JP7467511B2 - 圧電素子 - Google Patents

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Description

本開示は、圧電素子に関する。
従来技術の一例は、特許文献1に記載されている。
特許第4249472号公報
本開示の圧電素子は、内部電極および圧電体層が積層された積層体と、
前記積層体の側面に位置し、前記内部電極に電気的に接続する表面電極と、を備え、
前記内部電極は、
前記積層体を、前記積層体の長手方向に直交する第1の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第1の電極と、
前記積層体を、前記長手方向および前記第1の方向に直交する第2の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第2の電極と、を含み、
前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、
前記長手方向に沿って延びる帯状部と、一端が前記帯状部に連なり、他端が前記積層体の前記側面に露出して前記表面電極と接続する引出部とを有する第1導体を含み、
前記側面の、前記引出部の前記他端が露出した部分とは反対側の部分と、前記引出部との間に位置する第2導体を備え
前記第2導体は、矩形状であり、前記引出部に近接する角部がR状である。
本開示の目的、特色、および利点は、下記の詳細な説明と図面とからより明確になるであろう。
圧電素子の外観を示す平面図である。 圧電素子の外観を示す側面図である。 図1Aの切断面線A-Aにおける断面図である。 図1Aの切断面線B-Bにおける断面図である。 図1Aの切断面線C-Cにおける断面図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 内部電極のパターン形状を示す図である。 第2導体の他の形状を示す図である。
本開示の圧電素子の基礎となる構成である圧電素子は、圧電体層と内部電極を積層してなり、内部電極に電圧を印加することで屈曲変位する圧電アクチュエータとして用いられる。圧電アクチュエータは、高精度に微小な変位を実現することができる。
特許文献1に記載の圧電アクチュエータは、Z軸に沿って長さを伸長し、XY平面内で移動可能な先端を有している。
圧電アクチュエータの先端をXY平面内で移動可能とするためには、複数パターンの内部電極を設け、それぞれを積層体の側面に露出させて表面電極と接続する。各内部電極は、その端部を側面の所定の位置に露出させるための引き出し部分を有している。特許文献1の図16に示す内部電極は、引き出し部分によって圧電体層を伸縮させないように、電極幅を小さくしている。これにより、積層体においては、内部電極の引き出し部分が設けられている領域の厚さと、設けられていない領域の厚さの違いによる不均一化が生じて屈曲変位の精度が低下する。
図1Aは、圧電素子の外観を示す平面図であり、図1Bは、圧電素子の外観を示す側面図である。図2Aは、図1Aの切断面線A-Aにおける断面図である。図2Bは、図1Aの切断面線B-Bにおける断面図である。図2Cは、図1Aの切断面線C-Cにおける断面図である。圧電素子100は、内部電極3および圧電体層4が積層された積層体1と、積層体1の側面に位置し、内部電極3に電気的に接続する表面電極2と、を備える。本実施形態の圧電素子100は、表面電極2を介して内部電極3に電圧を印加し、積層された圧電体層4を屈曲変位させる圧電アクチュエータである。図1Aおよび図1Bに示すように、本実施形態の圧電素子100は、その形状が、例えば、直方体または四角柱であり、屈曲変位によって長手方向または軸線方向の一方端側の先端が移動可能である。表面電極2は、移動可能な先端と反対側の他方端側の両側面に設けられている。表面電極2は、他方端側の両側面に設けられる表面電極2Aと、表面電極2Aより中央側の両側面に設けられる表面電極2Bとを含む。以下では、長手方向または軸線方向をZ軸方向とし、これに直交し、表面電極2が設けられる両側面を結ぶ方向をX軸方向とし、Z軸方向およびX軸方向に直交し、内部電極3および圧電体層4が積層される積層方向をY軸方向とする。
図2Aなどの断面図に示すように、積層体1は、圧電体層4を複数積層してなり、積層した圧電体層4間に内部電極3が位置している。内部電極3は、積層体1の他方端側の側面に露出しており、表面電極2と電気的に接続している。圧電体層4は、圧電特性を有するセラミックスで形成されたもので、このようなセラミックスとして、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(PbZrO-PbTiO)からなるペロブスカイト型酸化物、ニオブ酸リチウム(LiNbO)、タンタル酸リチウム(LiTaO )などを用いることができる。内部電極3は、例えば、セラミックスとの反応性が低い銀または銀-パラジウム合金を主成分とする導体、あるいは銅、白金などを含む導体を用いることができる。表面電極2は、例えば、内部電極3と同様の材料を用いることができ、さらに表面に酸化防止用のめっき層などを設けてもよい。
