JP2001085753A - 圧電アクチュエータ - Google Patents

圧電アクチュエータ

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JP2001085753A
JP2001085753A JP26278799A JP26278799A JP2001085753A JP 2001085753 A JP2001085753 A JP 2001085753A JP 26278799 A JP26278799 A JP 26278799A JP 26278799 A JP26278799 A JP 26278799A JP 2001085753 A JP2001085753 A JP 2001085753A
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piezoelectric
actuator
face
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internal electrodes
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JP26278799A
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Hiroshi Nakatani
宏 中谷
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定面に平行に屈曲変位する圧電アクチュエ
ータであって、変位量を高精度に制御することができ、
固定面に直交する方向の変位が生じ難い、圧電アクチュ
エータを得る。 【解決手段】 圧電体2の主面2bの端面2cの近傍が
固定部とされており、圧電体2にアクチュエータ領域
A,Bと非活性領域Cとが構成されており、アクチュエ
ータ領域A,Bにおいて、第1,第2の内部電極3,4
が圧電体層を介して積層されており、非活性領域Cにお
いて第3の内部電極5が積層されており、第1〜第3の
内部電極3〜5は、固定面と直交する方向に延びる面内
に形成されており、かつ圧電体2の幅方向において圧電
体層を介して積層されており、端面2cに、第1の外部
電極9,10及び第2の外部電極11が形成されてお
り、端面2dに第3の外部電極12が形成されている、
圧電アクチュエータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば磁気ヘッド
などのセンサチップを微小駆動するのに適した圧電アク
チュエータに関し、より詳細には、複数の内部電極が圧
電体層を介して隔てられた積層型の圧電アクチュエータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ヘッドなどのセンサチップを
微小駆動するために、圧電アクチュエータが用いられて
いる。図9は、従来の圧電アクチュエータの一例を説明
するための斜視図である。圧電アクチュエータ51は、
圧電体52を用いて構成されている。圧電体52は、圧
電セラミックスからなり、かつ矩形板状の形状を有す
る。圧電体52内には、複数の内部電極53,54が圧
電体層を介して厚み方向に重なり合うように配置されて
いる。
【0003】内部電極54は、図10(a)に平面断面
図で示すように矩形の電極本体部54aと、電極本体部
54aに連ねられた引き出し部54bとを有する。引き
出し部54bは幅が細くされており、かつ端面52aに
引き出されている。
【0004】他方、内部電極53は、図10(b)に示
すように、幅方向において分割された分割電極53a,
53bを有する。分割電極53a,53bは、端面52
aに引き出されている引き出し部53a1 ,53b1
それぞれ有する。引き出し部53a1 ,53b1 は、そ
れぞれ、圧電体52の側面52c,52dに沿うように
形成されている。
【0005】図11は、圧電アクチュエータ51の横断
面図である。内部電極54の電極本体部54aと、分割
電極53a,53bとが圧電体層を介して厚み方向に重
なり合っている。また、圧電体52は、厚み方向に分極
処理されている。
【0006】他方、圧電体52の端面52aには、外部
電極55〜57が形成されている。外部電極55,57
は、それぞれ、分割電極53b,53aに電気的に接続
されており、外部電極56は内部電極54に電気的に接
続されている。
