JP6228339B1 - 電気化学セル - Google Patents

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Abstract

【課題】多孔支持基板内の温度差を抑制可能な電気化学セルを提供する。【解決手段】燃料電池300は、内部にガス流路を有する絶縁性の支持基板20と、支持基板20上に配置される複数の発電部300とを備える。支持基板20は、各発電部10が配置される多孔部20Aと、各発電部10から離れており、多孔部20Aに連結される緻密部20Bとを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、電気化学セルに関するものである。
従来、電気化学セルスタックの一種として、複数の燃料電池と金属製のマニホールドとを備える燃料電池スタックが知られている(例えば、特許文献1)。各燃料電池の一端部は、マニホールドの挿入孔に挿入された状態で接合材によって固定される。
各燃料電池は、絶縁性の多孔支持基板と、多孔支持基板上に配置される複数の発電部と、多孔支持基板の外表面を覆う緻密シール層とを備える。
特開2015−164094号公報
ここで、支持基板を介して燃料電池からマニホールドにリーク電流が流れることを抑制するために、支持基板の絶縁性を向上させたいという要請がある。
本発明の課題は、支持基板の絶縁性を向上可能な電気化学セルを提供することにある。
本発明に係る電気化学セルは、内部にガス流路を有する絶縁性の支持基板と、支持基板上に配置される少なくとも1つの発電部とを備える。支持基板は、少なくとも1つの発電部が配置される多孔部と、少なくとも1つの発電部から離れており、多孔部に連結される緻密部とを有する。
本発明によれば、支持基板の絶縁性を向上可能な電気化学セルを提供することができる。
燃料電池スタックの斜視図 燃料電池スタックの断面図 燃料マニホールドの斜視図 燃料電池の斜視図 図2の部分拡大図。
(燃料電池スタック100)
図1は、燃料電池スタック100の斜視図である。図2は、燃料電池スタック100の断面図である。図3は、マニホールド200の斜視図である。図4は、燃料電池300の斜視図である。燃料電池スタック100は、マニホールド200と複数の燃料電池300とを備える。
(マニホールド200)
マニホールド200は、図3に示すように、燃料ガスを各燃料電池300に供給するように構成されている。マニホールド200は、中空状であり、内部空間を有する。燃料ガスは、導入管201を介してマニホールド200の内部空間に供給される。マニホールド200は、天板203と、マニホールド本体204とを有する。
天板203は、複数の挿入孔202を有する。各挿入孔202は、マニホールド200の内部空間と外部空間に連通する。各挿入孔202には、各燃料電池300が挿入される。天板203は、導電性材料によって構成される。天板203は、金属材料によって構成することができる。金属材料としては、例えばステンレス等を用いることができる。
マニホールド本体204は、上方が開口した直方体状に形成される。マニホールド本体204の上方は、天板203によって封止される。マニホールド本体204は、導電性を有していてもよいし、導電性を有していなくてもよい。
(燃料電池300の概要)
図2に示すように、各燃料電池300は、マニホールド200の各挿入孔202に挿入される。燃料電池300の外周には空気が供給される。燃料電池300は、挿入孔202に挿入された状態で、接合材101によってマニホールド200の天板203に固定される。
接合材101は、燃料電池300とマニホールド200の天板203との隙間に充填される。接合材101は、例えば、結晶化ガラス、非晶質ガラス、ろう材、又はセラミックス等によって構成することができる。結晶化ガラスとしては、例えば、SiO−B系、SiO−CaO系、又はSiO−MgO系が挙げられる。
各燃料電池300は、いわゆる横縞型の固体酸化物型燃料電池(SOFC:Solid Oxide Fuel Cell)である。燃料電池300は、図4に示すように、複数の発電部10と、緻密シール層11と、支持基板20とを有する。
複数の発電部10は、支持基板20上に配置される。複数の発電部10は、支持基板20の両方の主面に配置されているが、支持基板20の片方の主面のみに配置されていてもよい。各発電部10は、燃料電池300の長手方向において、互いに間隔をあけて配置される。
