JP6228994B2 - 圧電素子およびこれを備えた圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置、電子機器 - Google Patents

圧電素子およびこれを備えた圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置、電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置、電子機器に好適な圧電素子およびこれを備えた圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置、電子機器に関するものである。
積層型の圧電素子は、一般に複数の内部電極と複数の圧電体層が積層され、内部電極の端部が積層体の側面の一部に導出されて当該側面に設けられた側面電極と電気的に接続されている(例えば、特許文献1を参照)。そして、この圧電素子を駆動させると、積層方向に伸縮することから積層体の端部に位置する側面には応力負荷がかかる。
特開2007−109754号公報
ここで、図12に示すように、例えばバイモルフ型の圧電素子において、積層体の一方端部に位置する側面に導出される内部電極のパターン101と積層体の他方端部に位置する側面に導出される内部電極のパターン102とは異なっている。具体的には、積層体の一方端部に位置する側面に導出される内部電極のパターン101は幅方向の大部分の領域を占めているのに対し、積層体の他方端部に位置する側面に導出される内部電極のパターン102は幅方向の半分以下の領域を占めている。
これにより、圧電素子を駆動させたときに、積層体の他方端部に位置する側面にかかる応力が部分的に異なる。具体的には、積層体の他方端部において、内部電極の端部が導出された部位と、これに近接する内部電極の端部が導出されていない部位とでは、かかる応力が異なる。
特に、近年では圧電素子に変位量の増加(より大きな屈曲振動)が要求されている。これにより、積層体の端部に位置する側面において、応力負荷によりデラミネーションが発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、積層体の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子およびこれを備えた圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置、電子機器を提供することを目的とする。
本発明の圧電素子は、複数の内部電極および複数の圧電体層が積層された積層体と、該積層体の少なくとも一方主面に設けられた複数の表面電極と、前記積層体の側面に設けられ、該側面に導出された前記複数の内部電極と前記複数の表面電極とを電気的に接続する複数の側面電極とを備えた圧電素子であって、
前記複数の内部電極は、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有する第1の主電極と、該第1の主電極が設けられている圧電体層間に前記導出領域と間隔をおいて設けられた第1の副電極とを含み、当該第1の副電極が前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されており、
前記積層体は、前記第1の主電極の前記活性領域と対向するように、積層方向に前記第1の主電極と交互に配置された第2の主電極を含み、前記積層体の積層方向から平面透視したときに、前記第1の副電極と前記第2の主電極とが対向する領域を有していることを特徴とするものである。
また、本発明の圧電素子は、複数の内部電極および複数の圧電体層が積層された積層体と、該積層体の少なくとも一方主面に設けられた複数の表面電極と、前記積層体の側面に設けられ、該側面に導出された前記複数の内部電極と前記複数の表面電極とを電気的に接続する複数の側面電極と、を備えた圧電素子であって、
前記複数の内部電極は、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有する第1の主電極と、該第1の主電極が設けられている圧電体層間に前記導出領域と間隔をおいて設けられた第1の副電極と、を含み、当該第1の副電極が、前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されており、
前記積層体は、前記第1の主電極の前記活性領域と対向するように、積層方向に前記第1の主電極と交互に配置された第2の主電極を含み、該第2の主電極が、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有していて、当該第2の主電極が設けられている圧電体層間に、前記第2の主電極の前記導出領域と間隔をおいて第2の副電極が設けられ、当該第2の副電極が、前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されていることを特徴とする。
また、本発明の圧電振動装置は、上記の圧電素子と、該圧電素子を構成する積層体の他方主面に接合された振動板とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の携帯端末は、上記の圧電素子と、電子回路と、ディスプレイと、筐体とを有しており、前記圧電素子の他方主面が前記ディスプレイまたは前記筐体に接合された携帯端末であることを特徴とするものである。
また、本発明の音響発生器は、上記の圧電素子と、該圧電素子が取り付けられており、該圧電素子の振動によって振動する振動板と、該振動板の外周部の少なくとも一部に設けられ、前記振動板を支持する支持体とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の音響発生装置は、上記の音響発生器と、該音響発生器を収容する筐体とを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明の電子機器は、上記の音響発生器と、該音響発生器に接続された電子回路と、該電子回路および前記音響発生器を収容する筐体とを備え、前記音響発生器から音響を発生させる機能を有した電子機器であることを特徴とするものである。
本発明の圧電素子によれば、積層体の端部に位置する側面と側面電極との密着強度が向上することで、積層体の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、上記圧電素子を備えた本発明の圧電振動装置、携帯端末、音響発生器、音響発生装置および電子機器によれば、耐久性に優れ、長期間安定して駆動させることができる。