詳細については、後述するが、内部電極3は、積層体1を、積層体1の長手方向(Z軸方向)に直交する第1の方向(X軸方向)に屈曲させるように圧電体層4に電圧を印加する第1の電極31と、積層体1を、長手方向および第1の方向に直交する第2の方向(Y軸方向)に屈曲させるように圧電体層4に電圧を印加する第2の電極32と、を含む。例えば、積層体1は、積層方向(Y軸方向)におよそ3つの領域に分かれている。3つの領域のうち中央領域1Mは、圧電素子100をX軸方向(左右方向)に屈曲変位させるための領域であり、この中央領域1M内に第1の電極31が位置している。また、3つの領域のうち上部領域1Uと下部領域1Lは、圧電素子100をY軸方向(上下方向)に屈曲変位させるための領域であり、これらの領域1U、1L内に第2の電極32が位置している。
例えば、X軸方向に屈曲変位させる場合、中央領域1Mにおいて、右側部分が伸びるように第1の電極31に電圧印加し、左側部分が縮むように第1の電極31に電圧印加すれば、左向きに屈曲し、右側部分が縮むように第1の電極31に電圧印加し、左側部分が伸びるように電圧印加すれば、右向きに屈曲する。同様に、例えば、Y軸方向に屈曲変位させる場合、上部領域1Uが伸びるように第2の電極32に電圧印加し、下部領域1Lが縮むように第2の電極32に電圧印加すれば、下向きに屈曲し、上部領域1Uが縮むように第2の電極32に電圧印加し、下部領域1Lが伸びるように第2の電極32に電圧印加すれば、上向きに屈曲する。
図3A~図3Fに、本実施形態の内部電極3のパターン形状の一例を示す。これらは、上部領域1Uの第2の電極32、中央領域1Mの第1の電極31および下部領域1Lの第2の電極32の各パターン形状の一例を示している。図3Aおよび図3Bに示すパターンが、上部領域1Uの第2の電極32を構成する。図3Cおよび図3Dに示すパターンが、中央領域1Mの第1の電極31を構成する。図3Eおよび図3Fに示すパターンが、下部領域1Lの第2の電極32を構成する。このように、いずれの領域も、それぞれ2種類のパターン形状の内部電極3を有しており、間に圧電体層4を挟んで2種類の内部電極3をY軸方向に交互に配置している。圧電素子100の動作時には、2種類の内部電極3間に電位差が生じるように、表面電極2を介して外部から電圧を印加し、前述のようにX軸方向およびY軸方向に屈曲変位させることができる。また、表面電極2に印加する電圧を変化させることで屈曲変位の変位量および屈曲方向などを制御することができる。
上部領域1Uの第2の電極32は、図3Aに示す第2の電極32aおよび図3Bに示す第2の電極32bの2種類である。下部領域1Lの第2の電極32は、図3Eに示す第2の電極32cおよび図3Fに示す第2の電極32dの2種類である。図3Bに示す第2の電極32bは、長手方向に沿って延びる帯状部321aと、一端が帯状部321aに連なり、他端が積層体1の側面に露出して表面電極2Aと接続する引出部321bとを有する第1導体321を含む。図3Bに示す第2の電極32bと図3Fに示す第2の電極32dとは、同じパターン形状を有しており、第2の電極32dも同様に第1導体321を含む。引出部321bは、例えば、一端が帯状部321aの中央部に連なり、Z軸方向に直線状に延び、他端が積層体1の側面に向かって直角に屈曲して積層体1の側面に露出する略L字状を有している。略L字状の引出部321bは、帯状部321aより幅が小さい配線部分321b1と、配線部分321b1に連なる矩形状部分321b2を含んでいる。積層体1の他方端側において、引出部321bが露出する側面側は、引出部321bがY軸方向に複数積層されている。本実施形態では、圧電素子100が、積層体1の側面の、引出部321bの他端が露出した部分とは反対側の部分と、引出部321bとの間に位置する第2導体5を備えている。本実施形態の第2導体5は、矩形状であり、Z軸方向に沿った長さを、引出部321bの矩形状部分321b2と同じ長さとしている。
本開示の圧電素子の基礎となる構成では、積層体1の側面と引出部321bとの間には、第2導体5が備えられていないために、積層体1の他端側では、引出部321bが設けられている側の厚さが、X軸方向反対側の厚さより厚く、厚さの不均一化が生じて圧電素子100の屈曲変位の精度が低下してしまう。本実施形態では、第2導体5によって積層体1の厚さの不均一化を低減し、圧電素子100の屈曲変位の精度低下を抑制することができる。