図2に示すように、隣接する2つの燃料電池300において、一方の燃料電池300のマニホールド200に最も近い発電部10は、集電部材301を介して、他方の燃料電池300のマニホールド200に最も近い発電部10と電気的に接続される。また、各燃料電池300において、一方の主面に配置されマニホールド200から最も離れた発電部10は、集電部材302を介して、他方の主面に配置されマニホールド200から最も離れた発電部10と電気的に接続される。
集電部材301と集電部材302は、酸化物セラミックスの焼成体、貴金属系材料(Pt、Au、Ag)又は卑金属系材料(Ni、Ni基合金、Niとセラミックスのコンポジット)によって構成することができる。酸化物セラミックスとしては、例えば、ペロブスカイト酸化物やスピネル酸化物などが挙げられる。ペロブスカイト酸化物としては、例えば、(La,Sr)MnOや(La,Sr)(Co,Fe)O等が挙げられる。スピネル酸化物としては、例えば、(Mn,Co)や(Mn,Fe)等が挙げられる。
支持基板20は、平板状に形成される。支持基板20は、図4に示すように、燃料ガスを流すための6本のガス流路21を内部に有する。各ガス流路21は、燃料電池300の長手方向に沿って延びる。ガス流路21の本数及びサイズは適宜変更可能である。
支持基板20は、図2に示すように、多孔部20Aと緻密部20Bとを有する。
多孔部20Aは、平板状に形成される。多孔部20Aには、各発電部10が配置される。多孔部20Aは、各発電部10を支持している。
多孔部20Aは、電子伝導性を有さない絶縁性材料によって構成される。多孔部20Aは、例えば、CSZ(カルシア安定化ジルコニア)、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(イットリア安定化ジルコニア)の複合材料、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)の複合材料、MgO(酸化マグネシウム)とMgAl(マグネシアアルミナスピネル)の複合材料などによって構成することができる。
多孔部20Aは、各ガス流路21を流れる燃料ガスを各発電部10に供給できる程度に多孔質である。多孔部20Aの気孔率は、20%以上60%以下とすることができる。本実施形態において、「多孔」とは、気孔率が20%以上であることを意味する。多孔部20Aの気孔率は、樹脂埋めした多孔部20Aの断面を研磨し、同断面におけるSEM(走査型電子顕微鏡)像を解析することによって得られる。具体的には、多孔部20Aの気孔率は、多孔部20Aの断面において樹脂埋めされた領域の合計面積を多孔部20Aの総面積で除することによって取得される。
緻密部20Bは、多孔部20Aの一端部に連結される。緻密部20Bは、多孔部20Aと一体的に形成される。緻密部20Bは、支持基板20の一端部に位置する。緻密部20Bは、図2に示すように、マニホールド200の各挿入孔202に挿入される。長手方向における緻密部20Bの長さは、挿入孔202の深さなどに応じて適宜設定することができる。
緻密部20Bは、電子伝導性を有さない絶縁性材料によって構成される。緻密部20Bは、例えば、支持基板材料と同じであっても良いし、MgO系、フォルステライトなどによって構成することができる。
緻密部20Bは、各ガス流路21を流れる燃料ガスを通過させない程度に緻密質である。緻密部20Bの気孔率は、0%以上10%以下とすることができる。本実施形態において、「緻密」とは、気孔率が10%以下であることを意味する。緻密部20Bの気孔率は、7%以下がより好ましい。緻密部20Bの気孔率は、樹脂埋めした緻密部20Bの断面を研磨し、同断面におけるSEM像を解析することによって得られる。具体的には、緻密部20Bの気孔率は、緻密部20Bの断面において樹脂埋めされた領域の合計面積を緻密部20Bの総面積で除することによって取得される。
上述のとおり、緻密部20Bの気孔率は、多孔部20Aの気孔率よりも低い。そのため、緻密部20Bの電子伝導性は、多孔部20Aの電子伝導性よりも低くなる。これは、絶縁体においては、構成粒子内部の電子伝導に比べて、構成粒子表面の電子伝導が優勢であるところ、構成粒子の表面積が小さい緻密質の絶縁体では、構成粒子内部の電子伝導が支配的になるからである。
緻密部20Bの電子伝導性は、多孔部20Aの電子伝導性よりも低ければよいが、10−4[S/m]以下であることが好ましい。緻密部20Bの電子伝導性は、10−5[S/m]以下がより好ましい。なお、多孔部20Aの電子伝導性は特に制限されないが、10−3[S/m]以下とすることができる。多孔部20A及び緻密部20Bそれぞれの電子伝導性は、高温抵抗率測定装置を用いて、750℃における抵抗率を測定することによって取得される。
