JP6226857B2 - 劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム - Google Patents
劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP6226857B2 JP6226857B2 JP2014232785A JP2014232785A JP6226857B2 JP 6226857 B2 JP6226857 B2 JP 6226857B2 JP 2014232785 A JP2014232785 A JP 2014232785A JP 2014232785 A JP2014232785 A JP 2014232785A JP 6226857 B2 JP6226857 B2 JP 6226857B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- electric wire
- time
- period
- voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
第1電線と第2電線とが絶縁部材により被覆されて構成されるケーブルの一端において、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスを印加するパルス印加部と、
前記電圧パルスの立ち上がり時刻と前記立ち上がり時刻から予め定められた時間が経過した時刻とを含む期間における前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間の電圧の時間的な変化を示す電圧波形を測定する波形測定部と、
前記波形測定部により測定された電圧波形に基づいて、前記ケーブルの電気長を推定する電気長推定部と、
前記電気長推定部により推定された電気長と前記ケーブルの物理長とに基づいて、前記ケーブルの実効比誘電率を算出する比誘電率算出部と、
前記比誘電率算出部により算出された実効比誘電率と前記ケーブルの定格実効比誘電率とに基づいて、前記ケーブルの劣化度を推定する劣化度推定部と、
前記ケーブルの他端において、短絡期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを短絡させ、前記短絡期間と重複しない開放期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを開放させる開閉部と、を備え、
前記パルス印加部は、前記短絡期間と前記開放期間とのそれぞれにおいて、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスを印加し、
前記電気長推定部は、前記短絡期間において前記波形測定部により測定された電圧波形である短絡時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第1閾値以上の電圧低下が発生した時刻までの短絡時パルス往復期間の長さと、前記開放期間において前記波形測定部により測定された電圧波形である開放時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第2閾値以上の電圧上昇が発生した時刻までの開放時パルス往復期間の長さとが一致する場合、前記短絡時パルス往復期間及び前記開放時パルス往復期間の長さをパルス往復時間として特定し、前記パルス往復時間に基づいて前記電気長を推定する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明を実施するにあたっては、種々の形態による変形及び応用が可能である。
Claims (8)
- 第1電線と第2電線とが絶縁部材により被覆されて構成されるケーブルの一端において、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスを印加するパルス印加部と、
前記電圧パルスの立ち上がり時刻と前記立ち上がり時刻から予め定められた時間が経過した時刻とを含む期間における前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間の電圧の時間的な変化を示す電圧波形を測定する波形測定部と、
前記波形測定部により測定された電圧波形に基づいて、前記ケーブルの電気長を推定する電気長推定部と、
前記電気長推定部により推定された電気長と前記ケーブルの物理長とに基づいて、前記ケーブルの実効比誘電率を算出する比誘電率算出部と、
前記比誘電率算出部により算出された実効比誘電率と前記ケーブルの定格実効比誘電率とに基づいて、前記ケーブルの劣化度を推定する劣化度推定部と、
前記ケーブルの他端において、短絡期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを短絡させ、前記短絡期間と重複しない開放期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを開放させる開閉部と、を備え、
前記パルス印加部は、前記短絡期間と前記開放期間とのそれぞれにおいて、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスを印加し、
前記電気長推定部は、前記短絡期間において前記波形測定部により測定された電圧波形である短絡時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第1閾値以上の電圧低下が発生した時刻までの短絡時パルス往復期間の長さと、前記開放期間において前記波形測定部により測定された電圧波形である開放時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第2閾値以上の電圧上昇が発生した時刻までの開放時パルス往復期間の長さとが一致する場合、前記短絡時パルス往復期間及び前記開放時パルス往復期間の長さをパルス往復時間として特定し、前記パルス往復時間に基づいて前記電気長を推定する、
劣化度推定システム。 - 前記短絡時波形又は前記開放時波形において第3閾値以上の電圧変化が発生した時刻を区切時刻として前記短絡時パルス往復期間又は前記開放時パルス往復期間を複数の期間に分割する期間分割部を更に備え、
前記劣化度推定部は、さらに、前記短絡時波形又は前記開放時波形における前記複数の期間のそれぞれの長さ又は電圧に基づいて、前記劣化度を推定する、
請求項1に記載の劣化度推定システム。 - 前記ケーブルの一端において、前記短絡期間に、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間の抵抗値を測定する抵抗値測定部と、
前記第1電線及び前記第2電線の材質及び断面積を示す電線情報を取得する電線情報取得部と、
前記抵抗値測定部により測定された抵抗値と前記電線情報取得部により取得された電線情報とに基づいて、前記物理長を推定する物理長推定部と、を更に備える、