本発明の圧電素子の実施の形態の一例を示す概略斜視図である。 図1に示す圧電素子の分解斜視図である。 本発明の圧電素子の実施の形態の他の例の分解斜視図である。 本発明の圧電素子の実施の形態の他の例の分解斜視図である。 本発明の圧電振動装置の実施の形態を模式的に示す概略斜視図である。 本発明の携帯端末の実施の形態を模式的に示す概略斜視図である。 図6に示すA−A線で切断した概略断面図である。 図6に示すB−B線で切断した概略断面図である。 図9(a)は、本発明の音響発生器の実施の形態の概略構成を示す模式的な平面図であり、図9(b)は図9(a)のA−A線で切断した一例の概略断面図、図9(c)は、図9(a)のA−A線で切断した他の例の概略断面図である。 本発明の音響発生装置の実施形態に係る構成を示す図である。 本発明の電子機器の実施の形態に係る構成を示す図である。 従来の圧電素子の実施の形態の一例を示す分解斜視図である。
本発明の圧電素子の実施の形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の圧電素子の実施の形態の一例を示す概略斜視図であり、図2は図1に示す圧電素子の分解斜視図である。なお、図2においては図1に示す側面電極16は省略している。
図1および図2に示す例の圧電素子11は、複数の内部電極12及び複数の圧電体層13が積層された積層体14と、積層体14の少なくとも一方主面に設けられた複数の表面電極15と、積層体14の側面に設けられ、該側面に導出された複数の内部電極12と複数の表面電極15とを電気的に接続する複数の側面電極16とを備えた圧電素子11であって、複数の内部電極12は、活性領域1211および積層体14の側面への導出領域1212を有する第1の主電極121と、該第1の主電極121が設けられている圧電体層13間に導出領域1212と間隔をおいて設けられた第1の副電極171とを含み、当該第1の副電極171が複数の側面電極16のうちのいずれかと接続されている。
本例の圧電素子11を構成する積層体14は、複数の内部電極12と複数の圧電体層13とが積層されて、一方主面が長さ方向と幅方向とを有する平面視長方形状の板状体である。そして、圧電素子は隣り合う複数の内部電極12が積層方向に重なる活性部とそれ以外の不活性部とを有している。携帯端末のディスプレイまたは筐体に取り付ける圧電アクチュエータの場合には、積層体14の長さとしては、例えば18mm〜28mmが好ましく、22mm〜25mmが更に好ましい。積層体14の幅は、例えば1mm〜6mmが好ましく、3mm〜4mmが更に好ましい。積層体14の厚みは、例えば0.2mm〜1.0mmが好ましく、0.4mm〜0.8mmが更に好ましい。
積層体14を構成する複数の内部電極12は、圧電体層13を形成するセラミックスと同時焼成により形成されたものであり、第1の主電極121および第2の主電極122を有する。第1の主電極121および第2の主電極122は、複数の圧電体層13と交互に積層され、圧電体層13を上下から挟んで交互に配置されており、積層順に第1の主電極121および第2の主電極122が配置されることにより、それらの間に挟まれた圧電体層13に駆動電圧を印加するものである。この形成材料として、例えば圧電セラミックスとの反応性が低い銀や銀−パラジウム合金を主成分とする導体、あるいは銅、白金などを含む導体を用いることができるが、これらにセラミック成分やガラス成分を含有させてもよい。
図1および図2に示す例では、主電極は積層方向に交互に配置された第1の主電極121および第2の主電極122を含み、第1の主電極121および第2の主電極122の端部がそれぞれ積層体14の対向する一対の側面に互い違いに導出されている。ここで、複数の内部電極12を構成する主電極のうち、第1の主電極121は活性領域1211および積層体14の側面への導出領域1212を有する主電極である。また、第2の主電極122は、積層体14の積層方向から平面透視したときに第1の主電極121の活性領域1211と対向するように設けられた主電極である。
第2の主電極122と対向して活性部を形成する第1の主電極121の活性領域1211は相対的に幅の広い長方形状の領域である。導出領域1212は活性領域1211よりも幅の狭い領域で、この導出領域1212が積層体14の対向する一対の側面のうちの一方に導出されて、複数の側面電極16のうちのいずれか一つと電気的に接続されている。一方、第2の主電極122は長方形状に形成されていて、第2の主電極122の長手方向の一方の端部が、対向する一対の側面のうちの他方に導出されて、複数の側面電極16のうちの他の一つの側面電極16と電気的に接続されている。なお、第2の主電極122と接続された側面電極16は、図では省略している。携帯端末のディスプレイまたは筐体に取り付ける圧電素子の場合には、内部電極12(第1の主電極121および第2の主電極122)の長さは、例えば17mm〜25mmが好ましく、21mm〜24mmが更に好ましい。内部電極12の活性部における幅、すなわち第1の主電極121における活性領域1211の幅および第2の主電極122の幅は、例えば1mm〜5mmが好ましく、2mm〜4mmが更に好ましい。内部電極12の厚みは、例えば0.1μm〜5μmが好ましい。なお、第1の主電極121のさらに詳しい構成および第1の副電極171については、後述する。
積層体14を構成する圧電体層13は、圧電特性を有するセラミックスで形成されたもので、このようなセラミックスとして、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO)などを用いることができる。圧電体層の1層の厚みは、低電圧で駆動させるために、例えば0.01〜0.1mmに設定することが好ましい。また、大きな屈曲振動を得るために、200pm/V以上の圧電定数d31を有することが好ましい。
積層体14の一方主面には、複数の内部電極12と電気的に接続された複数の表面電極15が設けられている。図1に示す形態における表面電極15は、大きな面積の第1の表面電極151、小さな面積の第2の表面電極152および第3の表面電極153で構成されている。例えば、第1の表面電極151は第2の主電極122となる内部電極12と電気的に接続され、第2の表面電極152は例えば積層体14の一方主面側に配置された第1の主電極121となる内部電極12、第3の表面電極153は例えば積層体14の他方主面側に配置された第1の主電極121となる内部電極12と電気的に接続されている。携帯端末のディスプレイまたは筐体に取り付ける圧電アクチュエータの場合には、第1の表面電極151の長さは、例えば17mm〜23mmが好ましく、19mm〜21mmが更に好ましい。第1の表面電極151の幅は、例えば1mm〜5mmが好ましく、2mm〜4mmが更に好ましい。第2の表面電極152および第3の表面電極153の長さは、例えば1mm〜3mmとするのが好ましい。第2の表面電極152および第3の表面電極153の幅は、例えば0.5mm〜1.5mmとするのが好ましい。なお、第1の表面電極151、第2の表面電極152および第3の表面電極153は、本発明の圧電素子11における圧電体層13の分極の向きを一方主面側と他方主面側とで対称的になるように、いわゆるバイモルフ型の圧電素子とするために複数に分けられて設けられているもので、使用時には例えば第2の表面電極152および第3の表面電極153を結線されて、圧電素子11を駆動するようになっている。