緻密シール層11は、図4に示すように、支持基板20のうち多孔部20A上に配置される。緻密シール層11は、多孔部20Aの外表面のうち複数の発電部10が配置された領域以外の領域を覆っている。多孔部20Aの外表面には、多孔部20Aの一対の主面と一対の側面が含まれる。
緻密シール層11は、緻密部20Bの外表面の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。すなわち、緻密シール層11は、多孔部20Aと緻密部20Bとの境界部分を覆っていることが好ましい。これによって、緻密部20Bと緻密シール層11は、支持基板20側の燃料ガスと空気極6側の空気との混合を防止するガスバリア性を発揮する。緻密シール層11は、緻密部20Bの外表面のうち少なくとも一部のみを覆っていてもよいし、緻密部20Bの外表面全体を覆っていてもよい。
(燃料電池300の詳細)
図5は、図2の部分拡大図である。
支持基板20は、複数の第1凹部22を有する。複数の第1凹部22は、支持基板20の両方の主面に形成される。
各発電部10は、燃料極4と電解質層5と空気極6と反応防止層7を有する。燃料極4は、電子伝導性を有する多孔質材料によって構成することができる。燃料極4は、燃料極集電層41と燃料極活性層42とを有する。燃料極集電層41は、第1凹部22内に配置される。各燃料極集電層41は、第2凹部41a及び第3凹部41bを有する。燃料極活性層42は、第2凹部41a内に配置される。
燃料極集電層41は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(8YSZ)(イットリア安定化ジルコニア)の複合材料、NiO(酸化ニッケル)とY(イットリア)の複合材料、NiO(酸化ニッケル)とCSZ(カルシア安定化ジルコニア)の複合材料などによって構成することができる。燃料極集電層41の厚さは、例えば、50〜500μm程度とすることができる。
燃料極活性層42は、例えば、NiO(酸化ニッケル)とYSZ(イットリア安定化ジルコニア)の複合材料、NiO(酸化ニッケル)とGDC(ガドリニウムドープセリア)の複合材料などによって構成することができる。燃料極活性層42の厚さは、例えば、5〜30μmとすることができる。
電解質層5は、燃料極4上に配置される。電解質層5は、あるインターコネクタ31から他のインターコネクタ31まで長手方向に延びる。従って、燃料電池300の長手方向において、電解質層5とインターコネクタ31とが交互に配置される。電解質層5とインターコネクタ31は、支持基板20側の燃料ガスと空気極6側の空気との混合を防止するガスバリア性を発揮する。電解質層5の外縁は、緻密シール層11に接続される。
電解質層5の気孔率は、20%未満が好ましく、10%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。電解質層5の厚さは、例えば、3〜50μm程度とすることができる。
電解質層5は、酸化物イオン伝導性が電子伝導性より高い緻密材料によって構成される。電解質層5は、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)やLSGM(ランタンガレート)などによって構成することができる。
反応防止層7は、電解質層5と空気極6の間に介挿される。反応防止層7は、電解質層5内のYSZと空気極6内のSrとが反応して電解質層5と空気極6との界面に電気抵抗の大きい反応層が形成されることを抑制する。
反応防止層7は、緻密材料によって構成される。反応防止層7は、例えば、GDC=(Ce,Gd)O(ガドリニウムドープセリア)によって構成することができる。反応防止層7の厚さは、例えば、3〜50μm程度とすることができる。反応防止層7の気孔率は、20%未満が好ましく、10%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。反応防止層7は、電解質層5とともに上述のガスバリア性を発揮する。
空気極6は、反応防止層7上に配置される。空気極6は、電子伝導性を有する多孔質材料によって構成される。空気極6は、例えば、LSCF=(La,Sr)(Co,Fe)O(ランタンストロンチウムコバルトフェライト)、LSF=(La,Sr)FeO(ランタンストロンチウムフェライト)、LNF=La(Ni,Fe)O(ランタンニッケルフェライト)、LSC=(La,Sr)CoO(ランタンストロンチウムコバルタイト)などによって構成することができる。空気極6の厚さは、例えば、10〜100μmとすることができる。
