシュボタン24の頭部をボタン挿通孔27aから突出させるように押し上げている。
また、下ケース28には、上ケース27のボタン挿通孔27aに対向させた長形の突状部28aを設け、上ケース27と下ケース28を結合させることで、上記の突状部28aとプッシュボタン24の内孔底部との間に上記のスプリング30を配置してある。
すなわち、スプリング30の一端部は下ケース28に固着し、その他端部はプッシュボタン24の内孔底部に固着することによって、プッシュボタン24に対し押し上げ勢力と時計方向の回動勢力とを与えている構成としてある。
また、プッシュボタン24はロータ29の軸孔29aに軸挿してあり、さらに、プッシュボタン24に設けたリブ24a、24bをロータ29の軸孔29a内に形成したガイド溝29bを摺動するようになっている。
すなわち、メカニカルキー23が収納部26に格納されているときは、プッシュボタン24を押し操作しない限り、プッシュボタン24の上昇移動によって、そのリブ24a、24bがガイド溝29b内にあり、さらに、長形のリブ24aの一部が上ケース27の軸部27bに設けた溝孔27c(図8,図10、図11参照)に入り込むため、プッシュボタン24とロータ29が非回動となる。
したがって、ロータ29が非回動に規制されるため、メカニカルキー23が収納部26内に保持される。
プッシュボタン24を押し操作すると、プッシュボタン24の下降にしたがって、リブ24a、24bがロータ29のガイド溝29b内を摺動すると共に、リブ24aが上ケース27の溝孔27cから抜け出るため、プッシュボタン24とロータ29とが回転可能になり、スプリング30によるプッシュボタン24の時計方向の回転勢力がロータ29に伝達され、これにより、ロータ29の回動にしたがってメカニカルキー23が時計方向に旋回し、図2に示すように張出する。
メカニカルキー23が図2の状態に張出するまでロータ29が回動したとき、プッシュボタン24を押圧していなければ、スプリング30のばね勢力がプッシュボタン24に加わっているため、プッシュボタン24のリブ24aの一部が上ケース27の溝孔27cに突入することから、ロータ29が非回動に規制され、メカニカルキー23の張出が固定される。
また、メカニカルキー23の張出状態でプッシュボタン24を押し操作すると、リブ24aが上ケース27の溝孔27cから抜け出るので、メカニカルキー23の逆回転が可能になる。
したがって、プッシュボタン24を押し操作してメカニカルキー23を図2において反時計方向に旋回操作すれば,その旋回力がロータ29を介してプッシュボタン24に伝わるので、プッシュボタン24がスプリング30の時計方向のバネ勢力に抗して反時計方向に回動する。
この結果、メカニカルキー23を反時計方向に旋回操作して収納部26に格納させることができる。
なお、このときプッシュボタン24の押圧を解除すると、スプリング30によるプッシュボタン24の上昇勢力によって、プッシュボタン24のリブ24aの一部が上ケース27の溝孔27cに突入するので、ロータ29の回動が規制され、メカニカルキー23が収納部26内で静止保持される。
その他、図5に示した参照符号31はメカニカルキー23をロータ29に固定する固定用ピン、32はトランスポンダ、33は上ケース27と下ケース28を結合固定するための止めねじ、34は止めねじの頭部を覆い隠すために下ケース28に貼り付けるオーナメントを各々示す。
続いて、上ケース27と下ケース28との結合構造について図6〜図11を参照しながら説明する。
なお、図6は図3に示す第1キー部材の右側面図、図7は上ケースを取り外して内部構造を示した第1キー部材の拡大正面図(上ケース27に形成された係止方38aは、上ケース27を取り外した状態では本来ないものであるが、戻り阻止機構(戻り阻止部)38を説明するために網掛けして記載)、図8は図3に示す第1キー部材の上ケースを斜め下方向から見た拡大斜視図、図9は図3に示す第1キー部材の下ケースを斜め上方向から見た拡大斜視図、図10は図3に示した第1キー部材の上ケースを第2キー部材側から且つ斜め下方向から見た拡大斜視図、図11は図3に示した第1キー部材の上ケースを第2キー部材側から且つ斜め上方向から見た拡大斜視図である。