【0007】圧電アクチュエータ51は、下面52eの
端面52a側部分において基板58に固定されている。
従って、外部電極55または外部電極57と、外部電極
56との間に直流電圧を印加した場合、矢印A方向また
は矢印B方向に屈曲変位する。すなわち、圧電アクチュ
エータ51は、固定面に平行な平面内において屈曲変位
する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記圧
電アクチュエータ51では、分割電極53a,53bが
高精度に形成されないと、矢印A方向に屈曲変位させる
場合の変位量と、矢印B方向に屈曲変位させる場合の変
位量とのバランスが崩れることになる。
【0009】圧電アクチュエータ51の製造に際して
は、周知のセラミックスと一体焼成技術が用いられてい
る。従って、通常、上記内部電極53,54は、セラミ
ックグリーンシートの一方主面に導電ペーストをパター
ン印刷することにより形成されている。
【0010】ところが、上記内部電極の印刷ずれや内部
電極が印刷されたセラミックグリーンシートの積層ずれ
が生じると、例えば図12に平面断面図で示すように一
方の分割電極53aの幅が狭く、他方の分割電極53b
の幅が広くなることがある。このような場合、分割電極
53a,53b間の非活性領域Xの位置が圧電体52の
幅方向中心からずれることになる。そのため、上述した
ように、矢印A方向への屈曲変位量と、矢印B方向への
屈曲変位量とのバランスが失われることがあった。
【0011】また、圧電アクチュエータ51では、固定
部の平面性の高いことが求められている。すなわち、圧
電アクチュエータ51の基板58に固定される部分の平
面性が十分でないと、圧電アクチュエータ51の変位
が、固定面に対して平行な平面からずれる恐れがある。
そこで、従来、圧電アクチュエータ51を得た後に、圧
電体52の両主面はラップ研磨などにより研磨されてい
た。これは、焼成に際し、マザーの圧電体に反りなどが
発生することを避けることができないためである。
【0012】しかしながら、ラップ研磨により圧電体5
2の主面を平坦化したとしても、焼成時にマザーの圧電
体において反りが生じている場合には、内部電極53,
54が図13に示すように傾斜することになる。そのた
め、圧電アクチュエータ51が、図13に矢印Yで示す
ように厚み方向、すなわち固定面に対して垂直な方向に
おいても屈曲変位し、矢印A方向または矢印B方向への
屈曲変位量のばらつきの原因となっていた。
【0013】本発明の目的は、上述した従来技術の欠点
を解消し、固定面に対して平行な平面内で屈曲変位させ
る圧電アクチュエータであって、左右両方向の屈曲変位
量のばらつきが少なく、かつ厚み方向に所望でない屈曲
変位が生じ難い、信頼性に優れた圧電アクチュエータを
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、対向する第
1,第2の主面及び対向する第1,第2の端面を有し、
第1または第2の主面の第1の端面近傍で固定され、第
1,第2の主面と略平行な平面内で屈曲変位される圧電
アクチュエータであって、圧電セラミックスよりなり、
前記第1,第2の主面及び第1,第2の端面を有する圧
電体と、前記第1,第2の端面間に構成されたアクチュ
エータ領域と、第1,第2の端面と平行な方向において
前記アクチュエータ領域の側方に配置された非活性領域
とを備え、前記アクチュエータ領域には、電圧が印加さ
れた際に圧電体を変位させるために、第1,第2の主面
及び第1,第2の端面に直交する方向に延ばされた複数
の第1,第2の内部電極が圧電体層を介して積層されて
おり、前記非活性領域には、第1,第2の端面を結ぶ複
数の第3の内部電極が形成されており、前記圧電体の第
1の端面に形成されており、第1の内部電極に電気的に
接続された第1の外部電極と、前記圧電体の第1の端面
に形成されており、第3の内部電極に電気的に接続され
た第2の外部電極と、前記圧電体の第2の端面に形成さ
れており、第2,第3の内部電極に電気的に接続された
第3の外部電極とを備えることを特徴とする。
【0015】本発明の特定の局面では、前記非活性領域
の両側にアクチュエータ領域が形成されている。本発明
の別の特定の局面では、前記アクチュエータ領域の片側
にのみ前記非活性領域が形成されており、第1,第2の
主面における前記アクチュエータ領域の面積と、前記非
活性領域の面積とがほぼ同一とされている。