電気的接続部30は、隣り合う2つの発電部10同士を電気的に接続する。本実施形態において、電気的接続部30は、隣り合う発電部10同士を直列に接続しているが、並列に接続していてもよい。
電気的接続部30は、インターコネクタ31及び空気極集電層32を有する。インターコネクタ31は、第3凹部41b内に配置される。インターコネクタ31は、電子伝導性を有する緻密材料によって構成される。インターコネクタ31は、例えば、LaCrO(ランタンクロマイト)や(Sr,La)TiO(ストロンチウムチタネート)によって構成することができる。インターコネクタ31の気孔率は、20%未満が好ましく、10%以下がより好ましく、8%以下がさらに好ましい。インターコネクタ31の厚さは、例えば、10〜100μmとすることができる。
空気極集電層32は、隣り合う発電部10のインターコネクタ31と空気極6との間を延びるように配置される。空気極集電層32は、電子伝導性を有する多孔質材料によって構成される。空気極集電層32は、例えば、LSCF、LSC、Ag(銀)、Ag−Pd(銀パラジウム合金)などによって構成することができる。空気極集電層32の厚さは、例えば、50〜500μm程度とすることができる。
(燃料電池スタック100の製造方法)
次に、燃料電池スタック100の製造方法について説明する。
支持基板20のうち多孔部20Aの材料粉末に造孔材とバインダーを添加して調製した坏土を押出成形した後、研削加工することによって、6本のガス流路21と複数の第1凹部22を有する多孔部20Aの成形体を形成する。この際、造孔材の添加量を調整することによって、及びまたは、成形体密度を調整することによって、多孔部20Aの気孔率を調整することができる。
次に、支持基板20のうち緻密部20Bの材料粉末に造孔材とバインダーを添加して調製した坏土を押出成形することによって、6本のガス流路21を有する緻密部20Bの成形体を形成する。この際、造孔材の添加量を調整することによって、及びまたは、成形体密度を調整することによって、緻密部20Bの気孔率を調整することができる。
次に、多孔部20Aの成形体と緻密部20Bの成形体を圧着する。この際、支持体材料有機バインダーを含む接着剤を塗布して熱圧着する方法を用いて、多孔部20Aの成形体と緻密部20Bの成形体を接着してもよい。
次に、燃料極集電層41の材料をペースト化して、支持基板20の成形体の各第1凹部22に充填することによって、第2凹部41a及び第3凹部41bを有する燃料極集電層41の成形体を形成する。
次に、インターコネクタ31の材料をペースト化して、燃料極集電層41の成形体の第3凹部41bに充填することによって、インターコネクタ31の成形体を形成する。
次に、燃料極活性層42の材料をペースト化して、燃料極集電層41の成形体の第2凹部41aに充填することによって、燃料極活性層42の成形体を形成する。
次に、電解質層5の材料をペースト化して、燃料極活性層42の成形体上に印刷することによって、電解質層5の成形体を形成する。この際、電解質層5の材料をペースト化したものを多孔部20Aの成形体上にも印刷することによって、緻密シール層11の成形体を電解質層5の成形体と一体的に形成することができる。
次に、電解質層5の成形体上に反応防止層7の材料をディップ成形することによって、反応防止層7の成形体を形成する。
次に、支持基板20、燃料極4、インターコネクタ31、電解質層5、反応防止層7及び緻密シール層11の成形体を共焼成(1300〜1600℃、2〜20時間)する。
次に、空気極6の材料をペースト化して、電解質層5上に印刷することによって、空気極6の成形体を形成する。続いて、空気極集電層32の材料をペースト化して空気極6の成形体上に印刷することによって、空気極集電層32の成形体を形成する。
次に、空気極7及び空気極集電層8の成形体を焼成(900〜1100℃、1〜20時間)する。
次に、マニホールド200を準備する。そして、集電部材301及び第2接合材102によって各燃料電池300を互いに接続する。この段階において第2接合材102は熱処理されておらず、各燃料電池300は互いに仮止めされた状態である。
次に、各燃料電池300の下端部をマニホールド200の各挿入孔202に挿入して、燃料電池300と挿入孔202の隙間に第1接合材101を充填する。続いて、第1接合材101及び第2接合材102を熱処理することによって固化させる。