そして、本例の圧電素子11は、第1の主電極121が設けられている圧電体層13間に導出領域1212と間隔をおいて第1の副電極171が設けられている。本例では、第1の主電極121を構成する導出領域1212は、活性領域1211の幅のおよそ半分の幅に形成されている。したがって、第1の主電極121の活性領域1211および導出領域1212が形成されていない領域が存在している。この領域に、活性領域1211および導出領域1212とは電気的に接続されないように間隔をおいて、第1の副電極171が設けられている。そして、当該第1の副電極171が複数の側面電極16のうちのいずれかと接続されている。
この構成によれば、導出領域1212と第1の副電極171とが積層体14の側面に引き出されて、それぞれ側面電極16と接続されているので、第1の副電極171がない場合に比べて、内部電極12と側面電極16との接続が多くなる。圧電体層13よりも電極(第1の副電極171)のほうが側面電極16との接合力は大きく、積層体14の端部に位置する側面と側面電極16との密着強度が向上する。したがって、積層体14の端部に位置する側面からの側面電極16の剥離が抑えられるとともに、積層体14の端部に位置する側面における積層体14のデラミネーションの発生を抑制することができる。
なお、図1に示すように、同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121と第1の副電極171とが互いに異なる側面電極16に接続されているのが好ましい。図2に示す例では、同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121に一つの側面電極16が電気的に接続され、第1の副電極171に他の一つの側面電極16が電気的に接続されている。
具体的には、積層体14が平面視したときの形状が長方形状の板状体であり、積層体14の積層方向の一方主面側に位置する第1の主電極121および第1の副電極171の配置と積層体14の積層方向の他方主面側に位置する第1の主電極121および第1の副電極171の配置とが幅方向の中心軸に対して線対称な配置となっている。そして、一方主面側に配置された第1の主電極121と他方主面側に配置された第1の副電極171とが一つの側面電極に電気的に接続されているとともに、他方主面側に配置された第1の主電極121と一方主面側に配置された第1の副電極171とが他の一つの側面電極16に電気的に接続されている。
このように、同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121と第1の副電極171とが互いに異なる側面電極16に接続されるように構成されていることで、互いに絶縁された複数の側面電極16を積層方向に延ばして形成することができる。これによって、例えばバイモルフ型の圧電素子における表面電極15および内部電極12の電極パターンのバリエーションに応じて、積層方向に延びる側面電極16を複数設けることができ、結果として複数の側面電極16が積層体14の側面と接合される総面積を増やすことができる。したがって、積層体14の側面への拘束力をさらに高めることができ、密着強度をより向上させることができる。
また、上記の構成において、積層体14の積層方向から平面透視したときに、第1の副電極171と第2の主電極122とが対向する領域を有しているのが好ましく、これにより、第1の副電極171の近傍に位置する圧電体層13の分極の向きを、第1の副電極171と同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121の近傍に位置する圧電体層13の分極の向きと逆向きにすることができる。この逆向きの分極が、変位を相殺するように作用することで、よりデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121と第1の副電極171とは異なる側面に導出されてもよい。例えば、図では導出領域1212および第1の副電極171のうちの両方が一方主面の形状(長方形)の短辺に位置する同一の側面(端面)に導出されているが、導出領域1212および第1の副電極171のうちの一方または両方が長辺に位置する側面の端面に近い部位に導出されてもよい。
ただし、図に示すように、同一の圧電体層13間に設けられた第1の主電極121と第1の副電極171とが同じ側面に導出されているのが好ましく、同じ側面に導出されていることで、側面電極16による積層体14の側面への拘束力を集中させて、さらにデラミネーションの発生を抑制することができる。なお、上記の同じ側面が、応力の大きくなる側面であって、一方主面の長方形状の短辺に位置する側面(端面)であるのがよい。すなわち、積層体14が平面視したときの形状が長方形状の板状体であり、第1の主電極121と第1の副電極171とが同じ端面に導出されているのが好ましい。
また、第1の主電極121の導出領域1212の幅と第1の副電極171の幅とは異なっていてもよいが、図に示すように、第1の主電極121の導出領域1212の幅と第1の副電極171の幅とが互いに同じであるのが好ましく、これにより、第1の主電極121における導出領域1212のパターンと第1の副電極171のパターンとが近似されてバランスがよくなり、焼結収縮挙動による影響のバランスがとれ、密着強度が向上してさらにデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、第1の主電極121、第2の主電極122および第1の副電極171の形成材料の組成が同じであるのが好ましく、これにより、材料的に圧電体層13との接合強度が同じくなり、焼結収縮挙動及び密着機構が同じで且つ熱膨張係数が同じの為、さらに密着強度がよくなりデラミネーションの発生を抑制できる。
なお、表面電極15(第2の表面電極152、第3の表面電極153)の面積よりも第1の副電極171の面積が小さいのが、側面電極16との接合力の点および最表層の圧電体層13に逆向きの変位をするように作用させることができる点で好ましい。
本発明の圧電素子の実施の形態の他の例として、図3に示すような形態および図4に示すような形態とすることもできる。
図3および図4に示す圧電素子11は、第2の主電極122が活性領域1221および積層体14の側面への導出領域1222を有していて、当該第2の主電極122が設けられている圧電体層13間に導出領域1222と間隔をおいて第2の副電極172が設けられ、当該第2の副電極172が複数の側面電極16のうちのいずれかと接続されている構成である。なお、図3および図4において、複数の側面電極16は省略している。