【0016】さらに、非活性領域の両側にアクチュエー
タ領域が形成されている場合、好ましくは、非活性領域
の積層方向に沿う幅寸法は、圧電体の前記積層方向に沿
った幅寸法の1/2以下とされている。
【0017】また、好ましくは、前記圧電アクチュエー
タの第1または第2の主面の第1の端面近傍の固定部に
おいて、第1〜第3の内部電極が第1,第2の主面に露
出しないように形成されている。
【0018】本発明に係る圧電アクチュエータの製造方
法は、複数の第1の内部電極が連ねられた内部電極パタ
ーンが印刷された第1の圧電グリーンシートと、複数の
第2の内部電極が連ねられた内部電極パターンが印刷さ
れた第2の圧電グリーンシートと、第3の内部電極が連
ねられた内部電極パターンを有する第3の圧電グリーン
シートとを用意し、前記複数の第1〜第3の圧電グリー
ンシートを積層し、マザーの積層体を得る工程と、前記
マザーの積層体を焼成し、マザーの焼結体を得る工程
と、前記マザーの焼結体を切断することにより、対向す
る第1,第2の主面及び対向する第1,第2の端面を有
し、第1〜第3の内部電極が第1,第2の主面及び第
1,第2の端面に直交する方向に延ばされており、第
1,第2の端面間にアクチュエータ領域と非活性領域と
が内部電極積層方向に配置された圧電体を得る工程とを
備え、前記アクチュエータ領域では、第1の内部電極と
第2の内部電極が交互に積層されており、かつ第1の内
部電極が第1の端面に、第2の内部電極が第2の端面に
引き出されており、前記非活性領域では、第3の内部電
極が第1,第2の端面間に延ばされており、前記圧電体
の第1の端面に第1,第3の内部電極とそれぞれ接続さ
れるように第1,第2の外部電極を、第2の端面に第
2,第3の内部電極の双方に接続されるように第3の外
部電極を形成する工程をさらに備えることを特徴とす
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
非限定的な実施形態を説明することにより、本発明を明
らかにする。
【0020】図1は、本発明の第1の実施例に係る圧電
アクチュエータを示す斜視図である。圧電アクチュエー
タ1は、矩形板状の圧電体2を有する。圧電体2は、例
えばチタン酸ジルコン酸鉛系やチタン酸鉛系の圧電セラ
ミックスにより構成されている。圧電体2は、第1,第
2の主面2a,2bと、第1,第2の端面2c,2dと
を有する。以下、主面2a,2bを結ぶ方向を厚み方
向、端面2c,2dを結ぶ方向を長さ方向、長さ方向及
び厚み方向と直交する方向を幅方向とする。圧電体2
は、幅方向に分極処理されている。
【0021】圧電アクチュエータ1では、第2の主面2
bの端面2cに近い部分が基板等に固定される部分とな
る。もっとも、固定部は、主面2aの端面2cに近い部
分であってもよい。
【0022】圧電アクチュエータ1では、圧電体2内
に、第1,第2のアクチュエータ領域A,Bと、非活性
領域Cとが構成されている。アクチュエータ領域A,B
は、電圧を印加されることにより、圧電効果により屈曲
変位する部分であり、非活性領域Cは圧電駆動されない
部分である。
【0023】アクチュエータ領域A,Bでは、複数の第
1,第2の内部電極3,4が配置されている。アクチュ
エータ領域Aを例にとると、第1,第2の内部電極3,
4は、第1,第2の主面2a,2b及び端面2c,2d
に直交する方向に延ばされており、かつ圧電体2の幅方
向において圧電体層を介して積層されている。また、第
1,第2の内部電極3,4は、交互に第1または第2の
端面2c,2dに引き出されている。従って、内部電極
3,4間に直流電圧を印加すことにより、アクチュエー
タ領域Aが圧電効果により屈曲変位する。第2のアクチ
ュエータ領域Bも、アクチュエータ領域Aと同様に構成
されいてる。
【0024】他方、非活性領域Cでは、複数の第3の内
部電極5が配置されている。複数の内部電極5は、第
1,第2の主面2a,2b及び端面2c,2dに直交す
る方向に延びる平面内に形成されている。そして、複数
の内部電極5は、圧電体2の幅方向において圧電体層を
介して隔てられて積層されいてる。
【0025】第3の内部電極5は、圧電体2の端面2
c,2dに至るように形成されている。上記アクチュエ
ータ領域A,B及び非活性領域Cを有する圧電体2は、
周知の積層セラミックス一体焼成技術を用いて容易に構
成することができる。
【0026】すなわち、アクチュエータ領域を構成する
には、図3(a)及び(b)に示す圧電グリーンシート