(特徴)
(1)燃料電池300は、内部にガス流路を有する絶縁性の支持基板20と、支持基板20上に配置される複数の発電部300とを備える。支持基板20は、各発電部10が配置される多孔部20Aと、各発電部10から離れており、多孔部20Aに連結される緻密部20Bとを有する。
従って、支持基板20のうち緻密部20Bにおける絶縁性を向上させることができるため、燃料電池300からマニホールド200に支持基板20を介してリーク電流が流れることを抑制することができる。その結果、燃料電池スタック100における発電効率を高めることができる。
(2)緻密部20Bの電子伝導性は、10−4[S/m]以下であることが好ましい。
これによって、燃料電池300とマニホールド200との間に比較的高い電圧がかかった場合であっても、燃料電池300からマニホールド200に支持基板20を介して比較的大きなリーク電流が流れることを抑制できる。その結果、絶縁破壊によって緻密部20Bが破損することを抑えることができる。
(3)燃料電池300は、支持基板20のうち少なくとも多孔部20Aの外表面を覆う絶縁性の緻密シール層11を備える。
緻密シール層11は、支持基板20のうち多孔部20Aの外表面を覆っていればよく、緻密部20Bの外表面を覆っていなくてもよい。そのため、支持基板20の外表面の全面を緻密シール層11によって覆う場合に比べて、製造コストを低減することができる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
上記実施形態では、本発明にかかる支持基板を固体酸化物型燃料電池に適用した場合について説明したが、本発明にかかる支持基板は、固体酸化物型燃料電池のほか、固体酸化物型電解セルを含む固体酸化物型電気化学セルに適用することができる。
上記実施形態において、支持基板20の各主面に発電部10が4つずつ配置されることとしたが、発電部10の個数は適宜変更することができる。
上記実施形態において、支持基板20の各主面において発電部10は1列に並べられることとしたが、発電部10は複数列で並べられていてもよい。
上記実施形態において、支持基板20は、その一端部のみに緻密部20Bを有することとしたが、両端部に緻密部20Bを有していてもよい。
10 発電部
11 緻密シール層
20 支持基板
20A 多孔部
20B 緻密部
100 :燃料電池スタック
200 :マニホールド
301 :燃料電池

Claims (6)

  1. 一端部がマニホールドに支持される電気化学セルであって、
    内部にガス流路を有する絶縁性の支持基板と、
    前記支持基板上に配置される少なくとも1つの発電部と、
    を備え、
    前記支持基板は、
    前記少なくとも1つの発電部が配置される多孔部と、
    前記少なくとも1つの発電部から離れており、前記多孔部に連結される緻密部と、
    を有
    前記緻密部は、接合材を介して前記マニホールドに固定される、
    電気化学セル。
  2. 前記緻密部は、前記支持基板の一端部に位置する、
    請求項1に記載の電気化学セル。
  3. 前記緻密部の電子伝導性は、10−4[S/m]以下である、
    請求項1又は2に記載の電気化学セル。
  4. 前記多孔部の気孔率は、20%以上であり、
    前記緻密部の気孔率は、7%以下である、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の電気化学セル。
  5. 前記支持基板のうち少なくとも前記多孔部の外表面を覆う絶縁性の緻密シール層を備える、
    請求項1乃至4のいずれかに記載の電気化学セル。
  6. マニホールドと、
    前記マニホールドに支持される電気化学セルと、
    を含み、
    前記電気化学セルは、
    内部にガス流路を有する絶縁性の支持基板と、
    前記支持基板上に配置される少なくとも1つの発電部と、
    を備え、
    前記支持基板は、
    前記少なくとも1つの発電部が配置される多孔部と、
    前記少なくとも1つの発電部から離れており、前記多孔部に連結される緻密部と、
    を有し、
    前記緻密部は、接合材を介して前記マニホールドに固定される、
    電気化学セルスタック。
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