図3に示す圧電素子11は、具体的には、第2の主電極122における第1の主電極121と対向する活性領域1221は相対的に幅の広い長方形状の領域で、第1の主電極121と対向して活性部を形成している。第2の主電極122における導出領域1222は活性領域1221よりも幅の狭い領域である。本例では、一方主面側に配置された第2の主電極122のパターンは、ちょうど第一の主電極121のパターンと長さ方向の中心軸に関して線対称な配置になっている。この導出領域1222が積層体14の対向する一対の側面のうちの他方の端面(導出領域1212が導出される端面とは反対側の端面)に導出されて、側面電極16と電気的に接続されている。また、他方主面側に配置された第2の主電極122のパターンは、ちょうど第一の主電極121のパターンと点対称な配置になっている。
また、第2の主電極122が活性領域1221および積層体14の対向する一対の側面のうちの他方の端面への導出領域1222を有していて、当該第2の主電極122が設けられている圧電体層13間に導出領域1222と間隔をおいて第2の副電極172が設けられ、当該第2の副電極172が積層体14の対向する一対の側面のうちの他方の端面に導出され、複数の側面電極16のうちのいずれかと接続されている
また、表面電極15も複数設けられていて、図1および図2に示す例と同様に、使用時には結線されるなどして、圧電素子11を駆動するようになっている。
このとき、図示していないが、圧電素子11の一方の端部に位置する側面(端面)には積層方向に延びる二つの側面電極が設けられているとともに、圧電素子11の他方の端部に位置する側面(端面)には積層方向に延びる二つの側面電極が設けられている。
第1の主電極121が一方の端部に位置する側面(端面)に設けられた側面電極に電気的に接続され、また、第1の副電極171が一方の端部に位置する側面に設けられた他の側面電極に電気的に接続されている。
積層方向の一方主面側に配置された第2の主電極122、積層方向の他方主面側に配置された第2の副電極172が他方の端部に位置する側面(端面)に設けられた一つの側面電極に電気的に接続され、また、積層方向の他方主面側に配置された第2の主電極122、積層方向の一方主面側に配置された第2の副電極172が他方の端部に位置する側面(端面)に設けられた他の一つの側面電極に電気的に接続されている。
この構成によれば、第2の主電極122が導出領域1222を有する場合において、側面電極との密着強度を向上させ、デラミネーションの発生を抑制することができる。また、焼結収縮挙動による影響のバランスがとれ、密着強度が向上してさらにデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、図4に示す圧電素子11は、具体的には、第2の主電極122における第1の主電極121との活性領域1221は相対的に幅の広い長方形状の領域で、第1の主電極121と対向して活性部を形成している。第2の主電極122における導出領域1222は活性領域1221よりも幅の狭い領域で、本例では第2の主電極122に二つの導出領域1222がある。これらのパターンは、ちょうど点対称になっている。この導出領域1222が積層体14の対向する一対の側面(一方の端部に位置する側面(端面)と他方の端部に位置する側面(端面))にそれぞれ導出されて、側面電極16と電気的に接続されている。
また、表面電極15(大きな面積の第1の表面電極151、小さな面積の第2の表面電極152および第3の表面電極153)も、第2の主電極122および第2の副電極172と類似したパターンで形成されている。
また、積層方向の上側に配置された第1の主電極121と積層方向の下側に配置された第1の主電極121とは、互いに逆の端部に位置する側面に導出され、それぞれの第1の主電極121と同一の圧電体層13間に導出領域1212と間隔をおいて第1の副電極171を有している。上側のパターンと下側のパターンとでは、ちょうど点対称の関係になっている。
このとき、図示していないが、圧電素子11の一方の端部に位置する側面には積層方向に延びる二つの側面電極が設けられているとともに、圧電素子11の他方の端部に位置する側面には積層方向に延びる二つの側面電極が設けられている。積層方向の上側に配置された第1の主電極121、積層方向の下側に配置された第1の副電極171、第2の表面電極152が一方の端部に位置する側面に設けられた側面電極に電気的に接続され、積層方向の下側に配置された第1の主電極121、積層方向の上側に配置された第1の副電極171、第3の表面電極152が他方の端部に位置する側面に設けられた側面電極に電気的に接続されている。また、それぞれの側面において設けられた他の側面電極と第2の主電極122(導出領域1222)、第1の表面電極151が電気的に接続されている。
この構成によれば、第1の主電極121の導出領域1212、第2の主電極122の導出領域1222および第1の副電極171のパターンと、側面電極のパターンとが対称性を有することから、一方の端部に位置する側面と他方の端部に位置する側面とで同じ程度に側面電極との密着強度を向上させ、デラミネーションの発生を抑制することができる。また、焼結収縮挙動による影響のバランスがとれ、密着強度が向上してさらにデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、図3および図4に示す構成の場合においても、積層体14の積層方向から平面透視したときに、第2の副電極172と第1の主電極121とが対向する領域を有しているのが好ましく、これにより、第2の副電極172の近傍に位置する圧電体層13の分極の向きを、第2の副電極172と同一の圧電体層13間に設けられた第2の主電極122の近傍に位置する圧電体層13の分極の向きと逆向きにすることができる。この逆向きの分極が、変位を相殺するように作用することで、よりデラミネーションの発生を抑制することができる。
また、図3および図4に示す構成の場合においても、第1の主電極121、第2の主電極122、第1の副電極171および第2の副電極172の形成材料の組成が同じであるのが好ましく、これにより、材料的に圧電体層13との接合強度が同じくなり、焼結収縮挙動及び密着機構が同じで且つ熱膨張係数が同じの為、さらに密着強度がよくなりデラミネーションの発生を抑制できる。
なお、上述した本発明の圧電素子は、表面電極15から電気信号が入力されて一方主面および他方主面が屈曲面となるように屈曲振動するいわゆるバイモルフ型の圧電素子である。バイモルフ型の圧電素子によれば、ユニモルフ型の圧電素子に比してより屈曲振動させることができるが、本発明の圧電アクチュエータとしては、バイモルフ型に限られず、ユニモルフ型であってもよい。例えば後述する振動板に圧電アクチュエータの他方主面を接合する(貼り合わせる)ことで、ユニモルフ型でも屈曲振動させることができる。