これらの図面に示すように、結合構造は、上ケース27と下ケース28とに設けた第1係止機構35、第2係止機構36、第3係止機構37と、一つの戻り阻止機構38と、止めねじ33とより構成してある。
そして、上ケース27と下ケース28は対向する当接面27d、28dに沿って相対回転可能に形成してあり、また、その相対回転面に平行させて形成した第1凹凸部(係止部)と第2凹凸部(係止受け部)からなる第1係止機構35、第2係止機構36、第3係止機構37が設けてある。
第1係止機構35は、第2キー部材22の連結側となる上ケース27の中寄りに設け、上ケース27を回転させる方向に向けた凹凸部35aと、下ケース28に設け、上記の凹凸部35aを嵌合させる向きとした凹凸部35bとによって形成してある。
第2係止機構36は、第2キー部材22の連結側となる上ケース27の一方寄りに設け、上ケース27を回転させる向きとした凹凸部36aと、下ケース28に設け、上記凹凸部36aを嵌合させる向きとした凹凸部36bとによって形成してある。
第3係止機構37は、メカニカルキー23の基部となるロータ29の回転部周壁28bに設け、上ケース27を回転させる向きとした凹凸部37aと、下ケース28に設け、上記の凹凸部37aを嵌合させる向きとした凹凸部37bとより形成してある。
また、第2キー部材22の連結側となる上ケース27と下ケース28の一方寄りの奥位置には戻り阻止機構(戻り阻止部)38が設けてある。
この戻り阻止機構38は、上ケース27内面に起立させた係止片38aと、下ケース28の内面に設けたテーパー付きの係止凸部38bから形成してある。
止めねじ33は既に述べたように、上ケース27と下ケース28のねじ孔27e、28eにねじ込むことにとってこれらケース27,28の結合を固定する。
上記した結合機構を備えた第1キー部材21は、プッシュボタン24、ロータ29、スプリング30などを上ケース27と下ケース28との間に組み入れ、また、これらケース27、28を正規の組み合わせ位置から多少位置をずらせて対向させ、それらの当接面27dと28dとを接合させた後、この状態で上ケース27を時計方向に回転させる。
これにより、第1係止機構35の凹凸部35a、35bが嵌合し、同様に第2係止機構36の凹凸部36a、36b、第3係止機構37の凹凸部37a、37bも嵌合し、これらの嵌合によって上ケース27と下ケース28が正規の組み合わせ位置で一体的に結合する。
なお、この場合、下ケース28を反時計方に回転させるか、または、上ケース27を時計方向に、下ケース28を反時計方向に同時回転させても同様に結合させることができる。
また、上ケース27または下ケース28を上記のように回転させると、戻り阻止機構38の係止片38aが係止凸部38bのテーパーに沿って進み、この係止凸部38bを通り過ぎた位置に移る。
したがって、上ケース27または下ケース28は、係止片38aが係止凸部38bに突き当たるために、上記とは逆方向には回転させることができない。
なお、止めねじ33は、上ケース27と下ケース28とを上記のように結合させた後にねじ孔27e、28eにねじ込み、これらケース27、28を一体的に結合させる。
上記の如く、本実施形態のキー装置20の第1キー部材21は、上ケース27または下ケース28を相対回転させて嵌合させる第1、第2、第3係止機構35、36、37と、これら第1、第2、第3係止機構35、36、37の嵌合と共に阻止作用する戻り阻止機構38とを備えたので、上ケース27と下ケース28の結合が確実となり、メカニカルキー23に強い捻れ力が発生しても上ケース27と下ケース28が分離したり、破壊するようなことがないから、メカニカルキー23に作用する捻れ力のためにキー装置20が破損することがない。
また、メカニカルキー23の基部となるロータ29に接近し、メカニカルキー23に強い捻れ力が発生した場合に大きな負荷が掛かる部位である回転部周壁28bに第3係止機構37を設けたことにより、上ケース27と下ケース28が分離したり破壊することを効果的に防ぐことができる。