6,7を用意する。圧電グリーンシート6,7では、一
方主面に内部電極3,4がそれぞれ印刷されている。こ
の圧電グリーンシート6,7を交互に積層することによ
りアクチュエータ領域を構成することができる。
【0027】また、非活性領域Cについては、図3
(c)に示す圧電グリーンシート8を用意する。圧電グ
リーンシート8では、一方主面の全面に内部電極5が形
成されている。従って、圧電グリーンシート8を複数枚
積層することにより、上記非活性領域Cを構成すること
ができる。
【0028】上述した圧電グリーンシート6〜8並びに
内部電極が印刷されていない無地の圧電グリーンシート
を適宜の枚数積層することにより、積層体を得ることが
できる。この積層体を焼成することにより、図4に示す
圧電体2が得られる。
【0029】もっとも、実際の製造に際しては、量産性
を高めるために、圧電グリーンシート6〜8に代えて、
これらが圧電体2の厚み方向に連ねられたマザーの圧電
グリーンシートを用意する。マザーの圧電グリーンシー
トを積層し、マザーの積層体を得、該マザーの積層体を
焼成する。そしてマザーの焼結体をスライスすることに
より第1,第2の主面2a,2bに相当する面を切り出
し、個々の圧電体2を得る。
【0030】図1に戻り、圧電アクチュエータ1では、
端面2cに、第1の外部電極9,10及び第2の外部電
極11が形成されている。第1の外部電極9は、アクチ
ュエータ領域Aにおいて、第1の内部電極3に電気的に
接続されるように形成されている。第1の外部電極10
は、アクチュエータ領域Bにおいて、内部電極3に電気
的に接続されるように形成されている。他方、第2の外
部電極11は、非活性領域Cにおいて内部電極5に電気
的に接続されるように形成されている。
【0031】他方、圧電体2の第2の端面2dには、第
3の外部電極12が形成されている。外部電極12は、
アクチュエータ領域A,Bの各第2の内部電極4に電気
的に接続されており、かつ非活性領域Cの内部電極5に
も電気的に接続されている。本実施例では、外部電極1
2は、端面2dの全面を覆うように形成されているが、
これらの内部電極4,5を全て電気的に接続し得る限
り、端面2dの全面に形成される必要は必ずしもない。
【0032】次に、圧電アクチュエータ1の動作につき
説明する。圧電アクチュエータ1は、前述したように、
第2の主面2bの端面2c寄りの部分が固定部分とされ
る。従って、図2(a)及び(b)に平面図及び側面図
で示すように、圧電アクチュエータ1は、基板13に、
上記固定部において固定される。なお、14はセンサチ
ップを示し、圧電アクチュエータ1の先端近傍において
上面に固定されている。その状態で、第1の外部電極9
と第2の外部電極11との間に、あるいは第1の外部電
極10と第2の外部電極11との間に直流電圧を印加す
る。第1,第2の外部電極9,11間に直流電圧を印加
した場合には、アクチュエータ領域Aが屈曲変位し、従
って図2(a)の破線Dで示す方向に圧電アクチュエー
タ1が屈曲変位する。
【0033】他方、第1,第2の外部電極10,11間
に直流電圧を印加した場合には、アクチュエータ領域B
が屈曲変位し、図2(a)の破線Eで示すように圧電ア
クチュエータ1が屈曲変位する。
【0034】すなわち、圧電アクチュエータ1は、固定
面と平行な平面内で屈曲変位する。圧電アクチュエータ
1では、上記のように、アクチュエータ領域A,Bを構
成している内部電極3,4は、固定面すなわち第1,第
2の主面2aと2bと直交する方向に延びる平面内に形
成されており、かつ圧電体2の幅方向に積層されてい
る。従って、圧電体2の主面2a,2bの平面性を確保
するために主面2a,2bをラップ研磨等により研磨し
たとしても、圧電体2の厚み方向、すなわち固定面に対
して直交する方向における屈曲変位が生じ難い。
【0035】さらに、アクチュエータ領域Aの内部電極
3,4の積層数と、アクチュエータ領域Bの内部電極
3,4の積層数を等しくするだけで、幅方向左右の屈曲
変位量をバランス良くコントロールすることができる。
【0036】加えて、アクチュエータ領域A,Bの第2
の内部電極4が、第3の外部電極12及び非活性領域の
内部電極5を介して端面2c上に形成されている第2の
外部電極11に電気的に接続されている。従って、第1
の端面2c上に形成された第1,第2の外部電極9〜1
1を用いて駆動することができるので、外部との電気的
接続が容易である。
【0037】なお、非活性領域Cにおいては、内部電極