次に、本実施の形態の圧電素子11の製造方法について説明する。
まず、圧電体層13となるセラミックグリーンシートを作製する。具体的には、圧電セラミックスの仮焼粉末と、アクリル系,ブチラール系等の有機高分子からなるバインダーと、可塑剤とを混合してセラミックスラリーを作製する。そして、ドクターブレード法、カレンダーロール法等のテープ成型法を用いることにより、このセラミックスラリーを用いてセラミックグリーンシートを作製する。圧電セラミックスとしては圧電特性を有するものであればよく、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO−PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物等を用いることができる。また、可塑剤としては、フタル酸ジブチル(DBP),フタル酸ジオクチル(DOP)等を用いることができる。
次に、内部電極となる導電性ペーストを作製する。具体的には、銀−パラジウム合金の金属粉末にバインダーおよび可塑剤を添加混合することによって導電性ペーストを作製する。この導電性ペーストを上記のセラミックグリーンシート上に、スクリーン印刷法を用いて内部電極(第1の主電極121、第2の主電極122、第1の副電極171および必要により第2の副電極172)のパターンで塗布する。さらに、この導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを複数枚積層し、所定の温度で脱バインダー処理を行なった後、900〜1200℃の温度で焼成し、平面研削盤等を用いて所定の形状になるよう研削処理を施すことによって、交互に積層された内部電極12(主電極および副電極)および圧電体層13を備えた積層体を作製する。
積層体は、上記の製造方法によって作製されるものに限定されるものではなく、内部電極と圧電体層とを複数積層してなる積層体を作製できれば、どのような製造方法によって作製されてもよい。
その後、銀を主成分とする導電粒子とガラスとを混合したものに、バインダー,可塑剤および溶剤を加えて作製した銀ガラス含有導電性ペーストを、表面電極のパターンで積層体の主面および側面にスクリーン印刷法等によって印刷して乾燥させた後、600〜750℃の温度で焼き付け処理を行ない、表面電極を形成する。
以上の方法にて、本実施形態の圧電素子を製造することができる。
また、本実施形態の圧電振動装置は、図5に示すように、圧電素子11と、圧電素子11の他方主面に接合された振動板81とを有する。
振動板81は、例えば矩形状の薄板である。振動板81は、アクリル樹脂やガラス等の剛性および弾性が大きい材料を好適に用いて形成することができる。また、振動板81の厚みは、例えば0.4mm〜1.5mmに設定される。
振動板81は、圧電素子11を構成する積層体14の他方主面に、接合部材82を介して接合されている。接合部材82を介して、振動板81に他方主面の全面が接合されていてもよく、略全面が接合されていてもよい。
接合部材82は、フィルム状の形状を有している。また、接合部材82は、振動板81よりも柔らかく変形しやすいもので形成されており、振動板81よりもヤング率,剛性率,体積弾性率等の弾性率や剛性が小さい。すなわち、接合部材82は、圧電素子11の駆動によって振動板81を振動させたときに変形可能であり、同じ力が加わったときに、振動板81よりも大きく変形するものである。そして、接合部材82の一方主面(図の+z方向側の主面)には積層体14の他方主面(図の−z方向側の主面)が全体的に固着され、接合部材82の他方主面(図の−z方向側の主面)には振動板81の一方主面(図の+z方向側の主面)の一部が固着されている。
変形可能な接合部材82で積層体14と振動板81とを接合することで、圧電素子11から振動が伝達されたとき、変形可能な接合部材82が振動板81よりも大きく変形する。
このとき、振動板81から反射される逆位相の振動を変形可能な接合部材82で緩和することができるので、圧電素子11が周囲の振動の影響を受けずに振動板81へ強い振動を伝達させることができる。
中でも、接合部材82の少なくとも一部が粘弾性体で構成されていることで、圧電素子11からの強い振動を振動板81へ伝える一方、振動板81から反射される弱い振動を接合部材82が吸収することができる点で好ましい。例えば、不織布等からなる基材の両面に粘着剤が付着された両面テープや、弾性を有する接着剤を含む構成の接合部材を用いることができ、これらの厚みとしては例えば10μm〜2000μmのものを用いることができる。
接合部材82は、単一のものであっても、いくつかの部材からなる複合体であっても構わない。このような接合部材82としては、例えば、不織布等からなる基材の両面に粘着剤が付着された両面テープや、弾性を有する接着剤である各種弾性接着剤等を好適に用いることができる。また、接合部材82の厚みは、圧電素子11の屈曲振動の振幅よりも大きいことが望ましいが、厚すぎると振動が減衰されるので、例えば、0.1mm〜0.6mmに設定される。ただし、本発明の圧電振動装置においては、接合部材82の材質に限定はなく、接合部材82が振動板81よりも固く変形し難いもので形成されていても構わない。また、場合によっては、接合部材82を有さない構成であっても構わない。
このような構成を備える本例の圧電振動装置は、電気信号を加えることによって圧電素子11を屈曲振動させ、それによって、振動板81を振動させる圧電振動装置として機能する。なお、振動板81の長さ方向における他方端部(図の−y方向端部や振動板81の周縁部等を、図示せぬ支持部材によって支持しても構わない。
また、本例の圧電振動装置は、圧電素子11の平坦な他方主面に振動板81が接合されている。これにより、積層体14と振動板81とが強固に接合された圧電振動装置とすることができる。
本例の圧電振動装置は、積層体14の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子11を用いて構成されていることから、耐久性に優れ、長期間安定して駆動する圧電振動装置とすることができる。
本実施形態の携帯端末は、図6〜図8に示すように、圧電素子11と、電子回路(図示せず)と、ディスプレイ91と、筐体92とを有しており、圧電素子11(積層体14)の他方主面が筐体92に接合されたものである。なお、図5は本発明の携帯端末を模式的に示す概略斜視図であり、図7は図6に示すA−A線で切断した概略断面図、図8は図6に示すB−B線で切断した概略断面図である。積層体14の一方主面に接合されたフレキシブル基板は図7および図8では省略している。