なお、圧電素子100の寸法は限定されないが、例えばX方向長さを1~3mmに、Y方向長さを1~2mmに、Z方向長さを20~50mmにすることができる。また、内部電極3の厚さは0.1~5μmに、圧電体層4の厚さは0.01~0.1mmにすることができる。第2導体5の寸法は、例えば幅(X方向長さ)を1~2.5mmに、長さ(Z方向長さ)を1~3mmにすることができる。
中央領域1Mの第1の電極31は、図3Cに示す第1の電極31aおよび図3Dに示す第1の電極31bの2種類である。第1の電極31bは、第2の電極32bのパターン形状とZ軸方向に関して対称のパターン形状を有している。すなわち、本実施形態では、図3Dの第1の電極31bが、図3Bの第2の電極32bの第1導体321とZ軸に関して対称の第1導体321’を含んでおり、上部領域1Uと同様に、中央領域1Mにおいても第2導体5を備えている。また、本実施形態では、図3Fの第2の電極32dが、図3Bの第2の電極32bと同じ第1導体321を含んでおり、上部領域1Uと同様に、下部領域1Lにおいても第2導体5を備えている。
さらに、図3Aに示す第2の電極32aおよび図3Eに示す第2の電極32cは、第1導体321および第1導体321’と類似の形状の第1導体321および第1導体321’を含んでおり、上部領域1Uおよび下部領域1Lは、さらに第2導体5を備えている。
上記のように、本実施形態では、上部領域1U、中央領域1M、下部領域1Lのいずれにも第2導体5を設けているが、全ての領域に設けなくてよく、第2導体5が1つ以上設けられていれば、設けられていない本開示の圧電素子の基礎となる構成の圧電素子に比べて積層体1の厚さの不均一化を低減することが可能である。
また本実施形態では、第2導体5は、積層体1の側面に露出し、表面電極2A、2Bに接続されている。これにより、積層体1の側面に露出する導体を多くして、積層体1の側面における表面電極2の濡れ性を高めることができるので、機械的強度が向上する。上記の通り第2導体5の効果は、積層体1の厚さの不均一化を低減することであるので、必ずしも表面電極2に電気的に接続される必要はない。例えば、第2導体5は積層体1の側面に露出せず、全体が圧電体層4の層間に埋設されていてもよい。
第1導体321と第2導体5とは、電気的特性などを同じにしなくとも、積層体1の厚さの不均一化を低減する効果を得ることができるので、例えば、第1導体321と第2導体5の材料は、同一の材料であっても異なる材料であってもよい。第1導体321と第2導体5の材料を同一の材料とすることで、両導体の厚さの違いをより小さくすることができ、積層体1の厚さの不均一化をさらに低減することができる。
次に他の実施形態について説明する。本実施形態は、第2導体の形状が異なるだけで、それ以外の構成は前述の実施形態と同じであるので、図4には、他の形状の第2導体および第1導体を示し、それ以外の構成については、図示と説明を省略する。本実施形態の第2導体5Aは、矩形状であり、第1導体321の引出部321bに近接する角部がR状である。前述の実施形態のように、第2導体5の角部がR状ではなく、尖状である場合、第2導体5と引出部321bとの間で放電などが生じ、短絡する恐れがある。これを防ぐために、第1導体321の引出部321bとの間にギャップを設ける。このギャップの分だけ第2導体5を設ける領域が小さくなってしまう。第2導体5Aの角部をR状とすることにより、第2導体5Aと引出部321bとの距離を狭めることができる。これにより、第2導体5Aを大きくして、ギャップを小さくし、積層体1の厚さの不均一化をさらに低減することができる。
圧電素子100の動作について簡単に説明する。まず、表面電極2と内部電極3との電気的接続について説明する。表面電極2Aの一方は、上部領域1Uの第2の電極32bと下部領域1Lの第2の電極32dと電気的に接続される。表面電極2Aの他方は、中央領域1Mの第1の電極31bと電気的に接続される。表面電極2Bの一方は、上部領域1Uの第2の電極32aと、中央領域1Mの第1の電極31a(一方側)と電気的に接続される。表面電極2Bの他方は、中央領域1Mの第1の電極31a(他方側)と、下部領域1Lの第2の電極32cと電気的に接続される。圧電体層4の分極方向は、上部領域1Uと中央領域1Mの一方側とが第1方向であり、下部領域1Lと中央領域1Mの他方側とが第1方向と逆向きの第2方向である。例えば、表面電極2Aを接地電位とし、表面電極2Bの一方に-64Vを印加し、他方に+64Vを印加して、圧電体層4を上記のように分極させる。