5の積層数は特に限定されないが、導通不良が生じる
と、アクチュエータとして動作させることができないの
で、少なくとも2枚の内部電極5を積層することが望ま
しい。
【0038】また、アクチュエータ領域A,Bにおいて
は、幅方向左右の屈曲変位量をバランスさせるには、ア
クチュエータ領域Aの内部電極3,4の積層数及び内部
電極間の圧電体層の厚みと、アクチュエータ領域Bの内
部電極積層数及び内部電極間の圧電体層の厚みとを等し
くすることが望ましい。
【0039】また、幅方向左右の屈曲変位量をバランス
するためには、非活性領域Cと、アクチュエータ領域A
との間の距離及び非活性領域CとアクチュエータBとの
間の距離を等しくすることが望ましい。
【0040】さらに、本実施例では、積層体を得るに際
し、非活性領域Cとアクチュエータ領域A,B間に、無
地の圧電グリーンシートが適宜の枚数積層されている。
この無地のグリーンシートの積層数を増加させることに
より、圧電アクチュエータ1の固定面積を高めることが
できるとともに、無地のグリーンシートを用いることに
より内部電極消費量を低減し、コストを低減することが
できる。
【0041】なお、好ましくは、非活性領域Cの幅方向
寸法は、圧電体2の幅方向寸法の1/2以下とされる。
非活性領域の幅方向寸法が圧電体2の幅方向寸法の1/
2を超えると、十分な変位量を得ることができなくなる
ことがある。
【0042】次に、具体的な実験例につき説明する。焼
成後の厚みが20μmの圧電体グリーンシートを用意
し、図3(a)〜(c)に示す内部電極パターンが印刷
された圧電グリーンシート6〜8を得た。この圧電グリ
ーンシート6〜8と、無地の圧電グリーンシートとを、
積層し、積層体を得た。積層に際しては、アクチュエー
タ領域Bの外部に無地の圧電グリーンシートを一層配置
し、アクチュエータ領域A,Bを構成するために、各ア
クチュエータ領域には、圧電グリーンシート6,7を交
互に合計6層積層し、非活性領域Cを構成するために圧
電グリーンシート8を3層積層し、アクチュエータ領域
A,Bと非活性領域Cとの間に無地の圧電グリーンシー
トをそれぞれ2層積層し、合計20層の積層体を得た。
この場合、内部電極3,4の重なり長さ(第1,第2の
端面2c,2dを結ぶ方向の寸法)は、約1.0mmと
し、内部電極3,4が重なり合っている部分の外側端縁
から隣接している端面2cまたは2dまでの距離は0.
3mmとした。従って、積層体の全長は1.6mmであ
る。
【0043】実際には、マザーの圧電グリーンシートを
用いてマザーの積層体を得、このマザーの積層体を焼成
して得られた焼結体をスライスすることにより、長さ
1.6mm×幅0.4mm×高さ0.3mmの圧電体2
を得た。
【0044】得られた圧電体2の端面2c,2dに外部
電極9〜12を形成した。このようにして得た圧電アク
チュエータについて、基板に対する固定部の長さ方向寸
法を0.3mm、幅方向寸法を0.4mmとしてなるよ
うに接着剤で固定し、変位量を測定した。
【0045】外部電極9,11間に10Vの直流電圧を
印加したところ、固定面に平行に0.4μmの屈曲変位
量が得られた。なお、屈曲変位量とは、圧電アクチュエ
ータ1の固定部とは反対側の端部、すなわち先端の圧電
体2の幅方向への移動量をいうものとする。同様に、外
部電極10,11間に10Vの直流電圧を印加したとこ
ろ、逆方向に0.4μm変位した。この場合、固定面に
対して垂直な変位量を測定したが、変位量は検出するこ
とができなかった。
【0046】従って、厚み方向にほとんど変位せず、か
つ幅方向左右の変位量のバランスに優れた圧電アクチュ
エータ1を提供し得ることがわかる。また、上記圧電ア
クチュエータ1を製造するにあたり、非活性領域Cの幅
方向寸法を種々変更したものを作製し、同様に変位量を
測定した。結果を図5に示す。図5の横軸は非活性領域
Cの幅方向寸法を示し、縦軸は変位量を示す。
【0047】図5から明らかなように、非活性領域Cの
幅方向寸法が0.2mmを超えると変位量が急激に低下
することがわかる。従って、非活性領域Cの幅方向寸法
は圧電体2の幅方向寸法の1/2以下とすることが望ま
しい。
【0048】図6は、本発明の第2の実施例に係る圧電
アクチュエータを説明するための斜視図である。圧電ア
クチュエータ21では、圧電体22において、1つのア
クチュエータ領域Aと、1つの非活性領域Cのみが構成
されいてる。このように、本発明に係る圧電アクチュエ