ここで、圧電素子11(積層体14)と筐体92とが変形可能な接合部材を用いて接合されているのが好ましい。すなわち、図7および図8においては接合部材82が変形可能な接合部材である。
変形可能な接合部材82で圧電素子11と筐体92とを接合することで、圧電素子11から振動が伝達されたとき、変形可能な接合部材82が筐体92よりも大きく変形する。
このとき、筐体92から反射される逆位相の振動を変形可能な接合部材82で緩和することができるので、圧電素子11が周囲の振動の影響を受けずに筐体92へ強い振動を伝達させることができる。
中でも、接合部材82の少なくとも一部が粘弾性体で構成されていることで、圧電素子11からの強い振動を筐体92へ伝える一方、筐体92から反射される弱い振動を接合部材82が吸収することができる点で好ましい。例えば、不織布等からなる基材の両面に粘着剤が付着された両面テープや、弾性を有する接着剤を含む構成の接合部材を用いることができ、これらの厚みとしては例えば10μm〜2000μmのものを用いることができる。
そして、本例では、圧電素子11はディスプレイ91のカバーとなる筐体92の一部であるパネルに取り付けられ、この筐体92の一部が振動板922として機能するようになっている。
なお、本例では圧電素子11が筐体92に接合されたものを示したが、圧電素子11がディスプレイ91に接合されていてもよい。
筐体92は、1つの面が開口した箱状の筐体本体921と、筐体本体921の開口を塞ぐ振動板922とを有している。この筐体92(筐体本体921および振動板922)は、剛性および弾性率が大きい合成樹脂等の材料を好適に用いて形成することができる。
振動板922の周縁部は、筐体本体921に接合材93を介して振動可能に取り付けられている。接合材93は、振動板922よりも柔らかく変形しやすいもので形成されており、振動板922よりもヤング率,剛性率,体積弾性率等の弾性率や剛性が小さい。すなわち、接合材93は変形可能であり、同じ力が加わったときに振動板922よりも大きく変形する。
接合材93は、単一のものであっても、いくつかの部材からなる複合体であっても構わない。このような接合材93としては、例えば不織布等からなる基材の両面に粘着剤が付着された両面テープ等を好適に用いることができる。接合材93の厚みは、厚くなりすぎて振動が減衰されないように設定されており、例えば0.1mm〜0.6mmに設定される。ただし、本発明の携帯端末においては、接合材93の材質に限定はなく、接合材93が振動板922よりも固く変形し難いもので形成されていても構わない。また、場合によっては、接合材93を有さない構成であっても構わない。
電子回路(図示せず)としては、例えば、ディスプレイ91に表示させる画像情報や携帯端末によって伝達する音声情報を処理する回路や、通信回路等が例示できる。これらの回路の少なくとも1つであってもよいし、全ての回路が含まれていても構わない。また、他の機能を有する回路であってもよい。さらに、複数の電子回路を有していても構わない。なお、電子回路と圧電素子11とは図示しない接続用配線で接続されている。
ディスプレイ91は、画像情報を表示する機能を有する表示装置であり、例えば、液晶ディスプレイ,プラズマディスプレイ,および有機ELディスプレイ等の既知のディスプレイを好適に用いることができる。なお、ディスプレイ91は、タッチパネルのような入力装置を有するものであっても良い。また、ディスプレイ91のカバー(振動板922)が、タッチパネルのような入力装置を有するものであっても構わない。さらに、ディスプレイ91全体や、ディスプレイ91の一部が振動板として機能するようにしても構わない。
本例の携帯端末は、積層体14の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子11を用いて構成されていることから、耐久性に優れ、長期間安定して駆動する携帯端末とすることができる。
また、本実施形態の携帯端末は、ディスプレイ91または筐体92が、耳の軟骨または気導を通して音情報を伝える振動を生じさせることを特徴とする。本例の携帯端末は、振動板(ディスプレイ91または筐体92)を直接または他の物を介して耳に接触させて、耳の軟骨に振動を伝えることによって音情報を伝達することができる。すなわち、振動板(ディスプレイ91または筐体92)を直接または間接的に耳に接触させて、耳の軟骨に振動を伝えることによって音情報を伝達することができる。これにより、例えば、周囲が騒がしいときにおいても音情報をクリアに伝達することができ、難聴者でも音声を認識することが可能な携帯端末を得ることができる。なお、振動板(ディスプレイ91または筐体92)と耳との間に介在する物は、例えば、携帯端末のカバーであっても良いし、ヘッドホンやイヤホンでも良く、振動を伝達可能な物であればどんなものでも構わない。また、振動板(ディスプレイ91または筐体92)から発生する音を空気中に伝播させることにより、音情報を伝達するような携帯端末であっても構わない。さらに、複数のルートを介して音情報を伝達するような携帯端末であっても構わない。
また、本実施形態の音響発生器10は、図9に示すように、上述の圧電素子11と、圧電素子11が取り付けられており、圧電素子11の振動によって振動する振動板20と、振動板20の外周部の少なくとも一部に設けられ、振動板20を支持する支持体としての枠体30とを備えている。
圧電素子11は、電圧の印加を受けて振動することによって振動板20を励振する励振器である。圧電素子11の主面と振動板20の主面とがエポキシ系樹脂等の接着剤により接合され、圧電素子11が屈曲振動することにより、圧電素子11が振動板20に一定の振動を与えて音を発生させることができる。
振動板20は、張力がかかっている状態でその周縁部が枠体30に固定されていて、圧電素子11の振動によって圧電素子11とともに振動するようになっている。この振動板20は樹脂や金属等の種々の材料を用いて形成することができ、例えば厚さ10〜200μmのポリエチレン、ポリイミド、ポリプロピレン等の樹脂フィルムで振動板20を構成することができる。樹脂フィルムは金属板などに比べて弾性率および機械的なQ値の低い材料であるため、振動板20を樹脂フィルムにより構成することで、振動板20を大きな振幅で屈曲振動させ、音圧の周波数特性における共振ピークの幅を広く、高さを低くして共振ピークとディップとの差を低減することができる。
枠体30は、振動板20の周縁部で振動板20を支持する支持体として機能し、例えばステンレスなどの金属、樹脂など種々の材料を用いて形成することができる。この枠体30は、図9(b)に示すように一つの枠部材(上枠部材301)からなるものでもよく、図9(c)に示すように二つの枠部材(上枠部材301および下枠部材302)からなるものでもよい。この場合、二つの枠部材で振動板20を挟むことで、振動板20の張りを安定させることができる。なお、上枠部材301および下枠部材302は、それぞれの厚みが例えば100〜5000μmとされる。