また、止めねじ33を取り外したとしても、戻し阻止機構38が作用して上ケース27または下ケース28が回転しないので、止めねじ33を取り外したとしても、上ケース27と下ケース28は分離しない。
さらに、本実施形態では、プッシュボタン24を押し操作しない限り、第1キー部材21の上ケース27に設けた溝孔27cにプッシュボタン24のリブ24aが突入しているので、上ケース27がプッシュボタン24を介してスプリング30による時計方向の回転勢力を受けている。
したがって、戻り阻止機構38の逆転阻止作用が不充分となった場合にも、スプリング30による上記回転勢力が上ケース27の逆転を阻止する作用となる。
なお、第1キー部材21と第2キー部材22が連結している場合は、上ケース27と下ケース28が相対逆回転することはない。
以上、一実施形態について説明したが、係止機構は第1、第2、第3係止機構35、36、37に限らず任意の数に増減することができ、また、これら係止機構は一対の凹凸部とすることなく、一方を凹部、他方を凸部としても構成するこ
ともできる。
車輌に搭載する電子キーシステムの携帯用キー装置に適用することができる。
20 キー装置
21 第1キー部材
22 第2キー部材
23 メカニカルキー
24 プッシュボタン
24a、24b リブ
27 上ケース
27c 溝孔
27d 当接面
28 下ケース
28d 当接面
29 ロータ
29a 軸孔
29b ガイド溝
33 止めねじ
35 第1係止機構
36 第2係止機構
37 第3係止機構
38 戻り阻止機構





Claims (5)

  1. メカニカルキーを備える第1キー部材と、無線信号である施解錠信号を出力する第2キー部材とが一体的に連結されており、前記第1キー部材は、メカニカルキーの基部を上ケースと下ケースで回動可能に挟持し、かつ、プッシュボタンの押圧操作にしたがって前記メカニカルキーをバネ勢力で旋回させて突出させる構成の電子キーシステムのキー装置において、
    上記した上ケースと下ケースは、対向する当接面に沿って相対回転可能に形成すると共に、上ケースまたは下ケースの一方には、相対回転面に平行させた複数の係止部を、それらの他方には前記複数の係止部をケースの相対回転で嵌合させる複数の係止受け部を各々設け、
    さらに、前記した上ケースまたは下ケースには、相対回転させて前記係止部を係止受け部に嵌合させた上ケースと下ケースの結合状態で、ケースの相対逆回転を阻止する戻り阻止部を設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置。
  2. 請求項1に記載したキー装置において、
    前記係止部が前記係止受け部に嵌合し、前記戻り阻止部が上ケースまたは下ケースの相対逆回転を阻止した状態で、上ケースと下ケースとをねじ止めする構成としたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置。
  3. 請求項1または2に記載したキー装置において、
    前記係止部と係止受け部は、上ケースまたは下ケースの相対回転により嵌まり込む凹凸部からなることを特徴とする電子キーシステムのキー装置。
  4. 請求項1または3のいずれかに記載したキー装置において、
    前記係止部と係止受け部の一対は、メカニカルキーの基部の回転部周壁に設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載したキー装置において、
    前記プッシュボタンと前記メカニカルキーを設けたロータとを一体的に回転させる構成とし、
    さらに、前記プッシュボタンを突出方向に押圧する一方、このプッシュボタンと前記ロータとを介し前記上ケースと下ケースとを結合させる相対回転方向と同方向に付勢するコイルスプリングを設けたことを特徴とする電子キーシステムのキー装置。














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