ータでは、必ずしも非活性領域の両側にアクチュエータ
領域が構成されている必要はない。
【0049】アクチュエータ領域A及び非活性領域C
は、第1の実施例と同様に構成されいてる。従って、同
一部分については、同一の参照番号を付することによ
り、第1の実施例の説明を援用することにより省略す
る。
【0050】本実施例の圧電アクチュエータ21では、
1つのアクチュエータ領域Aのみが形成されているの
で、端面2cにおいて、第1,第2の外部電極9,11
のみを形成すればよい。従って、外部電極の数を、第1
の実施例の圧電アクチュエータ1に比べて低減すること
ができ、外部との電気的接続の作業性を高めることがで
きる。
【0051】圧電アクチュエータ21では、第1,第2
の外部9,11間に直流電圧を印加することにより圧電
アクチュエータ21が固定面に対して平行な方向に、す
なわち第1,第2の主面2a,2bに平行な方向に屈曲
変位するが、逆方向に屈曲変位させる場合には、第1,
第2の外部電極9,11に印加する直流電圧の極性を逆
転させればよい。
【0052】好ましくは、圧電アクチュエータ21にお
いて、第1,第2の主面2a,2bにおけるアクチュエ
ータ領域Aの面積と、非活性領域Cの面積とがほぼ同一
とされ、それによって圧電アクチュエータ21を効率良
く変位させ得る。
【0053】図7は、本発明の第3の実施例に係る圧電
アクチュエータを説明するための斜視図である。圧電ア
クチュエータ31では、第1の実施例の圧電アクチュエ
ータ2と同様に、アクチュエータ領域A,Bと非活性領
域Cとが圧電体2に構成されている。第1の実施例と異
なるところは、内部電極3〜5が、圧電体2の固定部に
おいて第1,第2の主面2a,2bに露出していないこ
とにある。
【0054】すなわち、内部電極3〜5は、圧電体2の
長さ方向中央領域では圧電体2の主面2a,2bに至る
幅に形成されているが、端面2c,2d近傍においては
細幅とされており、主面2a,2bに露出していない。
従って、内部電極33〜35と、基板13上の電極との
短絡等が生じ難い。
【0055】圧電体2を得るにあたっては図8(a)〜
(c)のマザーの圧電グリーンシートと、無地のマザー
の圧電グリーンシートとを積層し、得られたマザーの積
層体を焼成し、焼結体をスライスすればよい。図8
(a)に示すマザーの圧電グリーンシート36では、内
部電極パターン36Aが形成されている。内部電極パタ
ーン36Aは、最終的に破線Yに沿う部分で切断され、
複数の内部電極33に分離される。
【0056】同様に、図8(b)に示すマザーの圧電グ
リーンシート37では、内部電極パターン37Aが一方
主面に形成されている。内部電極パターン37Aは、最
終的に破線Yに沿う部分で切断され、複数の内部電極3
4に分割される。
【0057】同様に、図8(c)に示すマザーの圧電グ
リーンシート38は、非活性領域を構成するために用い
られるものであり、内部電極パターン38Aが一方主面
に形成されている。内部電極38Aは、最終的に破線Y
に沿う部分に切断され、複数の内部電極35に分割され
る。
【0058】図8(a)〜(c)から明らかなように、
内部電極33〜35は、端面2c,2aに引き出されて
いる部分が細幅とされている。従って、図7に示したよ
うに、最終的に得られた圧電体2においては、固定部に
おいて内部電極33〜35が露出しない。
【0059】なお、図7では、内部電極33〜35の引
き出し部分を明確化するために外部電極の図示は省略さ
れている。外部電極については、第1の実施例の圧電ア
クチュエータ2と同様に構成される。
【0060】
【発明の効果】本発明に係る圧電アクチュエータは、圧
電体の第1,第2の主面と平行な平面内で屈曲変位する
が、第1〜第3の内部電極が固定面と直交する方向すな
わち第1,第2の主面と直交する方向に延びる平面内に
配置されており、圧電体の幅方向に沿って積層されてい
る。従って、アクチュエータ領域を構成する内部電極積
層数を調整することにより、変位量を容易に制御するこ
とができる。加えて、基板等に固定するために第1,第
2の主面をラップ研磨等により平面研磨したとしても、
圧電体の厚み方向すなわち固定面と垂直な方向における
屈曲変位が生じ難いので、変位量を高精度に制御するこ
とができる。
【0061】また、アクチュエータ領域の複数の第1,
第2の内部電極は、第1,第2の主面及び第1,第2の
端面に直交する方向に延びる平面内に形成されており、
かつ積層方向において交互に第1または第2の端面に引