本例の音響発生器10においては、図9(b)および図9(c)に示すように、圧電素子11から振動板20の表面の少なくとも圧電素子11の周辺部までを覆うように設けられた樹脂層40をさらに有するのが好ましい。樹脂層40としては、例えばアクリル系樹脂を用いることができる。かかる樹脂層40に圧電素子11を埋設することで適度なダンパー効果を誘発させることができるので、共振現象を抑制して、音圧の周波数特性におけるピークやディップを小さく抑えることができる。なお、図9(b)および図9(c)に示すように、樹脂層40は上枠部材301と同じ高さとなるように形成されていてもよい。
本例の音響発生器10は、積層体14の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子11を用いて構成されていることから、耐久性に優れ、長期間安定して駆動することができる。
次に、本発明の音響発生装置の実施の形態の一例について説明する。
音響発生装置80は、いわゆるスピーカのような発音装置であり、図10に示すように、たとえば、音響発生器10と、音響発生器10を収容する筐体70を備える。筐体70は、音響発生器10の発する音響を内部で共鳴させるとともに、筐体70に形成された図示せぬ開口から音響を外部へ放射する。このような筐体70を有することにより、たとえば低周波数帯域における音圧を高めることができる。
かかる音響発生装置80は、スピーカとして単独で用いることができる他、後述するように、携帯端末や薄型テレビ、あるいはタブレット端末などへ好適に組み込むことが可能である。また、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機、洗濯機などのように、従来、音質については重視されなかった家電製品に組み込むこともできる。
本発明の音響発生装置80は、積層体14の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子11を用いて構成されていることから、耐久性に優れ、長期間安定して駆動することができる。
次に、音響発生器を搭載した電子機器について、図11を用いて説明する。図11は、実施形態に係る電子機器50の構成を示す図である。なお、両図には、説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図11に示すように、本例の電子機器50は、音響発生器10と、音響発生器10に接続された電子回路60と、電子回路60および音響発生器10を収容する筐体70とを備え、音響発生器10から音響を発生させる機能を有する。
電子機器50は、電子回路60を備える。電子回路60は、たとえば、コントローラ50aと、送受信部50bと、キー入力部50cと、マイク入力部50dとから構成される。電子回路60は、音響発生器10に接続されており、音響発生器10へ音声信号を出力する機能を有している。音響発生器10は電子回路60から入力された音声信号に基づいて音響を発生させる。
また、電子機器50は、表示部50eと、アンテナ50fと、音響発生器10とを備える。また、電子機器50は、これら各デバイスを収容する筐体70を備える。なお、図11では、1つの筐体70にコントローラ50aをはじめとする各デバイスがすべて収容されている状態をあらわしているが、各デバイスの収容形態を限定するものではない。本実施形態では、少なくとも電子回路60と音響発生器10とが、1つの筐体70に収容されていればよい。
コントローラ50aは、電子機器50の制御部である。送受信部50bは、コントローラ50aの制御に基づき、アンテナ50fを介してデータの送受信などを行う。キー入力部50cは、電子機器50の入力デバイスであり、操作者によるキー入力操作を受け付ける。マイク入力部50dは、同じく電子機器50の入力デバイスであり、操作者による音声入力操作などを受け付ける。表示部50eは、電子機器50の表示出力デバイスであり、コントローラ50aの制御に基づき、表示情報の出力を行う。
そして、音響発生器10は、電子機器50における音響出力デバイスとして動作する。なお、音響発生器10は、電子回路60のコントローラ50aに接続されており、コントローラ50aによって制御された電圧の印加を受けて音響を発することとなる。
なお、図11では、電子機器50が携帯用端末装置であるものとして説明を行ったが、電子機器50の種別を問うものではなく、音響を発する機能を有する様々な民生機器に適用されてよい。たとえば、薄型テレビやカーオーディオ機器は無論のこと、「話す」といった音響を発する機能を有する製品、例を挙げれば、掃除機や洗濯機、冷蔵庫、電子レンジなどといった種々の製品に用いられてよい。
このような電子機器50は、積層体14の端部に位置する側面におけるデラミネーションの発生が抑制された圧電素子11を用いて構成されていることから、耐久性に優れ、長期間安定して駆動する電子機器とすることができる。

本発明の圧電素子の具体例について説明する。具体的には、図1および図2に示す圧電素子を以下に示すように作製した。
圧電素子は、長さが23.5mmで、幅が3.3mmで、厚みが0.5mmの直方体状とした。また、圧電素子は、厚みが30μmの圧電体層と内部電極とが交互に積層された構造とし、圧電体層の総数は16層とした。圧電体層は、チタン酸ジルコン酸鉛で形成した。内部電極は、銀パラジウムの合金を用いた。
銀パラジウムからなる導電性ペーストが印刷されたセラミックグリーンシートを積層した後、加圧密着させ、所定の温度で脱脂を行った後、1000℃で焼成を行い、積層焼結体を得た。
次に、銀ペーストを用いて表面電極を形成し、内部電極よりも幅方向の両端で1mmずつ長くなるように印刷し、焼付けを行った。
表面電極を介して、内部電極間(第1の主電極間、第2の主電極間)に、2kV/mmの電界強度の電圧を印加し、圧電素子に分極を施した。
なお、本発明の実施例(試料No.1)として、図1および図2に示すような副電極を有する内部電極パターンの圧電素子を作製した。一方、比較例(試料No.2)として、図12に示すような副電極を有していない内部電極パターンの圧電素子を作製した。
そして、それぞれの圧電素子について、フレキシブル配線基板を介して、圧電素子に1kHzの周波数で、実効値±10Vrmsの正弦波信号を印加し、駆動試験を行ったところ、試料No.1、2とも、100μmの変位量を有する屈曲振動が得られた。
その後、実効値±10Vrmsの正弦波信号を10万サイクル連続で加えて駆動試験を行った。比較例である試料No.2は変位量低下が発生した。
これに対し、本発明実施例の試料No.1の圧電アクチュエータは、10万サイクルを経た後でも、変位量低下が発生することなく駆動を続けていた。