請求項1又は2に記載の劣化度推定システム。 - 前記ケーブルの使用期間と前記ケーブルの実効比誘電率との関係を前記ケーブルの使用環境毎に示す実効比誘電率低下速度情報と、前記ケーブルの使用期間と、前記比誘電率算出部により算出された実効比誘電率と、に基づいて、前記ケーブルの使用環境が変化しない場合における前記ケーブルの余命を推定する余命推定部を更に備える、
請求項1から3のいずれか1項に記載の劣化度推定システム。 - 前記余命推定部は、前記絶縁部材の使用期間と前記絶縁部材の比誘電率との関係を前記絶縁部材の使用環境毎に示す比誘電率低下速度情報と、前記絶縁部材の比誘電率と前記ケーブルの実効比誘電率との関係を示す比誘電率変換情報と、に基づいて、前記実効比誘電率低下速度情報を生成する、
請求項4に記載の劣化度推定システム。 - 前記ケーブルの型番を示すケーブル情報を取得するケーブル情報取得部と、
前記ケーブル情報取得部により取得されたケーブル情報と、ケーブルの型番と定格実効比誘電率との対応関係を示す定格算出用情報と、に基づいて、前記定格実効比誘電率を特定する比誘電率特定部と、を更に備える、
請求項1から5のいずれか1項に記載の劣化度推定システム。 - 第1電線と第2電線とが絶縁部材により被覆されて構成されるケーブルの一端において、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に印加された電圧パルスの立ち上がり時刻と前記立ち上がり時刻から予め定められた時間が経過した時刻とを含む期間における前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間の電圧の時間的な変化を示す電圧波形を測定する波形測定ステップと、
前記波形測定ステップで測定された電圧波形に基づいて、前記ケーブルの電気長を推定する電気長推定ステップと、
前記電気長推定ステップで推定された電気長と前記ケーブルの物理長とに基づいて、前記ケーブルの実効比誘電率を算出する比誘電率算出ステップと、
前記比誘電率算出ステップで算出された実効比誘電率と前記ケーブルの定格実効比誘電率とに基づいて、前記ケーブルの劣化度を推定する劣化度推定ステップと、
前記ケーブルの他端において、短絡期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを短絡させ、前記短絡期間と重複しない開放期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とを開放させる開閉ステップと、
前記短絡期間と前記開放期間とのそれぞれにおいて、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスを印加するパルス印加ステップと、を備え、
前記電気長推定ステップでは、前記短絡期間において前記波形測定ステップで測定された電圧波形である短絡時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第1閾値以上の電圧低下が発生した時刻までの短絡時パルス往復期間の長さと、前記開放期間において前記波形測定ステップで測定された電圧波形である開放時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第2閾値以上の電圧上昇が発生した時刻までの開放時パルス往復期間の長さとが一致する場合、前記短絡時パルス往復期間及び前記開放時パルス往復期間の長さをパルス往復時間として特定し、前記パルス往復時間に基づいて前記電気長を推定する、
劣化度推定方法。 - コンピュータを、
第1電線と第2電線とが絶縁部材により被覆されて構成されるケーブルの一端において、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に印加された電圧パルスの立ち上がり時刻と前記立ち上がり時刻から予め定められた時間が経過した時刻とを含む期間における前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間の電圧の時間的な変化を示す電圧波形に基づいて、前記ケーブルの電気長を推定する電気長推定部、
前記電気長推定部により推定された電気長と前記ケーブルの物理長とに基づいて、前記ケーブルの実効比誘電率を算出する比誘電率算出部、
前記比誘電率算出部により算出された実効比誘電率と前記ケーブルの定格実効比誘電率とに基づいて、前記ケーブルの劣化度を推定する劣化度推定部、として機能させるプログラムであって、
前記ケーブルの他端において、短絡期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とが短絡され、前記短絡期間と重複しない開放期間において前記第1電線の他端と前記第2電線の他端とが開放され、
前記短絡期間と前記開放期間とのそれぞれにおいて、前記第1電線の一端と前記第2電線の一端との間に電圧パルスが印加され、
前記電気長推定部は、前記短絡期間における電圧波形である短絡時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第1閾値以上の電圧低下が発生した時刻までの短絡時パルス往復期間の長さと、前記開放期間における電圧波形である開放時波形において、前記電圧パルスが立ち上がった時刻から第2閾値以上の電圧上昇が発生した時刻までの開放時パルス往復期間の長さとが一致する場合、前記短絡時パルス往復期間及び前記開放時パルス往復期間の長さをパルス往復時間として特定し、前記パルス往復時間に基づいて前記電気長を推定する、
プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014232785A JP6226857B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014232785A JP6226857B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016095271A JP2016095271A (ja) | 2016-05-26 |
JP6226857B2 true JP6226857B2 (ja) | 2017-11-08 |
Family
ID=56071060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014232785A Active JP6226857B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6226857B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7186593B2 (ja) * | 2018-12-05 | 2022-12-09 | 三菱電機株式会社 | 配管点検支援装置、配管点検支援方法、及び、プログラム |