き出されているので、該第1,第2の内部電極の積層数
を調整するだけで、屈曲変位量を容易に調整することが
できる。
【0062】さらに、第1の端面に形成された外部電極
のみを用いて外部と電気的に接続すればよいため、外部
との電気的接続作業を容易に行うことができる。加え
て、本発明に係る圧電アクチュエータでは、第1〜第3
の内部電極が圧電体の主面と直交する方向に延ばされて
いるので、従来の圧電アクチュエータに比べて、同じ面
積のマザーの焼結体から圧電アクチュエータを切り出し
た場合、得られるアクチュエータの数が約2倍となる。
例えば、従来例では、0.8×1.6×厚み0.2mm
のマザーの焼結体を用いて0.4×1.6×厚み0.2
mmのアクチュエータが2個得られる。これに対して、
本発明では、0.4×1.6×厚み0.4mmのマザー
の焼結体から、0.2×1.6×0.4mmのアクチュ
エータを2個得ることができる。従って、マザーの焼結
体の上面及び下面の面積あたりのアクチュエータ生産数
を高め得るので、生産性も高められる。
【0063】また、本発明に係る圧電アクチュエータに
おいて、非活性領域の両側にアクチュエータ領域が形成
されている場合には、両側のアクチュエータ領域の構成
を等しくすることにより、幅方向左右の変位量のバラン
スを高精度にコントロールすることができる。
【0064】第1,第2の主面におけるアクチュエータ
領域の面積と、非活性領域の面積とはほぼ同一とされて
いる場合には、変位効率を高め得る。圧電アクチュエー
タの第1または第2の主面の第1の端面近傍の固定部に
おいて、第1〜第3の内部電極が第1,第2の主面に露
出しないように形成されている場合には、圧電アクチュ
エータの第1〜第3の内部電極と、固定対象物上の電極
等との短絡を効果的に防止することができる。
【0065】非活性領域の積層方向に沿う幅寸法が、圧
電体の積層方向に沿った幅寸法の1/2以下とされてい
る場合には、屈曲変位量を大きくすることができる。本
発明に係る圧電アクチュエータの製造方法では、マザー
の積層体を得た後に、切断し、個々の圧電体単位の積層
体を得、該個々の積層体を焼成することにより本発明に
係る圧電アクチュエータに用いられる圧電体を効率よく
量産することができる。そして、この圧電体の第1,第
2の端面に第1〜第3の外部電極を形成するだけで、本
発明に係る圧電アクチュエータを容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る圧電アクチュエー
タを示す斜視図。
【図2】(a)及び(b)は、第1の実施例に係る圧電
アクチュエータの使用方法を説明するための平面図及び
正面図。
【図3】(a)〜(c)は、第1の実施例の圧電アクチ
ュエータの製造に用いられる圧電グリーンシート及び圧
電グリーンシート上に形成される内部電極の形状を説明
するための各平面図。
【図4】第1の実施例の圧電アクチュエータで用いられ
る圧電体を示す斜視図。
【図5】非活性領域の幅と屈曲変位量との関係を示す
図。
【図6】本発明の第2の実施例に係る圧電アクチュエー
タを示す斜視図。
【図7】本発明の第3の実施例に係る圧電アクチュエー
タを示す斜視図。
【図8】(a)〜(c)は、第3の実施例に係る圧電ア
クチュエータを製造する際に用いられるマザーの圧電グ
リーンシート及びその一方主面に形成される内部電極パ
ターンを説明するための各平面図。
【図9】従来の圧電アクチュエータを説明するための斜
視図。
【図10】(a)及び(b)は、図9に示した従来の圧
電アクチュエータの製造に用いられる圧電グリーンシー
ト及び内部電極形状を示す各平面図。
【図11】図9に示した圧電アクチュエータの横断面
図。
【図12】従来の圧電アクチュエータに用いられる圧電
グリーンシート及び内部電極パターンを説明するための
平面図。
【図13】従来の圧電アクチュエータにおいて、厚み方
向の屈曲変位が生じる理由を説明するための横断面図。
【符号の説明】
1…圧電アクチュエータ 2…圧電体 2a,2b…第1,第2の主面 2c,2d…第1,第2の端面 3,4…第1,第2の内部電極 5…第3の内部電極 6〜8…圧電グリーンシート 9,10…第1の外部電極 11…第2の外部電極 12…第3の外部電極 21…圧電アクチュエータ 22…圧電体 31…圧電アクチュエータ 33,34…第1,第2の内部電極 35…第3の外部電極 36〜38…マザーの圧電グリーンシート 36A〜38A…内部電極パターン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する第1,第2の主面及び対向する