本発明の圧電素子を用いることで、変位量が安定していることを確認できた。また、長期連続駆動した場合でも、側面電極(端面電極)が剥離するといった問題が生じることもなく、デラミネーションの発生や密着強度の低下も発生しないことを確認できた。
1:圧電アクチュエータ
11:圧電素子
12:内部電極
121:第1の主電極
1211:活性領域
1212:導出領域
122:第2の主電極
1221:活性領域
1222:導出領域
13:圧電体層
14:積層体
15:表面電極
151:第1の表面電極
152:第2の表面電極
153:第3の表面電極
16:側面電極
171:第1の副電極
172:第2の副電極
81:振動板
82:接合部材
91:ディスプレイ
92:筐体
921:筐体本体
922:振動板
93:接合材
10:音響発生器
20:振動板
30:枠体
301:上枠部材
302:下枠部材
40:樹脂層
50:電子機器
60:電子回路
70:筐体
80:音響発生装置

Claims (16)

  1. 複数の内部電極および複数の圧電体層が積層された積層体と、該積層体の少なくとも一方主面に設けられた複数の表面電極と、前記積層体の側面に設けられ、該側面に導出された前記複数の内部電極と前記複数の表面電極とを電気的に接続する複数の側面電極とを備えた圧電素子であって、
    前記複数の内部電極は、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有する第1の主電極と、該第1の主電極が設けられている圧電体層間に前記導出領域と間隔をおいて設けられた第1の副電極とを含み、当該第1の副電極が前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されており、
    前記積層体は、前記第1の主電極の前記活性領域と対向するように、積層方向に前記第1の主電極と交互に配置された第2の主電極を含み、前記積層体の積層方向から平面透視したときに、前記第1の副電極と前記第2の主電極とが対向する領域を有していることを特徴とする圧電素子。
  2. 前記第1の主電極、前記第2の主電極および前記第1の副電極の形成材料の組成が同じであることを特徴とする請求項に記載の圧電素子。
  3. 複数の内部電極および複数の圧電体層が積層された積層体と、該積層体の少なくとも一方主面に設けられた複数の表面電極と、前記積層体の側面に設けられ、該側面に導出された前記複数の内部電極と前記複数の表面電極とを電気的に接続する複数の側面電極と、を備えた圧電素子であって、
    前記複数の内部電極は、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有する第1の主電極と、該第1の主電極が設けられている圧電体層間に前記導出領域と間隔をおいて設けられた第1の副電極と、を含み、当該第1の副電極が、前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されており、
    前記積層体は、前記第1の主電極の前記活性領域と対向するように、積層方向に前記第1の主電極と交互に配置された第2の主電極を含み、該第2の主電極が、活性領域および前記積層体の側面への導出領域を有していて、当該第2の主電極が設けられている圧電体層間に、前記第2の主電極の前記導出領域と間隔をおいて第2の副電極が設けられ、当該第2の副電極が、前記複数の側面電極のうちのいずれかと接続されていることを特徴とする圧電素子。
  4. 前記積層体の積層方向から平面透視したときに、前記第2の副電極と前記第1の主電極とが対向する領域を有していることを特徴とする請求項に記載の圧電素子。
  5. 前記第1の主電極、前記第2の主電極、前記第1の副電極および前記第2の副電極の形成材料組成が同じであることを特徴とする請求項または請求項に記載の圧電素子。
  6. 同一の圧電体層間に設けられた前記第1の主電極と前記第1の副電極とが互いに異なる側面電極に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちのいずれかに記載の圧電素子。
  7. 前記積層体が平面視長方形状の板状体であり、前記積層体の積層方向の一方主面側に位置する前記第1の主電極および前記第1の副電極の配置と前記積層体の積層方向の他方主面側に位置する前記第1の主電極および前記第1の副電極の配置とが幅方向の中心軸に対して線対称な配置となっていて、
    前記一方主面側に配置された前記第1の主電極と前記他方主面側に配置された前記第1の副電極とが一つの前記側面電極に接続されているとともに、前記他方主面側に配置された前記第1の主電極と前記一方主面側に配置された前記第1の副電極とが他の一つの前記側面電極に接続されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちのいずれかに記載の圧電素子。
  8. 同一の圧電体層間に設けられた前記第1の主電極と前記第1の副電極とが同じ側面に導出されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のうちのいずれかに記載の圧電素子。
  9. 前記積層体が平面視長方形状の板状体であり、前記第1の主電極と前記第1の副電極とが同じ端面に導出されていることを特徴とする請求項に記載の圧電素子。
  10. 前記第1の主電極の導出領域の幅と前記第1の副電極の幅とが互いに同じであることを特徴とする請求項に記載の圧電素子。
  11. 前記圧電素子の種類が、バイモルフ型の圧電素子である請求項1乃至請求項10のうちのいずれかに記載の圧電素子。
  12. 請求項1乃至請求項11のうちのいずれかに記載の圧電素子と、該圧電素子の他方主面に接合された振動板とを有することを特徴とする圧電振動装置。
  13. 請求項1乃至請求項11のうちのいずれかに記載の圧電素子と、電子回路と、ディスプレイと、筐体とを有しており、
    前記圧電素子の他方主面が前記ディスプレイまたは前記筐体に接合されていることを特徴とする携帯端末。
  14. 請求項1乃至請求項11のうちのいずれかに記載の圧電素子と、
    前記圧電素子が取り付けられており、該圧電素子の振動によって振動する振動板と、
    該振動板の外周部の少なくとも一部に設けられ、前記振動板を支持する支持体とを備えることを特徴とする音響発生器。
  15. 請求項14に記載の音響発生器と、該音響発生器を収容する筐体とを備えることを特徴とする音響発生装置。
  16. 請求項14に記載の音響発生器と、該音響発生器に接続された電子回路と、該電子回路および前記音響発生器を収容する筐体とを備える電子機器であって
    前記音響発生器から音響を発生させる機能を有することを特徴とする電子機器。
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