表面電極2Bの一方および他方には、それぞれ動作中同じ電圧が印加される。印加電圧の一例として、表面電極2Bの一方には、+11Vが印加され、他方には、+61Vが印加される。表面電極2Aの一方および他方にそれぞれ0~+72Vの電圧を印加することで、所望の方向に圧電素子100を屈曲変位させることができる。例えば、表面電極2Aの一方に+72V、他方に+36V印加することで、Y軸方向一方(上方)に屈曲変位(最大)させ、表面電極2Aの一方に0V、他方に+36V印加することで、Y軸方向他方(下方)に屈曲変位(最大)させる。すなわち、表面電極2Aの他方に+36Vの一定電圧を印加し、表面電極2Aの一方に0~+72Vの電圧を印加することで、Y軸方向の屈曲変位量を調節することができる。例えば、表面電極2Aの一方に+36V、他方に+72V印加することで、X軸方向一方(右方)に屈曲変位(最大)させ、表面電極2Aの一方に+36V、他方に0V印加することで、X軸方向他方(左方)に屈曲変位(最大)させる。すなわち、表面電極2Aの一方に+36Vの一定電圧を印加し、表面電極2Aの他方に0~+72Vの電圧を印加することで、X軸方向の屈曲変位量を調節することができる。表面電極2Aの一方および他方のいずれも0~+72Vの範囲で変化させることで、斜め方向に屈曲変位させることが可能である。
本開示は次の実施の形態が可能である。
本開示の圧電素子は、内部電極および圧電体層が積層された積層体と、
前記積層体の側面に位置し、前記内部電極に電気的に接続する表面電極と、を備え、
前記内部電極は、
前記積層体を、前記積層体の長手方向に直交する第1の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第1の電極と、
前記積層体を、前記長手方向および前記第1の方向に直交する第2の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第2の電極と、を含み、
前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、
前記長手方向に沿って延びる帯状部と、一端が前記帯状部に連なり、他端が前記積層体の前記側面に露出して前記表面電極と接続する引出部とを有する第1導体を含み、
前記側面の、前記引出部の前記他端が露出した部分とは反対側の部分と、前記引出部との間に位置する第2導体を備える。
本開示の圧電素子によれば、第2導体を備えることで、積層体の厚さの不均一化を低減し、屈曲変位の精度低下を抑制することができる。
以上、本開示の実施形態について詳細に説明したが、また、本開示は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更、改良等が可能である。上記各実施形態をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 積層体
1L 下部領域
1M 中央領域
1U 上部領域
2,2A,2B 表面電極
3 内部電極
4 圧電体層
5,5A 第2導体
31,31a,31b 第1の電極
32,32a,32b,32c,32d 第2の電極
100 圧電素子
321,321’ 第1導体
321a 帯状部
321b 引出部
321b1 配線部分
321b2 矩形状部分

Claims (5)

  1. 内部電極および圧電体層が積層された積層体と、
    前記積層体の側面に位置し、前記内部電極に電気的に接続する表面電極と、を備え、
    前記内部電極は、
    前記積層体を、前記積層体の長手方向に直交する第1の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第1の電極と、
    前記積層体を、前記長手方向および前記第1の方向に直交する第2の方向に屈曲させるように前記圧電体層に電圧を印加する第2の電極と、を含み、
    前記第1の電極および前記第2の電極の少なくとも一方は、
    前記長手方向に沿って延びる帯状部と、一端が前記帯状部に連なり、他端が前記積層体の前記側面に露出して前記表面電極と接続する引出部とを有する第1導体を含み、
    前記側面の、前記引出部の前記他端が露出した部分とは反対側の部分と、前記引出部との間に位置する第2導体を備え
    前記第2導体は、矩形状であり、前記引出部に近接する角部がR状である圧電素子。
  2. 前記第1導体と前記第2導体とは、同一の材料で構成される、請求項1記載の圧電素子。
  3. 前記第2導体は、前記側面の、前記反対側の部分に露出している、請求項1または2記載の圧電素子。
  4. 前記第1の電極および前記第2の電極は、それぞれ前記第1導体を含み、
    平面視において、前記第1の電極に含まれる前記第1導体の前記引出部が露出する前記側面の部分は、前記第2の電極に含まれる前記第1導体の前記引出部が露出する前記側面の部分の反対側に位置する、請求項1~のいずれか1つに記載の圧電素子。
  5. 前記引出部は、前記一端を含み、前記帯状部より幅が小さい配線部分と、前記他端を含み、前記配線部分に連なる矩形状部分と、を含む、請求項1~のいずれか1つに記載の圧電素子。
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