    第1,第2の端面を有し、第1または第2の主面の第1
    の端面近傍で固定され、第1,第2の主面と略平行な平
    面内で屈曲変位される圧電アクチュエータであって、 圧電セラミックスよりなり、前記第1,第2の主面及び
    第1,第2の端面を有する圧電体と、 前記第1,第2の端面間に構成されたアクチュエータ領
    域と、 第1,第2の端面と平行な方向において前記アクチュエ
    ータ領域の側方に配置された非活性領域とを備え、 前記アクチュエータ領域には、電圧が印加された際に圧
    電体を変位させるために、第1,第2の主面及び第1,
    第2の端面に直交する方向に延ばされた複数の第1,第
    2の内部電極が圧電体層を介して積層されており、前記
    非活性領域には、第1,第2の端面を結ぶ複数の第3の
    内部電極が形成されており、 前記圧電体の第1の端面に形成されており、第1の内部
    電極に電気的に接続された第1の外部電極と、 前記圧電体の第1の端面に形成されており、第3の内部
    電極に電気的に接続された第2の外部電極と、 前記圧電体の第2の端面に形成されており、第2,第3
    の内部電極に電気的に接続された第3の外部電極とを備
    えることを特徴とする、圧電アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記非活性領域の両側にアクチュエータ
    領域が形成されている、請求項1に記載の圧電アクチュ
    エータ。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータ領域の片側にのみ前
    記非活性領域が形成されており、第1,第2の主面にお
    ける前記アクチュエータ領域の面積と、前記非活性領域
    の面積とがほぼ同一とされている、請求項1に記載の圧
    電アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記非活性領域の積層方向に沿う幅寸法
    が、圧電体の前記積層方向に沿った幅寸法の1/2以下
    とされている、請求項2に記載の圧電アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記圧電アクチュエータの第1または第
    2の主面の第1の端面近傍の固定部において、第1〜第
    3の内部電極が第1,第2の主面に露出しないように形
    成されている、請求項1〜4のいずれかに記載の圧電ア
    クチュエータ。
  6. 【請求項6】 複数の第1の内部電極が連ねられた内部
    電極パターンが印刷された第1の圧電グリーンシート
    と、 複数の第2の内部電極が連ねられた内部電極パターンが
    印刷された第2の圧電グリーンシートと、 第3の内部電極が連ねられた内部電極パターンを有する
    第3の圧電グリーンシートとを用意し、前記複数の第1
    〜第3の圧電グリーンシートを積層し、マザーの積層体
    を得る工程と、 前記マザーの積層体を焼成し、マザーの焼結体を得る工
    程と、 前記マザーの焼結体を切断することにより、対向する第
    1,第2の主面及び対向する第1,第2の端面を有し、
    第1〜第3の内部電極が第1,第2の主面及び第1,第
    2の端面に直交する方向に延ばされており、第1,第2
    の端面間にアクチュエータ領域と非活性領域とが内部電
    極積層方向に配置された圧電体を得る工程とを備え、前
    記アクチュエータ領域では、第1の内部電極と第2の内
    部電極が交互に積層されており、かつ第1の内部電極が
    第1の端面に、第2の内部電極が第2の端面に引き出さ
    れており、前記非活性領域では、第3の内部電極が第
    1,第2の端面間に延ばされており、 前記圧電体の第1の端面に第1,第3の内部電極とそれ
    ぞれ接続されるように第1,第2の外部電極を、第2の
    端面に第2,第3の内部電極の双方に接続されるように
    第3の外部電極を形成する工程をさらに備えることを特
    徴とする、圧電アクチュエータの製造方法。
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