JP7278149B2 (ja) * | 2019-05-21 | 2023-05-19 | 三菱電機株式会社 | 電線検査システム、及び、電線検査方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54161368A (en) * | 1978-06-09 | 1979-12-20 | Dainichi Nippon Cables Ltd | Method of measuring deterioration of insualtion at cable line |
JP3131057B2 (ja) * | 1992-11-28 | 2001-01-31 | 三菱電線工業株式会社 | ケーブルの電気長測定方法 |
JPH08304321A (ja) * | 1995-05-09 | 1996-11-22 | Nippon Steel Corp | 地中埋設金属導管の塗覆装損傷検知方法 |
JP3286596B2 (ja) * | 1998-06-03 | 2002-05-27 | 三菱電線工業株式会社 | 被覆ケーブルの劣化診断方法および余寿命推定方法 |
JP2002299919A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-11 | Shimada Phys & Chem Ind Co Ltd | マイクロ波信号伝送線路 |
JP2002350107A (ja) * | 2001-05-30 | 2002-12-04 | Aida Eng Ltd | 電線測長器のデータ設定方法及び装置 |
JP2005331520A (ja) * | 2005-06-01 | 2005-12-02 | Agilent Technol Inc | フィクスチャの電気長を求める方法、フィクスチャの電気長を求めるプログラム、および、電子測定装置 |
JP2013024614A (ja) * | 2011-07-16 | 2013-02-04 | Yokogawa Electric Corp | 半導体試験装置、電気長測定方法 |
-
2014
- 2014-11-17 JP JP2014232785A patent/JP6226857B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2016095271A (ja) | 2016-05-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6091554B2 (ja) | 異常検知システム、及び、異常検知方法 | |
JP6134101B2 (ja) | 繰り返しインパルス電圧による部分放電計測システムおよび部分放電計測方法 | |
JP2021148778A (ja) | 非接地配電システムのための過渡状態に基づいた故障位置特定方法 | |
US11635454B2 (en) | Model structure selection apparatus, method, disaggregation system and program | |
JP6226857B2 (ja) | 劣化度推定システム、劣化度推定方法、及び、プログラム | |
WO2016088175A1 (ja) | 絶縁ケーブル残寿命推定装置 | |
US20140372051A1 (en) | Estimating method and estimating system of insulation lifetime | |
JP2018031718A (ja) | 架空配電系統探査システムおよび架空配電系統探査方法 | |
JP2016502384A (ja) | ケーブルストリッププロセスにおける導体の検出 | |
US20210165032A1 (en) | System and Method for Analyzing Fault Data of a Power Transmission Network | |
WO2016088174A1 (ja) | 絶縁ケーブル点検支援装置 | |
CN104914357A (zh) | 电线的评价方法和电线的评价装置 | |
JP2009145209A (ja) | 電線・電力ケーブルの異常検出装置 | |
CN115051912B (zh) | 一种停电用户定位方法、装置、设备、介质 | |
JP2018146233A (ja) | ケーブル長計測装置、及び、ケーブル長計測方法 | |
CN115495985A (zh) | 电缆寿命预测方法、装置、和非易失性存储介质 | |
Mulroy et al. | Continuous online monitoring of PD activity in the medium voltage distribution network | |
RU2702851C1 (ru) | Способ многоканального непрерывного контроля и прогнозирования сопротивления растеканию тока заземлителей на объекте | |
CN108120874B (zh) | 一种快速准确采集多路交流电开关量信号的方法 | |
RU2175138C1 (ru) | Способ измерения сопротивления изоляции силовой сети электроустановок транспорта под рабочим напряжением и устройство для его реализации | |
JP6272378B2 (ja) | 抵抗値測定システム、及び抵抗値測定方法 | |
JP2013137251A (ja) | ケーブル長測定装置、通信システム及びケーブル長測定方法 | |
JP7360663B2 (ja) | 異常位置特定装置、システム及びプログラム | |
JP6322681B2 (ja) | 電力ケーブルの誘電正接測定方法 | |
Franchet et al. | Modelling the effect of a defect on crosstalk signals under the weak coupling assumption |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160418 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170307 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171010 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6226857 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |